JPH0451030Y2 - - Google Patents

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JPH0451030Y2
JPH0451030Y2 JP1946088U JP1946088U JPH0451030Y2 JP H0451030 Y2 JPH0451030 Y2 JP H0451030Y2 JP 1946088 U JP1946088 U JP 1946088U JP 1946088 U JP1946088 U JP 1946088U JP H0451030 Y2 JPH0451030 Y2 JP H0451030Y2
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electrode
chip
water jacket
electrode chip
electrode holder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプロジエクシヨン溶接に用いられる電
極チツプの冷却装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、第6図に示すようにプロジエクシヨン溶
接により例えばナツトを板材に溶接する場合、プ
ロジエクシヨン溶接用電極aの構造は、中心軸部
に摺動自在に挿通され先端部にナツトを位置決め
するためにナツト穴に嵌合する位置決め部b1を有
するガイドピンbを設けていた。そのため、電極
チツプcの冷却は電極チツプcおよび電極ホルダ
dを固定する円筒状本体eの外周部に水冷ケーシ
ングfを設けて行なつていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、板材とナツトをプロジエクシヨン溶
接によつて密封状態に溶接する場合、ナツトの板
材と接触する面に環状の突起を設けて(第3図及
び第4図参照)溶接しなければならなかつた。こ
のため、電極チツプに導通する電流を多く流す必
要があり、上記従来の電極チツプでは冷却能力が
不足するという問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、電
極チツプの外周面を直接冷却水によつて効率良く
冷却することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の上記課題を解決するための手段は、電
極ホルダと、該電極ホルダの上端部に装着される
電極チツプと、上記電極ホルダ及び電極チツプの
各中心軸部に摺動自在に挿通され先端部が上記電
極チツプの通電面上に突出し該突出部にワークを
該通電面に位置決めするための位置決め部を有す
るガイドピンとを備えたプロジエクシヨン溶接用
電極を対象とする。そして、上記電極ホルダは、
内部に中心軸部と同心状に形成された環状のウオ
ータジヤケツトを有するとともに、上端部に中心
軸部と同心状にかつ上記ウオータジヤケツトに連
通するように開口された環状のチツプ嵌入口を有
し、上記ウオータジヤケツト及びチツプ嵌入口の
形成により上記電極ホルダの中心部には円筒状に
直立する中心円筒部が形成されており、該中心円
筒部の外周面にはおねじ部が設けられている。上
記電極チツプは、下面に開口し上記中心円筒部の
おねじ部に螺合可能なめねじ孔部を有しかつ上記
チツプ嵌入口に嵌入可能な袋ナツト形状に形成さ
れている。上記電極チツプは、上記電極ホルダの
チツプ嵌入口に嵌入されかつ該電極チツプの下部
を上記ウオータジヤケツト内に臨ましめた状態で
上記中心円筒部のおねじ部に対するめねじ孔部の
螺合により上記電極ホルダに固定され、上記ウオ
ータジヤケツト内に臨む上記電極チツプの下部の
外周面には上下方向に延びる複数の縦溝が形成さ
れて相隣る縦溝間に上下方向に延びるフインが形
成されているものとする。
(作用) これにより、ガイドピンの位置決め部によつて
ワークを位置決めしてプロジエクシヨン溶接を行
なう場合、導通される電流により加熱された電極
チツプは、該電極チツプの下部が電極ホルダ内部
のウオータジヤケツト内に臨むとともに該下部に
は複数の縦溝によつてフインが形成されているこ
とから冷却容積を減少させながら冷却面積を増大
させているので、該ウオータジヤケツトに導入さ
れる冷却水によつて効率よく冷却される。
(実施例) 以下、図面に基いて本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図ないし第2図に示すように、プロジエク
シヨン溶接用電極(以下、PW電極という)1
は、電極ホルダ2と、該電極ホルダ2の上端部に
装着される電極チツプ3と、上記電極ホルダ2及
び電極チツプ3の各中心軸部に摺動自在に挿通さ
れ先端部が上記電極チツプ3の通電面3c上に突
出し該突出部にワークを該通電面3cに位置決め
するための位置決め部5aを有するセラミツク製
のガイドピン5とを備えている。
上記電極ホルダ2は、内部に中心軸部と同心状
に形成された環状のウオータジヤケツト2dを有
するとともに、上端部に中心軸部と同心状にかつ
上記ウオータジヤケツト2dに連通するように開
口された環状でテーパ状のチツプ嵌入口2eを有
していて、上記ウオータジヤケツト2d及びチツ
プ嵌入口2eの形成により上記電極ホルダ2の中
心部には円筒状に直立する中心円筒部2aが形成
されている。該中心円筒部2aの外周面にはおね
じ部2fが設けられている。
上記電極チツプ3は、下面に開口し上記中心円
筒部2aのおねじ部2fに螺合可能なめねじ孔部
3eを有しかつ上記チツプ嵌入口2eに嵌入可能
なテーパ状の外周面を有する袋ナツト形状に形成
されている。
そして、上記電極チツプ3は、上記電極ホルダ
2のチツプ嵌入口2eに密嵌入されかつ該電極チ
ツプ3の下部を上記ウオータジヤケツト2d内に
臨ましめた状態で上記中心円筒部2aのおねじ部
2fに対するめねじ孔部3eの螺合により上記電
極ホルダ2に固定されている。上記ウオータジヤ
ケツト2d内に臨む上記電極チツプ3の下部の外
周面には第3図に示すように上下方向に延びる複
数の縦溝3bが形成されていて、相隣る縦溝3
b,3b間に上下方向に延びるフイン3aが形成
されている。
PW電極1は、プロジエクシヨン溶接によつて
第4図および第5図に示すようなワークとしての
ナツト4を溶接する際、電極チツプ3の通電面3
cにナツト4を位置決めできるように、該通電面
3cの中心部にナツト穴4cに嵌合するガイドピ
ン5先端の位置決め部5aを突出させている。こ
のガイドピン5は、電極ホルダ2の下端部に螺合
した電極本体8の内部に設けられたフローテイン
グ手段6により通電面3cから突出するように付
勢されている。
上記PW電極1において、電極ホルダ2は該電
極ホルダ2の中心円筒部2aに螺合する電極チツ
プ3の通電面3cの近傍のみを外部に露出させ、
該電極チツプ3の下部は電極ホルダ2のウオータ
ジヤケツト2d内に臨ませている。そのため、電
極ホルダ2の中心円筒部2aには電極チツプ3と
の接合部分に金属製もしくは耐熱ゴム製のシール
リング7が設けられて冷却水の漏出防止を計つて
いる。また、電極ホルダ2の下端部にはウオータ
ジヤケツト2dに連通する冷却水の給水口2bと
排水口2cとが対向して設けられている。
この構造によると、電極チツプ3の外周面から
直接冷却を行なうと共に、ウオータジヤケツト2
dに臨む電極チツプ3の下部の外周面には縦溝3
bを設けることによつて上下方向に延びるフイン
3aが放射状に形成されているので、電極チツプ
3は冷却容積を減らす一方で冷却面積を増やして
冷却能力の向上を計つている。
従つて、上記構造によるPW電極1は、冷却能
力の向上により、加熱による電極チツプ3の軟化
を防止するので一度に多くの電流を流すことがで
き、また通電時間も長くすることができる。その
ため、例えば第4図および第5図に示すようにナ
ツト4の接合面4aに環状の突起4bを設けて密
封状態に溶接しようとする場合でも大電流を流す
ことによつて容易に溶接することができる。
(考案の効果) 本考案は、電極チツプの電極ホルダへの嵌入構
造により該電極ホルダ内に設けたウオータジヤケ
ツトに臨ましめ、かつ該電極チツプのウオータジ
ヤケツトに臨む下部外周面に複数の縦溝によつて
形成されるフインを設けたことで、ガイドピンの
存在にも拘らず、電極チツプに対する冷却能力を
有効に向上させることができるので、一度に多く
の電流を流したり通電時間を長くすることがで
き、溶接能力の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、
第1図は電極の縦断面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は電極チツプの斜視図、第4
図は被溶接材の一例であるナツトの平面図、第5
図は第4図のナツトの断面側面図、第6図は従来
の電極の構造を示す縦断面図である。 1……PW電極、2……電極ホルダ、2a……
中心円筒部、2d……ウオータジヤケツト、2e
……チツプ嵌入口、2f……おねじ部、3……電
極チツプ、3a……フイン、3b……縦溝、3c
……通電面、3e……めねじ孔部、5……ガイド
ピン、5a……位置決め部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電極ホルダと、該電極ホルダの上端部に装着さ
    れる電極チツプと、上記電極ホルダ及び電極チツ
    プの各中心軸部に摺動自在に挿通され先端部が上
    記電極チツプの通電面上に突出し該突出部にワー
    クを該通電面に位置決めするための位置決め部を
    有するガイドピンとを備えたプロジエクシヨン溶
    接用電極において、 上記電極ホルダは、内部に中心軸部と同心状に
    形成された環状のウオータジヤケツトを有すると
    ともに、上端部に中心軸部と同心状にかつ上記ウ
    オータジヤケツトに連通するように開口された環
    状のチツプ嵌入口を有し、上記ウオータジヤケツ
    ト及びチツプ嵌入口の形成により上記電極ホルダ
    の中心部には円筒状に直立する中心円筒部が形成
    されており、該中心円筒部の外周面にはおねじ部
    が設けられており、 上記電極チツプは、下面に開口し上記中心円筒
    部のおねじ部に螺合可能なめねじ孔部を有しかつ
    上記チツプ嵌入口に嵌入可能な袋ナツト形状に形
    成されており、 上記電極チツプは、上記電極ホルダのチツプ嵌
    入口に嵌入されかつ該電極チツプの下部を上記ウ
    オータジヤケツト内に臨ましめた状態で上記中心
    円筒部のおねじ部に対するめねじ孔部の螺合によ
    り上記電極ホルダに固定され、上記ウオータジヤ
    ケツト内に臨む上記電極チツプの下部の外周面に
    は上下方向に延びる複数の縦溝が形成されて相隣
    る縦溝間に上下方向に延びるフインが形成されて
    いることを特徴とする電極チツプ冷却装置。
JP1946088U 1988-02-16 1988-02-16 Expired JPH0451030Y2 (ja)

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JPH01127684U JPH01127684U (ja) 1989-08-31
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