JPH0452135Y2 - - Google Patents

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JPH0452135Y2
JPH0452135Y2 JP2009586U JP2009586U JPH0452135Y2 JP H0452135 Y2 JPH0452135 Y2 JP H0452135Y2 JP 2009586 U JP2009586 U JP 2009586U JP 2009586 U JP2009586 U JP 2009586U JP H0452135 Y2 JPH0452135 Y2 JP H0452135Y2
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inlet
valve
distributor
permanent magnet
discharge ports
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポンプから送られるウオツシヤ液を左
右に分配してフロントガラスやヘツドライト前面
の一対のウオツシヤ液噴射ノズルに送るための自
動車ウオツシヤ液路用分配器に関する。
(従来の技術) 従来の自動車ウオツシヤ液噴射装置におけるウ
オツシヤ液回路中の分配器Dは、第4図、又は、
第5図に示すように、単なるT型ジヨイント若し
くはY型ジヨイントが使用されていた。そして、
逆止弁CをポンプPとの中間や分配器Dと左右の
ウオツシヤ液噴射ノズルN,Nとの間に配置して
いた。
これはフロントガラスへのウオツシヤ液噴射ス
イツチをワイパーの作動と同期させる最近の傾向
から、スイツチが入つてから直ぐに液が噴射され
ないとワイパーがガラス面を空拭きして傷付ける
ので、これを防止するために離れた位置にあるタ
ンクに液が戻らないようにしたり、左右のノズル
N,N間のホース内に残つているウオツシヤ液が
車が急旋回等した際に遠心力で一方のノズルから
噴き出るのを防止するためであつた。
又、これらの従来の自動車ウオツシヤ液噴射装
置における逆止弁Cは、ポンプが作動した時にの
み開弁するよう弁をスプリングで付勢したものが
使用されていたところである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような単なるT型ジヨイン
ト若しくはY型ジヨイントを分配器として使用し
た従来の自動車ウオツシヤ液噴射装置だと、逆止
弁をポンプとの中間に配置したものにあつては、
左右のノズル間のホース内にウオツシヤ液が残つ
ているため、車が急旋回等すると遠心力で一方の
ノズルから残存するウオツシヤ液が噴き出るとい
う不都合があり、この問題を解決するために逆止
弁を分配器と左右のウオツシヤ液噴射ノズルとの
間にそれぞれ配置すれば、部品点数が倍加してコ
スト高になるという問題があつたところである。
また、スプリングを利用した逆止弁を用いてい
るので、スプリングが弱いと、弁の閉じ方が不完
全になり易く液漏れの原因になるし、強い場合は
開弁抵抗が強くなりポンプに過大な負荷が掛かつ
たり、液の送出量が制約されるという問題があつ
た。更には、凍結等の不測の事態によつて弁やス
プリングにずれを生じて作動が不確実になるとい
つた問題があつた。
そこで、本考案は上記問題点を解決した自動車
ウオツシヤ液路用分配器を提供せんとして成され
たものである。
(問題点を解決するための手段) そのため本考案では、筒状の弁室を形成し、そ
の弁室の下方同一平面上の左右両側には分断され
た一対の吐出口を形成し、中央にはポンプから送
られるウオツシヤ液を導入する導入口を形成した
分配器本体を三方向該導入口と左右に分断された
一対の吐出口とに連結配管自在に備え、該導入口
の周縁部には永久磁石若しくは磁性体を備えると
ともに、該弁室内には該導入口と両吐出口とを同
時に密閉する弁体と、該弁体を挟んで上記永久磁
石若しくは磁性体と引き合う永久磁石を収容した
自動車ウオツシヤ液路用分配器を構成したもので
ある。
(作用) このように構成した自動車ウオツシヤ液路用分
配器は、ポンプからのウオツシヤ液を左右の噴射
ノズルに分配する分岐点に配置されるもので、使
用時にはポンプから送られるウオツシヤ液の圧力
で該弁体が押し上げられるが、このとき、規定以
上の圧力で一度開弁した後は閉弁時よりはるかに
引張力は弱まり、スプリングのような抵抗を与え
ることなく液が両吐出口から送り出され、左右の
噴射ノズルから噴射される。
また、非使用時には、該導入口の周縁部に備え
た永久磁石若しくは磁性体と、弁室内に弁体を挟
んで備えた永久磁石との吸着力によつて該導入口
と両吐出口とが弁体によつて同時に確実に密閉さ
れ、両吐出口側から導入口側へのウオツシヤ液の
逆流が止められるとともに、両吐出口間における
ウオツシヤ液の流れをも断つこととなる。
(実施例) 次に本考案の実施の一例を第1図及至第3図を
参照して説明する。
図中1は本考案に係る自動車ウオツシヤ液路用
分配器を示すもので、合成樹脂製で三方が開口し
た略十字形状とした分配器本体2を有している。
該分配器本体2は、中央上方に円筒状の弁ケー
ス3にて弁室3aを形成し、その弁室3aの下方
同一平面上の中央にはポンプPから送られるウオ
ツシヤ液を導入する導入管4の上端部に導入口4
aを形成している。この導入口4aを形成する導
入管4の上端部内周縁には環状の磁性体5を嵌合
せしめている。
該弁室3aの内周壁下端には、内方に向けて突
起せしめた環状突片6を形成するとともに、該導
入口4aの左右両側には一対の吐出口7a,7b
を形成している。該吐出口7a,7bは、左右に
分岐した吐出管8,9にそれぞれ連通するもので
導入口4aを形成している導入管4の上端部外周
に形成した仕切り壁10,10と環状突片6とで
それぞれ略三日月状に形成されている。
すなわち、吐出管8,9は、仕切り壁10,1
0によつて左右に分断され、吐出口7a,7b及
び該弁室3aとを介してのみ導入口4a又は導入
管4と連通しているものである。
また、該弁室3a内には該導入口4aと両吐出
口7a,7bとを同時に密閉するゴム製板状の弁
体11と、合成樹脂製の断面略皿状の弁保持体1
2とを上下摺動自在に収容している。
該弁保持体12は、下面に弁体11を接着する
とともに、該磁性体5と対向する位置に永久磁石
13を埋設して有し、該磁性体5と弁体11を挟
んで互いに吸着自在としている。
弁室3aの上方開口は合成樹脂製のキヤツプ1
4にて超音波接合等により、密閉している。
従つて、弁体11は常態では磁性体5と永久磁
石13との吸着力によつて、弁体9の外縁部が環
状突状6の上面に、中央部が導入管4の上端縁に
密着して導入口4aと吐出口7a,7bとを塞ぐ
とともに、吐出管8,9を互いに隔絶しているも
のである。
なお、導入管4と両吐出管5,6の遊端部には
それぞれホース係止用の係止段部41,81,9
1を形成してホースに係止自在としている。
上述のように構成した自動車ウオツシヤ液路用
分配器1は、第3図に示すようにポンプPからの
ウオツシヤ液を左右の噴射ノズルN,Nに分配す
る分岐点に配置されるもので、使用時にはポンプ
Pから送られるウオツシヤ液の規定圧力で該弁体
11が押し上げられ、一度開弁した後は閉弁時よ
り引張力が弱まり、スプリングのような抵抗を与
えることなくウオツシヤ液は導入口4aから弁室
3a及び吐出口7a,7bを経て吐出管8,9に
分岐して流れ、左右の噴射ノズルN,Nからそれ
ぞれ噴射される。
非使用時には、磁性体5と永久磁石13との吸
着力によつて、弁体11が導入口4aと吐出口7
a,7bとを同時に確実に密閉するので、吐出管
8,9側から導入管4側へのウオツシヤ液の逆流
が止められるとともに、吐出管8,9間における
ウオツシヤ液の流れをも断つこととなる。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成され、弁室内に導入
口と両吐出口とを同時に密閉する弁体と、該弁体
を挟んで永久磁石若しくは磁性体と引き合う永久
磁石を収容したので、弁の開閉が確実で信頼性が
高く、非使用時ウオツシヤ液の該導入口側への逆
流防止とともに、両吐出口間のウオツシヤ液の流
通をも防止でき、部品点数を省略化した極めて実
用的な自動車ウオツシヤ液路用分配器を提供し得
ることとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の一例を示す縦断面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は本考
案に係る自動車ウオツシヤ液路用分配器を用いた
自動車ウオツシヤ液噴射装置の回路図、第4図並
びに第5図は従来の自動車ウオツシヤ液噴射装置
の回路図である。 1……自動車ウオツシヤ液路用分配器、2……
分配器本体、3a……弁室、4a……導入口、5
……磁性体、7a,7b……吐出口、11……弁
体、13……永久磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の弁室を形成し、その弁室の下方同一平面
    上の左右両側には分断された一対の吐出口を形成
    し、中央にはポンプから送られるウオツシヤ液を
    導入する導入口を形成した分配器本体を備え、該
    導入口の周縁部には永久磁石若しくは磁性体を備
    え、該弁室内には該導入口と両吐出口とを同時に
    密閉する弁体と、該弁体を挟んで上記永久磁石若
    しくは磁性体と引き合う永久磁石を収容したこと
    を特徴としてなる自動車ウオツシヤ液路用分配
    器。
JP2009586U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0452135Y2 (ja)

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JP2009586U JPH0452135Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JP2009586U JPH0452135Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JPS62131966U JPS62131966U (ja) 1987-08-20
JPH0452135Y2 true JPH0452135Y2 (ja) 1992-12-08

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ID=30815283

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JP2009586U Expired JPH0452135Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JP5501551B2 (ja) * 2006-09-25 2014-05-21 株式会社ミツバ ウォッシャ装置
JP5429143B2 (ja) * 2010-11-25 2014-02-26 株式会社豊田自動織機 差圧制御弁及び容量可変型圧縮機

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JPS62131966U (ja) 1987-08-20

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