JPH0451872Y2 - - Google Patents

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JPH0451872Y2
JPH0451872Y2 JP1987085791U JP8579187U JPH0451872Y2 JP H0451872 Y2 JPH0451872 Y2 JP H0451872Y2 JP 1987085791 U JP1987085791 U JP 1987085791U JP 8579187 U JP8579187 U JP 8579187U JP H0451872 Y2 JPH0451872 Y2 JP H0451872Y2
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jaw
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は比較的大型の機械を解体する装置に係
り、特に自動車のエンジンを解体するのに好適な
装置に関する。
〔従来の技術〕
廃棄された車は、ボデイーからエンジン、トラ
ンスミツシヨン等を下ろし、ボデイは専用の圧縮
機により圧縮して鋼材の原料として使用される。
一方エンジン部分はボデイと違い、各種の金属材
料から成る部品により構成されているため、でき
ればエンジンを分解し、材料ごとに回収するのが
望ましい。特に、カムやこのカムを回転させるシ
ヤフトが収納されているエンジンヘツド部やトラ
ンスミツシヨンケースは鉄よりも高価なアルミニ
ウムにより形成してあるため、エンジン本体と分
離して回収している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の場合、ヘツド部は鉄系合金から成る鋳造
品であるエンジン本体に対して多数のボルトによ
り螺子止めしてあるため、このヘツドを本体から
取り外すには、これらのボルトを全て取り除かな
ければなない。このため作業に長時間を要し、し
かもエンジンの構造は車種によつて相違するため
取り外し作業には熟練を要する。
同様のことはトランスミツシヨン部についても
言える。クラツチ板、ギヤ類を収納してあるトラ
ンスミツシヨンケースも前述の如くアルミニウム
により形成してあるが、このケースの除去、回収
についてもケースをエンジン本体側に取りつけて
いるボルトを全て除去することにより行われてお
り、前述のエンジンヘツドと同様の問題がある。
以上の問題点に鑑み、この除去作業を機械化す
べく、考案者らはビルのコンクリート壁を噛み砕
くように破砕するクラツシヤを用いてエンジンの
ヘツド部及びトランスミツシヨンケースをエンジ
ン本体から除去する実験を行つた。しかし、この
クラツシヤを使用すると、目的のヘツド部やトラ
ンスミツシヨンケースのみでなく、エンジン本体
までもがバラバラに破砕され、破砕片の中から目
的の部分を回収するのに却つて手間が掛かつてし
まい、目的を達成することができなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点に鑑み構成したものであ
り、例えば通常はパワーシヨベル等として使用す
る作業機のアームに対して回動可能に取りつけた
顎部本体と、この顎部本体に対して取り付け、か
つこの顎部本体と噛み合うように回動する回動顎
部とから成り、これら顎部本体と回動顎部の先端
部はエンジンヘツドを挟持する爪部となり、この
爪部に連接してトランスミツシヨンケースを挟持
する円形挟持部を各々形成したエンジン解体用の
装置である。
〔作用〕
エンジン解体装置の回動顎部を開いた状態で、
エンジンヘツドのうち、エンジン本体取りつけ部
近傍を挟持するように解体装置の爪部を配置し、
油圧シリンダ等の駆動源により回動顎部を噛み合
わせるように作動させる。これによりエンジンヘ
ツドは解体装置により挟み込まれることによつて
変形し、このヘツドを取りつけているボルトが破
断したり、ヘツドのボルト挿通部が破砕される。
これによりボルトを取り外すことなくヘツドはエ
ンジン本体から取り外される。同様にトランスミ
ツシヨンケースは、2つの顎部の円形挟持部によ
りケース外周を挟持し、このケースを強力に挟み
込むことによりエンジンヘツドの場合と同様に変
形させ、ボルトを取り外すことなくエンジン本体
から取り外す。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説
明する。
第1図乃至第3図は本考案のエンジン解体装置
の構造を示す。
1はエンジン解体装置本体を構成する顎部本体
であつて、作業機のアーム2に対してピン3を介
して取りつけてあり、図示しない油圧シリンダに
よりこのピン3を中心として回動可能なように構
成してある。4はこの顎部本体1に対してピン5
を介して取りつけた回動顎部であり、ピン5を中
心として回動することにより顎部本体1と噛み合
うように構成してある。より具体的には、顎部本
体1は同一形状の2枚の顎部本体構成部材1a,
1bを平行に位置させて構成してあり、両端が顎
部本体構成部材1a,1bに挟持されるようにし
て前記回動顎部4を配置してある。回動顎部4は
顎部本体構成部材1a,1bに各々隣接位置する
よう平行に配置した回動顎部構成部材4a,4b
と、これらの構成部材の中央に位置する中央部材
4cの3枚から成つている。これら構成部材4
a,4b,4cは板材である介在部材6a,6b
により相互に固定され回動顎部4として一体化さ
れると共に、ピン5を中心として全体が回動する
ようになつている。
7は油圧シリンダであり、顎部本体1側のピン
8と、回動顎部4側のピン9との間で配置してあ
り、その作動により回動顎部4がピンを中心とし
て回動し、二つの顎部1および4が噛み合わさつ
たり、口を開けたりする作動を行う。また、符号
1cは回動顎部4の中央に位置する中央部材であ
り、各部材1a,1b,1cの間には前述の介在
部材6a,6bと同様の介在部材10a,10b
が介在配置してあり、この介在部材10a,10
bにより顎部本体構成部材1a,1b及び中央部
材1cは一体に構成され、顎部本体1を構成して
いる。
次に、回動顎部構成部材4a,4b及び中央部
材4cは、噛み合わせ時に顎部本体1の各構成部
材と突き合わせて一体的に噛み合うように、顎部
本体構成部材1a,1b、中央部材1cと各々対
向するよう位置している。即ち、回動顎構成部材
4a,4bおよび中央部材4cの回動面に対して
顎部本体構成部材1a,1bおよび中央部材1c
がそれぞれ配置してあることにより回動顎部4の
閉じ合わせ時に両顎部の各部材が対向するよう構
成してある。この構成を実現するため、顎部本体
構成部材1a,1bには屈曲部Wが形成してあ
り、この屈曲部Wの形成により両脇の顎部本体構
成部材1a,1bを内側に位置させ、先端部が回
動顎部4の各構成部材とそれぞれ対向するのを可
能にしている。
N1は顎部本体1に対して、より具体的には各
顎部本体構成部材1a,1b、中央部材1cの先
端部に対して各々凸設した爪部である。一方回動
顎部構成部材4a,4b及び中央部材4cに対し
ても爪部N2が凸設してあり、これら2つの顎部
1,4を噛み合わせることにより同一平面に位置
する両方の爪部N1,N2により対象物強力に挟
持するように構成してある。なお、図示の構成で
はこれらの爪部N1,N2は顎部本体構成部材1
a,1b、中間部材1cおよび回動顎構成部材4
a,4b、中央部材4cに対して一体的に形成し
てあるが、この爪部N1,N2のみを別個に形成
し、従来型のコンクリートクラツシヤと同様にボ
ルト止め、溶接等の取り付け手段によつて前記各
構成部材に対して取り付けることにより、爪部の
みを交換に構成することももとより可能である。
次にR1はこの爪部N1に連接して形成してある
円形挟持部であり、回動顎部4の各構成部材4
a,4b,4cに対してもこれと同様の形状の円
形挟持部R2が爪部N2に連接して各々形成して
ある。
次にこの装置の作動状態について説明する。
第4図は自動車用エンジンEのヘツド11を取
り外す状態を示す。先ずエンジン解体装置の顎部
1,4を解放して口を開けた状態でエンジンEの
上部に同解体装置を配置し、この状態で解体装置
を下降させ、顎部本体1の爪部N1をエンジンヘ
ツド11の基部、つまりエンジン本体側取りつけ
部近傍に当接するように位置させる。この場合顎
部本体1を所定の位置に配置させる操作も作業機
のアーム2を作動させることにより行う。
このように顎部本体1をエンジンEに対して当
接した状態でシリンダ7を駆動させることにより
回動顎部4を顎部本体1側に閉じるように作動さ
せる。これにより両顎のヘツド11の長手方向の
それぞれの位置に加わつた爪部N1,N2の圧砕
力によりヘツド11の基部は内側に変形する。
この場合、顎部本体1は予めエンジンEにあて
がわれた状態で所定の位置を保持したまま回動顎
部4のみが作動するので、回動顎部4の作動時に
エンジンEが移動してしまつたり、転倒したりす
る虞はない。
続いてある程度変形したならば回動顎部4の作
動を停止する。この変形の間に、ヘツド11をエ
ンジン本体に取りつけているボルト12が破断さ
れたり、またエンジンヘツドのボルト挿通孔が破
砕される等によりヘツド11はエンジン本体Eか
ら分離される。なお、本装置を用いて考案者等が
実験を行つた結果、ヘツドは変形するが、破砕さ
れることはなく、一体的な状態のままエンジン本
体Eから容易に取り外せる事が確認できた。
第5図はトランスミツシヨンケースの取り外し
状態を示す。
トランスミツシヨンケース13はケース基部に
形成したフランジ13aにおいてボルト14を以
てエンジン本体側に取りつけてある。トランスミ
ツシヨンケース13の外形は略円錐台形である。
先ず、前記エンジンヘツド取り外し時と同様、
アーム2を作動させて、開状態にあるエンジン解
体装置をエンジンEに近接配置させる。この場合
顎部本体1の円形挟持部R1をトランスミツシヨ
ンケース13に予め当接するようにする。この状
態で回動顎部4を作動させてトランスミツシヨン
ケース13基部の外周から圧力を加える。これに
よりトランスミツシヨンケース基部は変形し、前
述のエンジンヘツドの場合と同様、エンジン本体
Eは顎部本体1により所定の場所に配置されたま
まボルト14が破断されたり、同ケースのボルト
挿通孔が破砕されることによりエンジン本体から
分離される。この場合もエンジンヘツドと同様、
ボルト14が破断されたり、ボルト挿通孔が破砕
される時点で回動顎部4の作動を停止するので、
トランスミツシヨンケース13自体は一体性を保
持し、バラバラに破砕されることはない。
〔効果〕
本考案は以上に示したように作業機のアームに
対して回動可能に取りつけた顎部本体と、この顎
部本体に対して取り付け、かつこの顎部本体に対
して噛み合うように回動する回動顎部とから成
り、これら顎部本体と回動顎部の先端部はエンジ
ンヘツドを挟持する爪部となり、この爪部に連接
してトランスミツシヨンケースを挟持する円形挟
持部を各々形成してあるので、これら爪部、円形
挟持部を適宜使い分けることによりボルト等の取
りつけ手段を取り外す作業を行うことなく、取り
外しを行うべき部品を一体的にかつ容易にエンジ
ン本体から取り外すことができる。
またエンジン解体装置の一方のみが回動する構
成であるため、本体たる非回動部分を予めエンジ
ンに対して当接させておくことにより、解体作業
中にエンジンの配置位置がずれたり、エンジンが
転倒したりする虞もなく、効率的に解体作業を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すエンジン解体装
置の斜視図、第2図は顎部の解放状態を示すエン
ジン解体装置の側面図、第3図は顎部の噛み合い
状態を示すエンジン解体装置の側面図、第4図は
エンジンヘツドの取り外し状態を示すエンジン解
体装置の側面図、第5図はトランスミツシヨンケ
ースの取り外し状態すエンジン解体装置の側面図
である。 1……顎部本体、1a,1b……顎部本体構成
部材、1c……中央部材、2……アーム、4……
回動顎部、4a,4b……回動顎部構成部材、4
c……中央部材、11……エンジンヘツド、13
……トランスミツシヨンケース、W……エンジン
本体、N1,N2……爪部、R1,R2……円形
挟持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業機のアームに対して回動可能に取り付けた
    顎部本体1と、この顎部本体1に対して開閉可能
    に取り付けた回動顎部4とを有し、顎部本体1は
    所定の間隔を以て平行に配置された一対の顎部本
    体構成部材1a,1bとこれら顎部本体構成部材
    1a,1bの間に平行に配置された1以上の中央
    部材1cとにより構成され、かつこれら顎部本体
    1a,1bおよび中央部材1cの先端には爪部N
    1が形成され、かつ爪部N1に連接して円形挟持
    部R1がそれぞれ形成され、一方回動顎部4も一
    対の回動顎部構成部材4a,4bとこれら回動顎
    部構成部材4a,4bの間に平行に配置された1
    以上の中央部材4cとにより構成され、かつこれ
    らの構成部材の先端には爪部N2が、またこの爪
    部N2に連接して円形挟持部R2がそれぞれ形成
    され、回動顎部4を構成する各構成部材4a,4
    b,4cの回動面に前記顎部本体1の各構成部材
    1a,1b,1cがそれぞれ位置することによ
    り、回動顎部4の閉じ合わせ時に前記爪部N1と
    N2および円形挟持部R1とR2とが同一平面で
    それぞれ対向するよう構成したことを特徴とする
    エンジン解体装置。
JP1987085791U 1987-06-03 1987-06-03 Expired JPH0451872Y2 (ja)

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JPS63193537U JPS63193537U (ja) 1988-12-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145546B2 (ja) * 1978-02-20 1986-10-08 Brother Ind Ltd

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145546U (ja) * 1984-08-28 1986-03-26 日本ニユ−マチツク工業株式会社 圧砕機の取付装置
JPH0327174Y2 (ja) * 1984-12-03 1991-06-12

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