JPH0451924A - トイレ用ペーパーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はトイレ用ペーパーホルダーに係り、例えば洋式
トイレの便座を除菌するペーパーを提供することができ
るホルダーに関する。

［従来の技術及びその解決課題］ 近年、公共用トイレや家庭用トイレにおいて洋式トイレ
が数多く採用されている。この洋式トイレは便座に腰掛
けてその使用に供するものであり、とくに、公共用トイ
レの場合には不特定の人が使用するということから、そ
の使用時にあたって便座に腰掛けることに相当の不快感
を抱くもので、該便座を除菌するための製品（手段）が
強く希求されていた。

そこで、本発明の目的は上記した要求に鑑み、トイレ内
に簡易に設置することができるとともに、簡単な取扱に
よって便座の除菌クリーニングに供することができるト
イレ用ペーパーホルダーを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記した目的を達成するために、本発明はペーパー等を
補充可能に収容しかつ所望量の取出し可能に形成された
ペーパー収容部と、除菌用薬液を補充可能に収容する薬
液収容部と、この薬液収容部に連通されて前記ペーパー
収容部から取出した所望量のペーパーに薬液を染込ませ
る外部からの操作可能な薬液放出手段とを備えたことを
要旨とするものである。

［作　用］ 上記の構成によれば、ペーパー収容部からペーパーを所
望の量取出したのち、該ペーパーに薬液を染込ませ、そ
の薬液が染込んだぺ−１＜−により便座の除菌クリーニ
ングを行うことができる。

「実施例」 次に本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づいて
説明する。

本例のペーパーホルダーｌは例えば、合成樹脂からなり
、第１図に示すように、垂立状の平板からなるホルダー
基板２と、このホルダー基板２のほぼ上部に形成された
ロール状のペーパーＰＲを収容するペーパー収容部３と
、同ペーパー収容部３に並設された薬液収容部４とから
構成されている。

前記ホルダー基板２の下部は略直角に折り曲げられて伸
長され、さらにその先端をやや斜め上方に折り曲げられ
て一定の深さを有する皿状のペーパー受け５が形成され
、該ペーパー受け５の上面はぼ隅角部には網状の受棚６
を保持する保持片７〜７が取付けられている。

前記ペーパー収容部３は、ペーパー基板２から水平状に
突設された底板８と、該底板８の上方において一方側面
、上面、正面を覆うよう透明又は半透明体から一体成形
された開閉カバー板９とからなり、前記ペーパー基板２
及び後述する薬液収容部４の一方側板を利用して所望の
箱状の収容空所３ａが形成されている。この底板８は先
端をやや上向きに曲折してその先端面にのこぎり歯状の
ペーパー切刃ｌＯが形成されている。また、開閉カバー
板９はその上面に相当する部位の端面が前記ペーパー基
板２の上端に対し蝶番１１．１１を介して開閉可能に装
設され、その閉塞状態において正面に相当する部位の端
面が第４図に示すように前記底板８のペーパー切刃ｌＯ
の内側に当接されるように位置されている。

なお、ペーパー収容部３の収容空所３ａ内には後述する
薬液収容部４の一方側板から水平状に突設された支持軸
１２が臨み、この支持軸１２にロール状のペーパーＰＲ
が引出し可能に支持されるものである。

前記薬液収容部４は上蓋１３を有しかつ両側板及び前板
、底板から前記ホルダー基板２と一体的な箱状体に構成
され、その内部は隔壁底板１４により上下２段に区画さ
れ、第２図に示すように上室を薬液カートリッジ１５を
収容するカートリッジ室１６となし、下室を薬液貯溜室
１７となしている。前記隔壁底板１４のほぼ中央部には
前記薬液カートリッジ１５の底部はぼ中央部の連通孔１
５ａに嵌入される連通筒片１８が突設されており、この
連通孔１５ａと連通筒片１８を介して薬液カートリッジ
１５と薬液貯溜室１７とが連通可能で、該薬液カートリ
ッジ１５内の薬液が薬液貯溜室１７内に流入されるもの
である。

また、前記上蓋１３はその後端に取付けた蝶番１９．１
９を介してホルダー基板２に対して開閉可能に装着され
てカートリッジ室１６の上方を開閉口するものである。

なお、前記上室側の前板には薬液カートリッジ１５内の
薬液の量を視認する縦窓２０が形成されている。

そして、前記薬液収容部４の下部には操作ボタン２１に
より操作される薬液噴出手段を構成するエアノズル手段
２２が装設されている。

エアーノズル手段２２はそのハウジング２２ａが薬液貯
溜室１７の底板及び前記ホルダー基板２から一体的に延
出された取付片２３ａ、２３ｂによって固定されており
、一方が連通管２４を介して前記薬液貯溜室１７に連通
されかつ弁体２５を、内蔵したエアーポンプ室２６と、
前記エアーポンプ室２６内と導通管２７を介して連通す
る噴射ノズル２８を有する押動可能なブツシュ筒体２９
と、前記連通管２４とエアーポンプ室２６との間に介在
され弁体２５との間に弾装されたスプリングにより付勢
されたチエツク弁３０とからなり、ブツシュ筒体２９を
１回押動することによって、導通管２７を介して弁体２
５を動作してエアーポンプ室２６内に吸入された薬液を
エアー通路３１から供給されるエアーを利用して噴射ノ
ズル２８から霧状に噴射するように構成されている。な
お、前記噴射ノズル２８は前記ペーパー受け２５の上方
に対向位置されるように設定されている。

前記操作ボタン２１は薬液貯溜室４側の前板のほぼ下部
一方寄りに形成された凹部３２内にブツシュ動作可能に
嵌合され、その後面には前記エアノズル手段２２のブツ
シュ筒体２９の前面に当接される操作杆３３が水平状に
突設されている。そして、操作ボタン２１と凹部３２と
の間には該操作ボタン２１を常には前方に付勢するスプ
リング３４が弾装され、また操作杆３３には前記操作ボ
タン２１の必要以上の前方への復帰動を規制するストッ
パ３５が設けられている。

続いて、上述のように構成されたトイレ用ペーパーホル
ダー１の作用について説明する。

さて、本例のトイレ用ペーパーホルダーｌはそのホルダ
ー基板２をトイレ室内の所望の部位に設置されるもので
あって、ペーパー収容部３内にはロール状のペーパーＰ
Ｒが例えば、その端部を前方へ若干出した状態で収容さ
れ、また、薬液収容部４のカートリッジ室１６内に薬液
カートリッジ１５を連通孔１５ａと連通筒片１８とを合
致させた状態で収容すると、薬液カートリッジ１５内の
薬液は薬液貯溜室１７内に充填貯溜される。

そこで、便座を除菌クリーニングする際にはペーパーＰ
を必要量引き出してペーパー切刃ＩＯに引っ掛けて該ペ
ーパーＰを切り取る。そして、そのペーパーＰをペーパ
ー受け５上の受棚１２の上に置き、操作ボタン２１を１
回押動（ブツシュ）すると、その操作杆３３を介してエ
アーノズル手段２２におけるブツシュ筒体２９が押し込
み動される。このブツシュ筒体２９の押動によって導通
管２７を介して弁体２５が動作され、エアーポンプ室２
６内に吸入されている薬液がエアー通路３１から供給さ
れるエアーを利用して噴射ノズル２８から前記受棚６上
のペーパーＰに向かって噴霧状態で噴射される。そして
、この薬液で濡れたペーパーＰを用いて便座を除菌クリ
ーニングして清浄するものである。なお、使用後のペー
パーは水溶性なので水洗トイレに流すことができ、後始
末が容易である。また、余剰の薬液は受棚６を通過して
ペーパー受け５上に落ちるので、余剰の薬液でペーパー
が濡れ過ぎることはない。そして、この薬液はアルコー
ルを含んでいるので速やかに乾燥し、余剰の薬液がペー
パー受け５上に長く溜まることはない。

次いで、操作ボタン２１の押動を解くと、該操作ボタン
２１及び操作杆３３が元の状態に復帰されるととともに
、エアーノズル手段２２におけるブツシュ筒体２９も元
の位置に復帰され、この復帰時にエアポンプ室２６内に
は薬液貯溜室１７から連通管２４、チエツク弁３０を介
して一回分のブツシュ動作に対応する薬液が供給される
ものである。

本例においては、薬液貯溜室１７内の薬液が減少すると
薬液カートリッジ１５から常に連通筒片１８を介して薬
液が該薬液貯溜室１７内を充填されるもので、また、薬
液カートリッジ１５内の薬液の残量を縦窓２０から視認
することができるので、薬液カートリッジ１５内の薬液
が少なくなれば、上蓋１３を開けて薬液カートリッジ１
５を取出し、薬液を薬液カートリッジ１５内に補充する
ことができる。そして、ロール状ペーパーＲＰも透明又
は半透明体の開閉カバー板９により、該ロール状ペーパ
ーＰＲの残量を知ることが容易であり、その補充に便利
である。

また本実施例においては薬液をエアーノズル手段２２に
よって噴霧状態で外部へ放出されるので便座清浄に用い
るペーパーを広くまんべんなく濡らすことができるもの
であるが、この手段はエアーノズル手段２２を用いる手
段に限らず、種々の方法が採用できる。

なお、本実施例のトイレ用ペーパーホルダーｌにおいて
薬液カートリッジ１５を省略して薬液貯溜室１７のみと
してもよく、また本例ではロール状のペーパーＰＲを用
いたが、ロール状以外のペーパーを用いることも可能で
あり、ペーパー以外にも布等をペーパー収容部３に収容
してペーパーの代わりに用いることも可能である。

［発明の効果コ 以上のように、本発明によればペーパー収容部からペー
パー等を所望の量取出した後、該ペーバ−等に薬液を染
込ませ、その薬液が染込んだペーパー等により便座の除
菌クリーニングを行うことができるもので、トイレ室内
に簡易に設置できるととともに、その除菌クリーニング
のための取扱いを極めて簡単にし得る利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図はホルダー全体の
斜視図、第２図は側断面図、第３図は正断面図、第４図
は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図である。 ■・・・トイレ用ペーパーホルタ− ２・・・ホルダー基板 ３・・・ペーパー収容部 ４・・・薬液収容部 ２１・・・操作ボタン ２２・・・エアーノズル手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ペーパー等を補充可能に収容しかつ所望量の取出し可
   能に形成されたペーパー収容部と、除菌用薬液を補充可
   能に収容する薬液収容部と、この薬液収容部に連通され
   て前記ペーパー収容部から取出した所望量のペーパーに
   薬液を染込ませる外部からの操作可能な薬液放出手段と
   を備えてなるを特徴とするトイレ用ペーパーホルダー。