JPH0451593Y2 - - Google Patents

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JPH0451593Y2
JPH0451593Y2 JP614188U JP614188U JPH0451593Y2 JP H0451593 Y2 JPH0451593 Y2 JP H0451593Y2 JP 614188 U JP614188 U JP 614188U JP 614188 U JP614188 U JP 614188U JP H0451593 Y2 JPH0451593 Y2 JP H0451593Y2
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noodles
tube
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pipe
machine
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、手延素麺等の麺類を製造する工程に
おいて、麺類を練成し、紐状に伸長する工程を経
た後、更に細い紐状になるまで延びた原麺材を8
の字、又は輪掛け状に捲き付ける為の管竹と呼ば
れる麺引き伸し、熟成、乾干工程に用いられる管
杆に関する。 〔従来の技術〕 先づ素麺等、麺類の製造工程の概略を説明す
る。 (1) 麺の材料は練られた後、連続した棒状に伸長
される。 (2) この棒状の材料は、機械によつてセツトされ
た2本の管杆へ8の字状に捲き付けられる。 管杆は約40mmの長さで一端側に設けたが機械
に保持され、回転運動を行なう。 8の字状に捲かれる麺材料の収縮によつて2
本の管杆は内側へ曲げられる。 この為、管杆には、保持部の強度、全体の剛
性が要求される。 (3) 上記麺材料と管杆は人力によつてある程度伸
ばされ、箱の中で一晩熟成される。 (4) これを機械にかけて麺の太さが一定になるま
で伸ばすか、又は手で伸ばす。 機械で製造する場合の管杆は、管杆の長さよ
りやや幅の広い枠の中を通し、上下管杆共に両
端を保持されて上下運動をしながら引き伸ばさ
れていく。 この枠の中の自動送り装置には、鋸刃状の管
杆廻り止め装置が取付けてあり、管杆が回転
し、麺がたくれるのを防止する。 管杆の表面硬度が大き過ぎると、鋸刃が管杆
にたち込まず、管杆が回転してしまう。 又、枠の中で送られる管杆の両端は、枠の鋼
材と接触する為、滑りのよさが要求される。 (5) このように引き伸ばされた麺と管杆は、表裏
に管杆挿入孔を有する上下の枠を設けた機械に
テーパ部を挿入してセツトする。 (6) 麺は、上記枠にセツトされ、30〜40℃の室温
の中で乾燥される。この時乾燥による麺の収縮
力は大きい。 (7) 乾燥した麺と管杆は機械から取外され、麺と
管杆を分離した後、麺は所定の寸法に切断され
梱包される。 次に管杆に要求される性能を延べると、 (1) 表面状態…麺が滑らない (2) 剛性…8の字状に捲つける工程、上下に引き
伸ばす工程、乾燥工程の麺の収縮力等に耐
える程度の剛性が必要 (3) 強度…剛性の項と同一工程において発生する
曲げに対し、特にテーパ部からパラレル部
にかけての強度が重要 (4) 表面硬度…機械で伸ばす場合、鋸刃状の送り
装置が管杆に喰い込める硬度 (5) 重量…運搬作業は人力による場合が多く手延
べの時は、特に管杆の重量が大きいウエイ
トを占める麺が伸ばされ、機械へセツトさ
れる時は、下側の管杆は麺を安定させる為
のバランスウエイトとなり、軽過ぎると安
定しない (6) 座屈強度…8の字状に捲き付ける機械へのセ
ツト時に割れ易い (7) 両端密閉…チユーブ状のものの両端又は一端
が開校していると、麺の材料や塵埃が入り
込み、重量の増加及び不衛生となる。 (8) 衛生…麺へ直接接触する部分は、全て人体に
無害で衛生的な材料であること 従来、麺製造用管杆としては、天然の竹製のも
のと、アルミニウムパイプ製のものが知られてい
る。 従来の管杆のサイズと、性能を分析した結果を
第7図と表−1、表−2に示す。
【表】
【表】
〔考案が解決しようとする課題〕
表−2から明らかなように、竹製においては、
テーパ部が肉厚欠損によつて折れ易かつたり、麺
を太く捲付け時、熟成時に麺の圧縮力で曲り易か
つたり、麺引き伸ばし時、折れたり曲り易く、又
麺の滑りが発生したり、機械延しの工程で、麺送
り装置に掛ける際、鋸刃状の廻り止めの刃に管杆
が喰い込み、繰り返し使用すると深い傷となり折
れてしまうといつた問題点を有していた。 又、アルミパイプ製においては、引き延し時、
麺の滑りが発生し、麺によりがかかつて不良品と
なり、又高重量である為、運搬作業能率が悪いと
いつた問題点を有していた。 本考案は、従来の技術の有する問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、
適当な重量を有し、麺が滑りにくく、裏返しにな
つて切れたりせず、ほどよい剛性、耐久性のある
表面硬度、強度を有し、衛生的である麺製造用管
杆を提供しようとするものである。 〔課題を解決する為の手段〕 上記目的を達成する為に、本考案における麺製
造用管杆は、ガラス、カーボン等の高強度繊維
と、熱硬化性、熱可塑性の樹脂によつて積層管を
成形し、該積層管の表面に成形時のテープ跡を一
定ピツチに、かつ段状に設けると共に、パラレル
部の一端にテーパ部を所望長さに設け、その両端
に表面滑な栓を装着してなるものである。 〔作用〕 管杆は、そのテーパ部を機械の上部枠と下部枠
に夫々一定ピツチに穿設してある複数箇の挿入孔
に挿入してセツトされ、その上部と下部の管杆に
麺が8の字状に捲付けられる。 〔実施例〕 実施例について図面を参照して説明する。 ガラスクロスWP24D(日東紡製)ヘポリエステ
ル樹脂を樹脂重量32%で含浸し、乾燥させてなる
プリプレグ1を第1図に示したサイズに裁断し、
これを第2図に示すサイズの芯金2へ捲回した
後、その外周に厚さ50μ、折径23mm、長さ615mm
のポリプロピレン熱収縮チユーブ3を第3図に示
した如くかぶせ、加熱収縮させ、この外層へ図示
しないセロフアンテープPT#500,15mm幅を張力
5Kg、捲付けピツチ2mmで捲回し、焼成炉中で
100℃で30分、150℃で60分の加熱を行ない硬化さ
せた。 これを自然冷却して芯金2と分離し、外層のセ
ロフアンテープを除去し、両端を切断して第4図
に示した如く長さL1が509mmの積層管4を成形し
た。 上記積層管4は第5図に示した如く外層のポリ
プロピレンチユーブ3と、プリプレグ1のポリエ
ステル樹脂が密着し、表面にセロフアンテープの
捲き付けによつて喰い込んだテープ跡5がピツチ
Pに段状に形成されている。 こゝで、上記テープ跡5のピツチPは1.5mm〜
2.5mmが望ましい。 又、上記積層管4はパラレル部4aと、その一
端のテーパ部4bとで形成されており、長さL1
を509mmとした場合、図示例ではパラレル部4a
の長さL2を477mm、テーパ部4bの長さL3を32mm
としてある。 又、パラレル部4aの直径Rを12.10mm、テー
パ部4bの最小径R′を10.00mmとしてある。 更に、上記積層管4の両端には、第6図に示し
たように、各端部の径R,R′と同一直径で、所
定の長さl,l′(図示例では3mm)に成形したナ
イロン製の栓6,6′を接着して全長Lが515mmの
管杆が構成されている。栓の材質としては衛生上
安全であれば木製であつても、金属製であつても
よい。図示例では管杆Aの重量は40.06g、パラ
レル部4aの剛性は2252764Kg・mm2であるが、こ
の重量は34g〜42g、パラレル部4aの剛性は
700000〜3500000Kg・mm2、テーパ部4bの剛性は
263510〜1320000Kg・mm2の範囲内とすることがで
きる。 〔考案の効果〕 本考案は、以上のように構成されているので、
使用時の重量は竹とアルミパイプとの中間にあ
り、バランスウエイトとしても丁度良く、又機械
へセツトし乾燥させた場合、しなりが適当であつ
て麺の切れは皆無であり、又曲がり、そりがな
く、真円度も良く、外径の安定性に優れ、均一で
揃つた径のものを多量に提供でき、更に強度的に
は、麺を8の字状に捲付けた際に発生する曲げ応
力に充分耐えると共に、表面硬度は、機械伸しに
充分適応でき、又送り装置の鋸刃が外層へ喰い込
み廻り止め効果が得られ、更に又、座屈強度が大
きく、割れにくく、又両端は栓6,6′で密閉さ
れているので衛生的であり、充分殺菌熱、洗浄に
耐え、更にポリプロピレン層の柔軟性と高強度繊
維の硬度によつて傷付きにくく耐久性に優れると
共に、段状のテープ跡5が麺の滑りを完全に阻止
し、麺がよれたり、切れたりして不良品となり、
再生にまわることが皆無となり、歩留りを向上で
き、アルミパイプ製に比べて品質のよい麺の生産
性に優れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は所定のサイズに裁断したプリプレグの
平面図、第2図は芯金の側面図、第3図は芯金に
プリプレグを捲着し、更にその外周へポリプロピ
レン熱収縮チユーブをかぶせて加熱収縮させた状
態の拡大横断面図、第4図は積層管の側面図、第
5図は積層管の一部拡大縦断面図、第6図は管杆
の側面図、第7図は従来の管杆の形状及びサイズ
を示した側面図である。 4……積層管、4a……パラレル部、4b……
テーパ部、5……テープ跡、6,6′……栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス、カーボン等の高強度繊維と、熱硬化
    性、熱可塑性の樹脂によつて積層管4を成形し、
    該積層管の表面に成形時のテープ跡5を一定ピツ
    チに、かつ段状に設けると共に、パラレル部4a
    の一端にテーパ部4bを所望長に設け、その両端
    に表面平滑な栓6,6′を装着してなる麺製造用
    管杆。
JP614188U 1988-01-20 1988-01-20 Expired JPH0451593Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614188U JPH0451593Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP614188U JPH0451593Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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Publication Number Publication Date
JPH0231486U JPH0231486U (ja) 1990-02-27
JPH0451593Y2 true JPH0451593Y2 (ja) 1992-12-04

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ID=31210121

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