JPH0451315Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0451315Y2
JPH0451315Y2 JP5380787U JP5380787U JPH0451315Y2 JP H0451315 Y2 JPH0451315 Y2 JP H0451315Y2 JP 5380787 U JP5380787 U JP 5380787U JP 5380787 U JP5380787 U JP 5380787U JP H0451315 Y2 JPH0451315 Y2 JP H0451315Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
motor
push
bell crank
faucet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5380787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63162262U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5380787U priority Critical patent/JPH0451315Y2/ja
Publication of JPS63162262U publication Critical patent/JPS63162262U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0451315Y2 publication Critical patent/JPH0451315Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気スイツチに対する操作により出湯
操作を行う瞬間湯沸器に関し、詳しくは、モータ
により駆動される揺動機構を設け、ガスバーナへ
の燃料ガス供給を断続するガス弁の押引操作杆と
水加熱用熱交換器への水供給を断続する水栓の押
引操作杆とを前記揺動機構に、その揺動機構の揺
動動作により前記ガス弁と前記水栓とが連係して
開閉されるように連動連結した瞬間湯沸器の弁操
作構造に関する。
〔従来の技術〕
瞬間湯沸器においてモータによりガス弁及び水
栓を連係させて開閉する(ガス弁及び水栓の夫々
を電磁弁とするに比して消費電力を小さくできる
利点がある)については、ガス弁及び水栓の夫々
とモータとを歯車機構により連動させるものも考
えられたが、歯車機構による連動では複数の歯車
を要するために構造が複雑になるという問題があ
つた。
そこで、改良として、前述の如くガス弁及び水
栓の夫々とモータとを揺動機構をもつて連動させ
たものが考えられたが、現状その具体的構造とし
ては、第13図及び第14図に示すように、 モータ34の駆動軸34aと平行な軸芯R周り
において揺動自在な扇型の揺動部材44を設け、
モータ34の駆動軸34aに付設したクランク機
構38との係合によりモータ34の駆動に伴い揺
動部材44を往復揺動させる長穴44aを揺動部
材に形成し、もつて、揺動部材44の1側端にガ
ス弁9の押引操作杆28に対する係合連結部を設
け、揺動部材44の他側端に水栓6の押引操作杆
21に対する接当連結部を設けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の構造では、揺動部材を基点とし
た、ガス弁の連設方向及び水栓の連設方向に対
し、モータの連設方向が直交するために、これら
モータ、ガス弁、水栓、並びに、それらの連係構
造を湯沸器のケーシングに収納しようとする場
合、ガス弁、水栓の連設方向にスペースを確保す
ることに加えて、それらと直交する方向にもモー
タを収納するためのかなりのスペースを確保しな
ければならず、そのことが原因となつて湯沸器全
体のコンパクト化、特に薄型化が難しくなる問題
があつた。
本考案の目的は、モータと水栓・ガス弁とを連
動させる揺動機構を合理的な構造とすることによ
り、上述問題を解決する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による瞬間湯沸器の弁操作構造は、ガス
弁の押引操作杆及び水栓の押引操作杆とモータと
を連動させる揺動機構を構成するに、前記モータ
の駆動軸と直交する軸芯周りにおいて揺動自在な
ベルクランクを設け、前記モータの駆動軸に付設
した偏芯回転カムとの係合により前記モータの駆
動に伴い前記ベルクランクを往復揺動させる係合
部を、前記ベルクランクの一端側から前記モータ
の前面対向箇所に延設し、前記ベルクランクの他
端側に、前記ガス弁の押引操作杆及び前記水栓の
押引操作杆に対する連結部を設けたことを特徴構
成とし、その作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、モータ34の前面対向箇所に延設した
係合部36,36aは(第1図ないし第3図参
照)、モータ34の駆動軸34aに付設した偏芯
回転カム38との係合によりモータ34の駆動に
伴い、ベルクランク35の揺動軸芯Q及びモータ
34の回転軸芯の夫々と直交する方向に動作し、
そして、その係合部36,36aの動作に伴うベ
ルクランク35の揺動により、ベルクランク35
の他端側に連結されたガス弁9の押引操作杆28
と水栓6の押引操作杆21とがモータ34の回転
軸芯方向と同方向に押引操作される。
すなわち、上述本考案の特徴構成によれば、ガ
ス弁及び水栓夫々の押引操作杆とモータの駆動軸
とが、ベルクランクの揺動軸芯及びモータの回転
軸芯の夫々と直交する方向(図上、上下方向)に
並んだ状態で、それらの向き(ガス弁及び水栓の
連設方向とモータの連設方向)が同じ方向とな
る。
〔考案の効果〕
その結果、モータ、ガス弁、水栓、並びに、そ
れらの連係構造を湯沸器のケーシングに収納する
にあたつて、その収納スペースを特にベルクラン
クの揺動軸芯方向において短尺化できる。
すなわち、ガス弁及び水栓の連設方向に対して
モータの連設方向が直交することが原因で湯沸器
のコンパクト化、殊に薄型化が難しくなつていた
という従前の問題を解消できて、湯沸器の薄型
化、並びに、コンパクト化を容易にし得るに至
り、ひいては、モータを利用した電気的操作故に
操作が楽で、しかも、揺動機構をもつての構造簡
単な弁操作故に比較的安価なものでありながら、
壁等への設置状態において邪魔にならず、又、他
の厨房機器等への組込装備も容易な設置性でも優
れた瞬間湯沸器を提供できるようになつた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図、第7図、第8図に示すように、前後厚
み方向において偏平な直方体形状のケーシング1
に、フインチユーブ型の水加熱用熱交換器2、そ
の熱交換器2から連設した燃焼室形成用筒体3、
及び、その筒体3内に燃焼面を臨ませたバーナ4
を、その順でケーシング上端側から並べて内装す
ると共に、弁類及び電装品をバーナ4の下方に配
置して内装し、更に、金属製フレキシブル管から
成る出湯管5をケーシング1の下端から延設し、
もつて、瞬間湯沸器を構成してある。
熱交換器2、筒体3、並びに、バーナ4の夫々
は前後厚み方向及び左右巾方向の夫々においてケ
ーシング内スペースのほぼ全域を専有している。
弁類としては、熱交換器2への給水を断続する
水栓6、熱交換器2への給水圧を所定圧に維持す
るダイヤフラム式水ガバナー7、熱交換器2への
給水量と熱交換器2からの送出湯に対して混合さ
せるバイパス水量との分流比を調整する水量調整
弁8、並びに、バーナ4への燃料ガス供給を断続
するガス弁9、前記のダイヤフラム式水ガバナー
7に連動して熱交換器2への通水がある状態での
み燃料ガス供給を許容する水圧応道弁10、バー
ナ4へのガス供給圧を所定圧に維持するガスガバ
ナー11、バーナ4への燃料ガス供給量を調整す
るガス量調整弁12の夫々がケーシング1に内装
されている。
図中13はパイロツトバーナ、14は不完全燃
焼並びに立消えを検出する熱電対、15は点火用
スパークロツドである。
水量調整弁8とガス量調整弁12とは夫々、ケ
ーシングの前面に設けた湯温調整具に連動させて
あり、それら調整弁8,12の連係操作により吐
出湯温を調整するようにしてある。
水栓6にはパイロツト式ダイヤフラム弁を適用
してあり、第1図及び第2図に示すように、上流
側水路f1と下流側水路f2との連通を環状弁座16
に対する接触により遮断するダイヤフラム弁体1
7に上流側水路f1と圧力室aとを連通する小孔1
8を形成すると共に、圧力室aと下流側水路f2
にわたらせて設けたパイロツト流路Pを開閉する
パイロツト弁体19をスプリング20により閉弁
側に付勢した状態で設けてある。
つまり、水栓操作具としての押引操作杆21に
よりパイロツト弁体19をスプリング20の閉じ
付勢力に抗して開弁すると、小孔18を介して圧
力室a内にかかつていた上流側水路f1の水圧がパ
イロツト流路Pを介して下流側水路f2に開放され
ることから、ダイヤフラム弁体17に直接かかる
上流側水路f1の水圧によりダイヤフラム弁体17
が環状弁座16から離間(開弁)し、下流側水路
f2への通水、すなわち、熱交換器2への給水が開
始される。
尚、パイロツト弁体19により開閉する流路孔
の開口面積はダイヤフラム弁体17における小孔
18の開口面積よりも大としてある。
一方、押引操作杆21によるパイロツト弁体1
9の開弁操作を解除すると、スプリング20の閉
じ付勢力によりパイロツト弁体19が閉弁してパ
イロツト流路Pが遮断されることから、小孔18
からの水流入により圧力室aに上流側水路f1の水
圧が封入蓄積され、それに対し環状弁座16の部
分では下流側水路f2への送水により水圧が低下し
ていることから、ダイヤフラム弁体17表裏の圧
力バランス上、ダイヤフラム弁体17が閉弁し、
熱交換器2への給水が遮断される。
上記パイロツト式ダイヤフラム弁を構成するに
あたつては、パイロツト弁体19の開閉動作方向
をダイヤフラム弁体17の開閉動作方向に対し直
交する方向としてある。
すなわち、パイロツト弁体19を内装するパイ
ロツト弁部分6Aをダイヤフラム弁体17を内装
する円盤状の弁本体部分6Bに対して、パイロツ
ト弁部分6Aの長手方向が弁本体部分6Bの半径
方向なるような向きで付設してあり、それによつ
て、パイロツト式ダイヤフラム弁、すなわち、水
栓6をダイヤフラム弁体17動作方向で短尺化し
て弁全体構成の小型化を図つてある。
ガス弁9は、不完全燃焼発生時並びに立消え時
に燃料ガス供給を自動的に遮断する電磁式安全弁
を兼ねており、その構造としては、環状弁座22
に対する接触により上流側ガス路g1と下流側ガス
路g2との連通を遮断する弁体23を弁棒24の一
端に取付け、その弁棒24をケース25に揺動自
在に貫通させて弁棒24の他端に磁性体26を取
付け、ケース25と弁体23との間には弁体23
を閉弁側に付勢するスプリング27を介装してあ
る。
一方、ガス弁操作具としての押引操作杆28を
弁外部とケース25内とにわたらせて弁棒24と
同芯配置で貫通させ、その押引操作杆28のケー
ス内側端部にU字状のヨーク29を磁性体26に
対向させて取付け、そのヨーク29では両脚部に
各部のコイルを付設して第1及び第2の2個の電
磁石30A,30Bを構成してある。
そして、2個の電磁石30A,30Bのうちの
第1電磁石30Aは、第5図に示すように、前記
の燃焼状態検出用熱電対14に電気接続してその
熱電対14の発生電力により励磁するようにし、
他方の第2電磁石30Bは、湯沸器に具備した電
池Eを電源として、別途設けたタイマー回路Tに
より、給湯開始操作が行なわれた時点から設定時
間(例えば10数秒)だけ励磁するようにする。
つまり、給湯開始操作時、押引操作杆28の引
出し操作により弁体23をスプリング27の閉じ
付勢力に抗して開弁するについては、給湯開始操
作に伴いタイマー回路により通電される第2電磁
石30Bの励磁により磁性体26をヨーク29に
吸着させることで弁棒24と押引操作杆28とを
連結状態としておき、そして、バーナ4及びパイ
ロツトバーナ13が着火した後は、熱電対14の
発生電力により第1電磁石30Aを励磁すること
で、タイマー回路により第2電磁石30Bへの通
電が停止された後も磁性体26をヨーク29に吸
着させたままとして、弁棒24と引出し状態に保
持された押引操作杆28との連結を維持し、それ
によつて、弁体23を開弁状態に維持する。
弁体23の閉弁操作は押引操作杆28の押込み
操作により行うが、給湯運転途中において不完全
燃焼や立消えが生じたときには、それに伴う熱電
対14の発生電力低下により第1電磁石30Aに
よる磁性体26の吸着が解除されて弁棒24と引
出し状態に保持された押引操作杆28との連結が
断たれ、スプリング27の閉じ付勢力により弁体
23が閉弁する。
図中31は第1及び第2電磁石30A,30B
に対する通電用リード線であり、又、32はそれ
らリード線31に対する端子板である。
前記水栓6及びガス弁9は1つのモータにより
連係させて開閉操作をするようにしてあり、それ
によつて、例えば水栓6及びガス弁9の夫々を電
磁式開閉弁で構成する等に比して消費電力を節減
して、外部から一般100V電源を採らずとも電池
Eだけで十分長期にわたつて使用できるようにし
てある。
モータによる弁操作構造としては、第1図ない
し第4図、第7図及び第8図に示すように、バー
ナ4の下方において、減速機33付きのモータ3
4を、その駆動軸34aをケーシング前面視にお
いて左向きに突出させる姿勢でケーシング1の左
側に内装し、それに対し、水栓6はダイヤフラム
弁体17の動作方向がケーシング前後厚み方向と
なり、かつ、その押引操作杆21を左向きに突出
させる姿勢でケーシング1の右側に、又、ガス弁
9はその押引操作杆28を左向きに突出させる姿
勢でケーシング1左右中央部のやや左寄りに夫々
配置してある。
モータ34における減速機33の両端部には、
一端が左向きに延び、かつ、他端が下向きに延び
る直角ベルクランク35の一対を、夫々ケーシン
グ前後厚み方向に向く同一軸芯Q周りで揺動自在
な状態で振分け配置してある。
これら一対のベルクランク35,35は、それ
らの一端側どうしがモータ34の前面に対向する
板状部36により継がり、かつ、他端側どうしが
ガス弁9の頭部に対向する板状部37によりつな
がる1体形成品で構成してある。
ベルクランク35一端側の板状部36にはベル
クランク35の揺動軸芯Q方向に長い長穴36a
を形成してあり、この長穴36aを形成した板状
部36をモータ34の駆動軸34aに付設した偏
芯回転カム38に対するベルクランク揺動操作用
の係合部として、その長穴36aに偏芯回転カム
38を係入させてある。
一方、ベルクランク35の他端側においては、
ガス弁9の押引操作杆28に対する連結部とし
て、端子板32を係合させる溝37aを形成し、
この溝37aと端子板32との係合によりベルク
ランク35他端側とガス弁9の押引操作杆28と
を連結してあり、又、水栓6の押引操作杆21に
対する連結部として、他端側板状部37に水栓6
の押引操作杆21を貫通させる穴37bを形成
し、この穴37bに貫通させた押引操作杆21の
端部に抜け止めナツト39を付設することにより
ベルクランク35他端側と水栓6の押引操作杆2
1とを連結してある。
つまり、ベルクランク一端側の長穴36aと偏
芯回転カム38との係合により、モータ駆動軸3
4aの0°から180°までの回転に伴いベルクランク
35の他端側を左方に揺動させることで、水栓6
及びガス弁9の押引操作杆21,28を引き操作
して水栓6及びガス弁9を開弁し、そして、モー
タ駆動軸34aの180°から360°までの回転に伴い
ベルクランク35の他端側を右方に揺動させるこ
とで、水栓側押引操作杆21の閉じ付勢用スプリ
ング20による押込み側への復帰動作を許すと共
にガス弁側押引操作杆28を押し操作して水栓6
及びガス弁9を閉弁するようにしてある。
一方、水栓6及びガス弁9とモータ34との連
動を上述の如く揺動機構をもつて行うようにした
ことで、例えば、水栓6及びガス弁9の夫々とモ
ータ34とを歯車機構により連動させる等に比し
て、弁操作構造を構造的に簡略なものとしてあ
る。
又、その揺動機構についても、前述の如く、モ
ータ34の回転軸芯と直交する向きの軸芯Q周り
で揺動自在なベルクランク35を、モータ34の
前面に配置した長穴36aと偏芯回転カム38と
の係合により揺動させて水栓6及びガス弁9の押
引操作杆21,28を押引操作させるようにした
ことにより、モータ駆動軸34a、水栓6の押引
操作杆21、及び、ガス弁9の押引操作杆28が
一対のベルクランク35,35の離間巾内で、モ
ータ回転軸芯及びベルクランク揺動軸芯Qの夫々
と直交する方向に並んで、それらモータ駆動軸3
4aの向きと押引操作杆21,28の向き、すな
わち、一対のベルクランク35,35を基点とし
たモータ34の連設方向と水栓6及びガス弁9
夫々の連設方向とが同一方向となるようにし、そ
れによつて、モータ34、水栓6、ガス弁9、並
びに、それらを連動させる連係構造をケーシング
1に内装するに要するスペースを、特にベルクラ
ンク揺動軸芯方向において短尺化して、湯沸器の
コンパクト化、殊に、薄型化を図つてある。
給湯操作構成としては、出湯管5の先端に取付
けた吐出状態切換用の出湯具40に常開型の操作
スイツチSW1を付設し、他方、モータ34にお
ける減速機33内において、第6図に示すよう
に、モータ駆動軸34aとともに回転する円盤4
1に、その回転方向180°だけ位相が異なる2箇所
に欠如部42a,42bを設けた電極板42を付
設すると共に、その電極板42に対して円盤41
の回転に伴い摺接するブラシ型の固定電極43を
設けて、それら欠如部42a,42bを有する電
極板42とブラシ型固定電極43とにより、モー
タ駆動軸34aの回転角が0°の付近と180°の付近
のときにのみ開成するモータ連動スイツチSW2
を構成してある。
そして、電気回路上、電池Eとモータ34とを
結ぶモータ電源回路に対し、それら操作スイツチ
SW1とモータ連動スイツチSW2を並列配置で
介装してある。
つまり、モータ駆動軸34aの回転角が0°であ
る初期状態において操作スイツチSW1がON操
作されるとモータ34が始動し、それに続いて、
モータ連動スイツチSW2が閉成する。
そして、操作スイツチSW1に対する操作が解
除されて操作スイツチSW1がOFF状態に復帰し
た後も、モータ駆動軸34aの回転角が180°に達
してモータ連動スイツチSW2が開成するまで、
モータ34の回転はモータ連動スイツチSW2の
閉成により継続され、その間に先に述べた如く水
栓6及びガス弁9が開弁される。
次に、モータ駆動軸34aの回転角が180°であ
つてモータ34が停止している状態(給湯運転状
態)において、再度、操作スイツチSW1がON
操作されるとモータ34が再び始動し、それに続
いてモータ連動スイツチSW2が閉成する。
そして、操作スイツチSW1に対する操作が解
除されて操作スイツチSW1がOFF状態に復帰し
た後も、前回と同様にモータ駆動軸34aの回転
角が360°に達して(0°に復帰して)モータ連動ス
イツチSW2が開成するまで、モータ34の回転
はモータ連動スイツチSW2の閉成により継続さ
れ、その間に先に述べた如く水栓6及びガス弁9
が閉弁されて初期状態(給湯運転停止状態)に戻
る。
尚、前記のタイマー回路Tには、ガス弁9の第
2電磁石30Bに対する通電制御とともに点火用
スパークロツド15の作動も合わせて制御させる
ようにしてあり、又、前記の操作スイツチSW1
は、電気回路上、給湯運転停止状態におけるON
操作時にのみ前記のタイマー回路Tに対する起動
スイツチとして兼用されるようにしてある。
〔別実施例〕
次の本考案の別実施例を列記する。
モータ駆動軸34aに付設の偏芯回転カム38
に対する係合部として、前述実施例においては、
モータ34の前面に対向させるように一対のベル
クランク35,35の一端側どうしにわたらせた
板状部36に偏芯回転カム38を係入させる長穴
36aを形成したが、それに代えて、第9図に示
すように、モータ34の側部に配置した1個のベ
ルクランク35の一端側から、回転クランク型式
の偏芯回転カム38に係合させるフオーク状部材
36Aをモータ34の前面対向箇所に延設するよ
うにしても良く、又、第10図に示すように、図
面上モータ34の下方に配置したベルクランク3
5の一端側から、偏芯回転カム38を係合させる
切欠き36bを形成した部材36Bをモータ34
の前面対向箇所へ近接するようにしても良く、偏
芯回転カム38との係合のためにベルクランク3
5の一端側からモータ34の前面対向箇所へ延設
する係合部の具体的形状・構造は種々の改良が可
能である。
偏芯回転カム38は回転クランク型式のもので
あつても良く、その具体構造は種々の改良が可能
である。
又、モータ34の駆動軸34aと直交する方向
の軸芯を揺動軸芯Qとするベルクランク35の具
体的配置も、先の第10図に示すように図面上モ
ータ34の下方に配置したり、あるいは、第11
図に示すように、ベルクランク35の一端側(モ
ータ34との連結側)に対して、モータ34とベ
ルクランク35の他端側とが反対側に位置するよ
うにベルクランク35を配置する等、種々の変更
が可能である。
ベルクランク35の他端側において、水栓6及
びガス弁9の押引操作杆21,28に対する連結
部の構造としては、係合連結や枢支連結等、種々
の連結構造を適用できる。
水栓6及びガス弁9の押引操作杆21,28に
は、第12図に示す中継クランク21A等の種々
の中継機構を介装しても良い。
前述実施例においては、ベルクランク35の揺
動軸芯方向を湯沸器の前後厚み方向としたが、本
考案の弁操作構造を湯沸器ケーシングに組込むに
あたつて、ベルクランク35の揺動軸芯をいずれ
の向きにするかは任意である。
水栓6及びガス弁9夫々の型式は不問であり、
例えば、水栓6をパイロツト式ダイヤフラム弁と
するに代えて直動型式の弁としても良い。
ベルクランク35の他端側に連動連結する水栓
6及びガス弁9夫々の個数は複数であつても良
く、例えば、ベルクランク35の他端側に対し、
電磁式安全弁としてのガス弁と元弁としてのガス
弁との2つのガス弁を連動連結するようにしても
良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の実施例を示し、
第1図は閉弁操作状態を示す拡大断面図、第2図
は開弁操作状態を示す拡大断面図、第3図はモー
タ前面視の拡大図、第4図は瞬間湯沸器の全体構
成を示す図、第5図は電気回路図、第6図はモー
タ連動スイツチの構成図、第7図は瞬間湯沸器の
前面視組立図、第8図は第7図における−線
矢視図である。第9図ないし第12図は夫々本考
案の別実施例を示す斜視図及び部分構造図であ
る。第13図及び第14図は従来例を示すモータ
前面視図とモータ側面視図である。 2……熱交換器、4……バーナ、6……水栓、
9……ガス弁、19……パイロツト弁、21,2
8……押引操作杆、34……モータ、34a……
駆動軸、35……ベルクランク、36……板状
部、36a……長穴、38……偏芯回転カム、Q
……揺動軸芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 モータ34により駆動される揺動機構を設
    け、ガスバーナ4への燃料ガス供給を断続する
    ガス弁9の押引操作杆28と水加熱用熱交換器
    2への水供給を断続する水栓6の押引操作杆2
    1とを前記揺動機構に、その揺動機構の揺動動
    作により前記ガス弁9と前記水栓6とが連係し
    て開閉されるように連動連結した瞬間湯沸器に
    おいて、前記揺動機構を構成するに、前記モー
    タ34の駆動軸34aと直交する軸芯Q周りに
    おいて揺動自在なベルクランク35を設け、前
    記モータ34の駆動軸34aに付設した偏芯回
    転カム38との係合により前記モータ34の駆
    動に伴い前記ベルクランク35を往復揺動させ
    る係合部を、前記ベルクランク35の一端側か
    ら前記モータ34の前面対向箇所に延設し、前
    記ベルクランク35の他端側に、前記ガス弁9
    の押引操作杆28及び前記水栓6の押引操作杆
    21に対する連結部を設けた瞬間湯沸器の弁操
    作構造。 2 前記係合部が、前記モータ34の前面に対向
    する板状部36において前記偏芯回転カム38
    を係入させる長穴36aを前記ベルクランク3
    5の揺動軸芯Q方向に形成したものである実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の瞬間湯沸器
    の弁操作構造。 3 前記水栓6がパイロツト式のダイヤフラム弁
    であつて、前記水栓6の押引操作杆21がその
    パイロツト式ダイヤフラム弁におけるパイロツ
    ト弁19の押引操作杆であり、前記ベルクラン
    ク35の他端側において、前記水栓6の押引操
    作杆21に対する連結部と前記ガス弁9の押引
    操作杆28に対する連結部とをその順で前記ベ
    ルクランク35の揺動軸芯Q側から並べて設け
    てある実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の瞬間湯沸器の弁操作構造。
JP5380787U 1987-04-09 1987-04-09 Expired JPH0451315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5380787U JPH0451315Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5380787U JPH0451315Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63162262U JPS63162262U (ja) 1988-10-24
JPH0451315Y2 true JPH0451315Y2 (ja) 1992-12-03

Family

ID=30880210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5380787U Expired JPH0451315Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0451315Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63162262U (ja) 1988-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2476773C2 (ru) Термоэлектрическое предохранительное исполнительное устройство для газовой горелки бытового прибора
WO1996029531A1 (en) Valve actuating device of a heating and/or cooling system
JP2001521134A (ja) ガス制御器
JP2004132543A (ja) 電気流体圧制御弁
EP0502558B1 (en) Fuel control valve construction
JPH0451315Y2 (ja)
JP2007162971A (ja) ガス器具
RU2337272C2 (ru) Газорегулировочная арматура
JP3950276B2 (ja) 排気ガス還流制御装置
EP0809771B1 (en) Valve control device and method of controlling a valve
US6604540B2 (en) Gas control valve in water heater
JPH0117739Y2 (ja)
JPH0362971B2 (ja)
JPS6165060A (ja) 流体切替弁
JPH0449480Y2 (ja)
JPH11173547A (ja) ガス燃焼器具の立ち消え安全装置
US2052918A (en) Motor operated valve
JPH0351638Y2 (ja)
JP3230943B2 (ja) ガス機器の弁機構
JPS6364675B2 (ja)
JP2780779B2 (ja) 瞬間湯沸器
JPH0114487B2 (ja)
JPH0158418B2 (ja)
JPH0355431A (ja) 元止式瞬間ガス湯沸器
JPH03615Y2 (ja)