JPH0453687A - 壁面作業用ロボットによる作業方法 - Google Patents
壁面作業用ロボットによる作業方法Info
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- JPH0453687A JPH0453687A JP16057590A JP16057590A JPH0453687A JP H0453687 A JPH0453687 A JP H0453687A JP 16057590 A JP16057590 A JP 16057590A JP 16057590 A JP16057590 A JP 16057590A JP H0453687 A JPH0453687 A JP H0453687A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、建築物や他の構造物なとの壁面を対象とす
る高所作業などに好適な壁面作業用ロボットによる作業
方法に関し、壁面に存在する障害物を回避しながら能率
良く作業したり、予め作業対象溝を検出して作業ができ
るようにしたものである。
る高所作業などに好適な壁面作業用ロボットによる作業
方法に関し、壁面に存在する障害物を回避しながら能率
良く作業したり、予め作業対象溝を検出して作業ができ
るようにしたものである。
[従来の技術]
ビル、船舶、発電所、タンク、煙突、橋梁などの構造物
にあっては、建造中や建造後これらの外壁面などの清掃
や補修など、壁面に対して作業を行わなければならない
ことも多い。
にあっては、建造中や建造後これらの外壁面などの清掃
や補修など、壁面に対して作業を行わなければならない
ことも多い。
従来、このような壁面作業に当たっては、屋上部分等か
らワイヤロープてゴンドラを吊下げ、ゴンドラ内に乗っ
た作業者によって作業を行うようにしており、窓拭き作
業など一部の作業については、専用ロボットが開発され
、作業者に代わって窓拭きなどを行っているに過ぎず、
種々の壁面作業などが出来る壁面作業用ロボットの開発
が望まれている。
らワイヤロープてゴンドラを吊下げ、ゴンドラ内に乗っ
た作業者によって作業を行うようにしており、窓拭き作
業など一部の作業については、専用ロボットが開発され
、作業者に代わって窓拭きなどを行っているに過ぎず、
種々の壁面作業などが出来る壁面作業用ロボットの開発
が望まれている。
[発明が解決しようとする課題]
このような構造物の壁面作業をロボットによって行おう
とする場合、作業内容によっては、壁面上の障害物を避
けて作業しなければならない場合がある。
とする場合、作業内容によっては、壁面上の障害物を避
けて作業しなければならない場合がある。
例えばウォータジェットによる塗膜の剥離や塗装吹付は
作業などでは、窓部分が障害物となり、これを避けて作
業する必要があり、従来は、この窓部分を通過する間だ
けウォータジェットを停止させたり、吹付〜けを停止し
、通過後再び動作させるようにしている。
作業などでは、窓部分が障害物となり、これを避けて作
業する必要があり、従来は、この窓部分を通過する間だ
けウォータジェットを停止させたり、吹付〜けを停止し
、通過後再び動作させるようにしている。
このため障害物上を通過している間の動作が無駄となり
、障害物が大きくなると、作業能率も悪化してしまうと
いう問題がある。
、障害物が大きくなると、作業能率も悪化してしまうと
いう問題がある。
また、建築物などの壁面作業の一つに目地部分のシーリ
ング溝に対するシーリング材の剥離作業や充填作業があ
り、これを壁面作業用ロボットで行わせようとすると、
実際の目地部分が必ずしも水平や垂直でないことも多く
、スムーズに作業ができなくなる恐れがある。
ング溝に対するシーリング材の剥離作業や充填作業があ
り、これを壁面作業用ロボットで行わせようとすると、
実際の目地部分が必ずしも水平や垂直でないことも多く
、スムーズに作業ができなくなる恐れがある。
この発明は、かかる現状に鑑みてなされたもので、作業
壁面に障害物かあってもこれを回避して作業ができる壁
面作業用ロボットによる作業方法を提供しようとするも
のである。
壁面に障害物かあってもこれを回避して作業ができる壁
面作業用ロボットによる作業方法を提供しようとするも
のである。
また、この発明は、作業壁面上の溝を予め検出し、その
検出結果に基づいて作業ができる壁面作業用ロボットに
よる作業方法を提供しようとするものである。
検出結果に基づいて作業ができる壁面作業用ロボットに
よる作業方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するためこの発明の壁面作業用ロボット
による作業方法は、壁面上部がら索条及び巻取機を介し
て吊り下げられて昇降及び横移動されるとともに、壁面
に対して1つ以上の自由度をもって移動可能な壁面作業
用ロボットで壁面作業を行うに際ル、予め壁面作業用ロ
ボットによる作業エリアを定め、壁面作業用ロボットと
壁面との間の距離を検出しながら移動させ、距離の変化
により障害物を検出し、障害物を除いた作業エリアを移
動しながら作業するようにしたことを特徴とするもので
ある。
による作業方法は、壁面上部がら索条及び巻取機を介し
て吊り下げられて昇降及び横移動されるとともに、壁面
に対して1つ以上の自由度をもって移動可能な壁面作業
用ロボットで壁面作業を行うに際ル、予め壁面作業用ロ
ボットによる作業エリアを定め、壁面作業用ロボットと
壁面との間の距離を検出しながら移動させ、距離の変化
により障害物を検出し、障害物を除いた作業エリアを移
動しながら作業するようにしたことを特徴とするもので
ある。
また、この発明の壁面作業用ロボットによる作業方法は
、前記壁面作業用ロボットを作業エリアの両端までの横
移動と昇降方向のシフトを行いながら移動させ、障害物
を検出した点の座標に基づき、横移動幅を変えて作業を
行うようにしたことを特徴とするするものである。
、前記壁面作業用ロボットを作業エリアの両端までの横
移動と昇降方向のシフトを行いながら移動させ、障害物
を検出した点の座標に基づき、横移動幅を変えて作業を
行うようにしたことを特徴とするするものである。
さらに、この発明の壁面作業用ロボットによる作業方法
は、壁面上部から索条及び巻取機を介して吊り下げられ
て昇降及び横移動されるとともに、壁面に対して1つ以
上の自由度をもって移動可能な壁面作業用ロボットで壁
面作業を行うに際し、予め作業対象となる溝の両端部で
この溝を横断するように壁面作業用ロボットを移動させ
、壁面間距離の変化から溝の両端部位置を読み取り、こ
れら溝位置の読取り値に基づき溝の軌跡を演算したのち
、この演算結果にしたがフて壁面作業用ロボットを移動
して作業するようにしたことを特徴とするものである。
は、壁面上部から索条及び巻取機を介して吊り下げられ
て昇降及び横移動されるとともに、壁面に対して1つ以
上の自由度をもって移動可能な壁面作業用ロボットで壁
面作業を行うに際し、予め作業対象となる溝の両端部で
この溝を横断するように壁面作業用ロボットを移動させ
、壁面間距離の変化から溝の両端部位置を読み取り、こ
れら溝位置の読取り値に基づき溝の軌跡を演算したのち
、この演算結果にしたがフて壁面作業用ロボットを移動
して作業するようにしたことを特徴とするものである。
[作用]
この壁面作業用ロボットによる作業方法によれば、予め
定めた作業エリアを壁面間距離を検出しながら壁面作業
用ロボットを移動するようにし、距離の変化から障害物
を検出し、検出された障害物を除く他の作業エリア内を
移動させて作業するようにしている。
定めた作業エリアを壁面間距離を検出しながら壁面作業
用ロボットを移動するようにし、距離の変化から障害物
を検出し、検出された障害物を除く他の作業エリア内を
移動させて作業するようにしている。
したがって、障害物部分を通過させること無く、作業を
行うことができ、無駄を無くし能率良く作業かできる。
行うことができ、無駄を無くし能率良く作業かできる。
また、この発明によれば、作業エリアの横幅全体の移動
と、移動端での昇降方向のシフトとを組合わせて移動し
ながら壁面作業を行う場合に、障害物を検出した点の座
標を読取り、この点までの横移動幅でこれ以降の作業を
行うようにしており、横移動と昇降の組合わせで無駄な
動きを無くして作業ができるようにしている。
と、移動端での昇降方向のシフトとを組合わせて移動し
ながら壁面作業を行う場合に、障害物を検出した点の座
標を読取り、この点までの横移動幅でこれ以降の作業を
行うようにしており、横移動と昇降の組合わせで無駄な
動きを無くして作業ができるようにしている。
さらに、作業対象となる溝の両端部を横断するように移
動しながら壁面間距離を検出し、溝幅の両端部の位置を
読み取って演算で溝の軌跡を求めようにし、この軌跡に
基づいて溝に対する作業を行うようにしており、幅の狭
い溝であっても無駄な動きを排除して能率良く壁面作業
ができるようにしている。
動しながら壁面間距離を検出し、溝幅の両端部の位置を
読み取って演算で溝の軌跡を求めようにし、この軌跡に
基づいて溝に対する作業を行うようにしており、幅の狭
い溝であっても無駄な動きを排除して能率良く壁面作業
ができるようにしている。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
する。
二の発明の作業方法か適用される壁面作業用ロボット]
0は、第1図に概略斜視図を示すように、上部移動機構
11を介して吊り下げられており、この上部移動機構1
1によって昇降及び横移動かできるようになって、いる
。
0は、第1図に概略斜視図を示すように、上部移動機構
11を介して吊り下げられており、この上部移動機構1
1によって昇降及び横移動かできるようになって、いる
。
この壁面作業用ロボット1o全体を移動させる上部移動
機構11は、壁面作業用のゴンドラのものと同様に構成
されている。屋上などバラベット部分に図示しない回転
支持部を固定してレール支持台12を垂直軸回りに回転
できるように取付け、このレール支持台12に作業壁面
の上部に沿って仮設横行レール13が取付られる。この
仮設横行レール13には、2台の横行トロリ14が走行
可能に装着されており、各横行トロリ14から索条とし
てのワイヤ15が吊下げられている。それぞれのワイヤ
15には、巻取機(エンドレスヮインダ)16を介して
壁面作業用ロボット10が吊り下げられるようになって
いる。
機構11は、壁面作業用のゴンドラのものと同様に構成
されている。屋上などバラベット部分に図示しない回転
支持部を固定してレール支持台12を垂直軸回りに回転
できるように取付け、このレール支持台12に作業壁面
の上部に沿って仮設横行レール13が取付られる。この
仮設横行レール13には、2台の横行トロリ14が走行
可能に装着されており、各横行トロリ14から索条とし
てのワイヤ15が吊下げられている。それぞれのワイヤ
15には、巻取機(エンドレスヮインダ)16を介して
壁面作業用ロボット10が吊り下げられるようになって
いる。
したがって、ワイヤ15を介して吊り下げられた壁面作
業用ロボット10は、巻取機16にょるワイヤ15の巻
取り、巻戻しによって昇降ができるとともに、横行トロ
リ14の移動によって横移動ができる。
業用ロボット10は、巻取機16にょるワイヤ15の巻
取り、巻戻しによって昇降ができるとともに、横行トロ
リ14の移動によって横移動ができる。
なお、横移動は、横行トロリ14内に駆動用モータおよ
び制御装置を設置して自走するようにしたり、無駆動と
して壁面作業用ロボット10の横移動に追従するように
しても良い。
び制御装置を設置して自走するようにしたり、無駆動と
して壁面作業用ロボット10の横移動に追従するように
しても良い。
壁面作業ロボット10は、第1図及び第2図に示すよう
に、直交座標系3軸(X、Y、Z)と手首1軸(β)の
計4軸の自由度を有して構成され、Y軸及びZ軸につい
ては、アームを付加して作業範囲の拡大を図るようにし
ている。
に、直交座標系3軸(X、Y、Z)と手首1軸(β)の
計4軸の自由度を有して構成され、Y軸及びZ軸につい
ては、アームを付加して作業範囲の拡大を図るようにし
ている。
■ X軸系:X軸モジュール
作業壁面と平行な水平軸方向に移動するX軸モジュール
20は3、ガイドレール21とこれに沿って走行するX
軸スライダ22で構成されており、ガイドレール21の
両端部に巻取機16が連結されてワイヤ15で吊下られ
た状態となっている。
20は3、ガイドレール21とこれに沿って走行するX
軸スライダ22で構成されており、ガイドレール21の
両端部に巻取機16が連結されてワイヤ15で吊下られ
た状態となっている。
X軸スライダ22を移動するため、ガイドレール21に
は、ラック23が取付けてあり、これと噛み合うピニオ
ン(図示せず)がX軸スライダ22に固定されたACサ
ーボモータ24によって駆動され、X軸方向に移動でき
るようになっている。
は、ラック23が取付けてあり、これと噛み合うピニオ
ン(図示せず)がX軸スライダ22に固定されたACサ
ーボモータ24によって駆動され、X軸方向に移動でき
るようになっている。
■ Y軸系=Y軸モジュール
作業壁面と平行な垂直軸方向に移動するY軸モジュール
30は、X軸モジュール20のX軸スライダ22の背面
にガイド31が取付けられ、その内部にボールねじ32
が設置されてACサーボモータ33で直結駆動されるよ
うになっている。
30は、X軸モジュール20のX軸スライダ22の背面
にガイド31が取付けられ、その内部にボールねじ32
が設置されてACサーボモータ33で直結駆動されるよ
うになっている。
このボールねじ32には、ボールナツトが取付けられた
Y軸スライダ34かねし込まれてX軸方向に移動できる
ようになっている。
Y軸スライダ34かねし込まれてX軸方向に移動できる
ようになっている。
■ Z軸系:Z軸モジュール
作業壁面と垂直な軸方向に移動するZ軸モジュール40
は、Y軸モジュール30のY軸スライダ34の側面にガ
イド41か取付けられ、その内部にボールねしく図示せ
ず)が設置されてACサーボモータ42て直結駆動され
るようになっている。
は、Y軸モジュール30のY軸スライダ34の側面にガ
イド41か取付けられ、その内部にボールねしく図示せ
ず)が設置されてACサーボモータ42て直結駆動され
るようになっている。
このボールねじには、ポールナツトが取付けられたZ軸
スライダ43がねじ込まれてZ軸方向に移動できるよう
になっている。
スライダ43がねじ込まれてZ軸方向に移動できるよう
になっている。
■ アームモジュール
アームモジュール50は、Y軸モジュール30及びZ軸
モジュール40の作業範囲を拡大するためのもので、平
行リンク型のアームで構成されている。
モジュール40の作業範囲を拡大するためのもので、平
行リンク型のアームで構成されている。
Z軸スライダ43に第1アーム51が回動可能に支持さ
れて原動部とされ、これと平行な第2アーム52がX軸
スライダ22に固定されたブラケット53にその上端部
が回動可能に支持されて支点とされる。そして、第2ア
ーム52の中間部と第1アーム51の上端部とがそれぞ
れ回動可能に第3アーム54で連結されている。また、
第1アーム51及び第2アーム52の先端部には、壁面
作業用の第4アーム55が回動可能に連結されている。
れて原動部とされ、これと平行な第2アーム52がX軸
スライダ22に固定されたブラケット53にその上端部
が回動可能に支持されて支点とされる。そして、第2ア
ーム52の中間部と第1アーム51の上端部とがそれぞ
れ回動可能に第3アーム54で連結されている。また、
第1アーム51及び第2アーム52の先端部には、壁面
作業用の第4アーム55が回動可能に連結されている。
したがって、第1アーム51の上端部がY軸モジュール
30及びZ軸モジュール40によってY軸方向およびZ
軸方向に移動されると、その移動量がアームの拡大比率
、例えば5:1に拡大されて第4アーム55の先端部が
移動される。
30及びZ軸モジュール40によってY軸方向およびZ
軸方向に移動されると、その移動量がアームの拡大比率
、例えば5:1に拡大されて第4アーム55の先端部が
移動される。
■ β軸系:β軸モジュール
このβ軸モジュール60はアームモジュール50の先端
部に設けられて作業壁面と平行な水平軸回りの回転軸で
あり、これによってアームモジュール50を作業アーム
としたり、走行脚とするための切り替えを行うものであ
る。
部に設けられて作業壁面と平行な水平軸回りの回転軸で
あり、これによってアームモジュール50を作業アーム
としたり、走行脚とするための切り替えを行うものであ
る。
このβ軸モジュール60はアームモジュール50の第4
アーム55の先端部に両端部か突き出して回転可能な回
転軸61が設けられ、第2アーム52の回動支点が支持
されたブラケット53に取付けたACサーボモータ62
により第2アーム52及び第4アーム55内に配置され
たチェーン(図示せず)を介して反転駆動されるように
なっている。
アーム55の先端部に両端部か突き出して回転可能な回
転軸61が設けられ、第2アーム52の回動支点が支持
されたブラケット53に取付けたACサーボモータ62
により第2アーム52及び第4アーム55内に配置され
たチェーン(図示せず)を介して反転駆動されるように
なっている。
この回転軸61の両端部には、第3図に平面状態を示す
ように、コ字状のツールブラケット63がそれぞれ取付
けられており、各ツールブラケット63の一端部には、
真空吸着バッド64が取付けられるとともに、他端部に
は、自動工具交換装置65とセンシング用の超音波セン
サ66が取付けられている。
ように、コ字状のツールブラケット63がそれぞれ取付
けられており、各ツールブラケット63の一端部には、
真空吸着バッド64が取付けられるとともに、他端部に
は、自動工具交換装置65とセンシング用の超音波セン
サ66が取付けられている。
この壁面作業用ロボット10には、壁面作業時の固定状
態の確保及び壁面移動の際の一方の脚となる固着装置7
0が設けられ、X軸モジュール20のガイドレール21
の両端部に取付けられている。
態の確保及び壁面移動の際の一方の脚となる固着装置7
0が設けられ、X軸モジュール20のガイドレール21
の両端部に取付けられている。
この固着装置70は、第1図及び第2図に示すように、
支持台71が作業壁面と垂直なZ軸方向に取付けられ、
左右両側の2組の平行リンク72て固着アーム73が支
持されており、内側の1組の平行リンク72に空気圧シ
リンダ74のロッドが連結され、往復駆動できるように
なっている。
支持台71が作業壁面と垂直なZ軸方向に取付けられ、
左右両側の2組の平行リンク72て固着アーム73が支
持されており、内側の1組の平行リンク72に空気圧シ
リンダ74のロッドが連結され、往復駆動できるように
なっている。
そして、固着アーム73の先端部には、その中心軸(Z
軸と平行な軸)を中心に回転する回動軸75を介して2
つの真空吸着バッド76が取付けられており、回動軸7
5の回動によって真空吸着バッド76の位置を90度変
えることができるようになっている。
軸と平行な軸)を中心に回転する回動軸75を介して2
つの真空吸着バッド76が取付けられており、回動軸7
5の回動によって真空吸着バッド76の位置を90度変
えることができるようになっている。
次に、この壁面作業用ロボット10の制御を行うための
制御装置について、第4図により説明する。
制御装置について、第4図により説明する。
この制御装置80では、左右の巻取機16のモータ、X
軸モジュール20のACサーボモータ24、Y輔モジュ
ール30のACサーボモータ33、Z軸モジュール40
のACサーボモータ42及びβ軸モジュール60のAC
サーボモータ62をコントローラ81によって数値制御
するようにしである。
軸モジュール20のACサーボモータ24、Y輔モジュ
ール30のACサーボモータ33、Z軸モジュール40
のACサーボモータ42及びβ軸モジュール60のAC
サーボモータ62をコントローラ81によって数値制御
するようにしである。
左右の巻取機16のモータはそれぞれインバータ82に
よって速度制御が行われるとともに、両巻散機16の特
性差による左右の傾きが傾斜角センサ(図示せず)によ
り検出され、自動傾斜補正83が行われる。
よって速度制御が行われるとともに、両巻散機16の特
性差による左右の傾きが傾斜角センサ(図示せず)によ
り検出され、自動傾斜補正83が行われる。
モジュール4軸(x、y、z、β)のACサーボモータ
24.3B、42.62は、コントローラ81からの指
令により専用のサーボドライバ84で駆動され、位置検
出は内蔵のエンコーダ25゜35.44,67て行われ
、例えば、セミクローズド方式のフィードバック制御が
行われるとともに、サーボドライバ84として偏差カウ
ンタを内蔵し、パルス列入力により各ACサーボモータ
24.33,42.62を制御する。
24.3B、42.62は、コントローラ81からの指
令により専用のサーボドライバ84で駆動され、位置検
出は内蔵のエンコーダ25゜35.44,67て行われ
、例えば、セミクローズド方式のフィードバック制御が
行われるとともに、サーボドライバ84として偏差カウ
ンタを内蔵し、パルス列入力により各ACサーボモータ
24.33,42.62を制御する。
さらに、ACサーボモータで制御される各軸(X、Y、
Z、 β)には、それぞれ原点用のリミットスイッチ
85及びオーツ;ラン防止用のリミットスイッチ86が
取付けられ、コントローラ81に入力されるようになっ
ている。
Z、 β)には、それぞれ原点用のリミットスイッチ
85及びオーツ;ラン防止用のリミットスイッチ86が
取付けられ、コントローラ81に入力されるようになっ
ている。
また、壁面作業用ロボッット10の各部には、作業に必
要なセンサ類が取付けられるが、例えば作業壁面までの
距離を一定に保つための距離センサとして超音波センサ
66が取付けられ、A/D変換器87を介してコントロ
ーラ81に入力されるようになっている。
要なセンサ類が取付けられるが、例えば作業壁面までの
距離を一定に保つための距離センサとして超音波センサ
66が取付けられ、A/D変換器87を介してコントロ
ーラ81に入力されるようになっている。
さらに、必要に応じて作業を地上から監視するためのテ
レビカメラなどが搭載される。
レビカメラなどが搭載される。
また、コントローラ81には、予めパソコン88を用い
てオフラインで入力された教示内容によって制御される
。このパソコン88でのプログラミングは、建物の外形
図などに基づき、外部環境を予めモデル化した状態で、
ロボットへの教示動作を行わせ、完成したプログラムを
コントローラ8]に入力するようになっており、教示結
果はンミュレーションによって確認する方式なとか採用
され、教示の容易化と壁面作業用ロボット10の汎用性
を高めている。
てオフラインで入力された教示内容によって制御される
。このパソコン88でのプログラミングは、建物の外形
図などに基づき、外部環境を予めモデル化した状態で、
ロボットへの教示動作を行わせ、完成したプログラムを
コントローラ8]に入力するようになっており、教示結
果はンミュレーションによって確認する方式なとか採用
され、教示の容易化と壁面作業用ロボット10の汎用性
を高めている。
このように構成した壁面作業用ロボット]0による壁面
への作業方法について制御装置80の動作とともに説明
する。
への作業方法について制御装置80の動作とともに説明
する。
(]) 障害物の回避動作
壁面作業用ロボット10として必要な障害物の回避には
、大きく分けて二つのものかあり、その一つか作業時の
障害物の回避で、もう一つか壁面移動の際の吸着時の障
害物の回避である。
、大きく分けて二つのものかあり、その一つか作業時の
障害物の回避で、もう一つか壁面移動の際の吸着時の障
害物の回避である。
■ 作業時の障害物回避
壁面作業用ロボット10による作業は種々のものが考え
られるが、例えば塗膜の剥離・塗装味(;1作業などで
は、窓部分を避けて作業する必要か牛し、この場合には
、窓部分が作業の障害物となる。
られるが、例えば塗膜の剥離・塗装味(;1作業などで
は、窓部分を避けて作業する必要か牛し、この場合には
、窓部分が作業の障害物となる。
そこで、通常、窓部分などの障害物は、0業壁面に対し
て段差(突き出ているか、窪んている)があることから
、既に説明した距離センサとしての超音波センサ66を
用いて障害物を検出−しながら作業を行うようにする。
て段差(突き出ているか、窪んている)があることから
、既に説明した距離センサとしての超音波センサ66を
用いて障害物を検出−しながら作業を行うようにする。
このための回避動作の一例の概要と制御のフローチャー
トを第5図及び第6図に示した。
トを第5図及び第6図に示した。
この障害物の回避は、第5図に示すように、予め定めた
作業エリアXI、X2 、Yl、Y2内に窓部分などの
障害物Aがある場合、障害物Aの上部P−1については
作業エリアの幅全体X 1−X 2の間で往復移動しな
からY l−Y 2方向にシフト量Qを与えて作業を行
う。
作業エリアXI、X2 、Yl、Y2内に窓部分などの
障害物Aがある場合、障害物Aの上部P−1については
作業エリアの幅全体X 1−X 2の間で往復移動しな
からY l−Y 2方向にシフト量Qを与えて作業を行
う。
そして、超音波センサ66で障害物が検出されると、そ
のX、Y座標が記憶され、今度は作業エリアの幅がX
2−Q lまでの範囲とされて障害物Aの横部分の作業
エリアP−2でY l−Y 2方向のシフト量Qを与え
ながら作業が行われる。
のX、Y座標が記憶され、今度は作業エリアの幅がX
2−Q lまでの範囲とされて障害物Aの横部分の作業
エリアP−2でY l−Y 2方向のシフト量Qを与え
ながら作業が行われる。
作業が進み障害物Aの下のQ2までくると、上部の場合
と同様に、障害物Aの下部P−3については作業エリア
の幅全体X LX 2の間で往復移動しながらY l−
Y 2方向にシフトtaQを与えてf1業を行ない、作
業エリアの隅に当たる(XI、Y2)まで作業する。
と同様に、障害物Aの下部P−3については作業エリア
の幅全体X LX 2の間で往復移動しながらY l−
Y 2方向にシフトtaQを与えてf1業を行ない、作
業エリアの隅に当たる(XI、Y2)まで作業する。
最後に、障害物Aの横の残った部分P−4についての作
業をP−2の場合と同様にして行い、全ての作業が完了
する。
業をP−2の場合と同様にして行い、全ての作業が完了
する。
なお、障害物Aの位置によっては、障害物Aの上部P刊
の後、障害物Aの左横の部分P−5から障害物Aの下の
部分P−6の作業を行い、最後に左横部分P−7の作業
を行うようにしても良い。この場合のP −5,P −
8,P−7については作業順序が異なるのみである。
の後、障害物Aの左横の部分P−5から障害物Aの下の
部分P−6の作業を行い、最後に左横部分P−7の作業
を行うようにしても良い。この場合のP −5,P −
8,P−7については作業順序が異なるのみである。
このような作業の制御は、第6図に示すように、■まず
、初期設定としてコントローラ81に作業エリアXI、
X2.Yl、Y2及び工具9]の大きさによって定まる
Y iY 2方向のシフi−ffi Qを設定しておく
。
、初期設定としてコントローラ81に作業エリアXI、
X2.Yl、Y2及び工具9]の大きさによって定まる
Y iY 2方向のシフi−ffi Qを設定しておく
。
■ ]二真つ1を壁面に近付けるようにZ軸方向に移動
し、作業を開始する。
し、作業を開始する。
■これと同時に、X1方向への移動の指令とともに、a
:超音波センサ66によるセンシング開始の信号を出力
し、移動中常時センシングを行う。
:超音波センサ66によるセンシング開始の信号を出力
し、移動中常時センシングを行う。
そして、超音波センサ66で障害物Aが検出されると、
工具91の移動が停止すると同時にセンシングを停止し
作業エリアの制御プログラムがP−1からP−2に変更
される。
工具91の移動が停止すると同時にセンシングを停止し
作業エリアの制御プログラムがP−1からP−2に変更
される。
この制御プログラムP−2の変更の際の初期設定時に障
害物検出位置Q1の座標が読み込まれ、その座標に従い
プロクラムが実行される。
害物検出位置Q1の座標が読み込まれ、その座標に従い
プロクラムが実行される。
一方、障害物Aが検知されない場合には、Xlまで移動
された後、■Y 1−Y 2方向へのシフト量Qが出力
されたのち、■X2方向への移動及び作業が行われると
同時に、C:再び、超音波センサ66によるセンシング
開始の信号を出力し、移動中常時センシングを行う。
された後、■Y 1−Y 2方向へのシフト量Qが出力
されたのち、■X2方向への移動及び作業が行われると
同時に、C:再び、超音波センサ66によるセンシング
開始の信号を出力し、移動中常時センシングを行う。
このX2方向への移動中に障害物Aが検出されると、工
具91の移動が停止すると同時にセンシングを停止し作
業エリアの制御プログラムがP−3からP−5に変更さ
れる。
具91の移動が停止すると同時にセンシングを停止し作
業エリアの制御プログラムがP−3からP−5に変更さ
れる。
そして、制御プログラムP−5の初期設定時に障害物検
出位置Ql’ の座標が読み込まれ、その座標に従いブ
ロクラムが実行される。
出位置Ql’ の座標が読み込まれ、その座標に従いブ
ロクラムが実行される。
一方、障害物Aが検知されない場合には、X2まで移動
された後、■Y 1−Y 2方向へのシフト量Qが出力
されたのち、■X2方向への移動及び作業が行われる。
された後、■Y 1−Y 2方向へのシフト量Qが出力
されたのち、■X2方向への移動及び作業が行われる。
このような動作を繰り返して、窓部分などの障害物Aを
回避しながら作業が行われる。
回避しながら作業が行われる。
したがって、従来のように移動パターンをP−1のまま
障害物Aの範囲だけ塗装などを停止させる場合に比べ、
無駄な動作がなく、能率良く作業を行うことができる。
障害物Aの範囲だけ塗装などを停止させる場合に比べ、
無駄な動作がなく、能率良く作業を行うことができる。
また、作業エリア内であれば、どの位置に障害物Aがあ
っても、制御プログラムをP−1〜P−7などに分割す
ることで、これを回避して作業することができる。
っても、制御プログラムをP−1〜P−7などに分割す
ることで、これを回避して作業することができる。
■ 作業対象溝の検出と動作軌跡の創成壁面作業の中に
は、劣化したシーリング材の除去、清掃やシーリング材
の充填作業などがあり、作業対象となるシーリング溝を
検出し、工具をシーリング溝に沿って移動させなければ
ならない。
は、劣化したシーリング材の除去、清掃やシーリング材
の充填作業などがあり、作業対象となるシーリング溝を
検出し、工具をシーリング溝に沿って移動させなければ
ならない。
この場合、窓などの障害物Aの場合と異なり、溝幅が小
さいことから、障害物回避と同一の制御では、無駄な動
作が増えてしまう。
さいことから、障害物回避と同一の制御では、無駄な動
作が増えてしまう。
そこで、まず、シーリング溝の検出のみを行い、求めた
シーリング溝の軌跡に基づいて作業を行うようにする。
シーリング溝の軌跡に基づいて作業を行うようにする。
このための検出動作の一例の概要と制御のフローチャー
トを第7図及び第8図に示した。
トを第7図及び第8図に示した。
シーリング溝92の検出は、シーリング溝92の存在が
予想される上部と下部に対応して超音波センサ66を横
移動させてシーリング溝92の両端縁を検出し、それぞ
れの座標値からシーリング溝92の軌跡を演算によって
求める。
予想される上部と下部に対応して超音波センサ66を横
移動させてシーリング溝92の両端縁を検出し、それぞ
れの座標値からシーリング溝92の軌跡を演算によって
求める。
すなわち、■初期設定で、シーリング溝92の上部の位
置PI’、PL”と下部の位置P2゜P2”を設定して
おく。
置PI’、PL”と下部の位置P2゜P2”を設定して
おく。
■予め定めたPL’ 点に超音波センサ66を移動して
壁面に対して所定の距離Sに近付け、■P”方向に移動
する信号を出力すると同時に、a:超音波センサ66に
よるセンシングを開始する信号を出力し、移動中常時セ
ンシングを行う。
壁面に対して所定の距離Sに近付け、■P”方向に移動
する信号を出力すると同時に、a:超音波センサ66に
よるセンシングを開始する信号を出力し、移動中常時セ
ンシングを行う。
■そして、シーリング溝92の一方の縁が検出されたと
ころでその座標値P5を読み取る。
ころでその座標値P5を読み取る。
■さらに移動しながら、b:センシングして、0次の段
差部の検出てシーリング溝92の他方の縁の座標値P6
を読み取る。
差部の検出てシーリング溝92の他方の縁の座標値P6
を読み取る。
この後、同様にしてシーリング溝92の下部についても
センシングを行ってシーリング溝92の縁に対応するそ
れぞれの座標値P7及びP8を読み取る。
センシングを行ってシーリング溝92の縁に対応するそ
れぞれの座標値P7及びP8を読み取る。
こうして読み取った座標値P5〜P8がらシーリング溝
92の中心の座標Pl、P2を求め、さらに、これら上
下の中心の座標PI、P2がらシーリング溝92の軌跡
を直線補間して求める。
92の中心の座標Pl、P2を求め、さらに、これら上
下の中心の座標PI、P2がらシーリング溝92の軌跡
を直線補間して求める。
こうしてシーリング溝92の軌跡が求められた後、ツー
ルブラケット63にシーリング材を剥離するための工具
91を取付けて作業を行ったり、シーリング材の充填用
の工具91を取付けるなどして所定の作業を行う。
ルブラケット63にシーリング材を剥離するための工具
91を取付けて作業を行ったり、シーリング材の充填用
の工具91を取付けるなどして所定の作業を行う。
二のようにシーリング溝92のような細(1溝に対する
作業を、溝の検出とその検出結果に基づ(Aで得られた
軌跡による作業に別けて2段階で行うようにすることで
、能率良く作業することができる。
作業を、溝の検出とその検出結果に基づ(Aで得られた
軌跡による作業に別けて2段階で行うようにすることで
、能率良く作業することができる。
■ 吸着歩行時の障害物回避
外壁面の段差や目地などの影響で真空吸着ツク・ソド6
4,76を壁面に押し当てたとき、正常な真空圧が得れ
ない場合が想定される。
4,76を壁面に押し当てたとき、正常な真空圧が得れ
ない場合が想定される。
このため真空吸着パッド64.76に設けた圧力センサ
(図示せず)によって真空圧異常を検知後、回避動作を
行い、再度吸着できるようにする必要がある。
(図示せず)によって真空圧異常を検知後、回避動作を
行い、再度吸着できるようにする必要がある。
まず、固定脚となる固着装置70では、既に説明したよ
うに、真空吸着パッド76が回動軸75を介して取付け
られており、真空圧異常が検知されると、コントローラ
81から真空吸着ノ々・ソド76を90度回転(2つの
真空吸着ノス・ソド76が横に並んだ状態から縦に並ん
だ状態)して再び吸着させるように制御信号を出力する
。
うに、真空吸着パッド76が回動軸75を介して取付け
られており、真空圧異常が検知されると、コントローラ
81から真空吸着ノ々・ソド76を90度回転(2つの
真空吸着ノス・ソド76が横に並んだ状態から縦に並ん
だ状態)して再び吸着させるように制御信号を出力する
。
可動脚となるアームモジュール50先端部の真空吸着パ
ッド64ては、β軸モジュール60の回転軸61の回転
によっても吸着位置を変えることは出来ないため、コン
トローラ81に予め真空吸着パッド64内の真空圧異常
が生じた場合のアームモジュール50先端の移動量(例
えば、上または下、あるいは左または右への移動量)を
入力してあり、この設定値に基づき真空吸着パッド64
の位置を移動して再吸着する。
ッド64ては、β軸モジュール60の回転軸61の回転
によっても吸着位置を変えることは出来ないため、コン
トローラ81に予め真空吸着パッド64内の真空圧異常
が生じた場合のアームモジュール50先端の移動量(例
えば、上または下、あるいは左または右への移動量)を
入力してあり、この設定値に基づき真空吸着パッド64
の位置を移動して再吸着する。
このアームモジュール50の先端の位置を移動すると、
壁面移動の際の歩幅が変化するが、この変化分をコント
ローラ81内の演算で補正して壁面移動の制御を行うよ
うにし、その影響を取り除くようにしている。
壁面移動の際の歩幅が変化するが、この変化分をコント
ローラ81内の演算で補正して壁面移動の制御を行うよ
うにし、その影響を取り除くようにしている。
このような真空吸着パッド64.76の吸着位置を変え
るようにコントローラ81で制御することで、吸着異常
を回避して完全に吸着することができる。
るようにコントローラ81で制御することで、吸着異常
を回避して完全に吸着することができる。
このような障害物の回避を行いながら壁面作業が行われ
るほか、この壁面作業用ロボット10では、次のような
各種の動作や制御が行われる。
るほか、この壁面作業用ロボット10では、次のような
各種の動作や制御が行われる。
(1) 壁面上での作業位置への移動
壁面上での作業位置への移動は、アームモジュール50
の先端部のβ軸モジュール60の回転軸61を回転して
壁面と対向するように位置させた真空吸着パッド64と
、固着装置70の真空吸着パッド76とを交互に吸着さ
せて、第9図に上昇移動の場合を示すように、いわゆる
「尺取り生方式」で行われる。
の先端部のβ軸モジュール60の回転軸61を回転して
壁面と対向するように位置させた真空吸着パッド64と
、固着装置70の真空吸着パッド76とを交互に吸着さ
せて、第9図に上昇移動の場合を示すように、いわゆる
「尺取り生方式」で行われる。
この場合、壁面作業用ロボット10は上部移動機構11
の2台の巻取機16を介してワイヤ15で吊り下げられ
ており、スムーズな上下動を行うためには、脚として機
能させる壁面作業用ロボット10側の動作と上部移動機
構11の巻取機16との同期回転が必要となる。
の2台の巻取機16を介してワイヤ15で吊り下げられ
ており、スムーズな上下動を行うためには、脚として機
能させる壁面作業用ロボット10側の動作と上部移動機
構11の巻取機16との同期回転が必要となる。
このため、巻取機16側の上部移動機構11と壁面作業
用ロボット10の移動機構のいずれかを主移動機構とし
、他方を従移動機構として追従させるようにする。
用ロボット10の移動機構のいずれかを主移動機構とし
、他方を従移動機構として追従させるようにする。
そこで、この壁面移動の1つである昇降動作のみについ
て、その制御ブロックを抽出して示した第10図および
制御のフローチャートを示した第]】図により説明する
。
て、その制御ブロックを抽出して示した第10図および
制御のフローチャートを示した第]】図により説明する
。
例えば上部移動機構11を主移動機構とし、壁面作業用
ロボット10側を追従させるようにする場合、可動脚と
して機能させるアームモジュール50の真空吸着パッド
64を壁面に吸着させた後、主たる上昇・下降動作を巻
取機16で行い、Y軸モジュール30のACサーボモー
タ33に電流制限によるトルク制御を行い巻取機16に
よる昇降動作に追従させるようにする。
ロボット10側を追従させるようにする場合、可動脚と
して機能させるアームモジュール50の真空吸着パッド
64を壁面に吸着させた後、主たる上昇・下降動作を巻
取機16で行い、Y軸モジュール30のACサーボモー
タ33に電流制限によるトルク制御を行い巻取機16に
よる昇降動作に追従させるようにする。
そして、4降位置の検出はY軸モジュール30のACサ
ーボモータ33に内蔵したエンコーダ35で行い、この
検出値によって巻取機16の速度制御を行うインバータ
82に0N−OFFサーボ制御の信号を出力する。
ーボモータ33に内蔵したエンコーダ35で行い、この
検出値によって巻取機16の速度制御を行うインバータ
82に0N−OFFサーボ制御の信号を出力する。
すなわち、■上昇すべき位置や1回の歩幅などの初期設
定を行った後、■アームモジュール50の先端部の真空
吸着パッド64を上昇させ、所定の位置に吸着させる。
定を行った後、■アームモジュール50の先端部の真空
吸着パッド64を上昇させ、所定の位置に吸着させる。
この後、■固着装置70の真空吸着パッド76による吸
着を開放して壁面作業用ロボット1oを移動可能とする
シ ■Y軸モモジュール30ACサーボモータ33に電流制
限の信号を8カし、自重とバランスする程度の状態にし
ておく。
着を開放して壁面作業用ロボット1oを移動可能とする
シ ■Y軸モモジュール30ACサーボモータ33に電流制
限の信号を8カし、自重とバランスする程度の状態にし
ておく。
■巻取機16のモータに上昇の回転信号を出力すると同
時に、■可動脚としてのアームモジュール50の先端位
置を保持した状態のままY軸モジュール30を追従させ
ながら上昇する。
時に、■可動脚としてのアームモジュール50の先端位
置を保持した状態のままY軸モジュール30を追従させ
ながら上昇する。
この場合の上昇量はY軸モジュール30のACサーボモ
ータ33に内蔵したエンコーダ35で検出し、■1回の
歩幅として設定した位置となって位置決めが完了したと
ころで、■巻取機16に停止信号を出力する。
ータ33に内蔵したエンコーダ35で検出し、■1回の
歩幅として設定した位置となって位置決めが完了したと
ころで、■巻取機16に停止信号を出力する。
■この後、固定脚としての固着装置7oの真空吸着パッ
ド76による真空吸着を行い、[相]可動脚としてのア
ームモジュール5o先端の真空吸着パッド64を開放す
る。
ド76による真空吸着を行い、[相]可動脚としてのア
ームモジュール5o先端の真空吸着パッド64を開放す
る。
そして、さらに上昇が必要な場合には、可動脚としての
アームモジュール50のアーム先端部を上方に移動し上
記■〜[相]の動作を繰り返す。
アームモジュール50のアーム先端部を上方に移動し上
記■〜[相]の動作を繰り返す。
こうして所定の位置まで上昇し固定脚としての固着装置
70の真空吸着パッド76て壁面作業用ロボット10の
固定状態が確保されたのち、自動傾斜補正83を行う。
70の真空吸着パッド76て壁面作業用ロボット10の
固定状態が確保されたのち、自動傾斜補正83を行う。
この自動傾斜補正は、図示しない傾斜センサによる検出
値に基づき、作業壁面と平行な水平軸回りの傾斜、すな
わちX軸回りの倒れの修正であり、2台の巻取機16を
同時に操作して2本のワイヤ15の長さを調整すること
で行う。
値に基づき、作業壁面と平行な水平軸回りの傾斜、すな
わちX軸回りの倒れの修正であり、2台の巻取機16を
同時に操作して2本のワイヤ15の長さを調整すること
で行う。
なお、壁面に対する横移動の場合には、第12図に右方
向への移動の場合を示すようにアームモジュール50の
先端部の真空吸着パッド64をX軸モジュール20の右
端に位置させて壁面に吸着させた後、X軸モジュール2
0のACサーボモータ24を動かし、通常とは逆にビニ
オンに対してラック23を右に移動させる。
向への移動の場合を示すようにアームモジュール50の
先端部の真空吸着パッド64をX軸モジュール20の右
端に位置させて壁面に吸着させた後、X軸モジュール2
0のACサーボモータ24を動かし、通常とは逆にビニ
オンに対してラック23を右に移動させる。
そして、アームモジュール50かガイドレール21の予
め定めた1回の横移動幅に対する位置となったところで
ACCサーボモル24を停止する。
め定めた1回の横移動幅に対する位置となったところで
ACCサーボモル24を停止する。
この後、固着装置70の真空吸着パッド76を吸着させ
てアームモジュール50をX軸モジュール20の所定位
置に動かして1回の横移動幅に対応した横移動が完了す
る。
てアームモジュール50をX軸モジュール20の所定位
置に動かして1回の横移動幅に対応した横移動が完了す
る。
このように横移動についても、可動脚としてのアームモ
ジュール50と真空吸着パッド64と、固定脚としての
固着装置70の真空吸着パッド76の交互の吸着を繰り
返すことで所定の位置まで移動することができる。
ジュール50と真空吸着パッド64と、固定脚としての
固着装置70の真空吸着パッド76の交互の吸着を繰り
返すことで所定の位置まで移動することができる。
なお、横移動について、上部移動機構11の横行トロリ
ー14に駆動機構を設けない場合には、ワイヤ15を介
して横行トロリー14を追従させるが、横移動を駆動装
置によって行う場合には、X軸モジュール20側のAC
サーボモータ24を主移動機構とし、横行トロリー14
を追従させるようにす、るか、あるいは主従を逆にする
ようにすれば良い。
ー14に駆動機構を設けない場合には、ワイヤ15を介
して横行トロリー14を追従させるが、横移動を駆動装
置によって行う場合には、X軸モジュール20側のAC
サーボモータ24を主移動機構とし、横行トロリー14
を追従させるようにす、るか、あるいは主従を逆にする
ようにすれば良い。
(2) 多工程の壁面作業
予め定めた作業開始位置まで壁面移動した後、アームモ
ジュール50を可動脚から作業アームに切り替えて使用
するため、β軸モジュール60のACサーボモータ62
てツールブラケット63を180度反転させて自動工具
交換装置65および超音波センサ66を前方にする。
ジュール50を可動脚から作業アームに切り替えて使用
するため、β軸モジュール60のACサーボモータ62
てツールブラケット63を180度反転させて自動工具
交換装置65および超音波センサ66を前方にする。
そして、予めX軸モジュール20のガイドレール21な
どに設置しである工具ホルダ(図示せず)に収納された
工具のところにアームモジュール50の先端部を移動し
て必要な工具を把持し、作業を開始する。
どに設置しである工具ホルダ(図示せず)に収納された
工具のところにアームモジュール50の先端部を移動し
て必要な工具を把持し、作業を開始する。
この場合の自動工具交換装置65への工具の把持の確認
や工具ホルダへの工具の受は渡しの確認などは、近接ス
イッチにより電気的インターロックの処理が成されるこ
とで行われる。
や工具ホルダへの工具の受は渡しの確認などは、近接ス
イッチにより電気的インターロックの処理が成されるこ
とで行われる。
したがって、工具ホルダに収納された工具を着脱するこ
とで、複数工程の作業を行うことができ、汎用性に優れ
る。
とで、複数工程の作業を行うことができ、汎用性に優れ
る。
なお、これらの工具の自動交換やこれら工具を用いて多
工程の作業を行う場合の制御は、全てコントローラ81
に予めプログラミングされた内容に基づいて行われる。
工程の作業を行う場合の制御は、全てコントローラ81
に予めプログラミングされた内容に基づいて行われる。
(3) センシング動作
この壁面作業用ロボット1oでは、壁面作業を最適な状
態で行ったり、予め教示した動作だけでなく、壁面作業
用ロボット10自身で障害物を回避しながら作業したり
、所定の作業位置を捜し出し、この作業位置に基づいて
作業することなどができるようにする必要があり、この
ためにセンシング動作が行われる。
態で行ったり、予め教示した動作だけでなく、壁面作業
用ロボット10自身で障害物を回避しながら作業したり
、所定の作業位置を捜し出し、この作業位置に基づいて
作業することなどができるようにする必要があり、この
ためにセンシング動作が行われる。
■ 壁面と工具間の距離の一定保持
作業対象となる壁面は、外観上は平面のように見えても
、実際上は若干の傾斜や段差などがあり、最適な作業を
行うためには壁面と工具との距離を一定に保つ必要があ
る。
、実際上は若干の傾斜や段差などがあり、最適な作業を
行うためには壁面と工具との距離を一定に保つ必要があ
る。
このため、第3図で説明したように、距離センサとして
の超音波センサ66を用い、例えば第13図に示すよう
に、距離Sに比例して得られる微弱電流をアンプ90で
増幅しA/Dコンバータ87を介してデジタル量へ変換
し8bitパラレル信号の形でコントローラ81に入力
される。
の超音波センサ66を用い、例えば第13図に示すよう
に、距離Sに比例して得られる微弱電流をアンプ90で
増幅しA/Dコンバータ87を介してデジタル量へ変換
し8bitパラレル信号の形でコントローラ81に入力
される。
この超音波センサ66からの検出信号は、リアルタイム
で予め定めた設定値Sと比較演算され、Z軸モジュール
40のACサーボモータ42にフィードバック量が出力
される。
で予め定めた設定値Sと比較演算され、Z軸モジュール
40のACサーボモータ42にフィードバック量が出力
される。
この結果、作業壁面の傾斜や段差にかかわらず、アーム
モジュール50の先端部の工具91を壁面から一定の位
置Sに保持することができ、常に壁面に対して最適な状
態で作業を行うことができる。
モジュール50の先端部の工具91を壁面から一定の位
置Sに保持することができ、常に壁面に対して最適な状
態で作業を行うことができる。
以上説明したような全ての制御を行うようにすることで
、種々の壁面作業をロボットにより行うことができ、作
業範囲も多工程のものを含め大巾に拡大することができ
る。
、種々の壁面作業をロボットにより行うことができ、作
業範囲も多工程のものを含め大巾に拡大することができ
る。
この実施例の壁面作業用ロボット10によれば、各構成
要素がモジュール化してあり、作業に必要な工具を着脱
して使用することができ、多目的に使用することができ
る。
要素がモジュール化してあり、作業に必要な工具を着脱
して使用することができ、多目的に使用することができ
る。
また、各軸モジュールによって作業壁面の任意の位置に
移動することができるのみならず、さらにアームモジュ
ールを取付けて作業範囲を拡大するようにしており、汎
用性の高い壁面作業ができる。
移動することができるのみならず、さらにアームモジュ
ールを取付けて作業範囲を拡大するようにしており、汎
用性の高い壁面作業ができる。
さらに、壁面作業用ロボットに固着装置を取付けて固定
脚とするとともに、アームモジュールを可動脚として使
用できるようにしており、作業中にあっては、固着装置
で姿勢を安定させることができ、移動に際しては、交互
に吸着させることで、「尺取り生成」に移動することが
できる。
脚とするとともに、アームモジュールを可動脚として使
用できるようにしており、作業中にあっては、固着装置
で姿勢を安定させることができ、移動に際しては、交互
に吸着させることで、「尺取り生成」に移動することが
できる。
したがって、従来から使用されている作業者が搭乗して
行うゴンドラにかえ、簡単に高所作業をロボット化する
ことができるとともに、作業の省力化を図ることができ
る。
行うゴンドラにかえ、簡単に高所作業をロボット化する
ことができるとともに、作業の省力化を図ることができ
る。
また、壁面に凹凸などの障害物があってもこれらを回避
して真空吸着や壁面作業を行うようにロボットを制御す
ることもできるので、汎用性に優れ、壁面作業を能率良
く、しかも安全に行うことができる。
して真空吸着や壁面作業を行うようにロボットを制御す
ることもできるので、汎用性に優れ、壁面作業を能率良
く、しかも安全に行うことができる。
なお、上記実施例で説明した壁面作業用ロボットでは、
4自由度のものを例に説明したが、これに限らず少なく
とも1つ以上の自由度があれば良く、さらに自由度を増
すなどすることもできる。
4自由度のものを例に説明したが、これに限らず少なく
とも1つ以上の自由度があれば良く、さらに自由度を増
すなどすることもできる。
また、壁面作業に対する障害物は窓部分に限るものでな
い。
い。
さらに、この発明の要旨を変更しない範囲で各構成要素
に変更を加えても良い。
に変更を加えても良い。
[発明の効果]
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明の壁面作業用ロボットによる作業方法によれば、次の
ような効果がある。
明の壁面作業用ロボットによる作業方法によれば、次の
ような効果がある。
■ この壁面作業用ロボットによる作業方法によれば、
予め定めた作業エリアを壁面間距離を検出しながら壁面
作業用ロボットを移動するようにし、距離の変化から障
害物を検出し、検出された障害物を除く他の作業エリア
内を移動させて作業することができる。
予め定めた作業エリアを壁面間距離を検出しながら壁面
作業用ロボットを移動するようにし、距離の変化から障
害物を検出し、検出された障害物を除く他の作業エリア
内を移動させて作業することができる。
したがって、障害物部分を通過させること無く、作業を
行うことができ、無駄を無くし能率良く作業ができ、作
業エリア内であれば、どの位置に障害物Aがあっても、
これを回避して作業することができる。
行うことができ、無駄を無くし能率良く作業ができ、作
業エリア内であれば、どの位置に障害物Aがあっても、
これを回避して作業することができる。
■ また、この発明によれば、作業エリアの横幅全体の
移動と、移動端での昇降方向のシフトとを組合わせて移
動しながら壁面作業を行う場合に、障害物を検出した点
の座標を読取り、この点までの横移動幅でこれ以降の作
業を行うようにしており、横移動と昇降の組合わせで無
駄な動きを無くして作業ができる。
移動と、移動端での昇降方向のシフトとを組合わせて移
動しながら壁面作業を行う場合に、障害物を検出した点
の座標を読取り、この点までの横移動幅でこれ以降の作
業を行うようにしており、横移動と昇降の組合わせで無
駄な動きを無くして作業ができる。
■ さらに、作業対象となる溝の両端部を横断するよう
に移動しながら壁面間距離を検出し、溝幅の両端部の位
置を読み取って演算で溝の軌跡を求めようにし、この軌
跡に基づいて溝に対する作業を行うようにしており、幅
の狭い溝であっても無駄な動きを排除して能率良く壁面
作業ができる。
に移動しながら壁面間距離を検出し、溝幅の両端部の位
置を読み取って演算で溝の軌跡を求めようにし、この軌
跡に基づいて溝に対する作業を行うようにしており、幅
の狭い溝であっても無駄な動きを排除して能率良く壁面
作業ができる。
第1図〜第3図はこの発明の壁面作業用ロボットによる
作業方法が適用される壁面作業用ロボットの一実施例に
かかり、第1図は全体の斜視図、第2図は右側面図、第
3図はアームモジュール先端の部分平面図である。 第4図はこの発明の壁面作業用ロボットの制御装置の全
体構成図である。 第5図及び第6図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る作業方法の一実施例にかかる障害物回避動作の説明図
及び制御のフローチャートである。 第7図及び第8図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る作業方法の一実施例にかかる溝検出動作と軌跡創成動
作の説明図及び制御のフローチャートである。 第9図〜第11図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る移動方法の一実施例にかかり、第9図は昇降動作の説
明図、第10図は制御のブロック図、第11図は制御の
フローチャートである。 第12図および第13図はこの発明の壁面作業用ロボッ
トの種々の制御方法にかかり、第12図は横移動動作の
説明図、第13図は壁面との距離の一定制御の説明図で
ある。 10:壁面作業用ロボット、11:上部移動機構、13
:仮設横行レール、14:横行トロリー 15:ワイヤ
、16:巻取機、20:X輔モジュール、21;ガイド
レール、22:X軸スライダ、30:Y軸モジュール、
31ニガイド、33:ACサーボモータ、40:Z軸モ
ジュール、42;ACサーボモータ、50:アームモジ
ュール、60:β軸モジュール、62:ACサーボモー
タ、63:ツールブラケット、64:真空吸着パッド、
65:自動工具交換装置、66:超音波センサ、70:
固着装置、76:真空吸着パッド、80:制御装置、8
1:コントローラ、82:インバータ、83:自動傾斜
補正、84:サーボドライバ、85.86:リミットス
イッチ、87:A/D変換器、88:パソコン、91:
工具、92ニジ−リング溝。
作業方法が適用される壁面作業用ロボットの一実施例に
かかり、第1図は全体の斜視図、第2図は右側面図、第
3図はアームモジュール先端の部分平面図である。 第4図はこの発明の壁面作業用ロボットの制御装置の全
体構成図である。 第5図及び第6図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る作業方法の一実施例にかかる障害物回避動作の説明図
及び制御のフローチャートである。 第7図及び第8図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る作業方法の一実施例にかかる溝検出動作と軌跡創成動
作の説明図及び制御のフローチャートである。 第9図〜第11図はこの発明の壁面作業用ロボットによ
る移動方法の一実施例にかかり、第9図は昇降動作の説
明図、第10図は制御のブロック図、第11図は制御の
フローチャートである。 第12図および第13図はこの発明の壁面作業用ロボッ
トの種々の制御方法にかかり、第12図は横移動動作の
説明図、第13図は壁面との距離の一定制御の説明図で
ある。 10:壁面作業用ロボット、11:上部移動機構、13
:仮設横行レール、14:横行トロリー 15:ワイヤ
、16:巻取機、20:X輔モジュール、21;ガイド
レール、22:X軸スライダ、30:Y軸モジュール、
31ニガイド、33:ACサーボモータ、40:Z軸モ
ジュール、42;ACサーボモータ、50:アームモジ
ュール、60:β軸モジュール、62:ACサーボモー
タ、63:ツールブラケット、64:真空吸着パッド、
65:自動工具交換装置、66:超音波センサ、70:
固着装置、76:真空吸着パッド、80:制御装置、8
1:コントローラ、82:インバータ、83:自動傾斜
補正、84:サーボドライバ、85.86:リミットス
イッチ、87:A/D変換器、88:パソコン、91:
工具、92ニジ−リング溝。
Claims (3)
- (1)壁面上部から索条及び巻取機を介して吊り下げら
れて昇降及び横移動されるとともに、壁面に対して1つ
以上の自由度をもって移動可能な壁面作業用ロボットで
壁面作業を行うに際し、予め壁面作業用ロボットによる
作業エリアを定め、壁面作業用ロボットと壁面との間の
距離を検出しながら移動させ、距離の変化により障害物
を検出し、障害物を除いた作業エリアを移動しながら作
業するようにしたことを特徴とする壁面作業用ロボット
による作業方法。 - (2)前記壁面作業用ロボットを作業エリアの両端まで
の横移動と昇降方向のシフトを行いながら移動させ、障
害物を検出した点の座標に基づき、横移動幅を変えて作
業を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の壁
面作業用ロボットによる作業方法。 - (3)壁面上部から索条及び巻取機を介して吊り下げら
れて昇降及び横移動されるとともに、壁面に対して1つ
以上の自由度をもって移動可能な壁面作業用ロボットで
壁面作業を行うに際し、予め作業対象となる溝の両端部
でこの溝を横断するように壁面作業用ロボットを移動さ
せ、壁面間距離の変化から溝の両端部位置を読み取り、
これら溝位置の読取り値に基づき溝の軌跡を演算したの
ち、この演算結果にしたがって壁面作業用ロボットを移
動して作業するようにしたことを特徴とする壁面作業用
ロボットによる作業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160575A JPH074779B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 壁面作業用ロボットによる作業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2160575A JPH074779B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 壁面作業用ロボットによる作業方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453687A true JPH0453687A (ja) | 1992-02-21 |
JPH074779B2 JPH074779B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=15717931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2160575A Expired - Lifetime JPH074779B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 壁面作業用ロボットによる作業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074779B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITUA20164565A1 (it) * | 2016-06-21 | 2017-12-21 | Bdf Ind S P A | Dispositivo di movimentazione oggetti |
KR20180129208A (ko) * | 2017-05-25 | 2018-12-05 | 네이버랩스 주식회사 | 이동 로봇 |
JP2019513076A (ja) * | 2016-03-29 | 2019-05-23 | エリド テクノロジー インターナショナル ピーティーイー エルティーディー | 建物の外壁をスプレー塗装するためのシステム及び方法 |
CN115070579A (zh) * | 2021-03-16 | 2022-09-20 | 广东博智林机器人有限公司 | 墙面检测方法、装置及打磨设备 |
WO2023035810A1 (zh) * | 2021-09-07 | 2023-03-16 | 深圳大方智能科技有限公司 | 一种竖直墙面施工方法及施工机器人 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58501941A (ja) * | 1982-01-11 | 1983-11-17 | インターナショナル・ロボティック・エンジニアリング・インコーポレーテッド | 非水平表面に沿って移動できる自動装置 |
JPS62185686U (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-26 | ||
JPH0326475A (ja) * | 1989-06-17 | 1991-02-05 | Nippon Kansen Kogyo Kk | 壁面処理作業装置 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP2160575A patent/JPH074779B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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JPS58501941A (ja) * | 1982-01-11 | 1983-11-17 | インターナショナル・ロボティック・エンジニアリング・インコーポレーテッド | 非水平表面に沿って移動できる自動装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019513076A (ja) * | 2016-03-29 | 2019-05-23 | エリド テクノロジー インターナショナル ピーティーイー エルティーディー | 建物の外壁をスプレー塗装するためのシステム及び方法 |
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EP3260398A1 (en) * | 2016-06-21 | 2017-12-27 | BDF Industries S.p.A. | Device for handling objects |
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WO2023035810A1 (zh) * | 2021-09-07 | 2023-03-16 | 深圳大方智能科技有限公司 | 一种竖直墙面施工方法及施工机器人 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH074779B2 (ja) | 1995-01-25 |
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