JPH0452056B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0452056B2 JPH0452056B2 JP59222378A JP22237884A JPH0452056B2 JP H0452056 B2 JPH0452056 B2 JP H0452056B2 JP 59222378 A JP59222378 A JP 59222378A JP 22237884 A JP22237884 A JP 22237884A JP H0452056 B2 JPH0452056 B2 JP H0452056B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dovetail
- yoke
- curved surface
- contact surface
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/24—Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は回転電機の回転子に関するものであ
る。
る。
一般に回転電機の回転子は第3図および第4図
に示されているように鉄板を積重ねその両端から
鉄心押え板1で押え、かつ回転子コイル(図示せ
ず)を装着する界磁鉄心1aを有し、この界磁鉄
心1aは鉄板、押え板1に設けられているダブテ
ール2を介してヨーク3もしくはシヤフトに取り
付けられており、ダブテール2とヨーク3との接
触面の面端には応力緩和曲面4が接触面より凹ん
で設けられている。
に示されているように鉄板を積重ねその両端から
鉄心押え板1で押え、かつ回転子コイル(図示せ
ず)を装着する界磁鉄心1aを有し、この界磁鉄
心1aは鉄板、押え板1に設けられているダブテ
ール2を介してヨーク3もしくはシヤフトに取り
付けられており、ダブテール2とヨーク3との接
触面の面端には応力緩和曲面4が接触面より凹ん
で設けられている。
この応力緩和曲面4は鉄心押え板1のダブテー
ル2部における遠心力による応力すなわち低サイ
クル疲労がA−Apに加わるのでそれを緩和し、
かつダブテール2とヨーク3の接触面の両端の点
B,Cに一様引張り応力をかけないようにするも
のである。この点B,Cがフレツテング疲労を受
ける起点となり、図中表示のB−Bp、C−Cpが
クラツクが進行する方向である。従つてフレツテ
ング疲労強度を低下させる一様引張り応力が接触
面の両端の点B,Cに入り難くすることが望まし
いわけである。
ル2部における遠心力による応力すなわち低サイ
クル疲労がA−Apに加わるのでそれを緩和し、
かつダブテール2とヨーク3の接触面の両端の点
B,Cに一様引張り応力をかけないようにするも
のである。この点B,Cがフレツテング疲労を受
ける起点となり、図中表示のB−Bp、C−Cpが
クラツクが進行する方向である。従つてフレツテ
ング疲労強度を低下させる一様引張り応力が接触
面の両端の点B,Cに入り難くすることが望まし
いわけである。
ダブテール2部のA−Apに加わる応力を緩和
するには応力緩和曲面4のR寸法を大きくとる必
要があるので、応力緩和曲面4はそのR寸法を大
きく、かつ単一R(単一曲面)で形成されていた。
ところでこのように応力緩和曲面4を単一曲面で
形成しているので、一様引張り応力が入り込まな
い適当なh寸法をとつてもRが大きいためになだ
らかになり、点B,Cでの一様引張り応力の軽減
効果が少ないのみならず、なだらかでダブテール
2とヨーク3との接触境界寸法lを大きくとるの
で接触面積が低下し面圧が上昇するので、フレツ
テング疲労を起こし易い欠点があつた。上述のR
が大きいのでなだらかになり、点B,Cでの一様
引張り応力の軽減効果が少ないのは、次のような
理由による。すなわち一様引張り応力は界磁鉄心
1aとヨーク3との接触面とほぼ平行に働くが、
それが接触面の両端の点B,Cにおける応力緩和
曲面4の曲線がなだらかであれば点B,Cに入り
込み易くなるからである。
するには応力緩和曲面4のR寸法を大きくとる必
要があるので、応力緩和曲面4はそのR寸法を大
きく、かつ単一R(単一曲面)で形成されていた。
ところでこのように応力緩和曲面4を単一曲面で
形成しているので、一様引張り応力が入り込まな
い適当なh寸法をとつてもRが大きいためになだ
らかになり、点B,Cでの一様引張り応力の軽減
効果が少ないのみならず、なだらかでダブテール
2とヨーク3との接触境界寸法lを大きくとるの
で接触面積が低下し面圧が上昇するので、フレツ
テング疲労を起こし易い欠点があつた。上述のR
が大きいのでなだらかになり、点B,Cでの一様
引張り応力の軽減効果が少ないのは、次のような
理由による。すなわち一様引張り応力は界磁鉄心
1aとヨーク3との接触面とほぼ平行に働くが、
それが接触面の両端の点B,Cにおける応力緩和
曲面4の曲線がなだらかであれば点B,Cに入り
込み易くなるからである。
この鉄心押え板1のダブテール2部のフレツテ
ング疲労強度を向上させるには、鉄心押え板1の
表面に残留圧縮応力を残すようにしていたが、圧
縮加工を行なうことにより鉄心押え板1の寸法形
状が変わり、再加工しなければならなかつた。
ング疲労強度を向上させるには、鉄心押え板1の
表面に残留圧縮応力を残すようにしていたが、圧
縮加工を行なうことにより鉄心押え板1の寸法形
状が変わり、再加工しなければならなかつた。
なおこの関係のものとしては実開昭53−134007
号公報がある。
号公報がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、
低サイクル疲労強度を損なうことなくフレツテン
グ疲労強度の向上を可能とした回転電機の回転子
を提供することを目的とするものである。
低サイクル疲労強度を損なうことなくフレツテン
グ疲労強度の向上を可能とした回転電機の回転子
を提供することを目的とするものである。
すなわち本発明は底部にダブテールを有する鉄
板を積重ね、かつ回転子コイルを装着する界磁鉄
心を有し、この界磁鉄心を前記ダブテールおよび
ヨークのダブテール溝を介してヨークに取り付け
ると共に、前記ダブテールのつけ根部分には応力
緩和曲面が設けられており、この緩和曲面がダブ
テール溝壁と接触しないように凹んで設けられて
おり、かつこの曲面の端部が前記ヨークのダブテ
ール溝壁の中間に位置している回転電機の回転子
において、前記応力緩和曲面の端部側が、前記ヨ
ークのダブテール溝壁と前記界磁鉄心のダブテー
ル凸部との接触面に近づくに従い急激に前記接触
面側へ屈曲するようにしたことを特徴とするもの
であり、これによつて応力緩和曲面の端部側は、
ヨークのダブテール溝壁と界磁鉄心のダブテール
凸部との接触面に近づくに従い急激に接触面側へ
屈曲するようになる。
板を積重ね、かつ回転子コイルを装着する界磁鉄
心を有し、この界磁鉄心を前記ダブテールおよび
ヨークのダブテール溝を介してヨークに取り付け
ると共に、前記ダブテールのつけ根部分には応力
緩和曲面が設けられており、この緩和曲面がダブ
テール溝壁と接触しないように凹んで設けられて
おり、かつこの曲面の端部が前記ヨークのダブテ
ール溝壁の中間に位置している回転電機の回転子
において、前記応力緩和曲面の端部側が、前記ヨ
ークのダブテール溝壁と前記界磁鉄心のダブテー
ル凸部との接触面に近づくに従い急激に前記接触
面側へ屈曲するようにしたことを特徴とするもの
であり、これによつて応力緩和曲面の端部側は、
ヨークのダブテール溝壁と界磁鉄心のダブテール
凸部との接触面に近づくに従い急激に接触面側へ
屈曲するようになる。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明
する。第1図および第2図には本発明の一実施例
が示されている。なお従来と同じ部品には同じ符
号を付したので説明を省略する。本実施例では応
力緩和曲面4aを、ヨーク3と界磁鉄心1aとの
接触面に近づくに従い急激に接触面側へ屈曲する
ようにした。このようにすることにより応力緩和
曲面4aはヨーク3と界磁鉄心1aとの接触面に
近づくに従い急激に接触面側へ屈曲するようにな
つて、低サイクル疲労強度を損なうことなくフレ
ツテング疲労強度の向上を可能とした回転電機の
回転子を得ることができる。
する。第1図および第2図には本発明の一実施例
が示されている。なお従来と同じ部品には同じ符
号を付したので説明を省略する。本実施例では応
力緩和曲面4aを、ヨーク3と界磁鉄心1aとの
接触面に近づくに従い急激に接触面側へ屈曲する
ようにした。このようにすることにより応力緩和
曲面4aはヨーク3と界磁鉄心1aとの接触面に
近づくに従い急激に接触面側へ屈曲するようにな
つて、低サイクル疲労強度を損なうことなくフレ
ツテング疲労強度の向上を可能とした回転電機の
回転子を得ることができる。
すなわち応力緩和曲面4aをヨーク3と界磁鉄
心1aとの接触面に近づくに従い急激に接触面側
へ屈曲するようにした。このようにすることによ
り接触面の両端の点B,Cは夫々ヨーク3の端部
側に移行する、すなわちダブテール2とヨーク3
との接触境界寸法lが小さくなつて、接触面積が
増大し面圧が低減するようになる。これに加えて
応力緩和曲面4aが両端の点B,Cに急激に屈曲
しているので、接触面とほぼ平行に働いている一
様引張り応力が点B,Cに入り難くなる。このよ
うに点B,Cにフレツテング疲労強度を低下させ
る一様引張り応力が入り難くなると共に、接触面
積が増大して面圧が低減するのでフレツテング疲
労強度が向上する。また点B,C側以外の応力緩
和曲面4aはその曲面が従来のそれと変りなく大
きいので、ダブテール2部における遠心力による
低サイクル疲労強度が低下することがない。
心1aとの接触面に近づくに従い急激に接触面側
へ屈曲するようにした。このようにすることによ
り接触面の両端の点B,Cは夫々ヨーク3の端部
側に移行する、すなわちダブテール2とヨーク3
との接触境界寸法lが小さくなつて、接触面積が
増大し面圧が低減するようになる。これに加えて
応力緩和曲面4aが両端の点B,Cに急激に屈曲
しているので、接触面とほぼ平行に働いている一
様引張り応力が点B,Cに入り難くなる。このよ
うに点B,Cにフレツテング疲労強度を低下させ
る一様引張り応力が入り難くなると共に、接触面
積が増大して面圧が低減するのでフレツテング疲
労強度が向上する。また点B,C側以外の応力緩
和曲面4aはその曲面が従来のそれと変りなく大
きいので、ダブテール2部における遠心力による
低サイクル疲労強度が低下することがない。
なお、本実施例は接触面の両端に応力緩和曲面
を設けた場合について説明したが、一方端に応力
緩和曲面を設けた場合でも従来よりフレツテング
疲労強度が向上することは云うまでもない。
を設けた場合について説明したが、一方端に応力
緩和曲面を設けた場合でも従来よりフレツテング
疲労強度が向上することは云うまでもない。
上述のように本発明は低サイクル疲労強度を低
下させずにフレツテング疲労強度を向上できるよ
うになつて、低サイクル疲労強度を損なうことな
くフレツテング疲労強度の向上を可能とした回転
電機の回転子を得ることができる。
下させずにフレツテング疲労強度を向上できるよ
うになつて、低サイクル疲労強度を損なうことな
くフレツテング疲労強度の向上を可能とした回転
電機の回転子を得ることができる。
第1図は本発明の回転電機の回転子の一実施例
のダブテール周りの縦断側面図、第2図は同じく
一実施例のダブテール周り要部の拡大縦断側面
図、第3図は従来の回転電機の回転子のダブテー
ル周りの縦断側面図、第4図は同じく従来のダブ
テール周り要部の拡大縦断側面図である。 1……鉄心押え板、1a……界磁鉄心、2……
ダブテール、3……ヨーク、4a……応力緩和曲
面。
のダブテール周りの縦断側面図、第2図は同じく
一実施例のダブテール周り要部の拡大縦断側面
図、第3図は従来の回転電機の回転子のダブテー
ル周りの縦断側面図、第4図は同じく従来のダブ
テール周り要部の拡大縦断側面図である。 1……鉄心押え板、1a……界磁鉄心、2……
ダブテール、3……ヨーク、4a……応力緩和曲
面。
Claims (1)
- 1 底部にダブテールを有する鉄板を積重ね、か
つ回転子コイルを装着する界磁鉄心を有し、この
界磁鉄心を、前記ダブテールおよびヨークのダブ
テール溝を介してヨークに取り付けると共に、前
記ダブテールのつけ根部分には応力緩和曲面が設
けられており、この緩和曲面がダブテール溝壁と
接触しないように凹んで設けられており、かつこ
の曲面の端部が前記ヨークのダブテール溝壁の中
間に位置している回転電機の回転子において、前
記応力緩和曲面の端部側が、前記ヨークのダブテ
ール溝壁と前記界磁鉄心のダブテール凸部との接
触面に近づくに従い急激に前記接触面側へ屈曲す
るようにしたことを特徴とする回転電機の回転
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22237884A JPS61102140A (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 | 回転電機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22237884A JPS61102140A (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 | 回転電機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61102140A JPS61102140A (ja) | 1986-05-20 |
JPH0452056B2 true JPH0452056B2 (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=16781415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22237884A Granted JPS61102140A (ja) | 1984-10-23 | 1984-10-23 | 回転電機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61102140A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016466A1 (fr) * | 1998-09-16 | 2000-03-23 | Hitachi, Ltd. | Appareil electrique rotatif |
JP2008187804A (ja) | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Toyota Motor Corp | 回転子およびこの回転子を備えた回転電機 |
JP2010259250A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 回転子 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5479403A (en) * | 1977-12-08 | 1979-06-25 | Toshiba Corp | Revolving electrical machinery |
JPS5749336A (en) * | 1980-09-06 | 1982-03-23 | Hitachi Ltd | Salient-pole rotor of rotary electric machine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53134007U (ja) * | 1977-03-31 | 1978-10-24 |
-
1984
- 1984-10-23 JP JP22237884A patent/JPS61102140A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5479403A (en) * | 1977-12-08 | 1979-06-25 | Toshiba Corp | Revolving electrical machinery |
JPS5749336A (en) * | 1980-09-06 | 1982-03-23 | Hitachi Ltd | Salient-pole rotor of rotary electric machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61102140A (ja) | 1986-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |