JPH04262683A - テレビジョン装置 - Google Patents

テレビジョン装置

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JPH04262683A
JPH04262683A JP3280919A JP28091991A JPH04262683A JP H04262683 A JPH04262683 A JP H04262683A JP 3280919 A JP3280919 A JP 3280919A JP 28091991 A JP28091991 A JP 28091991A JP H04262683 A JPH04262683 A JP H04262683A
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frequency
tuner
television
mhz
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William L Lehmann
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Thomson Consumer Electronics Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/60Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N5/00Details of television systems
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FMラジオを含んでい
るテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【発明の背景】テレビジョン信号だけでなくFMラジオ
放送信号も受信することのできるテレビジョン受像機が
有ることが望ましい。米国において、FM放送は約88
MHzから約108MHzまでに及ぶ周波数帯域を占有
している。この周波数帯域は、放送テレビジョン・チャ
ンネルの6とケーブルテレビジョン・チャンネルの98
に割り当てられた周波数の間に在る。FM放送信号を受
信する性能を有する、最近のインターキャリア音声式テ
レビジョン受像機は従来技術から知られている。しかし
ながら、これらの既知の受像機では、それぞれの製造者
達は、専用のチューナを備えた別個のFMラジオを付け
加えている。このようなことが行われたのは、通常テレ
ビジョンのチューナが、テレビジョン信号の受信を妨害
するFM信号を除去するための同調回路(FMトラップ
)を備えているからである。
【0003】テレビジョン受像機に用いられる典型的な
FMトラップは同調回路であって、その周波数対振幅特
性は、FM周波数帯のほぼ中央に位置してFM周波数帯
全体にわたってFM信号を減衰させるのに十分なだけ幅
の広い、1つの深い切り込みを有する。意外なことでは
ないが、FMトラップを取り除くと、テレビジョン信号
に同調させるとき、受信機の性能が低下する。これは容
認できないことと考えられる。何故ならば、この受信機
は本来テレビジョン受像機であり、FMラジオ受信機と
しては、ほんの付け足しに過ぎないからである。電子的
に切り換え可能なFMトラップを備えることも容認でき
ないものと考えられる。何故ならば、受像機設計の費用
と複雑性が増加し、漂遊容量と漂遊インダクタンスが生
じるために、受像機自体の性能が低下するからである。
【0004】
【発明の概要】テレビジョン周波数帯域の少なくとも1
つの帯域におけるテレビジョン信号とテレビジョン周波
数帯域に隣接するFM周波数帯域におけるFMラジオ放
送信号に同調するために、単一のチューナがテレビジョ
ン受像機で使用される。RF信号は多段FMトラップを
介してチューナに供給される。このFMトラップの周波
数帯振幅特性は、比較的急峻なスカートを有し、FMラ
ジオ周波数帯のほぼ全域にわたりほぼ平坦な帯域阻止を
有する。
【0005】
【実施例】図1に関して、テレビジョン無線周波(RF
)信号および放送FM無線周波信号は、全体が100で
表されるFMトラップ回路のRF入力端子に供給される
。FMトラップ回路100は図3に関して以下に詳細に
説明する。FMトラップ回路100の出力に生ずるRF
信号はチューナ102に供給される。チューナ102は
、RF信号を増幅し、増幅したRF信号をミクサー10
2bの1つの入力に供給するRF増幅器102aを含ん
でいる。また、チューナ102は、局部発振器信号を発
生する局部発振器102cを含んでいる。局部発振器信
号は、ミクサー102bの第2の入力に供給されると、
増幅されたRF信号とヘテロダイン(混合)され、テレ
ビジョン中間周波数(IF周波数)の出力信号を発生す
る。チューナ102は、チューナ制御ユニット104の
制御の下に、個々のRF信号を選択する。あるいは、チ
ューナ制御ユニット104はチューナ102の内部に含
めることもできる。チューナ制御ユニット104はワイ
ヤ103を介して同調制御信号をチューナ102に供給
し、制御母線103′を介して帯域切換え信号を供給す
る。同調制御信号および帯域切換え信号は、局部発信器
102cの発振周波数を制御し、従って、どのRF信号
がIF周波数に変換(ヘテロダイン)されるかを決定す
る。チューナ制御ユニット104はコントローラ110
により制御される。コントローラ110は、マイクロプ
ロセッサまたはマイクロコンピュータであり、中央処理
ユニット(CPU)112、読出し専用メモリ(ROM
)114およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)
116を含んでいる。コントローラ110は使用者が入
力する制御信号を局部キーボード122および赤外線(
IR)受信機120から受け取る。IR受信機120は
、リモートコントロール・ユニット125から送信され
る制御信号を受信し復号化する。
【0006】チューナ102により発生される中間周波
(IF)信号は、表面弾性波(SAW)フイルタ前置増
幅器105に供給される。この前置増幅器105はIF
信号を増幅し、SAWフィルタ106を介してビデオ信
号処理ユニット130に供給する。ビデオ信号処理ユニ
ット130は、ビデオIF(VIF)増幅段、自動利得
制御回路(AGC)、自動微同調回路(AFT)、ビデ
オ検波器、および音声IF(SIF)増幅段を含んでい
る。ビデオ信号処理ユニット130は、ベースバンドの
複合ビデオ信号(TV)と音声搬送波信号を発生する。 音声搬送波信号は音声信号処理ユニット135に供給さ
れる。音声信号処理ユニット135は、TVステレオ復
号器、マトリックス、およびDBX伸長器を含んでいる
。音声信号処理ユニット135は、左右の音声信号を発
生し、これらの信号を音声スイッチ・ユニット136の
1対の入力に供給する。音声スイッチ・ユニット136
の出力は音声増幅ユニット137に結合される。音声増
幅ユニット137は、増幅されたベースバンドの左右の
音声信号を発生し、これらの音声信号を1対のスピーカ
138に供給して音声を再生する。
【0007】ベースバンドのビデオ信号(TV)は、ビ
デオ信号処理回路155および受像管駆動増幅器156
に供給され、最終的には表示装置158の表示スクリー
ンに表示される。ビデオ信号は同期分離ユニット160
にも供給される。同期分離ユニット160はビデオ信号
から垂直同期信号と水平同期信号を取り出す。取り出さ
れた垂直および水平同期信号は偏向ユニット170に供
給され、偏向信号を発生し、表示装置158のヨーク構
体に供給する。コントローラ110の制御の下に、オン
スクリーン表示処理回路140は文字信号を発生し、そ
れらをビデオ信号処理回路155の第2の入力に供給し
て、表示装置158に表示する。これまで述べた回路は
、図1に示す個々のFMトラップ回路を除いて、RCA
  CTC156型カラーテレビジョン・シャーシによ
り知られている。
【0008】チューナ102により発生される中間周波
(IF)信号は、43.3MHz帯域フィルタおよび4
8.65MHzトラップ回路145を介して、単一チッ
プのFMラジオ集積回路(IC)180にも供給される
。FMラジオIC180は、例えば、ソニー(株)によ
り製造されるCXA12338M/S  AM/FMス
テレオラジオ回路である。FMラジオIC180は、増
幅器180a、ミクサー180b、発振器180c、電
圧制御発振器(VCO)180d、FM  IF/検波
ユニット180e、およびFMステレオデコーダ・ユニ
ット180fを含んでいる。
【0009】テレビジョン・チューナ102はFM放送
帯域用の二重変換チューナの第1の周波数変換段として
使用され、この場合二重変換チューナの第2の周波数変
換段はFMラジオIC180により与えられることがこ
こに認識される。すなわち、個々のFMラジオ信号が選
択され、FMラジオ帯域の周波数の中の1つから第1の
中間周波数43.3MHzに周波数が変換される。43
.3MHzの値は重要であり、その選定については以下
に説明する。
【0010】次いで、第1のIF周波数の信号は一定周
波数の水晶制御発振器180cにより発生される54.
0MHzの発振信号とミクサー180bにおいてヘテロ
ダインされる。発振器180cの中および周辺領域で起
り得る温度変化に因る周波数ドリフトを避けるために発
振器180cを水晶制御することが望ましいことが分っ
た。54.0MHzの水晶を使用することができるが、
標準値が18MHzの水晶の第3上音(54MHz)も
使用できることが分った。ヘテロダイン処理の結果、公
称FM  IF周波数10.7MHzのFMラジオ信号
が生じ、この信号は次に全体が182で示されるセラミ
ック発振器で濾波される。セラミック共振器182の第
2のセラミック共振器は選択度を改善するために付加さ
れた。次に、セラミック共振器182の出力における信
号は、FM信号処理ユニット180d、FM  IF/
検波ユニット180eおよびFMステレオデコーダ・ユ
ニット180fにより、通常の方法で増幅され、検波さ
れ、そして復号化される。ポテンシオメータVR1はV
COの周波数を調整するために設けられている。復号化
された左(L)と右(R)のステレオ信号は音声スイッ
チ・ユニット136の第2の対をなす入力端子に供給さ
れる。復号化された左(L)と右(R)のステレオ信号
は音声スイッチ・ユニット136により選択されると、
音声増幅器137に供給され、スピーカ装置138で再
生される。FMラジオIC180とコントローラ110
の間に結合されるライン117と118は、それぞれ或
る信号に同調しているかどうか、或る信号がステレオで
あるかどうかを表示する信号を送る。
【0011】チューナ102は周波数合成型(FS)型
である。これは、コントローラ110の制御の下に所定
の大きさの一連のステップで局部発振器の周波数を変え
ることができることを意味する。FM受信モードでは、
コントローラ110は発振器102cの周波数を31.
5kHzのステップで変化させる。これは、最大31.
5kHzの1/2すなわち15.75kHzの誤差でF
M局の誤同調が有り得ることを意味する。これは許容で
きるものである。何故ならば、FMラジオIC180は
約±110kHzの範囲にわたり許容できる復調特性を
有するからであり、またFM放送周波数は200kHz
の間隔で離れているからである。
【0012】次に、二重変換FMラジオ受信機の第1I
F周波数として43.3MHzを選択することについて
説明する。良く知られているように、チューナーの周波
数対振幅特性は乾草堆(haystack)のような形
状をしており、色搬送波と画像搬送波は、それぞれ最大
値から約3db下の乾草堆形状の両側に在る。これら2
つの搬送波の間にある乾草堆形状のほぼ中心点は44M
Hzである。当業者は、これがFMラジオ方式の第1の
IF周波数として最適であると思うかも知れない。しか
しながら、44MHzはFMラジオの最低周波数(88
.1MHz)の丁度1/2に近い値であり、次のような
問題を生じる。ミクサーに供給される信号の周波数がミ
クサーの作用により2倍となる。これらの周波数の大部
分は帯域外にあり、ミクサーの出力に結合される同調回
路により濾波され除去される。44MHzが第1のIF
周波数として用いられると、88.1MHzのFM搬送
波に同調するためには、局部発振器102eは132.
1MHzで発振する。この場合、以下の信号が発生され
る。     132.1MHz−88.1MHz=44MH
z(所望信号)    2×88.1MHz−132.
1MHz=44.1MHz(不所望画像)不所望の画像
信号は十分に第2のIF帯域幅内にある。 この状態では、システムの音声出力に干渉および歪みが
生じる。この問題はチューナのFMトラップ回路が88
.1MHzでほとんど減衰を与えず、比較的低い入力信
号レベルでチューナに相互変調歪みを起こさせるという
事実により一層複雑化される。44MHzより高い周波
数でしかも画像搬送波45.75MHzよりも低い周波
数は、より高い周波数のFMラジオ局に影像の問題を生
じる。従って、最良の値は、44MHzより低い周波数
でしかも色搬送波42.17MHzよりも高い周波数で
ある(何故ならば、色搬送波よりも低くなると、信号は
乾草堆形状から急速に降下するからである)。43.3
MHzという値は、対称的な信号を供給するのに十分な
だけ乾草堆形状の頂上に接近しており、且つ画像妨害問
題を避けるのに十分なだけ44MHzから遠く離れてい
る。43.3MHzが第1のIF周波数として選定され
ると、88.1MHzのFM搬送波を選択するために、
局部発振器102cは131.4MHzで発振するよう
制御される。これにより次のような出力信号が発生され
る。     131.4MHz−88.1MHz=43.3
MHz(所望信号)    2×88.1MHz−13
1.4MHz=44.8MHz(不所望画像)不所望の
画像信号は、これで所望信号から1.5MHz離れてお
り、第2のIF段の帯域幅300kHzの十分外側にあ
り、歪みを生じない。実際、43.5MHzと色副搬送
周波数の間の周波数を有する信号は、先に述べた二重変
換チューナの第1のIF周波数として良いものである。
【0013】同様に、第2のIF周波数も避けるべき画
像の問題を有する。特に、48.65MHz(すなわち
、43.3MHz+5.35MHz(第2のIF周波数
10.7MHzの1/2))の信号は、10.7MHz
で画像を生じさせ、やはり干渉を引き起こす。第2のI
F周波数が10.7MHzに固定されているから、この
問題は、トラッキングフィルタを必要とせずに、フィル
タ・ユニット145で排除される。フィルタ・ユニット
145の回路を図6の(A)に詳細に示す。43.3M
Hz帯域フィルタは、pi型構成のインダクタL601
、コンデンサC601およびC602から成る。48.
65MHzにおけるトラップは、コンデンサC603を
インダクタL601と並列に付加することにより得られ
た。この構成の周波数対利得特性を図6の(B)に示す
。以下の成分値が好ましい。 L601        101ナノヘンリーC601
          39ピコファラドC602   
     120ピコファラドC603       
 100ピコファラド
【0014】動作において、コン
トローラ110は、局部キーボード122あるいはIR
受信機120を介して、コマンドを受け取り、FMラジ
オ・モードに入る。 これに応答して、コントローラ110は抵抗R1を介し
てトランジスタQ1のベースに信号を供給する。トラン
ジスタQ1はスイッチオンし、電源電圧を定電圧回路R
2,D2に供給する。この定電圧回路R2,D2は電源
(VCC)を供給してFMラジオIC180を動作させ
る。このスイッチ制御されるVCCは音声スイッチ・ユ
ニット136の制御端子にも供給され、FMラジオ・モ
ードにおいてFMラジオ音声信号を選択させる。
【0015】良いFM受信を行うのに2つの障害、低い
感度と過負荷があり、この2つの間の妥協点を慎重に選
択して利用しなければならない。テレビジョンの動作モ
ードにおいては、RF増幅器はテレビジョン・ビデオI
F(VIF)回路で得られるAGC信号により利得制御
されることを思い起こされたい。FMモードにおいては
、意味のあるAGC信号はVIF回路で発生されていな
いから、AGC信号はRF増幅器から切り離される。 FM受信モードにおいて、テレビジョン・チューナを最
大利得で動作させると、中レベルから強レベルのFM信
号がチューナ・ミクサーとRF段を過駆動して、望まし
くない歪みを発生する。別個のFM  AGC回路を設
けることは、費用と複雑性をテレビジョン受像機に付加
するので、全く受け入れられない。これの解決方法は、
FM受信モードの間チューナのRF段を一定の利得で動
作させることである。この構成によると、費用がずっと
少なくなり、少数の構成要素を追加するだけである。利
得の低下は慎重に選択されなければならない。余り利得
を低下させすぎるとFM受信感度が低くなり、利得の低
下が少な過ぎると過負荷状態となる。低下した利得でR
F段を良好に動作させるのを助ける第2の要因は、利得
の低下したRF増幅段の雑音指数は、利得の低下する速
度よりもずっと遅い速度で悪化する(高くなる)ので、
より良い信号対雑音比が維持されるという事実である。 このことにより、RF増幅器の利得の低下は次のIF後
置増幅段で補償され、受信機の総合感度が維持される。
【0016】AGC信号の切り離しは、スイッチ制御さ
れる4.7ボルトのFMラジオ用VCCをダイオードD
1を介してAGCライン102dに供給することにより
行われる。FMラジオ用VCC電源は、許容範囲内に入
る利得低下を生じるのに十分なだけ良く調整されている
。選定されたFMラジオICが広範囲の使用可能な動作
電圧を有するということは、注目すべき重要なことであ
る。4.7ボルトの電圧レベルは、テレビジョン・チュ
ーナRF利得低下バイアスの必要性に適合するように特
に選定されたものである。抵抗R3はAGC回路を供給
されたVCCから分離する。スイッチ制御されるVCC
の振幅は、ダイオードD1を通過した後は約4ボルトで
ある。一定の4ボルトの信号をRF増幅器102aのA
GC制御端子に供給すると、増幅器102aはより低い
利得モードで動作する。
【0017】スイッチ制御されるFMラジオ用VCCは
SAWフィルタ前置増幅器105のベースにも供給され
、この増幅器を非作動化し、更にビデオ処理ユニット1
30の入力における不要な信号を減衰させる。
【0018】驚くべきことに、FMトラップは単一のチ
ューナを使用してテレビジョン信号とFMラジオ放送信
号の両方を受信するテレビジョン受像機において有益な
効果を生じることが分った。特に、FMトラップは、そ
れがなければテレビジョン・チューナ入力において振幅
が過大になるであろうFMラジオ信号を減衰させる。ま
た、FMトラップは、隣接するテレビジョン・チャンネ
ルの信号との干渉を最少限にするために比較的鋭い“ス
カート”(skirt)を有すると共にFMラジオ放送
帯域全体にわたり振幅がほぼ一定のFM信号を供給する
ためにほぼ平坦な帯域阻止領域を有する周波数応答を示
すべきであることがここに認識される。
【0019】図2の(A)は従来技術として知られてい
る並列共振FMトラップを示す。直列共振FMトラップ
、および直列と並列のFMトラップの組合わせも従来技
術において知られている。しかしながら、何れの場合に
も、これら従来技術によるFMトラップの減衰を制限し
ようとする努力は何もなされなかった。その代りFMラ
ジオの無いテレビジョン受像機ではFM放送信号スペク
トルを保持する必要が無いから、出来るだけ深いノッチ
を得ようとする試みがなされた。図2の(B)は、図2
の(A)に示すような並列共振回路の周波数対振幅特性
を示す。この構成は以下の理由により、テレビジョンと
FMの組み合わせシステムには不適当なものである。 図2の(A)の回路の共振周波数がFM周波数帯域の中
心に設定されると、個々のそれぞれのFM放送局の信号
の振幅はRF増幅器の入力において大幅に変動するであ
ろう。これもまた不適当であり、その理由は、特性のロ
ールオフ(すなわち、スカートの傾斜)が、隣接するテ
レビジョン・チャンネルについてFM干渉から保護する
のに十分なだけ急峻でないからである。
【0020】ここで図3の(A)に関して述べると、従
来技術によるFMトラップの先に説明した問題点を解決
する3部構成のFMトラップが示されている。3部構成
FMトラップの第I部は並列構成のインダクタL301
、抵抗R301およびコンデントC301から成る。 第I部は97.5MHzに同調し、この回路全体の周波
数応答をできるだけ一様にする。3部構成FMトラップ
の第II部は並列構成のインダクタL302とコンデン
サC302から成る。第II部は104.0MHzに同
調し、VHFチャンネル12と13(合衆国における)
を保護する。3部構成FMトラップの第III部は、第
I部と第II部の間の点から基準電位(すなわち信号接
地)点に配置される直列共振回路から成る。第III部
は90.5MHzに同調し、88.1MHzに接近して
いる教育FM放送から低周波数帯域のVHFチャンネル
6を保護する。抵抗R301とR303はトラップ深度
を設定する。第II部は、その後に続くアンテナ・フィ
ルタ回路の負荷作用が第II部のトラップ深度を所望の
量に低下させるので、負荷を追加する必要はないことに
注目すべきである。上述の構成では、チャンネル6の色
搬送波のレベルは実質的に変更されないままであるが、
チャンネル6の音声搬送波は約3〜4db引き下げられ
るが、これは許容されるものと思われる。ケーブル・チ
ャンネルA−2(すなわち、98)画像搬送波は約1d
b低下されるが、これも許容されるものと思われる。
【0021】以下に示す構成要素の値が好ましい。     第I部      L301    約18.
3ナノヘンリー(調整)              
  R301    270オーム         
       C301    150ピコファラド 
   第II部    L302    約16.2ナ
ノヘンリー(調整)                
C302    150ピコファラド    第III
部  L303    約680マイクロヘンリー(調
整)                R303   
 6.8オーム                C3
03    4.7ピコファラド
【0022】上述の3
部構成FMトラップは、FM受信動作モードの間、88
MHzから108MHzの範囲の信号に対し一定レベル
の阻止、約10±4dbを行う。 しかしながら、チューナがチャンネル6に同調している
時、FM帯域阻止は、図3の(B)に示すように、アン
テナ入力回路の選択度が加わるために18〜22dbの
範囲にある。図3の(B)に示す応答特性は図5のRF
増幅二重ゲートFETトランジスタQ501のドレイン
端子で測定されたものである。
【0023】上述した3部構成FMトラップは以下の典
型的な特性を示す(放送テレビジョン・チャンネル画像
搬送波と比較する)。       周波数(MHz)           
                       応答
(db)      83.25(チャンネル6画像基
準)                −0     
 86.83(チャンネル6クロミナンス)     
       −0.2      87.75(チャ
ンネル6音声)                  
  −2.7      88.1  (最低FM局)
                         
 −4.6      88.3          
                         
       −5.4      88.5    
                         
             −6.2      88
.7                       
                   −7.1  
    88.9                 
                         
−8.0      89.1           
                         
      −9.0      90.1     
                         
            −12.6      90
.5                       
                   −12.2 
     91.1                
                         
 −10.1      92.1         
                         
        −8.2      93.1   
                         
              −7.6      9
4.1                      
                    −8.0 
     95.1                
                         
 −9.0      96.1          
                         
       −10.3      97.1   
                         
              −11.1      
98.1                     
                     −10.
8      99.1              
                         
   −9.9    100.1         
                         
        −9.0    101.1    
                         
             −8.7    102.
1                        
                  −9.2   
 103.1                   
                       −1
0.7    104.1             
                         
    −11.8    105.1       
                         
          −7.8    106.1  
                         
               −3.3    10
7.1                      
                    −0.8 
   107.9  (最高FM局)        
                  −0.4
【00
24】トラップ減衰それ自体による減衰で得られる所望
の最終結果は、FM周波数帯域におけるチューナの総合
利得が必要なだけ低下されることである。隣接するテレ
ビジョン・チャンネル6および98の平均の電圧利得と
比べて、以下に示すFM帯域の周波数において、チュー
ナの総合利得の低下が実現されている。       周波数            隣接する
テレビジョン・チャンネル6および98      (
MHz)          の平均電力利得に対する
典型的な平均損失(db)      88.1   
                     7.5 
     90.5                
        13      93.5     
                   12    
  97.5                   
     12    100.7         
               10.5    10
4.1                      
  6.5    107.9           
             0
【0025】FM受信モ
ードの間、テレビジョン画像は見られない。従って、F
M局が選局されると、コントローラ110はオン・スク
リーン表示処理回路140にメッセージを表示させ、テ
レビジョン受像機がFMモードになっていること、或る
特定のFM局が選局されていること、受信したFM信号
がステレオであるかどうかを使用者に知らせる。このよ
うな表示を図4に示す。メッセージはテレビジョン受像
機400の画面410に表示されている。この表示は予
め定められる時間(多分30秒間)使用者に見せられ、
その後画面は空白となる。
【0026】図5は、チューナ102の一部を簡単化し
た変形例と、図3の(A)のFMトラップ回路との接続
を詳細に示す。特に、FMトラップ500の出力は、直
列インダクタを介して全体が510で表わされる一連の
トラップに結合される。トラップ510は、TV  I
F周波数に同調する第1の並列トラップと、チャンネル
2以下のすべての信号を除去する第2の分路並列トラッ
プと、同じくTV  IF周波数に同調する第2の並列
トラップとを有する。トラップ510の出力は全体が5
20が表わされるRF増幅器の入力に供給される。この
型式のチューナは、アメリカ合衆国インディアナ州イン
ディアナポリス所在のトムソン・コンシューマ・エレク
トロニクス社が製作したCTC−156型シャーシと共
に使われる、MTP−M2016型チューナにより知ら
れており、ここで詳細に述べる必要はない。
【0027】また、本発明の装置は、合衆国における国
立気象局(NWS)の放送を受信するのに使用できるこ
ともここに認識される。これらの放送は次の7つの周波
数に割り当てられている。162.400MHz,16
2.425MHz,162.450MHz,162.4
75MHz,162.500MHz,162.525M
Hz,および162.550MHz。これらの周波数の
中の1つだけが一定の地域に割り当てられている。典型
的な気象ラジオ受信機は、この放送を受信するために3
つの水晶制御周波数の中の1つを選択するためのスイッ
チを備えている。
【0028】更に、NWSモードが選択されるとき、N
WS帯域の中心だけに同調させればよいことがここに認
識される。これは3つの理由から本当である。第1に、
IFフィルタは190kHz3dbの帯域幅を有し、こ
れはNWS帯域の全チャンネル間隔150kHzよりも
広い。第2に使用される弁別器は同調周波数から±10
00kHz離れていても良好に動作する。第3に、NW
S局の重なり合いはほとんどない(何故ならば、NWS
周波数は確保されており、且つ或る一定地域で動作して
いる送信機は1台だけであるからである)。
【0029】本発明はビデオカセットレコーダ(VCR
)においても有用であることがここで特に認識される。 ここで使われているように、テレビジョン受像機とは、
ビデオ表示装置を備えたテレビジョン受像機(一般にテ
レビジョン・セットとして知られている)、およびビデ
オ表示装置の無いテレビジョン受像機(例えば、VCR
)を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだテレビジョン受像機をブロ
ック図で示す。
【図2】(A)は従来技術により知られる並列共振FM
トラップを示し(B)は(A)に示す型式の並列共振回
路の周波数対振幅特性のグラフを示す。
【図3】(A)は本発明によるFMトラップを示し、(
B)はチューナがチャンネル6に同調したときの、(A
)のFMトラップとアンテナ入力回路についての周波数
対振幅特性のグラフである。
【図4】本発明に従って形式される表示スクリーンを示
す図である。
【図5】図1のチューナの一部を示し、図3の(A)の
FMトラップの接続を示す。
【図6】図1の43.3MHz帯域フィルタと48.6
5MHz1/2IFトラップの組み合わせを示す。
【符号の説明】
100    FMトラップ回路 102    チューナ 102a    RF増幅器 102b    ミクサー 102c    局部発振器 103′    制御母線 104    チューナ制御ユニット 105    表面弾性波(SAW)フィルタ前置増幅
器106    SAWフィルタ 110    コントローラ 112    中央処理ユニット 114    ROM 116    RAM 120    赤外線(IR)受信機 122    局部キーボード 125    リモートコントロール・ユニット130
    ビデオ信号処理ユニット135    音声信
号処理ユニット 136    音声スイッチ・ユニット137    
音声増幅ユニット 140    オンスクリーン表示処理回路155  
  ビデオ信号処理回路 180    FMラジオ集積回路(IC)180a 
   増幅器 180b    ミクサー 180c    発振器 180d    電圧制御発振器(VCO)180e 
   FM  IF/検波ユニット180f    F
Mステレオデコーダ・ユニット182    セラミッ
ク共振回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テレビジョン無線周波数(RF)帯域
    とFMラジオ放送周波数(RF)帯域信号に同調するチ
    ューナを有するテレビジョン受像機であって、前記テレ
    ビジョンRF信号と前記FM  RF放送信号を受信す
    るための入力端子と、前記入力端子に結合される入力、
    および出力を有し、前記FM  RF信号の振幅を減少
    させる同調回路とを含み、前記チューナは、前記テレビ
    ジョンRF信号と前記振幅の減少したFM  RF放送
    信号を受信するために、入力が前記同調回路の前記出力
    に結合される入力を有し、前記同調回路は前記FMラジ
    オ放送周波数帯域のほぼ全域にわたりほぼ平坦な帯域阻
    止領域を有する、前記テレビジョン受像機。
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