JPH0453089Y2 - - Google Patents

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JPH0453089Y2
JPH0453089Y2 JP6764186U JP6764186U JPH0453089Y2 JP H0453089 Y2 JPH0453089 Y2 JP H0453089Y2 JP 6764186 U JP6764186 U JP 6764186U JP 6764186 U JP6764186 U JP 6764186U JP H0453089 Y2 JPH0453089 Y2 JP H0453089Y2
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【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、画像読取装置に関し、特に画像の読
取に必要な光学系を搭載して走行する片側駆動走
行体に関するものである。
(従来技術) 従来のこの種の走行体は、例えば第4図又は第
5図に示したように構成されている。まず、第4
図において、1は画像の読取に必要な光学系を搭
載して(図示せず)走行する走行体、2は筐体に
固定されたガイドロツドで、走行体1の一端が摺
動自在に支持される。3は筐体に固定されたガイ
ドプレートで、走行体1の他端が摺動自在に支持
される。4は走行体1のガイドロツド側端部に固
定された駆動用のワイヤで、このワイヤ4を引つ
張ることにより走行体1がガイドロツド2に沿つ
て往復動する。
しかしながら、このような構成のものは、走行
体1の駆動側端部でガイドロツド2に摺動自在に
嵌合する軸受部が、ガイドロツド2との間に多少
の遊び(間隙)5を持つ必要があり、そのため、
走行体1が間欠移動する際に、ガイドプレート3
の上を摺動する従動側端部にぶれが生じる。この
移動時のぶれは、画像読取における精度の低下に
直接つながるものであり、画像乱れの大きな原因
となる。
第5図は、ガイドロツド2との間の遊びをなく
し、従動側端部のぶれを極力小さくするようにし
たもので、走行体1の駆動側端部に、ガイドロツ
ド2に3方からそれぞれ当接するローラ6を設け
ている。このように構成された従来例は、走行体
1のガイドロツド2付近が、ワイヤ等の引つ張り
により駆動され、他端のガイドプレート3付近は
フリーの状態にある片側駆動であつても、ガイド
ロツド2とローラ6との間でガタがないので、走
行体1の移動に伴う従動側端部のぶれはほとんど
生じない。
しかしながら、この場合、ガイドロツド2の加
工精度、真直度においてμm単位の高精度が要求
され、従つて、そのような部品や精密な組立、調
整のため、コスト型高になるという問題があつ
た。
なお、以上説明した従来例は、いずれも片側駆
動の走行体であるが、ガイドプレート上の端部も
ガイドロツド側端部と同様にワイヤ等により駆動
される両側駆動のものもある。このタイプのもの
は、駆動側も従動側もぶれは非常に小さく、高速
駆動にも十分対応できるが、ワイヤの引き回し等
により構造が複雑になり、また駆動源のパワーも
大きくする必要があつて、部品コスト、組立コス
トが大になる。
(考案の目的) そこで本考案は、構成が簡単でしかも従動側の
ぶれが非常に小さい片側駆動の走行体を備えた画
像読取装置を提供するものである。
(考案の構成) 駆動される側の一端に、固定されたガイドロツ
ドに摺動自在に嵌合する軸受部を有し、他端が、
固定されたガイドプレート上に摺動自在に載置さ
れた片側駆動走行体に、前記ガイドロツドを押え
る押えバネを少なくとも1つ以上設けるものであ
る。
軸受部とガイドロツドとの間に多少の遊びがあ
つても押えバネによつて走行体を常に一方向に付
勢しているため、従動側端部のぶれを抑制、従つ
てぶれが非常に小さくなつて画像乱れの発生を防
止することができる。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を詳細に説明する。
まず、本考案の一実施例の画像読取装置における
走行体の全体構成を第2図によつて説明する。第
2図において、11はベースを兼ねる下ケースで
あり、例えばポリカーボネート樹脂にガラス繊維
を10〜15%混ぜたもの等、剛性および耐熱膨脹性
に優れた樹脂材を用いて形成されている。この下
ケース11には、下面に補強リブ11a、上面に
各種支柱11b,11c,11d,11eが一体
的に樹脂成形加工により形成されている。支柱1
1bの上には、レンズ12およびその裏面に
CCD回路基板13を取り付けた受光ブロツク1
4が固定され、また支柱11cおよび11dに
は、走査光源15やミラー16を載置している走
行体17を走行させるために必要なガイドロツド
18およびガイドプレート19がそれぞれ取り付
けられる。
走行体17は、構造を簡単にするために一端側
のみガイドロツド18に摺動自在に嵌合され、他
端側は、単にガイドプレート19上に載置される
だけの構成になつている。20は制御回路、信号
処理回路等の回路基板である。
ここで走行体17が、第1走行体17aと第2
走行体17bとから構成され、このうち第1走行
体17a上には第1ミラー16aが、また第2走
行体17b上には第2ミラー16bと第3ミラー
16cがそれぞれ配置されており、第1走行体1
7aと第2走行体17bとが2:1の割合で走行
するように、図示しない駆動機構によりワイヤを
介して駆動されることは、従来の画像読取装置と
同様である。ただし、副走査送りを精度よく行な
うために、駆動モータにはステツプモータが使用
されている。
さらに、支柱11eには上ケース21を被せて
ねじ22で止め、その上から原稿台ガラス23を
はめ、図示しない押え板で端部を止めることによ
り、画像読取装置が組み立てられる。
このような構造の画像読取装置は、走行体17
が片側駆動となるため、一般的には前述のよう
に、従動側端部でぶれが生じる。そこで本実施例
では、そのような不都合を除くために、第1図に
示したように、ガイドロツド18を押える押えバ
ネ24を走行体に取付けたものである。
第1図は、本考案の一実施例を示したもので、
走行体17aの軸受部(図示せず)にガイドロツ
ド18が通つていて、そのガイドロツド18に当
接するフツソ系またはナイロン系等の樹脂からな
る摺動部材25が接着、かしめ、あるいは溶着等
の方法で固着された押えバネ24が走行体17a
にねじ止め等で固定されている。この押えバネ2
4は、その弾性をもつてガイドロツド18を押圧
しているから、走行体17aは常にその押圧方向
とは反対側に付勢されることになる。
走行体17aの軸受部は、その中を通るガイド
ロツド18との間に遊び(間隙)があり、この遊
びは走行体を円滑に摺動させるために必要不可欠
のものである。この遊び量は、設計時での必要ス
キマ量とガイドロツドの外径公差、そして走行体
の軸受公差から決まる。この遊びによる走行体の
駆動側のガタは一般に小さいが、従動側は走行体
の幅寸法に比例して大きくなり、正常な状態から
移動方向前後にlだけガタつく可能性がある。
駆動源であるステツピングモータからワイヤ2
6を介して走行体を間欠的に矢印A方向に移動さ
せ、原稿を読み取る場合、従来の押えバネがない
構成では、第3図a,bに示すように、従動側端
部の慣性により、起動時は従動側が駆動側に対し
てlだけ後方に位置し、停止時はlだけ前方に出
る。この状態で原稿を読み取ると、画像を反射す
るミラーがCCDの読取ラインRに対して傾斜し
ているため、例えば斜め線を読み取つたとき画像
に乱れが生じ、特に従動側は大きい。
一方、第1図のように、押えバネ24を設ける
ことにより、従動側も駆動側とともに平行移動
し、第3図c,dの起動時および停止時において
も、所定の読取ラインを正しく読み取ることがで
きる。
押えバネ24の付勢力は、走行体従動側に加わ
る荷重、ガイドプレート19との摩擦抵抗、走行
体送り速度、ガイドロツド18を押えバネ24で
押圧したときの駆動側の摩擦抵抗等を考慮して決
定される。
なお、走行体を駆動するワイヤ26の一端は、
スプリングを介して、下ケースにねじ等で固定さ
れた金具に引つ掛けられ、他端は、従来第6図な
いし第9図の方法で固定されていた。即ち、第6
図では、下ケース11から立ち上がつたボス31
の先端に同材質のピン31aが形成され、そのピ
ン31aにワイヤ26の孔開き端末部材33がは
めこまれ、さらにその上にスナツプヒツト状の止
め輪34が圧入される。この止め輪34は圧入方
向には容易に進むが抜き方向には爪が付いていて
引掛かるので、止め輪34の抜け防止される。し
かしこの構成のものは止め輪の圧入工具が必要で
あり、作業性が悪い。しかもワイヤを簡単に抜く
ことができないのでメンテナンスに問題がある。
第7図のものは、ピン31aにワイヤ26の端
末部材33が単にはめこまれただけであるから、
ワイヤの着脱は容易であるが、そのかわり振動や
落下の衝撃で脱落するおそれがある。
また、第8図のものは、ボス31の先端にワイ
ヤ26の端末部材33をねじ35で締付固定する
もので、この構成のものは、ドライバー等を使用
して固定するため組立作業性、メンテナンス性が
悪い。
さらに第9図のものは、ボスの先端のピン31
aにワイヤの端末部材33をはめ込み、上ケース
21の取付時に、上ケースにねじ36で固定され
た固定部材37の先端の穴部を被せて端末部材3
3がピン31aから抜けないようにしたものであ
る。しかしこの構成では、固定部材37を上ケー
スに取り付ける必要があり、組立作業性が悪く、
また部品コストもかかる。
そこで本実施例のものは、第10図に示したよ
うに、上ケース21に中空円筒状の固定部38を
一体的に形成しておき、ボス31の先端のピン3
1aにワイヤ26の端末部材33をはめ込み、上
ケース21を取り付けた時に、固定部38の先端
がピン31aの先端に被さるようにしたものであ
る。これにより、ワイヤ26の端末部材33はピ
ン31aから脱落することはなく、しかもメンテ
ナンスの際は、上ケースを取り外すことによりワ
イヤを容易に着脱することができる。また、固定
部38は上ケースの成形時に同時に一体形成する
ものであるから、別部品を用意したり、特別の取
付作業も必要なく、コスト低減となる。
以上のように構成された本実施例では、走行体
の軸受部に、ガイドロツド18との間の遊びがあ
つても押えバネ24の付勢により従動側端部のぶ
れを非常に小さくすることができ、またこのこと
から、ガイドロツドの加工精度、真直度を厳しく
抑える必要がなくなる。
なお、以上の実施例では、画像の反射光を導く
ミラーを走行体に搭載し、その反射光を受けて
CCDで走査する方式のものを説明したが、密着
型CCDを用いたものでも本考案が適用できるこ
とは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、片側駆
動の走行体にガイドロツドの押えバネを設けると
いう簡単な構成により、従動側端部のぶれをなく
し、画像読取における画像乱れを防止して読取品
質を向上することができるとともに、部品の製作
公差を緩くすることができるため、コストの低減
に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
は、同実施例の走行体の全体構成図、第3図は、
押えバネがない場合a,bとある場合c,dにお
ける走行体のぶれについて説明する図、第4図お
よび第5図は、それぞれ走行体の従来例の構成
図、第6図ないし第9図は、それぞれ従来例にお
ける走行体の駆動用ワイヤ端部の固定部の構成
図、第10図は、本考案の実施例におけるワイヤ
端部の固定部の構成図である。 11……下ケース、14……受光ブロツク、1
5……走査光源、16……ミラー、17……走行
体、18……ガイドロツド、19……ガイドプレ
ート、24……押えバネ、26……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に、固定されたガイドロツドに摺動自在に
    嵌合する軸受部を有し、他端が、固定されたガイ
    ドプレート上に摺動自在に載置され、前記一端を
    駆動側、他端を従動側とし、画像の読取に必要な
    光学系を搭載した片側駆動走行体を備え、前記走
    行体に前記ガイドロツド押えバネを少なくとも1
    つ以上設け、前記走行体の駆動に伴つて前記従動
    側がぶれるのを防止するようにしたことを特徴と
    する画像読取装置。
JP6764186U 1986-05-07 1986-05-07 Expired JPH0453089Y2 (ja)

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