JPH0453542B2 - - Google Patents
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- JPH0453542B2 JPH0453542B2 JP58057721A JP5772183A JPH0453542B2 JP H0453542 B2 JPH0453542 B2 JP H0453542B2 JP 58057721 A JP58057721 A JP 58057721A JP 5772183 A JP5772183 A JP 5772183A JP H0453542 B2 JPH0453542 B2 JP H0453542B2
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- JP
- Japan
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- lens
- lens body
- leg
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- support loop
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
- A61F2/16—Intraocular lenses
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
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- A61F2/16—Intraocular lenses
- A61F2002/1681—Intraocular lenses having supporting structure for lens, e.g. haptics
- A61F2002/1683—Intraocular lenses having supporting structure for lens, e.g. haptics having filiform haptics
Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、人の眼の前部室または後部室のいず
れかに移植される人工的な水晶体(レンズ)とし
て使用するのに好適な眼内レンズに関する。特
に、本発明は、ほぼ等しい長さの傾斜部分を有す
る少くとも1つの足の形状の弾力的な支持ループ
を備える眼内レンズに関する。
れかに移植される人工的な水晶体(レンズ)とし
て使用するのに好適な眼内レンズに関する。特
に、本発明は、ほぼ等しい長さの傾斜部分を有す
る少くとも1つの足の形状の弾力的な支持ループ
を備える眼内レンズに関する。
白内障手術後の眼内レンズの移植は、コンタク
トレンズまたは眼鏡の代替品に優る改善された視
力がこれによつて得られるため、一般に使用され
るようになつた。眼内レンズは、眼の前部室と同
様に後部室にも移植される。一般的な形態では、
眼内レンズは、レンズ本体と、眼内の適所にレン
ズを支持するのに使用し、通常、レンズ本体の異
なる側部から突出る複数の支持部材とから成る。
しかしながら、基本的な形態内で、幾つかの異な
る構造の眼内レンズは、現在入手可能である。こ
れらの大抵のものでは、位置固定要素ないし支持
部材は、ジエンセンの米国特許第4110848号の剛
性ループ12,13と、ケルマンの米国特許第
4092743号の剛性板12,13とで例示されるよ
うな剛性ループ、腕、板、脚等の形状にある。ジ
エンセンと、ケルマンとの両者の米国特許は、虹
彩を貫通して延びる剛性のループまたは板を開示
する。虹彩を貫通して延びるフオーク(プロン
グ)は、クロムの米国特許第3866249号に固定装
置として開示されている。ジエンセンの米国特許
第3994027号と、ペイマンの米国特許第4073015号
との両者は、前部被膜壁に係合する剛性支持ルー
プを開示している。
トレンズまたは眼鏡の代替品に優る改善された視
力がこれによつて得られるため、一般に使用され
るようになつた。眼内レンズは、眼の前部室と同
様に後部室にも移植される。一般的な形態では、
眼内レンズは、レンズ本体と、眼内の適所にレン
ズを支持するのに使用し、通常、レンズ本体の異
なる側部から突出る複数の支持部材とから成る。
しかしながら、基本的な形態内で、幾つかの異な
る構造の眼内レンズは、現在入手可能である。こ
れらの大抵のものでは、位置固定要素ないし支持
部材は、ジエンセンの米国特許第4110848号の剛
性ループ12,13と、ケルマンの米国特許第
4092743号の剛性板12,13とで例示されるよ
うな剛性ループ、腕、板、脚等の形状にある。ジ
エンセンと、ケルマンとの両者の米国特許は、虹
彩を貫通して延びる剛性のループまたは板を開示
する。虹彩を貫通して延びるフオーク(プロン
グ)は、クロムの米国特許第3866249号に固定装
置として開示されている。ジエンセンの米国特許
第3994027号と、ペイマンの米国特許第4073015号
との両者は、前部被膜壁に係合する剛性支持ルー
プを開示している。
最近のより可撓性のある後部室レンズは、シエ
アリングの米国特許第4159546号に開示され、こ
れでは、J形弾性支持部材は、レンズを適所に支
持するため、毛様体または恐らく水晶体被膜に係
合するようにレンズの対向する周縁から外方へ延
びる。
アリングの米国特許第4159546号に開示され、こ
れでは、J形弾性支持部材は、レンズを適所に支
持するため、毛様体または恐らく水晶体被膜に係
合するようにレンズの対向する周縁から外方へ延
びる。
ケルマンの米国特許第4092743号の要素12と
同様な形状の可撓性の被膜係合用支持ループを使
用し、レンズ本体の両側から延びる2つの該ルー
プを設けることも、米国特許願第113682号におい
てグラインダによつて提案されている。更に、シ
ートは、米国特許願第71375号において、水晶体
被膜に係合するように可撓性の支持ループを使用
する。
同様な形状の可撓性の被膜係合用支持ループを使
用し、レンズ本体の両側から延びる2つの該ルー
プを設けることも、米国特許願第113682号におい
てグラインダによつて提案されている。更に、シ
ートは、米国特許願第71375号において、水晶体
被膜に係合するように可撓性の支持ループを使用
する。
さらに、レンズ本体に平坦でなく眼に接触すべ
き支持部材の部分を生じる傾斜ないし斜めの部分
を有するようにレンズの支持部材を形成すること
は、周知である。該レンズは、例えば、米国特許
第2834023号、同第4092743号、同第4110848号、
同第4134161号に開示されている。
き支持部材の部分を生じる傾斜ないし斜めの部分
を有するようにレンズの支持部材を形成すること
は、周知である。該レンズは、例えば、米国特許
第2834023号、同第4092743号、同第4110848号、
同第4134161号に開示されている。
数千の好結果のレンズ移植によつて立証される
ようにレンズ移植でなされた長足の進歩にも拘ら
ず、個々の症例における合併症は、小さい比率の
症例において依然として生じる。例えば、従来技
術のレンズは、比較的不安定で位置がずれ易く、
これは、レンズと角膜または虹彩との接触を発生
させることがあり、これにより、眼のこれらの部
分の細胞死ないしただれを生じる。また、レンズ
および支持要素の不適当な寸法と、過度な重量と
は、レンズの後でのずれを生じさせることがあ
る。さらに、眼の生育部分に係合する縫合糸およ
びその他の同様なコネクタの使用は、眼のこれら
の部分の細胞死ないしただれを生じさせ得る。
ようにレンズ移植でなされた長足の進歩にも拘ら
ず、個々の症例における合併症は、小さい比率の
症例において依然として生じる。例えば、従来技
術のレンズは、比較的不安定で位置がずれ易く、
これは、レンズと角膜または虹彩との接触を発生
させることがあり、これにより、眼のこれらの部
分の細胞死ないしただれを生じる。また、レンズ
および支持要素の不適当な寸法と、過度な重量と
は、レンズの後でのずれを生じさせることがあ
る。さらに、眼の生育部分に係合する縫合糸およ
びその他の同様なコネクタの使用は、眼のこれら
の部分の細胞死ないしただれを生じさせ得る。
本発明は、眼の前部室または後部室のいづれか
に設置する。改良された一層安定な眼内レンズを
提供する。本発明のレンズは、移植が容易で、縫
合することなく安定性を備えている。
に設置する。改良された一層安定な眼内レンズを
提供する。本発明のレンズは、移植が容易で、縫
合することなく安定性を備えている。
本発明のレンズは、レンズ本体と、該レンズ本
体から延びる第1支持部材および第2支持部材と
を含み、該支持部材の少なくとも一方が該レンズ
本体の周辺から外方へ延びる弾力的でばね状の支
持ループを含み、該支持ループが、第1取付け個
所および第2取付け個所で該レンズ本体に取り付
けられる第1端部および第2端部と、該第1端部
および第2端部からそれぞれ分出する第1脚およ
び第2脚と、該第1脚および第2脚に対してほぼ
横方向へ延び、かつ両側で該第1脚および第2脚
にそれぞれ一体に連結される横部分を含む眼内レ
ンズであつて、該支持ループは足の形状をしてお
り、該足のつま先部分がかかと部分から区別可能
であり、かつ該足の足くびの部分が該第1取付け
個所および第2取付け個所で該レンズ本体に取り
付けられており、各々の該脚が傾斜部分を有し、
該傾斜部分が該レンズ本体の後面との間に5度か
ら90度の間の角度をなしており、該第1脚の傾斜
部分が該第2脚の傾斜部分と長さがほぼ等しく、
前記横部分が前記レンズ本体の後面から離れてい
るが該後面に対しほぼ平行な面内にあることを特
徴とする眼内レンズを提供する。
体から延びる第1支持部材および第2支持部材と
を含み、該支持部材の少なくとも一方が該レンズ
本体の周辺から外方へ延びる弾力的でばね状の支
持ループを含み、該支持ループが、第1取付け個
所および第2取付け個所で該レンズ本体に取り付
けられる第1端部および第2端部と、該第1端部
および第2端部からそれぞれ分出する第1脚およ
び第2脚と、該第1脚および第2脚に対してほぼ
横方向へ延び、かつ両側で該第1脚および第2脚
にそれぞれ一体に連結される横部分を含む眼内レ
ンズであつて、該支持ループは足の形状をしてお
り、該足のつま先部分がかかと部分から区別可能
であり、かつ該足の足くびの部分が該第1取付け
個所および第2取付け個所で該レンズ本体に取り
付けられており、各々の該脚が傾斜部分を有し、
該傾斜部分が該レンズ本体の後面との間に5度か
ら90度の間の角度をなしており、該第1脚の傾斜
部分が該第2脚の傾斜部分と長さがほぼ等しく、
前記横部分が前記レンズ本体の後面から離れてい
るが該後面に対しほぼ平行な面内にあることを特
徴とする眼内レンズを提供する。
レンズの支持ループの特定の構造、即ち、ほぼ
等しい長さの傾斜部分を有する第1脚と、第2脚
とを備えることにより、本発明のレンズは、著し
く可撓性および安定性があり、眼に移植されたと
きにずれる傾向が少ない。該レンズは、眼の前部
室または後部室のいづれか、好ましくは後部室の
中に容易にほぼ自動的かつ正確に設置するように
構成される。該レンズは、眼の隣接部分に接触す
る支持部材により垂直方向と、水平方向と、回転
方向とに対して固定される。通常、眼の任意の部
分に対する支持部材の縫合の必要がなく、レンズ
は、眼に設置されたとき、通常、角膜および虹彩
に接触しない。したがつて、眼のこれらの部分に
接触するようになるレンズで生じ得る問題が付随
的に欠如する。
等しい長さの傾斜部分を有する第1脚と、第2脚
とを備えることにより、本発明のレンズは、著し
く可撓性および安定性があり、眼に移植されたと
きにずれる傾向が少ない。該レンズは、眼の前部
室または後部室のいづれか、好ましくは後部室の
中に容易にほぼ自動的かつ正確に設置するように
構成される。該レンズは、眼の隣接部分に接触す
る支持部材により垂直方向と、水平方向と、回転
方向とに対して固定される。通常、眼の任意の部
分に対する支持部材の縫合の必要がなく、レンズ
は、眼に設置されたとき、通常、角膜および虹彩
に接触しない。したがつて、眼のこれらの部分に
接触するようになるレンズで生じ得る問題が付随
的に欠如する。
本発明は、添付図面を参照して下記に詳細に説
明され、同じ符号は該図面を通じて同じ部分を示
す。
明され、同じ符号は該図面を通じて同じ部分を示
す。
第1図と第2図を参照すると、レンズ1は、円
筒形周辺面3と、平坦面4と、球面5とを有する
レンズ本体2を含む。レンズ本体2は、通常、直
径が4mmから6mmであり、ポリメタクリル酸メチ
ルのような光学重合体材料の成形または切削で作
られる。球面5は、レンズを移植すべき特定の患
者に必要な光学特性を与える所望の曲率のもので
ある。孔25,26は、眼への挿入中と、挿入後
とでレンズを保持して位置決めする器具ないし工
具の端部の収容を可能にするようにレンズに設け
られる。
筒形周辺面3と、平坦面4と、球面5とを有する
レンズ本体2を含む。レンズ本体2は、通常、直
径が4mmから6mmであり、ポリメタクリル酸メチ
ルのような光学重合体材料の成形または切削で作
られる。球面5は、レンズを移植すべき特定の患
者に必要な光学特性を与える所望の曲率のもので
ある。孔25,26は、眼への挿入中と、挿入後
とでレンズを保持して位置決めする器具ないし工
具の端部の収容を可能にするようにレンズに設け
られる。
レンズ本体2は、2つの同一の支持ループ6,
7により眼の所定の位置に保持される。これらの
支持ループは、ポリプロピレンのような弾力的な
ばね状材料で作られる。同様な弾性特性を有する
その他の材料は、不活性で人体に殆んど無反応で
あれば、使用してもよい。好ましくは該ループ
は、直径で約0.10mmから0.30mm、好ましくは、直
径で約0.15mmの円形横断面を有するように形成さ
れる。
7により眼の所定の位置に保持される。これらの
支持ループは、ポリプロピレンのような弾力的な
ばね状材料で作られる。同様な弾性特性を有する
その他の材料は、不活性で人体に殆んど無反応で
あれば、使用してもよい。好ましくは該ループ
は、直径で約0.10mmから0.30mm、好ましくは、直
径で約0.15mmの円形横断面を有するように形成さ
れる。
支持ループ6,7は、レンズ本体2に取り付け
られる各足の足くび部分を有する同一の足の形状
を有する。「足の形状」とは、図面に示すように、
足のつま先の部分がかかとの部分から区別し得る
ことを意味する。支持ループ6,7は、レンズ本
体2の幾何学的であると共に光学的な軸8にほぼ
対称である。第1図に示すようなレンズ1の弛緩
状態では、各々の支持ループの最外側の部分は、
レンズが毛様体溝に置かれる場合、好ましくは約
14mm離れている。レンズが被膜嚢に置かれる場
合、支持ループは約13mm離れることが好ましい。
られる各足の足くび部分を有する同一の足の形状
を有する。「足の形状」とは、図面に示すように、
足のつま先の部分がかかとの部分から区別し得る
ことを意味する。支持ループ6,7は、レンズ本
体2の幾何学的であると共に光学的な軸8にほぼ
対称である。第1図に示すようなレンズ1の弛緩
状態では、各々の支持ループの最外側の部分は、
レンズが毛様体溝に置かれる場合、好ましくは約
14mm離れている。レンズが被膜嚢に置かれる場
合、支持ループは約13mm離れることが好ましい。
各支持ループは、レンズ本体2の弦穴に埋め込
んで取り付けられ、2つの部分10,11を有す
る第1脚へ外方に延びる第1端部9を含む。該第
1脚の第1の部分10は、第1図に示すように線
A,Bの間に傾斜部分を含む。第1脚の第1の部
分10は、第1脚の第2の部分11まで延びてい
る。第1脚の第1の部分10と第2の部分11
は、好ましくは線形の形状を有する。第1脚の第
2の部分11は、約180゜よりも小さい角度で第1
脚の第1の部分10に出会う。第1脚の第2の部
分11は、第1横部分12まで延びている。第1
脚の第2の部分11と、第1横部分12は、約
180゜よりも小さい角度で出会う。第1接触部分1
3は、第1脚の第2の部分11と第1横部分12
との交差部にあり、レンズが後部室に設置される
際に毛様体溝に接触するか、またはレンズが前部
室に設置される際に前方角度にある。第1横部分
12は、第2横部分14にさらに結合される。第
1脚の第2の部分11、第1横部分12および第
1接触部分13は足のかかと部分を構成する。ま
た、第1横部分12と第2横部分14は、好まし
くは線形形状である。また、第1横部分12と、
第2横部分14は、約180゜よりも小さい角度で出
会う。第2接触部分15は、第1横部分12と第
2横部分14との交差部にある。横部分12,1
4は、レンズ本体2の幾何学的な軸8に垂直でレ
ンズ本体2の後面4に対してほぼ平行な平面内に
位置している。第2横部分14は、次に第2脚に
第3接触部分16で連結される。第2脚は、横部
分12,14をレンズ本体2へ逆に接続する。第
2脚は滑らかなS曲線を形成し、3つの部分、即
ち、第3接触部分16で始まり曲率において約
180゜である第1の部分17と、約0゜の曲率を有す
る第2部分18と、第1の部分17とは反対方向
へ彎曲し曲率において約180゜よりも小さい第3部
分19を含む。第2脚の第3部分19は、第1図
に示すように線A,Bの間にある傾斜部分を含
む。第1脚の第1の部分10の傾斜部分の長さ
は、第2脚の第3の部分19の傾斜部分の長さに
ほぼ等しいことに注目すべきである。第2脚の第
3接触部分16と第1の部分17は足のつま先部
分を構成する。
んで取り付けられ、2つの部分10,11を有す
る第1脚へ外方に延びる第1端部9を含む。該第
1脚の第1の部分10は、第1図に示すように線
A,Bの間に傾斜部分を含む。第1脚の第1の部
分10は、第1脚の第2の部分11まで延びてい
る。第1脚の第1の部分10と第2の部分11
は、好ましくは線形の形状を有する。第1脚の第
2の部分11は、約180゜よりも小さい角度で第1
脚の第1の部分10に出会う。第1脚の第2の部
分11は、第1横部分12まで延びている。第1
脚の第2の部分11と、第1横部分12は、約
180゜よりも小さい角度で出会う。第1接触部分1
3は、第1脚の第2の部分11と第1横部分12
との交差部にあり、レンズが後部室に設置される
際に毛様体溝に接触するか、またはレンズが前部
室に設置される際に前方角度にある。第1横部分
12は、第2横部分14にさらに結合される。第
1脚の第2の部分11、第1横部分12および第
1接触部分13は足のかかと部分を構成する。ま
た、第1横部分12と第2横部分14は、好まし
くは線形形状である。また、第1横部分12と、
第2横部分14は、約180゜よりも小さい角度で出
会う。第2接触部分15は、第1横部分12と第
2横部分14との交差部にある。横部分12,1
4は、レンズ本体2の幾何学的な軸8に垂直でレ
ンズ本体2の後面4に対してほぼ平行な平面内に
位置している。第2横部分14は、次に第2脚に
第3接触部分16で連結される。第2脚は、横部
分12,14をレンズ本体2へ逆に接続する。第
2脚は滑らかなS曲線を形成し、3つの部分、即
ち、第3接触部分16で始まり曲率において約
180゜である第1の部分17と、約0゜の曲率を有す
る第2部分18と、第1の部分17とは反対方向
へ彎曲し曲率において約180゜よりも小さい第3部
分19を含む。第2脚の第3部分19は、第1図
に示すように線A,Bの間にある傾斜部分を含
む。第1脚の第1の部分10の傾斜部分の長さ
は、第2脚の第3の部分19の傾斜部分の長さに
ほぼ等しいことに注目すべきである。第2脚の第
3接触部分16と第1の部分17は足のつま先部
分を構成する。
第2脚の第3の部分19は、第2端部20でレ
ンズ本体2の弦穴に埋め込んで取り付けられる。
第1、第2の端部9,20は、レンズ本体2の第
1と第2の取付け個所21,22でレンズ本体2
にそれぞれ埋め込んで取り付けられる。端部9,
20は、レンズ本体2の内部に弦状に配置され、
通常の態様で熱プローブ、超音波プローブまたは
接着剤プローブによつてレンズ本体2に接合され
る。代替的に、レンズ本体2と、支持ループ6,
7は、一体に成形することができる。
ンズ本体2の弦穴に埋め込んで取り付けられる。
第1、第2の端部9,20は、レンズ本体2の第
1と第2の取付け個所21,22でレンズ本体2
にそれぞれ埋め込んで取り付けられる。端部9,
20は、レンズ本体2の内部に弦状に配置され、
通常の態様で熱プローブ、超音波プローブまたは
接着剤プローブによつてレンズ本体2に接合され
る。代替的に、レンズ本体2と、支持ループ6,
7は、一体に成形することができる。
レンズ本体2は、2つの孔25,26を有し、
該孔は、レンズ本体を貫通し、レンズ本体2の周
縁3に密接に隣接して位置している。好ましく
は、孔25,26は、直径が約0.5mmであり、レ
ンズ本体の周縁3から約0.5mmに位置している。
これらの孔は、本発明のレンズの必要な特徴では
ないが、好ましくは、外科医が確立された外科技
術によつて外科移植の際にレンズを回転できるよ
うに設けられる。
該孔は、レンズ本体を貫通し、レンズ本体2の周
縁3に密接に隣接して位置している。好ましく
は、孔25,26は、直径が約0.5mmであり、レ
ンズ本体の周縁3から約0.5mmに位置している。
これらの孔は、本発明のレンズの必要な特徴では
ないが、好ましくは、外科医が確立された外科技
術によつて外科移植の際にレンズを回転できるよ
うに設けられる。
第1図に示すように、支持ループがその横部分
12,14に含まれる3つの接触部分13,1
5,16を用いて眼と3点接触を提供するのが好
ましいが、レンズの横部分が3つの以上または以
下の接触点を提供することも考えられる。代替的
に、支持ループの横部分12,14を結合して滑
かで連続した曲線を形成するようにしてもよい。
12,14に含まれる3つの接触部分13,1
5,16を用いて眼と3点接触を提供するのが好
ましいが、レンズの横部分が3つの以上または以
下の接触点を提供することも考えられる。代替的
に、支持ループの横部分12,14を結合して滑
かで連続した曲線を形成するようにしてもよい。
第3の接触部分16は、第1、第2の接触部分
13,15の場合よりもレンズ本体2から半径方
向外方へ大きい距離に位置していることに注目す
べきである。第4図におけるように、後部室へ支
持ループ6,7を設置する結果として、第3の接
触部分16の内方運動は、支持ループが第1図の
弛緩状態にあるときよりも第2脚の部分17をレ
ンズ本体2に一層接近するようにする。
13,15の場合よりもレンズ本体2から半径方
向外方へ大きい距離に位置していることに注目す
べきである。第4図におけるように、後部室へ支
持ループ6,7を設置する結果として、第3の接
触部分16の内方運動は、支持ループが第1図の
弛緩状態にあるときよりも第2脚の部分17をレ
ンズ本体2に一層接近するようにする。
第2脚の第1の部分10と第2脚の第3の部分
19は、レンズ本体2から外方へ広がる。
19は、レンズ本体2から外方へ広がる。
本願のレンズの必須の特徴は、支持ループにお
ける傾斜部分の配置である。第1図と第2図を参
照すると、支持ループ6,7の第1脚および第2
脚の両者は、レンズ本体2に対して幾分前方へ傾
斜した線A,Bの間にある同一の傾斜部分23,
24を含む。この傾斜の結果、支持ループ6,7
の第1、第2の横部分12,14は、レンズ本体
2の後面4に対し前方の共通平面内にある。傾斜
部分23,24は、支持ループ7の横部分12,
14が支持ループ6の横部分と実質的に同じ面内
にあるように同じ傾斜角度を有する。傾斜部分2
3,24の傾斜角度は、横部分12,14の面か
らレンズ本体の後面4までの垂直距離が約1.5mm
から0.1mmの間、好ましくは約1.0mmから0.3mmの
間、最も好ましくは約0.6mmであるような角度で
ある。好適な傾斜部分23,24は、約5゜から
90゜の間、さらに好ましくは約20゜から30゜の間、最
も好ましくは約25゜の角度をレンズ本体2の平坦
面4との間に形成する。
ける傾斜部分の配置である。第1図と第2図を参
照すると、支持ループ6,7の第1脚および第2
脚の両者は、レンズ本体2に対して幾分前方へ傾
斜した線A,Bの間にある同一の傾斜部分23,
24を含む。この傾斜の結果、支持ループ6,7
の第1、第2の横部分12,14は、レンズ本体
2の後面4に対し前方の共通平面内にある。傾斜
部分23,24は、支持ループ7の横部分12,
14が支持ループ6の横部分と実質的に同じ面内
にあるように同じ傾斜角度を有する。傾斜部分2
3,24の傾斜角度は、横部分12,14の面か
らレンズ本体の後面4までの垂直距離が約1.5mm
から0.1mmの間、好ましくは約1.0mmから0.3mmの
間、最も好ましくは約0.6mmであるような角度で
ある。好適な傾斜部分23,24は、約5゜から
90゜の間、さらに好ましくは約20゜から30゜の間、最
も好ましくは約25゜の角度をレンズ本体2の平坦
面4との間に形成する。
また第1図を参照すると、傾斜部分23,24
をそれぞれ含む支持ループ6,7の部分は、2本
の平行な線A,Bの間にあるのが示される。線
A,Bは、線Cに対して平行でない関係にあるよ
うに描かれる。さらに、第1、第2の脚の双方の
傾斜部分が長さにおいてほぼ等しい。長さにおい
てほぼ等しいとは、第1、第2の傾斜部分が長さ
において約35%以下、好ましくは20%以下、最も
好ましくは約1%以下だけ異なることを意味す
る。支持ループに傾斜部分23,24を設けるこ
とは、眼に移植した際にレンズ本体の回転および
垂直の運動に対し改良された安定性および抵抗を
有するレンズを提供することが分つている。
をそれぞれ含む支持ループ6,7の部分は、2本
の平行な線A,Bの間にあるのが示される。線
A,Bは、線Cに対して平行でない関係にあるよ
うに描かれる。さらに、第1、第2の脚の双方の
傾斜部分が長さにおいてほぼ等しい。長さにおい
てほぼ等しいとは、第1、第2の傾斜部分が長さ
において約35%以下、好ましくは20%以下、最も
好ましくは約1%以下だけ異なることを意味す
る。支持ループに傾斜部分23,24を設けるこ
とは、眼に移植した際にレンズ本体の回転および
垂直の運動に対し改良された安定性および抵抗を
有するレンズを提供することが分つている。
線A,Bが第2脚の第2の部分18に接線状に
描かれる線に平行であることが好ましい。傾斜部
分を含む第1、第2の脚の長さは、好ましくは、
レンズの周縁3に接触することなく出来るだけレ
ンズの周縁の近くから、接触しないが第2脚の第
2の部分18までの距離である。好ましくは、傾
斜部分の長さは、約0.3mmから3mmの間、最も好
ましくは約1.5mmである。
描かれる線に平行であることが好ましい。傾斜部
分を含む第1、第2の脚の長さは、好ましくは、
レンズの周縁3に接触することなく出来るだけレ
ンズの周縁の近くから、接触しないが第2脚の第
2の部分18までの距離である。好ましくは、傾
斜部分の長さは、約0.3mmから3mmの間、最も好
ましくは約1.5mmである。
また、本発明の他の実施例によると、第3図に
示す構造を有する眼内レンズを提供することが意
図される。第3図に示すように、レンズ31は、
レンズ本体32と、第1、第2の同一の足の形状
の支持ループ36,37とを含む。支持ループ3
7は、レンズ本体32に埋め込んで取り付けられ
第1脚まで延びる第1端部39を有し、第1脚
は、第1の部分40と弧状の形状の第2の部分4
1を含む。支持ループ37は、第2の弧状の部分
41が足のかかとである足に類似している。第2
の弧状の部分41は、90゜よりも大きい角度で第
1部分40から外方へ彎曲することによつて始ま
る。次に、第2の部分41は、横部分42へ向か
つて内方に彎曲し、曲率において180゜より小さい
角度で横部分42に出会う。横部分42は、横部
分44まで延び、180゜より小さい角度で横部分4
4に出会う。接触部分43,45,46は、横部
分42,44に沿つており、眼に移植した際にレ
ンズを適所に保持するのに用いられる。第1脚の
第2の部分41、横部分42および接触部分43
は足のかかと部分を構成する。横部分44は、第
2脚まで延び、第2脚は、滑らかなS曲線を形成
し、3つの部分、即ち、接触部分46で始まり曲
率において約180゜の第1部分47と、約0゜の曲率
を有する第2部分48と、第1部分47とは反対
方向へ彎曲し曲率において約180゜よりも小さい第
3部分49を含む。第3部分49は、第2端部5
0でレンズ本体32に取り付けられる。第2脚の
接触部分46と第1部分47は足のつま先部分を
構成する。
示す構造を有する眼内レンズを提供することが意
図される。第3図に示すように、レンズ31は、
レンズ本体32と、第1、第2の同一の足の形状
の支持ループ36,37とを含む。支持ループ3
7は、レンズ本体32に埋め込んで取り付けられ
第1脚まで延びる第1端部39を有し、第1脚
は、第1の部分40と弧状の形状の第2の部分4
1を含む。支持ループ37は、第2の弧状の部分
41が足のかかとである足に類似している。第2
の弧状の部分41は、90゜よりも大きい角度で第
1部分40から外方へ彎曲することによつて始ま
る。次に、第2の部分41は、横部分42へ向か
つて内方に彎曲し、曲率において180゜より小さい
角度で横部分42に出会う。横部分42は、横部
分44まで延び、180゜より小さい角度で横部分4
4に出会う。接触部分43,45,46は、横部
分42,44に沿つており、眼に移植した際にレ
ンズを適所に保持するのに用いられる。第1脚の
第2の部分41、横部分42および接触部分43
は足のかかと部分を構成する。横部分44は、第
2脚まで延び、第2脚は、滑らかなS曲線を形成
し、3つの部分、即ち、接触部分46で始まり曲
率において約180゜の第1部分47と、約0゜の曲率
を有する第2部分48と、第1部分47とは反対
方向へ彎曲し曲率において約180゜よりも小さい第
3部分49を含む。第3部分49は、第2端部5
0でレンズ本体32に取り付けられる。第2脚の
接触部分46と第1部分47は足のつま先部分を
構成する。
支持ループ37の第1、第2の脚は、第3図に
示すように平行な線D,Eの間に位置する傾斜部
分を第1の部分40,41と、第3部分49とに
有する。これらの傾斜部分は、横部分42,44
がレンズ本体32の幾何学的な軸38に垂直でレ
ンズ本体32の後面に対し実質的に平行で前方に
ある共通面内に位置するように、レンズ本体32
に対し幾分前方へ傾斜する。線D,Eは、レンズ
本体32の幾何学的な軸38に垂直であるように
描かれる線Fに対し平行でない。線D,Eは、線
A,Bと類似しており、好ましくは線A,Bが支
持ループ7に有するのとほぼ同じ位置を支持ルー
プ37に有する。
示すように平行な線D,Eの間に位置する傾斜部
分を第1の部分40,41と、第3部分49とに
有する。これらの傾斜部分は、横部分42,44
がレンズ本体32の幾何学的な軸38に垂直でレ
ンズ本体32の後面に対し実質的に平行で前方に
ある共通面内に位置するように、レンズ本体32
に対し幾分前方へ傾斜する。線D,Eは、レンズ
本体32の幾何学的な軸38に垂直であるように
描かれる線Fに対し平行でない。線D,Eは、線
A,Bと類似しており、好ましくは線A,Bが支
持ループ7に有するのとほぼ同じ位置を支持ルー
プ37に有する。
使用において、眼内レンズ1は、好ましくは自
然の水晶体(レンズ)が通常の嚢外白内障除去に
より水晶体被膜から除去された後、眼の後部室内
に設置するのが好ましい。第4図と第5図を参照
すると、水晶体被膜の前面の中央部分51は、自
然の水晶体と共に除去される。これは、毛様体溝
52と、水晶体赤道部53と、第5図に示す位置
の水晶体被膜の後壁54とを残す。
然の水晶体(レンズ)が通常の嚢外白内障除去に
より水晶体被膜から除去された後、眼の後部室内
に設置するのが好ましい。第4図と第5図を参照
すると、水晶体被膜の前面の中央部分51は、自
然の水晶体と共に除去される。これは、毛様体溝
52と、水晶体赤道部53と、第5図に示す位置
の水晶体被膜の後壁54とを残す。
レンズ1は、支持ループ6,7を圧縮すること
によつて毛様体溝52内に設置される。この圧縮
は、支持ループ6,7をレンズ本体2に向かつて
レンズ本体2のまわりに円筒状に移動する。第1
脚の部分10,11と、第2脚の部分18,19
は、圧縮中に、一層近接する。さらに、横部分1
2,14と、レンズ本体3の周辺とは、圧縮中に
一層近接する。支持ループ6,7は毛様体溝52
にもたれて保持される。レンズ本体は、眼の虹彩
56に接触しないように設置される。レンズ本体
の位置決めは、第5図に明瞭に示すように虹彩5
6の後方にレンズ本体を位置決めする傾斜部分2
3,24によつて行われる。レンズ本体2は、球
面5が、前方に面する状態で位置決めされ、これ
が好適な配置であることが注目される。レンズ本
体2は、毛様体溝52に対し接触部分13,1
5,16に支持ループ6,7により加えられる外
方の半径方向力により付加的な縫合を必要とする
ことなく支持ループ6,7により適所に保持され
る。
によつて毛様体溝52内に設置される。この圧縮
は、支持ループ6,7をレンズ本体2に向かつて
レンズ本体2のまわりに円筒状に移動する。第1
脚の部分10,11と、第2脚の部分18,19
は、圧縮中に、一層近接する。さらに、横部分1
2,14と、レンズ本体3の周辺とは、圧縮中に
一層近接する。支持ループ6,7は毛様体溝52
にもたれて保持される。レンズ本体は、眼の虹彩
56に接触しないように設置される。レンズ本体
の位置決めは、第5図に明瞭に示すように虹彩5
6の後方にレンズ本体を位置決めする傾斜部分2
3,24によつて行われる。レンズ本体2は、球
面5が、前方に面する状態で位置決めされ、これ
が好適な配置であることが注目される。レンズ本
体2は、毛様体溝52に対し接触部分13,1
5,16に支持ループ6,7により加えられる外
方の半径方向力により付加的な縫合を必要とする
ことなく支持ループ6,7により適所に保持され
る。
また、第6図を参照すると、本発明の他の実施
例により、本発明の眼内レンズを虹彩の前方に移
植するのに使用することが意図される。第6図に
示すように、レンズ61は、レンズ本体62と、
第1、第2の支持ループ66,67を含む。支持
ループ66,67の脚は、レンズ本体62の幾分
後方へ傾斜する傾斜部分68,69を有する。傾
斜部分68,69は、横部分70が横部分71と
同一面内にあるように傾斜している。横部分7
0,71の面は、レンズ本体62の後面64に対
し実質的に平行で、かつ後面64の背後にある。
傾斜部分68,69の傾斜角度は、横部分70,
71の面からレンズ本体の後面64までの垂直距
離が約0.1mmから1.5mmの間、好ましくは約0.3mmか
ら1.0mmの間、最も好ましくは約0.6mmであるよう
な角度である。
例により、本発明の眼内レンズを虹彩の前方に移
植するのに使用することが意図される。第6図に
示すように、レンズ61は、レンズ本体62と、
第1、第2の支持ループ66,67を含む。支持
ループ66,67の脚は、レンズ本体62の幾分
後方へ傾斜する傾斜部分68,69を有する。傾
斜部分68,69は、横部分70が横部分71と
同一面内にあるように傾斜している。横部分7
0,71の面は、レンズ本体62の後面64に対
し実質的に平行で、かつ後面64の背後にある。
傾斜部分68,69の傾斜角度は、横部分70,
71の面からレンズ本体の後面64までの垂直距
離が約0.1mmから1.5mmの間、好ましくは約0.3mmか
ら1.0mmの間、最も好ましくは約0.6mmであるよう
な角度である。
レンズ61全体は、横部分70,71が強膜突
起72の背後の溝の上下の領域にそれぞれ着座し
た状態で虹彩56の前方に位置決めされる。レン
ズ本体62は、付加的な縫合を必要とすることな
く、強膜突起72に対し横部分70,71の接触
部分(図示せず)に支持ループ66,67から加
えられる外方の半径方向力により支持ループ6
6,67により適所に保持される。レンズ本体6
2は、虹彩56の前方で角膜58の後方において
前部室73内にある。
起72の背後の溝の上下の領域にそれぞれ着座し
た状態で虹彩56の前方に位置決めされる。レン
ズ本体62は、付加的な縫合を必要とすることな
く、強膜突起72に対し横部分70,71の接触
部分(図示せず)に支持ループ66,67から加
えられる外方の半径方向力により支持ループ6
6,67により適所に保持される。レンズ本体6
2は、虹彩56の前方で角膜58の後方において
前部室73内にある。
レンズ61が眼の前部室と同様に後部室に好結
果に移植し得ることを注目するのが重要である。
これは、レンズ本体62が横部分70,71に対
し後方にあり、かつレンズ本体62の後面64が
前方に面するように第6図においてレンズを単に
反転することにより達成可能であり、これは、レ
ンズの移植に通常採用されない配置であるが、球
面65が第6図に示すように前方に面する通常の
配向と同様な光学的効果を提供する。次に、レン
ズ61は、毛様体溝にもたれて支持ループ66,
67の横部分70,71を位置決めすることによ
り、虹彩の後方で後部室内に位置決め可能であ
る。次に、レンズ本体62は、付加的な縫合を必
要とすることなく支持ループ66,67により適
所に保持される。
果に移植し得ることを注目するのが重要である。
これは、レンズ本体62が横部分70,71に対
し後方にあり、かつレンズ本体62の後面64が
前方に面するように第6図においてレンズを単に
反転することにより達成可能であり、これは、レ
ンズの移植に通常採用されない配置であるが、球
面65が第6図に示すように前方に面する通常の
配向と同様な光学的効果を提供する。次に、レン
ズ61は、毛様体溝にもたれて支持ループ66,
67の横部分70,71を位置決めすることによ
り、虹彩の後方で後部室内に位置決め可能であ
る。次に、レンズ本体62は、付加的な縫合を必
要とすることなく支持ループ66,67により適
所に保持される。
本発明のレンズは、支持ループの特定の構造に
より、眼内に設置された際の安定性を改良する。
さらに、特定の支持ループ構造は、圧縮されたと
き、従来技術の眼内レンズよりも小さい力を作用
させるレンズを与える。第7図と第8図に示す従
来技術の2つの眼内レンズについて下記に説明す
る。これらの従来技術のレンズの双方は、傾斜部
分を含む支持ループを有する。第7図を参照する
と、2ループレンズ81の立面図が示される。第
7図のレンズは、凸状の前面と平坦な後面を有す
るレンズ本体82と、重合体材料で作られる同一
の支持ループ86,87を含む。支持ループ8
6,87は、レンズ本体82に取り付けられる端
部89,95と、端部89,95から延びる脚部
分90,94を有する。また、支持ループ86,
87は、脚部分90,94の間に横へ延び、かつ
第1接触部分92と第2接触部分93を有する横
部分91を有する。支持ループ86,87は第7
図に示すように線G,Hの間にあり、レンズ本体
82に対し幾分後方へ傾斜する傾斜部分を含む。
これらの傾斜部分は、横部分91がレンズ本体8
2の後面に対し平行な面内にあるように傾斜す
る。線G,Hは線Iに対し平行であり、線Iは脚
部分90,94に対し垂直であり、レンズ本体8
2の幾何学的な軸88に交差しかつ垂直である。
第7図に示すレンズは、サージデブコーポレーシ
ヨンから「レイスケ フイジオフレツクス 10型
前部室レンズ」として市販されている。
より、眼内に設置された際の安定性を改良する。
さらに、特定の支持ループ構造は、圧縮されたと
き、従来技術の眼内レンズよりも小さい力を作用
させるレンズを与える。第7図と第8図に示す従
来技術の2つの眼内レンズについて下記に説明す
る。これらの従来技術のレンズの双方は、傾斜部
分を含む支持ループを有する。第7図を参照する
と、2ループレンズ81の立面図が示される。第
7図のレンズは、凸状の前面と平坦な後面を有す
るレンズ本体82と、重合体材料で作られる同一
の支持ループ86,87を含む。支持ループ8
6,87は、レンズ本体82に取り付けられる端
部89,95と、端部89,95から延びる脚部
分90,94を有する。また、支持ループ86,
87は、脚部分90,94の間に横へ延び、かつ
第1接触部分92と第2接触部分93を有する横
部分91を有する。支持ループ86,87は第7
図に示すように線G,Hの間にあり、レンズ本体
82に対し幾分後方へ傾斜する傾斜部分を含む。
これらの傾斜部分は、横部分91がレンズ本体8
2の後面に対し平行な面内にあるように傾斜す
る。線G,Hは線Iに対し平行であり、線Iは脚
部分90,94に対し垂直であり、レンズ本体8
2の幾何学的な軸88に交差しかつ垂直である。
第7図に示すレンズは、サージデブコーポレーシ
ヨンから「レイスケ フイジオフレツクス 10型
前部室レンズ」として市販されている。
第8図を参照すると、従来技術の他のレンズの
立面図が示される。レンズ101は、レンズ本体
82と同一のレンズ本体102と、重合体材料で
作られた同一の支持ループ106,107を含
む。支持ループ106,107は、レンズ本体に
取り付けられる端部109,115と、該端部1
09,115からそれぞれ延びる脚部分110,
114を有する。第1接触部分111と、第2接
触部分113を含む横部分は、脚部分110,1
14を連結し、各接触部分は、第8図に明瞭に示
すようにレンズ本体102との間に曲率中心を有
する弧状の形状である。接触部分111,113
は、レンズ本体102に対しそれ自体から外方に
位置する曲率中心を有し、かつ内方へ延び反対に
彎曲する弧状の接続部分112により接続され
る。
立面図が示される。レンズ101は、レンズ本体
82と同一のレンズ本体102と、重合体材料で
作られた同一の支持ループ106,107を含
む。支持ループ106,107は、レンズ本体に
取り付けられる端部109,115と、該端部1
09,115からそれぞれ延びる脚部分110,
114を有する。第1接触部分111と、第2接
触部分113を含む横部分は、脚部分110,1
14を連結し、各接触部分は、第8図に明瞭に示
すようにレンズ本体102との間に曲率中心を有
する弧状の形状である。接触部分111,113
は、レンズ本体102に対しそれ自体から外方に
位置する曲率中心を有し、かつ内方へ延び反対に
彎曲する弧状の接続部分112により接続され
る。
支持ループ106,107は、第8図に示すよ
うに線J,Kの間にありレンズ本体102に対し
幾分後方へ傾斜する傾斜部分を含む。これらの傾
斜部分は、接触部分111,113および接続部
分112がレンズ本体102の後面に対し実質的
に平行な面内にあるように傾斜している。第8図
に示す線J,Kは線Lに対し平行であり、線L
は、脚部分110,114に対し垂直であり、レ
ンズ本体102の幾何学的な軸108と交差して
いる。第8図に示すレンズは、マツクハーン/
3Mから「リテフレツクス 70型前部室眼内レン
ズ」として市販されている。
うに線J,Kの間にありレンズ本体102に対し
幾分後方へ傾斜する傾斜部分を含む。これらの傾
斜部分は、接触部分111,113および接続部
分112がレンズ本体102の後面に対し実質的
に平行な面内にあるように傾斜している。第8図
に示す線J,Kは線Lに対し平行であり、線L
は、脚部分110,114に対し垂直であり、レ
ンズ本体102の幾何学的な軸108と交差して
いる。第8図に示すレンズは、マツクハーン/
3Mから「リテフレツクス 70型前部室眼内レン
ズ」として市販されている。
レンズ本体が元の位置に対し平行な面内突出て
いるのは、眼内レンズの支持ループが圧縮された
ときに一般に認められる。支持ループは、移植中
と、移植後の眼の通常の眼の動きの際に圧縮を受
ける。レンズ本体の突出しの程度を低減すること
は、特にレンズを前部室で使用すべき場合、レン
ズ本体の突き出しが結果としてレンズと角膜とを
接触させ、これが内皮細胞の死を招き結局角膜を
喪失し得ることがあるから、望ましい。本発明の
レンズは、ループの圧縮を受ける際、レンズ本体
の突き出しの傾向が少ない。この突き出しの傾向
の低減は、従来技術のレンズと本発明のレンズに
ついて突出し対圧縮のデータを含む第9図のグラ
フにより示される。曲線M,Nは従来技術のレン
ズについての圧縮対突出しを示す。曲線Mは第7
図に示す従来技術の眼内レンズに関する。曲線N
は、第8図に示す従来技術の眼内レンズに関す
る。曲線Oは第1図に示すレンズについての圧縮
対突出しを示し、曲線Pは第3図に示すレンズに
ついての圧縮対突出しを示す。
いるのは、眼内レンズの支持ループが圧縮された
ときに一般に認められる。支持ループは、移植中
と、移植後の眼の通常の眼の動きの際に圧縮を受
ける。レンズ本体の突出しの程度を低減すること
は、特にレンズを前部室で使用すべき場合、レン
ズ本体の突き出しが結果としてレンズと角膜とを
接触させ、これが内皮細胞の死を招き結局角膜を
喪失し得ることがあるから、望ましい。本発明の
レンズは、ループの圧縮を受ける際、レンズ本体
の突き出しの傾向が少ない。この突き出しの傾向
の低減は、従来技術のレンズと本発明のレンズに
ついて突出し対圧縮のデータを含む第9図のグラ
フにより示される。曲線M,Nは従来技術のレン
ズについての圧縮対突出しを示す。曲線Mは第7
図に示す従来技術の眼内レンズに関する。曲線N
は、第8図に示す従来技術の眼内レンズに関す
る。曲線Oは第1図に示すレンズについての圧縮
対突出しを示し、曲線Pは第3図に示すレンズに
ついての圧縮対突出しを示す。
第9図のデータは、眼の平均曲率に近似するよ
うに機械加工された2つのナイロンブロツクの間
に各レンズを置くことにより得られる。一方のナ
イロンブロツクは、その彎曲部分が第1の支持ル
ープの接触部分に隣接するように置かれ、他方
は、その彎曲部分が第2の支持ループの接触部分
に隣接するように置かれる。この組立体は、FC
−14型ジヨーンズ・アンド・ラムソン光学コンパ
レータに装着される。レンズが所定の位置に置か
れ、2つのブロツクは、光学コンパレータのマイ
クロメータダイヤルを使用して0.1mmの増分で相
互に向かつて近づけられる。圧縮の0.1mm増分毎
に、レンズ本体の後面がその元の弛緩した支持ル
ープの位置から移動した距離が測定される。
うに機械加工された2つのナイロンブロツクの間
に各レンズを置くことにより得られる。一方のナ
イロンブロツクは、その彎曲部分が第1の支持ル
ープの接触部分に隣接するように置かれ、他方
は、その彎曲部分が第2の支持ループの接触部分
に隣接するように置かれる。この組立体は、FC
−14型ジヨーンズ・アンド・ラムソン光学コンパ
レータに装着される。レンズが所定の位置に置か
れ、2つのブロツクは、光学コンパレータのマイ
クロメータダイヤルを使用して0.1mmの増分で相
互に向かつて近づけられる。圧縮の0.1mm増分毎
に、レンズ本体の後面がその元の弛緩した支持ル
ープの位置から移動した距離が測定される。
第9図に示すように、本発明のレンズ(曲線O
とP)は従来技術のループのレンズ(曲線Mと
N)に比較して、突き出しの傾向が少ない。本発
明のレンズは、レンズの性能に著しい影響を及ぼ
すことなく少なくとも約1.5mm圧縮可能である。
第7図と第8図のレンズは、レンズの許容できな
い突き出しを生じることなくこの程度まで圧縮す
ることができない。
とP)は従来技術のループのレンズ(曲線Mと
N)に比較して、突き出しの傾向が少ない。本発
明のレンズは、レンズの性能に著しい影響を及ぼ
すことなく少なくとも約1.5mm圧縮可能である。
第7図と第8図のレンズは、レンズの許容できな
い突き出しを生じることなくこの程度まで圧縮す
ることができない。
眼内レンズの支持ループは、圧縮を受けると
き、圧縮力に反対の方向へ力を作用させること
は、一般に認められる。本発明のレンズは、従来
技術のレンズよりも小さい力を圧縮力とは反対の
方向へ作用させることが分つている。かくして、
本発明のレンズは、眼に移植した際、支持ループ
が眼内にある間に任意の支持ループ圧縮力を受け
ても、隣接の眼の組織を損傷する傾向が少ない。
第10図のグラフは、本発明のレンズと、第7図
および第8図に示す従来技術のレンズとの双方に
ついての圧縮対力のデータを含む。曲線Qは、第
7図のレンズに関し、曲線Rは第8図のレンズに
関し、曲線Sは第2図のレンズに関し、曲線Tは
第1図のレンズに関する。第10図のグラフのデ
ータは、上述の手順でレンズの支持ループを圧縮
することにより得られる。レンズは、メトラPC
型180の力補償スケールに連結され、該スケール
は支持ループにより作用される力を測定した。力
の読みは、圧縮の0.1mm増分毎に取られた。
き、圧縮力に反対の方向へ力を作用させること
は、一般に認められる。本発明のレンズは、従来
技術のレンズよりも小さい力を圧縮力とは反対の
方向へ作用させることが分つている。かくして、
本発明のレンズは、眼に移植した際、支持ループ
が眼内にある間に任意の支持ループ圧縮力を受け
ても、隣接の眼の組織を損傷する傾向が少ない。
第10図のグラフは、本発明のレンズと、第7図
および第8図に示す従来技術のレンズとの双方に
ついての圧縮対力のデータを含む。曲線Qは、第
7図のレンズに関し、曲線Rは第8図のレンズに
関し、曲線Sは第2図のレンズに関し、曲線Tは
第1図のレンズに関する。第10図のグラフのデ
ータは、上述の手順でレンズの支持ループを圧縮
することにより得られる。レンズは、メトラPC
型180の力補償スケールに連結され、該スケール
は支持ループにより作用される力を測定した。力
の読みは、圧縮の0.1mm増分毎に取られた。
第10図に示すように、本発明のレンズ(曲線
SとT)は、同じ程度の支持ループの圧縮を受け
たとき、従来技術のレンズ(曲線QとR)よりも
小さい力を圧縮力と反対の方向へ作用させる。本
発明のレンズは、許容できない程度の力を作用さ
せる前に、少なくとも約2.0mmの圧縮を受けるこ
とができる。第7図と第8図のレンズにおける同
じ程度の圧縮は、これらのレンズの支持ループが
全く許容できない程度の力を作用させることにな
る。
SとT)は、同じ程度の支持ループの圧縮を受け
たとき、従来技術のレンズ(曲線QとR)よりも
小さい力を圧縮力と反対の方向へ作用させる。本
発明のレンズは、許容できない程度の力を作用さ
せる前に、少なくとも約2.0mmの圧縮を受けるこ
とができる。第7図と第8図のレンズにおける同
じ程度の圧縮は、これらのレンズの支持ループが
全く許容できない程度の力を作用させることにな
る。
要約すると、本発明のレンズは、より大きな程
度の支持ループの圧縮を許容でき、一方比較的に
安定した位置にレンズ本体を維持し、眼内レンズ
が眼に移植された際に、眼の組織を損傷するよう
な過度の力を生じることがない点で、従来技術の
レンズに優る改良された特性を有する。
度の支持ループの圧縮を許容でき、一方比較的に
安定した位置にレンズ本体を維持し、眼内レンズ
が眼に移植された際に、眼の組織を損傷するよう
な過度の力を生じることがない点で、従来技術の
レンズに優る改良された特性を有する。
本発明のレンズの好適実施例の多くの変更は、
疑いもなく当該分野の専門家にとつて実施可能で
ある。本発明の範囲は、好適実施例に制限される
ものではなく、特許請求の範囲によつてのみ制限
されることが了解される。
疑いもなく当該分野の専門家にとつて実施可能で
ある。本発明の範囲は、好適実施例に制限される
ものではなく、特許請求の範囲によつてのみ制限
されることが了解される。
第1図は本発明の好適実施例の正面図、第2図
は該好適実施例の側立面図、第3図は本発明の他
の実施例の正面図、第4図は明瞭にするために一
部を除去した眼の後部室に移植された本発明の好
適実施例の正面図、第5図はレンズが後部室に移
植された状態の第4図の眼の二等分の断面図、第
6図は本発明のレンズの他の実施例が前部室に移
植された状態の眼の二等分の断面図、第7図と第
8図は従来技術のレンズの正面図、第9図は本発
明のレンズと従来技術のレンズについてレンズ突
出し対支持ループの圧縮を比較するグラフ、およ
び第10図は本発明のレンズと従来技術のレンズ
について力対支持ループの圧縮を比較するグラフ
を示す。 1……レンズ、2……レンズ本体、6,7……
支持ループ、9……第1端部、10……第1脚の
第1の部分、11……第1脚の第2の部分、12
……第1横部分、13……第1接触部分、14…
…第2横部分、15……第2接触部分、16……
第3接触部分、17……第2脚の第1の部分、1
9……第2脚の第3の部分、20……第2端部、
23,24……傾斜部分、A,B,C……線。
は該好適実施例の側立面図、第3図は本発明の他
の実施例の正面図、第4図は明瞭にするために一
部を除去した眼の後部室に移植された本発明の好
適実施例の正面図、第5図はレンズが後部室に移
植された状態の第4図の眼の二等分の断面図、第
6図は本発明のレンズの他の実施例が前部室に移
植された状態の眼の二等分の断面図、第7図と第
8図は従来技術のレンズの正面図、第9図は本発
明のレンズと従来技術のレンズについてレンズ突
出し対支持ループの圧縮を比較するグラフ、およ
び第10図は本発明のレンズと従来技術のレンズ
について力対支持ループの圧縮を比較するグラフ
を示す。 1……レンズ、2……レンズ本体、6,7……
支持ループ、9……第1端部、10……第1脚の
第1の部分、11……第1脚の第2の部分、12
……第1横部分、13……第1接触部分、14…
…第2横部分、15……第2接触部分、16……
第3接触部分、17……第2脚の第1の部分、1
9……第2脚の第3の部分、20……第2端部、
23,24……傾斜部分、A,B,C……線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 レンズ本体2と、該レンズ本体から延びる第
1支持部材および第2支持部材とを含み、該支持
部材の少なくとも一方が該レンズ本体2の周辺か
ら外方へ延びる弾力的でばね状の支持ループ6を
含み、該支持ループ6が、第1取付け個所21お
よび第2取付け個所22で該レンズ本体2に取り
付けられる第1端部9および第2端部20と、該
第1端部9および第2端部20からそれぞれ分出
する第1脚および第2脚と、該第1脚および第2
脚に対してほぼ横方向へ延び、かつ両側で該第1
脚および第2脚にそれぞれ一体に連結される横部
分12,14を含む眼内レンズ1において、該支
持ループ6は足の形状をしており、該足のつま先
部分がかかと部分から区別可能であり、かつ該足
の足くびの部分が該第1取付け個所21および第
2取付け個所22で該レンズ本体に取り付けられ
ており、各々の該脚が傾斜部分24を有し、該傾
斜部分が該レンズ本体の後面との間に5度から90
度の間の角度をなしており、該第1脚の傾斜部分
24が該第2脚の傾斜部分と長さがほぼ等しく、
前記横部分12,14が前記レンズ本体2の後面
4から離れているが該後面に対しほぼ平行な面内
にあることを特徴とする眼内レンズ。 2 前記第1脚および第2脚の前記傾斜部分2
3,24の長さが30%以下しか違わないことを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の眼内レン
ズ1。 3 前記傾斜部分24は、前記横部分12,14
の面から前記レンズ本体2の後面4までの垂直距
離が0.3mmから1.0mmの間であるような傾斜角度を
有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の眼内レンズ1。 4 前記横部分12,14が、ほぼ3つの別々の
接触部分13,15,16を有することを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の眼内レンズ
1。 5 前記第1取付け個所21および第2取付け個
所22の両者が、前記レンズ本体2の直径の一方
の側にあることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の眼内レンズ1。 6 前記支持部材が、前記第1の支持ループ6と
同じ第2の支持ループ7をさらに含み、該第2の
支持ループが、前記第1の支持ループ6と反対の
前記レンズ本体2の側に位置していることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の眼内レンズ
1。 7 前記第1の支持ループ6および第2の支持ル
ープ7の前記横部分12,14が、前記レンズ本
体2の後面4から離れているが該後面に対し実質
的に平行である共通な面内に位置することを特徴
とする特許請求の範囲第6項に記載の眼内レンズ
1。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/364,396 US4578078A (en) | 1982-04-02 | 1982-04-02 | Intraocular lens with asymetric vaulted support loops |
US364396 | 1989-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185153A JPS58185153A (ja) | 1983-10-28 |
JPH0453542B2 true JPH0453542B2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=23434350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58057721A Granted JPS58185153A (ja) | 1982-04-02 | 1983-04-01 | 眼内レンズ |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4578078A (ja) |
EP (1) | EP0091242B1 (ja) |
JP (1) | JPS58185153A (ja) |
AU (1) | AU564602B2 (ja) |
CA (1) | CA1226402A (ja) |
CS (1) | CS248038B2 (ja) |
DE (1) | DE3377895D1 (ja) |
SU (1) | SU1386017A3 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4502162A (en) * | 1983-10-07 | 1985-03-05 | Coopervision, Inc. | Haptic for intraocular lens |
US4787904A (en) * | 1984-07-06 | 1988-11-29 | Severin Sanford L | Hydrophillic intraocular lens |
US4678469A (en) * | 1986-10-20 | 1987-07-07 | Kelman Charles D | Intraocular lens with glare-inhibiting closure, the method of inhibiting glare, and the closure for same |
US4964206A (en) * | 1988-03-15 | 1990-10-23 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Intraocular lens anchoring filament to lens element fixation method |
US4936849A (en) * | 1988-03-15 | 1990-06-26 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Intraocular lens |
US4919662A (en) * | 1988-09-16 | 1990-04-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Hydrogel implant lens construction reconfigured dehydrated re-hydrated in situ |
US4990159A (en) * | 1988-12-02 | 1991-02-05 | Kraff Manus C | Intraocular lens apparatus with haptics of varying cross-sectional areas |
FR2780271B1 (fr) * | 1998-06-26 | 2000-11-10 | Corneal Ind | Implant intraoculaire en materiau souple |
US6228115B1 (en) | 1998-11-05 | 2001-05-08 | Bausch & Lomb Surgical, Inc. | Intraocular lenses with improved axial stability |
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US6190410B1 (en) * | 1999-04-29 | 2001-02-20 | Bausch & Lomb Surgical, Inc. | Intraocular lenses |
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US20070032868A1 (en) * | 2005-08-08 | 2007-02-08 | Randall Woods | Capsular shape-restoring device |
GB0623657D0 (en) * | 2006-11-27 | 2007-01-03 | Rayner Intraocular Lenses Ltd | Intraocular lens |
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JPS56104657A (en) * | 1980-01-21 | 1981-08-20 | Minnesota Mining & Mfg | Lens in eye |
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-
1982
- 1982-04-02 US US06/364,396 patent/US4578078A/en not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-03-21 CA CA000424087A patent/CA1226402A/en not_active Expired
- 1983-03-24 EP EP83301661A patent/EP0091242B1/en not_active Expired
- 1983-03-24 DE DE8383301661T patent/DE3377895D1/de not_active Expired
- 1983-03-31 AU AU13081/83A patent/AU564602B2/en not_active Ceased
- 1983-04-01 CS CS832292A patent/CS248038B2/cs unknown
- 1983-04-01 JP JP58057721A patent/JPS58185153A/ja active Granted
- 1983-04-01 SU SU833575704A patent/SU1386017A3/ru active
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Also Published As
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---|---|
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CS248038B2 (en) | 1987-01-15 |
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JPS58185153A (ja) | 1983-10-28 |
CA1226402A (en) | 1987-09-08 |
EP0091242B1 (en) | 1988-09-07 |
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SU1386017A3 (ru) | 1988-03-30 |
US4578078A (en) | 1986-03-25 |
EP0091242A3 (en) | 1984-09-19 |
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