JPH0451027Y2 - - Google Patents
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- JPH0451027Y2 JPH0451027Y2 JP1986009089U JP908986U JPH0451027Y2 JP H0451027 Y2 JPH0451027 Y2 JP H0451027Y2 JP 1986009089 U JP1986009089 U JP 1986009089U JP 908986 U JP908986 U JP 908986U JP H0451027 Y2 JPH0451027 Y2 JP H0451027Y2
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- electrode rod
- electrode
- mounting block
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- rod
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は溶接装置に関する。
電気抵抗溶接において、複数本の電極棒により
ワークに同時に複数箇所の溶接を行なう溶接装置
では、従来、電極棒を取付けた電極としての取付
ブロツクを上下動させて溶接を行なつていた。
ワークに同時に複数箇所の溶接を行なう溶接装置
では、従来、電極棒を取付けた電極としての取付
ブロツクを上下動させて溶接を行なつていた。
即ち、取付ブロツクをプレス機にて上下動させ
ていたので、電極棒によるワークの押圧力を制御
するのが困難であり、各電極棒の先端が不均一に
摩耗している場合、特に困難であり、溶接強度に
バラツキが発生していた。
ていたので、電極棒によるワークの押圧力を制御
するのが困難であり、各電極棒の先端が不均一に
摩耗している場合、特に困難であり、溶接強度に
バラツキが発生していた。
また、電極としての取付ブロツクと、電極棒と
の間に電食が発生するという問題もあつた。
の間に電食が発生するという問題もあつた。
そこで、本考案では、ワークに対する全電極棒
の押圧力が均等となり、しかも、電極棒とこの電
極棒が取付けられる電極としての取付ブロツクと
の間に電食が発生することはなく、耐久性に優れ
た溶接装置を提供することを目的とする。
の押圧力が均等となり、しかも、電極棒とこの電
極棒が取付けられる電極としての取付ブロツクと
の間に電食が発生することはなく、耐久性に優れ
た溶接装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本考案に係る溶
接装置は、複数本の上下動自在な電極棒を有する
電極棒取付ブロツクを、プレス機の上型取付部に
付設した溶接装置に於て、上記取付ブロツクに、
上記電極棒の基端大径部が上下動自在に嵌合する
鉛直方向の孔部と、該孔部に連通連結される圧力
室とを設けると共に、上記電極棒に冷却水供給用
パイプが挿入される盲孔を設け、かつ、上記基端
大径部より下方位置において上記孔部に油圧路を
連通連結して、上記パイプから上記盲孔を介して
上記圧力室へ冷却水を供給することにより上記電
極棒を下降させると共に上記油圧路の油圧により
該電極棒を上昇復帰させるシリンダ構造を構成
し、さらに、上記電極棒と、電極としての上記取
付ブロツクと、を導電ケーブルにて接続すると共
に、該電極棒の取付ブロツク摺接部位とこれを受
ける取付ブロツクの電極棒摺接部位の内の少なく
とも一方を、電気絶縁性・耐摩耗性・耐熱性を備
えたセラミツクスとしたものである。
接装置は、複数本の上下動自在な電極棒を有する
電極棒取付ブロツクを、プレス機の上型取付部に
付設した溶接装置に於て、上記取付ブロツクに、
上記電極棒の基端大径部が上下動自在に嵌合する
鉛直方向の孔部と、該孔部に連通連結される圧力
室とを設けると共に、上記電極棒に冷却水供給用
パイプが挿入される盲孔を設け、かつ、上記基端
大径部より下方位置において上記孔部に油圧路を
連通連結して、上記パイプから上記盲孔を介して
上記圧力室へ冷却水を供給することにより上記電
極棒を下降させると共に上記油圧路の油圧により
該電極棒を上昇復帰させるシリンダ構造を構成
し、さらに、上記電極棒と、電極としての上記取
付ブロツクと、を導電ケーブルにて接続すると共
に、該電極棒の取付ブロツク摺接部位とこれを受
ける取付ブロツクの電極棒摺接部位の内の少なく
とも一方を、電気絶縁性・耐摩耗性・耐熱性を備
えたセラミツクスとしたものである。
[作用]
プレス機にて、電極棒がワークに近接乃至当接
する位置まで上型取付部を下降させ、その後、冷
却水供給用パイプから盲孔を介して圧力室に冷却
水を供給して、各電極棒を下降させて該ワークに
圧接させ、この状態で、電極棒取付ブロツクから
導電ケーブルを介して電極棒に電流を流せば、ワ
ークは溶接される。
する位置まで上型取付部を下降させ、その後、冷
却水供給用パイプから盲孔を介して圧力室に冷却
水を供給して、各電極棒を下降させて該ワークに
圧接させ、この状態で、電極棒取付ブロツクから
導電ケーブルを介して電極棒に電流を流せば、ワ
ークは溶接される。
溶接後、(圧力室から冷却水を排出して)油圧
路の油圧により電極棒を上昇復帰させると共に、
プレス機にて上型取付部を上昇させれば、溶接工
程が終了する。
路の油圧により電極棒を上昇復帰させると共に、
プレス機にて上型取付部を上昇させれば、溶接工
程が終了する。
しかして、各電極棒をワークに圧接させる際に
は、プレス機を可動させることなく、冷却水を電
極棒に供給することにより行なえる。
は、プレス機を可動させることなく、冷却水を電
極棒に供給することにより行なえる。
また、各電極棒の先端が不均一であつても、各
電極棒のワークへの押圧力は均等となる。
電極棒のワークへの押圧力は均等となる。
しかも、電極棒と取付ブロツクとの間の摺接部
位は完全に絶縁されるので、電極棒と、電極とし
ての取付ブロツクとの間に電食が発生することが
ない。
位は完全に絶縁されるので、電極棒と、電極とし
ての取付ブロツクとの間に電食が発生することが
ない。
[実施例]
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
説する。
第2図は本考案に係る溶接装置を示し、同図に
おいて、1はプレス機であり、直立型の基体フレ
ーム2に内装されると共に、上型取付部3と下型
取付部4とを備えている。そして、上型取付部3
は、該上型取付部3に付設されたクランク機構5
にて矢印Aの如く上下動自在とされ、該クランク
機構5に連結される台板6と、該台板6の下面に
絶縁板7を介して取付けられる電極板8と、から
なり、図示省略のガイドレールに沿つて上下動す
る。
おいて、1はプレス機であり、直立型の基体フレ
ーム2に内装されると共に、上型取付部3と下型
取付部4とを備えている。そして、上型取付部3
は、該上型取付部3に付設されたクランク機構5
にて矢印Aの如く上下動自在とされ、該クランク
機構5に連結される台板6と、該台板6の下面に
絶縁板7を介して取付けられる電極板8と、から
なり、図示省略のガイドレールに沿つて上下動す
る。
また、クランク機構5は、台板6に固着される
取付部9と、該取付部9に一端側が回転自在とし
て枢着される連接杆10と、該連接杆10の他端
側に一端側が枢着されるクランクアーム11と、
を備え、該クランクアーム11が、該クランクア
ーム11の他端側の枢着軸12を中心に、仮想線
で示すように回動する。従つて、仮想線で示す円
の直径間を上型取付部3は矢印Aの如く上下動す
る。つまり、クランクアーム11と連接杆10の
枢着軸12が最上位置(上死点)のときに上型取
付部3は最上位置となり、該枢着軸12が最下位
置(下死点)のときに、該上型取付部3は最下位
置となる。
取付部9と、該取付部9に一端側が回転自在とし
て枢着される連接杆10と、該連接杆10の他端
側に一端側が枢着されるクランクアーム11と、
を備え、該クランクアーム11が、該クランクア
ーム11の他端側の枢着軸12を中心に、仮想線
で示すように回動する。従つて、仮想線で示す円
の直径間を上型取付部3は矢印Aの如く上下動す
る。つまり、クランクアーム11と連接杆10の
枢着軸12が最上位置(上死点)のときに上型取
付部3は最上位置となり、該枢着軸12が最下位
置(下死点)のときに、該上型取付部3は最下位
置となる。
13は上型取付部3に取付けられる上側電極棒
ユニツトであり、金属製の基盤14と、該基盤1
4に電極棒15を取付けるための金属製の電極棒
取付ブロツク16と、からなり、基盤14の周縁
において図示省略の複数個の固定ビス等からなる
固定具にて電極板8の下面に取付けられる。な
お、図例では電極棒15は2本であるが、3本以
上の複数にするも自由である。
ユニツトであり、金属製の基盤14と、該基盤1
4に電極棒15を取付けるための金属製の電極棒
取付ブロツク16と、からなり、基盤14の周縁
において図示省略の複数個の固定ビス等からなる
固定具にて電極板8の下面に取付けられる。な
お、図例では電極棒15は2本であるが、3本以
上の複数にするも自由である。
また、電極棒15は、第1図に示すようにシリ
ンダ構造にて取付ブロツク16に矢印Bの如く進
退可能に支持されている。即ち、電極棒15は、
基端側が大径部17に形成されたクロム銅等から
なる電極棒本体18と、該電極棒本体18の先端
に取付けられるチツプ部材19と、を備え、さら
に、該大径部17の外周面には、電気絶縁性・耐
摩耗性・耐熱性を備えたセラミツクスからなる摺
接部材20が被覆され、ピストン部21が形成さ
れる。また、この摺接部材20を大径部17に被
覆するには、該大径部17に上記セラミツクスを
溶射する。そして、このピストン部21が取付ブ
ロツク16の内部の孔部22の上方によつて形成
されるシリンダ室23に摺動自在に嵌合してい
る。
ンダ構造にて取付ブロツク16に矢印Bの如く進
退可能に支持されている。即ち、電極棒15は、
基端側が大径部17に形成されたクロム銅等から
なる電極棒本体18と、該電極棒本体18の先端
に取付けられるチツプ部材19と、を備え、さら
に、該大径部17の外周面には、電気絶縁性・耐
摩耗性・耐熱性を備えたセラミツクスからなる摺
接部材20が被覆され、ピストン部21が形成さ
れる。また、この摺接部材20を大径部17に被
覆するには、該大径部17に上記セラミツクスを
溶射する。そして、このピストン部21が取付ブ
ロツク16の内部の孔部22の上方によつて形成
されるシリンダ室23に摺動自在に嵌合してい
る。
また、電極棒本体18は、先端側以外の外周面
にも、セラミツクスからなる摺接部材24が被覆
されている。
にも、セラミツクスからなる摺接部材24が被覆
されている。
即ち、取付ブロツク16に摺接する電極棒15
の摺接部位Xに、摺接部材20,24が被覆され
る。
の摺接部位Xに、摺接部材20,24が被覆され
る。
なお、セラミツクスとしては、例えば、アルミ
ナにチタニアを混合したものが使用される。
ナにチタニアを混合したものが使用される。
さらに、上記孔部22の下方には、電極棒本体
18の摺接部材24が摺接可能な筒形状の挿着部
材25を挿着している。53は該挿着部材25の
抜け止め部材である。そして、該挿着部材25に
よりシリンダ室23下端に段部26が形成され、
該段部26にピストン部21の下端面が当接する
ことにより抜け止めとされている。
18の摺接部材24が摺接可能な筒形状の挿着部
材25を挿着している。53は該挿着部材25の
抜け止め部材である。そして、該挿着部材25に
よりシリンダ室23下端に段部26が形成され、
該段部26にピストン部21の下端面が当接する
ことにより抜け止めとされている。
27は各電極棒15,15の孔部22,22に
連通する油圧路であつて、取付ブロツク16に開
設される小シリンダ室28に連通されている。即
ち、小シリンダ室28は、筒状体29の一端側を
取付ブロツク16の側部にネジ結合にて取付けて
なると共に、ピストン30が内有されている。ま
た、筒状体29の他端側には、図示省略のエア導
入路と連通連結される開口部31が開設されてい
る。そして、ピストン30には開口部31から常
時一定のエア圧がかかつており、該ピストン30
はこのエア圧により常時油圧路27の連通口32
側へ付勢され通常は該連通口32を閉塞してい
る。また、油圧路27には一定量の油が封入され
ている。33はシリンダ室23と連通される圧力
室、34…はピストン部21及び挿着部材25に
装着されるパツキン、35は取付ブロツク16に
形成された横孔、36は該横孔35と連通するよ
うに圧力室33の壁部に植設された冷却水供給用
パイプ36,37は圧力室33側に開口する電極
棒の盲孔である。
連通する油圧路であつて、取付ブロツク16に開
設される小シリンダ室28に連通されている。即
ち、小シリンダ室28は、筒状体29の一端側を
取付ブロツク16の側部にネジ結合にて取付けて
なると共に、ピストン30が内有されている。ま
た、筒状体29の他端側には、図示省略のエア導
入路と連通連結される開口部31が開設されてい
る。そして、ピストン30には開口部31から常
時一定のエア圧がかかつており、該ピストン30
はこのエア圧により常時油圧路27の連通口32
側へ付勢され通常は該連通口32を閉塞してい
る。また、油圧路27には一定量の油が封入され
ている。33はシリンダ室23と連通される圧力
室、34…はピストン部21及び挿着部材25に
装着されるパツキン、35は取付ブロツク16に
形成された横孔、36は該横孔35と連通するよ
うに圧力室33の壁部に植設された冷却水供給用
パイプ36,37は圧力室33側に開口する電極
棒の盲孔である。
従つて、電極棒15は取付ブロツク16と共に
シリンダ構造を形成する。
シリンダ構造を形成する。
即ち、横孔35からパイプ36及び電極棒15
の盲孔37を介して圧力室33に水を流し込め
ば、その水圧により電極棒15は前進すると共
に、小シリンダ室28のピストン30が矢印Cの
如く移動する。そして、圧力室33から図示省略
の流体排出路に水を流し、その水圧を解除すれ
ば、開口部31からのエア圧によりピストン30
が矢印Dの如く移動し、油圧路27の油圧によ
り、電極棒15は後退して、第1図に示す元の状
態に戻る。従つて、水圧及び油圧により、この電
極棒15は進退可能となる。
の盲孔37を介して圧力室33に水を流し込め
ば、その水圧により電極棒15は前進すると共
に、小シリンダ室28のピストン30が矢印Cの
如く移動する。そして、圧力室33から図示省略
の流体排出路に水を流し、その水圧を解除すれ
ば、開口部31からのエア圧によりピストン30
が矢印Dの如く移動し、油圧路27の油圧によ
り、電極棒15は後退して、第1図に示す元の状
態に戻る。従つて、水圧及び油圧により、この電
極棒15は進退可能となる。
また、電極棒本体18の先端側は、電極として
の取付ブロツク16の外壁に導電ケーブル38で
もつて直接連結され、さらにその先端の先細テー
パ部32に上記チツプ部材19が嵌合されてい
る。40は導電ケーブル用の取付金具、41は同
取付ボルトである。
の取付ブロツク16の外壁に導電ケーブル38で
もつて直接連結され、さらにその先端の先細テー
パ部32に上記チツプ部材19が嵌合されてい
る。40は導電ケーブル用の取付金具、41は同
取付ボルトである。
しかして、下型取付部4も上型取付部3と同様
に台板42と、該台板42の上面に絶縁板43を
介して取付けられる電極板44とからなり、基体
フレーム2の下方寄りに固設されている。また、
45は下型取付部4に取付けられる下側電極棒ユ
ニツトであり、金属製の基盤46と、上側電極棒
15と対をなす下側電極棒47を該基盤46に取
付けるための取付ブロツク45からなり、基盤4
6の周縁において複数個の固定ビス等からなる図
示省略の固定具にて電極板の上面に取付けられ
る。なお、下側の電極棒47は固定である。ま
た、図例では、上側の電極棒15に対応して下側
の電極棒47は2本である。
に台板42と、該台板42の上面に絶縁板43を
介して取付けられる電極板44とからなり、基体
フレーム2の下方寄りに固設されている。また、
45は下型取付部4に取付けられる下側電極棒ユ
ニツトであり、金属製の基盤46と、上側電極棒
15と対をなす下側電極棒47を該基盤46に取
付けるための取付ブロツク45からなり、基盤4
6の周縁において複数個の固定ビス等からなる図
示省略の固定具にて電極板の上面に取付けられ
る。なお、下側の電極棒47は固定である。ま
た、図例では、上側の電極棒15に対応して下側
の電極棒47は2本である。
54,54は下側電極棒ユニツト28の基盤4
6上に立設されたガイド雄部であり、上型取付部
3に取付けられたガイド雌部49,49に嵌合可
能な嵌合部材50を円柱体51の上部に弾発部材
52により上下動可能に有してなる。このガイド
雄部54とガイド雌部49により、上下の電極棒
ユニツト13,45相互の位置合わせが正確に行
なえ、かつ、両者13,45の夫々の電極板8,
45への取付けも容易に行なうことができる。ま
た、上型取付部3には電極棒15,45に電流を
供給する図示省略のトランスが付設され、該トラ
ンスにはプラス側が上側の電極棒ユニツト13を
介して電極棒15に導通され、マイナス側が下側
の電極棒ユニツト45を介して電極棒47に導通
されている。
6上に立設されたガイド雄部であり、上型取付部
3に取付けられたガイド雌部49,49に嵌合可
能な嵌合部材50を円柱体51の上部に弾発部材
52により上下動可能に有してなる。このガイド
雄部54とガイド雌部49により、上下の電極棒
ユニツト13,45相互の位置合わせが正確に行
なえ、かつ、両者13,45の夫々の電極板8,
45への取付けも容易に行なうことができる。ま
た、上型取付部3には電極棒15,45に電流を
供給する図示省略のトランスが付設され、該トラ
ンスにはプラス側が上側の電極棒ユニツト13を
介して電極棒15に導通され、マイナス側が下側
の電極棒ユニツト45を介して電極棒47に導通
されている。
しかして、第2図に示すように、ワークWを電
極棒47,47上に載置し、クランク機構5にて
上型取付部3を下降させると共に、電極棒ユニツ
ト13の圧力室33に水を流して、電極棒15,
15を前進(下降)させて、ワークWを上下の電
極棒15,47にて挾持させると共に、この圧力
室33の水圧により該ワークWに均等の押圧力を
加える。この場合、各電極棒15は圧力室33に
連通していると共に、各電極棒15の孔部22同
士が連通しているので、ワークWに対する各電極
棒15の押圧力を均等とすることができる。そし
て、この状態にて図示省略のトランスから上側の
電極棒ユニツト13に流せば、該電流は導電ケー
ブル38を介して電極棒15に流れると共に、ワ
ークWを介して下側の電極棒ユニツト45の電極
棒47に流れる。従つて、ワークWに溶接するこ
とができる。
極棒47,47上に載置し、クランク機構5にて
上型取付部3を下降させると共に、電極棒ユニツ
ト13の圧力室33に水を流して、電極棒15,
15を前進(下降)させて、ワークWを上下の電
極棒15,47にて挾持させると共に、この圧力
室33の水圧により該ワークWに均等の押圧力を
加える。この場合、各電極棒15は圧力室33に
連通していると共に、各電極棒15の孔部22同
士が連通しているので、ワークWに対する各電極
棒15の押圧力を均等とすることができる。そし
て、この状態にて図示省略のトランスから上側の
電極棒ユニツト13に流せば、該電流は導電ケー
ブル38を介して電極棒15に流れると共に、ワ
ークWを介して下側の電極棒ユニツト45の電極
棒47に流れる。従つて、ワークWに溶接するこ
とができる。
なお、本考案は図示の実施例に限定されず、本
考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、摺動する電極棒15を受ける取付ブ
ロツク16の摺接部位Y−つまり、シリンダ室2
3を形成する孔部22の内周面、挿着部材25の
内周面及び抜け止め部材53の内周面−に、セラ
ミツクスを溶射して、該摺接部位Yをセラミツク
スからなる摺接部材とするようにするも好まし
い。また、上型取付部3を、クランク機構にて上
下動させずに、ラム型シリンダ等にて上下動させ
るも自由である。
考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、摺動する電極棒15を受ける取付ブ
ロツク16の摺接部位Y−つまり、シリンダ室2
3を形成する孔部22の内周面、挿着部材25の
内周面及び抜け止め部材53の内周面−に、セラ
ミツクスを溶射して、該摺接部位Yをセラミツク
スからなる摺接部材とするようにするも好まし
い。また、上型取付部3を、クランク機構にて上
下動させずに、ラム型シリンダ等にて上下動させ
るも自由である。
[考案の効果]
本考案は上述の如く構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
記載する効果を奏する。
ワークWに溶接を行なう際には、プレス機1
による上型取付部3の下降を行ない電極棒15
…をワークWに近接状とした後、圧力室33に
冷却水を供給して電極棒15…を下降させ、ワ
ークWに該電極棒15…を圧接させるものであ
るので、プレス機1による上型取付部3の上下
動を高精度に行なう必要がなく、上型取付部3
を上下動させる駆動機構としては、クランク機
構に限らず、ラム型シリンダ等の種々の上下動
機構を使用することができ、設置する場所に応
じて適切なものを選ぶことができる。
による上型取付部3の下降を行ない電極棒15
…をワークWに近接状とした後、圧力室33に
冷却水を供給して電極棒15…を下降させ、ワ
ークWに該電極棒15…を圧接させるものであ
るので、プレス機1による上型取付部3の上下
動を高精度に行なう必要がなく、上型取付部3
を上下動させる駆動機構としては、クランク機
構に限らず、ラム型シリンダ等の種々の上下動
機構を使用することができ、設置する場所に応
じて適切なものを選ぶことができる。
電極棒15の前進(下降)は、冷却水供給用
パイプ36を介して該電極棒15の盲孔37に
供給される冷却水にて行なうので、電極棒15
は溶接中は、冷却され、装置として、安全でか
つ耐久性に優れたものとなる。
パイプ36を介して該電極棒15の盲孔37に
供給される冷却水にて行なうので、電極棒15
は溶接中は、冷却され、装置として、安全でか
つ耐久性に優れたものとなる。
取付ブロツク16からの電流は導電ケーブル
38を介して電極棒15に流れ、電極棒15と
取付ブロツク16との間に電食が起こらず、電
極棒15及び取付ブロツク16は、溶接時等に
発生する熱に対する変形もなく、かつ、摩減し
にくいものとなり、冷却水等の外部漏れの心配
もなく、電極棒15は、常に一定の押圧力をワ
ークWに加えることができる。
38を介して電極棒15に流れ、電極棒15と
取付ブロツク16との間に電食が起こらず、電
極棒15及び取付ブロツク16は、溶接時等に
発生する熱に対する変形もなく、かつ、摩減し
にくいものとなり、冷却水等の外部漏れの心配
もなく、電極棒15は、常に一定の押圧力をワ
ークWに加えることができる。
導電ケーブル38は、取付ブロツク16と電
極棒15とを接続するものであり、その長さ寸
法としては極めて短く設定することができ、邪
魔になりにくく、しかも高効率となり、コスト
低にも寄与する。
極棒15とを接続するものであり、その長さ寸
法としては極めて短く設定することができ、邪
魔になりにくく、しかも高効率となり、コスト
低にも寄与する。
各電極棒15の各孔部22…は、圧力室33
に連通連結されているので、各電極棒15…の
先端が不均一に摩耗している場合であつても、
各電極棒15…によるワークWに対する押圧力
が均等となり、溶接強度にバラツキが発生しな
い。
に連通連結されているので、各電極棒15…の
先端が不均一に摩耗している場合であつても、
各電極棒15…によるワークWに対する押圧力
が均等となり、溶接強度にバラツキが発生しな
い。
第1図は本考案に係る一実施例を示す要部拡大
断面図、第2図は全体の簡略正面図である。 1……プレス機、3……上型取付部、15……
電極棒、16……電極棒取付ブロツク、17……
基端大径部、20,24……摺接部材、22……
孔部、27……油圧路、33……圧力室、37…
…盲孔、38……導電ケーブル、X……取付ブロ
ツク摺接部位、Y……電極棒摺接部位。
断面図、第2図は全体の簡略正面図である。 1……プレス機、3……上型取付部、15……
電極棒、16……電極棒取付ブロツク、17……
基端大径部、20,24……摺接部材、22……
孔部、27……油圧路、33……圧力室、37…
…盲孔、38……導電ケーブル、X……取付ブロ
ツク摺接部位、Y……電極棒摺接部位。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 複数本の上下動自在な電極棒15…を有する電
極棒取付ブロツク16を、プレス機1の上型取付
部3に付設した溶接装置に於て、 上記取付ブロツク16に、上記電極棒15の基
端大径部17が上下動自在に嵌合する鉛直方向の
孔部22と、該孔部22に連通連結される圧力室
33とを設けると共に、上記電極棒15に、冷却
水供給用パイプ36が挿入される盲孔37を設
け、かつ、上記基端大径部17より下方位置にお
いて上記孔部22に油圧路27を連通連結して、
上記パイプ36から上記盲孔37を介して上記圧
力室33へ冷却水を供給することにより上記電極
棒15を下降させると共に上記油圧路27の油圧
により該電極棒15を上昇復帰させるシリンダ構
造を構成し、さらに、上記電極棒15と、電極と
しての上記取付ブロツク16と、を導電ケーブル
38にて接続すると共に、該電極棒15の取付ブ
ロツク摺接部位Xとこれを受ける取付ブロツク1
6の電極棒摺接部位Yの内の少なくとも一方を、
電気絶縁性・耐摩耗性・耐熱性を備えたセラミツ
クスとしたことを特徴とする溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986009089U JPH0451027Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986009089U JPH0451027Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123374U JPS62123374U (ja) | 1987-08-05 |
JPH0451027Y2 true JPH0451027Y2 (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=30794072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986009089U Expired JPH0451027Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0451027Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812318B1 (ja) * | 1968-08-15 | 1973-04-19 | ||
JPS4857857A (ja) * | 1971-11-26 | 1973-08-14 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812318U (ja) * | 1971-06-28 | 1973-02-10 | ||
JPH0412709Y2 (ja) * | 1986-03-19 | 1992-03-26 |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP1986009089U patent/JPH0451027Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812318B1 (ja) * | 1968-08-15 | 1973-04-19 | ||
JPS4857857A (ja) * | 1971-11-26 | 1973-08-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62123374U (ja) | 1987-08-05 |
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