JPH0454798B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0454798B2 JPH0454798B2 JP60115326A JP11532685A JPH0454798B2 JP H0454798 B2 JPH0454798 B2 JP H0454798B2 JP 60115326 A JP60115326 A JP 60115326A JP 11532685 A JP11532685 A JP 11532685A JP H0454798 B2 JPH0454798 B2 JP H0454798B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- earth
- sand
- pipe
- tank
- sand tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 164
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 22
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 21
- 239000013049 sediment Substances 0.000 claims description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はトンネル掘進機で掘進された土砂の搬
出システムに係り、詳しくはトンネル掘進機のカ
ツタホイールで掘削され、スクリユーコンベアで
後方に搬出されてくる掘削土砂を長距離輸送管へ
送り出す搬送システムに関する。
出システムに係り、詳しくはトンネル掘進機のカ
ツタホイールで掘削され、スクリユーコンベアで
後方に搬出されてくる掘削土砂を長距離輸送管へ
送り出す搬送システムに関する。
この種、従来の掘削土砂の搬送システムを第4
図ないし第6図を参照して説明する。図におい
て、トンネル掘進機は、切羽をカツタホイール1
にて掘削し、その掘削土砂をチヤンバ2内に取り
込み、該チヤンバ2内の土砂をスクリユーコンベ
ア3により後方に搬出する一方、後方に構築した
セグメント4で反力をとりシールドジヤツキ5の
推力により前進する。前記スクリユーコンベア3
から排出される土砂の長距離輸送管へ送り出す搬
送システムは、トンネル掘進機に随伴する2台の
後方台車6,7の前方に配設され、該後方台車
6,7の走行レール8上を移動できる土砂タンク
9と、その土砂タンク9とスクリユーコンベア3
とに支持されて、スクリユーコンベア3から排出
される土砂を受けて土砂タンク9へ送るベルトコ
ンベア10と、土砂タンク9の出口に接続され、
後方台車6,7の側方を迂回して後方に伸びる第
1土砂圧送管11と、スイベルジヨイント13を
介して折りたためるように構成され、第1土砂圧
送管11の長距離輸送管14とに接続する第2土
砂圧送管12と、土砂タンク9に装着され、該土
砂タンク9内の土砂を第1土砂圧送管11および
第2土砂圧送管12を通して長距離輸送管14へ
送り出す土砂圧送ポンプ15とを備えている。前
記第2土砂圧送管11の中間折り曲げ部、第1土
砂圧送管11との接続部および長距離輸送管14
との接続部は前記走行レール8上を移動できる台
車16上に載置されている。
図ないし第6図を参照して説明する。図におい
て、トンネル掘進機は、切羽をカツタホイール1
にて掘削し、その掘削土砂をチヤンバ2内に取り
込み、該チヤンバ2内の土砂をスクリユーコンベ
ア3により後方に搬出する一方、後方に構築した
セグメント4で反力をとりシールドジヤツキ5の
推力により前進する。前記スクリユーコンベア3
から排出される土砂の長距離輸送管へ送り出す搬
送システムは、トンネル掘進機に随伴する2台の
後方台車6,7の前方に配設され、該後方台車
6,7の走行レール8上を移動できる土砂タンク
9と、その土砂タンク9とスクリユーコンベア3
とに支持されて、スクリユーコンベア3から排出
される土砂を受けて土砂タンク9へ送るベルトコ
ンベア10と、土砂タンク9の出口に接続され、
後方台車6,7の側方を迂回して後方に伸びる第
1土砂圧送管11と、スイベルジヨイント13を
介して折りたためるように構成され、第1土砂圧
送管11の長距離輸送管14とに接続する第2土
砂圧送管12と、土砂タンク9に装着され、該土
砂タンク9内の土砂を第1土砂圧送管11および
第2土砂圧送管12を通して長距離輸送管14へ
送り出す土砂圧送ポンプ15とを備えている。前
記第2土砂圧送管11の中間折り曲げ部、第1土
砂圧送管11との接続部および長距離輸送管14
との接続部は前記走行レール8上を移動できる台
車16上に載置されている。
前述の掘削土砂の輸送システムは、第4図に示
すようにトンネル掘進機におけるカツタホイール
1先端と長距離輸送管14の先端部との距離L1
が短かい状態にあるときは、第2土砂圧送管12
を図示のように折りたたんだ姿勢とし、スクリユ
ーコンベア3からベルトコンベア10を介して土
砂タンク9に送り込まれた土砂の土砂圧送ポンプ
15により第1土砂圧送管11、第2土砂圧送管
12を通して長距離輸送管14へ送り出す。トン
ネル掘進機が前進すると、それに伴なつてスクリ
ユーコンベア3およびベルトコンベア10、土砂
タンク9、後方台車6,7も前進し、第2土砂圧
送管12が折りたたみ姿勢から直線状に伸びる姿
勢に変更していく。そして、第5図に示すように
第2土砂圧送管12が直線状態になつたら掘削を
停止し、該第2土砂圧送管12と長距離輸送管1
4との接続を解き、かつ第2土砂圧送管12を後
方台車7側に引き寄せて折りたたみ姿勢とした
後、第6図に示すように第2土砂圧送管12の後
端と長距離輸送管14の先端との間に、該輸送管
14を構成する単位長さの管14Aを継ぎ足す。
以下、前記の動作を繰り返して掘進長に追従さ
せ、土砂の搬送を行う。
すようにトンネル掘進機におけるカツタホイール
1先端と長距離輸送管14の先端部との距離L1
が短かい状態にあるときは、第2土砂圧送管12
を図示のように折りたたんだ姿勢とし、スクリユ
ーコンベア3からベルトコンベア10を介して土
砂タンク9に送り込まれた土砂の土砂圧送ポンプ
15により第1土砂圧送管11、第2土砂圧送管
12を通して長距離輸送管14へ送り出す。トン
ネル掘進機が前進すると、それに伴なつてスクリ
ユーコンベア3およびベルトコンベア10、土砂
タンク9、後方台車6,7も前進し、第2土砂圧
送管12が折りたたみ姿勢から直線状に伸びる姿
勢に変更していく。そして、第5図に示すように
第2土砂圧送管12が直線状態になつたら掘削を
停止し、該第2土砂圧送管12と長距離輸送管1
4との接続を解き、かつ第2土砂圧送管12を後
方台車7側に引き寄せて折りたたみ姿勢とした
後、第6図に示すように第2土砂圧送管12の後
端と長距離輸送管14の先端との間に、該輸送管
14を構成する単位長さの管14Aを継ぎ足す。
以下、前記の動作を繰り返して掘進長に追従さ
せ、土砂の搬送を行う。
しかし、従来の搬送システムにおいては、次の
ような問題がある。
ような問題がある。
(1) 長距離を圧送するための土砂圧送ポンプ15
(最大吐出圧力60Kg/cm2程度)の後に圧送管を
継ぎ足す装置がついているため、おりたたみ式
伸縮管12などは高水圧、高土圧に耐えること
が要求され、シール構造がむずかしく、高価格
となる。
(最大吐出圧力60Kg/cm2程度)の後に圧送管を
継ぎ足す装置がついているため、おりたたみ式
伸縮管12などは高水圧、高土圧に耐えること
が要求され、シール構造がむずかしく、高価格
となる。
(2) スクリユーコンベア3から排出される土砂を
一度ベルトコンベア10で受けた後土砂タンク
9へ送り込むようになつているので、該ベルト
コンベア10からの泥落でトンネル坑内が汚
れ、その清掃にかなりの手間を要する。
一度ベルトコンベア10で受けた後土砂タンク
9へ送り込むようになつているので、該ベルト
コンベア10からの泥落でトンネル坑内が汚
れ、その清掃にかなりの手間を要する。
(3) スクリユーコンベア3の後部にベルトコンベ
ア10および土砂タンク15が存在することに
なるので、トンネル掘進機内への出入りに邪魔
となる。
ア10および土砂タンク15が存在することに
なるので、トンネル掘進機内への出入りに邪魔
となる。
(4) 第2土砂圧送管12がスイベルジヨイント1
3を介して折りたたみ式に構成されているの
で、構造が複雑で高価なものとなる。
3を介して折りたたみ式に構成されているの
で、構造が複雑で高価なものとなる。
(5) 折りたたみ式の第2土砂圧送管12は折りた
たみ姿勢をとつた状態でもかなりのスペースを
とり、結果的に後方台車を増加したことと同じ
状態となるため、仮掘進区間(第4図の距離
L1)が長くなつて、仮掘進用ホース、ケーブ
ルをそれに対応して長くしなければならず、コ
スト高を招くばかりではなく、ホース、ケーブ
ルのさばきも面倒となる。
たみ姿勢をとつた状態でもかなりのスペースを
とり、結果的に後方台車を増加したことと同じ
状態となるため、仮掘進区間(第4図の距離
L1)が長くなつて、仮掘進用ホース、ケーブ
ルをそれに対応して長くしなければならず、コ
スト高を招くばかりではなく、ホース、ケーブ
ルのさばきも面倒となる。
本発明の目的は、泥落によるトンネル坑内の汚
れをなくし、かつトンネル掘進機内への出入りに
邪魔とならないようにすると共に、スクリユーコ
ンベアから排出される土砂を長距離輸送管へ送る
土砂圧送管の構造を簡単かつ安価にし、しかも土
砂圧送管のスペースを小さくして仮掘進区間を短
かくできる掘進土砂の搬送システムを提供するこ
とにある。
れをなくし、かつトンネル掘進機内への出入りに
邪魔とならないようにすると共に、スクリユーコ
ンベアから排出される土砂を長距離輸送管へ送る
土砂圧送管の構造を簡単かつ安価にし、しかも土
砂圧送管のスペースを小さくして仮掘進区間を短
かくできる掘進土砂の搬送システムを提供するこ
とにある。
本発明は、トンネル掘進機のスクリユーコンベ
アに装着されて、該スクリユーコンベアから排出
される土砂を受ける第1土砂タンクと、トンネル
掘進機に随伴する後方台車の後方に配設されて、
トンネル掘進機の掘進方向へ移動可能な第2土砂
タンクと、前記第1土砂タンクの出口に接続され
て後方に伸びる第1土砂圧送管と、前記第2土砂
タンクの入口に接続されて前方に伸び、第1土砂
圧送管を摺動可能に嵌合させる第2土砂圧送管
と、第1土砂タンクに装着され、該土砂タンク内
の土砂を第1土砂圧送管および第2土砂圧送管を
通して第2土砂タンクへ送り出す第1圧送ポンプ
と、第2土砂タンクに装着され、該土砂タンク内
の土砂を長距離輸送管へ送り出すための第2圧送
ポンプとを備え、前記第2土砂タンクの出口に長
距離輸送管を接続し、かつ前記の第1土砂圧送管
の第2土砂圧送管との最大嵌合長さを長距離輸送
管を構成する継ぎ足し管の長さよりも大きく選定
する構成とすることにより、スクリユーコンベア
からの泥落をなくし、かつスクリユーコンベア後
部に第1土砂タンクのみを存在させてトンネル掘
進機内への出入りを容易にすると共に、長距離輸
送管側へ土砂を送る土砂圧送管の構造を簡単に
し、しかも土砂圧送管部のスペースを小さくして
仮掘進区間を短かくするようにしたものである。
アに装着されて、該スクリユーコンベアから排出
される土砂を受ける第1土砂タンクと、トンネル
掘進機に随伴する後方台車の後方に配設されて、
トンネル掘進機の掘進方向へ移動可能な第2土砂
タンクと、前記第1土砂タンクの出口に接続され
て後方に伸びる第1土砂圧送管と、前記第2土砂
タンクの入口に接続されて前方に伸び、第1土砂
圧送管を摺動可能に嵌合させる第2土砂圧送管
と、第1土砂タンクに装着され、該土砂タンク内
の土砂を第1土砂圧送管および第2土砂圧送管を
通して第2土砂タンクへ送り出す第1圧送ポンプ
と、第2土砂タンクに装着され、該土砂タンク内
の土砂を長距離輸送管へ送り出すための第2圧送
ポンプとを備え、前記第2土砂タンクの出口に長
距離輸送管を接続し、かつ前記の第1土砂圧送管
の第2土砂圧送管との最大嵌合長さを長距離輸送
管を構成する継ぎ足し管の長さよりも大きく選定
する構成とすることにより、スクリユーコンベア
からの泥落をなくし、かつスクリユーコンベア後
部に第1土砂タンクのみを存在させてトンネル掘
進機内への出入りを容易にすると共に、長距離輸
送管側へ土砂を送る土砂圧送管の構造を簡単に
し、しかも土砂圧送管部のスペースを小さくして
仮掘進区間を短かくするようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図
に基づいて説明する。第1図は本発明による掘削
土砂の搬送システムを備えたトンネル掘進機の縦
断面図を示している。図において、トンネル掘進
機は、カツタホイール1、チヤンバ2およびスク
リユーコンベア3、シールドジヤツキ5を備え、
切羽をカツタホイール1で掘削し、その掘削土砂
をチヤンバ2内に取り込み、該チヤンバ2内の土
砂をスクリユーコンベア3にて後方に搬出する一
方、後方に構築したセグメント4で反力をとりシ
ールドジヤツキ5の推力で前進する。本発明によ
る掘削土砂の搬送システムは、スクリユーコンベ
ア3に装着され、該スクリユーコンベア3から排
出される土砂を受ける第1土砂タンク20と、ト
ンネル掘進機に随伴する後方台車6,7の後方に
配置され、トンネル掘進機の掘進方向へ移動でき
る第2の土砂タンク21と、第1土砂タンク20
の出口に可撓管23を介して接続されて後方に伸
びる第1土砂圧送管22と、第2土砂タンク21
の入口に接続されて前方に伸び、第1土砂圧送管
22を嵌合させている第2土砂圧送管24と、第
1土砂タンク20に装着され、該土砂タンク20
内の土砂を可撓管23、第1土砂圧送管22およ
び第2土砂圧送管24を通して第2土砂タンク2
1へ送る第1圧送ポンプ25と、第2土砂タンク
21に装着され、該土砂タンク21内の土砂を長
距離輸送管14へ送り出すための第2圧送ポンプ
26とを備えている。
に基づいて説明する。第1図は本発明による掘削
土砂の搬送システムを備えたトンネル掘進機の縦
断面図を示している。図において、トンネル掘進
機は、カツタホイール1、チヤンバ2およびスク
リユーコンベア3、シールドジヤツキ5を備え、
切羽をカツタホイール1で掘削し、その掘削土砂
をチヤンバ2内に取り込み、該チヤンバ2内の土
砂をスクリユーコンベア3にて後方に搬出する一
方、後方に構築したセグメント4で反力をとりシ
ールドジヤツキ5の推力で前進する。本発明によ
る掘削土砂の搬送システムは、スクリユーコンベ
ア3に装着され、該スクリユーコンベア3から排
出される土砂を受ける第1土砂タンク20と、ト
ンネル掘進機に随伴する後方台車6,7の後方に
配置され、トンネル掘進機の掘進方向へ移動でき
る第2の土砂タンク21と、第1土砂タンク20
の出口に可撓管23を介して接続されて後方に伸
びる第1土砂圧送管22と、第2土砂タンク21
の入口に接続されて前方に伸び、第1土砂圧送管
22を嵌合させている第2土砂圧送管24と、第
1土砂タンク20に装着され、該土砂タンク20
内の土砂を可撓管23、第1土砂圧送管22およ
び第2土砂圧送管24を通して第2土砂タンク2
1へ送る第1圧送ポンプ25と、第2土砂タンク
21に装着され、該土砂タンク21内の土砂を長
距離輸送管14へ送り出すための第2圧送ポンプ
26とを備えている。
前記の第1土砂圧送管22および第2土砂圧送
管24は後方台車6,7の屋根上に配置され、か
つ第1土砂圧送管22の基端部は後方台車6の屋
根に支持されている。
管24は後方台車6,7の屋根上に配置され、か
つ第1土砂圧送管22の基端部は後方台車6の屋
根に支持されている。
前記第2土砂タンク21は、後方台車6,7の
走行レール8上を転動する車輪27を具えて、該
走行レール8上を移動できるようになつている。
また第2土砂タンク21の出口は長距離輸送管1
4に接続されている。
走行レール8上を転動する車輪27を具えて、該
走行レール8上を移動できるようになつている。
また第2土砂タンク21の出口は長距離輸送管1
4に接続されている。
次に本実施例の作用について説明する。第1図
に示すようにトンネル掘進機のカツタホイール1
先端と長距離輸送管14の先端部との距離L2が
短かいときには、第1土砂圧送管22の第2土砂
圧送管24への嵌合長さが大きくなつている。ト
ンネル掘進機のカツターホイール1で掘削され、
チヤンバ2内に取り込まれた土砂はスクリユーコ
ンベア3から第1土砂タンク20に送り込まれ
る。該第1土砂タンク20内の土砂は第1圧送ポ
ンプ25により可撓管23、第1土砂圧送管22
および第2土砂圧送管24を通して第2土砂タン
ク21内に送り込まれた後、第2圧送ポンプ26
により長距離輸送管14へ送り出されていく。ト
ンネル掘進機が第2図に示すように前進すると、
スクリユーコンベア3、第1土砂タンク20、第
1圧送ポンプ25および後方台車6,7もそれに
伴なつて前進すると同時に、第1土砂圧送管22
も前進して第2土砂圧送管24から伸びてくる。
そして、第1土砂圧送管22が長距離輸送管14
を構成する単位長さ管1本分の長さまで伸びた
ら、掘削を停止し、第2土砂タンク21と長距離
輸送管14との接続を解き、かつ第2土砂タンク
21を後方台車7側に移動させた後、第3図に示
すように第2土砂タンク21の出口と長距離輸送
管14の先端との間に単位長さの管14Aを継ぎ
足す。以下、前記の動作を繰り返して掘進長に追
従させて土砂の搬送を行う。
に示すようにトンネル掘進機のカツタホイール1
先端と長距離輸送管14の先端部との距離L2が
短かいときには、第1土砂圧送管22の第2土砂
圧送管24への嵌合長さが大きくなつている。ト
ンネル掘進機のカツターホイール1で掘削され、
チヤンバ2内に取り込まれた土砂はスクリユーコ
ンベア3から第1土砂タンク20に送り込まれ
る。該第1土砂タンク20内の土砂は第1圧送ポ
ンプ25により可撓管23、第1土砂圧送管22
および第2土砂圧送管24を通して第2土砂タン
ク21内に送り込まれた後、第2圧送ポンプ26
により長距離輸送管14へ送り出されていく。ト
ンネル掘進機が第2図に示すように前進すると、
スクリユーコンベア3、第1土砂タンク20、第
1圧送ポンプ25および後方台車6,7もそれに
伴なつて前進すると同時に、第1土砂圧送管22
も前進して第2土砂圧送管24から伸びてくる。
そして、第1土砂圧送管22が長距離輸送管14
を構成する単位長さ管1本分の長さまで伸びた
ら、掘削を停止し、第2土砂タンク21と長距離
輸送管14との接続を解き、かつ第2土砂タンク
21を後方台車7側に移動させた後、第3図に示
すように第2土砂タンク21の出口と長距離輸送
管14の先端との間に単位長さの管14Aを継ぎ
足す。以下、前記の動作を繰り返して掘進長に追
従させて土砂の搬送を行う。
従つて、本実施例においては、第1土砂タンク
20内の土砂を送り出す第1圧送ポンプ25とし
ては、土砂を第2土砂タンク21へ送り込める程
度の低圧のポンプ(最大吐出圧力10Kg/cm2程度)
を使用すればよく、かつ、嵌合部は第2土砂タン
ク21に近い位置にあるので嵌合部圧力はさらに
低圧となり、シールが容易な嵌合タイプの伸縮管
を使用することができる。また、スクリユーコン
ベア3から排出される土砂を直接第1土砂タンク
20で受けるようにしているので、泥落によるト
ンネル坑内の汚れをなくすことができる。またス
クリユーコンベア3後部には第1圧送ポンプ25
を装着した第1土砂タンク20のみが存在するだ
けとなり、トンネル掘進機内への出入りが容易と
なる。また、第2土砂圧送管24を第1土砂圧送
管22を嵌合させる直管で構成しているので、折
りたたみ式の管に比べて構造が簡単かつ安価とな
る。さらに、第1土砂圧送管22と第2土砂圧送
管24との嵌合長さが大きい状態にあるときに
は、該第2土砂圧送管24が占めるスペースを小
さくできるので、仮掘進区間(第1図の距離L2)
が従来のものと比較して短かくなり、それに伴な
つて仮掘進用ホース、ケーブルを短かくできる。
20内の土砂を送り出す第1圧送ポンプ25とし
ては、土砂を第2土砂タンク21へ送り込める程
度の低圧のポンプ(最大吐出圧力10Kg/cm2程度)
を使用すればよく、かつ、嵌合部は第2土砂タン
ク21に近い位置にあるので嵌合部圧力はさらに
低圧となり、シールが容易な嵌合タイプの伸縮管
を使用することができる。また、スクリユーコン
ベア3から排出される土砂を直接第1土砂タンク
20で受けるようにしているので、泥落によるト
ンネル坑内の汚れをなくすことができる。またス
クリユーコンベア3後部には第1圧送ポンプ25
を装着した第1土砂タンク20のみが存在するだ
けとなり、トンネル掘進機内への出入りが容易と
なる。また、第2土砂圧送管24を第1土砂圧送
管22を嵌合させる直管で構成しているので、折
りたたみ式の管に比べて構造が簡単かつ安価とな
る。さらに、第1土砂圧送管22と第2土砂圧送
管24との嵌合長さが大きい状態にあるときに
は、該第2土砂圧送管24が占めるスペースを小
さくできるので、仮掘進区間(第1図の距離L2)
が従来のものと比較して短かくなり、それに伴な
つて仮掘進用ホース、ケーブルを短かくできる。
また、本実施例においては、第1土砂圧送管2
2を可撓管23を介して第1土砂タンク20の出
口に接続した構成としているので、トンネル掘進
機がカーブを切つて前進する場合、前記可撓管2
3が第1土砂圧送管22と第1土砂タンク20と
の自在継手の役目を果すことになり、カーブに十
分に追従させることができる。また第1土砂タン
ク20内の土砂を送り出す第1圧送ポンプ25と
しては、土砂を第2土砂タンク21へ送り込める
容量のポンプを使用すればよい、つまり前記可撓
管23には比較的低圧力の土砂が流通するだけで
あるから、該可撓管23として市販のものを使用
することができる。
2を可撓管23を介して第1土砂タンク20の出
口に接続した構成としているので、トンネル掘進
機がカーブを切つて前進する場合、前記可撓管2
3が第1土砂圧送管22と第1土砂タンク20と
の自在継手の役目を果すことになり、カーブに十
分に追従させることができる。また第1土砂タン
ク20内の土砂を送り出す第1圧送ポンプ25と
しては、土砂を第2土砂タンク21へ送り込める
容量のポンプを使用すればよい、つまり前記可撓
管23には比較的低圧力の土砂が流通するだけで
あるから、該可撓管23として市販のものを使用
することができる。
以上の如く、本発明によれば、泥落によるトン
ネル坑内の汚れをなくし、かつトンネル掘進機内
への出入りを容易にすることができると共に、土
砂を長距離輸送管まで送る土砂圧送管の構造を簡
単かつ安価にでき、しかも仮掘進区間を短かくす
ることができる。
ネル坑内の汚れをなくし、かつトンネル掘進機内
への出入りを容易にすることができると共に、土
砂を長距離輸送管まで送る土砂圧送管の構造を簡
単かつ安価にでき、しかも仮掘進区間を短かくす
ることができる。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示
し、第1図は本発明による掘削土砂の搬送システ
ムを備えたトンネル掘進機の縦断面図、第2図お
よび第3図はその動作図、第4図は従来の搬送シ
ステムを備えたトンネル掘進機の縦断面図、第5
図および第6図はその動作図を示す。 1……カツタホイール、3……スクリユーコン
ベア、6,7……後方台車、8……走行レール、
14……長距離輸送管、14A……単位長さの
管、20……第1土砂タンク、21……第2土砂
タンク、22……第1土砂圧送管、23……可撓
管、24……第2土砂圧送管、25……第1圧送
ポンプ、26……第2圧送ポンプ、27……車
輪。
し、第1図は本発明による掘削土砂の搬送システ
ムを備えたトンネル掘進機の縦断面図、第2図お
よび第3図はその動作図、第4図は従来の搬送シ
ステムを備えたトンネル掘進機の縦断面図、第5
図および第6図はその動作図を示す。 1……カツタホイール、3……スクリユーコン
ベア、6,7……後方台車、8……走行レール、
14……長距離輸送管、14A……単位長さの
管、20……第1土砂タンク、21……第2土砂
タンク、22……第1土砂圧送管、23……可撓
管、24……第2土砂圧送管、25……第1圧送
ポンプ、26……第2圧送ポンプ、27……車
輪。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トンネル掘進機のカツタホイールで掘削さ
れ、スクリユーコンベアで後方に搬出されてくる
掘削土砂を単位長さの管を継ぎ足して構成される
長距離輸送管へ送り出す掘削土砂の搬送システム
において、前記スクリユーコンベアに装着され
て、該スクリユーコンベアから排出される土砂を
受ける第1土砂タンクと、トンネル掘進機に随伴
する後方台車の後方に配設されて、トンネル掘進
機の掘進方向へ移動可能な第2土砂タンクと、前
記第1土砂タンクの出口に接続されて後方に伸び
る第1土砂圧送管と、前記第2土砂タンクの入口
に接続されて前方に伸び、第1土砂圧送管を摺動
可能に嵌合させる第2土砂圧送管と、第1土砂タ
ンクに装着され、該土砂タンク内の土砂を第1土
砂圧送管および第2土砂圧送管を通して第2土砂
タンクへ送り出す第1圧送ポンプと、第2土砂タ
ンクに装着され、該土砂タンク内の土砂を長距離
輸送管へ送り出すための第2圧送ポンプとを備
え、前記第2土砂タンクの出口に長距離輸送管を
接続し、かつ前記の第1土砂圧送管の第2土砂圧
送管との最大嵌合長さを長距離輸送管の単位長さ
管の長さよりも大きく選定していることを特徴と
する掘削土砂の搬送システム。 2 特許請求の範囲第1項において、前記第2土
砂タンクは、下部に車輪を具えて、後方台車が走
行する走行レール上を移動できるようになつてい
ることを特徴とする掘削土砂の搬送システム。 3 特許請求の範囲第1項において、前記第1土
砂圧送管および第2土砂圧送管は、後方台車の屋
根上に配置され、かつ第1土砂圧送管が可撓管を
介して第1土砂タンクの出口に接続されていると
共に、基端部が後方台車の屋根に支持されている
ことを特徴とする掘削土砂の搬出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11532685A JPS61274097A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 掘削土砂の搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11532685A JPS61274097A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 掘削土砂の搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61274097A JPS61274097A (ja) | 1986-12-04 |
JPH0454798B2 true JPH0454798B2 (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=14659797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11532685A Granted JPS61274097A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 掘削土砂の搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61274097A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5269989A (en) * | 1992-09-01 | 1993-12-14 | The Dow Chemical Company | Cermet or ceramic/glass composites including self-reinforced β-Silicon nitride, and method of making same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0320398U (ja) * | 1989-07-08 | 1991-02-27 |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP11532685A patent/JPS61274097A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0320398U (ja) * | 1989-07-08 | 1991-02-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61274097A (ja) | 1986-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019039252A (ja) | トンネル内のズリ搬送・換気設備 | |
JPH0454798B2 (ja) | ||
JP3117947B2 (ja) | シールド工法用ホース台車 | |
JP3731723B2 (ja) | 坑内搬送システム及び積荷搬出入方法 | |
JP3244900B2 (ja) | 伸縮管及び土砂排出装置 | |
CA1156942A (en) | Vehicle for use in servicing aircraft | |
JP3420056B2 (ja) | 岩盤清掃機 | |
JPH0527595Y2 (ja) | ||
JP3051568B2 (ja) | トンネル掘削機の後続設備の走行装置 | |
JPH11131981A (ja) | ホースドラム台車 | |
JP3205510B2 (ja) | 風管ガイド | |
CN219366036U (zh) | 一种泥水平衡式盾构机泥浆环流系统管路延伸装置 | |
CN212958640U (zh) | 用于隧道施工设备的拖挂车 | |
JP2002285800A (ja) | トンネル掘削における工事用の軌条と幅広台車 | |
JP3305376B2 (ja) | シールド掘進機の後続台車および後続設備 | |
CN216950394U (zh) | 一种载泵车随二衬浇筑台车同步安装结构 | |
JPH0412157Y2 (ja) | ||
CN116006194A (zh) | 一种泥水平衡式盾构机泥浆环流系统管路延伸装置 | |
JP2586916Y2 (ja) | 埋め戻し装置 | |
JP2781638B2 (ja) | 吸込式排土装置 | |
JPH0754393Y2 (ja) | シールド掘進機の台車連結構造 | |
JPS6133959B2 (ja) | ||
JP3897515B2 (ja) | 泥水シールド掘削機の発進方法 | |
JP2001115781A (ja) | シールド工法における配管の延伸方法 | |
JPH0816435B2 (ja) | シールド掘削機 |