JPH0455076B2 - - Google Patents

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JPH0455076B2
JPH0455076B2 JP14229585A JP14229585A JPH0455076B2 JP H0455076 B2 JPH0455076 B2 JP H0455076B2 JP 14229585 A JP14229585 A JP 14229585A JP 14229585 A JP14229585 A JP 14229585A JP H0455076 B2 JPH0455076 B2 JP H0455076B2
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JP
Japan
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gas
outlet
medical
medical gas
identification device
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JP14229585A
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JPS622137A (ja
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Yoshihisa Taguchi
Kenji Oono
Tokuji Sakaguchi
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Riken Keiki KK
Original Assignee
Riken Keiki KK
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Publication date
Application filed by Riken Keiki KK filed Critical Riken Keiki KK
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Publication of JPS622137A publication Critical patent/JPS622137A/ja
Publication of JPH0455076B2 publication Critical patent/JPH0455076B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/41Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length
    • G01N21/45Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length using interferometric methods; using Schlieren methods

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば酸素、笑気、圧縮空気およ
び窒素などのように、病院などの医療施設におい
て使用される医療ガスの種類などを識別するため
の装置に関する。
背景技術 従来から病院などの医療施設では、複数種類の
医療ガス源からの医療ガスを、各医療ガスに個別
的に対応する各アウトレツトを介して医療機器に
供給するような構成が用いられていた。各医療ガ
スに対応する各アウトレツトは、他の医療ガス用
機器とは接続されないように構成されていた。こ
のような構成によつて、医療ガスの誤接続による
医療ミスを可及的に防止するようにしていた。
このような先行技術において、各アウトレツト
に医療ガスを個別的に供給するガス源の接続を誤
つたとき、医療ガスの使用者が各アウトレツトの
接続を正しく行つたとしても、予期する医療ガス
と異なつた医療ガスが供給されることになる。ま
た医療ガス源からアウトレツトにいたる配管系統
において誤接続を行なつたり、異種医療ガスの混
入などによつて、予期する医療ガスが対応するア
ウトレツトから供給されない事態が発生する。
このような問題を解決するための他の先行技術
として、たとえば麻酔器などに取付けた酸素濃度
計によつてモニタリングしながら、たとえば手術
などの医療行為を行なうようにした。また笑気ガ
ス濃度計を取り付けて笑気ガスが流れていること
を確認するようにしていた。
発明が解決しようとする問題点 このような従来からの対策では、酸素濃度計お
よび笑気ガス濃度計などを個別に準備しなければ
ならず、このような計測機器は比較的高価であ
り、取扱いが不便であつて、医療施設においては
充分に普及されていない。
したがつて本発明は、上述の問題点を解決し、
簡便な構成によつて、医療ガスが対応するアウト
レツトを介して、誤りなく供給されるかどうかを
識別することができるようにした医療ガス識別装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、複数種類の医療ガスを個別的に供給
しかつ接続構造が医療ガスの種類毎に相互に異な
るアウトレツトを、検出するアウトレツト検出手
段と、 アウトレツトを介する医療ガスを識別する医療
ガス識別手段と、 アウトレツト検出手段と医療ガス識別手段との
各出力に応答し、検出されたアウトレツトから、
予め定める医療ガスが供給されるかどうかを判別
する手段とを含むことを特徴とする医療ガス識別
装置である。
作 用 本発明に従えば、複数種類の医療ガスを個別的
に供給するアウトレツトは、その医療ガスの種類
毎に相互に異なる接続構造を有しており、アウト
レツト検出手段は、このアウトレツトを検出す
る。各アウトレツトからの医療ガスは、医療ガス
識別手段によつて識別する。アウトレツト検出手
段と医療ガス識別手段からの出力に応答する判別
手段によつて各アウトレツトに対応した医療ガス
が当該アウトレツトから供給されているかどうか
を判別する。このようにして各種医療ガスが対応
するアウトレツトから供給されているかどうかを
容易に識別することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例を実現する医療ガス
識別装置1の構成を示す系統図である。医療ガス
識別装置1には、医療ガス供給管2から、医療ガ
ス識別装置1が備える絞り3などを介して、医療
ガスが供給される。医療ガス識別装置1は、医療
ガスが充満される試料ガス室4,5および標準ガ
ス室6を備える。本実施例において医療ガスは、
たとえば酸素ガス、笑気ガス、窒素ガスおよび圧
縮空気ガスの4種類を用いるものとする。
たとえば白熱球などの光源7からの光は、レン
ズ8によつて平行光線とされ、ハーフミラー9に
入射する。ハーフミラー9に入射した光の一部
は、ハーフミラー9の入射側の表面10によつて
反射され、試料ガス室4を通過してプリズム11
に入射する。プリズム11の反射面12,13で
順次反射された光は、入射光と平行な光線となつ
て試料ガス室5を通過する。
試料ガス室5を通過した光は、ハーフミラー9
に入射し、入射側とは反対の表面14で反射し、
プリズム15に入射する。プリズム15の反射面
16で反射された光は、レンズ17によつて集光
され、たとえば電荷結合素子(以下CCDと省略
する)などによつて実現される撮像装置18に入
射する。撮像装置18は、直線状に配列された複
数のCCD受光セル18a,18b,…,18n
を有する。
一方、光源7から発生されてハーフミラー9に
入射した光の残余の光は、ハーフミラー9の内部
に屈折して進入し、反射面14によつて反射さ
れ、標準ガス室6を通過する。標準ガス室6を通
過した光は、プリズム11に入射し反射面12,
13で順次反射されて、再び標準ガス室6を通過
する。標準ガス室6を通過した光は、ハーフミラ
ー9の反射面10およびプリズム15の反射面1
6によつて順次反射され、レンズ17によつて集
光されて撮像装置18に入射する。したがつて撮
像装置18の受光面19には、光経路の異なる光
が合成されて入射することになり、受光面19上
で干渉縞が得られることになる。
前述の標準ガス室6には、標準となる一定種類
のガスが充満されており、試料ガス室4,5には
共通にたとえば酸素ガスまたは笑気ガスなどの被
識別医療ガスが、後述されるように適宜充満され
る。一般に光の通過する速度は、気体の種類およ
び濃度などによつて異なる。したがつて試料ガス
室4,5を通過する光には、試料ガス室4,5内
のガスの種類およびその濃度によつて位相のずれ
が発生する。すなわち撮像装置18の受光面19
上の干渉縞は、試料ガス室4,5に充満されるガ
スの種類および濃度に対応して異なつた態様にな
る。この干渉縞の態様を識別することによつて、
試料ガス室4,5内の被識別医療ガスの種類およ
び濃度を識別することができる。
撮像装置18からの出力は、干渉縞認識回路2
0に与えられる。干渉縞認識回路20では、撮像
装置18の受光面19上に結像する干渉縞の態様
に対応して入力される信号に関して、これらの信
号がどの被識別医療ガスの種類に対応するかを認
識する。
干渉縞認識回路20は、たとえば4種類の識別
すべき医療ガスに対応して、ライン21,22,
23,24を介してランプ25,26,27,2
8を個別的に点灯する。ライン21〜24は、
ANDゲートG1,G2,G3,G4のそれぞれ
の一方入力端子と接続される。ANDゲートG1
〜G4の出力端子は、NORゲートG5の入力端
子にそれぞれ接続される。NORゲートG5の出
力端子はたとえばブザーなどの警報手段29に接
続される。
医療ガス源(図示せず)から供給される各医療
ガスの種類に対応するアウトレツトの種類を検出
するアウトレツト検出手段30が設けられる。こ
こで前記4種類の医療ガスのうち、窒素ガスを供
給するアウトレツトには、医療ガス識別装置1は
接続できない構造にしている。したがつてアウト
レツト検出手段30からは、残余の種類の医療ガ
スすなわち酸素ガス、笑気ガスおよび圧縮空気ガ
スそれぞれに対応するライン31,32,33を
介して、信号がそれぞれアウトレツトの種類を認
識するアウトレツト認識回路34に導出される。
アウトレツト認識回路34からは、前記4種類の
医療ガスに対応した信号が、ライン35,36,
37,38を介してそれぞれ前記ANDゲートG
1〜G4の各他方入力端子に与えられる。
第2図は第1図を参照して説明した構成を備え
る医療ガス識別装置1の斜視図であり、第3図は
医療ガス識別装置1の左側面図、第4図は医療ガ
ス識別装置1の正面図、第5図は医療ガス識別装
置1の右側面図である。第2図〜第5図を参照し
て、医療ガス識別装置1の構成を説明する。医療
ガス識別装置1は、大略的に直方体状のケーシン
グ39を備える。ケーシング39の操作面40に
は、識別すべき医療ガスの名称が参照符41,4
2,43,44で示すように表示される。これら
の各医療ガス名表示領域41〜44と近接した位
置に、医療ガス識別装置1が識別した医療ガスの
種類に対応して個別的に点灯されるランプ25〜
28が設けられる。
また、この医療ガス識別装置1の動作状態を停
止、ゼロ調整および識別動作の間で切換える切換
えスイツチ45が備えられる。医療ガス識別装置
1の右側部46には、透孔47が形成される。透
孔47の内部には、第4図の紙面に関して前後方
向に延びる軸線まわりに角変位可能な押圧板48
が備えられる。押圧板48のさらに内部側には、
中空のゴム球49が備えられる。ゴム球49は、
可撓性の膨張した形状を有し、内部にポンプ室5
0を形成する。
このゴム球49は、後述されるように操作され
るポンプ63を構成する。このポンプ63はゴム
球49と、ゴム球49と試料ガス室4,5との間
に介在され、試料ガス室4,5とポンプ室50と
の間の医療ガスの流過を制限する吸入逆止弁(図
示せず)と、ポンプ室50からの医療ガスを大気
に放散するように、医療ガスの流過を一方的に制
限する吐出逆止弁(図示せず)とを備えて構成さ
れる。
医療ガス識別装置1の背面51にはアウトレツ
ト52と接続され、接続部材53が取付けられ
る。この接続部材53の内部には、絞り54を備
えるガス通路55が形成される。また接続部材5
3の台部56に、アウトレツト検出手段を構成す
る固定ピンP1および可動ピンP2,P3,P4
が、接続部材53の軸線57を中心とする仮想円
周上に相互に間隔をあけて配置される。
第6図は接続部材53の正面図であり、第7図
は接続部材53の一部断面を示す側面図であり、
第8図は医療ガス識別装置1の背面51の一部拡
大図である。固定ピンP1と可動ピンP2間、可
動ピンP2,P3間および可動ピンP3,P4間
は、それぞれ相互にたとえば120度、60度、45度
の間隔をあけて配置され、可動ピンP4と固定ピ
ンP1とは135度の角度をあけて配置される。た
とえば可動ピンP3は、大略的に半球状の先端を
有する突出部72と、突出部72の基端部に形成
され、円板状の支持部73と、支持部73に関し
て突出部72とは反対側に形成される軸部74と
を含む。台部56には突出部72が挿通される挿
通孔75が形成され、また挿通孔75と連続して
支持部73が摺動自在に配置される摺動空間76
が形成される。挿通孔75と摺動空間76との間
には、段部77が形成され、この段部77によつ
て支持部73が係止される。
摺動空間76の軸部74の遊端部付近には、軸
部74が揺動しないように固定し、かつ軸部74
が摺動自在に挿通する挿通孔78を有する支持部
材79が設けられる。また軸部74の遊端部に
は、当接部材80が形成される。摺動空間76の
さらに内方側(第7図の右方側)には、空間部8
1が形成され、その内周面82に形成された取付
凹所83,84に、接点85,86をそれぞれ有
する導電性金属から成る板体87,88が半径方
向内方に延びて取付けられる。板体87は第7図
の左方に屈曲して取付けられ、板体88は半径方
向と平行に延びて取付けられる。ここで板体8
7,88の取付け状態は、板体87が後述される
ように第7図の右方に変位したとき、接点85,
86が接触できるように取付けられる。各板体8
7,88にはそれぞれリード線89,90が取付
けられる。
支持部73と支持部材79との間には、軸部7
4を巻回してコイルばね91が取付けられる。可
動ピンP2,P4に関しても、可動ピンP3に関
して上述した構成と同様の構成が設けられる。こ
のような構成が、各アウトレツト52の種類を検
出するアウトレツト検出手段30を構成する。
接続部材53をアウトレツト52(第3図参
照)に嵌入したとき、たとえば可動ピンP3に対
応する嵌合孔(図示せず)がアウトレツト52に
形成されていなければ、可動ピンP3はアウトレ
ツト52に押圧され、第7図(2)で示すように矢符
A4方向に変位する。この変位によつて当接部材
80が板体87を矢符A4方向に押圧し、接点8
5が接点86に接触する。したがつてリード線8
9,90は導通状態となり、この導通によつて出
力される信号を、たとえば第1図のライン32を
介して、アウトレツト認識回路34に入力する。
このようにして、可動ピンP3が矢符A4方向に
縮退したことを検出することができる。
第9図(1)で示される酸素ガスを供給するアウト
レツト52aには、嵌合孔58a以外に可動ピン
P3と対応する位置に、嵌合孔59が形成され
る。第9図(2)で示される笑気ガスを供給するアウ
トレツト52bには、嵌合孔58b以外に可動ピ
ンP4と対応する位置に、嵌合孔60aが形成さ
れる。第9図(3)で示される圧縮空気を供給するア
ウトレツト52cには、嵌合孔58c以外に可動
ピンP2と対応する位置に、嵌合孔61が形成さ
れる。これらのアウトレツト52a,52b,5
2cには、接続部材53が挿入される挿入孔62
a,62b,62cが形成される。
以上のような構成を有する医療ガス識別装置1
を用いた医療ガスの識別方式について説明する。
第2図を参照して、医療ガス識別装置1の使用前
では、切換えスイツチ45は「OFF」の位置に
セツトされている。医療ガス識別装置1の使用に
あたつては、切換えスイツチ45を「ゼロ」の位
置に切換えて、いわゆるゼロガス調整を行なう。
清浄な空気中で、押圧板48を適切な回数だけ押
圧操作する。第1図を参照して、このような押圧
操作によつて、試料ガス室4,5内に残留してい
たガスが大気中に排出され、絞り3を介して試料
ガス室4,5内に清浄な空気が充満される。
ここで医療ガス識別装置1を、第9図(1)を参照
して説明した酸素ガスを供給するアウトレツト5
2aに取付けて、アウトレツト52aから酸素ガ
スが供給されるかどうかの識別を行う操作に関し
て説明する。第2図の切換えスイツチ45を「識
別」位置に切換える。次に、医療ガス識別装置1
の接続部材53を、アウトレツト52aに装着す
る。このときアウトレツト52aには、嵌合孔5
8a,59のみが形成されている。したがつて接
続部材53の可動ピンP2,P4は、押圧されて
接続部材53内に縮退する。このようにして第1
図のアウトレツト検出手段30は、可動ピンP2
〜P4の伸長/縮退状態の組合せによつて、嵌合
されているアウトレツト52が、どの種類の医療
ガスを供給するアウトレツト52であるかを検出
することができる。
嵌合されたアウトレツト52が、酸素ガスを供
給するアウトレツト52aであるとき、第1図の
ライン31にハイレベルの信号が導出され、残余
のライン32,33はローレベルである。またア
ウトレツト52b,52cと嵌合したとき、第1
図のライン32,33にはそれぞれ個別的にハイ
レベルの信号が導出される。またアウトレツト5
2が、酸素ガス、笑気ガスおよび圧縮空気ガス以
外の種類のガスを供給するアウトレツトであると
き、アウトレツト検出手段30はどのラインにも
ハイレベルの信号を導出しない。
このようなアウトレツト検出手段30からの信
号に対応して、アウトレツト認識回路34は、嵌
合されているアウトレツト52が、どの種類の医
療ガスを供給するアウトレツトであるかを認識す
る。嵌合されているのは、酸素ガスを供給するア
ウトレツト52aと想定したので、アウトレツト
認識回路34はライン35にハイレベルの信号を
導出する。また、アウトレツト52が酸素ガス、
笑気ガスおよび圧縮空気ガス以外のガスを供給す
るアウトレツトであるとき、アウトレツト認識回
路34は、どのラインにもハイレベルの信号を導
出しない。
このときアウトレツト52からは、たとえば4
Kg/cm2の圧力で医療ガスが試料ガス室4,5内に
共通に供給される。供給された医療ガスによつ
て、前記ゼロ調整時において試料ガス室4,5内
に充満された空気は排出される。このように医療
ガスが試料ガス室4,5内に充満される。そして
光源7から発生した光は、前述したようにハーフ
ミラー9において光経路の異なる2つの光に分離
され、一方の光は試料ガス室4,5を通過し、他
方の光は標準ガス室6を通過する。このような光
経路の異なる2種類の光が、撮像装置18の受光
面19上に合成されて受光される。
受光面19上では、前述したように試料ガス室
4,5内の医療ガスの種類およびその濃度に対応
する態様の干渉縞が検出されることになる。ここ
で、前述したように撮像装置18は、CCD受光
セル18a,18b,…,18nが一直線状に形
成されている。したがつてこの干渉縞の明暗の繰
返しの周期およびそれぞれの干渉縞の位置などを
読取ることができる。
このような干渉縞の態様に対応する信号が、干
渉縞認識回路20に入力される。ここで、アウト
レツト52aから酸素ガスが供給されている場合
について説明する。この場合、干渉縞認識回路2
0は、ライン21のみにハイレベルの信号を導出
する。したがつてランプ25のみが点灯され、残
余のランプ26〜28は消灯したままである。す
なわち第2図における医療ガス名表示領域41に
対応するランプ25のみが点灯することになり、
使用者はアウトレツト52aから供給されている
医療ガスが、予期された酸素ガスであることを知
ることができる。
一方、ライン21に導出されたハイレベルの信
号は、ANDゲートG1の一方入力端子に与えら
れる。ANDゲートG1の他方入力端子には、前
記のとおり、アウトレツト認識回路34からハイ
レベルの信号が与えられており、その結果AND
ゲートG1はハイレベルの信号を導出する。この
ときNORゲートG5はローレベルの信号を導出
する。したがつて警報手段29は、ブザー吹鳴を
行なわない。
ここでアウトレツト52aから供給される医療
ガスが、酸素ガスではなく窒素ガスである場合、
干渉縞認識回路20は受光面19上の干渉縞の態
様によつて、試料ガス室4,5内の医療ガスが窒
素ガスであることを認識する。したがつて干渉縞
認識回路20は、ライン24のみにハイレベルの
信号を導出する。この信号によつて、ランプ28
のみが点灯される。すなわち第2図に示すように
「窒素」と表示された医療ガスな表示領域44に
対応するランプ28が点灯するので、操作者はア
ウトレツト52aから供給された医療ガスが、窒
素ガスであることを知ることができる。
一方、前述したようにアウトレツト認識回路34
は、嵌合されているアウトレツト52aが酸素ガ
スを供給することを予期されているアウトレツト
であることを認識し、アウトレツト認識回路34
からライン35にハイレベルの信号を導出し、
ANDゲートG1の他方入力端子に与えている。
このときライン21はローレベルであるので、
ANDゲートG1はハイレベルの信号を導出しな
い。一方、ライン24にはハイレベルの信号が導
出され、この信号がANDゲートG4に出力され
るが、ANDゲートG4にアウトレツト認識回路
34から入力される信号は常にローレベルであ
る。したがつてANDゲートG1〜G4は、いず
れもハイレベルの信号を導出しない。したがつて
このときNORゲートG5はハイレベルの信号を
導出し、警報手段29がたとえばブザー吹鳴を行
なう。このようにして操作者は、アウトレツト5
2aから供給された医療ガスが、窒素ガスである
ことを知ることができるとともに、この供給され
た窒素ガスは、アウトレツト52aから供給され
ることが予期されていなかつた種類の医療ガスで
あることを同時に知ることができる。
このようにして簡便な構成によつて、複数種類
の医療ガスが、それぞれ対応するアウトレツト5
2a,52b,53cを介して供給されているか
どうかを識別することができた。
第10図は本発明の他の実施例の医療ガス識別
手段である識別回路65の電気回路図である。識
別回路65において、固定抵抗R1,R2と温度
抵抗係数が大きな抵抗体S1,S2とがブリツジ
回路を構成する。固定抵抗R1,R2の接続点6
6と、抵抗体S1,S2との接続点67との間に
は、可変抵抗VR1を直列に介在させて、電源E
が配置される。固定抵抗R1と抵抗体S1との接
続点68と、固定抵抗R2と抵抗体S2との接続
点69との間には、可変抵抗VR2が接続され
る。可変抵抗VR2には、接続点67から延びた
ライン70が配置され、このライン70を含んで
可変抵抗VR2が構成される。
また接続点68,69間には、可変抵抗VR3
を直列に介在させた医療ガス濃度検出計71が設
けられる。可変抵抗VR1は電流調整用であり、
可変抵抗VR2はゼロ調整用である。また可変抵
抗VR3は感度調整用である。抵抗体S2に識別
しようとする医療ガスを吹付け、抵抗体S2から
奪われる熱量がガスの種類および濃度によつて異
なることを利用し、医療ガスの種類および濃度を
識別する。抵抗体S1は、温度変化に対する補正
用に用いられる。このような識別回路65によつ
ても前述の効果と同様の効果を得ることができ
る。
前述の各実施例においては、識別される医療ガ
スは酸素ガス、笑気ガス、圧縮空気ガスおよび窒
素ガスであつたけれども、本発明はその他の各種
の医療ガスに関連して広く実施されることができ
る。また、医療ガス識別手段としては、前述の2
つの実施例で述べた構成に限らず、たとえばジル
コニア磁器を用いた構成や、赤外線を用いる構成
など広く各種の構成を用いて実現してもよい。
効 果 以上のように本発明によれば、複数種類の医療
ガスを個別的に供給するアウトレツトは、その医
療ガスの種類毎に相互に異なる接続構造を有し、
アウトレツト検出手段は、このアウトレツトを検
出する。また医療ガス識別手段によつてアウトレ
ツトを介して供給される医療ガスの種類を識別す
る。これらアウトレツト検出手段と、医療ガス識
別手段とからの出力に応答する判別手段によつ
て、各アウトレツトに対応した医療ガスが供給さ
れているかどうかを判別するようにした。したが
つて簡便な構成によつて複数種類の医療ガスが、
これらの医療ガスとそれぞれ対応するアウトレツ
トによつて誤りなく供給されているかどうかを容
易に識別することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の医療ガス識別装置
1の構成を示す系統図、第2図は医療ガス識別装
置1の斜視図、第3図は医療ガス識別装置1の左
側面図、第4図は医療ガス識別装置1の正面図、
第5図は医療ガス識別装置1の右側面図、第6図
は接続部材53の正面図、第7図は接続部材53
の一部断面を示す側面図、第8図は医療ガス識別
装置1の一部分の背面図、第9図はアウトレツト
52a,52b,52cの簡略化した正面図、第
10図は本発明の他の実施例の識別回路65の電
気回路図である。 1……医療ガス識別装置、4,5……試料ガス
室、6……標準ガス室、18……撮像装置、20
……干渉縞認識回路、30……アウトレツト検出
手段、34……アウトレツト認識回路、52……
アウトレツト、53……接続部材、58〜61…
…嵌合孔、65……識別回路、71……医療ガス
濃度検出計、G1〜G4……ANDゲート、G5
……NORゲート、P1……固定ピン、P2〜P
4……可動ピン、S1,S2……抵抗体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数種類の医療ガスを個別的に供給しかつ接続
    構造が医療ガスの種類毎に相互に異なるアウトレ
    ツトを、検出するアウトレツト検出手段と、 アウトレツトを介する医療ガスを識別する医療
    ガス識別手段と、 アウトレツト検出手段と医療ガス識別手段との
    各出力に応答し、検出されたアウトレツトから、
    予め定める医療ガスが供給されるかどうかを判別
    する手段とを含むことを特徴とする医療ガス識別
    装置。
JP14229585A 1985-06-27 1985-06-27 医療ガス識別装置 Granted JPS622137A (ja)

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