JPH0456748A - 振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼 - Google Patents
振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼Info
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- JPH0456748A JPH0456748A JP16265890A JP16265890A JPH0456748A JP H0456748 A JPH0456748 A JP H0456748A JP 16265890 A JP16265890 A JP 16265890A JP 16265890 A JP16265890 A JP 16265890A JP H0456748 A JPH0456748 A JP H0456748A
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Landscapes
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、溶接構造物の部材に用いて好適な溶接構造
用鋼に関し、特に振動や騒音を抑制し得る振動減衰特性
に優れる、引張強度が41 kgf/ m”以上の溶接
構造用鋼を提案しようとするものである。
用鋼に関し、特に振動や騒音を抑制し得る振動減衰特性
に優れる、引張強度が41 kgf/ m”以上の溶接
構造用鋼を提案しようとするものである。
近年、鉄道橋梁や自動車用道路橋など大重量の通過車両
の移動に伴う激しい振動をはじめとして、特に居住地域
に近接して立地した工場や作業場などの施設ないしは機
械構造物に生じる振動ないしはそれらに伴われる騒音が
、社会問題とされる風潮が著しい。
の移動に伴う激しい振動をはじめとして、特に居住地域
に近接して立地した工場や作業場などの施設ないしは機
械構造物に生じる振動ないしはそれらに伴われる騒音が
、社会問題とされる風潮が著しい。
このための対策としては、吸音材料や遮音材料あるいは
振動絶縁材料を使用したり、また構造物の剛性を増大さ
せて共鳴を回避したりする種々な手法が講ぜられている
けれども、実際にはその騒音源となる振動は複雑で、そ
の原因を排除することは一般には困難である。
振動絶縁材料を使用したり、また構造物の剛性を増大さ
せて共鳴を回避したりする種々な手法が講ぜられている
けれども、実際にはその騒音源となる振動は複雑で、そ
の原因を排除することは一般には困難である。
そこで構造部材としての材料自体に振動減衰特性いわゆ
る制振性を付与して、それによる構造物の振動、騒音の
抜本的な改善を図ろうとする方法が注目されている。
る制振性を付与して、それによる構造物の振動、騒音の
抜本的な改善を図ろうとする方法が注目されている。
(従来の技術)
上記の制振性を付与した鋼材について、既にいくつかの
提案が行われている。
提案が行われている。
例えば特公昭60−26813号公報には、低降伏点で
かつ粗大粒とする防振鋼材の製造方法が提案されている
。
かつ粗大粒とする防振鋼材の製造方法が提案されている
。
しかしこの鋼材は、低強度でありまたじん性が劣るため
に構造部材としては使用できない。
に構造部材としては使用できない。
また特開昭52−144317号公報には、3〜40w
t%(以下単に%で示す)CrでさらにTi、 AIを
添加した防振鋼が、さらに特開昭57−181360号
公報には、1.5〜9%Atを含有する制振厚鋼板が、
そして特公昭57−22981号公報には、4〜7%C
r、3〜5%Atを含有する制振性を有する鋼材がそれ
ぞれ開示されている。
t%(以下単に%で示す)CrでさらにTi、 AIを
添加した防振鋼が、さらに特開昭57−181360号
公報には、1.5〜9%Atを含有する制振厚鋼板が、
そして特公昭57−22981号公報には、4〜7%C
r、3〜5%Atを含有する制振性を有する鋼材がそれ
ぞれ開示されている。
しかしいずれの鋼材も溶接性に難点があったり、じん性
の改善を必要としたり、また制振性が十分でなかったり
、合金成分が多量に添加されて高価であるという問題を
残していた。
の改善を必要としたり、また制振性が十分でなかったり
、合金成分が多量に添加されて高価であるという問題を
残していた。
以上のべたほか特開昭53−1621号公報には、粒界
酸化により振動減衰特性を付与した18−8ステンレス
網が提案されているが、溶接性に問題がありまた大量生
産には適さないという問題があった。
酸化により振動減衰特性を付与した18−8ステンレス
網が提案されているが、溶接性に問題がありまた大量生
産には適さないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題)
量産が可能であり、高い制振性を有し、しかも溶接構造
用鋼材として必要な溶接性を具備してしかもしん性に優
れる、比較的安価な、振動減衰特性に優れた引張強度が
41 kgf/ mm2以上の溶接構造用鋼を提案する
ことがこの発明の目的である。
用鋼材として必要な溶接性を具備してしかもしん性に優
れる、比較的安価な、振動減衰特性に優れた引張強度が
41 kgf/ mm2以上の溶接構造用鋼を提案する
ことがこの発明の目的である。
(課題を解決するための手段)
さて強磁性体の鋼では、磁気スピンが揃うのに対応して
結晶格子には歪(磁歪)が生じていて、主にこの影響を
受けて内部は磁区に分割されている。
結晶格子には歪(磁歪)が生じていて、主にこの影響を
受けて内部は磁区に分割されている。
かような鋼に外力(振動)が加わると、磁歪との相互作
用によって磁区壁が移動する。すると強磁性体内部に生
じるこの磁区壁の移動すなわち磁化の変化を打ち消すよ
うに渦電流が生し、この渦電流は、逆に磁歪を通じて歪
を引き起こす。この歪は、外力に対して位相が遅れるの
で、いわゆる磁気−力学的ヒステリシス型の内部摩擦に
より振動減衰特性があられれる。これについては、例え
ば純鉄が制振性に優れることについて知られているとお
りである。
用によって磁区壁が移動する。すると強磁性体内部に生
じるこの磁区壁の移動すなわち磁化の変化を打ち消すよ
うに渦電流が生し、この渦電流は、逆に磁歪を通じて歪
を引き起こす。この歪は、外力に対して位相が遅れるの
で、いわゆる磁気−力学的ヒステリシス型の内部摩擦に
より振動減衰特性があられれる。これについては、例え
ば純鉄が制振性に優れることについて知られているとお
りである。
しかし純鉄は、強度が低く、またじん性の面からも構造
用部材としての適用は不可能である。
用部材としての適用は不可能である。
これに対し発明者らは先に、Mn量を0.08%以下に
低減したほぼ純鉄の組成になる鋼にCuを添加すること
で、純鉄の高い振動減衰能を維持しつつ、しかも溶接構
造用鋼材としての強度とじん性とをも兼ね備える鋼板を
提案した(特願平1−246575号明細書参照)。
低減したほぼ純鉄の組成になる鋼にCuを添加すること
で、純鉄の高い振動減衰能を維持しつつ、しかも溶接構
造用鋼材としての強度とじん性とをも兼ね備える鋼板を
提案した(特願平1−246575号明細書参照)。
発明者は、上記の鋼の振動減衰特性を更に向上させるべ
く種々検討を重ねた結果、上記の鋼にAtを1%以上添
加するのが有効であること、さらにTi、 Nb及び■
は、それぞれ炭化物としてCuと同様に制振性を低下さ
せることなく高強度化に寄与することを見出し、この発
明を完成させた。
く種々検討を重ねた結果、上記の鋼にAtを1%以上添
加するのが有効であること、さらにTi、 Nb及び■
は、それぞれ炭化物としてCuと同様に制振性を低下さ
せることなく高強度化に寄与することを見出し、この発
明を完成させた。
すなわちコノ発明は、C: 0.15%以下、Si :
0.1%以下、Mn : 0.4%以下、八1 :
1.0〜7.0%及びN : 0.008%以下を含み
、かッTi : 0.005〜0.2%、Nb : 0
.005〜0.2%及びV : 0.005〜0.2%
のうち1種又は2種以上を含有し、さらにCを、次式
α≦C≦α十0.02 (%)、ここでを満足する範
囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる振
動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第1発明)及び この第1発明の綱にCuを0405〜1.5%加えた、
C: 0.15%以下、Si : 0.1%以下、Mn
: 0.4%以下、Cu : 0.05〜1.5%、
Al : 1.0〜7.0%及びN:o、oos%以下
を含み、かつTi : 0.005〜0.2%、Nb
: 0.005〜0.2%及びV : 0.005〜0
.2%のうち1種又は2種以上を含有し、さらにCを、
次式%式%) を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純
物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第2発
明)及び この第2発明の綱にNiを0.05〜1.5%加えた、
C: 0.15%以下、Si : 0.1%以下、Mn
: 0.4%以下、Cu : 0.05〜1.5
%、 Ni : 0.05〜1.5 %、
Al 二 1.0〜7.0%及びN : 0.008
%以下を含み、がっTi:0.005〜0.2%、Nb
: 0.005〜0.2%及び■:0.005〜0.
2%のうち1種又は2種以上を含有し、ざらにCを、次
式 %式%) を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純
物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第3発
明)である。
0.1%以下、Mn : 0.4%以下、八1 :
1.0〜7.0%及びN : 0.008%以下を含み
、かッTi : 0.005〜0.2%、Nb : 0
.005〜0.2%及びV : 0.005〜0.2%
のうち1種又は2種以上を含有し、さらにCを、次式
α≦C≦α十0.02 (%)、ここでを満足する範
囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる振
動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第1発明)及び この第1発明の綱にCuを0405〜1.5%加えた、
C: 0.15%以下、Si : 0.1%以下、Mn
: 0.4%以下、Cu : 0.05〜1.5%、
Al : 1.0〜7.0%及びN:o、oos%以下
を含み、かつTi : 0.005〜0.2%、Nb
: 0.005〜0.2%及びV : 0.005〜0
.2%のうち1種又は2種以上を含有し、さらにCを、
次式%式%) を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純
物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第2発
明)及び この第2発明の綱にNiを0.05〜1.5%加えた、
C: 0.15%以下、Si : 0.1%以下、Mn
: 0.4%以下、Cu : 0.05〜1.5
%、 Ni : 0.05〜1.5 %、
Al 二 1.0〜7.0%及びN : 0.008
%以下を含み、がっTi:0.005〜0.2%、Nb
: 0.005〜0.2%及び■:0.005〜0.
2%のうち1種又は2種以上を含有し、ざらにCを、次
式 %式%) を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不可避的不純
物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼(第3発
明)である。
(作 用)
この発明の振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼において
、成分組成を上記の範囲に限定した理由について説明す
る。
、成分組成を上記の範囲に限定した理由について説明す
る。
C:0.15%以下、かつα≦C≦α十0.02 (%
)、ここで Cは、その量が固溶した状態で0.02%を超えると制
振性を著しく劣化させる。またこの発明ではTi、 N
b及びVの炭化物の析出によって鋼を強化することに特
徴がある。したがって炭化物としてのC量すなわちαを
確保した上で、固溶C量を0.02%以下となるように
C量を制限することが必要である。Cの上限の具体的数
値は、Ti、 Nb及びVの各上限値から算出されるα
上限値に、固溶Cとしての上限値すなわち0.02%を
加えた値つまり0.15%である。一方下限は、炭化物
による析出強化に必要な量としてαである。
)、ここで Cは、その量が固溶した状態で0.02%を超えると制
振性を著しく劣化させる。またこの発明ではTi、 N
b及びVの炭化物の析出によって鋼を強化することに特
徴がある。したがって炭化物としてのC量すなわちαを
確保した上で、固溶C量を0.02%以下となるように
C量を制限することが必要である。Cの上限の具体的数
値は、Ti、 Nb及びVの各上限値から算出されるα
上限値に、固溶Cとしての上限値すなわち0.02%を
加えた値つまり0.15%である。一方下限は、炭化物
による析出強化に必要な量としてαである。
Si : 0.1%以下
Siは、0.1%を超えて含有させると、制振性を劣化
させるので、0.1%を上限とした。
させるので、0.1%を上限とした。
Mn : 0.4%以下
Mnは、制振性に悪影響を与えるので、その含有量は低
いほど好ましく、0.4%を超えて含有させると制振性
を著しく劣化させるので0.4%をその上限とした。
いほど好ましく、0.4%を超えて含有させると制振性
を著しく劣化させるので0.4%をその上限とした。
Al 71.0〜7.0%
AIは、Mnを低減し、はぼ純鉄の組成になる鋼におい
て振動減衰特性を向上させるがその含有量が1.0%に
満たないとその効果がなく、一方7.0%を超える含有
では、溶接部のしん性が劣化するのでA1含有量は1.
0〜7.0%の範囲とした。
て振動減衰特性を向上させるがその含有量が1.0%に
満たないとその効果がなく、一方7.0%を超える含有
では、溶接部のしん性が劣化するのでA1含有量は1.
0〜7.0%の範囲とした。
N : 0.008%以下
Nは、その含有量が低いほうが母材及び溶接部のしん性
の面から好ましく、許容できる上限は、o、oos%で
ある。
の面から好ましく、許容できる上限は、o、oos%で
ある。
Ti : 0.005〜0.2%、Nb : 0.00
5〜0.2%及びV: 0.005〜0.2% Ti、 Nb及びVは、いずれも炭化物として析出し、
前述のように制振性を劣化させることなく高強度化に寄
与することから同効成分であり、これらの1種又は2種
以上を含有させる。それぞれ0.005%に満たないと
、この効果がなく、またそれぞれ0.2%を超えて含有
させると鋼のじん性を劣化させるので上限は0.2%で
ある。
5〜0.2%及びV: 0.005〜0.2% Ti、 Nb及びVは、いずれも炭化物として析出し、
前述のように制振性を劣化させることなく高強度化に寄
与することから同効成分であり、これらの1種又は2種
以上を含有させる。それぞれ0.005%に満たないと
、この効果がなく、またそれぞれ0.2%を超えて含有
させると鋼のじん性を劣化させるので上限は0.2%で
ある。
この発明の鋼は、第2発明において、以上の成分に加え
てさらにCuを0.05〜1.5%含有させることで、
さらなる高強度が可能となる。
てさらにCuを0.05〜1.5%含有させることで、
さらなる高強度が可能となる。
Cuは、時効処理により微細なε−Cuとして析出させ
て、綱を強化させる成分であり、Mn含有量を低下させ
た鋼にCuを含有させることにより、制振性を損なうこ
となしに強度とじん性とを両立させることができる。C
u含有量が0.05%に満たないとその効果に乏しく、
一方1.5%を超えて含有させると熱間割れを生じるお
それがあるので0.05〜1.5%の範囲とした。
て、綱を強化させる成分であり、Mn含有量を低下させ
た鋼にCuを含有させることにより、制振性を損なうこ
となしに強度とじん性とを両立させることができる。C
u含有量が0.05%に満たないとその効果に乏しく、
一方1.5%を超えて含有させると熱間割れを生じるお
それがあるので0.05〜1.5%の範囲とした。
この発明の綱は、第3発明において、第2発明の成分に
加えてさらにNiを0.05〜1.5%含有させる。
加えてさらにNiを0.05〜1.5%含有させる。
Niは、Cuの添加に由来する熱間割れの傾向を制振性
を損なうことなしに抑えることができる。Ni量が0.
05%に満たないとその効果に乏しく、一方1.5%を
超えると経済的でないという不都合が生じるのでNi含
有量は、0.05〜1.5%の範囲とした。
を損なうことなしに抑えることができる。Ni量が0.
05%に満たないとその効果に乏しく、一方1.5%を
超えると経済的でないという不都合が生じるのでNi含
有量は、0.05〜1.5%の範囲とした。
上記の成分のほか、この発明では不純物成分としてP、
Sをそれぞれ0.01%、0.005%まで許容できる
。
Sをそれぞれ0.01%、0.005%まで許容できる
。
Pは、その含有量の増加とともに制振性を劣化させるが
、0.01%までは許容できるので上限を0,01%と
する。
、0.01%までは許容できるので上限を0,01%と
する。
Sは、P同様、制振性に好ましくない成分であり、その
含有量が0.005%を超えると制振性が特に劣化する
。したがってS含有量は0.005%を上限とする。
含有量が0.005%を超えると制振性が特に劣化する
。したがってS含有量は0.005%を上限とする。
この発明の材料は、転炉、電気炉など通常の溶製、次い
で連続鋳造、造塊等の鋳造、さらに圧延により厚鋼板と
することができる。また厚鋼板に限らず薄鋼板、形鋼、
棒鋼、線材などにも用いることができる。なおCuを含
有させる場合には、Cuの析出のために通常の焼もどし
を施すのが好ましい。
で連続鋳造、造塊等の鋳造、さらに圧延により厚鋼板と
することができる。また厚鋼板に限らず薄鋼板、形鋼、
棒鋼、線材などにも用いることができる。なおCuを含
有させる場合には、Cuの析出のために通常の焼もどし
を施すのが好ましい。
(寞施例)
表1に示す種々の成分組成になる鋼を転炉で溶製した後
、鋳造し、さらに通常の熱間圧延にて厚さ25mmの厚
鋼板とした。Cuを含有した綱は更に析出時効処理とし
て575°Cで1hの熱処理を行った。
、鋳造し、さらに通常の熱間圧延にて厚さ25mmの厚
鋼板とした。Cuを含有した綱は更に析出時効処理とし
て575°Cで1hの熱処理を行った。
表1において、記号A−Zはこの発明の鋼の成分組成に
なる鋼板であり、A−FS I−N、P〜U及びZは第
1発明、G、0、■及びWは第2発明、H,X及びYは
第3発明の鋼板である。
なる鋼板であり、A−FS I−N、P〜U及びZは第
1発明、G、0、■及びWは第2発明、H,X及びYは
第3発明の鋼板である。
一方記号静〜FFは比較例であり、AAはA】の含有量
が少ないもの、BBはTi、 Nb又は■の何れも含ま
ないもの、CCはMn量が高いもの、DDはN量が高い
もの、EEはC量が高いもの、FFはSi量が高いもの
である。
が少ないもの、BBはTi、 Nb又は■の何れも含ま
ないもの、CCはMn量が高いもの、DDはN量が高い
もの、EEはC量が高いもの、FFはSi量が高いもの
である。
また記号GGに従来例としてss 41174を示した
。
。
さてこれらの鋼板について、母材の引張特性、衝撃特性
、溶接部のしん性及び内部摩擦Q−’を測定し、得られ
た結果を表2に示す。なお溶接部のしん性については、
大熱量10kJ/**のサブマージアーク溶接を行って
、溶接継手ポンド部について測定したものである。
、溶接部のしん性及び内部摩擦Q−’を測定し、得られ
た結果を表2に示す。なお溶接部のしん性については、
大熱量10kJ/**のサブマージアーク溶接を行って
、溶接継手ポンド部について測定したものである。
同表から明らかなように、この発明の成分組成範囲にな
る鋼A−Zは、いずれも溶接構造用鋼板として要求され
る引張強度41kgf10n2以上を満足し、じん性も
0°Cの吸収エネルギー5kgf−m以上を母材、溶接
部共に満足している。また従来例GGのSS 41鋼に
比較して格段に優れた内部摩擦値を示し、制振性が向上
している。
る鋼A−Zは、いずれも溶接構造用鋼板として要求され
る引張強度41kgf10n2以上を満足し、じん性も
0°Cの吸収エネルギー5kgf−m以上を母材、溶接
部共に満足している。また従来例GGのSS 41鋼に
比較して格段に優れた内部摩擦値を示し、制振性が向上
している。
これに対して、この発明の成分組成範囲を満足しない比
較例Aへは内部摩擦値が、BBは強度が、CCは内部摩
擦値が、DDは溶接部じん性が、EE及びFFは内部摩
擦値がそれぞれ劣り、この発明の目的を達成することが
できなかった。
較例Aへは内部摩擦値が、BBは強度が、CCは内部摩
擦値が、DDは溶接部じん性が、EE及びFFは内部摩
擦値がそれぞれ劣り、この発明の目的を達成することが
できなかった。
(発明の効果)
この発明の鋼は、優れた制振性と、構造用材料として十
分なしん性及び引張強度が41 kgf/ mm”以上
の強度を有し、しかも溶接可能で溶接部しん性も優れて
いるという工業上有用な特性を有する。
分なしん性及び引張強度が41 kgf/ mm”以上
の強度を有し、しかも溶接可能で溶接部しん性も優れて
いるという工業上有用な特性を有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.15wt%以下、 Si:0.1wt%以下、 Mn:0.4wt%以下、 Al:1.0〜7.0wt%及び N:0.008wt%以下 を含み、かつ Ti:0.005〜0.2wt%、 Nb:0.005〜0.2wt%及び V:0.005〜0.2wt% のうち1種又は2種以上を含有し、さらに Cを、次式 α≦C≦α+0.02(wt%)、ここで α=[Ti]/4+[Nb]/7.7+[V]/4.3
(wt%)を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不
可避的不純物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用
鋼。 2、C:0.15wt%以下、 Si:0.1wt%以下、 Mn:0.4wt%以下、 Cu:0.05〜1.5wt%、 Al:1.0〜7.0wt%及び N:0.008wt%以下 を含み、かつ Ti:0.005〜0.2wt%、 Nb:0.005〜0.2wt%及び V:0.005〜0.2wt% のうち1種又は2種以上を含有し、さらに Cを、次式 α≦C≦α+0.02(wt%)、ここで α=[Ti]/4+[Nb]/7.7+[v]/4.3
(wt%)を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不
可避的不純物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用
鋼。 3、C:0.15wt%以下、 Si:0.1wt%以下、 Mn:0.4wt%以下、 Cu:0.05〜1.5wt%、 Ni:0.05〜1.5wt%、 Al:1.0〜7.0wt%及び N:0.008wt%以下 を含み、かつ Ti:0.005〜0.2wt%、 Nb:0.005〜0.2wt%及び V:0.005〜0.2wt% のうち1種又は2種以上を含有し、さらに Cを、次式 α≦C≦α+0.02(wt%)、ここで α=[Ti]/4+[Nb]/7.7+[V]/4.3
(wt%)を満足する範囲で含有し、残部はFe及び不
可避的不純物よりなる振動減衰特性に優れた溶接構造用
鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16265890A JPH0723521B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16265890A JPH0723521B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0456748A true JPH0456748A (ja) | 1992-02-24 |
JPH0723521B2 JPH0723521B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=15758819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16265890A Expired - Lifetime JPH0723521B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 振動減衰特性に優れた溶接構造用鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723521B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1995336A1 (fr) * | 2007-05-16 | 2008-11-26 | ArcelorMittal France | Acier à faible densité présentant une bonne aptitude à l'emboutissage |
CN107338401A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-11-10 | 北京科技大学 | 一种含Nb复合型低合金阻尼钢及其制备方法 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16265890A patent/JPH0723521B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1995336A1 (fr) * | 2007-05-16 | 2008-11-26 | ArcelorMittal France | Acier à faible densité présentant une bonne aptitude à l'emboutissage |
WO2008145872A1 (fr) * | 2007-05-16 | 2008-12-04 | Arcelormittal France | Acier a faible densite presentant une bonne aptitude a l'emboutissage |
US9580766B2 (en) | 2007-05-16 | 2017-02-28 | Arcelormittal France | Low-density steel having good drawability |
CN107338401A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-11-10 | 北京科技大学 | 一种含Nb复合型低合金阻尼钢及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723521B2 (ja) | 1995-03-15 |
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