JPH045165B2 - - Google Patents

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JPH045165B2
JPH045165B2 JP58058563A JP5856383A JPH045165B2 JP H045165 B2 JPH045165 B2 JP H045165B2 JP 58058563 A JP58058563 A JP 58058563A JP 5856383 A JP5856383 A JP 5856383A JP H045165 B2 JPH045165 B2 JP H045165B2
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liquid crystal
thermotropic liquid
crystal polymer
optic cable
melt
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
光学繊維は情報を光波で都合よく送信できる媒
質として次第に注目されつつある。このような通
信方式は電気インパルスを用いる常用の送信媒質
(例えば、銅線)を越えるかなりの利点を与える。
繊維光学素子によつて与えられる利点の実例とし
て、(a)主として許容バンド幅が大きいために大き
な情報送信能があること、(b)電磁波の妨害を受け
ないこと、(c)寸法および重量が小さいこと、(d)検
査なしで盗聴を妨げる送信安全性が高いこと、お
よび(e)送信の質がよいこと、を挙げることができ
る。このような送信に必要とされる光学繊維は一
般にガラスか、または透明なプラスチツクから作
られるが、これらは一般に傷つき易く、もろく、
しかも折れ易いことが知られ、それらの配設およ
び使用中の安全性を保証する特別の対策が必要に
なることが知られている。例えば、過度に曲げる
のはそのような繊維の有用性を回復不能にまで失
わせるし、また1%以下の伸びでも繊維を完全に
破断する(例えば、破断伸度は0.12〜0.25%)。 光学繊維を通信用に用いるとき、従来は繊維を
それらに必要とされる安全性を与えようとケーブ
ル組立体に収めていた。傷つき易い光学繊維を破
壊されないようにするには光学繊維ケーブル内に
ある種の強度部材または補剛部材を設けることが
必須であると従来認識されていた。例えば、補強
材として金属線を使用することがアメリカ特許第
3865466号および同第4110001号明細書において提
案されている。他の材料、例えばステンレススチ
ール線、ナイロン、リオトクロピツク性の液晶性
アラミド重合体(例えばケブラー[kevlar]のポ
リ(p−フエニレンテレフタルアミド)、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、綿、Eガ
ラスおよびSガラス/エポキシのロツドなども提
案されている。例えば、アメリカ特許第4037922
号、同第4093342号および第4226504号を参照され
たい。 従来法の補強材である金属線にはそのケーブル
組立体内に電気の導体を導入することになり、電
気妨害によつて多数の最終用途に対してケーブル
組立体の有用性を損うという欠点があつた。この
ような金属ケーブル部品は得られるケーブルの重
量にかなり重さを加えるもので、取扱いの容易さ
に対して影響を及ぼす。また、金属ケーブル部品
は熱膨張と収縮のためいろいろな環境条件下での
ケーブルの使用に際して問題を引き起し、またケ
ーブルをして落雷の被害を受け易くする。 強化材としてのポリ(p−フエニレンテレフタ
ルアミド)の使用はまずこの重合体を適当な溶剤
に溶解し、次にその溶液を多数の比較的細繊度の
繊維(例えば数千本の繊維)に紡糸することが必
要である。これらの繊維は補剛部材を形成するた
めに所望によつて適当な樹脂(例えばエポキシ樹
脂)に埋め込むことができる。このようなポリ
(p−フエニレンテレフタルアミド)は溶融押出
成形することができず、強化用部材を形成するの
に必要な操作は時間がかかり、かつかなりの費用
を伴う。また、得られる補剛部材は本来的に必要
とされる二次加工技術から複雑な断面形状に容易
に成形できるとはいい難い。 従来法において入手できるEガラスおよびSガ
ラス/エポキシロツドから構成される強化部材は
一般に引出成形で形成されるが、得られるケーブ
ル組立体内での使用中に種々の欠点が現われてく
ることが見い出された。例えば、このようなロツ
ドは望ましくない熱膨張と収縮を受け易いという
ことがあり、また過度に堅く、かつ比較的もろ
く、ケーブル組立体を急に曲げるとケーブルを破
壊させる傾向があつた。 強化材のある種の配列は光学繊維の過度の変形
を防ぐのに一般に役立つけれども、例えば温度変
化のようなある種の条件下では、実際には、その
ような過度の変形の一因となつている。すなわ
ち、強化材の顕著な熱線膨張特性によりケーブル
の総合線熱膨張率が光学繊維の線熱膨張率とはか
なり違つたものにすることがある。その結果、光
学繊維は極端な温度条件下では過度の変形を受け
ることになる。 例えば、第1図および第2図を参照して説明す
る。これらの図は光学繊維10が熱可塑性材料か
らできている緩衝管12内に収容されている繊維
−光学ケーブル単位8を示す。管の内径は繊維の
外径より大きく、両者間の空間には撥水性媒質が
満されている。普通の熱可塑性の管は強度部材を
構成するには弱過ぎるから、追加の強化材(図示
せず)を使うのが典型的である(例えば、細長い
中央高強力部材または高強力ワイヤーを管12の
廻りに巻回する)。これはケーブル全体の正味の
線熱膨張率が光学繊維自体の線熱膨張率とはかな
り違う状態をもたらすことを予期させる。従つ
て、温度が上昇すると、それとともにケーブルは
光学繊維より大きく膨張する傾向が出、そのため
繊維は引つ張られる。この問題を最小限に抑える
1つの方法は、第3図に示されるように、繊維を
予めたるませておくことであり、これによつてケ
ーブル全体が光学繊維を引つ張ることなしに光学
繊維自体より大きく膨張することができる(すな
わち、たるみはケーブルの膨張中に引つ張られて
解消する)。 しかしながら、ケーブルに“組み入れる”こと
ができる予備たるみの量は、線熱膨張率がかなり
違うために、より低温において全ケーブルは光学
繊維より大きく収縮するという事実から制限され
る。かくして、温度が下がると、たるみ量は光学
繊維の収縮程度がより小さいため増加する。もし
このことが、繊維が管壁を圧するという結果をも
たらすならば(第4図)、繊維における“微小曲
げ損失(microbending loss)”をかなり増加さ
せ、そのためにまた繊維の細化損失を増加させ
る。 従つて、光学繊維の線熱膨張率と全ケーブルの
正味の線熱膨張率との間の不整合はケーブルを効
果的に使用できる温度の上限と下限にに制限を加
える。すなわち、不整合の度合いが大きくなれば
なるほど有効使用範囲はますます狭くなる。 繊維−光学ケーブルに関連して起るもう1つの
問題は破断したケーブルを修復することの困難性
に関係する。破断が起ると、現在のところは接合
操作を起うために損傷を受けた光学繊維を位置決
めし、確認することが必要である。この操作は繊
維の寸法が小さいために相当にむづかしいが、無
数の強化用ストランドが無秩序に配置されている
普通のケーブルのおいてはそれがさらにむづかし
い。繊維の確認を容易にするために、各繊維をそ
れ自体に属する個々の管、例えばポリエチレンテ
レフタレートの押出管に入れることが従来提案さ
れたけれども、このような配置はケーブルの寸
法、重量および内部の乱雑さを増すだけであると
思われる。 さらにもう1つの問題は、ケーブルを強化する
普通の技術が製造されている個々のタイプのケー
ブルに適合するようにしなければならない、すな
わちケーブルを個々の最終用途に合うように再設
計しなければならないという事実に関係する。こ
の比較的不経済な要件の1つの理由は、従来のケ
ーブルにおいては強化材は全ての光学繊維に共通
な強化材となるからである。この問題を取り扱う
努力の過程で、各繊維を独立に収容することが提
案された(1980年2月12日発行のアメリカ特許第
4188088号明細書を参照されたい)。これは各繊維
を可撓性高分子材料のダンベル形状の外装内に収
容することによつて達成される。各別の強化材ス
トランドが外装のもう1つの部分に埋め込まれて
いる。この配置は、しかしながら、前記で検討し
た嵩の問題や重量の問題を最小限に抑えもしない
し、熱で誘発される歪の問題も抑えない。 本発明によれば、光学繊維ケーブルのおける補
剛支持体として使用するための、実質的に均一な
断面形状を有する、熱互変性液晶重合体から構成
される細長い溶融押出部材が提供される。 第5図、第6図および第7図は光学繊維ケーブ
ルにおける補剛支持体として適当な本発明による
細長い溶融押出部材、すなわち溶融押出細長部材
の典型的な断面形状を説明するものである。 また、本発明によれば、少なくとも1本の光学
繊維と繊維の方向に略延在する、熱互変性液晶重
合体からできている少なくとも1本の細長い溶融
押出部材から成る強化繊維光学ケーブルが提供さ
れる。 本発明の1つの実施態様において、強化繊維光
学ケーブルは少なくとも1本の光学繊維と、溶融
押出法によつて形成された中空管から成る熱互変
性液晶重合体からできている少なくとも1本の細
長部材とから成る。 このケーブルは複数本の光学繊維を含んでいる
ことができ、そしてこのようなケーブルはまた1
つまたはそれ以上の細長部材を含んでいてもよ
い。このようなケーブルの望ましい形態におい
て、ケーブル内の各光学繊維はそれ自体に属する
管形状の細長部材を備え、その管内に光学繊維が
配置されている。 本発明のもう1つの実施態様において、ケーブ
ルは複数の繊維とそれら繊維群の中央に配置され
ている1本の細長部材を備えている。このような
ケーブルの1つの局面において、その細長部材は
1つの中央芯部とそれより外方に放射状に延び、
複数の繊維が定置されるための場所を形成してい
る複数の突出部を含むチヤンネル部材の形態を取
つている。 本発明のもう1つの実施態様においては、繊維
は離間した列に配置され、隣接する列は熱互変性
液晶重合体の層で隔てられている。 本発明の繊維光学ケーブルはジヤケツトを備え
ていることができ、そして往々にしてこの態様を
取つている。光学繊維と細長部材はそのジヤケツ
ト内に定置される。ジヤケツトはケーブルに対す
る連続外被を形成する管であつてもよいし、ある
いは長方形断面を有する細長部材の螺旋巻きとし
て形成されていてもよい。このジヤケツトは熱互
変性液晶重合体から構成されているのが好まし
い。 本発明による強化繊維−光学ケーブルを製造す
る1つの方法は熱互変性液晶重合体を光学繊維を
取り囲む中空管として押し出すことによつて細長
部材を形成する工程から成る。 もう1つの方法は熱互変性液晶重合体を、芯部
と複数の縦方向に延びるチヤンネルとを有するチ
ヤンネル部材の形状に押し出すことによつて細長
部材を形成し、そして光学繊維を各チヤンネル内
に位置させる工程から成る。次に、ジヤケツト−
これは熱互変性液晶重合体から形成されていても
よい−をチヤンネル部材および繊維のまわりに位
置させる。 さらに他の方法は細長部材を熱互変性液晶重合
体から押し出し、そしてその細長部材を光学繊維
に隣接して、繊維が略長手方向に延在するように
配置する工程から成る。次に、光学繊維と細長部
材とかわりにジヤケツトを配置する。ジヤケツト
は熱互変性液晶重合体から形成されていることが
できる。 熱互変性液晶重合体は引張モジユラス、線熱膨
張率および製造の容易さの面で独特の特性を持つ
ている。製造の容易さは繊維−光学ケーブルの製
造に理想的に適し、また単一の部材で多数の機能
を達成できるようにし、このためケーブルの寸
法、重量および嵩が著しく改良される。光学繊維
がガラスから形成され、かつ熱互変性液晶重合体
の線熱膨張率が−10×10-6/〓(−1.8×10-5
℃)〜4×10-6/〓(−7.2×10-6/℃)である
場合は、繊維−光学ケーブルを効果的に使用する
ことができる温度範囲がかなり広がる。本発明の
細長部材を形成する重合体は溶融押出成形するこ
とができるような必要とされる分子量を持つ熱互
変性液晶重合体でなければならない。このような
熱互変性液晶重合体はこの技術分野では公知であ
るが、これらが光学繊維ケーブルの支持体として
使用するための細長部材に形成するのに適してい
ることは本発明以前に知られていなかつたことで
ある。 高分子工学の分野で知られているように、熱互
変性液晶重合体はその溶融物が光学的異方性を示
す。重合体溶融物のこの異方性特性は直交偏光子
を用いる常用の偏光技術で確認することができ
る。さらに明確には、溶融相の異方性はライツ
(Leitz)のホツトステージ上の試料について窒素
雰囲気下で倍率40倍のライツの偏光顕微鏡を用い
て都合よく確認することができる。透過光量は試
料を流動させるとき変化するが、しかし試料は静
止状態においても光学的に異方性である。これに
対して、典型的な溶融処理可能な重合体は同一条
件下で試験しても実質的な程度までは光を透過さ
せない。 本発明において使用するのに適当な熱互変性液
晶重合体を選ぶことができる重合体の代表的な群
としては、全芳香族ポリエステル、芳香族−脂肪
族ポリエステル、全芳香族ポリ(エステル−アミ
ド)、芳香族−脂肪族ポリ(エステル−アミド)、
芳香族ポリアゾメチン、芳香族ポリエステル−カ
ルボネートおよびそれらの混合物がある。好まし
い実施態様において、この熱互変性液晶重合体は
全芳香族ポリエステル、全芳香族ポリ(エステル
−アミド)または芳香族−脂肪族ポリ(エステル
−アミド)である。このような全芳香族ポリエス
テルおよび全芳香族ポリ(エステル−アミド)に
おいて、重合体鎖中に存在する各成分は少なくと
も1個の芳香族環を与えている。また、熱互変性
液晶重合体中にナフタレン成分、例えば6−オキ
シ−2−ナフトイル成分、2,6−ジオキシナフ
タレン成分または2,6−ジカルボキシナフタレ
ン成分が約10モル%以上の濃度で含まれているの
が好ましい。熱互変性液晶重合体中に含めるのに
特に好ましいナフタレン成分は6−アキシ−2−
ナフトイル成分で、その濃度は約10モル%以上で
ある。 熱互変液晶性を示す代表的な完全に芳香族性の
ポリエステルには下記アメリカ特許明細書に開示
されるものがある。これらを本発明において引
用、参照するものとする。 アメリカ特許第3991013号、同第3991014号、同
第4066620号、同第4067852号、同第4075262号、
同第4083829号、同第4093595号、同第4118372号、
同第4130545号、同第4146702号、同第4153779号、
同第4156070号、同第4159365号、同第4161470号、
同第4169933号、同第4181792号、同第4183895号、
同第4184996号、同第4188476号、同第4201856号、
同第4219461号、同第4224433号、同第4226970号、
同第4230817号、同第4232143号、同第4232144号、
同第4238598号、同第4238599号、同第4238600号、
同第4242496号、同第4245082号、同第4245084号、
同第4247514号、同第4256624号、同第4265802号、
同第4267304号、同第4269965号、同第4279803号、
同第4299756号、同第4294955号、同第4337191号、
同第4337190号、同第4318841号および同第
4355134号。 後記において検討するように、アメリカ特許第
4161470号の全芳香族ポリエステルが本発明で使
用するのに特に好ましい。 熱互変液晶性を示す代表的な芳香族−脂肪族ポ
リエステルはダブリユー・ジエー・ジヤクソン、
ジユニア(W J Jackson、Jr)、エーチ・エ
フ・クーフツス(H F Kuhfss)およびテイ
ー・エフ・グレー、ジユニア(T F Gray、
Jr)のポリエステルX−7G−A自己強化性熱可
塑性プラスチツク(Ployester X−7G−A Self
Reinforced Thermoplastic)、第30回年次技術会
議(30th Anniversary Technical Sonference)、
1975、強化プラスチツク/複合材部会
(Reinforced Plastics/Composites Institute)、
米国プラスチツク工業会(the Society of the
Plastics Industry、Inc.)、第17−D章、第1〜
4行に開示されるポリエチレンテレフタレートと
ヒドロキシ安息香酸との共重合体である。このよ
うな共重合体の開示はさらにダブリユー・ジエ
ー・ジヤクソン、ジユニアおよびエーチ・エフ・
クーフツスの“液晶重合体:Ip−ヒドロキシ安息
香酸共重合体の製造と性質(Liquid Crystal
Polymers:I Preparation and Properties of
p−Hydroxybenzoic Acid Copotymers)”、ジ
ヤーナル・オブ・ポリマー・サイエンス・ポリマ
ー・ケミストリー・エデイシヨン(Jurnal of
Polymer Science、Polymer Chemistry
Edition)、Vol 14、第2043〜2058ページ(1976)
に見ることができる。また、アメリカ特許第
4318842号および同第4355133号明細書も参照され
たい(これらも本発明に引用、参照する)。 熱互変液晶性を示す代表的な全芳香族ポリ(エ
ステル−アミド)および芳香族−脂肪族ポリ(エ
ステル−アミド)はアメリカ特許第4272625号、
同4330457号、同4351917号、同4351918号、同
4341688号、同4355132号、および同4339375号明
細書に開示されている。これらを本発明で引用、
参照する。後記において検討するように、アメリ
カ特許第4330457号明細書のポリ(エステル−ア
ミド)が本発明において使用するのに特に好まし
い。 熱互変液晶性を示す代表的な芳香族ポリアゾメ
チレンはアメリカ特許第3493522号、同第3493524
号、同第3503739号、同第3516970号、同第
3516971号、同第3526611号、同第4048148号およ
び同第4122070号明細書に開示されている。これ
ら各特許の全体を本発明に引用、参照する。この
ような重合体の特定の例としてポリ(ニトリロ−
2−メチル−1,4−フエニレンニトリロメチリ
デイン−1,4−フエニレン−メチリデイン)お
よびポリ(ニトリロ−2−クロロ−1,4−フエ
ニレンニトリロメチリデイン−1,4−フエニレ
ンメチリデイン)がある。 熱互変液晶性を示す代表的な芳香族ポリエステ
ル−カルボネートはアメリカ特許第4107143号、
同第4284757号および同第4371660号明細書に開示
されている。これらを本発明で引用、参照する。
このような重合体の例にp−オキシベンゾイル単
位、p−ジオキシフエニル単位、ジオキシカルボ
ニル単位およびテレフトイル単位から本質的に成
るものがある。 市販の装置を用いて容易に溶融押出成形できる
範囲内の溶融温度を有する熱互変性液晶重合体が
一般に細長部材の形成における使用のために選ば
れる。例えば、約250〜400℃の範囲内のどこかの
溶融温度を示す熱互変性液晶重合体が一般に選ば
れる。 選択される熱互変性液晶重合体はまた60℃でペ
ンタフルオロフエノールに0.1重量%の濃度で溶
解したとき少なくとも2.0dl/gのインヘレント
ビスコシテイー、すなわち内部粘度(例えば、約
2.0〜15.0dl/gの内部粘度)を示すのが好まし
い。 本発明における使用に特に好ましい全芳香族ポ
リエステルはアメリカ特許第4161470号明細書に
開示されるもので、このポリエステルは約350℃
以下の温度で異方性溶融相を形成することができ
る。このポリエステルは次の反復成分および
から本質的に成る。 このポリエステルは約10〜90モル%の成分お
よび約10〜90モル%の成分から成る。1つの実
施態様において、成分は約65〜85モル%、好ま
しくは約70〜80モル%、例えば約73モル%の濃度
で存在している。もう1つの実施態様において
は、成分は約15〜35モル%、好ましくは約20〜
30モル%のより小割合で存在している。さらに、
それらの環の上に存在する少なくとも若干数の水
素原子は、所望によつては、炭素原子数1〜4個
のアルコキシ基、炭素原子数1〜4個のアルコキ
シ基、ハロゲン、フエニル、置換フエニルおよび
それらの混合基より成る群から選ばれる置換基で
置換することができる。このような重合体は60℃
でペンタフルオロフエニルに0.1重量%の濃度で
溶解したとき約3.5〜10dl/gの内部粘度を有し
ているのが好ましい。 本発明における使用に特に好ましい全芳香族ポ
リ(エステル−アミド)または芳香族−脂肪族ポ
リ(エステル−アミド)はアメリカ特許第
4330457号明細書に開示されるが、これは約400℃
以下の温度で異方性溶融相を形成することができ
る。そのアメリカ特許明細書に開示されるポリ
(エステル−アミド)は次の反復成分、、、
および任意成分のから本質的に成る。 (式中、Aは少なくとも1個の芳香族環を含む二
価の基または二価のトランス−1,4−シクロヘ
キシレン基である) :−Y−Ar−Z− (式中、Arは少なくとも1個の芳香族環を含
む二価の基であり、YはO、NHまたはNRで
あり、ZはNHまたはNRであり、Rは炭素原
子数1〜6個のアルキル基またはアリール基で
ある) :−O−Ar′−O− (式中Ar′は少なくとも1個の芳香族環を含む
二価の基である) 但し、芳香族環上に存在する水素原子の少なく
とも若干数は、所望によつては、炭素原子数1〜
4個のアルキル基、炭素原子数1〜4個のアルコ
キシ基、ハロゲン、フエニル、置換フエニルおよ
びそれらの混合基より成る群から選ばれる置換基
で置換することができる。このポリ(エステル−
アミド)は約10〜90モル%の成分、約5〜45モ
ル%の成分、約5〜45モル%の成分および約
0〜40モル%の成分から成る。好ましいジカル
ボキシアリール成分は であり、好ましい成分は
【式】または
【式】であり、そして好まし いジオキシアリール成分は である。 このような重合体は好ましくは60℃でペンタフ
ルオロフエノールに0.1重量%の濃度で溶解した
とき約2.0〜10dl/gの内部粘度を有している。 本発明の溶融押出細長部材を形成する場合、常
用の溶融押出装置を使用することができる。押出
装置の押出ダイは形成されるべき細長部材の断面
形状に対応する形状を有するように選ばれる。た
だし、オリフイスの寸法は押出し直後に起る溶融
重合体の引絡率を考慮して得られる細長部材の寸
法より大きい。熱互変性液晶重合体以外の重合体
は溶融押出成形して論じている断面積の、プロフ
イルがダイ形状に正確に対応している製品を形成
することは不可能であると認められている。従つ
て、熱互変性液晶重合体は押し出されて出るとき
に、溶融押し出される普通の重合体が示すような
実質的な弾性反発を示さない。適当な押出装置
は、例えばジヨエルフラドス(Joel Frados)
編、米国プラスチツクス工業会(the Society of
the Plastics Industry)の“プラスチツクス・エ
ンジニアリング・ハンドブツク(Plastic
Engineering Handbook)”、第4版、第156〜203
ページ、ブアン・ノストランド・レインホルド社
(Van Nostand Reinhold Company)、1976年に
記載されている。本発明の細長部材は、所望によ
り、アメリカ特許第4332759号の教示に従つて形
成してもよい。 細長部材の長さと同じ方向に比較的高い分子配
向を得るために、押出物を押出オリフイスに直後
隣接して溶融相の状態にある間に、そして固化が
完了する前に延伸する。このような引落しの程度
は細長部材を巻き取るか、さもなければ適当な支
持体又は集束装置に集束する引取速度の影響を受
ける。延伸比はダイの断面積対完全固化した押出
物の断面積の比と定義される。延伸比は実施例で
述べられている装置を用いるとき一般に4と100
の間、好ましくは約10と50の間の範囲である。 引落しに加えてさらに、押出オリフイスと集束
点の中間で熱互変性液晶重合体の押出物に適当な
冷却を適用しなければならない。所望の冷却を付
与するために適切な流体、例えば気体または液体
を選ぶ。例えば、押出物を空気または他の気体の
流れと単に接触させてもよいし、あるいは好まし
くは、固化に必要とされる冷却を付与する適切な
温度に保持されている水または他の液体の循環浴
に浸漬してもよい。 本発明による繊維光学ケーブルを添付図面を参
照してここに説明する。図中、同様の数字は同様
の要素を示す。 本発明による繊維−光学ケーブルの1つのタイ
プを第1図および第2図に示す。ここで、常用の
光学繊維10は緩衝管12内に配列されている。
かくして、本発明による繊維と管の配置は従来法
の配列と同様であることができる。本発明によれ
ば、しかしながら、緩衝管は熱互変性液晶重合体
から形成されている。 熱互変性液晶重合体からできている緩衝管は光
学繊維に対する単なる外被以上の機能を奏する。
張力下での高モジユラスと高強力により、この管
は多くの場合繊維の強化材としての必要条件を全
て満足する強化部材を構成する。この点に関して
言えば、外径38ミル(965ミクロン)および厚さ
9.5ミル(241ミクロン)の熱互変性液晶重合体材
料の管は4.5×106psi(3.1×1010Pa)の引張モジユ
ラスを有している。これと比較して、同じ外径を
持つポリエチレンテレフタレートからできている
管の引張モジユラスははるかに少さい。このよう
な押出中空管の形状は繊維光学ケーブルにおいて
強度材料として一般に用いられている有機材料の
ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)の押出
成形によつて形成することができない。それはこ
のような材料は溶融押出成形することができない
からである。このような管は、ポリ(p−フエニ
レンテレフタルアミド)からは接着剤マトリツク
スを用いて形成できるに過ぎないであろう。この
場合、技術的困難さと、引抜成形工程が低速であ
ることと必要とされるマトリツクスの硬化速度が
遅いことからコストが極めて高くなる。 繊維−光学ケーブル16は所望とされる複数本
の管−繊維の単位8を一緒に束ねることによつて
製造することができる。例えば、常用のケーブル
外装技術または熱互変性液晶重合体の螺旋ラツプ
の形の外側ジヤケツト18(第8図)のいずれに
よつても束ねることができる。かくして製造され
たケーブル16において、管12は個々の繊維群
の強度部材、従つてケーブル全体の強度部材とし
て役立つ。追加強化材はかくして不要になるか、
必要があつても最小限に抑えることができる。さ
らに、ケーブルラツプとしての熱互変性液晶重合
体の使用は、ピツチ、テープ厚を制御するか、あ
るいはテープ内の分子配向の制御を通してテープ
自体の熱膨張率を制御することによつてケーブル
の熱膨張をより大幅に制御することが可能にな
る。 さらに、各繊維が個々に強化され、繊維が1つ
のグループとして共通に強化されているのではな
いので、いろいろなケーブル設計についてその製
造が簡単になる。かくして、所望本数の個々に強
化した繊維を選ぶことによつて異なる容量のケー
ブルを得ることができる。各繊維はそれ自体に属
する強化用管の中に収容されているから、またケ
ーブルの内側を乱雑にする多数の強化材ストラン
ドまたはヤーンは存在しないから、ケーブルの補
修が必要になつても個々の繊維を単離し、確認す
るのが一層容易である。 管12は押出方法を用いて光学繊維10のまわ
りの適所に形成することができる。 熱互変性液晶重合体を押出成形することができ
る温度と圧力の条件は当業者に明白なように重合
体の溶融温度とその粘度に影響される。典型的に
は、押出温度は溶融(200〜350℃の範囲)以上0
〜30℃の範囲にあり、また圧力は重合体の溶融温
度と粘度に依存して100〜5000psi(6.9×105〜3.45
×107Pa)の範囲にある。 製造された押出部材は非常に高い機械的性質を
示す。他方、普通の重合体から製造した同様の部
材はより低いオーダーの性質しか持たない。普通
の重合体はその押出物を固体状態で延伸しても、
その性質は上記の方法に従つて製造した熱互変性
液晶重合体の押出物よりはるかに低い。 管の製造にはチユーブダイが必要である。管は
光学繊維を同時にダイに通しながら溶融押し出さ
れる。管だけを溶融引き落すためには、その溶融
物が光学繊維に触れないようにすべきであるし、
また押出速度または引取速度は上記のことを達成
するように制御されるべきである。明確に述べる
と、環状溶融物の押出速度は引落率の倍率まで引
取速度より遅くなければならず、また管の光学繊
維の引取速度はほとんど同じでなければならな
い。 繊維と管の間に空間を設ける場合、その空間に
ケーブルの意図を用途に応じて、例えば気体ある
いは撥水剤のような任意、所望の媒体を満すこと
ができる。一方、管は締め嵌め状態とすることが
でき、従つてこの場合空間はできない。 ケーブルはその取付け、操作方法に応じていろ
いろなタイプおよび大きさの力を受けることは当
然わかると思う。例えば、空中架設用で、ケーブ
ルをポールに掛ける場合、風や氷などからより大
きな引張りの力を受けることがあり得る。ケーブ
ルが供される特定の用途に応じて、ジヤケツト1
8を包囲するように円形断面の細長部材22を螺
旋巻きして成る別のタイプの強化材をケーブルに
施すのが望ましい(第9図)。この場合、管8は
常用の熱可塑性材料からできていてもよいし、あ
るいはまた熱互変性液晶重合体からできていても
よい。外側のジヤケツト24は細長部材22およ
び光学繊維束のまわりに位置することができる。
細長部材22は熱互変性液晶重合体から形成され
る。この細長部材は管に関して前に述べた方法と
同様であるが、チユーブダイの代わりにロツドダ
イを使用する方法で押し出すのが好ましいと思わ
れる。 追加強化材のもう1つのタイプを第10図に示
す。第10図においては、熱互変性液晶重合体の
大きな細長部材28がケーブの中央に位置し、そ
の周囲に複数の管収容繊維単位8が位置してい
る。ジヤケツト30は単位8を取り囲んでいる。
このジヤケツトはケーブルの熱膨張をさらに制御
することが望まれるときは熱互変性液晶重合体の
テープのラツプから成ることができる。このよう
なテープラツプは最終ケーブルの引張剛性にかな
り寄与する。 この点に関して、本発明によれば、熱互変性液
晶重合体の管が用いられているがどうかに係わら
ず、現在繊維−光学ケーブルに用いられている強
化材の代換物として押し出された熱互変性液晶重
合体を細長部材の形で用いることが可能であるこ
とがわかるだろう。かくして、本発明によれば、
強化用細長部材、例えば螺旋に巻き付けられ、あ
るいは線状に配置されている円形断面の細長部材
を有する繊維−光学ケーブルはこれら細長部材を
熱互変性液晶重合体材料の溶融押出で形成するこ
とによつて改良することができる。 このような押出法はフイラメント22に関して
前記で検討したものと同様である。 直径25ミル(635ミクロン)の熱互変性液晶重
合体の1本の細長部材は4〜10×106psi(2.76〜
6.9×1010Pa)の引張モジユラスを有している。
直径26ミル(660ミクロン)のケブラー
(Kevlar)ポリ(p−フエニレンテレフタルアミ
ド)のストランド(このストランドは接着剤で一
緒に接着されたポリ(p−フエニレンテレフタル
アミド)からできている)は11×106psi(7.58×
1010Pa)の引張モジユラスを有している。しかし
ながら、熱互変性液晶重合体の細長部材は極めて
優れている。すなわち、ポリ(p−フエニレンテ
レフタルアミド)はリオトロピツク
(lyotropic)、すなわち離液性であるから、溶融
押出ができず、かくして本発明による熱互変性液
晶重合体でできるような大きな、または複雑な断
面形状に押し出すことができない。 熱互変性液晶重合体材料の細長部材を用いるこ
とのもう1つの利点は、ガラスの光学繊維を用い
る場合に現われる。それは熱互変性液晶重合体の
線熱膨張率が無視でき、しかも制御可能であり、
そのためこのような部材を用いている繊維−光学
ケーブルは前記のようにガラスの光学繊維に非常
によく似た線熱膨張率を有するようにされ得るか
らである。 熱互変性液晶重合体材料の溶融押出特性は第1
1図に示されるようなチヤンネル画成要素30の
形成の際に特に有利である。この要素は中央ハブ
32および複数の放射状リブ34から成る。外方
に向つて開放されているチヤンネル36は円周方
向に隣接するリブ36間に形成されている。光学
繊維38は各チヤンネル内に位置される。 このような形状のチヤンネル要素は繊維−光学
ケーブルにおける使用のために従来から提案され
ていた。その理由は主として()個の繊維をチ
ヤンネルで正確に定置する、()ケーブル内の
ボイドに第1図に示される管収容繊維の配列と比
較して撥水剤あるいは同様の試剤を一層容易に満
たすことができる、()長い波長における微小
曲げ損失が減少する、および()塊状接合技術
を用いることができることから溝付きロツド全体
を全ての繊維と1つの操作で接合でき、接合のた
めに個々の繊維を破断しなくてもよい。 本発明によれば、このようなチヤンネル画成要
素は熱互変性液晶重合体材料から形成される。従
つて、チヤンネル要素自体が熱互変性液晶重合体
材料の高引張特性のために強度部材を組成するこ
とになる。かくして、追加強化材が不要となる
か、必要でも最小限に抑えることができる。ま
た、ガラスの線熱膨張率に対する熱互変性液晶重
合体材料の負の線熱膨張率およびその大きさは前
記のように大きな意義がある。 さらに他の利点は、熱互変性液晶重合体材料の
強度部材は容易に押し出すことができることか
ら、その製造の単純さに関係する。 このようなチヤンネル部材を形成する別法は上
記の方法で形成された熱互変性液晶重合体のロツ
ドにチヤンネルを機械切削することである。 このような機械加工操作を行う単純は方法は多
数の円形に配置された切削歯から成る工具または
ダイにロツドを通すことであり、それによつて歯
の形状に相当するチヤンネルが連続的に切られる
だろう。 前記のように、熱互変性液晶重合体は、特に熱
膨張率が比較的大きな負の値を取るため、繊維−
光学ケーブルのラツプ18としての使用に非常に
適している。このような使用方法に関し、それは
第12図に図示されるようにリボンが配列した形
態を取ることもできる。すなわち、一連のテープ
50を光学繊維の離間した列52とともに同時に
ダイに通す。繊維はテープ50に塗られているエ
チレンビニルアセテート系接着剤の層に接着して
いる。両側のテープ54はリボンの両側を囲み、
光学繊維は熱互変性液晶重合体の層50の間にサ
ンドイツチされている。このタイプのケーブルは
そのままでも用いることができるが、螺旋状によ
じり、強化剤で包含することもできる。 本発明は光学繊維の剛性および繊維に引張りの
力が掛かるのを回避する能力を犠牲にしないで寸
法、嵩および重さが小さい繊維−光学ケーブルの
製造を可能にする。ポリ(p−フエニレンテレフ
タルアミド)のようなリオトロピツクの液晶重合
体に比較して、熱互変性液晶重合体材料の高引張
モジユラスおよび加工の容易さは熱互変性液晶重
合体から形成されたケーブル成形品をして多機能
を果す、例えば強度部材や外装部材として作用す
るのを可能にする。かくして、ケーブル内に組み
入れなければならない要素の量を減少させること
ができる。 熱互変性液晶重合体材料は誘電性であるから、
それは金属強化材がその導電率のために許容でき
ないような場合に繊維−光学ケーブルに用いるこ
とができる。 熱互変性液晶重合体材料の大きな負の線熱膨張
率およびこのような線熱膨張率の値の制御能は熱
互変性液晶重合体の使用をガラス繊維を含む繊維
−光学ケーブルにおいて極めて有利にする。それ
はそのようなケーブルを効果的に使用できる温度
範囲をかなり広げるからである。 熱互変性液晶重合体材料の溶融押出能は比較的
大きな、そして複雑な断面の部材を強度材料から
形成するのを可能にする。従来このような部材は
ある場合はポリエチレンテレフタレートのような
非強度材料から形成されていた。強度材料からの
それらの製造には個々の細長部材を一緒に接着す
ることが必要とされ、それにはまた比較的費用の
かかる操作が必要とされた。かくして、熱互変性
液晶重合体材料のチヤンネル部材は直接溶融押出
法で押出成形することができる。 熱互変性液晶重合体材料から形成した強化部材
はその許容伸度がまさしく低レベル、例えば1〜
3%に達し、ガラスの伸度にきわめて近似するよ
うになる点まで細くすることができる。これはガ
ラスと強化材が同量伸ばされると両方共破断し、
それによつて若干の光学繊維が破断しているのに
強化材は破断していないという状況を回避するの
を保証する。すなわち、繊維−光学ケーブルはそ
の容量を全部発揮して機能するか、あるいは全く
機能しないかのいずれかであるのが好ましいと考
えられる。これはガラス繊維と強化材がほぼ同時
に破断することによつて達成される。 図面に説明されるように、光学繊維ケーブルに
おける補剛支持体として改良された使用に適して
いる本発明の溶融押出細長部材の断面形状は大幅
に変えることができ、かつきわめて多様な光学ケ
ーブルの設計要件に合わせることができる。得ら
れる断面形状は実質的に均一で、かつレーザーま
たは他の適当な感知装置を用いて監視して光学繊
維ケーブル工業で要求される品質管理を保証する
ことができる。本発明の細長部材は断面積が少な
くとも7.85×10-5平方インチ(5.06×10-4cm2)[例
えば、7.85×10-5〜3.14×10-2平方インチ(2.03
×10-1cm2)]で、その断面の実質的部分の寸法は
約0.01インチ(0.0254cm)以下または約0.2インチ
(0.508cm)以上にはならない。従つて、本発明の
細長部材の最小幅はアメリカ特許第4330457号明
細書の実施例12に記載される、繊度が58.3デニー
ルで、従つて直径が約0.003インチ(0.00762cm)
に過ぎす、また断面積は約6.9×10-6平方インチ
(4.45×10-5cm2)に過ぎない繊維より断面積にお
いてかなり大きい(すなわち、上記実施例12の
繊維の断面積は約10倍以上小さい)。さらに好ま
しくは、断面の実質的部分の寸法は約0.02インチ
(0.0508cm)以下、または約0.2インチ(0.508cm)
以上にはならない。このような状況の下では断面
積は3.14〜10-4〜3.14×10-2平方インチ(2.03×
10-3〜2.03×-1cm2)の範囲内にあるだろう。 細長部材は断面が均一な円形で、約0.025〜
0.08インチ(0.0635〜0.203cm)の直径を有するの
が好ましい。熱互変性液晶重合体の好ましい管状
細長部材は外径約0.04〜0.2インチ(0.102〜0.508
cm)で、肉厚は0.01インチ(0.0254cm)下らない
[例えば、好ましい実施態様においては0.01〜
0.05インチ(0.0254×0.127cm)である]。 本発明の溶融押出細長部材は任意の長さを持つ
ことができるが、少なくとも1マイル(1.61Km)
の長さを持つのが典型的であり、そして好ましく
は少なくとも4マイル(6.44Km)[例えば4〜7
マイル(6.44〜11.3Km)またはそれ以上]の長さ
を持つ。従つて、この細長部材の長さは伝送中継
器間に配置される光学繊維ケーブルの長さに相当
するのが有利である。所望によつては、熱互変性
液晶重合体の細長部材の長さは7マイル(11.3
Km)より相当に長くすることもできる。 所望によつては、熱互変性液晶重合体の予め形
成された固化した細長部材の物理的性質、例えば
引張モジユラス、引張強度および伸度は熱互変性
液晶重合体の溶融温度以下の温度で重合体の溶融
温度を少なくとも10℃まで増加させるのに十分な
時間熱処理することによつて任意に向上させるこ
とができる。例えば、細長部材を窒素または他の
雰囲気中に重合体の溶融温度の50℃以内の昇温下
において24時間までの時間存材させながら溶融温
度以下で加熱することができる。 熱互変性液晶重合体の細重部材に認められる物
理的性質は独特で、これは溶融押出を受け得る他
の重合体では全く得ることができないと考えられ
ている。 熱互変性液晶重合体の細長部材の引張モジユラ
スは極端に高く、約4000000〜20000000psi(2.76
×1010〜1.38×1011Pa)[例えば、5000000〜
15000000psi(3.45×1010〜1.03×1011Pa)]であ
る。このような引張モジユラスはストレインゲー
ジにより23℃においてASTM−2343−67の標準
操作に従つて都合よく測定することができる。し
かして、本発明の細張部材は低伸度の性質(例え
ば、伸度約0.12〜0.25%)の故に光学繊維を激し
く損傷させるようなタイプの引張歪に耐える顕著
な傾向を示す。さらに、熱互変性液晶重合体の細
長部材は約1%の破断伸度(例えば1〜2%また
は1〜3%の伸度)を示すが、これで典型的な光
学繊維より極くわずかに大きい伸度に耐えるだろ
う。このような伸度はASTM2343−67の標準操
作に従つてストレインゲージにより23℃において
都合よく測定することができる。この伸度は本発
明の細長部材料をガラスの光学繊維とともに使用
するので極めてよく適合したものにする。 熱互変性液晶重合体の細長部材の引張強度もま
た高く、少なくとも40000psi(2.76×108Pa[例え
ば、75000〜150000si(5.17×108〜1.03×109Pa)]
である。このような引張強度はASTM2343−67
の標準操作に従つてストレインゲージにより23℃
において都合よく測定することができる。 さらに、本発明による熱互変性液晶重合体の細
長部材は光学繊維ケーブルにおける補剛部材とし
て現在利用されている金属線やガラスロツドとは
違つて極めて満足すべき線熱膨張率を示すことが
見い出された。例えば、本発明の補剛部材におい
て、熱膨張率は負であり、かつ傷つき易い光学ガ
ラス繊維の線熱膨張率に近づけるように容易に制
御することができる。好ましい実施態様におい
て、本発明の細長部材の線熱膨張率は約−10×
10-6〜−4×10-6/〓(−1.8×10-5〜−7.2×
10-6/℃)の範囲内にある。一方、市販の光学ガ
ラス繊維の線熱膨張率は一般に+0.25×10-6〜+
1.25×10-6/〓(+0.45×10-6〜+2.25×10-6
℃)の範囲である。従つて、熱互変性液晶重合体
の細長部材の膨張傾向および収縮傾向の大きさは
光学繊維ケーブル内に組み入れられた他の要素の
膨張および収縮を有利に相殺させる傾向がある。
線熱膨張率はデユポン(du pont)の熱化学分析
器により都合よく測定することができ、その都合
細長部材は100℃以下の温度で測定される。 本発明による熱互変性液晶重合体の細長部材は
広範囲の設計の光学繊維ケーブルに補剛部材とし
て組み入れることができる。 次の実施例は本発明の特定の実例として示すも
のである。しかしながら、本発明は実施例に記載
される特定の細部には限定されないことを理解す
べきである。 実施例 1 熱互変性液晶の性質を示す全芳香族ポリエステ
ルを本発明により溶融押出細長部材の形成に用い
るために選んだ。全芳香族ポリエステルはアメリ
カ特許第4161470号明細書の教示に従つて形成し
た。このポリエステルは73%のp−オキシベンゾ
イル反復単位と27モル%の6−オキシ−2−ナフ
トイル反復単位から成つていた。この全芳香族ポ
リエステルはペンタフルオロフエノールに60℃に
おいて0.1重量%の濃度で溶解したとき8.4dl/g
の内部粘度を示し、また示差走査測熱法で289℃
のピーク溶融温度を示した。 溶融した全芳香族ポリエステルを温度290℃お
よび圧力1330psi(9.17×106Pa)において、ブラ
ベンダー押出機上に位置する、全入口角度60°、
出口開口直径0.25インチ(0.635cm)およびラン
ド長0.25インチ(0.635cm)のテーパー付き円形
ダイを通して押し出した。ダイの直前にそれぞれ
100/20/150/20/200メツシユのフイルタース
クリーンを置き、そのあとにグリツドを置いてア
メリカ特許第4332759号明細書の教示に従つて伸
長流れ(elongational flow)を引き起した。圧
力はフイルタースクリーンの上流で測定した。溶
融重合体は約15〜20℃の温度の循環している水道
水から成る長さ4フイート(1.22m)の急冷浴中
に押し出した。得られた固化した細長部材は長さ
1.2マイル(1.93Km)で、約100フイート(30.5
m)/分の速度で走行する直径12インチ(30.5
cm)の巻取回転ロールの巻き取つた。巻取ロール
の回転は固化に先き立つて約92の引落率を生ん
だ。得られた細長部材は0.026インチ(0.066cm)
の実質的に均一な円形断面を有し、断面積5.3×
10-4平方インチ(3.42×10-3cm2、アスペクト比
2924000であつた。この円形断面形状は第5図に
説明される。 細長部材の一部をその物理的性質を向上させる
ために熱処理に付した。さらに明確には、細長部
材を窒素雰囲気中で気温から250℃まで1時間に
わたつて加熱し、続いて250℃から300℃まで11時
間にわたつて加熱した。このような熱処理の後の
示差走査測熱法による全芳香族ポリエステルの溶
融温度ピークは324℃であつた。この重合体はペ
ンタフルオロフエノールに不溶であつた。 得られた細長部材の熱処理の前後における物理
的性質をまとめて下記に示す。
【表】 実施例 2 実施例1の全芳香族ポリエステルに代えて熱互
変性液晶の性質を示す全芳香族ポリ(エステル−
アミド)を用い、かつ異なる押出条件を用いた点
を除いて実施例1を実質的に繰り返した。さらに
明確に述べると、この全芳香族ポリ(エステル−
アミド)はアメリカ特許第4330457号明細書の教
示に従つて製造し、60モル%の6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、20モル%のテレフタル酸および
20モル%のp−アミノフエノールから誘導した。
この全芳香族ポリ(エステル−アミド)は60℃で
ペンタフルオロフエノールに0.1重量%の濃度で
溶解したとき4.41dl/gの内部粘度を示し、また
284℃の示差走査測熱法による溶融温度ピークを
示した。 溶解したこのポリ(エステル−アミド)を290
℃の温度で、ZSK同時回転二軸スクリユー押出
機上に位置する、全入口角度60°、出口直径0.12
インチ(0.305cm)およびランド長0.005インチ
(0.0127cm)のテーパー付き円形ダイを通して押
し出した。二軸スクリユーは混練部に最大剪断を
与えるように設計され、そして揮発物を排気、除
去した。溶融押出重合体は480フイート(146
m)/分の速度で走行している直径12インチ
(30.5cm)の回転している巻取ロールで18.4の比
で引き落とした。実施例1に記載したような水冷
浴を利用した。直径0.028インチ(0.0711cm)、断
面積6.2×10-4平方インチ(4.0×10-3cm2)、長さ
1.8マイル(2.9Km)およびアスペクト比4073000
の実質的に均一な円形ロツドを形成した。この断
面形状は第5図に説明される。この細長部材の一
部も実施例1に記載するように熱処理した。この
ような熱処理を行つた後の、この全芳香族ポリ
(エステル−アミド)の示差走査測熱法による溶
融温度ピークは312℃で、内部粘度は11.5dl/g
であつた。 得られた細長部材の熱処理の前後における物理
的性質を要約して下記に示す。
【表】 実施例 3 第6図に説明される管状断面を有する細長部材
を作るのにも実施例1と実質的に繰り返すことが
できる。外径0.08インチ(0.203cm)および内径
0.04インチ(0.102cm)の管状ダイを選び、そし
て環境温度(すなわち23℃)の窒素ガスを溶融し
た熱互変性液晶重合体の中央に導入する。また、
押し出される重合体は実質的に均一な断面形状を
有する細長部材の製造を保証するために真空サイ
ジングタンクと結び付けられている外径0.04イン
チ(0.102cm)の円形サイジングダイに通す。得
られた管状の細長部材は外径0.04インチ(0.102
cm)、肉厚0.01インチ(0.0254cm)、長さ1.5マイル
(2.41Km)、重合体の断面積9.43×10-4平方インチ
(6.08×10-3cm2)およびアスペクト比9504000を有
する。ここで、肉厚は最小断面の測定値であると
考えられる。他の物理的性質はここに明記される
パラメーター内にあると予想される。 実施例 4 断面が中央芯部および芯部から外方に放射状に
延びる複数の突出部を有する第7図に説明される
細長部材を形成するために実施例1を繰り返すこ
とができる。同様の断面を持つが、もつと大きい
寸法のダイを選び、そして押し出される細長部材
は次に位置するサイジングダイを助けをかりて付
与される所望の寸法まで引き落す。得られる細長
部材は突出部が始まるところで測定して直径0.05
インチ(0.127cm)の中央芯部を有し、各放射状
突出部は芯部から0.03インチ(0.0762cm)の長さ
を有し、その幅は0.015〜0.02インチ(0.0381〜
0.0508cm)の範囲にある。長さは1.5マイル(2.41
Km)で、重合体の断面積は5.1×10-3平方インチ
(3.29×10-2cm2)で、アスペクト比は6336000であ
る。ここで、突出部の0.015インチ(0.0381cm)
の最小寸法は最小断面の測定値と考えられる。他
の物理的性質はここに明記するパラメーター内に
あると予想される。
【図面の簡単な説明】
第1図は光学繊維が管内に配置されている繊維
−光学ケーブル単位の断面図であり、第2図は第
1図に示す単位を通る概略の縦断面であり、第3
図は光学繊維の熱的に誘発される歪に抵抗する1
つの方法を示す第2図と同様の縦断面図であり、
第4図はケーブル単位が冷温に付されるときにそ
れに反応して示す第3図の単位の図であり、第5
図は細長い溶融押出部材の円形の断面形状を示
し、第6図は細長い溶融押出部材の管状の断面形
状を示し、第7図は断面が中央芯部とその芯部か
ら外方に放射状に延びる複数の突出部を有し、突
出部間のチヤンネルは光学繊維ケーブルの形成中
に複数の光学繊維を配置するための場所を形成し
ている細長い溶融押出部材の断面形状を示し、第
8図は複数のケーブル単位が一緒に束ねられてい
る繊維−光学ケーブルの概略図であり、第9図は
もう1つのタイプの繊維−光学ケーブルの断面図
であり、第10図はさらにもう1つのタイプの繊
維−光学ケーブルの断面図であり、第11図はチ
ヤンネル部材を用いている繊維−光学ケーブルの
断面図であり、そして第12図は熱互変性液晶重
合体の層で隔てられ、かつその重合体材料からで
きているジヤケツトで取り囲まれている光学繊維
の列から形成されている繊維−光学ケーブルの断
面図である。 8……管−繊維単位、10,38……光学繊
維、12……緩衝管、16……繊維−光学ケーブ
ル、18,24,30……ジヤケツト、22,2
8……細長部材、32……中央ハブ、34……放
射状リブ、36……チヤンネル、50,54……
熱互変性液晶重合体テープ、52……光学繊維の
列。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱互変性液晶重合体から構成されていること
    を特徴とする、光学繊維ケーブルにおける補剛支
    持体として使用するための、実質的に均一な断面
    形状を持つ細長い溶融押出部材。 2 少なくとも1本の光学繊維と該繊維の方向に
    略延在する少なくとも1本の細長い溶融押出部材
    を含む強化繊維光学ケーブルであつて、該溶融押
    出部材が熱互変性液晶重合体から構成されている
    ことを特徴とする強化繊維光学ケーブル。 3 前記の熱互変性液晶重合体から構成される少
    なくとも1本の細長い部材が、溶融押出法で形成
    された中空管から成るものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の強化繊維光学ケ
    ーブル。 4 複数本の光学繊維を含み、各繊維はそれぞれ
    に属する管状の細長い部材を有し、その管内に該
    光学繊維が配置されている特許請求の範囲第3項
    に記載の強化繊維光学ケーブル。 5 複数本の光学繊維と熱互変性液晶重合体から
    成る1本の細長い溶融押出部材とを含み、該溶融
    押出部材が該光学繊維群の中央に略繊維方向に延
    在して配置されている、特許請求の範囲第2項に
    記載の強化繊維光学ケーブル。 6 前記の細長い溶融押出部材が、中央芯部と該
    芯部から外方に放射状に延びる複数の突出部を含
    んだチヤンネル部材の形状をしており、前記の複
    数本の光学繊維をその中に定置するための場所が
    形成されている、特許請求の範囲第5項に記載の
    強化繊維光学ケーブル。 7 離間した列状に配置されている複数本の光学
    繊維を含み、そして熱互変性液晶重合体の層が隣
    り合う光学繊維列の間を隔てている特許請求の範
    囲第2項に記載の強化繊維光学ケーブル。 8 ケーブルがジヤケツトを備え、その中に光学
    繊維および細長い溶融押出部材が定置されている
    特許請求の範囲第2項〜第7項の任意の1項に記
    載の強化繊維光学ケーブル。 9 前記ジヤケツトがケーブルに対して連続外装
    をなす管であり、そして該管は熱互変性液晶重合
    体から構成されている特許請求の範囲第8項に記
    載の強化繊維光学ケーブル。 10 前記ジヤケツトが長方形の断面を有する細
    長い部材の螺旋巻きとして形成され、そして該部
    材は熱互変性液晶重合体から構成されている特許
    請求の範囲第8項に記載の強化繊維光学ケーブ
    ル。
JP58058563A 1982-04-02 1983-04-02 光学繊維ケーブルの補剛支持体用溶融押出部材とこれを備えた繊維光学ケーブル Granted JPS58202405A (ja)

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US36482382A 1982-04-02 1982-04-02
US364823 1982-04-02
US364824 1982-04-02

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Publication Number Publication Date
JPS58202405A JPS58202405A (ja) 1983-11-25
JPH045165B2 true JPH045165B2 (ja) 1992-01-30

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ID=23436250

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JP58058563A Granted JPS58202405A (ja) 1982-04-02 1983-04-02 光学繊維ケーブルの補剛支持体用溶融押出部材とこれを備えた繊維光学ケーブル

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