JPH0450707Y2 - - Google Patents

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JPH0450707Y2
JPH0450707Y2 JP13176986U JP13176986U JPH0450707Y2 JP H0450707 Y2 JPH0450707 Y2 JP H0450707Y2 JP 13176986 U JP13176986 U JP 13176986U JP 13176986 U JP13176986 U JP 13176986U JP H0450707 Y2 JPH0450707 Y2 JP H0450707Y2
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pal
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ntsc
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はPAL方式とNTSC方式の両方式のテ
レビジヨン放送を受信可能としたテレビ受像機に
関する。
〔従来の技術〕
カラーテレビジヨン放送のシステムは、ヨーロ
ツパ大陸においては主にPAL方式が用いられ、
またアメリカ大陸及び日本においてはNTSC方式
が用いられており、両大陸を往復する船舶用とし
て両方式の放送を受信可能なテレビジヨン受信機
やビデオテープレコーダーが用いられている。
PAL方式とNTSC方式の相違は、色信号成分
の伝送方式が異なる他にチヤンネルの割当て及び
中間周波数が異なる。即ち、PAL方式の中の
B/G方式では映像信号と音声信号の搬送波の差
が5.5MHzで、映像中間周波数が38.9MHz、音声
中間周波数が33.4MHzである。一方NTSC方式で
は、映像信号と音声信号の搬送波の差が4.5MHz
で、映像中間周波数および音声中間周波数はアメ
リカではそれぞれ45.75MHzおよび41.25MHzであ
る。このように方式が異なる放送を受信するに
は、それぞれの放送帯域をカバー出来る広帯域の
チユーナと、PAL方式及びNTSC方式それぞれ
の中間周波信号処理回路を備えておき、チユーナ
で所望チヤンネルを選局すると共に選局したチヤ
ンネルの被変調波をそれぞれの方式の中間周波
(以下IFと称す)に周波数変換し、選局した放送
の方式に合わせてIF信号処理回路を選択してい
た。
上記のPAL方式とNTSC方式の両方式の放送
を受信する従来のテレビ受像機の第1の例を第2
図にブロツク図で示す。第2図において、1は受
信用のアンテナ、2はPAL方式及びNTSC方式
の両方式の放送を受信可能な広帯域のチユーナで
あつて、いずれの方式の放送を受信しても出力す
る映像中間周波数はPAL方式のそれに等しい
38.9MHzである 3はPAL方式のIF処理回路であつて、PAL方
式用のIFアンプ4、PAL方式用のIF帯域フイル
タ5、PAL方式用に映像検波回路6から成る。
IFアンプ4及び帯域フイルタ5はそれぞれ33.4〜
38.9MHz帯を増幅及び通過させるバンドパスフイ
ルタであつて、IF帯域フイルタ5の周波数特性
は第4図図示のように色信号の中間周波数
c34.47MHzで0dBであり、音声IF信号の周波数
sで15dBの減衰特性を持つている。この減衰に
よつて音声IF信号が適度に抑えられ画面上に音
声ビート縞が現われる事なく、またAFC信号が
音声IF信号により影響を受ける事なく、正常な
AFC信号をチユーナ2および選局装置19に供
給出来る。映像検波回路6は映像IF信号を復調
して、得られた映像信号を映像信号出力端7へ出
力すると共に、PAL方式用の音声検波回路8へ
出力する。音声検波回路8はPAL映像信号から
PAL音声IF信号を復調して、これを音声信号出
力端9へ出力する。
10はNTSC方式のIF処理回路であつて、
34.4MHzから38.9MHzのIF信号を増幅するIFアン
プ11、同じく通過させるIF帯域フイルタ12、
映像検波回路13から成る。また15はNTSC用
の音声検波回路であつて、NTSC方式の映像信号
から4.5MHzの音声IF信号を復調してこれを音声
信号出力端14へ出力する。
映像信号出力端7,14から出力される映像信
号及び音声信号出力端9,16から出力される音
声信号は図示しない切換回路によつてPAL方式
あるいはNTSC方式のいずれか選局された放送の
方式に合わせて選択される。
映像検波回路6及び13は映像信号を出力する
他に、入力する映像IF信号のレベルに応じた
AGC信号と、周波数ずれに応じたAFC信号を出
力し、これらを切換回路17に出力する。切換回
路17は選局した放送の方式に合わせて切換制御
端18から入力される切換信号によつて映像検波
回路6及び13から入力されるいずれか一方の
AGC信号及びAFC信号を選択し、選択したAGC
信号をチユーナ2へ、またAFC信号をチユーナ
2および選局装置19へ出力する。そしてチユー
ナ2はAGC信号及びAFC信号によつて、出力す
るIF信号のレベル及び周波数が一定に保たれる。
選局装置19は電圧シンセサイザ方式の選局装
置であつて、選局しようとする放送チヤンネルを
指定するチヤンネル選択信号を選局端20から入
力すると、そのチヤンネルに応じた選局制御電圧
をチユーナ2に出力し、チユーナで選局希望の放
送が選択されIF信号に変換されて出力される。
このIF信号の周波数は選局制御電圧の精度によ
つて左右される。このため選局装置19に入力さ
れるAFC信号によつて選局制御電圧が微細に制
御される。
次に、PAL方式とNTSC方式の両方式の放送
を受信する従来のテレビ受像機の第2の例を第3
図にブロツク図で示す。第3図に示した第2の従
来例は第1の従来例と異なり、切換回路17を備
えていない。この第2の従来例の動作を説明する
と、PAL方式の放送を受信する場合は第1の従
来例と同一であるが、NTSC方式の放送を受信す
る時には第1の従来例と異なり、AFC,AGC信
号は、PALIF信号処理回路3から供給される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第1の従来例では2つのAGC,AFC信号を切
り換えるための切換回路17が必要であり、その
ため回路が複雑となり、スペース的あるいはコス
ト的にも大きな負担となる。
また、第2の従来例では、NTSC方式の放送を
受信する場合にPAL方式用の信号処理回路3で
発生したAGC信号を使用するので、PAL方式の
放送及びNTSC方式の放送に応じてそれぞれ最適
なAGC電圧を個別に設定する事が出来ない。
さらに、NTSC方式の放送を選局した場合に、
チユーナ2から出力される映像IF信号および音
声IF信号の周波数はそれぞれ38.9MHz及び34.4M
Hzであり、帯域フイルタ5の特性は周波数
34.47MHzにおいて減衰がなく、34.4MHzの音声
IF信号は減衰されない。従つてNTSC方式の放
送選局時にはその音声IF信号は帯域フイルタ5
では抑える事が出来ず、第5図に示すように
AFC信号のS字特性が実線Aで示す特性になる
べきところ、音声IF信号の影響で破線Bで示す
様に変形してしまい、AFC信号のS字特性を利
用して微同調する電圧シンセサイザ方式の選局装
置19が誤動作を起して正しい同調が出来ない。
また、十分なS字特性が得られていないAFC
信号がチユーナ2に供給されるため、チユーナ2
で局部発振周波数のズレにより、選局すべきチヤ
ンネルの信号を引き込みにくくなつてしまうとい
う問題があつた。
〔問題を解決する為の手段〕
前記問題点を解決するために、本考案の
PAL/NTSC共用のテレビ受信機は、選局制御
電圧を出力する電圧シンセサイザと、PAL方式
のテレビチヤンネルとNTSC方式のテレビチヤン
ネルとを共に選局可能であつて前記選局制御電圧
に応じて選局したチヤンネルの映像被変調波を
PAL方式の映像中間周波に変換して出力するチ
ユーナと、映像信号およびPAL方式の音声中間
周波を得る第1の中間周波処理回路と、映像信号
およびNTSC方式の音声中間周波を得る第2の中
間周波処理回路とから成るテレビ受像機におい
て、NTSC方式のテレビチヤンネル選局時に音声
中間周波を減衰させPAL方式のテレビチヤンネ
ル選局時に切り離されるトラツプ回路を前記第1
の中間周波処理回路に備え、前記第1の中間周波
処理回路から前記映像中間周波のレベル及び周波
数に応じたAGC信号及びAFC信号を出力し、こ
れらAGC信号及びAFC信号の一方あるいは両方
によつて前記電圧シンセサイザ及び前記チユーナ
を制御している。
〔作用〕
PAL方式の中間周波処理回路に設けられた
NTSC方式の放送選局時にのみ動作する音声トラ
ツプ回路により、NTSC方式の放送選局時に
PAL方式の中間周波処理回路から得られるAFC
信号は音声中間周波の影響を受けることがない。
またAGC信号のレベルを決定する映像中間周波
のレベルはNTSC方式の放送選局時には適度に減
衰され、よつてAGCの動作が開始する入力信号
のレベルはPAL方式のそれよりも大きいものと
なる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の実施例を示すブロツク図で
あり、以下第1図を参照して本考案の実施例を説
明する。なお、第1図において第3図で示した第
2の従来例と同一部材には同一符号を付けて、重
複する説明は省略する。
第1図図示の実施例に於いて、第2の従来例と
異なる点は、IFアンプ4と帯域フイルタ5の間
に接離可能なトラツプ回路21を設けた点にあ
る。トラツプ回路21はコンデンサ22とインダ
クタ23とスイツチングダイオード24とが直列
接続され、スイツチングダイオード24のカソー
ドが接地されアノードが切換制御端25に接続さ
れている。コンデンサ22とインダクタ23とは
34.4MHzに共振した直列共振回路である。
このトラツプ回路21の動作を説明すると、ま
ずPAL方式の放送を受信する場合には切換制御
端25に負の電圧を加えるか、あるいは電圧を加
えない。そしてスイツチングダイオード24は非
導通となり、トラツプ回路21は接地から切り離
される。従つてPAL方式の放送を選局する場合
には支障にならない。次に、NTSC方式の放送を
受信する場合には、切換制御端25に正の電圧を
加える。そしてスイツチングダイオード24が導
通してトラツプ回路21の他端が接地される。従
つてNTSC方式の放送選局時にIF処理回路3に
供給されるIF信号はトラツプ回路21と帯域フ
イルタ5の特性によつて第6図に示す減衰を受け
る。
IF処理回路3は、NTSC方式の放送を選局す
る場合には38.9MHzの映像IF信号のみ選択するた
めに用いられるものであるから、トラツプ回路2
1の特性はQが大きく急峻な方が好ましい。しか
し、次の理由により適度なQの特性に設定されて
いる。即ち、一般にはAGCはチユーナ2に入力
する信号のレベルが比較的小さい場合には動作さ
せず、信号のレベルがある値以上で動作させるも
のであつて、その値はPAL方式の放送選局の場
合にくらべてNTSC方式の放送選局の場合の方を
大きく設定するよう要求される。そしてレベル判
定する信号はチユーナ2に入力する信号の代りに
帯域フイルタ5を通過した映像IF信号を用いる
ものであるから、トラツプ回路21のQを適度に
選ぶことによつて、NTSC方式の放送選局時には
映像IF信号も減衰させることができ、その結果
AGCの動作が開始する入力信号のレベルはPAL
方式の放送受信時のそれよりも大きくなる。
尚トラツプ回路21の接続点は帯域通過フイル
タ5の前に限られることなく、IFアンプ4と映
像検波回路6の間であれば良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、PAL方式およびNTSC方式
のいずれの方式の放送を選局した場合にも満足の
得られるAGC信号およびAFC信号を1つの回路
で得られ、切換回路は簡単なものであるからスペ
ースが小さくて済みコストも安価なものとなる。
また、AGCの動作が開始する入力信号のレベ
ルを、PAL方式およびNTSC方式のそれぞれの
方式に合わせて最適なレベルに設定することがで
き、いずれの方式の放送も最良の状態で受信でき
るという大きな効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロツク図、第
2図は第1の従来方式を示すブロツク図、第3図
は第2の従来方式を示すブロツク図、第4図は
PAL方式用のIF帯域フイルタの特性図、第5図
はAFC信号のS字特性図、第6図はNTSC方式
の放送選局時のIF処理回路の特性図である。 2……チユーナ、3……PAL IF処理回路、5
……PAL用IF帯域フイルタ、10……NTSC IF
処理回路、19……選局装置、21……トラツプ
回路、22……コンデンサ、23……インダク
タ、24……スイツチングダイオード、25……
切換制御端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 選局制御電圧を出力する電圧シンセサイザと、
    PAL方式のテレビチヤンネルとNTS方式のテレ
    ビチヤンネルとを共に選局可能であつて、前記選
    局制御電圧に応じて選局したチヤンネルの映像被
    変調波をPAL方式の映像中間周波に変換して出
    力するチユーナと、映像信号およびPAL方式の
    音声中間周波を得る第1の中間周波処理回路と、
    映像信号およびNTSC方式の音声中間周波を得る
    第2の中間周波処理回路とから成るテレビ受像機
    において、NTSC方式のテンビチヤンネル選局時
    に音声中間周波を減衰させPAL方式のテレビチ
    ヤンネル選局時に切り離されるトラツプ回路を前
    記第1の中間周波処理回路に備え、前記第1の中
    間周波処理回路から前記映像中間周波のレベルお
    よび周波数に応じたAGC信号およびAFC信号を
    出力し、これらAGC信号及びAFC信号の一方あ
    るいは両方によつて前記電圧シンセサイザ及び前
    記チユーナを制御することを特徴とするPAL/
    NTSC共用のテレビ受像機。
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