JPH0455347Y2 - - Google Patents

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JPH0455347Y2
JPH0455347Y2 JP3874187U JP3874187U JPH0455347Y2 JP H0455347 Y2 JPH0455347 Y2 JP H0455347Y2 JP 3874187 U JP3874187 U JP 3874187U JP 3874187 U JP3874187 U JP 3874187U JP H0455347 Y2 JPH0455347 Y2 JP H0455347Y2
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JP
Japan
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heat
base material
sheet base
thermal transfer
ink
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JP3874187U
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JPS63146882U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はラベルに関し、特にたとえば、商品
の値段などを表示するラベルに関する。
(従来技術) 従来、この種のラベルでは、各商品に共通の事
柄が予めたとえばオフセツト印刷などによつて表
示され、各商品に応じた事柄、たとえば重量や値
段などが熱転写によつて表示される。この熱転写
に用いられる熱転写用シートのインクとしては、
たとえばカーボンブラツク、カルナバワツクスお
よび石油樹脂等を含むものが用いられてきた。そ
して、このような熱溶融性インクを用いて、熱転
写用シートが作成される。この熱転写用シートを
用いて、予めオフセツト印刷されたシート基材に
熱転写による印刷が施される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の熱溶融性イン
クを使用した熱転写用シートを用いて、文字や図
形などを転写すれば、大きなエネルギが必要であ
り、そのためラベルの製造コストが高くなつてし
まう。さらに、このようなラベルでは、転写され
た文字や図形が不鮮明になる場合があつた。ま
た、従来の熱溶融性インクは耐摩耗性が小さいた
め、このような熱溶融性インクを用いて、たとえ
ばバーコードなどを印刷したラベルの場合、接触
式のペンスキヤナで走査されるとバー部分が擦り
取られて不鮮明になる場合があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、熱転写
時のエネルギを小さくすることができ、かつ転写
文字や転写図形が鮮明で耐摩耗性を有するラベル
を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、シート基材と、シート基材の一方
主面上に形成される接着剤層と、シート基材の他
方主面上に熱溶融性インクによつて形成される印
刷層とを含むラベルにあつて、熱溶融性インク
は、顔料または染料と、ワツクスと、その最低成
膜温度が40℃以上のエマルジヨン化された熱溶融
性樹脂と、天然樹脂系、多価アルコール系、エー
テル系、エステル系のいずれかの水酸基および天
然樹脂系、多価アルコール系、エーテル系、エス
テル系のいずれかのエチレンオキシド基の中の少
なくとも1種類を有する低融点化合物とを含む、
ラベルである。
(作用) エマルジヨン化された熱溶融性樹脂の粒子の周
囲を低融点化合物が取り囲む。
エマルジヨン化された熱溶融性樹脂が加熱され
て最低成膜温度以上になると膜化して硬くなる。
(考案の効果) この考案によれば、熱溶融性インクの融点が下
がるため、このような熱溶融性インクを使用した
熱転写用シートを用いて熱転写を行うことによつ
て、熱転写時のエネルギが小さく、かつ転写文字
や転写図形が鮮明なラベルを得ることができる。
さらに転写時の熱エネルギによつて、エマルジ
ヨン化された熱溶融性樹脂が膜化するため、転写
された文字や図形の耐摩耗性の大きなラベルを得
ることができる。
この考案の上述の目的は、その他の目的、特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の実施例
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
り、第2図は第1図実施例の線−における断
面図である。このラベル10はシート基材12を
含む。シート基材12は、たとえば紙などで形成
される。
このシート基材12の一方主面上には、接着剤
層14が形成される。さらに、接着剤層14に
は、剥離紙16が貼着される。このシート基材1
2の他方主面上には、印刷層18が形成される。
印刷層18は、たとえばオフセツト印刷などによ
つて形成される。ラベル10は、たとえば商品の
値段を表示するラベルなどとして使用される。そ
のため、オフセツト印刷による印刷層18によつ
て、商品名、重量の単位である「グラム」および
値段を示す「円」などの文字が印刷される。
さらに、シート基材12の他方主面上には、熱
転写による印刷層20が形成される。そして、熱
転写による印刷層20によつて、重量や値段など
が印刷される。つまり、オフセツト印刷によつて
予め商品に共通の事柄が印刷され、熱転写によつ
て各商品に応じた事柄が印刷される。
熱転写による印刷に用いられる熱溶融性インク
には、顔料としてのカーボンブラツクが分散剤な
どで水中に分散されたものが用いられる。さら
に、熱溶融性インクには、カルナバワツクス、脂
肪族系石油樹脂および熱溶融性樹脂としてのスチ
レン−アクリル共重合樹脂が、それぞれエマルジ
ヨン化された状態で混合される。それに加えて、
熱溶融性インクには、低融点化合物としてのポリ
エチレングリコールが混合される。ポリエチレン
グリコールは水溶性であるため、エマルジヨン化
された熱溶融性樹脂の粒子の周囲がポリエチレン
グリコールによつて覆われる。そして、そうなる
ことによつて、熱溶融性インクの融点が下げられ
る。さらに転写時の熱エネルギによつて、エマル
ジヨン化された熱溶融性樹脂が成膜化される。そ
れによつて転写文字や転写図形の耐摩耗性が向上
する。この熱溶融性インクを用いて熱転写用シー
トが形成される。この熱転写用シートを用いて熱
転写を行うことによつて、シート基材12上に印
刷層20が形成される。
印刷層20として、このような熱溶融性インク
を使用することによつて、シート基材12に転写
するときに必要なエネルギを小さくすることがで
きた。さらに、この考案による熱溶融性インクを
使用した熱転写用シートを用いることにより、転
写された文字や図形は鮮明なものとなり、かつそ
の耐摩耗性が向上した。
実施例 まず、各材料を次に示す固形分比で混合したA
液、B液およびC液を作成した。
A液 カーボン分散液 ……2 カルナバワツクス ……1 脂肪族系石油樹脂 ……10 スチレン−アクリル共重合樹脂 ……12 ポリエチレングリコール(分子量4000)……1 B液 カーボン分散液 ……1 カルナバワツクス ……10 脂肪族系石油樹脂 ……1 C液 カーボン分散液 ……2 カルナバワツクス ……10 脂肪族系石油樹脂 ……1 スチレン−アクリル共重合樹脂 ……12 なお、カルナバワツクス、脂肪族系石油樹脂お
よびスチレン−アクリル共重合樹脂はエマルジヨ
ン化されたものを用いた。また、スチレン−アク
リル共重合樹脂は最低成膜温度が60℃のものを用
いた。
次に、A液、B液およびC液をそれぞれワイヤ
ーバーを用いて、厚さ6μmのポリエステルフイル
ムに、その乾燥後の塗布量が4g/m2になるよう
に塗布し、これらを60℃で5分間乾燥して熱転写
用シートを得た。これらのA液、B液およびC液
を使用した熱転写用シートを用いて、東京電気株
式会社製スケールプリンタHP−96で転写を行つ
たものをそれぞれ、サンプル、サンプルおよ
びサンプルとした。ここで、サンプルはこの
考案の実施例であり、サンプルは従来例、サン
プルは従来例の耐摩耗性を改善するために考え
られた例である。
この結果、サンプルの画像はサンプルの画
像よりも耐摩耗性が向上したが、転写時の必要な
エネルギは変わらなかつた。そして、サンプル
およびサンプルに転写する際には12Vの電圧が
必要であつたが、サンプルに転写する際には、
サンプルおよびサンプルに転写する際と同じ
電流で電圧を10Vにすることができた。さらに、
サンプルの画像はサンプルおよびサンプル
の画像よりも鮮明であつた。さらに、サンプル
の画像の耐摩耗性は、サンプルと同様に、サン
プルの画像の耐摩耗性よりも優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は第1図実施例の線−における断
面図である。 図において、10はラベル、12はシート基
材、14は接着剤層、20は熱転写による印刷層
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート基材、 前記シート基材の一方主面上に形成される接着
    剤層、および 前記シート基材の他方主面上に熱溶融性インク
    によつて形成される印刷層を含むラベルであつ
    て、 前記熱溶融性インクは、 顔料または染料、 ワツクス、 その最低成膜温度が40℃以上のエマルジヨン化
    された熱溶融性樹脂、および 天然樹脂系、多価アルコール系、エーテル系、
    エステル系のいずれかの水酸基および天然樹脂
    系、多価アルコール系、エーテル系、エステル系
    のいずれかのエチレンオキシド基の中の少なくと
    も1種類を有する低融点化合物を含む、ラベル。
JP3874187U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH0455347Y2 (ja)

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JP3874187U JPH0455347Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JP3874187U JPH0455347Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JPS63146882U JPS63146882U (ja) 1988-09-28
JPH0455347Y2 true JPH0455347Y2 (ja) 1992-12-25

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ID=30851267

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JP3874187U Expired JPH0455347Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JP (1) JPH0455347Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136014A (en) * 1976-05-10 1977-11-14 Sinloihi Co Ltd Composition of heat transfer ink
JPS6019588A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Ricoh Co Ltd 感熱転写記録型ラベル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136014A (en) * 1976-05-10 1977-11-14 Sinloihi Co Ltd Composition of heat transfer ink
JPS6019588A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 Ricoh Co Ltd 感熱転写記録型ラベル

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Publication number Publication date
JPS63146882U (ja) 1988-09-28

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