JPH04507041A - 遺伝工学により修飾された内皮細胞およびその利用方法 - Google Patents

遺伝工学により修飾された内皮細胞およびその利用方法

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JPH04507041A JP50140390A JP50140390A JPH04507041A JP H04507041 A JPH04507041 A JP H04507041A JP 50140390 A JP50140390 A JP 50140390A JP 50140390 A JP50140390 A JP 50140390A JP H04507041 A JPH04507041 A JP H04507041A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 遺伝工学により修飾された内皮細胞およびその利用方法この発明は、遺伝工学に より修飾された細胞およびその使用方法に関する。更に詳しくは、この発明は遺 伝子工学により修飾された内皮細胞およびその治療薬としての利用に関する。
従来、遺伝子工学により修飾された哺乳動物細胞に関する有用な提案は多数ある 。一般的に、哺乳動物細胞への遺伝物質の導入にはレトロヴイールスが用いられ て来た。すなわち、レトロヴイールスのベクターを用いて、骨髄および造血細胞 を遺伝工学的技法を用いて修飾する方法に関する有用な提案がなされて来た。一 般的に、その様な細胞の使用に際し、ある種の遺伝子の発現能力の多様性および /または非効率的な遺伝子伝達等の難点が存在した。また、遺伝子治療(gen e therapy)において、繊維芽細胞、リンパ細胞、表皮細胞および肝臓 細胞等について、生存期間が長(、かつ、遺伝形質発現が安定化された遺伝子工 学により修飾された細胞を利用する提案がなされて来た。
この発明の目的は、遺伝工学により修飾された内皮細胞の取得、およびその利用 として異型のタンパク質生成能の獲得である。異型のタンパク質とは、具体的に は治療薬である。
この発明の特徴の一つは、治療薬として利用される少なくとも一種の異型のタン パク質をコードする少な(とも1個の遺伝子により形質転換された内皮細胞を与 えることである。この発明のもう一つの特徴は、治療薬として利用される少なく とも一種の異型のタンパク質をコードする少な(とも1個の遺伝子により形質転 換された内皮細胞を含有させた固体状支持体を与えることである。好ましくはこ の支持体は、血液親和性であって、例えばグラフト(植接用片)として使用され る。
更にこの発明のもう一つの特徴は、治療薬として利用される少なくとも一種の異 型のタンパク質をコードする少なくとも1個の遺伝子により形質転換された内皮 細胞を、血管中に移植することである。
更に詳しくは、この発明で用いる内皮細胞は、哨乳動物起源の細胞である。この 内皮細胞は、哺乳動物の血管から採取されたものである。ここで言う”血管”と は、動脈、静脈および毛細血管を包括する言葉として用いている。従って、遺伝 工学により修飾された内皮細胞は、太い血管および/または細い血管の全ての内 皮細胞を含む。
哺乳動物の内皮細胞は、人間あるいは人間以外の動物起源のものである。人間起 源の内皮細胞が、とくに好ましい。
この発明で用いる内皮細胞は、治療薬として利用される少なくとも】種の異型の タンパク質をコードする少なくとも1個の遺伝子により形質転換された内皮細胞 である。この細胞は、形質転換されて治療薬を分泌するか、あるいは形質転換さ れて治療薬を細胞内あるいは細胞上に蓄積するものである。
哺乳動物の内皮細胞は、少な(とも一種の治療薬を生産する遺伝子を含有してい る適切なベクターあるいは形質発現手段により形質転換されたものである。この ベクターは、哺乳動物細胞における形質発現に必要なプロモーターを含有してい る;このベクターは、例えば、SV40. LTR,メタロチオネインl1et allothionein ) 、PGK ; CMV; ADA; TK等で ある。このベクターは、また、内皮細胞より治療薬を分泌することを指令するの に適切な単一ないし複数のシグナル塩基配列を含有している。この発明で用いる 適切なプロモーターの使用は、当分野ではよく知られた技術なので、この明細書 に記載しているものに限定されない。
この発明で用いる形質発現手段あるいはベクターは、ヴイールスのベクターが適 切であるが、とくにレトロヴイールスのベクターが好ましい。治療薬を生産する 遺伝子を含有するように修飾することができる適切なベクターとして、ハーベイ 肉腫ヴイールス、 ROUS肉騰ヴイールス、MPSV 、モロニー鼠白血病ヴ イールス、DNAヴイールス(アデノヴイールス)等がある。この発明でベクタ ーの代わりに用いる形質発現手段は、プラスミツドの形態のものである。この発 明で用いる形質発現手段として、ベクター以外のものも用いられ、例えばりボゾ ーム融合、燐酸カルシウム・トランスフェクション(transfectfon )あるいは硫酸デキストラン・トランスフェクション(transfectio n) ;エレクトロボレイション(electropo−ration) 、  リボフエクション(lipofection )、タングステン顆粒(tang ste口particles)等が用いられるる。
この発明において形質転換に用いられる適切な形質発現手段は、当分野ではよく 知られた技術なので、この明細書に記載されているものに限定されない。
内皮細胞の形質転換のために用いる形質発現手段どして、レトロヴイールスのベ クターを使用する際には、該ヴイールスの内皮細胞中でのレプリカ(repli cation )の機会を消滅するか、および/または最小とする処理をしなけ ればならない。
ヴイールスのレプリカが皆無であるヴイールスベクター粒子を生成するヘルパー 細胞を与える方法に関しては、様々な方法が知られている。例えば、lJark owitz、 at al、、 ”A safePackaging Line  for Gene Transfer: Separating Viral  Geneson Two Different Plas+++ids、”  Journal of Virology、Vol、 62゜No、 4.pg s、 1120−1124 (April 1988i; 1latanabe 、et al、。
C,onstruction of a )felper Ce1l Line  for AvianReticuloendotheliosis Viru s CloningVectors、 Mo1ecularand Ce1lu lar Biolog31. Vol、 3. No、 12. pgs、 2 241−2249(Dec、1983); Danos、et al、、 ”5 afe and Efficient Generatjonof Recom binant Retroviruses with Amphotropic  andEcotropic Ho5t Ranges、Proc、 Natl 、 Acad、 Scj、、 Vol、85.pgs。
6460−6464 fsept、19881; and Bosselman 、 et al、。
Replication−Defective Ch−i@erjc He1p er Proviruses andFactors Affecting G enerati−on of (:ompetent Virus;Expre ssion of Mo1oney Murine Leu−kemia Vi rus 5tructuralGenes via the Metallot hionein Pr−omoter、Mo1ecular a+司Ce1lu lar Biology、 Vol、7. No 5. pgs、 1797− 18061May 1987)等の論文において、ヴイールス粒子中にレプリカ するヴイールスを含有する機会を最小とするヘルパー細胞の生成方法が開示され ている。この方法およびその他の方法は、レトロヴイールスのベクターを用いて 内皮細胞を遺伝工学的に形質転換する時に用いられる。
この発明の方法により、遺伝工学的技法を用いて形質転換される内皮細胞は、哨 乳動物から分離され、上述の様に、この内皮細胞は、動脈、静脈あるいは毛細血 管等の適切な器官から分離される。哺乳動物の血管より内皮細胞を採取する方法 は、一般によく知られている技法であり、後述する実施例において、その代表的 な方法が開示される。
この発明で述べる治療薬の生産を指令する遺伝子を遺伝工学的技法を用いて導入 した内皮細胞について更に詳細に説明する。しかし、それによりこの発明は制限 されることはない。
例えば、この発明の内皮細胞には、治療薬ではないタンパク質の生成を指令する 遺伝子、例えばベータガラクトシダーゼfbeta−galactosidas e )等のマーカー(marker protein)などを遺伝工学的技法を 用いてに導入することができる。
適切なベクター、好ましくはレトロヴイールスのベクターを用いて治療薬の生産 を指令する遺伝子を内皮細胞中に遺伝工学的技法を用いて導入する。後述の実施 例中に、このレトロヴイールスのベクターを、内皮細胞中に遺伝工学的技法を用 いて導入する代表的な方法が記述されている。また、この様な一般的な方法およ びその他の方法が、哺乳動物の内皮細胞中に治療薬の生産を指令する遺伝子以外 の各種遺伝子を導入する場合においても用いられている。一方、実施例に見られ る様に、この方法における基本的工程として、適切なプロモーターおよび治療薬 の生産を指令する遺伝子DNAをレトロヴイールスのべりターに導入する工程を 含んでいる。更に、このレトロヴイー・ルスのベクターは、適切なプロモーター および治療薬の生産を指令する遺伝子の外に、例えばネオマイシン非感受性遺伝 子、あるいは遺伝子の形質発現を促進する核酸塩基配列等の選択遺伝子を含有し ている。
この適切なベクターは、この発明が目的とする治療薬中の少な(とも一つの生産 を指令する遺伝子を含有しており、これは、遺伝工学において、通常用いられる 技法により、哺乳動物の内皮細胞中に導入される。
この発明の一つの特徴は、遺伝工学により修飾された内皮細胞、特に少なくとも 一種の治療薬の生産を指令するる少なくとも1個の遺伝子により形質転換された 内皮細胞は、固体状支持体に固定化されることである。この固体状支持体は、と くに血液に親和するものであって、遺伝工学により修飾された内皮細胞を包接し た後、この発明の治療薬により治療を受ける患者の血液と接触させて使用する。
例えば、この固体状支持体は、体外からの血液循環装置に装着するか、あるいは 血管中に移植した状態で使用するのが好ましい[”血管中に移植した状態”中に は、手術により形成した血管のバイパスあるいは切り替え路(シャント)も含ま れる]。この移植は、グラフトの方式をとるのが普通でる〔”グラフト”中には 、シャントあるいはバイパスも含まれる]。しかしながら、この固体状支持体は 、平板状、紐状、寒天状等の様々な形態を呈する。
ある種の治療薬の生産を指令する遺伝子を含む遺伝工学により修飾された哺乳動 物の内皮細胞は、哺乳動物の血管中に移植される。この発明に基づいて、遺伝工 学的技法により修飾を受ける哺乳動物の内皮細胞は、哺乳動物より採取され、か つ、修飾を受けた後、同種の哺乳動物の血管中に移植される。遺伝工学的技法に よる修飾を受けた哺乳動物の内皮細胞は、該細胞の分離起源である哺乳動物その もの、即ち自分の器官あるいは組織中に移植されるのが好ましい。従って、治療 を受ける患者の血管から内皮細胞を採取し、それを、少なくとも1種の治療薬の 生産を命じる遺伝子を含有するように遺伝工学により修飾し、および該被修飾細 胞を、内皮細胞を採取した元の患者の血管中に返還移植するのが好ましい。この 様にして、自分の細胞であって、かつ、それが遺伝工学により修飾された後、患 者に移植されて、治療に必要な薬をin vivoで生産させる治療方法、即ち 遺伝子治療法に利用するのが好ましい。
この発明で用いる遺伝工学により修飾された内皮細胞は、固体状支持体に含有せ しめた状態で血管中に移植するか、あるいは固体状支持体を用いることなく直接 、血管上に移植するかして使用される。遺伝工学により修飾された内皮細胞は、 また、固体状支持体に含有せしめた後、体外血液循環装置に装着して患者の血液 と接触させることもできる。
この発明で用いる遺伝工学により修飾された哺乳動物の内皮細胞は、該細胞を含 有するグラフトとして血管中に移植して使用する。この遺伝工学により修飾され た哺乳動物の内皮細胞を含有するグラフトは、その細胞の分離源である元の血管 中に挿入される。この様にして、この発明の一つの特徴に基づいて。
それが人間を含む哺乳動物であり、かつ、遺伝的修飾に供する細胞の分離源であ る元の哺乳動物への返還において優れている、遺伝工学により修飾された内皮細 胞を含有するグラフトが得られる。
この発明で用いるグラフトは、種々様々の形をしたグラフトの一つであり、その サイズは様々である。即ち、このグラフトは、動脈、静脈、あるいは毛細血管に 移植する。適切なグラフトとして、どの形およびサイズを選ぶかにっては、この 分野ではよく知られているので、この明細書に記載されているものにより限定さ れない。大抵の場合、人ニゲラフトが適しているが、この発明の意図するところ は、細胞の分離源である元の血管に対して、遺伝工学により修飾された内皮細胞 を含有するグラフトを通じて細胞を再び元の血管へ返還することができることで ある。従って、”グラフト”は天然的なもの及び人工的なものの両方からなる。
この発明に基づく遺伝工学により修飾された内皮細胞を適切なグラフト上に接種 することにより該細胞をグラフトに供給することができる。実施例において、代 表的なグラフトおよびその製造方法を述べる。しかし、グラフトについては、こ の分野ではよく知られているので、それによりこの発明が制限されることはない 、他のグラフトおよび内皮細胞をグラフトに接種するその他の方法については、 この分野ではよく知られた方法であり、それらの方法も、この発明において用い ることができる。例えば、Herring et al、 Eds、 Endo thelial Seeding 1nVascular Surgery f Grune & 5tratton、 Inc、 0rlando、1987) ;ZLller et al Eds、 Endothelializatio n of Vascular Grafts。
1st European Workshops on Advanced T echnologies in Vas−cular Surgery、 Vj enna、 Nov、 5−6 iKarger、Ba5el、19861であ る。これらの報告中にはグラフトの代表的材料として、ポリスチレン(例:DA CRONl ;圧延したポリテトラフルオロエチレン(polytetrafl uoroethylene ) fGore−Text;ポリウレタン(pol yurethanes) ;ポリウレタン被覆物;フロリダ州マイアミにあるコ ルビタ社の製品でるシリコーンで被覆されたポリウレタン:内皮細胞をステント (5tent) (植皮固定鋳型)に固着可能とする基質で被覆した管状のスロ ットを有するステンレス製ステント(Johnson a、nd Johnso n社製);および天然の血管等が用いられている。
グラフトに遺伝工学により修飾された内皮細胞を含有させた後、宿主の血管中に 挿入される。適切な血管中にグラフトを移植する方法についてはこの分野ではよ く知られており、その様な方法は、いずれもこの発明において使用し得る。
患者の血管より内皮細胞を採取し、それを遺伝工学により修飾した後、固体状支 持体に固着することなく、直接、元の患者の血管に戻すこともできる。
遺伝工学により修飾し、適切な治療薬を生産するようにさせた内皮細胞は、血液 中にその治療薬を分泌することができるが、この場合その治療薬は、その内皮細 胞を移植した血管中の細胞および組織の近辺に作用するか、あるいは移植部位か ら離れた血管中の細胞および組織に作用するかのどちらかである。
これとは別に、その治療薬は、移植した遺伝工学により修飾された内皮細胞から 分泌されることなく、細胞内あるいは表面に蓄積した状態で、血管の細胞および 組織に浸透する物質を介して作用することもある。そのの様に作用する治療薬と しては、例えば、アデノシンデアミナーゼ(ADA )は移植した細胞内に蓄積 し、難治の複合免疫疾患において血液中に蓄積するアデノシンを不活性化する。
また、フェニールアラニンデヒドロゲナーゼは移植した細胞内に蓄積し、フェニ ールケト尿症における有毒代謝産物であるフェニールアラニンを不活性化する。
以上説明した様1乙この発明の内皮細胞とは、異型のタンパク質を少なくとも1 種、好ましくは治療薬、の生産を指令する遺伝子により形質転換されたものであ る。ここで用いる治療薬とは、広義の言葉であって、宿主に生理的利益を与える 全ての薬剤あるいは物質を意味している。かかる治療薬は、1種あるいは1種以 上のタンパク質である。その代表例としては、CD−4;ファクターVIII、 ファクターIx、ホンウィルブランド因子。
TPA 、ウロキナーゼ、ヒルディン、インターフェロン;II!瘍壊死因子、 インターロイキン、造血細胞成長因子(GC3F、 6MC5F。
IL3.エリスロボイエチン、免疫抗体、グルコセレブ口シダーゼ、ADA;フ ェニールアラニンハイドロキシラーゼ、人間成長ホルモン、インシュリン等があ る。これらの治療薬の生産を指令する遺伝子の調整方法については、当分野でよ (知られた技法であるから、上記の遺伝子によりこの発明が制限されるものでは ない。
この発明の遺伝工学により修飾された内皮細胞の利用については、遺伝工学によ り修飾された各種の内皮細胞の混合物、例えば−の治療薬の生産を指令する遺伝 子により遺伝工学的に修飾された内皮細胞と、それとは別の治療薬の生産を指令 する遺伝子により遺伝工学的に修飾された内皮細胞の混合物を用いることができ る。また、独立の内皮細胞に対して1種以上の遺伝イを用いて遺伝工学により修 飾することも可能である。
この発明の遺伝工学により修飾された内皮細胞は、単独で血管中に移植されるか 、あるいは遺伝工学により修飾された別種の内皮細胞と組み合わせて移植される か、あるいは平滑筋の細胞、線維芽細胞、神経膠細胞、上皮細胞等の内皮細胞以 外の細胞の遺伝工学的被修飾細胞と組み合わせて移植される。
この発明においては、遺伝工学により修飾された内皮細胞は、その細胞が生産す る治療薬を、直接、血液中に分泌する。
この場合、遺伝工学により修飾された内皮細胞が直ちに循環血液と接触するので 、その治療薬の効果保持および搬送が迅速化される。
この発明の遺伝工学により修飾された内皮細胞に対して、細胞の増殖を高める遺 伝子および/または形質発現頻度を高める遺伝子を含むベクターを、選択し、導 入することによって、患者の治療に必要な治療薬を十分量、血管中で生産させる ことができる。また、患者の血管に移植する遺伝工学により修飾された内皮細胞 の数を決定する際には、治療薬の半減期、血管の体積、遺伝工学により修飾され た内皮細胞の治療薬の生産速度、および患者に対する最適投与量等の因子を考慮 しなければならない。この様な遺伝工学により修飾された内皮細胞およびその修 飾に用いるベクターの選択は、生産する治療薬の種類に依存するが、その選択は 、当分野ではよ(知られた技術であるから、この明細書に記載されている選択技 術によってこの発明が制限されることはない。
図1a −1dは、この発明で使用するベクターの模式図を示している。以下、 実施例においてこの発明を更に詳細に説明するが、それによりこの発明が制限を 受けることはない。また、この実施例においては、特別に規程しない限り、制限 酵素による切断法、切断片の接合法、形質転換法等については、Maniat、 is et al、 Eds、、Mo1ecular Cloning、 A  I−aboratoryManual”に記載されている方法を用いた。
実施例 I A、 ラット成長ホルモンを生産する内皮細胞を遺伝工学的技法で作成するのに 必要な、レトロヴイールスベクターPG2N (本明細書添付図)を構築するた めに、SV40で始動されるネオマイシン非感受性遺伝子およびラット成長ホル モンcDNAを、レトロヴイールスベクターpB2 (Laboratory  of Mo1.ecular Hema−tology、 NIHより入手)に 導入した。ラット成長ホルモンcDNAは、プラスミツドRGH−1,[Nat ure 270,494 (1,97711を制限エンドヌクレアーゼXho  I およびMae TII (BoehringerMannhei+m Ri oeheaiicals社製)で切断して取得した。コノラット成長ホルモンc DNAは、アガロースゲル電気泳動法で分離した後、ガラスビーヅ(ジェネクリ ーン+Biol旧、 LaJolla社製、 Ca1ifornia)対し吸着 /脱着を行って精製した。該cDNAを、更にDNAポリメラーゼ(KLeno w、’ New England Bio]、abs社製)の高分子フラグメン トとヌクレオタイド三燐酸を用いて精製した。次いでこの高分子フラグメントを ジエネクリーンで精製した。
このB2ベクターは、N2中のNeoR遺伝子[M、A、 Eglitis、  P。
にantoff、 E、 G11boa、 W、F、 Anderson、 5 cience 230.1395f19−851; D、 Armentano  et al、、 J、 Virol、、 61.1647 f19871:お よび本明細書添付図に示したもの]を、マルチプルクローニング位置で、置換す るために構築した。先ずN2をEco RIで切断して、隣接のMoMLVフラ ンキング塩基配列を伴った5°LtRおよび3’LTRの両方を解放させた。3 “LTRのフラグメントは、プラスミツドGEM4 (Promega Bio tech社製)のEcoRIの位置に挿入した。次いで、フランキングギャグ塩 基配列を伴った5 ’ LTRのフラグメントを、C1a Iで切断し、それに リンカ−Hlnd IIIを添加した後、該フラグメントをpGEM4の位置に 挿入した。
このpB2ベクターを制限エンドヌクレアーゼHincTI (NewEngl and Biolabs社製)で切断した後、仔牛のアルカリフォスファターゼ (Boehrir+ger Mannheim Biochemicals社製 )を用いて燐酸化した。このp口2プラスミツドをジエネクリーンで精製した。
このpB2ベクターおよびラット成長ホルモンeI)NAをリガーゼT4 (N ew Englar+d Blnlabs社製)を用いて接合した。
次いで、この接合物をバクテリアDH5(Bethes da Re5each 1、abs社製)中に形質転換した。このバクテリアのコロニーについて、ラッ ト成長ホルモンcDNA含有ベクターを含有するコロニーなスクリーニングした 。この新しいベクターをpG2と称した。次いで、pG2をBamHI (Ne vi England Biolabs社製)で切断し、ジェネクリーン(Bi o 101)で精製し、Klenowフラグメント(New England  Biolabs社製)を用いて更に精製した。340箇の塩基対を有する5V− 40で始動させたネオマイシン非感受性遺伝子フラグメントを、pSV2CAT プラスミツド(ATCCアクセツションNo、 37155 )のPvu II および旧nd III (New Engl、andBiolabs社製)によ る切断物中からアガロースゲル電気泳動法を用いて分離し、ジエネクリーンで精 製した。次いで、この5v40−ネオマイシン非感受性フラグメントを、リガー ゼT4 (NewEngland Biolabs社製)を用いてpG2と接合 し、それを、バクテリアDH5(Bethesda Re5each Labs 社製)中に形質転換した。このバクテリアのコロニーをスクリーニングして取得 した構築プラスミツドをpGN2と称した。
本明細書の添付図中に示したSAXベクターは、Proe、 Na、tl。
Acad、 Sci、 USA 83: 6563 [19861中に記載の方 法で取得した。
本実施例で用いたりコンビナンドベクター(N2. SAX、 G2N1は、構 成ベクターを各々別個に、近時入手可能なアンフオトロビヅク バッケジング  ラインPA12 [5cience 225: 630(1,984+]および PA317 [Mo1. Ce11. Biol、 6: 2895 (198 61)を含有するレトロヴイールス ベクター バッケジング ライン、 およ びエコトロピック ラインPsi2 [Ce1133・153(t9a3) ] に導入して調製した。これらのラインは、ヘルパーヴイールスを含有しないレト ロヴイールスのベクター顆粒を生成させるために調製した。
大動脈内皮細胞は、ニューシーラント白兎(2−5kglから、Rya、nらが 仔牛の肺動脈より内皮細胞を採取した方法[U、S。
Ryan、M、14ortara、C,Whitaker、Ti5sue &  Ce1l 12,619f1.980+]用いて、取得した。この兎を麻酔(1 mlのペントバービタルナトリウム)し、大動脈を分離し、次いで抗生物質3X を含有するHanksの緩衝化生理食塩水に浸漬した。この器官を縦に切り開き 、その口径表面を、各領域を一回だけ掻き取るよう注意を払い、スカルベル#1 1を用いて掻き取った。この分離組織をRyan Red 培地[Ryan e t al、 J、 Ti5sue (:ult、 Methods。
1.0:3 F1986] ]中で増殖させ、内皮’is1.ar+ds″を選 ぶことによって精製し、かつ、ゴム製ポリスマンを用いてプライマリ725cm ″フラスコに移して培養した。
組織培養皿(100mm径、Co5tar社製)に培養した組織をスカルベルを 用い集めた。5ml容ピペット中で10〜20回組織を攪はん崩壊した後、Ry an Red培地 8mlを容れた組織培養皿(2m@ X 100mm lに 移した。−晩インキユベートした後、培養物を取分けて得たレトロヴイールスベ クターを含む上澄液5mlに、ポリブレンを最終濃度8 u g/m 1になる ように添加した。2時間インキュベートした後、培養皿中にRyan Red培 地培地5奢l充した。この細胞を一晩インキユベートした後、培地を新しいRy an Red培地8 m lに代えた。更に一晩インキヱベートした後、G41 8を最終濃度200μg / m 1になるように添加した。この細胞に対して 、3−4日毎に6418を200ug/ m 1濃度溶解したRyan Red 培地を補充した。この様にして得た培養細胞を、最後に、G418を含まないR yan Red培地中に保持した。
0418含有細胞培養液から抽出した62N導入RAECを、ゴム製ポリスマン を用いて2本のT75フラスコ中の培養液から取得し、かつ5mlのRyan  Red培地中に懸濁した。この懸濁細胞を、#23ニードルを着けた6cc容シ リンジで6−7回崩壊した。この細胞をベレットとして分離し、1.25m1の Ryan Red培地に再懸濁した。−個の血管クランプを、10cmX 2m m(内径)のシリコーンで被覆されたポリウレタン製グラフトであるコーヴイタ  グラフト((:orvita (:arp、、 Miaa+i、 FL社製) の一つに取り付けた。この細胞懸濁液をよく撹はんし#20ニードルを着けた3 cc容シリンジを用いて一端が開放されたグラフト中に移した。このグラフトの 開放された一端を一個の血管クランプで塞いだ後、それをRyal Red培地 で満たされた50m1容のコニカルチューブに移した。この両端を密閉したクラ フトをバラフィルムで包み、回転瓶中に移した。この回転瓶を5%C02で平衡 化した、37℃雰囲気をゆうするインキュベータ中に入れた。このインキュベー タ中で、向こう9日間、定期的に回転させて保持した。しかる後、このグラフト を775フラスコ中に入れ、向こう4週間に亘り、新鮮な培地を供給し、定期的 にサンプリングしてラット成長ホルモン生産量を測定した。
その結果、ラット成長ホルモンは、グラフト移行後、少なくとも4週間に亘り、 培地中に約11000n/10@cells/dayの速度で分泌され続けたこ とが、下記した様に明らかにされた。
グラフト上の細胞数 ラット成長ホルモン生産量6 X 10’(cells/ cm”j ng/ 1.0’ cells /24 hours13 日目 9 30 32 日目 1060 B、前述の方法を用いて、 SAXベクターが導入された兎肉皮細胞を作成した 。この細胞は、人間のADAを生産する形質を有した。
C,プラスミツドpT4B (College of Physicians  and SurgeonsColullbia Unj、−versity、  New York、 New YorkのRichard Axe1氏より贈ら れた)を含有するCD4を、制限エンドヌクレアーゼEcoRI及びBa+i  HI (New England Biolabs、 Beverly MA社 製)切断することによりCD−4遺伝子を遊離させた後、該遺伝子をアガロース ゲル電気泳動で分離し、かつガラスピーズ(ジエネクリーンBio 101.  La Jolla CA社製)に対する吸着/脱着を繰り返して精製した。この CD4フラグメントを、T4 DNAリガーゼNew En−gland Bi olabs社製)を用いて、Eco RI +Bam HIカットブルースクリ プト クローニング ベクターStratageneCa、La Jolla  CA社製)中に接合した。この接合物を、DH5αバクテリア(Bethesd a Re5earch Labs、 Gaithersburg MD社製)中 へ形質転換し、その白色コロニーを分離し、プラスミツドp(:DWの挿入に適 切な大きさを有するものを選択した。 CD4遺伝子に対する形質発現ベクター を含む適切なプラスミツドを作成するために、プラスミツド5V2neo (A merican Type Cu1tureCollection、 Rock ville MDより入手)をHind 3 plus Hpa Iで切断し、 かつ、pUc−13ベクタ−tPhara+m1cia、 Piscatawa y NJ)から得た合成ポリリンカー塩基配列を、T4 DNA リガーゼを用 いて、psVZneo中のneo遺伝子の場所へ挿入した。この接合物を、 D H5バクテリア(BethesdaResearch Labs社製)へ形質転 換し、ベクターpSVPLを生産する前記ポリリンカーにのみ係わる制限酵素作 用位置を有するコロニーをスクリーニングした。
Xho l1nker (New England Biolabs社製)を、 pSVPLXを生産するSV40 early regionプロモーターの5 °側上のPvu II位置へ挿入することによって、上記のpsvpt、発現ベ クターを更に修飾した。
このプラスミツドpcnw及びpSVPLXを、)Iind 3 + Xba  I (NewEngland Biolabs社製)を用いて切断し、それらの プラスミツドのDNAを、アガロースゲル電気泳動分離およびジェネクリーン精 製により分離した。このCD−4フラグメントをpSVPLXベクター中へ接合 し、 SV40 ヴイールスearly regionプロモーターを作用させ てCD−4遺伝子生産物の発現を完全に行わせた状態で、psVcIIWを生産 するコロニーをスクリーニングした。次ぎの段階は、CD−4遺伝子を、細胞外 生産物として細胞から分泌させることであった。
水溶性のCD−4を調製するために、CI]−4遺伝子の変異型を生成する、特 別にデザインされたオリゴヌクレオタイドアダプターを用いた。このアダプター は、それがCD−4遺伝子のNhe I位置に挿入されると、Nhe I位置を 再生成し及び新しいHpa 1位置を創出しながら、CD−4のアミノ酸結合配 列指令を途中で中止するというユニークな性質を有する。このオリゴヌクレオタ イドアダプター(Midland certified reagent (: o、により合成された)は、2個の燐酸化オリゴヌクレオタイドを接合、即ち5 °CTAGCI丁GAGTGAGIT3 ’およびAACT(:ACTCAAG をpsVcDWの位置に接合することにより調製された。この接合反応生成物を Hpa Iにより切断した後、Xhoリンカ−(New England Bi olabs社製)を添加した。このリンカ−反応を、65℃で15分間加熱する ことにより停止した後、制限エンドヌクレアーゼXho r (NewEngl and Biolabs社製)で切断した。反応生成物をアガロースゲル電気泳 動にかけ5V40−(:D4 アダプターを分離し、ジェネクリーンで精製した 。このレトロヴイールスのベクターN2は、Xho Iによる切断および仔牛の 腸起源のフォスファターゼ(Boehringer Mannheim、 In dian−polis IN社製)による処理により、5V40−CD4−ad aptorフラグメントを受け取るために調製された。CD−4遺伝子に対する 形質発現因子の接合は、ベクター比率5:1で行い、次いでDH5バクテリア( Bethesda Re5earchLabs社製)へ形質転換した。制限エン ドヌクレアーゼ切断による分析を行って、形質転換DNAが適切位置に挿入され ている構築物をスクリーニングし、それを大規模培養した。SV40ヴイールス  プロモーターがヴイールス起源LTRと同じ位置にある構築物は、SSCと称 され、反対にヴイールス起源LTRがSV40 virus pro@oter の位置にある構築物は、 5cscと称される。
このSSCベクターを、Millerらが前に報告している様に、PA31.7 セル ライン中に挿入することにより水溶性CD−4タンパク質を生成すること ができるPA317細胞を得た。
このSSCベクターが挿入されたPA317細胞を、前述の様に家兎内皮細胞へ の形質導入に使用した。
この形質導入された内皮細胞は、水溶性CD−4の形質を発現した。
D、 1(BGF−4を含むコラーゲンのスポンジを、ラット腹腔内、肝臓の近 くに移植した[5cience 241.1349 f19881]。
移植後7−10日目に、スポンジを外科手術により取り出し、組織培養用インキ ュベータ(5%CO2雰囲気)中にて、コラゲナーゼを1. m g / m  1濃度含有する燐酸緩衝化生理食塩水(PBS )中、37℃、30−60分間 、酵素分解した。放出された細胞を、遠心分離(10win、、 11000R P、 20℃)により集め、細胞をPBS 1回洗い、遠心分離してベレットを 得た。細胞を下記組成の培地30m1に再懸濁し:M199培地(Gibco社 製) ECGF (脳組織粗エキストラクト) 7.2mgヘパリン(Upjohn社 製) 750 units2o%−仔牛の大動脈あるいは人間のヘソ静脈内皮細 胞の48時間培養物の上澄液 10%−仔牛脂児の血清(Hyclone社製)3000ユニット−ペニシリン G (Biofluids社製)3000ユニット−ストレプトマイシン硫酸塩 (Biofluids社製) それを1人間のフィブロネクチンをlug/cm’濃度被覆した100mm径の 組織培養ディスク上に、16時間、靜置した。
靜置した細胞をPBSで3回洗い、上記の培地15m1を与えた。この工程の期 間中、2日毎に、新鮮な培地に交換した。
下記の工程により、N−7,SAX、 GN2およびSSCベクターの形質が導 入されたラット内皮細胞を調製した:1、、2 X 10’ミクロ内皮細胞(m onolayer 80%conflu−ent) 2.2X10’ヴイールスの上澄液 3、ポリブレン(8μg/l1lll −全量が5mlになるように、1,2,3.を合わせ37℃(5%Co、)下、 2−3時間、インキュベートする。
−37℃(5%Co、>下、16時間のインキュベートにおいて新鮮な組織培養 培地20m1を補充する。
−ヴイールスを含む培地を吸引除去し、新鮮な培養培地を補充する。
−48−96時間後に、6418 f800μg/■l)を添加し、かつ、培養 培地を補充する。
−1−2週の間、2日毎に交換する培地を選択する。
NJを形質導入した細胞は、neomycinの生産を発現した。SAX形質導 入した細胞は、ADAの生産を発現した。GINを形質導入した細胞は、ラット 成長ホルモンの生産を発現した。 SSCを形質導入した細胞は、5CD−4の 生産を発現した。
G2Nを形質導入したラット内皮細胞は、in vitroで、以下の様なラッ ト成長ホルモン生産能を発現した:106個の細胞が、24時間後3.0μg;  48時間後6.0μg; 72時間後9.0ug、のラット成長ホルモンを生 産した。
実施例2 A、成長した羊の頚静脈、頚動脈、および大腿静脈の切片から、Jaffeeら の方法[Jaffee et al、、 J、 Cl1n、 Invest、。
52:2745−2756 f1973) ]を用いて内皮細胞を採取した。3 匹の羊から得た計4個の血管を使用した。採取した内皮細胞の同定は、道路に敷 き詰められた丸い小石に似た細胞構造の確認、および蛍光発色剤Dir−Ace tyl−LDL (Biomedical Technologies。
Stoughton、 Massachusettes社製)との錯塩形成(J 、 Ce1l。
Biol、、 99:2034−2040 (1984)]の確認によった。細 胞は、フィブロネクチン(Collaborative Re5earch、  Bedford。
Massachusettes社製)を被覆(濃度1.0 LLg/c+o”  ) L、かつ、仔牛脂児血清(Hyclone Laboratories、  Logan、 Utah社製)を20%、ペニシリンを1oOU/ml、ストレ プトマイシンを100μg/ml、およびアンフォテリシンB (Bioflu ids社製)を0.25izg/mlを含有するプラスチック製培養皿培地(M −199Biofluids、Rockville、 Maryland社製) 上で培養した。細胞に、t、rypsin−EDTA (Biofluids社 製)酵素分解を施した。羊から血管を取り出す方法は、National He art、 Lung。
and Blood In5tituteのanimal use commi tteeが承認した方法によった。
B、β−ガラクトシダーゼ含有″BAG”ベクターを形質転移することができる 家屋生体組繊細胞[Proc、 Natl、 Acad。
Sci、、 84:156−160 (19871]は、Con5tance  Cepko[HarvardUniversity、Cambridge、 M assachusetteslがら入手した。このβ−ガラクトシダーゼ含有″ BAG″ベクターを形質転移することができる家屋の細胞培養物の上澄液を、ア ンフォトロビックバッケージング ラインを、PA−317から生成せしめるた めに使用した。人間のt−PA cDNA (in plasmid pPA3 4’fl [J、 Biol。
Che+s、 260 t+11223−11230 f1985) ] は、 5andra Degan氏fllniversity of C1ncinn −ati、 C1ncinnati、 0hiol より入手した。
このt−PA cDNAは、付随のクローニングを施した後、SAXベクターの 構築に於けるB2N5tの類似物である、t−PA含有レしロヴイールスのベク ターを構築するために使用した。このプラスミツドは、B2プラスミツド[5c ience、 343:220−222f1989)]に基づき、GPE−86 細胞[J、Virol、、 62:1120−1124 f19881 ]に導 入され、かつ、これらの細胞の培養物の上澄液は、t−PA遺伝子を形質転移す ることができるアンフォトロビック パッケージング コロニーを生成した。内 皮細胞は、レトロヴイールスのベクターを包含するヴイリオンを含む上澄液と一 緒に2時間インキュベートし、かつ、8μg/mlのG−418と16日間イン キュベートすることにより形質導入された。2本ペアで培養した各血管起源の内 皮細胞中に、同時に、t−PA含有レしロヴイールスのベクターあるいはβ−ガ ラクトシダーゼ含有レしロヴイールスのベクターのいずれがをを形質導入した後 、前述と同じ工程で培養し、トリプシン処理し、選択した。この様にして、 t −PA形質導入細胞およびβ−ガラクトシダーゼ形質導入細胞は、β−ガラクト シダーゼ活性あるいはt−PA分泌のいずれがを測定する実験において、お互い に一方に対する対照となった。
C8管状状のスロットを有するステンレス製ステント(直径1、6mm) [C 1rculation、 76:IV−27(198711(Johnsona nd Johnson International System、 War ren、 New Jersey社製)を、関節部で切断し、各半分に、Van  der Ge1ssenらの方法[J、 Intervent、 Cardi ol、、 1:109−120 (198811を改変した方法を用いて内皮細 胞を接種した。計、10本のステントに接種した。内皮細胞は、むき出しの金属 上には生長しなかった。
従って、細胞接種の前に、細胞が生長可能な材料をステント内に塗布する必要が あった。In Vitroにおいてステントへの内皮細胞の固着を可能にするた めに、フィブロネクチンによる被覆を採用した。ステントを、人間のフィブロネ クチン100μg/ml溶液中に、37℃で、15分間浸漬した後、10’個の 内皮細胞を!!濁した0、8mlの培地を含有するポリウレタンチューブへ移し た。このチューブを、5%co、を満たした37℃のインキュベータに置き、2 時間、10分毎に1800回転させて培養した後、ステントおよび細胞懸濁物を 、プラスチック製組織培養皿中へ移し、培地を補充した。ステント表面上に生長 した細胞は、位相差顕微鏡を用い、およびDiI−Acetyl−LDLを含有 する培地中で4時間インキュベートした後、蛍光顕微鏡用いて経時的に観察した 。
D、 β−ガラクトシダーゼ遺伝子の生産物は、組織培養皿あるいはステント上 そのままの細胞を、5−Bromo−4−chloro−3−indolyl− β−D−galactopyranoside (X−Gal) [EトBOJ 、。
5・3133−3142 fl、986+ ]で染色して測定した。人間のt− PA濃度は、組織培養物の上澄液について、市販のキット[丁hron+b。
Res、、 41:527−535 (19861] (American D iagnostica、 NewYork、 New York社製)を用いた enzyme−1inked immur+osorbentassay (E LISAI法により測定した。分析に供した組織培養上澄液は、2 m lの新 鮮な培地を補充し48時間培養後の時点において、径35mmの培養皿中の細胞 層を集めて、調製した。細胞を接種したステントからのt−PAの分泌量の定量 は、このステントを新鮮な培地を含む新しい培養液に移した後、決められた時間 毎に培養液を集めて行った。採取した培養上澄液を、15.000gで、15分 間、遠心分離して細胞残物を除去し、Tween−80を0.01%になるよう に添加し、分析にかける迄 −70℃で凍結した。
t−PA分泌速度(nanograms/ 106cells/ 24 hou rs )は、細胞密度(3XIO’個/組綱培養皿1cm”)を用いて計算した (データは示さなかった)。
E、 細胞を接種したステントを、膨張する前に、 Dir−Acetyl−L DL含有培地中で4時間インキュベートした。このステントは、その上に生長し た内皮細胞が蛍光顕微鏡で観察可能となり、次いで、マニュアル通りに、膨らま せていない3.0mm径の冠状血管形成術用風船カテーテル(Sciwed 1 .、ife System。
Maple Grove、 MInnesot、a社製)上へ移した。風船を内 圧4−6気圧になるように膨らますことによりステントを完全に膨張させた後、 この風船のガスを抜き、ステントをカテーテルから取り出して、蛍光顕微鏡によ り再検鏡した。
F、 形質誘導された羊の内皮細胞は、小石を敷き詰めた様な構造、および蛍光 発色剤Dil−Acetyl−LDLとの結合能を保持していた。また、β−ガ ラクトシダーゼ産生ベクターが形質導入された細胞と、t−PA産生ベクターが 形質導入された細胞間には構造の相違は何ら認められなかった。
G、β−ガラクトシダーゼ遺伝子が形質導入された培養細胞のみが、X−Ga1 による染色で、深青色に染まった細胞質を示した。 G−418分泌後でも、β −ガラクトシダーゼ遺伝子が形質導入された培養細胞の殆どが、X−Ga1によ り深青色に染まった。
H,4個の血管全てについて、採取した内皮細胞は、t−PAベクターが導入さ れた後、免疫活性のあるt−PAを分泌した。t−PA分泌速度(2本ペアの組 織培養液の平均中標準偏差、ng/ 10’cells/ 24 hoursで 表現される)は、大腿静脈で370±8;頚動脈で660±240:頚静脈で1 .230±6;頚静脈で2.200±18であった。β−ガラクトシダーゼが形 質導入された細胞のt−PA生産能は、試験した全ての培養上澄液について、分 析限界値以下(即ち、5 ng/ 10’ cells / 24 hours )であった。
工、 蛍光顕微鏡観察により、細胞を接種した6個のステントの表面が、生長し た細胞で覆われていることが確認された。
β−ガラクトシダーゼ遺伝子を導入した内皮細胞あるいはt−PA遺伝子を導入 した内皮細胞のどちらかが接種された8個のステントを、X−Ga1で染色した ところ、β−ガラクトシダーゼ遺伝子を導入した細胞で覆われたステントは、全 て青色を呈し、一方t−PA分泌細胞で覆われたステントは、染色されなかった 。ステントを浸した細胞培養培地について人間のt−PA濃度を測定することに より、t−PA遺伝子が導入された内皮細胞だけが、t−PAを分泌することを 確認した。t−PA遺伝子が導入された内皮細胞を接種した3個のステントは、 t−PAを、24時間の培養で、各々6.3,4.8.および2.6ng分泌し ていた。3個のステント上に生長したβ−ガラクトシダーゼ遺伝子が導入された 細胞のt−PA分泌量は、すべて分析限界値以下であった。
この分析結果の信頼度をチェックするために、形質導入された細胞の3個の培養 物の各々について、ステント上への細胞接種前および培養後のt−PA分泌量を 測定することにより、ステントの表面積を計算した。この計算は、細胞がステン ト上に存在する時、細胞密度および細胞のt−PA分泌速度は変化しないという 前提に基づいた。その結果1個のFItentの表面積値(平均中標準偏差)は 、48±19mm”と計算されたが、この値は、メーカーの数値(person al communication、 Johr+son & 、Johnso nInternational Systems、 Warren、 New  Jersey )である42mm”対し有意差がなかった。
J、Dil−Acetyl−LDLで染色された内皮細胞で覆われた4個のステ ントを、風船カテーテルを用いて膨張させ、かつ、速やかに蛍光顕微鏡で検鏡し た。その結果、4個のステント全てについて、その外部表面上に細胞がほぼ完全 に保持されていることが確認された。X−Ga1で染まったステントについてし らべた結果、β−ガラクトシダーゼ遺伝子が導入された細胞も、また、風船のガ スを抜いた後で、全ステント表面に保持されていることが確認された。即ち、解 剖顕微鏡による検鏡で、全ステント表面に細胞が保持されていることが確認され た。X−Ga1染色したところ、計8個の膨張したステントのうちの4個が、β −ガラクトシダーゼ遺伝子が導入された細胞で覆われていた。多(のステントの 内部管腔表面は、風船のガスを抜いた後において、細胞で覆われていなかったが 、外部表面に生長した細胞層およびステント支柱側面表面に生長した細胞層は無 傷であった。
この発明は、いかなる学説理論にも基づかないが、血管内に移植された。上述の ごと(して内皮細胞を接種したステントは、血液中で局所的凝血破壊作用を与え るものと考える。血餅の近くでの高濃度のt−PA分泌は、t−PAのフィブリ ンへの高結合力によって、その箇所に濃縮されると考えられる[Thorse口 。
et al、、 Thromb D、 Haemorrh、、 28:65−7 4 (197211、この様にして、フィブリン破壊活性は、ステント表面上、 あるいは、それから離れて形成される微小な凝血に直接作用して、閉塞性凝血の 生成を防止する。Hergreuterら[Plast、 Reconstr、  Surg。
、 81:418−424 f19881 ]は、家兎の血管モデルを用いて1 局所に移植されたt−PAが、トロンビンを高濃度生成するように逆転した動脈 中における凝血を防止するという知見が報告されている。血管内に移植されたス テントは、逆転した血管よりもトロンビンを生成しない。従って、ナノグラム量 のt−PAを局所に与えることは、ステント移植が原因の凝血を防止するのに十 分なトロンビン破壊を結果としてもたらす。
ステント表面上に接種された遺伝工学的に修飾された内皮細胞を移植することは 、動脈内膜の肥厚を防止するものと考える。というのは、移植された内皮細胞が 、直接、動脈内膜に接触し、動脈内膜の成長を防止するタンパク質を分泌するよ うに、内皮細胞を遺伝工学的に修飾し得るからである。
上述した説明から、この発明の改良法および変法が多数考案されるであろう。そ れ故に、次に示すこの発明の特許請求の範囲については、そこに明記した事項以 外の工程により、この発明の目的が達成される可能性を含んでいる。
国際調査報告

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも1種の異型のタンパク質の生産を指令する少なくとも1個の遺伝 子で遺伝工学により修飾された内皮細胞から成ることを特徴とする調製物。
  2. 2.細胞が、人間の内皮細胞であることを特徴とする請求項1記載の調製物。
  3. 3.内皮細胞が、毛細血管の内皮細胞であることを特徴とする請求項1記載の調 製物。
  4. 4.内皮細胞が、長大血管の内皮細胞であることを特徴とする請求項1記載の調 製物。
  5. 5.内皮細胞が、異型のタンパク質の生産を指令する遺伝子を含有するレトロヴ ィールスのベクターで遺伝工学により修節された内皮細胞であることを特徴とす る請求項1記載の調製物。
  6. 6.異型のタンパク質が、治療薬であることを特徴とする請求項5記載の調製物 。
  7. 7.内皮細胞が、哺乳動物の内皮細胞であることを特徴とする請求項1記載の調 製物。
  8. 8.異型のタンパク質が、細胞分泌物であることを特徴とする請求項1記載の調 製物。
  9. 9.固体状支持体であって、該固体状支持体が、少なくとも1種の異型のタンパ ク質の生産を指令する少なくとも1個の遺伝子で遺伝工学により修飾された内皮 細胞を含有することから成る調製物。
  10. 10.固体状支持体が、血液親和柱であることを特徴とする請求項9記載の調製 物。
  11. 11.固体状支持体が、血管グラフト(植接用片)であることを特徴とする請求 項10記載の調製物。
  12. 12.固体状支持体が、合成グラフトであることを特徴とする請求項11記載の 調製物。
  13. 13.固体状支持体が、管状スロットを設けたステンレス製の血管中に移植用ス テント(植皮固定鋳型)であって、該ステントが、内皮細胞のステントヘの固着 を可能とする基質で被覆されていることを特徴とする請求項10記載の調製物。
  14. 14.細胞が、人間の内皮細胞であることを特徴とする請求項11記載の調製物 。
  15. 15.内皮細胞が、毛細血管の内皮細胞であることを特徴とする請求項11記載 の調製物。
  16. 16.内皮細胞が、長大血管の内皮細胞であることを特徴とする請求項11記載 の調製物。
  17. 17.内皮細胞が、異型のタンパク質の生産を指令する遺伝子を含有するレトロ ヴィールスのベクターで遺伝工学により修節された内皮細胞であることを特徴と する請求項11記載の調製物。
  18. 18.異型のタンパク質が、治療薬であることを特徴とする請求項12記載の調 製物。
  19. 19.異型のタンパク質が、細胞分泌物であることを特徴とする請求項18記載 の調製物。
  20. 20.宿主の血管中に、該宿主の内皮細胞であって、それが、該宿主の治療薬で ある少なくとも1種の異型のタンパク質の生産を指令する少なくとも1個の遺伝 子で遺伝工学により修飾された細胞を移植することから成ることを特徴とする遺 伝子治療(gene therapy)方法。
  21. 21.遺伝工学により修節された内皮細胞が、生体親和性固体状支持体に固着さ れて宿主の血管中へ移植されることを特徴とする請求項20記載の治療方法。
  22. 22.宿主が人間であり、かつ、遺伝工学により修飾された内皮細胞が人間の内 皮細胞であることを特徴とする請求項21記載の治療方法。
  23. 23.内皮細胞が、治療薬の生産を指令する遺伝子を含有するレトロヴィールス のベクターで遺伝工学により修飾されていることを特徴とする請求項22記載の 治療方法。
  24. 24.宿主が人間である患者であって、かつ、内皮細胞が同型の内皮細胞である ことを特徴とする請求項21記載の治療方法。
  25. 25.固体状支持体が、血管クラフトであること特徴とする請求項24記載の治 療方法。
  26. 26.内皮細胞が、治療薬の生産を指令する遺伝子を含有するレトロヴィールス のベクターで遺伝工学により修飾されていることを特徴とする請求項25記載の 治療方法。
  27. 27.治療薬が、細胞分泌性であること特徴とする請求項26記載の治療方法。
  28. 28.内皮細胞が、第一の治療薬の生産を発現する遺伝子で遺伝工学により修節 された第一の内皮細胞と、第二の治療薬の生産を発現する遺伝子で遺伝工学によ り修飾された第二の内皮細胞の混合物から成ることを特徴とする請求項20記載 の治療方法。
  29. 29.遺伝子が、可溶性CD−4の生産をコードしていること特徴とする請求項 7記載の調製物。
  30. 30.遺伝子が、ADA(アデノシンデアミナーゼ)の生産をコードしているこ と特徴とする請求項7記載の調製物。
  31. 31.TPAの生産をコードしていること特徴とする請求項7記載の調製物。
  32. 32.遺伝子が、CD−4,ファクターVIII,ファクタ−IX,フォンウィ ルプランド因子、TPA,ウロキナーゼ,ヒルデイ,インターフェロン,腫瘍破 死因子,インターロイキン,造血細胞成長因子,免疫抗体,グルコセレブロシダ ーゼ,ADA,フェニールアラニンヒドロキシラーゼ,人間成長ホルモン,イン シュリン,およびエリスロポエチンから成るグループから選ばれる成分の生産を コードしていること特徴とする請求項10記載の調製物。
  33. 33.遺伝子が、CD−4,ファクタ−VIII,ファクタ−IX,フォンウィ ルブランド因子、TPA,ウロキナーゼ,ヒルデイ,インターフェロン,腫瘍破 死因子,インターロイキン,造血細胞成長因子,免疫抗体,グルコセレブロシダ ーゼ,ADA,フェニールアラニンヒドロキシラーゼ,人間成長ホルモン,イン シュリン,およびエリスロポエチンから成るグループから選ばれる成分の生産を コードしていること特徴とする請求項24記載の治療方法。
  34. 34.遺伝子が、可溶性CD−4の生産をコードしていることを特徴とする請求 項10記載の調製物。
  35. 35.遺伝子が、ADAの生産をコードしていることを特徴とする請求項10記 載の調製物。
  36. 36.遺伝子が、TPAの生産をコードしていることを特徴とする請求項10記 載の調製物。
  37. 37.遺伝子が、可溶性CD−4の生産をコードしていることを特徴とする請求 項33記載の治療方法。
  38. 38.遺伝子が、ADAの生産をコードしていることを特徴とする請求項33記 載の治療方法。
  39. 39.遺伝子が、TPAの生産をコードしていることを特徴とする請求項33記 載の治療方法。
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