JPH0456478A - 下地ノイズ除去２値化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、下地ノイズ除去２値化装置に関し、たとえ
ば複写機などにおいて濃淡画像を２値化する際に、下地
ノイズを除去するような２値化処理における下地ノイズ
除去２値化装置に関する。

［従来の技術］ 従来より、２値化処理として、単純２値化処理や、デイ
ザ処理や誤差分散法などが知られている。

ここでは、改善の対象となる単純２値化について説明す
る。

第９Ａ図および第９Ｂ図は従来の濃淡画像を単純２値化
する方法を説明するための図であり、第１０図は濃淡画
像とそれを単純２値化した画像を示す図である。

単純２値化は、第９Ａ図および第９Ｂ図に示すように、
濃淡画像の画像信号をあるしきい値でレベル分別し、し
きい値を超えると黒画像であると判定し、しきい値以下
であれば白画像と判定する。

しきい値は固定の場合や、画像のヒストグラムを求めて
定めるピーク法や、判別分析法などによって求める手法
などが知られている。

ところで、第１０図に示すように、濃淡画像ｒＡ、Ｂ、
ＣＪがその表面に描かれていて、その周囲に中間色が描
かれ、さらにその周囲に汚れがあったり、さらに裏面に
ｒａ、ｂ、ｃｌが印刷されているような原稿を従来の複
写機で複写すると、裏面の文字や下地ノイズなどがその
まま複写されてしまう。この場合、裏面の文字は左右が
逆に現れる。このような原稿を単純２値化すると、裏面
の文字や下地ノイズの画像信号のレベルが低いため、し
きい値以下となり、画像として現れることはない。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、ｒＡ、Ｂ、ＣＪがこの周囲の中間色の画像信
号のレベルはしきい値以上であると、中間色の部分が黒
と判別されてしまい、ｒＡ、　　Ｂ。

Ｃ」が黒く塗り潰されてしまい、判別できないという欠
点があった。

それゆえに、この発明の主たる目的は、下地ノイズや裏
写りを除去し、必要な部分での画像の特徴を表現できる
ような２値化処理における下地ノイズ除去２値化装置を
提供することである。

［課題を解決するための手段］ この発明は濃淡画像を２値化する際に、下地ノイズを除
去する下地ノイズ除去２値化装置であって、濃淡画像を
あらかじめ定めるしきい値でレベル弁別して２値化処理
するための２値化処理手段と、２値化された領域をラベ
リングするラベリング手段と、ラベリングされた領域の
しきい値を求めるラベリングしきい値処理手段と、求め
られたしきい鎖部分を２値化処理するためのラベリング
２値化処理手段とを備えて構成される。

［作用コ この発明にかかる下地ノイズ除去２値化装置は、濃淡画
像のうち必要でない下地ノイズや裏写り部分を１回目の
２値化処理により除去し、さらにラベリングした領域を
２回目の２値化を行なうことにより、濃淡画像の詳細部
分の特徴を抽出することができる。

［発明の実施例］ 第１図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。

第１図を参照して、２値化処理部１は前述の第９Ａ図、
第９Ｂ図および第１０図に示した手法により、濃淡画像
を２値化する。２値化された画像信号はラベリング部２
に与えられ、ラベリング処理が施される。ラベリング処
理された画像信号はラベリングしきい値処理部３に与え
られ、ラベリングされた領域ごとにヒストグラムが求め
られ、ラベリングごとのしきい値が求められる。

求められた各ラベリングのしきい値はラベリング２値化
処理部４に与えられ、各ラベリング領域の２値化が行わ
れる。

第２図ないし第５図は、この発明の一実施例によって順
次処理される画像を示す図であり、第６図〜第８図は第
１図に示したラベリングしきい値処理部でのラベリング
された領域ごとのヒストグラムを示す図である。

次に、第１図ないし第８図を参照して、この発明の一実
施例の具体的な動作について説明する。

いま、第２図に示すような濃淡画像に裏面の文字５が写
っているものとする。２値化処理部１はこれらの濃淡画
像をあるしきい値でレベル弁別し、単純２値化する。す
ると、濃淡画像は第３図に示すように黒く塗り潰された
ものとなる。ラベリング部２は２値化処理された各領域
ごとにラベリング処理を行なう。ラベリングしきい値処
理部３はラベリングされた領域６，７および８ごとにヒ
ストグラムを求めてラベリングごとのしきい値を求める
。すなわち、第４図に示した各領域６．７および８のそ
れぞれのヒストグラムは第６図、第７図および第８図に
示すようになる。そして、ラベリングしきい値処理部３
はそれぞれのヒストグラムに基づいて、しきい値を求め
、ラベリング２値化処理部４に与える。ラベリング２値
化処理部４は各領域ごとのラベリングのしきい値によっ
てラベリング領域６．７および８の２値化を行なうと、
第５図に示すように、裏面の文字５が除去された濃淡画
像が得られる。

［発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、濃淡画像のうち必要で
ない下地ノイズや裏写り部分を１回目の２値化処理によ
り除去し、各領域をラベリングしてしきい値を求め、そ
のしきい値で各領域ごとの２値化を行なうことによって
、下地ノイズや裏写り部分を除去することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。 第２図ないし第５図はこの発明の一実施例によって順次
処理される画像を示す図である。 第６図ないし第７図は第１図に示したラベリングしきい
値処理部でのラベリングされた領域ごとのヒストグラム
を示す図である。第９Ａ図、第９Ｂ図および第１０図は
従来の単純２値化を説明するための図である。 図において、１は２値化処理部、２はラベリング部、３
はラベリングしきい値処理部、４はラベリング２値化処
理部を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 濃淡画像を２値化する際に下地ノイズを除去する下地ノ
   イズ除去２値化装置であって、 前記濃淡画像をあらかじめ定めるしきい値でレベル弁別
   して２値化処理するための２値化処理手段、 前記２値化処理手段によって２値化された領域をラベリ
   ングするラベリング手段、 前記ラベリング手段によって、ラベリングされた領域の
   しきい値を求めるラベリングしきい値処理手段、および 前記ラベリングしきい値処理手段によって、求められた
   しきい値部分を２値化処理するためのラベリング２値化
   処理手段を備えた、下地ノイズ除去２値化装置。