JPH0451684A - テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、アスペクト比１６９のデイスプレィ画面を有
し、アスペクト比１６：９の高品位テレビジョン画像と
アスペクＩ・比４：３の通常のＮＴＳＣテレビジョン画
像とを切り換えて映出することが可能なテレビジョン受
像機に係り、特にＮＴＳＣ受信時はアスペクト比１６９
のディスプレイ画面上にアスペクト比４：３のＮＴＳＣ
親画面と、その外にアスペクト比４：３のＮＴＳＣ子画
面を同時に表示する方式のテレビジョン受像機に関する
。

（従来の技術） アスペクト比１６：９のワイドな画面サイズの高品位テ
レビジョン放送が現在実験的に行われており、間もなく
本格的な放送も始まろうとしている。高品位テレビジョ
ン放送が本格的に行われてもアスペクト比４３の従来か
らのＮＴＳＣテレビジョン放送も引き続き行われている
。従って、高品位テレビジョン放送を受信するテレビジ
ョン受像機は高品位テレビジョン放送の他にＮＴＳＣテ
レビジョン放送も受信できるように設計されている。ア
スペクト比１６；９のディスプレイ画面にアスペクト比
４：３のＮＴＳＣ画像を映し出すと、画面の両サイドが
無信号となり、何も映し出されない。才たは、アスベク
）・比４，３のＮ７３０画面を右又は左によせ、余った
画面にアスペクト比４：３のＮＴＳＣ子画面を３つ出す
方式も考えられている。このような表示を行う受信装置
として、特開昭６３−２００６８１号公報に記載された
ものがある。

第５図（ａ）にこのような受信装置におけるＮＴＳＣ放
送受信時の親子画面表示例を示す。実際にはＮＴＳＣの
親画面は水平方向のみ略３／４時間圧縮を行い、子画面
は水平方向は略１／４に時間圧縮を行い垂直方向は略１
／３に走査線変換をすることで第５図（ａ＞の実線に示
すような画面が得られる。第５図（ｂ）は第５図（ａ）
のＡＡ′の二点鎖線で示す一水千期間の信号波形の関係
を簡単に示した図である。即ちＮＴＳＣ親画面の水平期
間の信号は略３／４時間圧縮されて信号１１となり、Ｎ
ＴＳＣ子画面の水平期間の信号は略１．／４に時間圧縮
され、信号１２となり、信号１１の後につけられる。こ
のような信号処理を行えばアスペクト比１６：９のディ
スプレイ画面の内にアスペクト比４：３のＮＴＳＣ親画
面とアスペクト比４３のＮＴＳＣ子画面３画面が入るこ
とになり、ディスプレイ画面を有効に利用できることに
なる。

ところが、一般のテレビジョン受像機の場合、電源変動
、送信画面のばらつき等により画面欠けが起きないよう
に水平、垂直共画面サイズ以上に走査するいわゆるオー
バースキャンを行っている。

特に、高品位テレビジョン受像機の場合は開発初期はア
スペクト比５：３にしていたため、いまだに、カメラ、
ＶＴＲ等アスペクト比５：３の機器が多く、しかも水平
同期信号等の仕様が不明確だったので映出される画面位
置は機器により異なり、ディスプレイ画面の右側へいく
場合、左側へいく場合などまちまちである。従って、こ
れらを映すディスプレイでは１６／１４＝１１４％走査
率を大きくするいわゆるオーバースキャンをする必要が
ある。第６図（ａ）の−点鎖線でディスプレイ画面を示
し、実線でオーバースキャンされる画面を示している。

第６図に高品位テレビジョン放送受信時の表示例を示す
。実際の信号と画面の様子を第６図（ａ）。

（ｂ）　、　（ｃ）　、　（ｄ）に示す。（ａ）の実線
はアスペクト比１６：９の信号源の画面であり、（ｂ）
はその信号波形を示している。（ｃ）　、　（ｄ）はそ
れぞれアスペクト比５：３の信号源の入力の場合を示し
ている。（Ｃ）は画面位置が左側へいった場合、（ｄ）
は右側へいった場合である。この高品位テレビジョンの
場合上下左右的７火程度画面がディスプレイ画面外に隠
れることになるが、全体の比率から見れば大した問題で
はない。

ところが、前述したＮＴＳＣ放送受信時（第５図寮照）
に画面の右か左にＮＴＳＣの子画面を出した場合には相
対的に画面の映し出されない部分が大きくなり、非常に
不自然な感じになる。第５図（ａ）にこの様子も示す。

例えばオーバースキャンを第５図（ａ）の−点鎖線のデ
ィスプレイ画面に対して実線のように１４％（即ち左右
７％ずつ）大きくするとＮＴＳＣ子画面では画面の左又
は右側が２８％も写し出されないことになってしまう。

（発明が解決しようとする課題） 除去の如く、高品位ディスプレイの画面にＮＴＳＣ親画
面とＮＴＳＣ子画面を映し出すと、オーバースキャンに
よる子画面の欠落が大きいという問題があった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、高品位テレ
ビジョン、ＮＴＳＣテレビジョン共用のテレビジョン受
像機でＮＴＳＣ親画面の外側にＮＴＳＣ子画面を映し出
す場合、オーバースキャンによってＮＴＳＣ子画面の情
報が大きく欠落することのないテレビジョン受像機を提
供することを目的とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のテレビジョン受像機は、アスペクト比１６・９
の高品位デイスプレ２イを走査する走査回路に、水平、
垂直の走査量を切り換える手段を設け、アスペクト比１
６：９の高品位テレビジョンの第１の映像を映し出す時
と、アスペクト比４：３の親画面とアスペクト比４；３
の３つの子画面で構成されるアスペクト比１６：９の第
２の映像を映し出す時とで、水平、垂直の走査量を切り
換えることにより、オーバースキャン量を切り換えるよ
うにし、オーバースキャンによる子画面の大きな画面欠
けを無くすようにした。

（作用） 高品位テレビジョン受信時は走査のオーバースキャン量
を所定量とすることにより信号源等に起因する画面欠け
を無くし、アスペクト比４：３の１つの親画面と３つの
子画面で構成されるアスペクト比１６：９の映像を映し
出す時は走査のオーバースキャン量を減少させることに
より、子画面の大きな画面欠けを無くすことができる。

（実施例） 実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のテレビジョン受像機の概略
構成を示すブロック図である。映像信号処理回路２３は
、ＮＴＳＣテレビジョン信号の入力端子２１と高品位テ
レビジョン信号の入力端子２２を備え、高品位テレビジ
ョン信号入力時はアスペクト比１６：９の高品位テレビ
ジョン映像信号を出力し、またＮＴＳＣテレビジョン信
号入カ時はアスペクト比４・３の１つの親画面とアスペ
クト比４：３の３つの子画面て構成されるアスペクト比
１６：９の映像信号を作成し出力する。このような映像
信号処理回路２３の一例として特開昭６３−２００６８
１号公報の第２図に記載されたものを上げることができ
る。映像信号処理回路２３で信号処理をされた信号は水
平走査回路２４、垂直走査回路２５を通してアスペクト
比１６二９の高品位ディスプレイ２６に映し出される。

なお、水平走査回路２４．垂直走査回路２５は、通常の
テレビジョン受像機における水平偏向回路、垂直偏向回
路に相当し、各回路２４．２５は２通りの水平、垂直の
画面振幅で表示できるように走査量を切り換えることが
できる。２つの走査回路２４゜２５へは表示する信号が
何であるかを（高品位テレビジョン信号かＮＴＳＣテレ
ビジョン信号かを）示す識別信号２７が映像信号処理回
路２３から送られ、この識別信号２７によって前記の水
平、垂直の走査量を切り換えることができる。

次に、第１図の動作を第２図及び第３図を参照して説明
する。第２図は高品位テレビジョン放送受信時の表示例
、第３図はＮＴＳＣ放送受信時の親子画面表示例を示す
。

ここで、まず高品位テレビジョン放送受信時について説
明す“る、高品位テレビジョン受信時に送られてくる信
号がアスペクト比１６：９の信号源からの信号である場
合には第２図の一点鎖線に示すディスプレイ画面に対し
て実ｌ１３０で示される範囲のオーバースキャンが成さ
れる。高品位テレビジョン受信時に送られてくる信号が
アスペクト比５：３の信号源で作られた場合には第２図
の実線３１又は３２で示される外側（左又は右側）が無
信号となる場合が想定される。この場合、−点間線で示
されるディスプレイ画面上で画面欠けがおきないよう、
水平、垂直共に表示する部分がディスプレイ画面上にく
るよう、水平、垂直共に所定量オーバースキャンするよ
うに水平、垂直走査回路２４．２５の走査量は設定され
ている。オーバースキャンの量は回路の安定度、実際に
送られてくる信号のばらつきによって決められる。

一方、ＮＴＳＣ受信時でＮＴＳＣ親画面の外側に３つの
子画面をなしてアスペクト比１６：９の画面として表示
する時には、水平、垂直走査回路２４．２５ではオーバ
ースキャンの量を高品位テレビジョン受信時に比べ少な
くし、第３図の実線３３で示されるように走査すればＮ
ＴＳＣの子画面での画面欠けを少なくできる。この時、
映像信号処理回路２３から送られてくる識別信号２７に
より、水平２垂直走査回路２４．２５では水平。

垂直の走査率を切り換えている。

以上のように本発明では、高品位テレビジョン受信時、
ＮＴＳＣ親子画面受信時共にオーバースキャンによる不
自然な画面欠けがおきない受＠機を提供できる。

第４図に本発明の他の実施例のＮＴＳＣ放送受信時の親
子画面表示例を示す。（ａ）は親子画面の表示例、（ｂ
）は−水子期間における信号波形を示している。この実
施例では第１図の映像信号処理回路２３又は水平、垂直
走査回路２４．２５で、ディスプレイ画面上に表示され
る画像の上下左右にある一定のレベルの信号を加えるこ
とにより、ＮＴＳＣ親子画面表示時にオーバースキャン
量を０以下にしてもディスプレイ画面上では上下左右に
枠がある表示となるので不自然さがなくなる。

尚、上記実施例では、アスペクト比４：３の現行標準テ
レビジョン信号がＮＴＳＣテレビジョン信号である場合
について説明しているが、本発明は他の標準方式例えば
ＰＡＬ方式、ＳＥＣＡＭ方式（いずれもアスペクト比４
・３）に応用することも可能である Ｌ発明の効果］ 以上のように本発明によれば、例えばアスペクト比１６
９の高品位ディスプレイをもつテレビジョン受像機にお
いて、高品位テレビジョン受信時と、ＮＴＳＣ受信時で
親子画面を表示する時とで、水平、垂直走査率を切り換
えることにより、双方の受信時に不自然な画面欠けを起
こさないテレビジョン受像機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のテレビジョン受像機の概略
構成を示すブロック図、第２図は本発明での高品位テレ
ビジョン放送受信時の表示例を示す説明図、第３図は本
発明でのＮＴＳＣ放送受信時の親子画面表示例を示す説
明図、第４図は本発明の他の実施例のＮＴＳＣ放送受信
時の親子画面表示例を示す説明図、第５図は従来のＮＴ
ＳＣ放送受信時の親子画面表示例を示す説明図、第６図
は従来の高品位テレビジョン放送受信時の表示例を示す
説明図である。 １・ＮＴＳＣテレビジョン信号入力端子、２・・高品位
テレビジョン信号入力端子、３・・映像信号処理回路、
２４・・水平走査回路、５・・・垂直走査回路、 ６・・高品位ディスプレイ。 ２ど 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１のアスペクト比の高品位テレビジョン信号と第２の
   アスペクト比の現行標準テレビジョン信号とを入力可能
   とし、高品位テレビジョン信号入力時は第１のアスペク
   ト比の高品位テレビジョンの第１の映像信号を出力し、
   現行標準テレビジョン信号入力時は第２のアスペクト比
   の１つの親画面と第２のアスペクト比の３つの子画面で
   構成される第１のアスペクト比の第２の映像信号を作成
   し出力する映像信号処理回路と、 この映像信号処理回路からの第１又は第２の映像信号を
   画面上に映出する第１のアスペクト比の高品位ディスプ
   レイと、 前記映像信号処理回路から出力される第１又は第２の映
   像信号を前記高品位ディスプレイ上に走査し映出するた
   めの回路であって、前記第１の映像信号を映出する時と
   、前記第２の映像信号を映出する時とで、水平、垂直の
   走査量が切り換えられる走査回路と を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。