JPH0452607A - 光コネクタの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光コネクタの組立方法に関する。

（従来の技術） 光ファイバコードは、第７図に示すように、光ファイバ
素線１ａにナイロン等の被覆１ｂを施した光ファイバ心
線１、光ファイバ心線１の周囲に配置されるアラミド繊
維等の抗張力材２、これらを被覆する塩化ビニル（ＰＶ
Ｃ）等からなるシース３を有しており、光ファイバ心線
ｌの端部には光ファイバ心線ｌ同士を光接続する光コネ
クタか取付けられる。

かかる光コネクタを組立てるときは、第８図に示すよう
に、光ファイバコードに、予め、ゴムブーツ４、リング
５、カシメリング６、ストップリング７及びスプリング
８を当該順に装着しておく。

そして、光ファイバコード先端部のシース３を除去し、
露出した光ファイバ心線１の先端にフェルール９を取付
け、上記各部品４〜８を順次前方のフェルール９側へと
矢印で示すように移動させて固定した後、これらの外周
にプラグフレーム１０を嵌着して光コネクタを組立てて
いる。

かかる組立にあたっては、カシメリング６をかしめて、
第９図に示すように、カシメリング６とストップリング
７とにより抗張力材２を挟み込んで挾持させると共に、
シース３の先端をリング５とカシメリング６とで挾持さ
せ、これにより光ファイバコードの引っ張り強度を確保
している。

（発明が解決しようとする課題） ところで、かかる光コネクタの組立てに際し、カシメリ
ング６やストップリング７を前方へと移動させると、第
１０図に示すように、抗張力材２か光ファイノベ心線１
とストップリング７との間に、また、シース３が光ファ
イバ心線１とカシメリング６との間に巻き込まれてしま
う。

このため、カシメリング６をかしめる前に、抗張力材２
をストップリング７から引き抜くと共に、シース３をカ
シメリング６から引き抜かなければならなかった。特に
、シース３は、抗張力材２に比べて厚肉であるため、カ
シメリング６から引き抜き難く、光コネクタの組立作業
に手数かかかって生産性か低くなるという問題かあった
。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、光コネクタ
を迅速、且つ、容易に組立てることかできる組立方法を
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明によれば、光ファイバ心
線に抗張力材を介してシースが被覆された光ファイバコ
ードの先端に取付けられ、フェルール、スプリング、ス
トップリング及びカシメリングを備えた光コネクタの組
立方法において、前記ストップリングを一組の半割体と
し、前記光ファイバ心線の先端に前記フェルールを取付
けた後、該フェルールの後部に前記スプリングを介装し
て該一組の半割体からなるストップリングを取付ける工
程、及び前記カシメリングを一組の半割体とし、前記ス
トップリングの後部に、前記抗張力材の先端を該ストッ
プリングとにより挾持するカシメリングを取付ける工程
を備えた構成としたものである。

（作用） 光コネクタは、半割体からなるストップリンク及びカシ
メリングを後付けにより取付けて組立てられる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第６図に基づいて
詳細に説明する。尚、以下の説明において、前記した従
来の光コネクタと同一の構成部材については同一の符号
を付して説明する。

先ず、第１の工程で、光ファイバコード先端のシース３
を所定長さ除去し、光ファイバ心線１及び抗張力材２を
露出させ、第１図に示すように、光ファイバ心線ｌの先
端にフェルール９を固定する。

次いで、第２の工程で、第２Ａ図に示すように、光ファ
イバ心線１のフェルール９近傍にスプリング１１を装着
する。このスプリング１１は、Ｔｉ−Ｎｉ系の形状記憶
合金線材からなり、合金線材には、予めスプリング１１
の形状を記憶させである− そして、光ファイバ心線ｌに装着するときは、第２Ｂ図
に示すように、直線に成形しておいた形状記憶合金線材
ＷＭを、光ファイバ心線１の近傍に配置し加熱処理する
。これにより、形状記憶合金線材ＷＭを変態させ、予め
記憶させておいたスプリング形状に変形させて光ファイ
バ心線１に装着する。

ここで、かかる形状記憶合金線材を加熱してスプリング
１１を成形装着する際、予めスプリング１１の形状を記
憶させた形状記憶合金線材は、フェルール９に装着可能
な直径のコイル状に成形しておいてもよい。そして、こ
のコイル状の形状記憶合金線材に加熱処理を施すことに
より、予め記憶させた所定直径のスプリング１１に変形
させてもよい。

第３の工程では、第３図に示すように、フェルール９の
後部にスプリング１１を介装して一組の半割体１２ａ、
１２ｂからなるストップリング１２を取付ける。このス
トップリング１２は、外側から被着して取付けることが
できるできるように、軸方向に半分に分割したものであ
る。

そして、半割体１２ａ、１２ｂの取付けの際は、図示の
ように、シース３の先端側を二股に切り分けると共に、
抗張力材２やシース３をストップリング１２内に巻き込
まないように、抗張力材２及びシース３を後方へ避けて
おく。この状態で半割体１２ａ、１２ｂを外側から取付
け、接着剤で互いに接着固定する。

次に、第４の工程では、第４図に示すように、カシメリ
ング１３をストップリング１２の後部に取付ける。カシ
メリング１３は、ストップリンク１２と同様に、図示し
たように軸方向に半分に分割した半割体１３ａ、１３ｂ
からなる。

そして、カシメリング１３を取付けるときは、抗張力材
２をストップリング１２に沿って前方に移動させ、抗張
力材２をストップリング１２とで挾持するようにして、
半割体１３ａ、１３ｂを接着剤で固定する。

第５の工程では、第５図に示すように、カシメリンク１
３の後部にＣリング１４を取付ける。このとき、後方へ
避けておいたシース３の先端側を図示のようにカシメリ
ンク１３側へ移動させてＣリング１４を取付け、更に、
このＣリンク１４を外周からプレスしてかしめる。これ
により、シース３の先端をカシメリング１３とＣリンク
１４とにより挾持する。

次いで、第６の工程では、第６図に示すように、熱収縮
チューブ１５をフェルール９側から装着し、加熱処理し
てフェルール９の後部側を被覆する。

このチューブ１５は、ゴムブーツに代わるものである。

本発明においては、以上に述べた種々の工程を経て光コ
ネクタが組立てられるか、ストップリング１２及びカシ
メリング１３を後付けとしたので、予めストップリング
やカシメリングを光ファイバコードに装着しておき、こ
れらを各工程毎にフェルール９側へ移動させる必要がな
いので、光コネクタを非常に簡単に組立てることが可能
となる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明の光コネ４゜ フタの組立方法においては、ストップリング及びカシメ
リングを後付けにより取付けて光コネクタを組立てるこ
とができるので、抗張力材やシースを巻き込むことなく
簡単に光コネクタを組立てることかできる。しかも、か
かる半割体のストップリングやカシメリングを用いるこ
とにより、自動ラインでの機械的な組立てが可能となり
、−層生産性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の光コネクタの組立方法の一
実施例を示すもので、第１図は光ファイバ心線の先端に
フェルールを取付けた正面図、第２Ａ図は更にスプリン
グを取付けた正面図、第２Ｂ図はスプリングとなる形状
記憶合金線材を配置した正面図、第３図はストップリン
グの取付けを示す正面図、第４図はカシメリングの取付
けを示す正面図、第５図はＣリングの取付けを示す正面
図、第６図は熱収縮チューブの取付けを示す正面図、第
７図乃至第１０図は従来の光コネクタの組立方法を説明
するもので、第７図は光ファイバコードを示す正面図、
第８図は光コネクタの分解正面図、第９図はストップリ
ンク及びカシメリンクによる抗張力材及びシースの挟持
状態を示す断面正面図、第１０図は抗張力材及びシース
がストップリンク及びカシメリングに巻き込まれた状態
を示す断面正面図である。 １・・・光ファイバ心線、２・・・抗張力材、３・・・
シース、９・・・フェルール、ｌｌ・・・スプリング、
１２・・ストップリング、１２ａ、１２ｂ・・・半割体
、１３・・・カシメリング、１３ａ、１３ｂ・・・半割
体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ファイバ心線に抗張力材を介してシースが被覆された
   光ファイバコードの先端に取付けられ、フェルール、ス
   プリング、ストップリング及びカシメリングを備えた光
   コネクタの組立方法において、前記ストップリングを一
   組の半割体とし、前記光ファイバ心線の先端に前記フェ
   ルールを取付けた後、該フェルールの後部に前記スプリ
   ングを介装して該一組の半割体からなるストップリング
   を取付ける工程、及び前記カシメリングを一組の半割体
   とし、前記ストップリングの後部に、前記抗張力材の先
   端を該ストップリングとにより挾持するカシメリングを
   取付ける工程を備えたことを特徴とする光コネクタの組
   立方法。