JPH0453700Y2 - - Google Patents

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JPH0453700Y2
JPH0453700Y2 JP1613987U JP1613987U JPH0453700Y2 JP H0453700 Y2 JPH0453700 Y2 JP H0453700Y2 JP 1613987 U JP1613987 U JP 1613987U JP 1613987 U JP1613987 U JP 1613987U JP H0453700 Y2 JPH0453700 Y2 JP H0453700Y2
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JP
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drawer
case
protrusion
guide
drawers
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JP1613987U
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  • Drawers Of Furniture (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は単一のケースに二個以上の引出しが
挿入される物において、最上段位置に挿入された
引出しが完全に挿入された位置で、このケース内
を降下して最上段の位置に達しないと前記ケース
より引き出せないようにした、先入れ先出しの整
理ケースに関するものである。
(従来技術及び問題点) 従来この種の整理ケースの一例が実開昭61−
143438号公報に記載されている。
この公知の整理ケースの概要は同大の引出しA
三個と、これら引出しAを上下三段に挿入できる
ケースBからなり、前記各引出しAの後部両側部
に側方に僅かに張り出した引出しガイド突起10
がそれぞれ設けてあり、前記ケースBの両側内壁
面20には前記各引出しAを最上段位置に挿入す
るとき前記引出しガイド突起10を受けケースB
内端まで導き、これら引出しAをケースBに完全
に挿入した状態で垂直方向に下降させてケース内
の最下段位置まで案内でき、最下段位置において
前記引出しガイド突起10との掛合が外れるケー
スガイド突起21が内方に僅かに張り出して形成
してあり、これら一対のケースガイド突起21の
上面ガイド面22はケースBの奥程上位の緩やか
な勾配αが設けてあり、前記ケ−スB中の最下段
位置の引出しAのみ引出し可能としたものである
(第5図及び第6図参照)。
而してケースB中に部品などを入れた引出しA
を順次三個、ケースBの最上段位置より順次挿入
すると最上段に挿入される途中の引出しAの引出
しガイド突起10はケースガイド突起21の上面
22に支持されて、その緩やかな勾配αの上面2
2に案内されてケースBの奥まで摺動して、ケー
スガイド突起21から外れて、下降し最先に挿入
した引出しAはケースBの最下段まで降下し、二
番目以降に挿入した引出しBは順次この上に重な
り、最上段の引出しAもその引出しガイド突起1
0はケースガイド突起21の後端から外れて、そ
の真ぐ下の引き出しAの上のセツト位置にセツト
され、このセツト位置において引出しガイド突起
10の下部はケースガイド突起21の上面22の
後端の高さより低い位置になつて引出しガイド突
起10とケースガイド突起21とは掛合状態とな
り最上段の引出しAは引き出せず、最下段の引出
しAのみ引き出せ、この中の部品などが順次使用
されてこの引出しが空になれば、この最下段の引
出しAを完全に引き抜くと、これより上段にあつ
た引出しA群はこれらの自重によつて一段降下
し、新しく最下段になつた引出しAのみを再び引
き出して使用するようになつている。
ところがこの公知技術のものを本件出願人が試
作実験したところ、引出しAに収納する部品など
が軽量の場合は最上段の引出しAのハンドルをも
つてこれを引き出す力が前記引出しAの前端下部
稜線14を回転中心として、引出しAの後部が持
ち上がり引出しガイド突起10の下端がケースガ
イド突起21の上面の後端を越えてこの上面22
上に乗り上げた最上段の引出しAがケースBより
引き出されてしまうことが稀に起り、部品や商品
などにおいて使用有効期間のあるものの管理には
やゝ難点があつた。
(解決しようとする問題点) 叙上のような公知技術の試作品の欠点を改善
し、この整理ケースの使用方法を知らない者によ
る最上段の引出しの誤引出しを完全に阻止し、こ
の整理ケースの本来の使用目的通りの使用法が完
全に実行できるようにし、特に誤つて最上段の引
出しを引き出そうとしてもこの引出しの後部が浮
き上がらないようにした点にあり、かかる点を満
足した整理ケースを市場に提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) この考案は引出しが少なくとも上下二段挿入で
きるケースと、このケースに挿入できる二個以上
の同大の引出しとよりなり、これら各引出しの後
部両側部に側方に僅かに張り出した引出しガイド
突起がそれぞれ設けてあり、前記ケースの両側内
壁面には前記各引出しを最上段位置に挿入すると
き前記引出しガイド突起を受けケース内端まで導
き、これら引出しをケースに完全に挿入した状態
で垂直方向に下降させてケース内の最下段位置ま
で案内でき、最下段位置において前記引出しガイ
ド突起とも掛合が外れるケースガイド突起が内方
に僅かに張り出して形成してあり、これら一対の
ケースガイド突起の上面ガイド面にはケースの奥
程上位の緩やかな勾配が設けてあり、前記ケース
中の最下段位置の引出しのみ引出し可能とした整
理ケースにおいて、 前記ケース内に最上段まで挿入された引出しの
うち、最上段の引出しの前記引出しガイド突起が
前記ケースガイド突起の上面ガイド面より奥に外
れて、この最上段の引出しがこれより下段の他の
引出し上に載置されたセツト位置において、引出
しの後端の浮き上がりを阻止する浮き上がり阻止
掛合構造が各引出し後部とケースによつて形成し
てあることを特徴とする整理ケースとすることに
よつて問題点を解決した。
(使用方法及び作用) この考案を使用するには、公知技術の使用方法
と同じく部品などを入れた引出しをケースの最上
段より、引出しの引出しガイド突起の下面をケー
スのケースガイド突起の上面に載せて、ケースの
奥に引出しを滑り込ませ、引出しガイド突起がケ
ースの奥まで達するとケースガイド突起の上面か
ら引出しガイド突起を外れて、ケースガイド突起
の垂直後面とケースの後壁内面とに引出しガイド
突起は案内されて、この引出しはこれとその中に
入れらている部品との重量によつてケースの最下
段まで落下する。
このような操作や順次ケースの最上段まで引出
しが一杯になるまで繰り返す。
ケース及び引出しの機械的強度が充分に保持さ
れ、引出し相互間の摩擦力が最下段の引出しの出
入に困難をきたさない範囲までこの引出しの段数
は自由に増加できるが好ましくは4段〜2段程度
とする。
このようにして、最下段の引出しを出入しては
この中の部品などが順次使用し、この最下段の引
出し中の部品などが空になれば、この空の引出し
完全に抜き出すと、これより上段の引出しは自重
により降下し、今空になつた引出しに新しい部品
を満杯にし、ケースの最上段の空部分に挿入す
る。
最上段の引出しをケースの奥まで挿入すると前
記ケースガイド突起の上面の後端から引出しガイ
ド突起が外れ、最上段の引出しはこれよりも下の
引出し上に載置された状態(以後セツト位置と云
う)となり、浮き上がり阻止掛合構造が掛合乃至
掛合できる状態となる。
(効果) 叙上のように構成し作用を為すこの考案のもの
においては、各引出しに入れられて部品などは、
ケース中を引出しが最下段まで移行した後でない
とケースから取り出すことができないから、先に
ケースに収納したものから順次使用され、商品、
工場部品などの管理に好都合である。
殊にこのケースの使用方法を知らない者が最上
段の引出しのハンドルをもつて引き出そうとして
も前記ケース内壁部と引出しの後端部に設けた浮
き上り阻止掛合構造によつて、セツト位置にある
引出しの後端部のガイド突起の下面がケースのケ
ースガイド突起の上面より上方に移動するのを阻
止でき、よつて最上段の引出しのガイド突起とケ
ースガイド突起後端面との掛合状態は常に維持さ
れ、この引出しが誤つて引出しされるのを完全に
阻止し、このケースに収納する部品などの所期の
目的たる先入れ先出しの効果が完全に実行され
る。
(実施態様) 第1図乃至第3図に示すものであり、第5図、
第6図の先行技術のものと同一符号のところは同
一の構成部材及び同一の構成部品であり、同一の
作用及び効果を奏するものであり、既に従来技術
及び本件考案の構成として説明したもので再度の
説明をこゝでは省略する。
よつて、本件考案として付加した部分の浮き上
がり阻止掛合構造の代表的実施態様を図に基ずき
以下説明する。
実施態様 1 第1図、第2図に示すものであり、引出しガイ
ド突起10は引出しAの両側面より僅か(2〜3
mm)張り出した側面よりみて四角形をしておりそ
の高さは引出しAの深さの1/2程度してあり、そ
の前面12の下端にはこの前面12より若干
(0.5乃至2mm)引出しAの前方に突出した掛合突
起13が高さh2乃至5mmで設けてある。
他方ケースガイド突起21の上面22の後端2
3より後方へ若干(0.5乃至2mm)突出した受け
掛け合突起24が設けてあり、最上段の引出しガ
イド突起10がケースガイド突起21の後端より
外れ、これよりも下段の引出しA上に最上段の引
出しAが載置されたとき、この受け掛合突起24
と最上段の引出しAの掛合突起13が丁度掛合す
る高さになるようにしてある。
この実施態様のものにおいて、最上段のセツト
位置にある引出しAを引き出そうとするとこれら
一対の掛合突起13とを受け掛合突起24とが相
互に掛合し、引出しAを強く引けば引く程この掛
合は強固となり、引出しAの後部が浮き上がるの
を阻止し、よつて引出しガイド突起10の下面が
ケースガイド突起21の上面22位置まで上がら
ず引出しAはケースガイド突起21の後端23と
当接掛合して、引出される虞れはなく、よつて最
上段の引出しA中のものが下段の引出しA中のも
のより先に取り出されることはない。
実施態様 2 この態様の浮き上がり阻止掛合構造は第4図に
示す通りであり、ケースAの一部たる天井内面2
5に、引出しAの幅方向で水平な枢軸26の周り
に揺動自在な掛合爪部材27が枢着してあり、こ
の掛合爪部材27は前面中段に前記セツト位置の
引出しAの後縁15に掛合できる掛合段部28を
有し、掛合爪部材27は自重によつてこの掛合段
部28が引出しAの後縁15と掛合するように付
勢してある。
このように構成されているこの実施態様2の浮
き上がり阻止掛合構造においては、最上段の引出
しAをその両側の引出しガイド突起10をケース
ガイド突起21の上面22上に載せて引出しAを
押し込むと、ケースガイド突起21の勾配αに沿
つて引出しAの後縁15は徐々に上昇しながら遂
に掛合爪部材27の掛合段部28よりも上位位置
に当り、更に引出しAを押し込むと掛合爪部材2
7はこの引出しAの後縁15に押されて枢軸26
の周りに第4図において時計方向に回動し、逐に
は引出しガイド突起10がケースガイド突起21
の後縁から外れて引出しAがセツト位置に達する
と、掛合爪部材27は自重によつて第4図におい
て反時計方向に復帰して、セツト位置にある引出
しAの後縁15に掛合爪部材27の前面にある掛
合段部28は掛合し、これより下方に伸びる掛合
爪部材27の先端部29は引出しAの後端15に
当接した状態となつて、停止する。
このとき掛合段部28の位置は枢軸26の位置
よりケースBの前部側に位置するような寸法形状
としてある。
従つて、セツト位置にある引出しAを引き出す
力が作用したとき、何らかの原因によつて、この
引出しAの後部を持ち上げようとする力が働いた
としても、掛合爪部材27の前面の掛合段部28
が引出しAの後縁15に掛合しているから引出し
Aの後端は持ち上がるのを阻止され、前述の実施
態様と同様の効果を有する。
殊にこの態様においては引出しAの後縁15に
上方へ移動しようとする力が作用すると、引出し
Aの後縁15が掛合段部28を押し上げ掛合爪部
材27を第4図において反時計方向つまり掛合爪
部材27が更にこの後縁15との掛合を深くする
方向の力となり、更に外れ難く引出しAの以後の
浮き上がり阻止効果は更に完璧となる。
その他図示の例のものにおいては引出しAの前
端部両側にも引出し第二ガイド突起16が両側に
張り出して設けてあり、この後面17は垂直面と
してあつて、引出しAがガイド突起21に案内さ
れて下降するときは引出しAの前後のガイド突起
10の前面と引出し第二ガイド突起16の後面1
7とがケースB側のガイド突起21と摺合して案
内される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係わるもので、第1図はこの考
案の第1実施態様の縦断面図、第2図はそのケー
スの一部切截斜視図、第3図はその引出しの斜視
図、第4図は第2実施態様の要部縦断面図、第5
図は従来技術のケースと引出しを示す一部破截分
解斜視図、及び第6図は第5図の使用状態を示す
縦断面図である。 図中の主な符号、A……引出し、13……掛合
突起、24……受け掛合突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 引出しが少なくとも上下二段挿入できるケ
    ースと、このケースに挿入できる二個以上の同
    大の引出しとよりなり、これら各引出しの後部
    両側部に側方に僅かに張り出した引出しガイド
    突起がそれぞれ設けてあり、前記ケースの両側
    内壁面には前記各引出しを最上段位置に挿入す
    るとき前記引出しガイド突起を受けケース内端
    まで導き、これら引出しをケースに完全に挿入
    した状態で垂直方向に下降させてケース内の最
    下段位置まで案内でき、最下段位置において前
    記引出しガイド突起との掛合が外れるケースガ
    イド突起が内方に僅かに張り出して形成してあ
    り、これら一対のケースガイド突起の上面ガイ
    ド面にはケースの奥程上位の緩やかな勾配が設
    けてあり、前記ケース中の最下段位置の引出し
    のみ引出し可能とした整理ケースにおいて、 前記ケース内に最上段まで挿入された引出し
    のうち、最上段の引出しの前記引出しガイド突
    起が前記ケースガイド突起の上面ガイド面より
    奥に外れて、この最上段の引出しがこれより下
    段の他の引出し上に載置されたセツト位置にお
    いて、引出しの後端の浮き上がりを阻止する浮
    き上がり阻止掛合構造が各引出し後部とケース
    によつて形成してあることを特徴とする整理ケ
    ース。 2) 前記浮き上がり阻止掛合構造は前記各引出
    しの後部面側に僅かに張り出した引出しガイド
    突起の前面の下端が若干前方に突出した掛合突
    起が設けてあり、これと掛合できる受け掛合突
    起がケースガイド突起の後端上部に設けて形成
    したものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の整理ケース。 3) 前記浮き上がり阻止掛合構造はケース後部
    内面に引出し出し入れ方向に傾動自在に装備さ
    れた掛合爪部材の前面掛合段部がこの自重によ
    つて前記引出しのセツト位置の後端縁に掛合す
    る構成としてあることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の整理ケース。
JP1613987U 1987-02-06 1987-02-06 Expired JPH0453700Y2 (ja)

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JPS63175443U JPS63175443U (ja) 1988-11-14
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