JPH0452307B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0452307B2
JPH0452307B2 JP58101568A JP10156883A JPH0452307B2 JP H0452307 B2 JPH0452307 B2 JP H0452307B2 JP 58101568 A JP58101568 A JP 58101568A JP 10156883 A JP10156883 A JP 10156883A JP H0452307 B2 JPH0452307 B2 JP H0452307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl group
lower alkyl
dye
aralkyloxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58101568A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59226059A (ja
Inventor
Toshio Niwa
Kyoshi Himeno
Shuichi Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP10156883A priority Critical patent/JPS59226059A/ja
Publication of JPS59226059A publication Critical patent/JPS59226059A/ja
Publication of JPH0452307B2 publication Critical patent/JPH0452307B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ジシアノイミダゾールアゾ系染料の
製造方法に関するものである。 従来、ジシアノイミダゾールアゾ化合物をアル
キル化してジシアノイミダゾール系染料を製造す
る方法としては、N−メチルピロリドン、N,N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の有
機溶媒中で反応させる方法が知られていた(たと
えば特開昭58−29859号公報、特開昭57−109858
号公報等)。 しかし乍ら、これ等公知の方法は、目的とする
染料の純度および収率が低く、特に目的染料中に
螢光物質が副生し、このためか耐光堅牢度を低下
させると言う欠点を有している。またその他かか
る有機溶媒は比較的高価であるとともに、染料の
単離工程において水を使用するため該溶媒の回収
が困難であり、これ等の方法は、工業的製造方法
としては必ずしも好ましい方法ではなかつた。 本発明の目的は、純度および収率が高く、染料
中に螢光物質を含有しないジシアノイミダゾール
アゾ系染料の製造方法を提供するものである。 すなわち、本発明は、下記一般式〔〕 で示されるジシアノイミダゾールアゾ化合物と、
下記一般式〔〕 Z−CH2−Y ……〔〕 で示されるアルキル化剤とを反応させて、 下記一般式〔〕 で表わされるジシアノイミダゾールアゾ系染料を
製造するに際し、無機塩基および下記一般式
〔〕 〔(R)4N〕A ……〔〕 で示されるアンモニウム塩の存在下に、少量の水
を含有するハロゲン化芳香族系溶媒中で反応させ
ることを特徴とするジシアノイミダゾールアゾ系
染料の製造方法をその要旨とするものである。 本発明をさらに詳しく説明すれば、本発明にお
ける前示一般式〔〕、〔〕および〔〕におい
て、置換基R1,R2は炭素原子数1〜8のアルキ
ル基、アルケニル基、アラルキル基、テトラヒド
ロフルフリル基、ハロゲノ低級アルキル基、低級
アルコキシアルキル基、低級アルコキシアルコシ
キアルキル基、低級アルコキシアルコキシアルコ
キシアルキル基、アラルキルオキシ低級アルキル
基、アリールオキシ低級アルキル基、アリールオ
キシ低級アルコキシアルキル基、アラルキルオキ
シ低級アルコキシアルキル基、アルケニルオキシ
低級アルキル基、アルケニルオキシ低級アルコキ
シアルキル基、テトラヒドロフルフリルオキシ低
級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアルキ
ル基、低級アルコキシアルコキシカルボニルアル
キル基、アルケニルオキシカルボニルアルキル
基、アリールオキシ低級アルコキシカルボニルア
ルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、アシルオ
キシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ア
ルケニルオキシ低級アルコキシカルボニルアルキ
ル基、アリールオキシカルボニル低級アルキル
基、アラルキルオキシカルボニル低級アルキル
基、アラルキルオキシ低級アルコキシカルボニル
アルキル基、テトラヒドロフルフリルオキシカル
ボニル低級アルキル基またはシクロヘキシオキシ
ルカルボニル低級アルキル基を表わし、R3は水
素原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、X
は水素原子、塩素原子またはメチル基を表わし、
Yは、シアノ基または低級アルコキカルボニル基
を表わし、そしてZはハロゲン原子を表わすもの
である。 そして、R1およびR2で表わされる炭素原子数
1〜8のアルキル基としてはメチル基、エチル
基、直鎖状または分岐鎖状のプロピル基、ブチル
基、ベンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基等が挙げられ、アルケニル基としては、ア
リル基、メチルアリル基、クロロアリル基等が挙
げられ、アラルキル基としては、ベンジル基、フ
エネチル基のほかにo−クロロベンジル基、p−
クロロベンジル基などのハロゲノベンジル基等が
挙げられ、置換低級アルキル基としては、クロロ
エチル基、クロロプロピル基などのハロゲノ低級
アルキル基;メトキシエチル基、エトキシエチル
基、メトキシプロピル基などの低級アルコキシア
ルキル基;メトキシエトキシエチル基、エトキシ
エトキシエチル基等の低級アルコキシアルコキシ
アルキル基;メトキシエトキシエトキシエチル
基、ブトキシエトキシエトキシエチル基等の低級
アルコキシアルコキシアルコキシアルキル基;ベ
ンジルオキシエチル基、フエネチルオキシエチル
基等のアラルキルオキシ低級アルキル基;フエノ
キシエチル基、p−クロロフエノキシエチル基、
p−ニトロフエノキシエチル基等のアリールオキ
シ低級アルキル基;フエノキシエトキシエチル基
等のアリールオキシ低級アルコキシアルキル基;
ベンジルオキシエトキシエチル基、フエネチルオ
キシエトキシエチル基等のアラルキルオキシ低級
アルコキシアルキル基;アリルオキシエチル基、
メチルアリルオキシエチル基等のアルケニルオキ
シ低級アルキル基;アリルオキシエトキシエチル
基等のアルケニルオキシ低級アルコキシアルキル
基;テトラヒドロフルフリルオキシエチル基、テ
トラヒドロフルフリルオキシメチル基等のテトラ
ヒドロフルフリルオキシ低級アルキル基;メトキ
シカルボニルエチル基、メトキシカルボニルプロ
ピル基等の低級アルコキシカルボニルアルキル
基;メトキシエトキシカルボニルエチル基、エト
キシエトキシカルボニルブチル基等の低級アルコ
キシアルコキシカルボニルアルキル基;アリルオ
キシカルボニルメチル基、アリルオキシカルボニ
ルエチル基等のアルケニルオキシカルボニルアル
キル基;フエノキシエトキシカルボニルエチル等
のアリールオキシ低級アルコキシカルボニルアル
キル基;ヒドロキシエチル基、ヒドロキシブチル
基等のヒドロキシ低級アルキル基;アセトキシエ
チル基、アセトキシプロピル基、ベンゾイルオキ
シエチル基、メトキシカルボニルオキシエチル基
等のアシルオキシ低級アルキル基;シアノエチル
基、シアノプロピル基等のシアノ低級アルキル
基;アリルオキシエトキシカルボニルエチル基、
アリルオキシエトキシカルボニルメチル基等のア
ルケニルオキシ低級アルコキシカルボニルアルキ
ル基;フエノキシカルボニルエチル基等のアリー
ルオキシカルボニル低級アルキル基;ベンジルオ
キシカルボニルメチル基、ベンジルオキシカルボ
ニルエチル基、フエネチルオキシカルボニルエチ
ル基等のアラルキルオキシカルボニル低級アルキ
ル基;フエネチルオキシエトキカルボニルエチル
基、ベンジルオキシエトキシカルボニルエチル基
等のアラルキルオキシ低級アルコキシカルボニル
アルキル基;テトラヒドロフルフリルオキシカル
ボニルメチル基、テトラヒドロフルフリルオキシ
カルボニルブチル基等のテトラヒドロフルフリル
オキシカルボニル低級アルキル基;シクロヘキシ
ルオキシカルボニルエチル基等のシクロヘキシル
オキシカルボニル低級アルキル基等が挙げられ
る。 また、Yで表わされる低級アルコキシカルボニ
ル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基等を挙げることができる。 また、Zで表わされるハロゲン原子としては塩
素原子等のハロゲン原子を挙げることができる。 本発明における前示一般式〔〕において、R
はアルキル基を表わし、そしてAはハロゲンイ
オンを表わすものである。 そして、Rで表わされるアルキル基としては、
エチル基、プロピル基、ブチル基等を挙げること
ができ、Aで表わされるハロゲンイオンとして
は、クロロイオン、ブロモイオン、ヨードイオン
等を挙げることができる。 本発明の前示一般式〔〕で表わされる染料と
しては、Xがメチル基、Yはシアノ基、R1が炭
素原子数1〜4のアルキル基、そしてR3が水素
原子を表わす染料、特に、更にR2が炭素原子数
1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコ
キシカルボニルアルキル基、アラルキルオキシカ
ルボニル低級アルキル基、アリールオキシ低級ア
ルコキシカルボニルアルキル基を表わす染料を挙
げることができる。 本発明は、特定のジシアノイミダゾールアゾ化
合物と、特定のアルキル化剤とを反応させて特定
のジシアノイミダゾールアゾ系染料を製造する際
に、上記無機塩基およびアンモニウム塩の存在下
に、少量の水を含有するハロゲン化芳香族系溶媒
中で反応させることをその要旨とするものである
が、アルキル化剤としては、たとえばクロロアセ
トニトリル等を挙げることができ、ジシアノイミ
ダゾールアゾ化合物に対して、0.9〜1.5モル比の
範囲が好ましく使用される。 無機塩基としては、重炭酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム等が挙げられ、特に
重炭酸ナトリウムが好ましく使用され、そしてジ
シアノイミダゾールアゾ化合物に対して約1.0〜
1.2モル比で好ましく使用される。 また、本発明方法に使用される前記アンモニウ
ム塩としては、具体的には、例えば、テトラエチ
ルアンモニウムブロマイド、テトラプロピルアン
モニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウム
ブロマイド、テトラブチルアンモニウムアイオダ
イド等が挙げられるが、特にテトラブチルアンモ
ニウムブロマイドが好ましく使用され、そしてジ
シアノイミダゾールアゾ化合物に対して約1〜20
重量%の範囲で好ましく使用される。 本発明方法は、少量の水を含有するハロゲン化
芳香族系溶媒中で反応を行うが、これは上記アン
モニウム塩が相間移動触媒として作用するため、
ハロゲン化芳香族溶媒中に水を存在させておくこ
とが必要なためである。水の量としては、ジシア
ノイミダゾールアゾ化合物に対して通常1〜5重
量%の範囲を挙げることができる。 本発明方法に使用するハロゲン化芳香族系溶媒
としては、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、トリクロロベンゼン等のハロゲン化ベンゼン
系の溶媒等が挙げられ、特にo−ジクロロベンゼ
ンが好ましく、ジシアノイミダゾールアゾ化合物
に対し、2〜10重量倍が好ましく使用される。 本発明方法を行う際の反応温度としては、50〜
120℃が好ましく、特に70〜90℃を挙げることが
できる。反応時間としては、1〜10時間の範囲を
挙げることができる。 このようにして、本発明の方法を行うことがで
きるが、本発明方法を行う際に、反応系中にアル
キル化反応を促進させるため、ヨウ素、ヨウ化ナ
トリウム、ヨウ化カリウム等をジシアノイミダゾ
ールアゾ化合物に対し約1〜10重量%添加しても
良い。 本発明方法により得られる上記一般式〔〕で
示されるジシアノイミダゾールアゾ系染料は、ポ
リエステル系繊維をはじめとして、ポリアクリロ
ニトリル系繊維、ポリウレタン系繊維、トリアセ
テート系繊維、ジアセテート系繊維等の合成ない
しは半合成高分子物質よりなる合成繊維類を良好
な諸堅牢度、特に、良好な耐光堅牢度をもつて鮮
明赤色に染色することができる。また、本発明方
法により得られる染料は、特にアルカリ抜染適性
にすぐれている。 次に本発明方法を実施例によつて具体的に説明
するが、これら実施例は本発明を限定するもので
はない。 実施例 1 o−ジクロロベンゼン8.0gに下記構造式 で示されるアゾ化合物3.62g、ヨウ化カリウム
0.2gおよび重炭酸ナトリウム0.93gを加え、次
いで下記構造式 で示されるアンモニウム塩0.5gを仕込み、クロ
ロアセトニトリル0.95gを添加して90℃まで昇温
し、そのままの温度で5時間攪拌した。60℃まで
冷却し、メタノール30mlと添加し、析出結晶を
取し、水洗、減圧乾燥し、下記構造式 で示される染料3.65g(理論収率91%)を得た。 得られた染料の最大吸収波長(80%容量アセト
ン水溶液中)は534nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
95%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 2 o−ジクロロベンゼン7.6gに下記構造式 で示されるアンモニム塩0.4g、重炭酸ナトリウ
ム0.93gおよびヨウ化ナトリウム0.2gを加え、
60℃に昇温、下記構造式 で示されるアゾ化合物4.21gを加え、次いでクロ
ロアセトニトリル0.87gを加えて、80℃に昇温
し、そのままの温度で7時間攪拌した。次いで冷
却し、60℃でメタノール25mlを加え、析出した結
晶を取し、水洗、乾燥し、下記構造式 で示される染料4.23g(理論収率92%)を得た。 得られた染料の最大吸収波長(80容量%アセト
ン水溶液中)は530nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
96%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 3 下記構造式 で示されるアンモニウム塩0.3gを使用した以外
は実施例1と同様に実験を行つた。 その結果、下記式 で示される染料の結晶3.6g(純度93%)が得ら
れた。 実施例 4 下記構造式 で示されるアンモニウム塩0.5gを使用した以外
は実施例2と同様に実験を行つた。 その結果、下記式 で示される染料の結晶4.3g(純度94%)が得ら
れた。 実施例 5 クロロアセトニトリルの代りにクロロ酢酸エチ
ルエステル1.47gを使用した以外は実施例1と同
様に実験を行なつた。 その結果、下記式 で示される染料の結晶4.07g(理論収率91%)が
得られた。 得られた染料の最大吸収波長(80容量%アセト
ン水溶液中)は527nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
93%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 6 クロロアセトニトリルの代りにクロロ酢酸メチ
ルエステル1.3gを使用した以外は実施例2と同
様に実験を行なつた。 その結果、下記式 で示される染料の結晶4.52g(理論収率92%)が
得られた。 得られた染料の最大吸収波長(80容量%アセト
ン水溶液中)は525nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
93%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 7 原料として、下記式 で示されるアゾ化合物4.7gを使用した以外は実
施例1と同様に実験を行なつた。その結果、下記
で示される染料の結晶4.64g(理論収率91%)が
得られた。 得られた染料の最大吸収波長(80容量%アセト
ン水溶液中)は522nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
95%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 8 原料として、下記式 で示されるアゾ化合物3.47gを使用した以外は実
施例1と同様に実験を行なつた。その結果、下記
で示される染料の結晶3.56g(理論収率92%)が
得られた。 得られた染料の最大吸収波長(80容量%アセト
ン水溶液中)は528nmであり、高速液体クロマト
グラフイーによる純度分析で高い純度数値(純度
94%)を示した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、鮮
明赤色の染布が得られた。得られた染布の耐光堅
牢度は5級と良好であつた。 実施例 9 原料であるアゾ化合物として下記第1表で示さ
れる化合物を使用した以外は実施例1と同様に実
験を行ない、同表に示すジシアノイミダゾールア
ゾ系染料を得、ポリエステル繊維を染色し、同表
に示す色調の染色物を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 比較例 1 N−メチルピロリドン25gに下記構造式 で示されるアゾ化合物3.62g、ヨウ化カリウム
0.2gおよび重炭酸ナトリウム0.93gを加え、ク
ロロアセトニトリル0.95gを添加して90℃まで昇
温し、そのままの温度で10時間攪拌した。60℃ま
で冷却し、メタノール20ml、水20mlを加え、析出
結晶を取し、水洗、減圧乾燥し、下記構造式 で示される染料3.28g(理論収率82%)を得た。
高速液体クロマトグラフイーによる純度分析を行
なつたところ、得られた染料は、純度85%であ
り、薄膜クロマトグラフイーにより、目的の染料
と近似したRf値を示す5%の螢光物質を副成し、
残り約10%中には加水分解物等数種の化合物を副
成することが判明した。 本実施例で得られた染料を用いてポリエステル
繊維の高温染色(130℃)を行なつたところ、や
や暗味の赤色染布が得られ、得られた染布の耐光
堅牢度は3級と劣つた。 比較例 2 比較例1に於て、テトラブチルアンモニウムブ
ロマイド0.5gを添加した以外は同様に反応を行
なつたところ、比較例1に記載の染料3.28g(理
論収率82%)を得た。純度は85%であつた。 比較例 3 実施例1に於て、テトラブチルアンモニウムブ
ロマイドを用いなかつた以外は同様に反応を行な
つたところ、実施例1に記載の染料1.2g(理論
収率30%)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式〔〕 (式中、X,R1,R2およびR3は後記する定義
    に同じ)で示されるジシアノイミダゾールアゾ化
    合物と、 下記一般式〔〕 Z−CH2−Y ……〔〕 (式中、Yはシアノ基または低級アルコキシカ
    ルボニル基を表わし、Zはハロゲン原子を表わ
    す)で示されるアルキル化剤とを反応させて、 下記一般式〔〕 (式中、Xは水素原子、塩素原子またはメチル
    基を表わし、R1,R2は炭素原子数1〜8のアル
    キル基、アルケニル基、アラルキル基、テトラヒ
    ドロフルフリル基、ハロゲノ低級アルキル基、低
    級アルコキシアルキル基、低級アルコキシアルコ
    シキアルキル基、低級アルコキシアルコキシアル
    コキシアルキル基、アラルキルオキシ低級アルキ
    ル基、アリールオキシ低級アルキル基、アリール
    オキシ低級アルコキシアルキル基、アラルキルオ
    キシ低級アルコキシアルキル基、アルケニルオキ
    シ低級アルキル基、アルケニルオキシ低級アルコ
    キシアルキル基、テトラヒドロフルフリルオキシ
    低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアル
    キル基、低級アルコキシアルコキシカルボニルア
    ルキル基、アルケニルオキシカルボニルアルキル
    基、アリールオキシ低級アルコキシカルボニルア
    ルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、アシルオ
    キシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ア
    ルケニルオキシ低級アルコキシカルボニルアルキ
    ル基、アリールオキシカルボニル低級アルキル
    基、アラルキルオキシカルボニル低級アルキル
    基、アラルキルオキシ低級アルコキシカルボニル
    アルキル基、テトラヒドロフルフリルオキシカル
    ボニル低級アルキル基またはシクロヘキシルオキ
    シルカルボニル低級アルキル基を表わし、R3
    水素原子、メチル基またはメトキシ基を表わし、
    Yは前記定義に同じ)で表わされるジシアノイミ
    ダゾールアゾ系染料を製造するに際し、無機塩基
    および下記一般式(〕 〔(R)4N〕A ……〔〕 (式中、Rはアルキル基、そしてAはハロゲ
    ンイオンを表わす)で示されるアンモニウム塩の
    存在下に、少量の水を含有するハロゲン化芳香族
    系溶媒中で反応させることを特徴とするジシアノ
    イミダゾールアゾ系染料の製造方法。
JP10156883A 1983-06-07 1983-06-07 ジシアノイミダゾ−ルアゾ系染料の製造方法 Granted JPS59226059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10156883A JPS59226059A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 ジシアノイミダゾ−ルアゾ系染料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10156883A JPS59226059A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 ジシアノイミダゾ−ルアゾ系染料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59226059A JPS59226059A (ja) 1984-12-19
JPH0452307B2 true JPH0452307B2 (ja) 1992-08-21

Family

ID=14304007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10156883A Granted JPS59226059A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 ジシアノイミダゾ−ルアゾ系染料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59226059A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2759697B2 (ja) * 1990-02-03 1998-05-28 オリヱント化学工業株式会社 ジシアノイミダゾール系色素誘導体及びその関連技術

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829859A (ja) * 1981-08-13 1983-02-22 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル繊維用モノアゾ染料

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829859A (ja) * 1981-08-13 1983-02-22 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル繊維用モノアゾ染料

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59226059A (ja) 1984-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2517290B2 (ja) (2,2)−パラシクロフアンおよびその誘導体の製造方法
US4296034A (en) Polyfluorinated sulfonamides
US5091532A (en) Process for the preparation of pigments based on isoindole
US4294769A (en) Process for the preparation of 1,4-diamino-2,3-dicyano-anthraquinones
US4978768A (en) Process for the preparation of alkyl esters of tetrachloro-2-cyano-benzoic acid
US5360924A (en) Process for preparing aromatic olefins
JPH0452307B2 (ja)
US4198529A (en) Process for the production of alkoxy-substituted polycyclic aromatic compounds
CN1300103C (zh) 5-重氮-2-甲氧基羰基-苯基-磺酰胺盐、其制备方法和由其制备碘代化合物的方法
JP3919215B2 (ja) カルボキシアレーンスルホン酸およびそのカルボン酸誘導体の製造法
US5274171A (en) Process for the palladium catalyzed coupling of a diazonium salt with an olefinic bond
US5756724A (en) High-yielding ullmann reaction for the preparation of bipyrroles
US5516932A (en) Halogenated cinnamic acids and esters thereof, processes for the preparation thereof and halogenated aryldiazonium salts
RU2111960C1 (ru) Способ получения натриевой соли 1-амино-1-цианамидо-2,2-дицианэтилена
US4656275A (en) Preparation of riboflavin, and 4,5-dimethyl-N-(D)-ribityl-2-(O-alkoxyphenylazo)-aniline intermediates
US5117014A (en) Process for the preparation of 1-amino-4-bromoanthraquinones
US4225705A (en) Process for synthesizing thiacyanine dyes
US4814465A (en) Preparation of aminothiophene derivatives
JP3769118B2 (ja) ジベンゾキノリノン系色素及びその製造方法
EP0123719A2 (en) Processes for preparing 5-acyloxymethyloxazolidin-2-one-derivatives
KR0147399B1 (ko) 3-디알킬아미노메탄설폰아닐리드 혼합물의 제조방법
JPS5941466B2 (ja) アザメチン系染料の製造方法
KR970006237B1 (ko) 피라졸을 함유한 프로페노익 에스테르 유도체의 제조방법
SU1318157A3 (ru) Способ получени производных 1-карбамоил-3-(3,5-дихлорфенил)-гидантоина
KR970001535B1 (ko) N-[3-[(2-시아노에틸)-2-프로펜일아미노]-4-치환된 페닐]아세트아미드의 제조방법