JPH0452304Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0452304Y2
JPH0452304Y2 JP1408386U JP1408386U JPH0452304Y2 JP H0452304 Y2 JPH0452304 Y2 JP H0452304Y2 JP 1408386 U JP1408386 U JP 1408386U JP 1408386 U JP1408386 U JP 1408386U JP H0452304 Y2 JPH0452304 Y2 JP H0452304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fairing
bearing
head
pipes
tail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1408386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62129486U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1408386U priority Critical patent/JPH0452304Y2/ja
Publication of JPS62129486U publication Critical patent/JPS62129486U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0452304Y2 publication Critical patent/JPH0452304Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、水中に延在させた輸送管(ライザ
ー)や海底に位置する各種の機器を作動させるた
めの圧縮空気管あるいは電源ケーブル等の外周を
包囲し、水流によつて生ずる抵抗を減少させると
共に、前記管類の背後に渦の発生を防止するため
の回頭自在に支持する軸受を有するフエアリング
に関する。
〔従来の技術〕
近時、海底に存在するマンガン団塊の採取作業
においては、作業船に搭載した空気圧縮機、電源
装置に接続された管類やケーブル(以下単に管類
という)を5000mにも達する深海に降り、その管
類の先端に取付けた採取装置を作業船によつて洩
航もしくは自走させて海底上を移動させながらマ
ンガン団塊を、あたかも掃除機でゴミを吸引する
ように吸引し、輸送管内に圧縮空気を供給し、気
泡ポンプの作用で作業船まで移送している。
前記マンガン団塊を回収する作業の問題点とし
ては、作業船から採取装置の間の5000mにもなる
長さの多数の管類をバラバラの状態にすることは
管類のもつれや切断が発生する上に、大きな抵抗
を生ずることとなる。
例えば、マンガン団塊を採取する海域における
潮流は5〜7ノツトもあり、更に作業船がマンガ
ン団塊を採取しながら航走する速度が3〜5ノツ
トあるいはそれ以上であるので、管類に作用する
相対的な水流の速度は3〜10ノツトにもなり、こ
の水流に伴つて管類に大きな抵抗が発生するので
ある。
当然のことながら、管類とこれに接続された採
取装置を洩航する際に発生する抵抗は作業船の推
進に要する動力を増加させることになるので、こ
の抵抗はなるべく減少させることが必要である。
別の問題として、管類に水流が作用した際に
は、その背後に交互にカルマン渦が発生し、消滅
するが、このカルマン渦の発生頻度と、管類の長
さや重量に関連する固有周期が一致すると、管類
が共振して遂に損傷することがある。
更に、別の例としては、海底油田の石油掘削に
おける海上作業台と海底油田との間を結ぶ輸送管
等の管類にも潮流による抵抗や振動が発生すると
いう前記と同様な問題がある。
ところで、管類の背後に発生するカルマン渦を
消滅ないしは減少させる手段として、断面が翼形
をしたフエアリングによつて管類を包囲する方法
が特開昭53−64394号公報によつて提案されてい
る。
従来のフエアリングは、各種の管やケーブル類
を軸受の滑動面内に包み込み、この軸受の滑動面
上をフエアリングが回頭するように構成されてい
る。
しかし、従来のフエアリングにおいては内蔵す
る管類に対し、確実に位置決め、固定された管側
軸受の滑動面上にフエアリング側の軸受が組合さ
れるために、軸受の位置決めの技術を必要とし、
フエアリングの構造を複雑化すると共に、着脱工
程を複雑化し、作業性を悪くする欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来のフエアリングの有する欠
点を解消するために得られたものであつて、その
目的とするところは管類に簡単に装着でき、フエ
アリング本体を回頭自在に支持する軸受を有する
フエアリングを提供することにある。
〔考案の概要〕
前記目的を達成するための本考案は、長さ方向
に2分され、管類を包囲するフエアリング頭部と
この頭部より延長されたフエアリング尾部からな
る2枚のフエアリング本体と、前記フエアリング
頭部内に二分割して設けた軸受より成り、前記軸
受は外側軸受と内側軸受から構成され、外側軸受
はフエアリング頭部内に固定され、内側軸受は管
類の周囲に位置して支持されるように構成され、
前記2枚のフエアリング本体は、フエアリング頭
部に設けた連結具を支点としてフエアリング尾部
側が開閉自在に構成され、前記フエアリング尾部
に、フエアリング尾部側を閉鎖する閉鎖ネジを設
けた回頭自在に支持する軸受を有するフエアリン
グである。
本考案の回頭自在に支持する軸受を有するフエ
アリングは、フエアリング頭部とフエアリング尾
部から成る本体を有し、その本体は長手方向に2
分され、フエアリング頭部に設けた連結具を支点
としてフエアリング尾部側が開閉自在に構成さ
れ、閉止(組立て)状態でフエアリング頭部内に
管類を保持するように構成されている。そして水
中における重量を軽減もしくは重量バランスを取
るために合成樹脂成形品により構成されている。
軸受は、管類に対してフエアリング本体を支持
し、これを水流の方向に従つて回頭させるための
ものであり、外側軸受と内側軸受から構成されて
いる。そしてこの軸受は環状に形成され、中央部
で2分され、フエアリング本体のフエアリング頭
部の内側にそれぞれ固定されている。
従つて、フエアリング尾部側を閉鎖する閉鎖ネ
ジを取外し、フエアリング本体を拡開した際に
は、軸受は環状体を2分した状態で開口し、再び
フエアリング本体を閉止して、閉鎖ネジにより一
体化した際には、この軸受内に管類を包囲し、保
持することができるように構成されている。
この軸受もなるべく軽量化することが必要であ
るが、強度を必要とする部分には炭素繊維やガラ
ス繊維等に補強された合成樹脂成形品や金属製品
を使用し、その他の部材は合成樹脂成形品を使用
するのが良い。
フエアリング頭部は、ライザー管等の管類を包
囲する保護管の役目をし、フエアリング尾部は、
フエアリング本体を回頭させると共に後部に渦に
発生するのを防止する役目をするものであり、流
体抵抗を減少させるために両側面が流線形に形成
されている。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案にかかる回頭自在に
支持する軸受を有するフエアリングの実施例を説
明する。
第1図は本考案の実施例にかかる回頭自在に支
持する軸受を有するフエアリングの平面図、第2
図は同正面図である。
回頭自在に支持する軸受を有するフエアリング
は、フエアリング頭部2とフエアリング尾部3か
らなるシエル状(殻状)のフエアリング本体1を
中心線Cより2分してヒンジ等の連結具5によつ
て開閉するように構成され、前記フエアリング頭
部2内には軸受4が内蔵されている。
この軸受4は半円弧状の軸受体4aと4bとに
分割され、それぞれフエアリング頭部2内に固定
され、外れることなく回転するように構成されて
いる。
6は輸送管、7は空気管管、8はケーブルであ
つて、これらの管類Pは二つ割りの軸受4によつ
て包囲される。
フエアリングの本体は好ましくは合成樹脂成形
品からなる外皮と、その内面に配置した縦リブと
横リブにより補強され、一端が連結具5によつて
連結され、あたかも貝を開閉するように開閉す
る。そしてこのフエアリング本体は閉鎖ネジ等に
よつて閉止状態で固定される。即ち、連結具5が
支点となつてフエアリング尾部3が開閉するよう
に構成され、閉止状態では、図示しない閉鎖ネジ
等によつてフエアリング尾部3同志が密着して固
定されるものである。
軸受4は第3図及び第4図に示すように断面が
T型のレール状のフエアリング側軸受4cと、こ
のフエアリング側軸受4cの突条部を抱持する断
面がコ字状の内側軸受4dと、この内側軸受4d
に支持されたローラー4eより構成されている。
前記ローラー4eは回頭を容易にするためのも
のであるが、水流が早い海域において使用するも
のについては大きな回頭力が得られるので、これ
を省略することができる。なお、フエアリング側
軸受4cの平板部4fはフエアリングの外皮に固
定されている。
前記フエアリング側軸受4cは、例えばステン
レス鋼からなるT型鋼が使用され、内側軸受4d
には合成樹脂成形品が使用される。
第4図に示すようにフエアリング側軸受4cと
内側軸受4dを一時的に固定するために、両軸受
4cと4dを貫通してピン11が設けられてお
り、このピンは管類Pの外周に組付けたときに外
すか、あるいは自動的に外れるようになつてい
る。
フエアリング本体1を管類Pから外すとき、ま
ず、前記ピン11を押しながらフエアリング本体
1を半回転させると、その間にピン11が軸受内
割の切り口が合い、フエアリング本体1をあたか
も貝が開くように開くことができる。
前記輸送管6等の管類Pは少なくとも軸受4が
位置する部分において相互に移動しないようにパ
ツド12によつて固定されている。このパツド1
2は、例えば合成樹脂の円板の周囲に放射状に溝
部を設け、この溝部から管類を挿入し、場合によ
つてはこのパツド12を二つ割りにして管類Pへ
の固定作業を容易にすると共に、適当な手段で管
類Pにパツド12を固定する。
管類Pに接触する内側軸受4dは管類Pとの接
触により損傷しないようにクツシヨン材を介して
接触させるのが良い。
内側軸受4dとフエアリング側軸受4cとはで
きるだけ抵抗がないことが必要であり、この実施
例のように内側軸受4d側にローラー4eを設け
たり、コロ軸受を入れると良い。
環状に形成された軸受4は2分され、フエアリ
ング頭部2の内面、好ましくはフエアリングのリ
ブや柱等にフエアリング側軸受4cが固定され、
これの内面を内側軸受4dが移動するように構成
されており、更に、フエアリング本体1を組み立
てた際に接続部がずれるのを防止するために一方
の軸受に突起を、他方の軸受に前記突起を収容す
る凹部を形成し、これらを嵌合させて組立てるよ
うにするのが良い。
第3図に示すようにフエアリング本体1の端面
にはリング体13が固定されており、これによつ
て隣接するフエアリングを支持し、滑動させるこ
とが可能である。なお、このリング体13は軸受
4と同様ないしはこれより若干小径とし、フエア
リング尾部3の端面より突出した状態に形成して
おくとフエアリングの回頭させることが容易とな
る。
また、隣接するフエアリングの間にはパツドを
介在させ、このパツドをスペーサーと軸受として
の作用をさせるもできる。
本考案に係る回頭自在に支持する軸受を有する
フエアリングを使用する際には、フエアリング本
体1の尾部3に設けられている閉鎖ネジを外して
フエアリング頭部2に設けた連結具5を支点とし
てフエアリング尾部3側が開き、軸受4の部分に
管類Pを挟んだ状態で閉じ、再び前記閉鎖ネジで
フエアリング尾部3側を締付け固定してフエアリ
ング本体1を組み立てるのである。
このように、フエアリング本体1を開いて閉じ
るけの動作で軸受4の部分が管類Pを支持する状
態となり、内側軸受4dが管類Pに支持され、こ
の内側軸受4dに支持されている外側軸受4cが
移動できるので、フエアリング本体1を水流の方
向に従つて回頭させることができるのである。
〔考案の効果〕
本考案は、上記のように長さ方向に2分され、
管類を包囲するフエアリング頭部とこの頭部より
延長されたフエアリング尾部からなる2枚のフエ
アリング本体と、前記フエアリング頭部内に二分
割して設けた軸受より成り、前記軸受は外側軸受
と内側軸受から構成され、外側軸受はフエアリン
グ頭部内に固定され、内側軸受は管類の周囲に位
置して支持されるように構成され、前記2枚のフ
エアリング本体は、フエアリング頭部に設けた連
結具を支点としてフエアリング尾部側が開閉自在
に構成され、前記フエアリング尾部に、フエアリ
ング尾部側を閉鎖する閉鎖ネジを設けたので、以
下のような優れた効果を奏するものである。
(1) フエアリング本体を開閉するだけで管類を軸
受で包囲し、支持することができ、更に、内側
軸受は外側軸受に押さえられているために着脱
工程で別にねじ止め等の拘束や位置決め作業が
不要であり、フエアリングの取付け作業が極め
て容易である上に確実となる。
(2) フエアリング内に軸受が開閉可能に収容され
ているために、内側軸受の格納を別に考慮する
必要がない。
(3) 軸受にコロ等の減摩手段を採用することによ
り軸受の回転抵抗を大幅に低減することができ
る。
(4) フエアリング自体で直接に管類を包囲するの
で、従来のように管側に固定される軸受の着脱
を必要としない。
(5) 簡単な構造の軸受をフエアリング頭部の内側
に2つ割にして取付けるだけであるので、フエ
アリングの形状は回転滑動部を有するものなら
ば全て組込みが可能であり、更に、フエアリン
グの厚さを不要に増加させることもない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は回
頭自在に支持する軸受を有するフエアリングの平
面図、第2図は一部を切開した同正面図、第3図
は軸受部分の拡大断面図、第4図は軸受部分を切
開し、拡大して示す平面図である。 1……フエアリング本体、2……フエアリング
頭部、3……フエアリング尾部、4……軸受、4
a,4b……軸受体、4c……フエアリング側軸
受、4d……内側軸受、4e……ローラー、5…
…連結具、6……輸送管、7……制御油圧管、8
……ケーブル、11……ピン、12……パツド、
13……リング体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さ方向に2分され、管類を包囲するフエアリ
    ング頭部とこの頭部より延長されたフエアリング
    尾部からなる2枚のフエアリング本体と、前記フ
    エアリング頭部内に二分割して設けた軸受より成
    り、前記軸受は外側軸受と内側軸受から構成さ
    れ、外側軸受はフエアリング頭部内に固定され、
    内側軸受は管類の周囲に位置して支持されるよう
    に構成され、前記2枚のフエアリング本体は、フ
    エアリング頭部に設けた連結具を支点としてフエ
    アリング尾部側が開閉自在に構成され、前記フエ
    アリング尾部に、フエアリング尾部側を閉鎖する
    閉鎖ネジを設けたことを特徴とする回頭自在に支
    持する軸受を有するフエアリング。
JP1408386U 1986-02-04 1986-02-04 Expired JPH0452304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1408386U JPH0452304Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1408386U JPH0452304Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62129486U JPS62129486U (ja) 1987-08-15
JPH0452304Y2 true JPH0452304Y2 (ja) 1992-12-09

Family

ID=30803743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1408386U Expired JPH0452304Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0452304Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5134170B2 (ja) * 2001-08-17 2013-01-30 株式会社ゼニライトブイ 柱状部材を有する海洋構造物の抗力低減装置
JP5721906B2 (ja) * 2011-06-14 2015-05-20 トランスオーシャン セドコ フォレックス ベンチャーズ リミテッド 自立型海洋ライザフェアリング

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62129486U (ja) 1987-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5850291A (ja) 細長い要素用のフエアリング
RU2226164C2 (ru) Поворотное устройство
Phifer et al. Design and installation of auger steel catenary risers
JP3816535B2 (ja) 海底坑井
WO1992007162A1 (fr) Tete d'injection motorisee munie d'un ensemble de mesure dynamometrique
EA016975B1 (ru) Турбомашина с гидравлическими турбинами с поперечной подачей потока жидкости и с уменьшенной величиной общей подъемной силы
KR880701196A (ko) 계선 시스템 및 그 설치 방법
RU2186934C2 (ru) Поворотное устройство
CA1098895A (fr) Dispositif de forage de trous dans le sol
KR910006947B1 (ko) 원유생산 시스템의 승유관 지지장치
JPH0452304Y2 (ja)
FR2437561A1 (fr) Joint pivotant pour conduites rigides
FR2455179A1 (fr) Systeme de manoeuvre d'un element monte a l'interieur d'un carter
CN107956439A (zh) 用于自动对准和张紧固定生产单元中挠性管的系统以及利用该系统安装挠性管的方法
CH598988A5 (en) Submarine for under-water pipe laying
EP0241345A1 (fr) Réacteur nucléaire à guidage d'écoulement dans les équipements internes supérieurs
JPH061661Y2 (ja) 保護管を固定式頭部とした尾部旋回型フエアリング
JPH0434235Y2 (ja)
CN209382223U (zh) 一种船舶牵引装置
CN109159854B (zh) 一种便于水下拆装的传感器固定装置
FR2755709A1 (fr) Dispositif de forage comportant un engin de forage
CN221196354U (zh) 一种海管立管更换用定位装置
CN210063293U (zh) 一种导管架绑扎的远距离运输装置
FR2607742A1 (fr) Procede et appareil de percage de canalisation pour raccordement
CN214889742U (zh) 一种螺旋桨推进的供水管道检测机器人