JPH0453931A - 光走査装置 - Google Patents
光走査装置Info
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- JPH0453931A JPH0453931A JP16454390A JP16454390A JPH0453931A JP H0453931 A JPH0453931 A JP H0453931A JP 16454390 A JP16454390 A JP 16454390A JP 16454390 A JP16454390 A JP 16454390A JP H0453931 A JPH0453931 A JP H0453931A
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- light beam
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はレーザーど−ムプリンター レーザービーム複
写装置等のようにレーザーを用いて像坦持体上を画像信
号に応じて露光走査し、画像を形成する際に好適なAO
素子を用いた光走査装置に関するものである。
写装置等のようにレーザーを用いて像坦持体上を画像信
号に応じて露光走査し、画像を形成する際に好適なAO
素子を用いた光走査装置に関するものである。
(従来の技術)
近年、画像記録の分野においては高密度化がますます進
んでいるが、中でもレーザービーム光で例えば感光体面
上を走査して記録する方法はその中心的な位置を占める
に至っている。従来高密度な画像を変調されたレーザー
ビームの光走査によって形成し、電子写真プロセスによ
って記録出力する装置としてはレーザービームプリンタ
ーあるいはレーザービーム複写機のようなものが知られ
ている。これらの光走査装置の中に偏向手段として5A
W(表面弾性波)を用い、ブラック回折を利用して偏向
を行う導波型AO(Acoust□−optic)光偏
向器を用いたものが提案されている。
んでいるが、中でもレーザービーム光で例えば感光体面
上を走査して記録する方法はその中心的な位置を占める
に至っている。従来高密度な画像を変調されたレーザー
ビームの光走査によって形成し、電子写真プロセスによ
って記録出力する装置としてはレーザービームプリンタ
ーあるいはレーザービーム複写機のようなものが知られ
ている。これらの光走査装置の中に偏向手段として5A
W(表面弾性波)を用い、ブラック回折を利用して偏向
を行う導波型AO(Acoust□−optic)光偏
向器を用いたものが提案されている。
(発明が解決しようとしている課題)
しかしながら上記従来例にみられるSAWを利用したA
O素子を用いる場合、その物理現象的な制約から高速化
に限界が存在していた。
O素子を用いる場合、その物理現象的な制約から高速化
に限界が存在していた。
第1の問題点はSAWを用いる場合、系の限界がSAW
の形成されている導波路基板材料の縦波の進行速度によ
って定められることである。進行速度は1秒間に数千メ
ートルである。SAWか導波路中に存在すれば、入射し
てきた光ビームはブラックの法則によりて回折され偏向
される。従って系の限界は過渡状態、即ち一定周期のS
AWか導波路中の光ビームの幅の中からいなくなる、或
は入ってくる時の特性により決定される。過渡的にSA
Wが一定でなくなる時間はSAWが導波路中の該光ビー
ムの幅を横切る時間に等しく、この間は光走査における
デッドタイムとなる。
の形成されている導波路基板材料の縦波の進行速度によ
って定められることである。進行速度は1秒間に数千メ
ートルである。SAWか導波路中に存在すれば、入射し
てきた光ビームはブラックの法則によりて回折され偏向
される。従って系の限界は過渡状態、即ち一定周期のS
AWか導波路中の光ビームの幅の中からいなくなる、或
は入ってくる時の特性により決定される。過渡的にSA
Wが一定でなくなる時間はSAWが導波路中の該光ビー
ムの幅を横切る時間に等しく、この間は光走査における
デッドタイムとなる。
例として導波路基板としてL iN b O3を用いた
場合を考える。LiNbO3基板上でのSAWの進行速
度が約5000 m / s e cであるところより
、導波路中での光ビームの幅をW(mm)とすると、像
担持体に1画素を記録するために要する時間は 約W / 5000000 + a (s e c )
と表わすことができる。ここでαは各画素に対区するレ
ーザーの露光照射時間で、通常数百n5eCオーダーの
値のものである。Wを10mmとすると、αは無視でき
る量となり、結局1画素を書き込む時間は2μsecと
いう値となる。A4サイズの画像を400dpiの画像
密度で記録しようとすると、1画素2μsecは30.
9secに相当し、結局2枚/分程度の出力しか得られ
ないことになる。
場合を考える。LiNbO3基板上でのSAWの進行速
度が約5000 m / s e cであるところより
、導波路中での光ビームの幅をW(mm)とすると、像
担持体に1画素を記録するために要する時間は 約W / 5000000 + a (s e c )
と表わすことができる。ここでαは各画素に対区するレ
ーザーの露光照射時間で、通常数百n5eCオーダーの
値のものである。Wを10mmとすると、αは無視でき
る量となり、結局1画素を書き込む時間は2μsecと
いう値となる。A4サイズの画像を400dpiの画像
密度で記録しようとすると、1画素2μsecは30.
9secに相当し、結局2枚/分程度の出力しか得られ
ないことになる。
第2の問題点は導波路中の光ビームの幅の大きさに絡む
事項である。高精細化等に対応して高画質、高解像力の
記録を行うためには、像担持体を光走査する光ビームの
ビームウェストの径を小さくする必要がある。このこと
は像担持体に入射する光ビームの収束角を大きくする、
即ち光走査の結像光学系の有効FNo、を小さくするこ
とを意味している。SAWによる偏向角に制限がなけれ
ば、上記光学系に対する条件も特に問題はない。
事項である。高精細化等に対応して高画質、高解像力の
記録を行うためには、像担持体を光走査する光ビームの
ビームウェストの径を小さくする必要がある。このこと
は像担持体に入射する光ビームの収束角を大きくする、
即ち光走査の結像光学系の有効FNo、を小さくするこ
とを意味している。SAWによる偏向角に制限がなけれ
ば、上記光学系に対する条件も特に問題はない。
しかしながらSAWによるブラック回折の回折効率はS
AWの基準周波数からのずれが大きくなるほど下がって
しまうため、実際に使用できる偏向角には限界が存在す
る。
AWの基準周波数からのずれが大きくなるほど下がって
しまうため、実際に使用できる偏向角には限界が存在す
る。
現在−船釣に知られている技術での偏向角は、光導波路
の端面出射後最大10°前後の値でしかない。この偏向
角との関係が導波路の大きさに対して制約を与え、系の
特性を左右することとなる。
の端面出射後最大10°前後の値でしかない。この偏向
角との関係が導波路の大きさに対して制約を与え、系の
特性を左右することとなる。
偏向角と走査ビーム径と導波路の光ビーム幅の大きさと
いう三者の関係を明らかにするため、A4サイズの短辺
方向を光走査する場合を考える。先ず偏向角と走査範囲
より走査光学系のレンズの焦点距離が求まる。次いで像
担持体を走査する光ビームのビームウェスト径(強度が
1/e2のスライス径)を約100μmとし、光源とじ
て波長が780nmの半導体レーザーを用いるとすると
走査レンズの有効FNo、が定まる。この結果、走査レ
ンズの焦点距離は約1200mm、導波路を通過する光
ビームの幅は約17mmと計算することができる。L
iN b O3を基板に用いた場合には前述のSAWの
進行速度を用いた計算式より1画素に要する時間は3.
4+αμsec、即ちA4の画像1枚を画素密度400
dpjで光走査する時間はαを無視しても52.6se
cという大きな値になる。更にA3サイズの画像まで記
録しようとすれば走査レンズは有効FNo、が不変のま
ま焦点距離たけ長くなり、一方、光導波路を通過する光
ビームの幅もより大きくなることで、結果的にA3サイ
ズの記録時間は1枚につき146secもかかると計算
される。又、同様に記録を高解像化する場合も、焦点距
離不変でも有効FNo、が小さくなフて導波路中の光ビ
ームの幅が大きくなり、画面の大型化と同じような記録
時間の不具合が発生する。
いう三者の関係を明らかにするため、A4サイズの短辺
方向を光走査する場合を考える。先ず偏向角と走査範囲
より走査光学系のレンズの焦点距離が求まる。次いで像
担持体を走査する光ビームのビームウェスト径(強度が
1/e2のスライス径)を約100μmとし、光源とじ
て波長が780nmの半導体レーザーを用いるとすると
走査レンズの有効FNo、が定まる。この結果、走査レ
ンズの焦点距離は約1200mm、導波路を通過する光
ビームの幅は約17mmと計算することができる。L
iN b O3を基板に用いた場合には前述のSAWの
進行速度を用いた計算式より1画素に要する時間は3.
4+αμsec、即ちA4の画像1枚を画素密度400
dpjで光走査する時間はαを無視しても52.6se
cという大きな値になる。更にA3サイズの画像まで記
録しようとすれば走査レンズは有効FNo、が不変のま
ま焦点距離たけ長くなり、一方、光導波路を通過する光
ビームの幅もより大きくなることで、結果的にA3サイ
ズの記録時間は1枚につき146secもかかると計算
される。又、同様に記録を高解像化する場合も、焦点距
離不変でも有効FNo、が小さくなフて導波路中の光ビ
ームの幅が大きくなり、画面の大型化と同じような記録
時間の不具合が発生する。
このように従来提案されている光導波路型のAO光偏向
器を用いた光走査装置では記録解像力の向上といった課
題に対して記録時間の点で原理的な壁が存在していた。
器を用いた光走査装置では記録解像力の向上といった課
題に対して記録時間の点で原理的な壁が存在していた。
勿論偏向角の増大、SAWの進行速度の向上といった課
題はあるものの、これらの物性値について飛躍的な性能
の向上を期待することは難しいといえる。
題はあるものの、これらの物性値について飛躍的な性能
の向上を期待することは難しいといえる。
(課題を解決するための手段)
本発明によれば上記従来例の欠点を解決するため、複数
の光ど一ムを同一の光導波路内で同時偏向させる、即ち
同時マルチ処理することによって高速で且つ高解像な光
走査装置を実現したことを特徴とする。複数ビームの同
時処理は単純なマルチ化による効果たけでなく、その結
果として光導波路中のビーム幅が小さくなることによる
過渡特性の大幅な改善効果が相乗的に加わり、系の特性
か著しく向上する。
の光ど一ムを同一の光導波路内で同時偏向させる、即ち
同時マルチ処理することによって高速で且つ高解像な光
走査装置を実現したことを特徴とする。複数ビームの同
時処理は単純なマルチ化による効果たけでなく、その結
果として光導波路中のビーム幅が小さくなることによる
過渡特性の大幅な改善効果が相乗的に加わり、系の特性
か著しく向上する。
(実施例)
第1図は本発明の第1実施例を示す要部構成図で、第2
図はその光学系の側面図を示すものである。第1.第2
図及び以陣の図について、共通のものは同一の符号で示
すこととする。
図はその光学系の側面図を示すものである。第1.第2
図及び以陣の図について、共通のものは同一の符号で示
すこととする。
図中1 (la、Ib、lc)は本発明の特徴の1つで
あるマルチ光源を示す半導体レーザータイオート、2
(2a、2b、2c)は該半導体レーザータイオード1
から発振、発散された光ビームをそれぞれ平行光束に変
換するコリメーターレンズである。平行光束に変換され
た光ビームは光束絞り3 (3a、3b、3c)によっ
てビーム外形を制限された後、4 (4a、4b、4c
)のシリンドリカルレンズによって5の導波型AO光偏
向器の光導波路基板上に形成された光導波路5aに導か
れる。光導波路5aはLiNbO3等の基板上に数マイ
クロメートルの厚みをもつ薄膜で形成されたもので、詳
細については後述する。
あるマルチ光源を示す半導体レーザータイオート、2
(2a、2b、2c)は該半導体レーザータイオード1
から発振、発散された光ビームをそれぞれ平行光束に変
換するコリメーターレンズである。平行光束に変換され
た光ビームは光束絞り3 (3a、3b、3c)によっ
てビーム外形を制限された後、4 (4a、4b、4c
)のシリンドリカルレンズによって5の導波型AO光偏
向器の光導波路基板上に形成された光導波路5aに導か
れる。光導波路5aはLiNbO3等の基板上に数マイ
クロメートルの厚みをもつ薄膜で形成されたもので、詳
細については後述する。
導波型AO光偏向器5を通過した光ビームのうち回折光
の0次光は遮光板8により遮断され回折偏向を受けた3
つの光ビームのみが走査集光レンズ9によって像担持体
10の表面上に集光され走査される。3つのビームはこ
れまで1つのビームで走査していた領域を空間的に3分
割する形で分担し、全体として1つの走査領域が形成さ
れる。
の0次光は遮光板8により遮断され回折偏向を受けた3
つの光ビームのみが走査集光レンズ9によって像担持体
10の表面上に集光され走査される。3つのビームはこ
れまで1つのビームで走査していた領域を空間的に3分
割する形で分担し、全体として1つの走査領域が形成さ
れる。
導波型AO光偏向器の端面から放射される光ビームは光
ビームを走査する方向については屈折するが、これと直
交する光導波路の膜厚方向については導波路の膜厚自体
が前述のように薄いため、発散されて放射されるという
異方性を持っている。このため走査レンズ9は、光ビー
ムの偏向される断面に関しては光ビームの偏向される光
導波路上の地点を空気の屈折率で換算した位置が入射瞳
、出射側の焦点位置(集光レーザービームウェストの位
置)が像担持体面に一致するような特性を持つとともに
、光導波路の膜厚方向に対しては光導波路の光ビーム出
射端面と像担持体面とを光学的に共役関係にするような
アナモルフィックパワーレンズで構成されている。
ビームを走査する方向については屈折するが、これと直
交する光導波路の膜厚方向については導波路の膜厚自体
が前述のように薄いため、発散されて放射されるという
異方性を持っている。このため走査レンズ9は、光ビー
ムの偏向される断面に関しては光ビームの偏向される光
導波路上の地点を空気の屈折率で換算した位置が入射瞳
、出射側の焦点位置(集光レーザービームウェストの位
置)が像担持体面に一致するような特性を持つとともに
、光導波路の膜厚方向に対しては光導波路の光ビーム出
射端面と像担持体面とを光学的に共役関係にするような
アナモルフィックパワーレンズで構成されている。
導波型AO光偏向器5の作製はLiNbO3の基板上に
先ずTiを拡散させ、プロトン交換処理を行うことによ
って光導波路5aを形成するところから始められる。
先ずTiを拡散させ、プロトン交換処理を行うことによ
って光導波路5aを形成するところから始められる。
次に、第1図に示したようにSAWを発生させるIDT
(櫛型電極)7 (7a、7b、7c)と、光導波路内
を進行する光ビームの進行方向を変える薄膜プリズム6
(6a、6b、6c)が所定位置に形成される。薄膜
プリズム6は光導波路端面から入射する3本の平行光ど
一ムが第1図中のA地点で所定の角度で交差するように
設定される。該所定角度とはSAWの波長をd、光ビー
ムの波長をλ、SAWと光ビームの干渉する角度をθと
すると、ブラック反射の成立する条件である 2dsinθ=nλ (nは整数)に合致するよ
うな角度である。
(櫛型電極)7 (7a、7b、7c)と、光導波路内
を進行する光ビームの進行方向を変える薄膜プリズム6
(6a、6b、6c)が所定位置に形成される。薄膜
プリズム6は光導波路端面から入射する3本の平行光ど
一ムが第1図中のA地点で所定の角度で交差するように
設定される。該所定角度とはSAWの波長をd、光ビー
ムの波長をλ、SAWと光ビームの干渉する角度をθと
すると、ブラック反射の成立する条件である 2dsinθ=nλ (nは整数)に合致するよ
うな角度である。
第1図の実施例ではn=2.5.8で設定が行われ、θ
はそれぞれ3.58°、8.97゜14.45°、dは
12.5μmを中心として設定が行われている。このブ
ラック反射の様子を示したのが第3図である。
はそれぞれ3.58°、8.97゜14.45°、dは
12.5μmを中心として設定が行われている。このブ
ラック反射の様子を示したのが第3図である。
このように構成された光導波路中で、入射した3本の光
ビームは#膜プリズムにょフてA地点で交差する。
ビームは#膜プリズムにょフてA地点で交差する。
一方、同じA地点にはIDT7により発生される進行波
のSAWが存在している。この結果、光ビームはSAW
との相互作用によりブラックの反射条件に従って偏向を
受は出射される。このとき各IDT7a、7b、7cの
SAW発生周波数帯域の分担を割り振るとともに、各I
DTの周波数を変調すれば、A点におけるSAWの周波
数の変化に伴いブラックの反射条件が変わり、偏向方向
が変わって光ビームの走査が行われる。各IDTから発
生するSAWの進行方向は各IDTの基準周波数でブラ
ック回折が最大になるように設定される。
のSAWが存在している。この結果、光ビームはSAW
との相互作用によりブラックの反射条件に従って偏向を
受は出射される。このとき各IDT7a、7b、7cの
SAW発生周波数帯域の分担を割り振るとともに、各I
DTの周波数を変調すれば、A点におけるSAWの周波
数の変化に伴いブラックの反射条件が変わり、偏向方向
が変わって光ビームの走査が行われる。各IDTから発
生するSAWの進行方向は各IDTの基準周波数でブラ
ック回折が最大になるように設定される。
実際には各IDTの基準周波数からずれた周波数でSA
Wを発生させると、偏向される光ビームの回折効率が低
下する。このため第1図の系では3つのIDTを同時に
発生させるとともに、各IDTの分担周波数帯域を重ね
ることによって回折効率が偏向角によらずほぼ一定にな
るように設定が行われている。
Wを発生させると、偏向される光ビームの回折効率が低
下する。このため第1図の系では3つのIDTを同時に
発生させるとともに、各IDTの分担周波数帯域を重ね
ることによって回折効率が偏向角によらずほぼ一定にな
るように設定が行われている。
このような設定で3つの光ビームは同時に偏向カ行われ
る。3つの光ビームの偏向後の強度については各々の半
導体レーザーダイオードの発振パワーを制御することに
よフて補正を行うことかできる。SAWの周波数変動に
対する偏向角の相対差は走査の不均一性を生じさせるか
、これも各レーザータイオードの変調周波数を独立に設
定することで補正することができる。又、像担持体にお
ける光走査ピッチに対する補正はIDTのSAW発生周
波数の変調制御と半導体レーザーダイオードの変調制御
とのマツチングによって行われる。
る。3つの光ビームの偏向後の強度については各々の半
導体レーザーダイオードの発振パワーを制御することに
よフて補正を行うことかできる。SAWの周波数変動に
対する偏向角の相対差は走査の不均一性を生じさせるか
、これも各レーザータイオードの変調周波数を独立に設
定することで補正することができる。又、像担持体にお
ける光走査ピッチに対する補正はIDTのSAW発生周
波数の変調制御と半導体レーザーダイオードの変調制御
とのマツチングによって行われる。
この間の事情を示しているのが第1図の制御系のブロッ
ク図である。図中11は光走査コントローラーを示し、
ここからIDT周波数変調分担コントローラー13に変
調信号が渡される。
ク図である。図中11は光走査コントローラーを示し、
ここからIDT周波数変調分担コントローラー13に変
調信号が渡される。
この変調信号はIDTドライバー14 (14a。
14b、14c)により分担に応じて処理され、各ID
Tから所定強度のSAWが発生される。
Tから所定強度のSAWが発生される。
一方、光走査コントローラー11は画像信号をレーザー
ドライバー12 (12a、 12b。
ドライバー12 (12a、 12b。
12c)に伝達する役目も持っている。各レーザードラ
イバー12a、12b、12cは11の指令に応じて半
導体レーザーダイオードla。
イバー12a、12b、12cは11の指令に応じて半
導体レーザーダイオードla。
lb、lcのレーザー発振出力を制御することになる。
このように構成した第1図の実施例における効果を先に
あげたA4サイズの画像の記録を例に挙げて比較してみ
る。画像のサイズのA4、画素密度400dpi、走査
レーザービームのビームウェストのスポット径の100
μm、1本のレーザービームの偏向角が光導波路出射後
約10’ という条件は前と同一とする。
あげたA4サイズの画像の記録を例に挙げて比較してみ
る。画像のサイズのA4、画素密度400dpi、走査
レーザービームのビームウェストのスポット径の100
μm、1本のレーザービームの偏向角が光導波路出射後
約10’ という条件は前と同一とする。
第1図の系で特徴的なのは、走査レンズの説明で述べた
ように、1本の走査線を3つの走査線をつないで合成し
ていることである。これは等価的に走査レンズに対する
走査角が3倍になったことを意味している。従って同じ
画面サイズを走査する際、第1図の系の走査レンズの焦
点距離は従来例の1つのレーザーを用いたときの走査レ
ンズの焦点距離の1/3で済むことになる。100μm
のスポット径は不変なので有効FNo、は同一であり、
このため光導波路を通過する光ビームの幅は従来例の1
7mmの1/3である約5.6mmとなる。LiNbO
3基板上をSAWが進行する速度が約5000 m /
s e cであるところより、1画素を走査記録する
時間は1.12μsec+αと計算される。露光時間α
は前述のように通常数百n5ec程度で無視できるとす
ると、A4サイズの記録時間は5.77secとなる。
ように、1本の走査線を3つの走査線をつないで合成し
ていることである。これは等価的に走査レンズに対する
走査角が3倍になったことを意味している。従って同じ
画面サイズを走査する際、第1図の系の走査レンズの焦
点距離は従来例の1つのレーザーを用いたときの走査レ
ンズの焦点距離の1/3で済むことになる。100μm
のスポット径は不変なので有効FNo、は同一であり、
このため光導波路を通過する光ビームの幅は従来例の1
7mmの1/3である約5.6mmとなる。LiNbO
3基板上をSAWが進行する速度が約5000 m /
s e cであるところより、1画素を走査記録する
時間は1.12μsec+αと計算される。露光時間α
は前述のように通常数百n5ec程度で無視できるとす
ると、A4サイズの記録時間は5.77secとなる。
この値は従来の1ビーム走査で同等の画像を記録する時
間52.6secに対して1/9の値にもなっている。
間52.6secに対して1/9の値にもなっている。
これは3ビームの同時処理による効果である1/3倍と
、導波路中の光ビームの幅が1/3倍になったことの相
乗効果であると考えることができ、ビームの多重化が単
なるマルチ処理以上の効果を達成していることを示すも
のである。
、導波路中の光ビームの幅が1/3倍になったことの相
乗効果であると考えることができ、ビームの多重化が単
なるマルチ処理以上の効果を達成していることを示すも
のである。
なお、本実施例では光導波路の基板としてLiNbO3
を用いたが、このほかにサファイア基板上にZnOの薄
膜を形成させたものとか、GaAs系の結晶を用いるこ
ともできる。
を用いたが、このほかにサファイア基板上にZnOの薄
膜を形成させたものとか、GaAs系の結晶を用いるこ
ともできる。
第4図は本発明の第2実施例の要部概略図である。第1
実施例に対して、本実施例では半導体レーザータイオー
ド1を光導波路の端面に密着させることで、光導波路内
にレーザー光を入射させて系のコンパクト化を計ってい
る。入射したレーザー光は光導波路内に設けた薄膜レン
ズ20(20a、20b、20c)によって平行光束に
変換され、薄膜の反射ミラーで構成された絞り部材22
(22a、22b、22c)によって光束の径を制限
される。それ以降の偏向手段、及び偏向手段に至るまで
の系は第1実施例と同様であるが、本実施例では偏向後
の光導波路の端面に曲率を持たせ、光走査を行う断面に
対してレンズ作用を持たせているのが特徴である。該レ
ンズ作用により、偏向された光ど一方は光走査断面で像
担持体面10に集光される。
実施例に対して、本実施例では半導体レーザータイオー
ド1を光導波路の端面に密着させることで、光導波路内
にレーザー光を入射させて系のコンパクト化を計ってい
る。入射したレーザー光は光導波路内に設けた薄膜レン
ズ20(20a、20b、20c)によって平行光束に
変換され、薄膜の反射ミラーで構成された絞り部材22
(22a、22b、22c)によって光束の径を制限
される。それ以降の偏向手段、及び偏向手段に至るまで
の系は第1実施例と同様であるが、本実施例では偏向後
の光導波路の端面に曲率を持たせ、光走査を行う断面に
対してレンズ作用を持たせているのが特徴である。該レ
ンズ作用により、偏向された光ど一方は光走査断面で像
担持体面10に集光される。
一方、光導波路の膜厚方向に関してはシリンドリカルレ
ンズ21によって光導波路の光ビーム出射端面と像担持
体面が光学的に共役関係に保たれる。シリンドリカ・ル
レンズ21は収差補正上の関係でトーリックレンズに置
き換わることもありうる。
ンズ21によって光導波路の光ビーム出射端面と像担持
体面が光学的に共役関係に保たれる。シリンドリカ・ル
レンズ21は収差補正上の関係でトーリックレンズに置
き換わることもありうる。
このように第1実施例に対し光学部材を光導波路内に積
極的に取り込むことによフて、本実施例では装置をより
コンパクトな形にして像担持体面の光走査を行うことが
できる。又本実施例中で第1図と同じ番号の付いている
ものは、第1実施例と同じ作用を示すものなので説明を
省略する。
極的に取り込むことによフて、本実施例では装置をより
コンパクトな形にして像担持体面の光走査を行うことが
できる。又本実施例中で第1図と同じ番号の付いている
ものは、第1実施例と同じ作用を示すものなので説明を
省略する。
第5図は本発明の第3実施例の要部概略図である。本実
施例は半導体レーザーダイオード固有の問題を考慮した
実施例である。半導体レーザーダイオードではダイオー
ド自体の波長の個体バラツキによって光偏向角や回折効
率が変動してしまうことがある。このような誤差を防止
するための系が第5図で、光源の半導体レーザーダイオ
ード30としてマルチモート発振のものを用いているの
が特徴である。半導体レーザーダイオード30から出た
光はコリメーターレンズ2によって平行光束に変換され
た後に、反射型のグレーティング31によって波長分解
され、必要な波長のモードのみが光導波路内に入射する
仕組になっている。
施例は半導体レーザーダイオード固有の問題を考慮した
実施例である。半導体レーザーダイオードではダイオー
ド自体の波長の個体バラツキによって光偏向角や回折効
率が変動してしまうことがある。このような誤差を防止
するための系が第5図で、光源の半導体レーザーダイオ
ード30としてマルチモート発振のものを用いているの
が特徴である。半導体レーザーダイオード30から出た
光はコリメーターレンズ2によって平行光束に変換され
た後に、反射型のグレーティング31によって波長分解
され、必要な波長のモードのみが光導波路内に入射する
仕組になっている。
反射型グレーティング31はホログラムでも代行させる
ことができる。
ことができる。
また第5図の考え方は逆に光源として、固定波長の半導
体レーザーダイオード、又はシングルモード発振の可変
波長半導体レーザーダイオードを用いて波長制御するこ
とによっても実現することかできる。
体レーザーダイオード、又はシングルモード発振の可変
波長半導体レーザーダイオードを用いて波長制御するこ
とによっても実現することかできる。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明では導波型AO光偏向器
内に複数の光ビームを入射させ、それらを同時偏向する
ことによって従来物性的に制約され不可能であった高速
且つ高解像な光走査の可能のA10素子を用いた光走査
装置を達成している。又0本の光ビームを入れれば、n
個の同時処理によって速度はn倍になるが、本発明では
ブラック条件を利用することにより、光導波路内の光ど
一ム径を17 nにできることでトータルとしての速度
をn2倍にできるという多大な効果を得ることができる
。また走査レンズの焦点距離が従来系の17 nで良い
ことから系全体のコンパクト化を図ったA10素子を用
いた光走査装置を達成することができる。
内に複数の光ビームを入射させ、それらを同時偏向する
ことによって従来物性的に制約され不可能であった高速
且つ高解像な光走査の可能のA10素子を用いた光走査
装置を達成している。又0本の光ビームを入れれば、n
個の同時処理によって速度はn倍になるが、本発明では
ブラック条件を利用することにより、光導波路内の光ど
一ム径を17 nにできることでトータルとしての速度
をn2倍にできるという多大な効果を得ることができる
。また走査レンズの焦点距離が従来系の17 nで良い
ことから系全体のコンパクト化を図ったA10素子を用
いた光走査装置を達成することができる。
第1図は本発明の第1実施例の導波型AO光偏向器を用
いた光走査装置のシステムを示す説明図、第2図は本発
明の第1実施例の光学系の側面図、第3図はSAWによ
るブラック反射を示す図、第4図は本発明の第2実施例
の光走査装置の斜視図、第5図は本発明の第3実施例の
光走査装置の側面図である。 図中、1 (la、lb、lc)はシングルモートの半
導体レーザーダイオード、2 (2a。 2b、2c)はコリメーターレンズ、3 (3a。 3b、3c)は光束絞り、4 (4a、4b。 4c)はシリンドリカルレンズ、5は導波型AO光偏向
器、5aは光導波路、6 (6a、6b。 6c)は薄膜プリズムである。
いた光走査装置のシステムを示す説明図、第2図は本発
明の第1実施例の光学系の側面図、第3図はSAWによ
るブラック反射を示す図、第4図は本発明の第2実施例
の光走査装置の斜視図、第5図は本発明の第3実施例の
光走査装置の側面図である。 図中、1 (la、lb、lc)はシングルモートの半
導体レーザーダイオード、2 (2a。 2b、2c)はコリメーターレンズ、3 (3a。 3b、3c)は光束絞り、4 (4a、4b。 4c)はシリンドリカルレンズ、5は導波型AO光偏向
器、5aは光導波路、6 (6a、6b。 6c)は薄膜プリズムである。
Claims (4)
- (1)光導波路を用いて光源からの光を該光導波路に導
き、該光導波路内に発生させた表面弾性波と、該光源か
らの光の相互作用によって偏向させ物体面上を光走査す
る際、該光源は複数個の光源より成っており、該複数個
の光源より発生する複数個の光ビームが該表面弾性波に
よって同時に偏向されることを特徴とする光走査装置。 - (2)該複数個の光ビームが該光導波路内の1点で交差
するとともに、該交差点に該表面弾性波を送ることを特
徴とする請求項1記載の光走査装置。 - (3)該複数個の光ビームと該表面弾性波の進行方向が
なす角度がブラック反射の条件を満足することを特徴と
する請求項2記載の光走査装置。 - (4)該複数個の光ビームが前記物体面上で空間分割的
に走査され、互いにつながることによって1つの走査線
を構成することを特徴とする請求項1記載の光走査装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16454390A JPH0453931A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 光走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16454390A JPH0453931A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 光走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453931A true JPH0453931A (ja) | 1992-02-21 |
Family
ID=15795158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16454390A Pending JPH0453931A (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 光走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008064793A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Seiko Epson Corp | 走査型光学装置 |
JP2008070451A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Seiko Epson Corp | 電気光学素子及び走査型光学装置 |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16454390A patent/JPH0453931A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008064793A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Seiko Epson Corp | 走査型光学装置 |
JP2008070451A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Seiko Epson Corp | 電気光学素子及び走査型光学装置 |
US7564616B2 (en) | 2006-09-12 | 2009-07-21 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical element and scanning optical apparatus |
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