JPH0455312A - 苛性アルカリ水溶液中の金属除去法 - Google Patents
苛性アルカリ水溶液中の金属除去法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高濃度苛性アルカリ水溶液中の不純金属を除去
する方法に関する。
する方法に関する。
（従来の技術）
苛性アルカリ水溶液は、化学工業の主要な原料として電
解法により製造されている。しかしながら、苛性アルカ
リ水溶液は腐食性が強く製造過程でその装置材質や電極
材料などに由来する金属類が製品苛性アルカリ中に混入
することは避けられず一旦混入した場合それらを除去す
る有効な手段はなかった。
解法により製造されている。しかしながら、苛性アルカ
リ水溶液は腐食性が強く製造過程でその装置材質や電極
材料などに由来する金属類が製品苛性アルカリ中に混入
することは避けられず一旦混入した場合それらを除去す
る有効な手段はなかった。
［発明が解決しようとする課Ｂ］
本発明は高濃度苛性アルカリ水溶液中の不純金属とくに
鉄やニッケルを効率的に除去することを目的とするもの
である。
鉄やニッケルを効率的に除去することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段］
本発明者らはこれらのｖ１題を解決するために、不純金
属を含む高濃度苛性アルカリ水溶液をイミノジ酢酸型イ
オン交換樹脂に接触せしめる事により当該不純金属を効
果的に除去できることを見いだし本発明を完成した。
属を含む高濃度苛性アルカリ水溶液をイミノジ酢酸型イ
オン交換樹脂に接触せしめる事により当該不純金属を効
果的に除去できることを見いだし本発明を完成した。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明におけるイミノジ酢酸型イオン交換樹脂としては
、スチレンージビニ ルベンゼン共重合体を母体とし交
換基としてイミノジ酢酸基を有するいわゆるキレート型
イオン交換樹脂が用いられる。この種のイミノジ酢酸型
イオン交換樹脂はレバチットＴＰ２０７．同 ＴＰ２０
Ｂ、（以上バイエル社製）ダイヤイオンＣＲＩＯ，同Ｃ
Ｒ１１（以上三菱化成社製）、スミキレ−）ＭＣ３０（
住人化学社製）などの各種の商標で市販されているが、
いずれも好適に使用可能である。
、スチレンージビニ ルベンゼン共重合体を母体とし交
換基としてイミノジ酢酸基を有するいわゆるキレート型
イオン交換樹脂が用いられる。この種のイミノジ酢酸型
イオン交換樹脂はレバチットＴＰ２０７．同 ＴＰ２０
Ｂ、（以上バイエル社製）ダイヤイオンＣＲＩＯ，同Ｃ
Ｒ１１（以上三菱化成社製）、スミキレ−）ＭＣ３０（
住人化学社製）などの各種の商標で市販されているが、
いずれも好適に使用可能である。
本発明において使用されるイミノジ酢酸型イオン交換樹
脂のイオン型に制限はないが処理に供せられる苛性アル
カリに該当するアルカリ金属型が好ましく例えばＮａ、
に型が好適に用いられる。
脂のイオン型に制限はないが処理に供せられる苛性アル
カリに該当するアルカリ金属型が好ましく例えばＮａ、
に型が好適に用いられる。
本発明の対象となる不純金属としてはアルカリ土類金属
、第３属金属、第４属金属、第５属金属、遷移金属など
が例示され、特に鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
なかんずく、鉄、ニッケルの除去に対して有効である。
、第３属金属、第４属金属、第５属金属、遷移金属など
が例示され、特に鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
なかんずく、鉄、ニッケルの除去に対して有効である。
また本発明の対象となる不純金属の濃度に制限はなく濃
度の如何を問わず有効に作用するが、通常、０．１〜５
００ｐｐｍ＋程度の濃度に対し、特に有効に作用出来る
。さらに数種類の不純金属を含んでいてもよい。
度の如何を問わず有効に作用するが、通常、０．１〜５
００ｐｐｍ＋程度の濃度に対し、特に有効に作用出来る
。さらに数種類の不純金属を含んでいてもよい。
さらには本発明における高濃度苛性アルカリ水溶液の苛
性アルカリ濃度は５重量％以上が好ましく１０重世％が
さらに好ましい、苛性アルカリ濃度が５重量％未満であ
ると十分な除去性能が発揮されない。
性アルカリ濃度は５重量％以上が好ましく１０重世％が
さらに好ましい、苛性アルカリ濃度が５重量％未満であ
ると十分な除去性能が発揮されない。
本発明における苛性アルカリ水溶液中の金属を除去せる
方法としては不純金属を含む高濃度苛性アルカリ水溶液
を該樹脂に接触せしめれば良く、例えばバッチ式でもカ
ラム式でも良いが、通常はカラム内に充填したイミノジ
酢酸型イオン交換樹脂に政商濃度苛性アルカリ水溶液を
下向流あるいは上向流により通液させるカラム方式が採
用される。使用に供したイミノジ酢酸型イオン交換樹脂
を繰り返し使用するためには該樹脂を鉱酸に接触させる
など公知の方法により再生を行えば再び不純金属の除去
に供することができる。
方法としては不純金属を含む高濃度苛性アルカリ水溶液
を該樹脂に接触せしめれば良く、例えばバッチ式でもカ
ラム式でも良いが、通常はカラム内に充填したイミノジ
酢酸型イオン交換樹脂に政商濃度苛性アルカリ水溶液を
下向流あるいは上向流により通液させるカラム方式が採
用される。使用に供したイミノジ酢酸型イオン交換樹脂
を繰り返し使用するためには該樹脂を鉱酸に接触させる
など公知の方法により再生を行えば再び不純金属の除去
に供することができる。
（実施例）
以下に実施例で本発明の詳細な説明する。
以下における金属の分析はフレームレス原子吸光法によ
り行い濃度はすべて重量基準で示した。
り行い濃度はすべて重量基準で示した。
実施例 Ｉ
Ｎａ型に調整したイミノジ酢酸型イオン交換樹脂レバチ
ットＴＰ２０７ （バイエル社製）２０ｍ１を以下に示
す不純金属を含む４６％苛性ソーダ水溶液２００ｍ１中
に入れ撹拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金
属濃度の測定値を以下に示す。
ットＴＰ２０７ （バイエル社製）２０ｍ１を以下に示
す不純金属を含む４６％苛性ソーダ水溶液２００ｍ１中
に入れ撹拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金
属濃度の測定値を以下に示す。
不純金属 原液中濃度 上澄液中濃度Ｆｅ （
ｐｐｍ） ２． １６ ０． ９
７Ｎｉ（ｐｐｍ） Ｏ、９６０，０１１中に入れ
撹拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金属濃度
の測定値を以下に示す。
ｐｐｍ） ２． １６ ０． ９
７Ｎｉ（ｐｐｍ） Ｏ、９６０，０１１中に入れ
撹拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金属濃度
の測定値を以下に示す。
不純金属 原液中濃度 上澄液中濃度Ｆｅ （ｐ
ｐｍ） ２． ８５ ０． １１１２Ｎｉ
（ｐｐｍ） ０． ８２ ０． ０６比較例
Ｉ Ｎａ型に調整したアミノリン酸型イオン交換樹脂レバチ
ット０Ｃ１０６０（キレート基としてアミノリン酸基を
有するバイエル社製イオン交換樹脂）２０ｍｌを不純金
属を含む４６％苛性ソーダ水溶液２００ｍ１中にいれ撹
拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金属濃度の
測定値を以下に示す。
ｐｍ） ２． ８５ ０． １１１２Ｎｉ
（ｐｐｍ） ０． ８２ ０． ０６比較例
Ｉ Ｎａ型に調整したアミノリン酸型イオン交換樹脂レバチ
ット０Ｃ１０６０（キレート基としてアミノリン酸基を
有するバイエル社製イオン交換樹脂）２０ｍｌを不純金
属を含む４６％苛性ソーダ水溶液２００ｍ１中にいれ撹
拌機で３時間撹拌した。その上澄液中の不純金属濃度の
測定値を以下に示す。
実施例 ２
に型に調整したイミノジ酢酸型イオン交換樹脂レバチッ
トＴＰ２０Ｂ （バイエル社製）２０ｍｌを不純金属を
含む４４％苛性カリ水溶液２００ｍ不純金属 原液
中濃度 上澄液中流度Ｆｅ （ｐｐｌｌ） ２．
７６ ２． １３Ｎｉ（ｐｐｍ）０．９６
０．９４実施例 ３ Ｎａ型に調整したレバチットＴＰ２０７を内径３０ｍｍ
高さ１５０ｍｍ０カラムに充填し実施例１の原液３００
０ｍｌを下向流にてカラムにＳ■２（ｈ＋”）の流速に
て通液した。通過液をすべて集めその不純金属分析を行
った結果、鉄、ニッケル共に０．Ｏ２ｐｐｍ以下であっ
た。
トＴＰ２０Ｂ （バイエル社製）２０ｍｌを不純金属を
含む４４％苛性カリ水溶液２００ｍ不純金属 原液
中濃度 上澄液中流度Ｆｅ （ｐｐｌｌ） ２．
７６ ２． １３Ｎｉ（ｐｐｍ）０．９６
０．９４実施例 ３ Ｎａ型に調整したレバチットＴＰ２０７を内径３０ｍｍ
高さ１５０ｍｍ０カラムに充填し実施例１の原液３００
０ｍｌを下向流にてカラムにＳ■２（ｈ＋”）の流速に
て通液した。通過液をすべて集めその不純金属分析を行
った結果、鉄、ニッケル共に０．Ｏ２ｐｐｍ以下であっ
た。
実施例 ４〜８ 比較例 ２〜３
Ｎａ型に調整したイミノジ酢酸型イオン交換樹脂ダイヤ
イオンＣＲＩＯ（三菱化成社製）２０ｍｌを不純金属と
して鉄をｌｏｐｐｍ含む以下に示す各種濃度の苛性ソー
ダ水溶液２００ｍ１中に入れ撹拌機で３時間撹拌した。
イオンＣＲＩＯ（三菱化成社製）２０ｍｌを不純金属と
して鉄をｌｏｐｐｍ含む以下に示す各種濃度の苛性ソー
ダ水溶液２００ｍ１中に入れ撹拌機で３時間撹拌した。
その上滑液中の不純金属濃度の測定値を以下に示す。
表１
（発明の効果）
本発明によれば従来技術では達成されなかった、高濃度
苛性アルカリ水溶液中の不純金属の除去が達成される。
苛性アルカリ水溶液中の不純金属の除去が達成される。
特許出願人 三井東圧化学株式会社
Claims (4)
- （１）不純金属を含有する高濃度苛性アルカリ水溶液を
、イミノジ酢酸型イオン交換樹脂に接触せしめて不純金
属を除去することを特徴とする苛性アルカリ水溶液中の
金属除去法。 - （２）高濃度苛性アルカリ水溶液濃度が５重量％以上で
ある特許請求の範囲第１項記載の金属除去法。 - （３）高濃度苛性アルカリ水溶液濃度が１０重量％以上
である特許請求の範囲第１項記載の金属除去法。 - （４）不純金属が鉄および／またはニッケルである特許
請求の範囲第１項、第２項または第３項記載の金属除去
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16259390A JPH0455312A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 苛性アルカリ水溶液中の金属除去法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16259390A JPH0455312A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 苛性アルカリ水溶液中の金属除去法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0455312A true JPH0455312A (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=15757543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16259390A Pending JPH0455312A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 苛性アルカリ水溶液中の金属除去法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0455312A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031009A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Toagosei Co Ltd | 高純度水酸化アルカリ金属の製造方法 |
| JP2008031004A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Toagosei Co Ltd | 水酸化アルカリ金属の高純度製造方法 |
| JP2008050198A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Tsurumi Soda Co Ltd | 高純度水酸化アルカリ金属の製造方法 |
| JP2011031223A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Nomura Micro Sci Co Ltd | 陰イオン交換体、その前処理方法及び再生方法並びにアルカリ水溶液の精製方法及び精製装置 |
| JP2013166150A (ja) * | 2013-05-22 | 2013-08-29 | Nomura Micro Sci Co Ltd | アルカリ水溶液の精製方法 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16259390A patent/JPH0455312A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031009A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Toagosei Co Ltd | 高純度水酸化アルカリ金属の製造方法 |
| JP2008031004A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Toagosei Co Ltd | 水酸化アルカリ金属の高純度製造方法 |
| JP2008050198A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Tsurumi Soda Co Ltd | 高純度水酸化アルカリ金属の製造方法 |
| JP2011031223A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Nomura Micro Sci Co Ltd | 陰イオン交換体、その前処理方法及び再生方法並びにアルカリ水溶液の精製方法及び精製装置 |
| JP2013166150A (ja) * | 2013-05-22 | 2013-08-29 | Nomura Micro Sci Co Ltd | アルカリ水溶液の精製方法 |
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