JPH045747Y2 - - Google Patents
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- JPH045747Y2 JPH045747Y2 JP1985020887U JP2088785U JPH045747Y2 JP H045747 Y2 JPH045747 Y2 JP H045747Y2 JP 1985020887 U JP1985020887 U JP 1985020887U JP 2088785 U JP2088785 U JP 2088785U JP H045747 Y2 JPH045747 Y2 JP H045747Y2
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- JP
- Japan
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- pump
- sub
- chamber
- discharge
- diaphragm
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 6
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、特にそのポンプ性能が向上し得るよ
う改良した流体ポンプに関するものである。
う改良した流体ポンプに関するものである。
[従来の技術]
近年、エンジンの小型化、軽量化に伴い燃料タ
ンクの側置きあるい別置き等が要求されてきてお
り、燃料供給のために流体ポンプが必要となつて
いる。ところが、汎用エンジン等において、この
ような流体ポンプとして電磁ポンプを用いたので
は、高価であり、かつ電源を必要とするために適
当ではない。そこで、一般にクランクケース内に
生じる脈動圧を利用したダイヤフラム式の流体ポ
ンプが多用されている。このようなものとして、
例えば、実開昭52−97316号公報に燃料ポンプに
関する従来の技術が開示されている。
ンクの側置きあるい別置き等が要求されてきてお
り、燃料供給のために流体ポンプが必要となつて
いる。ところが、汎用エンジン等において、この
ような流体ポンプとして電磁ポンプを用いたので
は、高価であり、かつ電源を必要とするために適
当ではない。そこで、一般にクランクケース内に
生じる脈動圧を利用したダイヤフラム式の流体ポ
ンプが多用されている。このようなものとして、
例えば、実開昭52−97316号公報に燃料ポンプに
関する従来の技術が開示されている。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながら、このような従来の燃料ポンプで
は、4サイクルエンジンにおいて使用した場合に
は、クランクケース内の脈動圧が小さくて、燃料
吐出量を増加させるためには大径のダイヤフラム
を用いる必要があり燃料ポンプを小型化すること
ができなかつた。又、エンジン始動時等の低速回
転域における燃料吐出量の落ち込みが大きくなる
という問題があつた。
は、4サイクルエンジンにおいて使用した場合に
は、クランクケース内の脈動圧が小さくて、燃料
吐出量を増加させるためには大径のダイヤフラム
を用いる必要があり燃料ポンプを小型化すること
ができなかつた。又、エンジン始動時等の低速回
転域における燃料吐出量の落ち込みが大きくなる
という問題があつた。
なお、特開昭56−90184号公報には、ダイヤフ
ラム式流体ポンプの逆止弁を設けた吸入通路側お
よび吐出通路側にサブポンプ部を設けることが示
されているが、サブポンプ部の作動室を密閉して
いるため、ダンピング効果を充分得られないとい
う課題がある。
ラム式流体ポンプの逆止弁を設けた吸入通路側お
よび吐出通路側にサブポンプ部を設けることが示
されているが、サブポンプ部の作動室を密閉して
いるため、ダンピング効果を充分得られないとい
う課題がある。
[考案の目的]
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
小型のポンプでも吐出量を増加させることができ
るとともに、エンジン始動時等のように低速回転
域における吐出量の落ち込みをなくして流量傾向
の向上を図ることができる流体ポンプを提供する
ことを目的としている。
小型のポンプでも吐出量を増加させることができ
るとともに、エンジン始動時等のように低速回転
域における吐出量の落ち込みをなくして流量傾向
の向上を図ることができる流体ポンプを提供する
ことを目的としている。
尚、本出願人は、実願昭59−152902号(実開昭
61−69488号公報)にて、流体ポンプに関する提
案をしているが、本考案はさらに吐出量等を増加
させて性能を向上させることができるようにした
ものである。
61−69488号公報)にて、流体ポンプに関する提
案をしているが、本考案はさらに吐出量等を増加
させて性能を向上させることができるようにした
ものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するため、本考案による流体ポ
ンプは、ダイヤフラムにて作動室とポンプ室とを
区画形成し、作動室をエンジンのクランクケース
内に連通させるとともに、ポンプ室を各々逆止弁
を有する流体の吸入通路および吐出通路に連通さ
せたダイヤフラム式流体ポンプにおいて、上記吸
入通路の逆止弁上流側および上記吐出通路の逆止
弁下流側の少くとも一方にサブポンプ室とサブ作
動室とをダイヤフラムにて区画形成したサブポン
プ部を設け、上記サブポンプ室を上記通路に連通
するとともに、上記サブ作動室をエンジンの吸気
管に連通したものである。
ンプは、ダイヤフラムにて作動室とポンプ室とを
区画形成し、作動室をエンジンのクランクケース
内に連通させるとともに、ポンプ室を各々逆止弁
を有する流体の吸入通路および吐出通路に連通さ
せたダイヤフラム式流体ポンプにおいて、上記吸
入通路の逆止弁上流側および上記吐出通路の逆止
弁下流側の少くとも一方にサブポンプ室とサブ作
動室とをダイヤフラムにて区画形成したサブポン
プ部を設け、上記サブポンプ室を上記通路に連通
するとともに、上記サブ作動室をエンジンの吸気
管に連通したものである。
[作用]
上記構成において、流体の吸入通路の逆止弁上
流側および吐出通路の逆止弁下流側の少くとも一
方にサブポンプ室とサブ作動室とをダイヤフラム
にて区画形成したサブポンプ部を設け、上記サブ
ポンプ室を上記通路に連通するとともに、上記サ
ブ作動室をエンジンの吸気管に連通したため、上
記サブポンプ部がポンピング作用を行う。即ち、
クランクケース内の脈動圧はクランクシヤフトの
回転ごとに正負の圧力変動を生じるのに対し、吸
気管内は吸気行程ごとに負圧を生じるため、その
脈動圧を上記サブ作動室に加えることにより独自
のポンピング作用を行う。従つて、ポンプの吐出
量を増加させることができる。また、エンジン始
動時等においては、吸気管内の負圧が大きくなる
ため、低速回転域においても吐出量の落ち込みが
なくなる。さらに、ポンプ室のダイヤフラム面積
を大きくすることなく吐出量を増加させることが
できるためポンプ全体の小型化を図ることができ
る。
流側および吐出通路の逆止弁下流側の少くとも一
方にサブポンプ室とサブ作動室とをダイヤフラム
にて区画形成したサブポンプ部を設け、上記サブ
ポンプ室を上記通路に連通するとともに、上記サ
ブ作動室をエンジンの吸気管に連通したため、上
記サブポンプ部がポンピング作用を行う。即ち、
クランクケース内の脈動圧はクランクシヤフトの
回転ごとに正負の圧力変動を生じるのに対し、吸
気管内は吸気行程ごとに負圧を生じるため、その
脈動圧を上記サブ作動室に加えることにより独自
のポンピング作用を行う。従つて、ポンプの吐出
量を増加させることができる。また、エンジン始
動時等においては、吸気管内の負圧が大きくなる
ため、低速回転域においても吐出量の落ち込みが
なくなる。さらに、ポンプ室のダイヤフラム面積
を大きくすることなく吐出量を増加させることが
できるためポンプ全体の小型化を図ることができ
る。
[実施例]
以下図面を参照して本考案による実施例を具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例に係り、
第1図は流体ポンプの原理説明図、第2図は流体
ポンプの上面図、第3図は第2図の正面図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図は第2図の
B−B線断面図、第6図はクランクケースおよび
吸気管内の圧力変動を示す図である。
第1図は流体ポンプの原理説明図、第2図は流体
ポンプの上面図、第3図は第2図の正面図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図は第2図の
B−B線断面図、第6図はクランクケースおよび
吸気管内の圧力変動を示す図である。
これらの図において符号1は流体ポンプであ
り、この流体ポンプ1は、ダイヤフラム2と、ほ
ぼ四角な平板状に形成された第1および第2ハウ
ジング3,4等とから構成されている。前記第1
および第2ハウジング3,4は、ともに一側部側
にほぼ円形の凹部が形成され、この凹部が形成さ
れた側面を互いに向き合わせ、前記ダイヤフラム
2を介して接合されている。即ち、ダイヤフラム
2を境として、一方の第1ハウジング3側に作動
室5が、他方の第2ハウジング4側にポンプ室6
が形成されている。そして、前記作動室5が設け
られた第1ハウジング3には脈動圧取込口7が設
けられており、該取込口7に接続した導管8を介
してエンジン9のクランクケース10内と作動室
5とを連通し、該クランクケース10内に発生す
る脈動圧を作動室5内に取り込みダイヤフラム2
に作用するようになつている。
り、この流体ポンプ1は、ダイヤフラム2と、ほ
ぼ四角な平板状に形成された第1および第2ハウ
ジング3,4等とから構成されている。前記第1
および第2ハウジング3,4は、ともに一側部側
にほぼ円形の凹部が形成され、この凹部が形成さ
れた側面を互いに向き合わせ、前記ダイヤフラム
2を介して接合されている。即ち、ダイヤフラム
2を境として、一方の第1ハウジング3側に作動
室5が、他方の第2ハウジング4側にポンプ室6
が形成されている。そして、前記作動室5が設け
られた第1ハウジング3には脈動圧取込口7が設
けられており、該取込口7に接続した導管8を介
してエンジン9のクランクケース10内と作動室
5とを連通し、該クランクケース10内に発生す
る脈動圧を作動室5内に取り込みダイヤフラム2
に作用するようになつている。
一方、前記第1および第2ハウジング3,4の
他の一側部には、前記ダイヤフラム2を境として
それぞれ凹部を向き合わせるように形成された吸
入側および吐出側サブポンプ部11,12が設け
られている。即ち、前記吸入側サブポンプ部11
は、ダイヤフラム2を境として第1ハウジング3
側に吸入側サブポンプ室13が、他方の第2ハウ
ジング4側に吸入側サブ作動室14が形成されて
いる。そして、前記第1および第2ハウジング
3,4には、前記ポンプ室6と吸入側サブポンプ
室13とを連通する吸入通路15が形成されてい
る。この吸入通路15途中の第1および第2ハウ
ジング3,4の接合部分には吸入側逆止弁16が
設けられている。又、前記吸入通路15が設けら
れた第1ハウジング3には、該吸入通路15に途
中から分岐して連通するよう形成された液吸入口
17が設けられており、該液吸入口17に接続さ
れた導管18を介して燃料タンク19に接続され
ている。そして、前記吸入側サブ作動室14が設
けられた第2ハウジング4部分には吸入側脈動圧
取込口20が設けられており、該取込口20に接
続した導管21を介してエンジン9の吸気管22
内と吸入側サブ作動室14とを連通し、該吸気管
22内に発生する脈動圧をサブ作動室14内に取
り込みダイヤフラム2に作用するようになつてい
る。
他の一側部には、前記ダイヤフラム2を境として
それぞれ凹部を向き合わせるように形成された吸
入側および吐出側サブポンプ部11,12が設け
られている。即ち、前記吸入側サブポンプ部11
は、ダイヤフラム2を境として第1ハウジング3
側に吸入側サブポンプ室13が、他方の第2ハウ
ジング4側に吸入側サブ作動室14が形成されて
いる。そして、前記第1および第2ハウジング
3,4には、前記ポンプ室6と吸入側サブポンプ
室13とを連通する吸入通路15が形成されてい
る。この吸入通路15途中の第1および第2ハウ
ジング3,4の接合部分には吸入側逆止弁16が
設けられている。又、前記吸入通路15が設けら
れた第1ハウジング3には、該吸入通路15に途
中から分岐して連通するよう形成された液吸入口
17が設けられており、該液吸入口17に接続さ
れた導管18を介して燃料タンク19に接続され
ている。そして、前記吸入側サブ作動室14が設
けられた第2ハウジング4部分には吸入側脈動圧
取込口20が設けられており、該取込口20に接
続した導管21を介してエンジン9の吸気管22
内と吸入側サブ作動室14とを連通し、該吸気管
22内に発生する脈動圧をサブ作動室14内に取
り込みダイヤフラム2に作用するようになつてい
る。
又、前記吐出側サブポンプ部12は、ダイヤフ
ラム2を境として第1ハウジング3側に吐出側サ
ブポンプ室23が、他方の第2ハウジング4側に
吐出側サブ作動室24が形成されている。そし
て、前記と同様に第1および第2ハウジング3,
4には、ポンプ室6と吐出側サブポンプ室23と
を連通する吐出通路25が形成されており、又こ
の吐出通路25途中に吐出側逆止弁26が設けら
れている。又、前記吐出側サブポンプ室23が設
けられた第1ハウジング3には、該サブポンプ室
23内に連通する液吐出口27が設けられてお
り、この吐出口27に接続された導管28を介し
て気化器29に接続されている。そして、前記吐
出側サブ作動室24が設けられた第2ハウジング
4部分には吐出側脈動圧取込口30が設けられて
おり、該取込口30に接続した前記導管21を介
してエンジン9の吸気管22内と吐出側サブ作動
室24とを連通し、前記同様に該吸入管22内に
発生する脈動圧をサブ作動室24内に取り込みダ
イヤフラム2に作用するようになつている。
ラム2を境として第1ハウジング3側に吐出側サ
ブポンプ室23が、他方の第2ハウジング4側に
吐出側サブ作動室24が形成されている。そし
て、前記と同様に第1および第2ハウジング3,
4には、ポンプ室6と吐出側サブポンプ室23と
を連通する吐出通路25が形成されており、又こ
の吐出通路25途中に吐出側逆止弁26が設けら
れている。又、前記吐出側サブポンプ室23が設
けられた第1ハウジング3には、該サブポンプ室
23内に連通する液吐出口27が設けられてお
り、この吐出口27に接続された導管28を介し
て気化器29に接続されている。そして、前記吐
出側サブ作動室24が設けられた第2ハウジング
4部分には吐出側脈動圧取込口30が設けられて
おり、該取込口30に接続した前記導管21を介
してエンジン9の吸気管22内と吐出側サブ作動
室24とを連通し、前記同様に該吸入管22内に
発生する脈動圧をサブ作動室24内に取り込みダ
イヤフラム2に作用するようになつている。
図中、符号31,…はビス、32はエンジン9
のエアクリーナである。
のエアクリーナである。
このような構成では、単気筒エンジンあるいは
シリンダのサイクルが同一の複気筒エンジンにお
いて、エンジン9の駆動によりクランクケース1
0内には、第6図に示すようにクランクシヤフト
の回転ごとに正負の脈動圧が生じ、この脈動圧が
導管8から流体ポンプ1の脈動圧取込口7を通つ
て作動室5に伝達され、ダイヤフラム2に作用
し、該ダイヤフラム2を往復変位させてポンプ作
用を行う。このポンプ作用により燃料タンク19
内の燃料は、導管18を通つて流体ポンプ1の液
吸入口17から吸入側サブポンプ室13、吸入通
路15、吸入側逆止弁16を通つてポンプ室6に
吸入され、さらに吐出通路25、吐出側逆止弁2
6、吐出側サブポンプ室23を通つて、液吐出口
27から導管28を通つて気化器29に供給され
る。又、流体ポンプ1の吸入側および吐出側サブ
作動室14,24は、それぞれ導管21を介して
吸気管22内の脈動圧が伝達される。この脈動圧
は第6図に示すように吸気行程ごとに負圧を生
じ、この負圧が吸気側および吐出側サブ作動室1
4,24に加えられることにより、ダイヤフラム
2をそれぞれのサブ作動室14,24側に引き込
んで独自のポンピング作用を行う。従つて、ポン
プ吐出量が増加する。また、エンジン9始動時等
においては、チヨークを閉じることにより吸気管
22内の負圧が大きくなるため、吸入側および吐
出側サブポンプ部11,12のポンピング作用が
大きくなり、低速回転域においても吐出量の落ち
込みがなくなる。さらに、ポンプ室6のダイヤフ
ラム2面積を大きくすることなく吐出量を増加さ
せることができるためポンプ全体を小型化するこ
とができる。
シリンダのサイクルが同一の複気筒エンジンにお
いて、エンジン9の駆動によりクランクケース1
0内には、第6図に示すようにクランクシヤフト
の回転ごとに正負の脈動圧が生じ、この脈動圧が
導管8から流体ポンプ1の脈動圧取込口7を通つ
て作動室5に伝達され、ダイヤフラム2に作用
し、該ダイヤフラム2を往復変位させてポンプ作
用を行う。このポンプ作用により燃料タンク19
内の燃料は、導管18を通つて流体ポンプ1の液
吸入口17から吸入側サブポンプ室13、吸入通
路15、吸入側逆止弁16を通つてポンプ室6に
吸入され、さらに吐出通路25、吐出側逆止弁2
6、吐出側サブポンプ室23を通つて、液吐出口
27から導管28を通つて気化器29に供給され
る。又、流体ポンプ1の吸入側および吐出側サブ
作動室14,24は、それぞれ導管21を介して
吸気管22内の脈動圧が伝達される。この脈動圧
は第6図に示すように吸気行程ごとに負圧を生
じ、この負圧が吸気側および吐出側サブ作動室1
4,24に加えられることにより、ダイヤフラム
2をそれぞれのサブ作動室14,24側に引き込
んで独自のポンピング作用を行う。従つて、ポン
プ吐出量が増加する。また、エンジン9始動時等
においては、チヨークを閉じることにより吸気管
22内の負圧が大きくなるため、吸入側および吐
出側サブポンプ部11,12のポンピング作用が
大きくなり、低速回転域においても吐出量の落ち
込みがなくなる。さらに、ポンプ室6のダイヤフ
ラム2面積を大きくすることなく吐出量を増加さ
せることができるためポンプ全体を小型化するこ
とができる。
尚、前記実施例において、ポンプの吸入通路1
5側および吐出通路25側にそれぞれ吸入側サブ
ポンプ部11および吐出側サブポンプ部12を設
けるようにしているが、少くともどちらか一方に
設けるようにしてもよい。尚、吸入側サブポンプ
部11と吐出側サブポンプ部12を両方設けるよ
うにした方が吐出量は多くなる。又、ポンプ室6
のダイヤフラム2を共通にして吸入側および吐出
側サブポンプ部11,12を設けるようにしてい
るが、別途設けるようにしたものでもよい。又、
前記各サブポンプ部11,12の形状、大きさ等
は任意のものにでき実施例に限定されない。さら
に、実施例では燃料ポンプとしているが、その他
の流体のポンプとして潤滑オイルポンプにも適用
される。
5側および吐出通路25側にそれぞれ吸入側サブ
ポンプ部11および吐出側サブポンプ部12を設
けるようにしているが、少くともどちらか一方に
設けるようにしてもよい。尚、吸入側サブポンプ
部11と吐出側サブポンプ部12を両方設けるよ
うにした方が吐出量は多くなる。又、ポンプ室6
のダイヤフラム2を共通にして吸入側および吐出
側サブポンプ部11,12を設けるようにしてい
るが、別途設けるようにしたものでもよい。又、
前記各サブポンプ部11,12の形状、大きさ等
は任意のものにでき実施例に限定されない。さら
に、実施例では燃料ポンプとしているが、その他
の流体のポンプとして潤滑オイルポンプにも適用
される。
[考案の効果]
以上説明したように本考案によれば、流体の吸
入通路の逆止弁上流側および吐出通路の逆止弁下
流側の少くとも一方にサブポンプ室とサブ作動室
とをダイヤフラムにて区画形成したサブポンプ部
を設け、上記サブポンプ室を上記通路に連通する
とともに、上記サブ作動室をエンジンの吸気管に
連通して、上記サブポンプ部がポンピング作用を
行うことができるようにしたので、小型のポンプ
でありながら、クランクケース内の脈動圧と吸気
管の脈動圧とを利用して吐出量を増加させること
ができ、さらに、エンジン始動時等のように低速
回転域における吐出量の落ち込みをなくして流量
傾向の向上を図ることができる効果がある。
入通路の逆止弁上流側および吐出通路の逆止弁下
流側の少くとも一方にサブポンプ室とサブ作動室
とをダイヤフラムにて区画形成したサブポンプ部
を設け、上記サブポンプ室を上記通路に連通する
とともに、上記サブ作動室をエンジンの吸気管に
連通して、上記サブポンプ部がポンピング作用を
行うことができるようにしたので、小型のポンプ
でありながら、クランクケース内の脈動圧と吸気
管の脈動圧とを利用して吐出量を増加させること
ができ、さらに、エンジン始動時等のように低速
回転域における吐出量の落ち込みをなくして流量
傾向の向上を図ることができる効果がある。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例に係り、
第1図は流体ポンプの原理説明図、第2図は流体
ポンプの上面図、第3図は第2図の正面図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図は第2図の
B−B線断面図、第6図はクランクケースおよび
吸気管内の圧力変動を示す図である。 1……流体ポンプ、2……ダイヤフラム、3,
4……ハウジング、5……作動室、6……ポンプ
室、9……エンジン、10……クランクケース、
11,12……吸入側および吐出側サブポンプ
部、13,23……吸入側および吐出側サブポン
プ室、14,24……吸入側および吐出側サブ作
動室、15……吸入通路、16,26……吸入側
および吐出側逆止弁、22……吸気管、25……
吐出通路。
第1図は流体ポンプの原理説明図、第2図は流体
ポンプの上面図、第3図は第2図の正面図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図は第2図の
B−B線断面図、第6図はクランクケースおよび
吸気管内の圧力変動を示す図である。 1……流体ポンプ、2……ダイヤフラム、3,
4……ハウジング、5……作動室、6……ポンプ
室、9……エンジン、10……クランクケース、
11,12……吸入側および吐出側サブポンプ
部、13,23……吸入側および吐出側サブポン
プ室、14,24……吸入側および吐出側サブ作
動室、15……吸入通路、16,26……吸入側
および吐出側逆止弁、22……吸気管、25……
吐出通路。
Claims (1)
- ダイヤフラムにて作動室とポンプ室とを区画形
成し、作動室をエンジンのクランクケース内に連
通させるとともに、ポンプ室を各々逆止弁を有す
る流体の吸入通路および吐出通路に連通させたダ
イヤフラム式流体ポンプにおいて、上記吸入通路
の逆止弁上流側および上記吐出通路の逆止弁下流
側の少くとも一方にサブポンプ室とサブ作動室と
をダイヤフラムにて区画形成したサブポンプ部を
設け、上記サブポンプ室を上記通路に連通すると
ともに、上記サブ作動室をエンジンの吸気管に連
通したことを特徴とする流体ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020887U JPH045747Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020887U JPH045747Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61137891U JPS61137891U (ja) | 1986-08-27 |
JPH045747Y2 true JPH045747Y2 (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=30511784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985020887U Expired JPH045747Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045747Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6155384A (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-19 | Aisin Seiki Co Ltd | ダイアフラム式バキユ−ムポンプ |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP1985020887U patent/JPH045747Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6155384A (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-19 | Aisin Seiki Co Ltd | ダイアフラム式バキユ−ムポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61137891U (ja) | 1986-08-27 |
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