JPH0453925A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、照明装置を備えた反射型の液晶表示装置に関
する。

［従来の技術］ 従来より反射型ＴＮモードや反射型ＳＴＮモードを用い
た液晶表示装置は、バックライトが不要で消費電力が小
さいため、携帯型のパーソナルコンピュータやワードブ
ロツセツサ等に幅広く用いられている。

第５図に反射型ＳＴＮモードを用いた液晶表示装置の断
面図を示す、この装置において用いられる反射型の液晶
表示素子は、液晶セル１と、これを挟んで両側に配置し
た偏光板２と３、そして偏光板３の外側に設けられる反
射板４とから成り立っている。

［発明が解法しようとする課題］ しかしながら、反射型の液晶表示装置は先に述べた特徴
があるものの、周りの明るさが充分にとれない場所では
表示の読み取りが困難になる。また、反射型である以上
、暗所では全く使用できなくなってしまう、同様の課題
を有していたものとして反射型の液晶表示装置を使った
デジタル型腕時計があり、この問題を解法するために、
液晶表示装置の側方に小電球を配置し光源とした。しか
し、この方法では時刻等限られた情報を判別するのに充
分であっても、コンピュータに用いる液晶表示装置に用
いては実用上満足な表示は望めない。

このように、反射型の液晶表示装置は、携帯型を可能に
する一方、使用場所の制限を受は易いものであり、実際
の使用において非常に不便であった。

本発明はこのような課題を解決するもので、その目的と
するところは、反射型モードを用いた液晶表示素子に照
明装置を備えることにより、周りの明るさが充分にとれ
ない場所や暗所においても使用することのできる液晶表
示装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の液晶表示装置は、反射型モードを用いた液晶表
示素子を有する液晶表示装置において、前記液晶表示素
子の上基板の前方に照明装置を備えたことを特徴とする
。

［実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明する
。

第１図は、本発明の液晶表示装置の断面図である０図中
、２と３は偏光板、４は反射板である。

１１は上基板、１２は下基板、１３は透明電極、１５は
液晶である。また、２０は冷陰極管である。

冷陰極管は従来の透過型液晶表示装置のバックライト（
背面光源）に用いられているものと同じである。

さて、本発明においては液晶表示素子は反射型であるの
で、照明光は素子本体より前方から入射されなければな
らない。このため照明装置である冷陰極管は、少なくと
も上基板より前方に配置する必要がある。また、表示の
妨げにならないように液晶表示素子の側面より外側に配
置する。これらの要件を満たすために冷陰極管は概ね第
１図に示したように上基板の前方、偏光板のやや前方側
面に沿って配置させる。

次に、冷陰極管は直径の小さなものが必要とされる。こ
れは液晶表示装置全体の厚みを薄くするためと、冷陰極
管の直径に相当する空間が液晶表示素子の前方に存在す
ることによって表示が見づらくなるといった現象を防ぐ
ためである。さらに、第２図に示したように、上基板お
よび上側の偏光板の形状を変え、冷陰極管をより液晶表
示素子側に近づけて配置すれば、それら厚みによる問題
を解決できる。

以上のように液晶表示素子に照明装置を備えることによ
り、暗所においても表示を明確に読みとることができる
ようになる。

ところで、新しい反射型液晶モードとして、ＥＣＢモー
ドを用いてＴＮ液晶のツイスト角を制御するモードがあ
り、ＰＲＯＣＥＥＤＩＮＧＳ　ＯＦ　ＴＨＥ　９ｔｈ　
ＩＮ−ＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＲＥＳＥＡＲＣＨＣＯ
ＮＦｇＲＥＮＣＥ　　（ＪＡＰＡＮ　ＤＩＳ−ＰＬＡＹ
　’８９）予稿集１９２頁記載の様に知られている。

このモードを用いた液晶表示素子は、対向する２枚の基
板間に液晶を挟持してなる液晶セルと、１枚の偏光板と
、１枚の反射板からなる。第６図にこの液晶表示素子の
断面図を示す０図中、１は液晶セル、２は偏光板である
。１１は上基板、１２は下基板、１３は透明電極、１４
は画素電極を兼ねた反射膜、１５は液晶である。このモ
ードは偏光板を１枚しか用いておらず、従来のＳＴＮモ
ードとは全く異なる液晶モードであり、ＴＮ−ＥＣＢモ
ードと呼ばれる。従来のＴＮモードやＳＴＮモードに比
較して、明るく色付きの少なり１表示が可能である。

以下、この新しい反射型ＴＮ−ＥＣＢモーＥＣ用いた液
晶表示装置における本発明の一実施例について簡単に説
明する。

第３図は本発明の液晶表示装置の断面図である。

図中、２０は冷陰極管であり、従来の透過型液晶表示装
置のバックライトに用いられているものと同じである。

照明装置である冷陰極管は、前述したように反射型であ
るため上基板の前方に配置する。また、冷陰極管の配置
によって生ずる厚みの問題を解消するために、上基板お
よび偏光板の形状を変え、第２図のように配置してもよ
い。

さらに、反射型ＴＮ−ＥＣＢモーＥＣ用、照明装置を偏
光板の後方に配置しても表示が可能である。第４図にそ
の断面図を示す、このような配置では、偏光板を通過す
ることによる照明光の損失がなくなり、かつ、照明装置
から直接正面へ出てくる不要な光は偏光板によって低減
される。すなわち、より低い消費電力で、優れた視認性
を有する表示ができるようになる。

このように反射型ＴＮ−ＥＣＢモーＥＣ用いた液晶表示
装置に照明装置を備えることにより、従来のＳＴＮモー
ドの場合よりも、低消費電力で視認性の高い表示が可能
である。

以上のように反射型の液晶表示素子に照明装置を備える
ことにより、暗所においても表示を明確に読みとること
ができるようになる。

本実施例のように液晶表示素子の両側面から照明光を入
射することにより暗所での使用は実用上はとんど差し支
えなくなるが、さらに残りの側面にも照明装置を配置し
液晶表示素子を取り囲むように照射を加えることによっ
て、光量のむらの少ない表示が可能である。

ところで携帯型として液晶表示装置を用いる場合、消費
電力が小さいことが望まれる。周りが明るい場所では、
反射型であるので照明装置は不要である。周りの明るさ
が充分にとれない場所や暗所においてのみ照明装置を作
動するようにすれば効率がよい。照明装置に入・切のス
イッチを設けるとともに明るさを任゛意に調整できるよ
うにすれば、それらの問題を解決できる。また、周りの
明るさに応じて自動的に光量を調節するような機能を付
加すればさらに便利である。

［発明の効果コ 以上述べたように、本発明によれば新しい反射型モード
を用いた液晶表示素子に照明装置を備えることにより、
周りの明るさが充分にとれない場所や暗所においても使
用することのできる液晶表示装置を提供することができ
る。

本発明の別な効果として、照明装置を液晶表示素子の側
方に配置したため装置全体の厚みに影響せず、薄い液晶
表示装置が実現できる。携帯型のパーソナルコンピュー
タ等において幅広く用いられている直下型のバックライ
ト装置は、蛍光灯を鏡面板と拡散板で取り囲む構造とな
っている。蛍光灯と拡散板の厚さの合計がバックライト
の厚さを決定し、この厚さが携帯化の点で大きな障害と
なっている。本発明によれば、このような装置は必要が
なく薄型化が容易にできる。また、鏡面板と拡散板が不
要なため軽量である。

さらに、照明装置に、入・切のスイッチ、明るさを任意
に調整できる機能、また、周りの明るさに応じて自動的
に光量を調節するような機能を付加することにより、照
明装置の消費電力を抑えて駆動時間を長くすることがで
きる。これらの特徴は、携帯型のパーソナルコンピュー
タ等の液晶表示装置として用いた場合に充分に効果が期
待される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の液晶表示装置の断面図である。 第２１！Ｉは、本発明の液晶表示装置における上基板と
上側の偏光板および照明装置の断面図である。 第３図は、本発明の液晶表示装置の断面図である。 第５図は、反射型ＳＴＮモードを用いた液晶表示素子の
断面面である。 第６図は、反射型ＴＮ−ＥＣＢモーＥＣ用いた液晶表示
素子の断面図である。 液晶セル 偏光板（上側） 偏光板（下側） 反射板 上基板 下基板 透明電極 画素電極を兼ねた反射膜 液晶 照明装置 以　　上 第４図は、本発明の液晶表示装置の断面図であ第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 反射型モードを用いた液晶表示素子を有する液晶表示装
   置において、前記液晶表示素子の上基板の前方に照明装
   置を備えたことを特徴とする液晶表示装置。