JPH0451470Y2 - - Google Patents

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JPH0451470Y2
JPH0451470Y2 JP1986054576U JP5457686U JPH0451470Y2 JP H0451470 Y2 JPH0451470 Y2 JP H0451470Y2 JP 1986054576 U JP1986054576 U JP 1986054576U JP 5457686 U JP5457686 U JP 5457686U JP H0451470 Y2 JPH0451470 Y2 JP H0451470Y2
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JP
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cylinder
lead wire
belt
tantalum
tool
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はタンタル固体電解コンデンサ素子に植
設したタンタルリード線に付着した化成被膜等を
除去する装置に関する。
(従来の技術) タンタル粉末にタンタルリード線を植え込んで
成形−焼結したタンタル固体電解コンデンサ素子
の前記タンタルリード線をアルミからなるベルト
に定ピツチで溶接し、この状態で化成、硝酸マン
ガン含浸、焼成などの処理を行つたのち、前記リ
ード線を所要寸法に切断してアルミベルトから切
り離したのち、該コンデンサ素子のタンタルリー
ド線にリードフレーム又はNi線、Cp線などに溶
接していた。しかしながら、前記の化成工程にお
いては化成液面のコントロールが困難であるこ
と、毛細管現象によつて化成液が這い上がりなど
によつてタンタルリード線の所定位置までに化成
被膜を付着させることは難しく、ばらつきを生
じ、また硝酸マンガンの含浸−焼成工程では飛散
した硝酸マンガンが付着し、焼成により二酸化マ
ンガンがタンタルリード線に付着する場合も多か
つた。これらの化成被膜や二酸化マンガンは電気
的に不導体であるため、該タンタルリード線にリ
ードフレームなどを溶接する場合は前記化成被膜
や二酸化マンガンを破壊しながら溶接することと
なる。このため、化成被膜などを破壊する溶接エ
ネルギーがリード線との溶接エネルギーとしては
過大にすぎて火花をともなつて飛散したりして不
安定となる問題点があつた。特に化成被膜などは
不均一な場合が多く、溶接強度にばらつきを生じ
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、タンタルリード線の溶接個所
は化成被膜などにより不導体を形成している場合
があり、リードフレームなどとの溶接結果が安定
せず、ばらつきを生じる。
本考案は以上の欠点を除去するもので、不導体
である化成被膜をあらかじめ除去する装置を提供
することにより、タンタルリード線とリードフレ
ームなどとの安定した溶接を得ることを目的とす
る。
[考案の効果] (問題点を解決するための手段と作用) 本考案のタンタルリード線に付着した化成被膜
の除去装置は、コンデンサ素子に植設したタンタ
ルリード線を溶接したベルトを押圧するベルト押
えと、該ベルト押えで固定した状態でタンタルリ
ード線を上下又は左右から挾み化成被膜などを削
り取る削り工具と、該削り工具を取着し第1のシ
リンダの動作により開閉し前記削り工具がリード
線に接するようにした工具保持部と、該工具保持
部と前記第1のシリンダをリード線の長さ方向に
駆動させる第2のシリンダとを具備しており、第
2のシリンダを駆動させて削り工具が化成被膜を
削りとつたのち、第1のシリンダを駆動させて工
具保持部を開いて削り工具をリード線から離し、
これらの動作を繰り返すことにより連続的に化成
被膜等を削るものである。
(実施例) 第1図に示すように、コンデンサ素子1に植設
したタンタルリード線2をアルミベルト3に一定
ピツチで溶接し第2図のようなベルトを構成す
る。このアルミベルト3を化成被膜除去装置のベ
ルト受け4に載置し、前記リード線2をシリンダ
の下降やスプリングなどを駆動源とするベルト押
え5によつて押圧し固定する。このようにしてリ
ード線を固定したら、第2のシリンダ9を駆動さ
せて工具保持部7に取着された削り工具8を前記
リード線2の所定の個所に位置させる。しかるの
ち、第1のシリンダ6を駆動させてその先端に取
付けられた円錐状のカム10を工具保持部7の対
のアーム11に回転するように取着された2個の
ローラー12間に進入させることによつて、工具
保持部7に固定された削り工具8を前記リード線
2に接触させる。そして、第2のシリンダ9を前
記とは逆方向に駆動させることによつて削り工具
8がリード線2表面を移動し、その表面に生成さ
れている化成被膜あるいは二酸化マンガンなどを
削り取る。所定位置に停止した工具保持部7は次
いで第1のシリンダ6を前記とは逆方向に移動さ
せ、したがつて、円錐状のカム10は後退するの
で前記ローラー12はスプリング13の作用によ
り閉じるので、削り工具8はリード線2から離れ
て開くこととなる。
このような動作を1サイクルとして順次アルミ
ベルト3を移動させ上記の動作を連続的に行うこ
とによつて、タンタルリード線2の溶接個所に生
成した化成被膜や二酸化マンガンなどを除去する
ことができる。なお、上記実施例ではリード線2
を削り工具8が上下から挾んだ構成について述べ
たが、左右から挾んでも同様の効果を得ることが
できる。
また、第2のシリンダ9は、リード線の根元方
向へ削り取るように動いてもよいし、逆にリード
線の先端方向へ削り取る方向に動いてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案になるタンタルリー
ド線に付着した化成被膜等の除去装置によれば、
化成被膜等の不導体を連続的に除去し、該除去部
にリードフレームなどを溶接できるので、溶接強
度のばらつきを小さく抑える効果を得ることがで
きるとともに、溶接時に不導体を破壊することが
ないので火花の発生や飛散なども少なくなるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は化成被
膜等の除去装置を示す正面図、第2図はベルトに
コンデンサ素子を溶接した状態を示す正面図であ
る。 1……コンデンサ素子、2……タンタルリード
線、3……ベルト、4……ベルト受け、5……ベ
ルト押え、6……第1のシリンダ、7……工具保
持部、8……削り工具、9……第2のシリンダ、
10……円錐状のカム、11……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ素子に植設したタンタルリード線を
    溶接したベルトを載置するベルト受けと、該ベル
    ト受けを押圧するベルト押えと、前記タンタルリ
    ード線を上下または左右から挾む削り工具と、該
    削り工具を取着し上下に開閉する工具保持部と、
    該工具保持部の開閉を制御する第1のシリンダ
    と、前記工具保持部および第1のシリンダを前記
    リード線の長さ方向に駆動させる第2のシリンダ
    を具備し、第2のシリンダを駆動させて位置決め
    したのち、第1のシリンダを駆動させてタンタル
    リード線を挟み、次いで第2のシリンダを駆動さ
    せて化成被膜等を削り取ることを特徴とするタン
    タルリード線に付着した化成被膜等の除去装置。
JP1986054576U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0451470Y2 (ja)

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JP1986054576U JPH0451470Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JP1986054576U JPH0451470Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62166621U JPS62166621U (ja) 1987-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160537U (ja) * 1984-04-03 1985-10-25 マルコン電子株式会社 リ−ド線付着余剰樹脂除去装置

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Publication number Publication date
JPS62166621U (ja) 1987-10-22

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