JPH04506845A - 真空排水システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称　真空排水システム 詳細な説明 本発明は、トレイ、洗面所、流しのような衛生施設のための真空排水システムに 関する。このシステムは、上記衛生施設に連結されかつ集水パイプにつながる分 岐パイプと、パイプ内を真空にし、衛生設備からの排水を集水タンク、浄化プラ ント、排水デバイスなどに流すための集水パイプに連結された真空装置とより成 る。

上述のような種類の排水処理装置は今日、船舶、航空機、列車などで主として用 いられている。また、地上においてもその使用は増加している。この背景は、水 の節約と、かようなシステムにおけるパイプが弾力的に使える点とにある。

スエーデン公報Ｎｏ、３８９．８８２から明らかな公知の真空排水システムの場 合、循環ポンプはパイプループ内に設置されて、タンク内の物質を撹拌し、分離 し、空気を吹き込む機能を果す。このパイプループにはエゼクタポンプがさらに 接続されているので、排水システム内に真空が形成される。かくして、エゼクタ ポンプは循環ポンプによってパイプループ内を循環する下水によって駆動される 。しかし、遠心型の循環ポンプの欠点は、布切れ、衛生用具などによってすぐ詰 まってしまうということである。ポンプはかくのごとく詰まるので、ゴミを除い て清掃しなければならない。つまり、運転を中断し、運転コストが上昇してしま う。加えて、従来のシステムは、大形で場所を必要とする集水タンクを含むので 、とくに小形船舶など空間が狭い場合は利用がむずかしくなる。

このシステムは他方、２つのポンプ、エゼクタポンプ、遠心ポンプ、余分なパイ プループおよび集水タンクなどを製造したり、建造したりする必要があるので高 価なものとなる。

タンクは、タンク内の液体（下水）が泡立つのを防止できる程変の量であること が常に要求されるので、それに見合う大きさである必要がある。液体が泡立つと 、エゼクタポンプの効力が失なわれる。実際問題としてかような状況を考えると 、場合によってタンク内に大量の流体を保持しなければならないときである。た とえば、トイレを清掃するときに洗剤がタンクに流れ込むような場合である。

本発明の出願人によるノルウェー特許出願Ｎｏ、８７．１５３９には、真空排水 システムのための集水システムが開示されている。この排水システムは２つのチ ェンバを有し、て別々に駆動されるグラインダを備えた真空タンクを採用する。

下水はタンクの第１チエンバに供給され、粉砕されて、グラインダを用いて第２ チエンバに送られる。真空ポンプ、つまりねじ式ポンプは、タンク内に真空を発 生させて、第２チエンバの内容物をタンクの外に排出する。この従来システムは 、上述のような詰まりと運転中断の欠点はないとしても、建設に比較的コストが かかり、広い場所を必要とする。

したがって、本発明の目的は、上述のような欠点がない真空排水システムを提供 することにある。すなわちこのシステムは、−小型で、構造において単純なので 、とくに、空間の狭い小型ボート、キャンピングカーなどで特に有用であり、− 製造が安価であり、 一運転費が安く、しかも安全運転ができ、−運転効果が大きく、 一集水タンクあるいは浄化システムに接続するのが簡単で、そして−泡立ちや、 ポンピング作用の喪失が避けられるものである。

本発明によると、下記クレーム１項から明らかな特徴を有する真空排水システム によって上記目的は達成される。

従属項２〜４項は、本発明の特徴を有する具体例についてのものである。

本発明は、添付図面と関連的になされる具体例の説明によってより詳しく開示さ れる。

図１は、本発明にしたがって、集水タンク、ねじ式ポンプを含む排水システムの 一部を示す側面図、正面図、および平面図である。

図２は、図１に示されるねじ式ポンプを示すべく長手方向に切られた拡大断面図 である。

図３は、変形されたねじ式ポンプを示す軸方向断面図である。

図１に示される、本発明による真空排水システムの一部は、集水タンク１、およ び平行に連結された２台の真空ポンプ２より成る。これらのポンプ２は、その出 口３が、接続ライン４を介してタンクに接続されているので、集水パイプ５を介 してトイレなど（図示せず）からの生の下水が供給される。これらのポンプ２の 入口には、エアセパレータ６（後述する）と逆止弁（図示せず）がある。

図２には、図１に示すポンプの一つを示す長手方向拡大図がある。図示のように 、これらのポンプはねじ式であって、ねじハウジング７を含み、この内部には軸 受９と１０を有する内側ポンプねじ８がある。各ポンプの入口端には、グライン ダデバイスつまりミル１１があり、このミルはミルハウジング１２を備えており 、その内側には固定ナイフ１３と回転ナイフ１４がある。このミルハウジング１ ２はさらに、フランジ付の入口１５を備えており、このフランジは上記エアセパ レータ６が取り付けられるようになされている。図示の具体例の場合、回転ナイ フ１４は、ねじ８と同じ軸１６上に担持されて、共通モータ（図示せず）によっ て駆動される。しかし、ナイフは別の軸に取り付けてもいいし、別のモータで駆 動してもよい。

真空ポンプは次のようにして作動する。

真空スイッチ（プレソステート）が、集水パイプ５内に取り付けられていて、パ イプ内の圧力が一部レベルを越えるとポンプは作動する。ポンプは一時に一つだ けが作動する。集水パイプ５を経て供給された空気と生下水は、セパレータ６内 で分離さされるので、空気はエアパイプ１７を経てミルをすぎ、ポンプハウジン グ１８の人口に直接達する。下水は入口１５から、ミルハウジング１２を経て吸 入され、プラスチック片、糸クズなどの、下水中の特定の固形物がナイフブレー ド１３．１４で粉砕、擦りつぶされ、かくて下水は流動し、再度、ポンプハウジ ング１８の入口チェンバ１９で空気と混合される。この地点から、下水と空気は ねじハウジング７を経て軸方向に吸引され、接続ライン４を経てタンク１に供給 される。

タンク１について云えば、これはタンク内部の物質を排水する分離ポンプ２０を 有するが、パイプ端２１には溢流パイプ（図示せず）に接続されたフランジがあ り、他のパイプ端２２には、エアパイプ（図示せず）と検査ハツチ２３に接続さ れたフランジがある。タンクの側面にはさらに、ヒユーズ・カップリング箱２４ が取り付けられる。この点について明らかなことは、上記説明はポンプ２がタン ク１に接続される場合についてのものだが、本発明はかような例に限定されるも のではないということである。かくして、ポンプは代りに、公共下水管網に接続 された集水シテスムと、浄化システムとに接続してもよい。もし真空排水システ ムが、船上にあるときは、船内のパイプラインに直結される。

上記真空ポンプに関して、エアセパレータの目的は、下水だけが通過するミル内 の流水速度を低下させることにある。かくして、下水内の特定の固形物はより良 く粉砕され、擦りつぶされ、ポンプ能力は高まる。

かくしてセパレータ付のポンプは、高い吸排容量を必要とする大型真空排水シス テムにとくに適している。

図３に示す他の具体例におけるポンプは、ポンプ能力の小さい小型のシステムに とくに適している。このポンプはエアセパレータを備えてないという事実を別に すれば、その構造は図２に示すポンプと大体同じである。このポンプは、軸受を 備えた内側ポンプねじ２６付のポンプハウジング２５と、このポンプハウジング の端に接続されたミル２７とを有する。ミルは、内側に固定ナイフ３０と回転ナ イフ２９とを有するミルハウジング２８を含む。回転ナイフ２９は、ポンプねじ ２６と同じ軸上に担持されるので、たとえば図示されてない電気モータによって 一緒に駆動される。ミルハウジングの入口には、逆止弁３１があるので、空気と 下水が、ポンプが停止したとき（吸入パイプ内の真空は保持されている）、吸入 パイプ内に逆流することはない。ポンプはエアセパレータを備えてないので、空 気と生下水の両方はミルハウジングに流入し、さらにポンプ内を軸方向に流れる 。他方、この作動は図２の場合と同じである。

国際調査報告 １″′−自″１１酊”″””Ｎ’ＰＣＴ／ＥＰ　９０１００３４９国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．衛生施設に連結されて、集水パイプ（５）とこの集水パイプ（５）に連結さ れた真空装置（２）に開口し、且つパイプ内に真空を形成するようになされ、下 水を衛生施設から、たとえば集水タンク（１）あるいは浄化プラントに送り込む ための分岐パイプを含み、上記真空装置は、選択的に１個あるいは数個のねじ式 ポンプ（２）を含み、これらのねじ式ポンプは、下水中の固形物を擦りつぶすた めのミルあるいはグラインダ器具を備え、集水パイプ（５）に直結されているこ とを特徴とするトイレ、洗面所、流しなどの衛生施設のための真空排水システム 。 ２．ねじ式ポンプ（２）は、ポンプハウジング（７，２５）と、軸受付の内側ポ ンプねじ（８，２６）とを含み、ミル（１１，２７）は上記ポンプの入口端に接 続される位置におかれ、集水パイプ（５）はミルハウジング（２８）の入口に連 結され、かくして下水はまず、ミルを貫流し、さらにグラインドハウジング内を 軸方向に流れることを特徴とする、上記請求項１による真空排水システム。 ３．上記ミルは、固定ナイフと回転ナイフを含み、この固定ナイフ（３０，１３ ）は、ミルハウジングあるいはポンプハウジングの入口端に担持され、他方回転 ナイフ（１４，２９）は、ねじ式ポンプの軸（１０，３２）に担持されることを 特徴とする、請求項２による真空排水システム。 ４．ミルハウジングの入口端（１５）と集水管（５）との間にはエアセパレータ （６）があり、ポンプハウジングの入口（７）とエアセパレータ（６）との間に はエアパイプ（１７）があるので、衛生施設からの下水は、ミルハウジング（１ １）内に流入し、衛生施設からの空気はミルを通り、ねじ式ポンプの入口（７） に導かれることを特徴とする、上記請求項１および２による真空排水システム。