JPH0454973Y2 - - Google Patents

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JPH0454973Y2
JPH0454973Y2 JP16083186U JP16083186U JPH0454973Y2 JP H0454973 Y2 JPH0454973 Y2 JP H0454973Y2 JP 16083186 U JP16083186 U JP 16083186U JP 16083186 U JP16083186 U JP 16083186U JP H0454973 Y2 JPH0454973 Y2 JP H0454973Y2
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pallet
stage
empty
pallets
claw
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JP16083186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パレツト変換装置に関する。このよ
うなパレツト変換装置は、例えば前工程でプレス
加工された種々の加工品等(物品)を積み込みス
テージにあるパレツトの中へ充填し、充填完了後
は充填されたパレツトを積み込みステージから搬
出すると同時に空のパレツトを空パレツトステー
ジから積み込みステージへ搬入させる場合に都合
良く使用することができる。
〔従来の技術〕 従来この種のパレツト変換装置を第3図及び第
4図に示す。これらの図において、Aは空のパレ
ツトQが待機している空パレツトステージ、Bは
プレス加工品等の物品の充填が行なわれる積み込
みステージ、Cは充填の完了したパレツトを待機
させる充填パレツトステージである。また、積み
込みステージBにおけるP1,P2,P3,P4
は種々の大きさの矩形の枠型パレツトを概略的に
示している。このパレツト交換装置はパレツト搬
送用チエーン11と、パレツトを停止させるスト
ツパ12,13から構成される。ストツパ12は
種々の大きさのパレツトP1,P2,P3,P4
に対応して複数個設けられている。しかしながら
実際上は使用されるパレツトに対応するいずれか
の1つのストツパ12のみが駆動される。
パレツトの交換は、まずストツパ12が下降し
積み込みステージBにおける物品充填後のパレツ
トPがストツパ12から解放され、ついで搬送チ
エーン11にてパレツトPが充填パレツトステー
ジCへと搬出される。その場合空パレツトステー
ジAにある次の空のパレツトQは、ストツパ13
にて引つかけられ空パレツトステージA内に停止
している。パレツトPが充填パレツトステージC
へ搬出された後、ストツパ12が上昇し同時にス
トツパ13が下降して空のパレツトQはフリーと
なり、搬送チエーン11にて空パレツトステージ
Aから積み込みステージBへ搬入されストツパ1
2にて新たなパレツトQの位置出しがなされ交換
が終了する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のパレツト変換装置では、搬
送チエーン11の速度はパレツトの流れ状態によ
る制約により25m/minが限度であり、かつ交換
時、第3図及び第4図で示すように物品積み込み
後のパレツトPが完全に搬出された後、次の空の
パレツトQが積み込みステージBへ搬入されるた
め、交換に約15秒程度必要とする。加工速度の早
いプレスラインでは、生産性の向上の点から、パ
レツト交換時においてもプレスラインを止めない
ために、プレス品を3〜10枚ストツクできる別ユ
ニツトを設ける必要があり、また、中にはパレツ
ト交換毎に前工程(プレスライン)を止めて対応
しなければならない場合もある。従つて、パレツ
ト交換の高速化が要請されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本考案に
よれば、物品が充填されたパレツトを積み込みス
テージから搬出するとともに、空のパレツトを空
パレツトステージから積み込みステージへ搬入さ
せるパレツト交換装置において、パレツトを水平
方向に案内可能な案内手段と、該パレツト案内手
段のパレツト通路内に突入しかつ退避することが
でき、通路内に突入したときは積み込みステージ
にあるパレツトの後端部と空パレツトステージに
あるパレツトの前端部にそれぞれ同時に係合する
ツメ部分を有するツメ手段と、該ツメ手段をパレ
ツト通路内に突入、退避させる第1駆動手段と、
該ツメ手段をパレツト通路に沿つてパレツトの搬
出、搬入方向へ駆動する第2駆動手段とからなる
パレツト交換装置が提供される。
〔作用〕
積み込みステージにあるパレツトへの物品の充
填が完了した後直ちに、ツメ手段がパレツト案内
手段のパレツト通路内に突入する。この時、この
ツメ手段は積み込みステージにある充填パレツト
の後端部と空パレツトステージにある空パレツト
の前端部にそれぞれ係合し、充填パレツトを積み
込みステージから搬出すると同時に空パレツトを
空パレツトステージから積み込みステージへ搬入
させる。これらの搬出、搬入の終了後直ちにツメ
手段はパレツト通路から退避する。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を詳
細に説明する。
第1図及び第2図に本考案のパレツト交換装置
を示している。これらの図において、Aは空のパ
レツトQが待機している空パレツトステージ、B
はプレス加工品等の物品をパレツトPへ充填する
積み込みステージ、Cは充填の完了したパレツト
Rを待機させる充填パレツトステージである。パ
レツトP,Q,Rは或る大きさの矩形で枠型のパ
レツトでありプレス加工品等の物品を充填するの
に適したものである。
本考案のパレツト交換装置において、搬送路1
は空パレツトステージA、積み込みステージB、
及び充填パレツトステージCを貫通して水平方向
に延び、パレツトの受けとなる多数のフリーロー
ラ1aで構成されている。パレツトはこの搬送路
1上を滑りながら水平方向に案内される。搬送路
1の両側にはパレツトのサイドを規制するパレツ
トガイド1b,1cがある。積み込みステージB
にある充填中のパレツトPはその前端がストツパ
21に接触して所定位置に位置決めされるととも
に、クランプ機構22によりクランプされ、物品
の充填中ズレ等を起こすことなく安定的に保持さ
れる。ストツパ21はシリンダ機構によりパレツ
ト停止位置を調節することができる。なお、物品
を充填する機構については図示していない。空パ
レツトステージAの所定位置(図示位置)には順
次空のパレツトQが搬送チエン23により矢印方
向に供給される。また、充填パレツトステージC
には充填の完了したパレツトRが一時待機させら
れた後、搬送チエン24により順次矢印方向に排
出される。
第2図に示すように、搬送路1の下部(第1図
に示すように搬送路1のフリーローラ1aのない
長手方向の部分)には、パレツトを強制的に搬送
するツメ部材2があり、このツメ部材2はパレツ
ト積み込みステージBにあるパレツトPの後端部
(スキー部分)に係合可能なツメ部分2aと、空
パレツトステージAにある空パレツトQの前端部
(スキー部分)に係合可能なツメ部分2bを有す
る。ツメ部材2はパレツト搬送駆動伝達用の歯付
ベルト4には支持されていて、この歯付ベルト4
はサーボモータ5(第1図)により駆動される。
これによりツメ部材2はパレツト搬送路1に沿つ
て移動することができる。また、ツメ部材2、歯
付ベルト4及びサーボモータ5を含む搬送ユニツ
ト3は床面上、即ち固定側に設けてある上昇ユニ
ツト7の作用でリンク機構6を介して上下に移動
可能になつている。
即ち、パレツト積み込みステージBにあるパレ
ツトPへの物品の充填が完了したこと、充填パレ
ツトステージCにパレツトがないこと、及び空パ
レツトステージAの所定位置に空のパレツトQが
あることが確認されると、第1図及び第2図に示
すツメ部材2の位置において、ツメ部材2を含む
搬送ユニツト3が上昇ユニツト7によりリンク機
構6を介して上昇される。これにより、ツメ部材
2のツメ部分2aがパレツト積み込みステージB
の充填パレツトPの後端部に係合し、同時にツメ
部分2bが空パレツトステージAの所定位置にあ
る空パレツトQの前端部に係合する。ストツパ2
1が解除されてパレツトPがフリーとなつた後直
ちに、搬送ユニツト3の上昇位置のままでサーボ
モータ5が駆動され、充填パレツトPと空パレツ
トQとを同時に強制高速搬送する。充填パレツト
Pを積み込みステージBから搬出して充填パレツ
トステージCの所定位置まで移動させ、同時に空
パレツトQを空パレツトステージAの所定位置か
ら積み込みステージへ搬入させる。空パレツトQ
はストツパ21により積み込みステージBの所定
位置に位置決めされる。ツメ部材2を含む搬送ユ
ニツトが上昇ユニツト7によりリンク機構6を介
して下降されると、ツメ部材2のツメ部分2aが
充填パレツトステージCへ来た充填パレツトPの
後端部から外れ、同時にツメ部分2bが充填ステ
ージBの所定位置に来た空パレツトQの前端部か
ら外れ、ツメ部材2がパレツト通路から退避す
る。その後、搬送ユニツト3の下降位置のまま
で、ツメ部材2が初期位置(第1図及び第2図に
示す位置)にサーボモータ5により戻される。ま
た、充填ステージBの所定位置に来た空パレツト
Qはクランプ機構22によりクランプされたのち
充填が開始される。物品の充填が行なわれている
間に、充填パレツトステージCのパレツトが排出
され、空パレツトステージAには新たな空のパレ
ツトQが供給される。
以上のように、本考案の実施例によると、上昇
ユニツト7を固定側に設けることにより、可動部
であるツメ部材2に配線・配管等をなくすること
ができる。また、パレツトの搬送には、サーボモ
ータ5と歯付ベルト4に依り強制的にかつ滑りが
殆どゼロにてパレツトを安定して確実に高速搬送
(60m/min)することができる。以上の構成に
て従来パレツトの交換に約15秒要したものが、4
秒以内にてより確実に交換することを実現でき
た。
〔考案の効果〕
本考案によれば、パレツトの高速交換により前
工程(プレスライン)の連続生産が可能になる。
これにより、従来のように交換時にプレス品をス
トツクさせる別ユニツトも不要となる。また、強
制搬送のため、パレツトを安定して確実に搬送で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパレツト交換装置の平面図、
第2図は第1図の線−における断面図、第3
図は従来のパレツト交換装置の平面図、第4図は
第3図の線−における断面図である。 A……空パレツトステージ、B……充填ステー
ジ、C……充填パレツトステージ、P……充填中
のパレツト、Q……空のパレツト、R……充填済
のパレツト、1……パレツト搬送路、2……ツメ
部材、3……搬送ユニツト、4……歯付ベルト、
5……サーボモータ、6……リンク機構、7……
上昇ユニツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 物品が充填されたパレツトを積み込みステージ
    から搬出するとともに、空のパレツトを空パレツ
    トステージから積み込みステージへ搬入させるパ
    レツト交換装置において、パレツトを水平方向に
    案内可能な案内手段と、該パレツト案内手段のパ
    レツト通路内に突入しかつ退避することができ、
    通路内に突入したときは積み込みステージにある
    パレツトの後端部と空パレツトステージにあるパ
    レツトの前端部にそれぞれ同時に係合するツメ部
    分を有するツメ手段と、該ツメ手段をパレツト通
    路内に突入、退避させる第1駆動手段と、該ツメ
    手段をパレツト通路に沿つてパレツトの搬出、搬
    入方向へ駆動する第2駆動手段とからなるパレツ
    ト交換装置。
JP16083186U 1986-10-22 1986-10-22 Expired JPH0454973Y2 (ja)

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JPS6367539U JPS6367539U (ja) 1988-05-07
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