JPH045372A

JPH045372A - 交換式床設備

Info

Publication number: JPH045372A
Application number: JP10599490A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Ariyoshi; 賢一有吉; Takumi Otani; 巧大谷; Tadashige Nakago; 中郷　忠重; Osamu Murakami; 修村上
Original assignee: Hitachi Zosen Corp
Current assignee: Hitachi Zosen Corp
Priority date: 1990-04-20
Filing date: 1990-04-20
Publication date: 1992-01-09
Anticipated expiration: 2010-08-30
Also published as: JPH0781412B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、例えばスポーツの種類に応じて、床材を交換
し得る床設備に関するものである。

従来の技術従来、体育館などで各種のスポーツを行う場合、その種
類に応じて床材の交換が行われていた。すなわち、木製
床の上に畳、マットなどが人手により搬入敷設されてい
た。

発明が解決しようとする課題しかし、上記のように人手により、各種のスポーツに応
じて床材を搬入敷設する作業は、多くの時間と労力とを
要するものであった。

そこで、本発明は容易に床材を交換し得る交換式床設備
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記課題を解決するため、本発明の交換式床設備は、支
持床の両側部にそれぞれ複数個づつ巻取装置を配置し、
支持床上を案内されるように互いに対応する両側部にお
ける上記巻取装置のドラム同士に亘ってベルトを巻装す
るとともに５これら各ベルト上に、異なる種類の床材を
所定長さに亘って順次配設したものである。

また、上記構成において、支持床にベルトを固定するた
めの固定装置を設けたものである。

作用上記構成によると、両側部の巻取装置により支持床上を
案内移動されるベルトに異なる種類の床材が配設されて
いるため、巻取装置を作動させるだけで、所定の床材を
支持床上に容易にかつ短時間に敷設することができる。

また、ベルトの固定装置を設けておくことにより、床材
のずれを防止することができる。

実施例以下、本発明の一実施例を第１図〜第８図に基づき説明
する。

なお、本実施例においては、例えば体育館に設けられる
場合について説明する。

第１図および第２図において、１は体育館の左右側壁部
２のそれぞれ下方位置に形成された機械配置室で、これ
ら両機械配置室１の間には支持床３が設けられている。

上記各機械配置１には、前後方向でそれぞれ複数個づつ
巻取装置４が配置されている。これら各巻取装置４はそ
れぞれ巻取ドラム５およびこの巻取ドラム５を回転駆動
させる電動機６とから構成されている。そして、これら
互いに対応する左右の各機械配置室１内に配置された巻
取装置４の巻取ドラム５同士にはスチールベルト７が、
その中間部が上記支持床３上を案内移動されるように巻
装されており、しかも各スチールベルト７上には、体育
館で行われる各スポーツに応じた複数種例えば３種類の
床材（ゴムマット、畳、人工芝など）８が所定長さ（体
育館の幅にほぼ等しい長さ）づつ順次配設されている（
第４図および第５図参照）。

上記スチールベルト７は、第３図に示すように、その両
端部が各巻取ドラム５の固定用凹部５ａにクランプ金具
９を介して固定するようにされており、またスチールベ
ルト７上に配設される床材８の幅は、第６図に示すよう
に、スチールベルト７のそれよりも少し広くされて、も
しスチールベルト７が蛇行した場合に、スチールベルト
７同士が接触して互いに損傷しないように考慮されてい
る。

なお、第３図に示すスチールベルト７および床材８の巻
取状態には、分かり易くするために、隙間ａを図示して
いる。

上記床材８の両端部は傾斜部８ａとされ、スチールベル
ト７の折れ曲がりが防止されている。

上記各機械配置室１内に配置されている巻取装置４は、
第２図に示すように隣同士の干渉を防止するために、１
つ置きにその配置場所がずらされている。

また、上記機械配置室１内に配置されている巻取ドラム
５は支持床３上面より低い位置に設けられているため、
両者間には位置調整用の案内ローラ１０が配置されてい
る。この案内ローラ１０には、スチールベルト７が蛇行
するのを防止するために、クラウニングが施されている
。なお、図中、１１は支持床３と案内ローラ１０との間
に配置されたスチールベルト７の下面を清掃するスクレ
ーパである。

さらに、上記支持床３の複数箇所には、上記床材８を支
持床３上に固定するための吸着式の固定装置１２が配置
されている。すなわち、この固定装置１２は、第７図お
よび第８図に示すように、はぼスチールベルト７の幅に
等しくされた箱状のケーシング１３と、このケーシング
１３内に２個の昇降用の第１エアーシリンダー装置１４
を介して昇降自在に配置された昇降バー１５と、この昇
降バー１５に適当間隔置きに複数個配置された吸着装置
１６と、同じくケーシング１３内に１個の昇降用の第２
エアーシリンダー装置１７を介して昇降自在に配置され
て吸着装置１６の吸着動作を解放する解放バー１８とか
ら構成されている。また、上記吸着装置１６は、上記昇
降バー１５に支持されるとともに、途中に第１チエツク
弁１９が介装されたエアー給排出用の貫通穴２ｏを有す
る支持体２１と、吸着部２２ａがケーシング１３の上面
開口部に位置されるとともに支持体２１の上端部に取り
付けられた吸着カップ２２と、上記支持体２１の上側部
に形成されてその一端部が貫通穴２０に連通されるとと
もに他端部が大気に連通されかつ途中に第２チエツク弁
２３が介装されたエアー放出口２４と、同じく上記支持
体２１の下側部に形成されてその一端部が第１チエツク
弁１９よりも下方位置の貫通穴２ｏに連通されるととも
に他端部が大気に連通されたエアー吸込口２５と、貫通
穴２０の上端部途中に形成された空間室２６内に配置さ
れるとともに上記解放バー１８の動作によって第１チエ
ツク弁１９の弁体１９ａをその押圧ばね１９ｂの付勢力
に抗して押し上げる押上げ部材２７とから構成されてい
る。なお、上記第２チエツク弁２３にも、弁体２３ａを
大気側からその開口部を閉塞する方向に付勢する押圧ば
ね２３ｂが設けられ、また空間室２６内にも押上げ部材
２７を下方に付勢する押圧ばね２８が配置されている。

また、上記昇降バー１５はその両側部に取り付けられた
ガイド棒２９を介して上下方向で案内されるとともに、
解放バー１８は第１エアーシリンダー装置１４のロッド
部１４ａに案内されるとともに、第２エアーシリンダー
装置１７によって上下方向で移動される。なお、解放バ
ー１８と各支持体２１との間には、解放バー１８を下方
に押圧するための押圧ばね３０が設けられている。

したがって、スチールベルト７を支持床３上に固定する
場合、まず第１エアーシリンダー装置１４により昇降バ
ー１８を上昇させて、その吸着カップ２２をスチールベ
ルト７の下面に押し当てる。

すると、吸着カップ２２内の空気は貫通穴２０および第
２チエツク弁２３を介してエアー放出口２４から大気に
逃げ、スチールベルト７は吸着カップ２２に吸着される
。そして、この状態で昇降バー１５を少し下降させれば
、スチールベルト７は支持床３上に固定されることにな
る。

次に、その固定を解放する場合、第２エアーシリンダー
装置１７により、解放バー１８を上昇させる。すると、
支持体２１の下端部に設けられた押上げ部材２７が押し
上げられて、第１チエツク弁１９の弁体１９ａが開かれ
、したがってエアー吸込口２５から吸着カップ２２内に
空気が流入して、吸着カップ２２による吸着固定が解除
される。

その後、昇降バー１５を下降させればよい。

次に、床材の交換動作について説明する。

まず、どちらか一方の機械配置室１内の各巻取装置４の
巻取ドラム５を回転させて、スチールベルト７を引き出
して交換すべき床材８が配設された部分を支持床３上に
移動させる。そして、次に上述した手順により、固定装
置１２の吸着カップ２２により、スチールベルト７を吸
着固定して、床材８が動かないようにすればよい。

なお、このスチールベルト７の引き出し時においては、
スチールベルト７が弛まないように、引き出される側の
巻取ドラム５に制動力が生じるように制御されている。

ところで、上記実施例においては、床材８を支持床３上
に固定するのに、吸着カップ２２を使用したが、例えば
このような吸着カップ２２を使用せずに、それぞれスチ
ールベルト７の両端部を巻取っている巻取ドラム５を互
いに引っ張り合う方向に力を作用させた状態にして、す
なわち巻取ドラム５だけによりスチールベルト７を緊張
させて床材８を固定することもできる。

発明の効果以上のように本発明の構成によると、両側部の巻取装置
により、支持床上を案内移動されるベルトに異なる種類
の床材を配設したので、巻取装置を作動させるだけで、
所定の床材を支持床上に容易にかつ短時間に敷設するこ
とができる。

また、ベルトの固定装置を設けておけば、床材は動かな
いため、床材上で激しい運動を行っても問題はない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部切
欠全体側面図、第２図は同一部切欠全体平面図、第３図
は巻取ドラム部の断面図、第４図はスチールベルトの平
面図、第５図は同側面図、第６図は第２図のＩ−Ｉ断面
図、第７図は固定装置の一部切欠斜視図、第８図は吸着
カップ部断面図である。１・・・・機械配置室、２・・・・側壁部、３・・・・
支持床、４・・・・巻取装置、５・・・・巻取ドラム、
７・・・・スチールベルト、８・・・・床材、１２・・
・・固定装置、１４・・・・第１エアーシリンダー装置
、１５・・・・昇降バー　１６・・・・吸着装置、１７
・・・・第２エアーシリンダー装置、１８・・・・解放
バー　１９・・・・第１チエツク弁、２０・・・・貫通
穴、２１・・・・支持体、２２・・・・吸着カップ、２
３・・・・第２チエ・ツク弁、２４・・・・エアー放出
口、２５・・・・エアー吸込口。

Claims

【特許請求の範囲】１、支持床の両側部にそれぞれ複数個づつ巻取装置を配
置し、支持床上を案内されるように互いに対応する両側
部における上記巻取装置のドラム同士に亘ってベルトを
巻装するとともに、これら各ベルト上に、異なる種類の
床材を所定長さに亘って順次配設したことを特徴とする
交換式床設備。２、支持床にベルトを固定するための固定装置を設けた
ことを特徴とする請求項１に記載の交換式床設備。