JPH0453632Y2 - - Google Patents

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JPH0453632Y2
JPH0453632Y2 JP1985140890U JP14089085U JPH0453632Y2 JP H0453632 Y2 JPH0453632 Y2 JP H0453632Y2 JP 1985140890 U JP1985140890 U JP 1985140890U JP 14089085 U JP14089085 U JP 14089085U JP H0453632 Y2 JPH0453632 Y2 JP H0453632Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動焦点調節カメラに関し、より詳
細には、被写体距離を複数のゾーンに分割して測
距し、その出力に基づいて撮影レンズの距離調節
を行う機能と共にセルフタイマー撮影機能をも有
するカメラに関するものである。
[従来の技術] この種のカメラは、自動的に被写体距離の調節
ができるので極めて便利であり、広く普及してい
る。
しかしながら、このようなカメラを用いて、セ
ルフタイマー撮影を行う場合に、被写体が撮影者
でないときには、別段の問題が生じないものの、
被写体が撮影者であるときには、問題が生じるの
で次に説明するような種々の対策が講じられてい
る。
(a) 特開昭54−141120号公報に記載されているよ
うに、セルフタイマー撮影のシヤツターレリー
ズが行なわれた後にも、継続して自動焦点調節
の動作を行つて被写体(撮影者)に対して、撮
影レンズが合焦状態になるようにしている。
(b) 特開昭56−36632号公報に記載されているよ
うに、セルフタイマー撮影時には、通常は被写
体(撮影者)が撮影画の中央に位置するであろ
うという前提にたつて、セルフタイマー撮影の
シヤツターレリーズが行なわれたときに、測距
装置の測距エリアを狭めるようにしている。
(c) 特開昭56−36633号公報に記載されているよ
うに、セルフタイマー撮影時には、通常は被写
体(撮影者)が撮影画の中央の所定距離に位置
するであろうという前提にたつて、セルフタイ
マー撮影のシヤツターレリーズが行なわたとき
に、自動焦点調節機能を喪失させ、撮影レンズ
の距離調節部材を上述の所定距離に合焦するよ
うに強制的に駆動している。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の従来の自動焦点調節カメ
ラにおいては、次のような問題点がある。即ち、
上述の(a)のようなカメラにおいては、セルフタイ
マー撮影時に被写体(撮影者)が合焦のための測
距エリアに位置しているか否かの識別と、被写体
(撮影者)が合焦状態にあるか否かの識別ができ
ず、撮影の失敗を起こすのではないかという心理
的な不安がある。
また、上述の(b)のようなカメラにおいては、セ
ルフタイマー撮影時に測距エリアが狭められてし
まうので被写体(撮影者)の位置が限定されてし
まい、撮影意図が充分に生かしたセルフタイマー
撮影を行なうことができない。
さらに、上述の(c)のようなカメラにおいては、
セルフタイマー撮影時に、自動合焦機能が喪失さ
れ、撮影レンズが強制的に所定距離に合焦されて
しまうので被写体(撮影者)に対して合焦精度の
よいセルフタイマー撮影撮影が行えなくなる虞が
ある。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、自動焦点調節機能を有するカメ
ラでセルフタイマー撮影を行う際に、被写体(撮
影者)側から容易に合焦状態の認識ができるカメ
ラを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上述の目的を達成セルフタイマ操作
を指令する操作部材と、この操作部材の操作によ
るセルフタイマ動作中、繰り返し測距し、被写体
距離を複数のゾーンに分割して距離信号を出力す
る測距手段と、被写体が上記測距手段の測距範囲
に入つた場合、該測距手段の出力の変化に応じて
第1の表示形態から第2の表示形態に変わること
によつて、この測距手段による測距結果を被写体
位置からも視認できるように表示する表示手段
と、上記距離信号出力に基づいて撮影レンズの距
離調節を行う距離調節手段と、を設けたことを特
徴とするものである。
[作用] 本考案に係る自動焦点調節カメラは、セルフタ
イマー撮影におけるセルフタイマー作動中に逐次
測距を行うことによつて、その測距情報を被撮影
者に知らしめるようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を用いて具体
的に説明する。
先ず、本考案の第1実施例を第1図と第2図を
用いて説明する。第1図において、被写体距離情
報を検出するための光位置センサー(例えば、周
知のPSD:ポジシヨン・センシテイブ・デイバ
イス)1が、撮影レンズ光学系の結像位置に対応
する位置、またはフアインダー光学系の結像位置
に対応する位置に配置されている。この光位置セ
ンサー1の出力端は、AF処理回路2に入力され、
同AF処理回路2の出力電圧は、被写体が近距離
にある程高く、遠距離にある程低くなるようにな
つている。また、上記光位置センサー1には、そ
の動作電源として、基準電圧源3の出力電圧が与
えられている。また、上記基準電圧源3の出力
は、抵抗4〜8によつて距離ゾーンに対応した5
個の基準電圧に分割され、このそれぞれの基準電
圧は、電圧コンパレータ9〜13のそれぞれの非
反転入力端+に供給される。この電圧コンパレー
タ9〜13のそれぞれの反転入力端−は共通接続
され、その共通接続点には、上述AF処理回路2
の出力が供給される。これらの電圧コンパレータ
9〜13のそれぞれの出力は、AF駆動回路14
の制御入力端に供給され、同AF駆動回路14の
駆動出力によつて図示しない撮影レンズが所定の
測距ゾーン毎に段階的に駆動される。
また、カメラ本体には、シヤツターのレリーズ
スイツチ21とセルフタイマースイツチ22が設
けられていて、レリーズスイツチ21の一端が接
地され、他端がプルアツプ抵抗24を介して動作
電圧Vccに接続されている。上記レリーズスイツ
チ21の他端は、インバータ25を介してアンド
ゲート26,28のそれぞれの一方の入力端、セ
ルフタイマーカウンタ23の制御端に共通的に接
続されている。上記セルフタイマースイツチ22
の一端は接地され、他端はプルアツプ抵抗24を
介して動作電圧Vccに接続されている。上記セル
フタイマースイツチ22の他端は、上記アンドゲ
ート26の他方の入力端とセルフタイマーカウン
タ23の制御端に接続されている。
上記アンドゲート26の出力端はワンシヨツト
マルチ29を介してオアゲート31の一方の入力
端に接続され、同オアゲート31の他方の入力端
には、上記セルフタイマーカウンタ23の出力端
がパルス発生器30を介して接続されている。上
記セルフタイマーカウンタ23の出力端は上記ア
ンドゲート28の他方の入力端に接続され、この
アンドゲート28の出力端は上記AF駆動回路1
4の制御端に接続されている。
上記オアゲート31の出力端は、上記AF処理
回路2の制御端と、抵抗32を介してNPN形の
トランジスタ33のベースに接続されている。こ
のトランジスタ33のエミツタは接地され、コレ
クタは、抵抗34と発光ダイオード35のカソー
ド・アノードを介して動作電圧Vccに接続されて
いる。この発光ダイオード35は、AF動作を行
なうための被写体照射用の発光源であつて、カメ
ラ本体の前面に設けられている。
上記セルフタイマーカウンタ23の出力端は、
アンドゲート41〜45のそれぞれの一方の入力
端に共通的に接続され、これらのアンドゲート4
1〜45のそれぞれの他方の入力端のそれぞれに
は、上記電圧コンパレータ9〜13の出力端が接
続されている。また、アンドゲート41の出力端
は、抵抗R1を介してNPN形のトランジスタQ
1のベースに接続され、このトランジスタ33の
エミツタは接地され、コレクタは、抵抗R2と発
光ダイオードD1のカソード・アノードを介して
動作電圧Vccに接続されている。この発光ダイオ
ードD1は、AF動作が行なわ、所定の測距ゾー
ン内に被写体が位置していることを被写体に認識
できるようにするための警告手段の一種であり、
カメラ本体の前面に設けられている。このよう
に、抵抗R1と抵抗R2とトランジスタQ1と発
光ダイオードD1で形成された警告回路46と同
様のものが上記アンドゲート42〜45のそれぞ
れに対応する警告回路47〜50として同アンド
ゲート42〜45のそれぞれの出力端に接続され
ている。
従つて、通常撮影を行う場合、言換えればセル
フタイマー撮影を行わない場合にレリーズスイツ
チ21がオンされるとインバータ25の入力端が
Lレベルになつて、出力端の信号aがHレベルに
立上がる。すると、セルフタイマースイツチ22
がオフしていることによつて開かれているアンド
ゲート26をHレベルの信号aが通過し、ワンシ
ヨツトマルチ29をトリガーし、Hレベル出力を
生じる。このHレベル出力は、オアゲート31を
通過してHレベルの信号cとしてトランジスタ3
3をオンし発光ダイオード35を点灯させる。
これと同時にHレベルの信号aは、開かれた状
態にあるアンドゲート28を通過してAF駆動回
路14を起動するので、発光ダイオード35が点
灯し、これに基づいて被写体の測距がAF処理回
路2で行われる。そして、AF処理回路2の測距
出力電圧が電圧コンパレータ9〜13によつてな
され、同電圧コンパレータ9〜13の各出力に基
づいてAF駆動回路14が制御され撮影レンズ
(図示せず)が所定の測距ゾーン内に駆動される。
次に、セルフタイマー撮影を行うためにセルフ
タイマースイツチ22をオンするときには、アン
ドゲート26が閉じられているのでレリーズスイ
ツチ21をオンしてもワンシヨツトマルチ29が
トリガーされることはない。そして、レリーズス
イツチ21をオンすることによつてセルフタイマ
ーカウンタ23がカウント開始する。このセルフ
タイマーカウンタ23の出力の信号bは、セルフ
カウント中には、Hレベルが保たれている。そし
て、このようなHレベルの信号bで、パルス発生
器30が作動し、その出力に一定間隔(例えば、
100ms)のHレベルパルスを生じる。このHレベ
ルパルスは、オアゲート31を通過し信号cとし
て発光ダイオード35を点滅させる。この間に
は、アンドゲート28が閉じられているのでAF
駆動回路14が働くことはない。また、この間に
は、アンドゲート41〜45の全てが開かれてい
るのでAF処理回路2の出力に基づいて生じる電
圧コンパレータ9〜13の出力がアンドゲート4
1〜45のそれぞれに加わりその状態に応じて信
号P1〜P5がHレベルになる。この信号P1〜
P5はAF処理回路2による測距ゾーンに対応し
ていてその各出力で警告回路46〜50による点
灯が行われる。
従つて、セルフタイマー撮影のときに撮影者が
レリーズスイツチ21を押すと同時に測距エリア
に移動すると、その直前には、撮影画の背景とな
るべき測距ゾーンに対応して点灯していたものが
近距離側に切替わつて点灯されるので撮影者自身
が合焦状態にあることが認識できる。
次に、本考案の第2実施例を第3図および第4
図を用いて説明する。本実施例は上述の第1実施
例の一部を変更したもので、電圧コンパレータ9
〜13の各出力を5入力形のオアゲート51に接
続し、このオアゲート51の出力端をアンドゲー
ト52の一方の入力端に接続されている。このア
ンドゲート52の他方の入力端には、セルフタイ
マーカウンタ23の出力端が接続されている。ま
た、アンドゲート52の出力端は、抵抗53を介
してNPN形のトランジスタ56のベースに接続
され、トランジスタ56のエミツタは接地され、
コレクタは、抵抗55と発光ダイオード54のカ
ソード・アノードを介して動作電圧Vccに接続さ
れている。この発光ダイオード54は、AF動作
が行なわ、所定の測距ゾーン内に被写体が位置し
ていることを被写体に認識できるようにするため
の警告手段の一種であり、カメラ本体の前面に設
けられている。
従つて、最も遠い測距ゾーンに被写体が位置す
るときのみ第4図に示すように信号P10がLレ
ベルになり、この結果、セルフタイマー撮影のと
きに撮影者がレリーズスイツチ21を押すと同時
に測距エリアに移動すると、その直前には、撮影
画の背景となるべき測距ゾーンに対応して点灯し
ていたものが近距離側に切替わつて点灯されるの
で撮影者自身が合焦状態にあることが認識でき
る。
次に、本考案の第3実施例を第5図および第6
図を用いて説明する。本実施例では、上述の第1
実施例の一部を変更したもので、電圧コンパレー
タ9〜13の各出力を、抵抗、コンデンサ、エク
スクルーシブオアゲートで形成される周知の遅延
回路57〜61のそれぞれを介して5入力形のオ
アゲート51に接続し、このオアゲート51の出
力端をアンドゲート52の一方の入力端に接続さ
れている。このアンドゲート52の他方の入力端
には、セルフタイマーカウンタ23の出力端が接
続されている。また、アンドゲート52の出力端
は、上述と同様に発光ダイオード54が接続され
ている。この発光ダイオード54は、AF動作が
行なわれ、所定の測距ゾーン内に被写体が位置し
ていることを被写体に認識できるようにするため
の警告手段の一種であり、カメラ本体の前面に設
けられている。
従つて、セルフタイマー撮影時には、一定間隔
毎に発光ダイオード35が点灯し測距を繰り返す
が、この際の測距結果に変化があつた場合には、
遅延回路57〜61の出力がその切替わり時期に
パルス波形が生じる。
従つて、例えば、撮影者自身が被写体となるた
めにセルフタイマースイツチ22オンした後、レ
リーズスイツチ21をオンした時点では、撮影画
の背景となるべき被写体を測距しているが被写体
となるべき人物(撮影者)が測距ゾーンに入つた
時には、第6図に示すように信号P20がHレベ
ルになることによつて発光ダイオード54が一瞬
点滅するので、被写体に、測距ゾーンに入つたこ
とを確実に認識させることができる。
なお、本考案は、被写体に自分が測距エリアに
入つたかどうかを知らせるのに発光ダイオード
(LED)による視覚的手段を用いて説明したが、
これに限定されることなく、他の視覚的手段でも
よく、また、電子ブザー等の聴覚手段にしてもよ
い。また、認識すべき測距情報としては、上述の
実施例におけるもののみならず合焦時に警告を発
するものであつてもよい。
[考案の効果] このように、本考案によれば、自動焦点調節機
能を有するカメラでセルフタイマー撮影を行う際
に、被写体(撮影者)側から容易に合焦状態の認
識ができる効果があり使用上はなはだ便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す電気回路
図、第2図は、同じくタイムチヤート、第3図
は、本考案の第2実施例を示す電気回路図、第4
図は、同じくタイムチヤート、第5図は、本考案
の第3実施例を示す電気回路図、第6図は、同じ
くタイムチヤートである。 9〜13……電圧コンパレータ、41〜45…
…アンドゲート、46〜50……警告回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セルフタイマ操作を指令する操作部材と、 この操作部材の操作によるセルフタイマ動作
    中、繰り返し測距し、被写体距離を複数のゾーン
    に分割して距離信号を出力する測距手段と、 被写体が上記測距手段の測距範囲に入つた場
    合、該測距手段の出力の変化に応じて第1の表示
    形態から第2の表示形態に変わることによつて、
    この測距手段による測距結果を被写体位置からも
    視認できるように表示する表示手段と、 上記距離信号出力に基づいて撮影レンズの距離
    調節を行う距離調節手段と、 を設けたことを特徴とする自動焦点調節カメラ。
JP1985140890U 1985-09-14 1985-09-14 Expired JPH0453632Y2 (ja)

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JP1985140890U JPH0453632Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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JP1985140890U JPH0453632Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6249140U JPS6249140U (ja) 1987-03-26
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ID=31048163

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JP1985140890U Expired JPH0453632Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5399936A (en) * 1977-02-12 1978-08-31 Minolta Camera Co Ltd Distance range indicator for automatic focus control camera

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110433U (ja) * 1976-02-19 1977-08-22
JPS644095Y2 (ja) * 1980-04-28 1989-02-02

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JPS5399936A (en) * 1977-02-12 1978-08-31 Minolta Camera Co Ltd Distance range indicator for automatic focus control camera

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JPS6249140U (ja) 1987-03-26

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