JPH0450830Y2 - - Google Patents

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JPH0450830Y2
JPH0450830Y2 JP1986021740U JP2174086U JPH0450830Y2 JP H0450830 Y2 JPH0450830 Y2 JP H0450830Y2 JP 1986021740 U JP1986021740 U JP 1986021740U JP 2174086 U JP2174086 U JP 2174086U JP H0450830 Y2 JPH0450830 Y2 JP H0450830Y2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C3/00Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
    • A47C3/20Chairs or stools with vertically-adjustable seats
    • A47C3/36Chairs or stools with vertically-adjustable seats with means, or adapted, for inclining the legs of the chair or stool for varying height of seat

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、椅子をはじめ種々の家具に適用可能
な昇降装置に関するものである。
[従来の技術] 従来から、座の高さを適宜調節することができ
るようにした椅子や、天板の昇降装置を調節し得
るようにした机等のように、昇降装置を備えた家
具類が種々開発されている。
その中で、特に軽量化が要求される家具に適用
される昇降装置としては、例えば、ピアノ椅子等
に見られるように、座を椅子本体に一定姿勢で昇
降すべく連結するXリンク機構と、前記座を椅子
本体に高さ調節可能な状態で固定する昇降位置調
節機能とを具備してなるものが知られている。し
かして、この種装置の昇降位置調節機構は、周知
のように、椅子本体に係止ロツドを固設するとと
もに、座に複数の係合凹部を有した回動アームを
下方に延出させて枢着しておき、この回動アーム
の係合凹部のいずれかを前記係止ロツドに係合さ
せて前記座を特定の高さ位置に固定するようにな
つている。そして、このものは前記回動アームに
操作レバーを連設しておき、この操作レバーを操
作して前記回動アームを一時的に係合位置から離
間させることによつて、前記係止ロツドに係合す
る係合凹部を適宜変更することができるようして
あり、その操作によつて座の昇降位置を調節し得
るようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、このような従来の昇降装置は、間欠
的に設けた回動アームの係合凹部を係止ロツドに
選択的に係合させるようにしたものであるため、
無段階の調整が不可能である。係止ロツドを複数
化して調整段数を増加させることによつて実質的
に無段階調整に近づけたものもあるが、このよう
にすると構造が複雑化するという問題がある。
しかも、このものは操作レバーに外力が働いて
回動アームの係合凹部と係止ロツドとの係合が解
除されると、座が一挙に落下する。そのため、例
えば、椅子に腰掛けいる状態で他の人が操作レバ
ーに何らかのはずみで過大な力を加えたような場
合に、回動アームと係止ロツドとの係合が外れて
座が最下位置にまで落下し、腰掛けている人に大
きな衝撃を与えることがある。また、その際に、
座と椅子本体との間に手や足等を入れていた場合
には、荷重のかかつた座の落下により、とりかえ
しのつかない傷害事故を惹き起こすおそれがあ
る。このような不都合を防止するための方策とし
ては、前記操作レバー等にロツク機構を設けてお
くことが考えられるが、かかるロツク機構を付加
すると部品点数が増加して構造が複雑化するだけ
でなく、操作が煩雑なものになるという問題が発
生する。
本考案は、以上のような問題点を、軽量化を図
ることができるというリンク式の利点を損ねるこ
となしに確実に解消することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、かかる目的を達成するために、椅子
等家具の本体と、この本体に対して昇降可能な可
動部との間に設けられる昇降装置を、前記可動部
を前記本体に一定姿勢で昇降すべく連結する左右
一対のXリンク機構と、両Xリンク機構のそれぞ
れのリンクメンバに係合して可動部と平行に配設
される可動ステーと、ボルト部材の回動によりこ
の可動ステーを昇降させて前記可動部の昇降位置
を変化させ得るように構成した昇降位置調節機構
と、ボルト部材の軸端に直接取着される操作ハン
ドルとを具備してなるものとし、昇降位置調節装
置が、内周にめねじ部を形成してなるナツト部材
と、外周におねじ部を有しナツト部材に螺合する
ボルト部材とからなり、ナツト部材とボルト部材
とのいずれか一方の作動端を傾動不能にかつ垂直
に前記可動ステーの左右方向の中央部に係合させ
たものであることを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、可動部が左右
のXリンク機構により支持され、そのXリンク機
構のそれぞれのリンクメンバに可動ステーが係合
し、その可動ステーの左右方向の中央部に昇降位
置調節装置の作動端が傾動不能にかつ垂直に係合
されているので、両Xリンク機構のそれぞれのリ
ンクメンバに昇降位置調節機構の作用力が同時に
かつ均等に作用し、したがつて本体に対し可動部
を一定姿勢で昇降でき、可動部のスライドや傾動
を防止することができる。このような構成におい
て、昇降位置調節機構は、少なくともその作動端
で上方からの荷重を受け止めて可動部の降下を阻
止し得る構造であればよく、ナツト部材とボルト
部材とを螺合させる構造であり、ボルト部材の軸
端に操作ハンドルを直接取着してあるので、操作
ハンドルを操作してその作動端を略上下方向に作
動させることによつて前記可動部の昇降位置を変
化させることができる。すなわち、この昇降位置
調節機構は、螺合進退動作に基いて作動するねじ
式のものであるため、その昇降位置の調節を無段
階に行うことができる。しかも、昇降位置調節機
構は、可動部に対して垂直に配設されているの
で、その螺合部分にはセルフロツク機構を持たせ
ることが可能であり、操作を停止すれば前記可動
部がその位置で自動的にロツクされることにな
り、不測の外力が作用しても前記可動部が突然に
落下するようなことはありえない。
[実施例] 以下、本考案を椅子に適用した場合の一実施例
につき第1図〜第5図を参照して説明する。
この実施例の椅子1は、第1図および第2図に
示すように、椅子本体2と、この椅子本体2に対
して昇降可能な可動部たる座3と、この座3と前
記椅子本体2との間に設けた昇降装置4とを具備
してなる。
椅子本体2は、例えば、背もたれ5を一体に有
した木製のもので、前記座3の下方に位置する水
平な座受部6は、左右の側板7間に前、後の横架
材8,9を架設してなる枠体状に構成されてい
る。そして、この椅子本体2の座受部6と前記座
3との間に前記昇降装置4を設けている。
昇降装置4は、前記座3を前記椅子本体2に一
定姿勢で昇降すべく連結する左右一対のXリンク
機構11と、前記座3の昇降位置を手動操作によ
り変化させるための昇降位置調節機構12とを具
備してなる。
各Xリンク機11は、第3図および第4図に示
すように、細長板状の第1リンクメンバ13と、
同じく細長板状の第2リンクメンバ14とを中央
部において支点ピン15により回動可能に連結
し、その第1リンクメンバ13の後端13aを前
記椅子本体2に固設した下部支承材16にピン1
7を介して回動可能に枢着するとともに、第2リ
ンクメンバ14の後端14aを前記座3に固設し
た上部支承材18にピン19を介して回動可能に
枢着している。下部支承材16は椅子本体2の前
横架材8と後横架材9との間に架設された金属帯
板製のもので、その中間部はサイド金具21を介
して椅子本体2の側板7に支持させてある。そし
て、この下部支承材16の前端近傍部には、前後
に細長いスリツト22が穿設されており、このス
リツト22に前記第2リンクメンバ14の前端1
4bをピン23を介して回動およびスライド可能
に係合させている。また、上部支承材18は、前
記座3の裏面に取着された金属板製のもので、そ
の前部に前後に細長なスリツト24を穿設してな
る前垂下片25を有しているとともに、後部に前
記第2リンクメンバ14の後端14aを枢支する
後垂下片26を備えている。そして、前記スリツ
ト24に前記第1リンクメンバ13の前端13b
をピン27を介して回動およびスライド可能に係
合させている。以上のようにしてなるXリンク機
構11のリンクメンバ13,14に、前記昇降位
置調節機構12の後述する作動端28を係合させ
ている。
昇降位置調節機構12は、第4図に示すよう
に、内周にめねじ部31を形成した比較的長尺な
ナツト部材32と、外周におねじ部33を有した
ボルト部材34とを相互に螺合させてなるもの
で、そのボルト部材34を固定ステー35に保持
させるとともに、作動端28たる前記ナツト部材
32の上端部を可動ステー36を介して前記Xリ
ンク機構11のリンクメンバ13,14に係合さ
せている。すなわち、固定ステー35は、前記椅
子本体2の側板7間に横架させた角形パイプ状の
もので、その中央部に上方に開口する有底円筒体
状の受金具37を設けている。そして、この受金
具37の底壁37aに前記ボルト部材34の下端
に設けた小径軸部38を貫通させ、その貫通部に
止輪39を装着して抜止めを行なうとともにその
貫通端に操作ハンドル41を取着している。一
方、可動ステー36は、前記固定ステー35に平
行に設けた角形パイプ状のもので、その両端に前
後に細長い端板42を蓋着している。そして、こ
れら各端板42の前半部および後半部にそれぞれ
前後方向に伸びる長孔43,44を穿設し、前半
部の長孔43に両第1リンクメンバ13間に架設
したロツド45を回動およびスライド可能に挿通
させるとともに、後半部の長孔44に各第2リン
クメンバ14から突設したピン46を同じく回動
およびスライド可能に挿入している。
なお、前記ナツト部材32の下端部外周には、
係止鍔47が設けてあり、その外周にカバー48
を摺動可能に嵌合させている。カバー48は、円
筒体状のもので、その上端に縮径部分49を有す
るとともに下端部外周に係止鍔51を有してい
る。そして、前記受金具37の開口端面には、前
記係止鍔51を係止するための蓋体52が蓋着し
てある。
次いで、この実施例の作動を説明する。第4図
は座3を最も降下させた状態を示している。この
状態から操作ハンドル41を所要の方向に回転操
作してボルト部材34を回転させると、このボル
ト部材34に螺合させてあるナツト部材32がそ
れに伴なつて上昇し、可動ステー36を上方へ押
上げる。可動ステー36が上昇すると、この可動
ステー36の長孔43,44に挿入してあるロツ
ド45およびピン46を介してXリンク機構11
の両リンクメンバ13,14の上半部分が上方へ
押圧され、これら両リンクメンバ13,14が交
叉角度増大方向に作動して座3を上昇させる。こ
の際、ロツド45とピン46との間隔が変化する
が、その変化は前記長孔43,44により吸収さ
れ、可動ステー36は水平姿勢を維持したまま真
上に上昇移動する。そして、前記座3は、各部の
がたつきやたわみ等を無視すれば、Xリンク機構
11による姿勢維持作用により常に水平を保つた
ままで上昇することになる。このようにして座3
が上昇し、第5図に示す最上位置にまで達した場
合には、ナツト部材32の係止鍔47がカバー4
8の縮径部分49に当接するとともに、このカバ
ー48の係止鍔51が受金具37の蓋体52に当
接して係止される。そのため、そのナツト部材3
2の上昇が阻止されて座3の上昇が規制される。
この状態から前記操作ハンドル41を逆方向に回
転させると、前記ボルト部材34の逆回転により
これに螺合させてあるナツト部材32が降下を始
め、前述とは逆の作動により前記座3が水平姿勢
を保つたままで降下する。
以上のようにして、操作ハンドル41を回動操
作することにより、座3の昇降位置を適宜調節す
ることができるわけであるが、このものは、座3
の姿勢変化をXリンク機構11により規制してい
るので、昇降位置調節機構12を構成するボルト
部材34とナツト部材32には、上方からの圧縮
力、つまり、軸心方向の力のみが作用することに
なる。そのため、例えば、昇降位置調節機構自体
に座の傾動等をも防止できるだけの強度を持たせ
る場合に比べて、軽量化がはるかに容易なものに
なる。
しかも、この昇降位置調節機構12は、ボルト
部材34とナツト部材32とを螺合させてなるね
じ式のものであるため、座3の昇降位置を無段階
に調整することができる。その上、前記ボルト3
4とナツト部材32との間にはセルフロツク機能
を持たせることが可能であるため、操作を停止す
れば前記座3がその位置で自動的にロツクされる
ことになり、不測の外力が作用してもこの座3が
突然に落下するようなことはありえない。そのた
め、構造の複雑化や操作の煩雑化を招くロツク機
構を別途に付加することなしに、安全性を高める
ことができる。
また、昇降位置調節機構12の作動端28を略
上下方向に作動させることにより座3を昇降させ
るようにしているので、座3からの荷重をその作
動端28により略直接的に受けることが可能とな
る。そのため、操作に要する力を平均化して座3
の昇降を円滑に行わせることがことができる。す
なわち、例えば、昇降位置調節機構の作動端を水
平あるいはそれに近い方向に作動させることによ
りXリンク機構のリンクメンバーの交叉角を変化
させ、このXリンク機構の作動により座の昇降位
置を調節し得るように構成するようなことも考え
られるが、このようにすると、前記座に同じ荷重
が作用している場合でも、リンクメンバの交叉角
度の変化に応じて昇降位置調節機構に作用する力
が大幅に変化することになる。特に、リンクメン
バの交叉角が極小になつた状態、つまり、リンク
が最も折畳まれた状態では、前記昇降位置調節機
構に非常に大きな負荷がかかる。しかるに、椅子
等の家具においては、リンク機構を極限まで折畳
んだ状態においても座等に同じように荷重をかけ
て使用することが多い。そのため、このようなも
のでは、負荷の極大時に対応させて前記昇降位置
調節機構を設計することが必要となり、そのコン
パクト化が難しくなるという不具合が生じるとと
もに、操作力が一定しないため操作感触が悪いと
いう問題が発生する。これに対して、本考案のも
のは、前述のように座3からの荷重を力の方向を
変換することなしに作動端28により略直接的に
受けることができるので、Xリンク機構11の作
動状態の如何にかかわらず、昇降位置調節機構1
2に作用する負荷が比較的一定したものになる。
そのため、昇降位置調節機構12のコンパクト化
を図ることが可能になるとともに、操作力が略一
定化されて操作感触が良好なものになる。特に、
この実施例では、昇降位置調節機構12の作動端
28を可動ステー36を介してXリンク機構11
の各リンクメンバ13,14の中央よりも座3寄
りの部分に係合させているので、前記作動端28
と前記座3との結合が直接結合に近い状態とな
る。そのため、Xリンク機構11の各部における
がたつきやたわみ等の影響を受けることなしに前
記座3を前記作動端28に円滑に応動させること
ができる。
なお、本考案は、次のような態様で実施するこ
とも可能である。
まず、リンク機構は、2本のリンクメンバを中
央で連結して構成したXリンク式のものに限ら
ず、3本以上のリンクメンバを組合せたもの等で
あつてもよい。
また、昇降位置調節機構の作動端を座等の可動
部に直結して、該可動部の昇降位置を変化させ得
るようにしてもよい。
さらに、昇降位置調節機構自体の構成も種々変
形が可能であり、例えば、第6図あるいは第7図
に示すようなものにしてもよい。すなわち、第6
図の昇降位置調節機構101は、下端部に縮径部
分102を有しその縮径部分102の内周にめね
じ部103を形成してなるナツト部材104と、
外周おねじ部105を有してなるボルト部材10
6とを具備してなるもので、そのおねじ部105
を前記めねじ部103に螺合させることによつ
て、このボルト部材106の一端側を前記ナツト
部材104の内部に挿通させている。ボルト部材
106の一端には前記縮径部分102の内径より
も大径な係止鍔107が取着してあるとともに、
他端には操作ハンドル108が装着してある。そ
して、前記ボルト部材106の下端部分を図示し
ない本体に回転可能に支持させるとともに、作動
端109たるナツト部材104の上端部を可動ス
テー110等を介して図示しないリンクメンバに
係合させている。しかして、このような構成のも
のであれば、基本的には前記実施例と同様な作動
が得られるが、さらに、このものはナツト部材1
04が最も上昇した位置でボルト部材106の先
端に設けた係止鍔107がナツト部材104の縮
径部分102に当接してナツト部材104の上昇
を阻止することになる。そのため、格別なストツ
パを付設することなしに可動部の作動範囲を規定
することができる。一方、第7図に示す昇降位置
調節機構201は、図示しない本体に固設したナ
ツト部材202と、このナツト部材202に螺合
させたボルト部材203とを具備してなるもの
で、このボルト部材203の下端に操作ハンドル
204を装着している。そして、作動端205を
なすボルト部材203の上端部を、例えば、可動
ステー206を介して図示しないリンク機構のリ
ンクメンバに係合させている。
さらに、この考案は、天板(可動部)を本体に
対して昇降可能に構成した机やテーブル等の家具
にも同様に適用が可能である。
[考案の効果] 本考案は以上のような構成であるから次のよう
な効果が得られる。
左右のXリンク機構のリンクメンバ全てに均等
に昇降位置調節機構から位置調節のための力が作
用し、可動部を安定して昇降させることができ、
それゆえ両Xリンク機構を同期させやすく、可動
部に加わる偏荷重で可動部が傾動するようなこと
が防止できる。そして昇降位置調節機構のボルト
部材を直接操作ハンドルで回動することができる
ので、操作部分の構成が簡素化され装置全体の軽
量化及が可能となり、かつ操作性を向上すること
ができる。
これに加えて、可動部の姿勢変化を左右一対の
Xリンク機構及び可動ステーにより規制している
ので、昇降位置調節機構はその作動端で上方から
の荷重を受け止めて可動部の降下を阻止し得る構
造でありさえすればよい。そのため、剛性の高い
支柱により可動部の姿勢を規制したり、昇降位置
調節機構自体に可動部の傾動等をも防止できるだ
けの強度を持たせる場合に比べて、軽量化がはる
かに容易なものになる。
しかも、昇降位置調節機構を螺合進退動作に基
いて作動するねじ式のものにしているので、座等
の可動部の昇降位置を無段階に調整することがで
き、椅子等家具の使い勝手を向上させることがで
きる。その上、ねじ式のものは、その機構自体に
セルフロツク機能を持たせることが可能であるた
め、誤操作により座等の可動部が最下位置にまで
急激に落下するという不都合を確実に防止するこ
とができる。そのため、構造の複雑化や操作の煩
雑化を招くロツク機構を別途に付加することなし
に、安全性を大幅に高めることができるという優
れた効果が得られる。
また、昇降位置調節機構の作動端を略上下方向
に作動させることにより可動部を昇降させるよう
にしているので、可動部からの荷重をその作動端
により直接またはそれに比較的近い状態で受ける
ことが可能となる。そのため、前記可動部から前
記作動端に作用する荷重がXリンク機構の作動位
置の変化に応じて大きく変動するという不具合を
招くことがない。そのため、この点からも昇降位
置調節機構の小形、軽量化を図ることができると
ともに、操作力の均一化により操作性を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図は側面図、第2図は正面図、第3図は要部を
示す斜視図、第4図は一部切欠した要部拡大側面
図、第5図は作用説明図である。第6図および第
7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す断面図
である。 1……椅子、2……椅子本体、3……可動部
(座)4……昇降装置、11……Xリンク機構、
12……昇降位置調節機構、13,14……リン
クメンバ、28……作動端、32……ナツト部
材、34……ボルト部材、36……可動ステー、
101……昇降位置調節機構、108……作動
端、201……昇降位置調節機構、205……作
動端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 椅子等家具の本体と、この本体に対して昇降可
    能な可動部との間に設けられる昇降装置であつ
    て、 前記可動部を前記本体に一定姿勢で昇降すべく
    連結する左右一対のXリンク機構と、両Xリンク
    機構のそれぞれのリンクメンバに係合して可動部
    と平行に配設される可動ステーと、ボルト部材の
    回動によりこの可動ステーを昇降させて前記可動
    部の昇降位置を変化させ得るように構成した昇降
    位置調節機構と、ボルト部材の軸端に直接取着さ
    れる操作ハンドルとを具備してなり、 昇降位置調節装置が、内周にめねじ部を形成し
    てなるナツト部材と、外周におねじ部を有しナツ
    ト部材に螺合するボルト部材とからなり、ナツト
    部材とボルト部材とのいずれか一方の作動端が傾
    動不能にかつ垂直に前記可動ステーの左右方向の
    中央部に係合させたものであることを特徴とする
    椅子等家具の昇降装置。
JP1986021740U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0450830Y2 (ja)

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