JPH04506447A - 滑膜ホスホリパーゼ - Google Patents

滑膜ホスホリパーゼ

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JPH04506447A JP63507731A JP50773188A JPH04506447A JP H04506447 A JPH04506447 A JP H04506447A JP 63507731 A JP63507731 A JP 63507731A JP 50773188 A JP50773188 A JP 50773188A JP H04506447 A JPH04506447 A JP H04506447A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 滑膜ホスホリパーゼ 関連出願 本出願は、 1987年8月27日付出願の米国特許出願第089.883号の 一部継続出願である。、1988年7月6日付出願の米国特許出願第215,4 26号の一部継続出願である。そしてこれらの開示内容は参考として本文に示さ れている。
技術分野 本発明は9組換え法によるタンパクの分離、特性付け、および製造に関する。さ らに詳しくは1本発明は滑脱ホスホリパーゼA2に間する。
背景 炎症性疾患は、現在衰弱疾患の重要なパーセンテージを占めている。慢性関節リ ウマチ、全身性狼癒、乾唐、そしておそらくアテローム性動脈硬化症のような慢 性症状は、関節。
皮膚および血管における炎症反応から生じる。炎症反応の中心的役割がエイコサ ノイドと呼ばれるリン脂質代謝産物の産生であることは現在明らかになっている 。はとんどの組織において、エイコサノイドの合成は複合脂質中のエステル化貯 蔵物から遊離するアラキドン酸(AA)の利用率によって制限されることが一般 的に認められている。
ホスホリパーゼA2 (PLA2 ; EC3,1,1,4)は1.2−ジアシ ル−5n−グリセロ−ホスホコリンのsn”からの脂肪酸の放出を触媒する。最 もよく特性付けられている種類は、l1in乳類の膵臓中でチモーゲンとして分 泌される消化酵素である。各種の哺乳類由来の膵W&1PLA2酵素に対するア ミノ酸配列とcDNAがクローン化されている。例えば、 O’Haraら(1 976) J、Biochem 99 ニア33〜739 ; Duftonら (1983) Eur J、Biochem 137 : 537〜544 ; Grataroliら(1982)Eur J Biochem 122 :  111〜117を参照のこと。これらの哺乳[PLA2酵素はヘビおよびミツハ チの毒物ホスホリパーゼと密接な相同性がある(Duf tonら、前出の文献 )。特に2重要な活性部位の残基とシスティンの配列は極めてよく保存されてい るようである。ウシ膵臓PLA Zおよびいくつかの毒物酵素のx′!s結晶構 造解析により、 PLA2酵素の構造上作用機構に関する詳細なモデルが解明さ れるに至った。
例えばRenetsederら(1985)J、 Biol chem 260  : 11627〜11634を参照のこと。膵1iiPLA2および毒物PL A 2の両者が前炎症性であることが示されている(Pruzanskiら(1 986)J Invest Dermato186 : 380〜383)。別 の消化PLAtがブタの腸から単離され。
部分的なアミノ酸配列が推定された(Vergerら(1982)Bioche mist■21 : 6883〜6889)。
膵臓PLAzの構造は、新規なPLA 2阻害因子を設計するためのモデルとし て使用されてきた。しかし、このアプローチは。
インビボでの炎症阻害に有効であることが証明された薬剤を設計するには至って いない。
しかし、 PLlhが、哺乳類の炎症性疾患において中心的役割を果たすとすれ ば、おそらくほとんどの場合消化形によってではないであろう。むしろ、「細胞 性J PLA2酵素と称される類似PLA2酵素が炎症発現におけるへへ放出の 調節因子である可能性が高いようである。残念ながら、これらの細胞性PLA2 酵素はよく理解されていない。これは、十分な量の細胞性PLA 。
酵素を得ることが困難であり、消化形のPLA2よりも広汎な精製を必要とする という事実に起因する。
細胞形のPLA zは、以下のものを包含する種々の哺乳類組織や細胞型から分 離されている:脳(Grayと5trickland、 1982゜Can J 、 Biochim 60 : 108〜117) 、肝W&(Dewinte rら、 1982゜Biochim Bio h s Acta 712 :  332〜341)、肺(Fransonら。
1982、 匡■160 : 275〜284 ; Garciaら、 197 5. BiochimBio h s Res CoIIIII+64 : 1 28〜135 ; 5ahuとLynn、 1977、 Biochim厖」仇 ■」1垣 剣澱−:307〜317 ) 、腸(Vergerら、1982゜B iochemistr 21 : 6883〜6889) 、牌@(Taram otoら、 1983゜J、 Biochim 93 : 1353〜1360 ) 、マクロファージ(TrotterとSm1th 、 1986. Neu rochem Res 旦: 349〜361 ; Lann1とFranso n、 1981. Biochim Bio h s Acta 658 :  54〜63 ; VadasとHay 、 1980. Life 5cien ces 26: 1721〜1729 ;Vadasら。
1981、 Nature 293 : 583 ;Wightmanら、 1 981. Biochim J200 : 441〜444 ; Franso n ら、 1973. Biochim Bio h s Acta296 :  365〜373) 、白血球(TraynorとAuthi、 1981.  BiochimBio h s Acta 665 : 571〜577 ;  Fransonら、 1977、 Biochim J167 : 839〜8 41) 、赤血球(Kramerら、 1978. Biochim Bio  h s紅1)507 : 381〜394) 、腹水(Fors tら、198 6. Biochemistr25 : 8381〜8385) 、軟骨細胞( Changら、 1986. J Immuno1136 ; 1283〜12 87) 、および血小板(Hayakawaら、 198B、 J(1980)  Biochim Bio h s Acta 604 : 191〜246を 参照のこと。本出願人による1986年12月24日付出願の米国特許出願第9 46.557号も参照されたい。
特に興味深いのは、慢性関節リウマチ患者の滑液のような炎症性滲出液からPL A!を分離することである。 5tefanskiら。
(1986)J、 Biochim 100 : 1297〜1303 ; V adas ら(1985)LifeSciences 36 : 579〜58 7 ; VadasとPruzanski(1984) Adv Infla+ u+ation Res ヱ: 51〜59 ; Vadasら(1981)  Nature 293 :583〜585 ; Pruzanski ら(19 85)J Rheumstol 12 : 211〜216 ;Silverm an ら、^merican Rheumatism Ass’n : 51s t AnnualScientific Meetin (1987年6月9〜 13日、 Washington、 D、C,)Pruzanski ら、同上 に れらの様々な細胞性酵素の活性についての報告は、大きさ、至適pH,基質特異 性、 Ca”要求、形態(可溶性あるいは膜結合性)、および量が異なっている 。これらの単離物についての完全なタンパク配列は公的に報告されていないので (部分配列は、 Vergerら、 1982.前出逼Frostら、 198 6.前出;)Iayakawaら、 1987.前出;およびHayakaHa ら、 198B、前出に公表されている)、これらの単離物のいずれかが、同じ 酵素であるかを判断することは困難である。さらに、リン脂質のsn2部位の開 裂は、 PLA、とりヅホスホリパーゼとの結合した連続的作用からも生じ得る ので、高度に精製された単離物以外では直接PLA IとPLA2とを完全に識 別することはむずかしい。
しかしながら、上記から明らかなように、これらの酵素の多くは炎症反応に関連 する細胞(すなわち、マクロファージ。
白血球、軟骨細胞、溝膜細胞など)あるいは炎症性滲出液から調製されている。
それにもかかわらず、因果関係に関するデータが欠落しているため、もしその中 にあるとすれば、これらの酵素のうちのいずれが、炎症反応において重要である かを確定することが困難であった。
インビボで慢性関節リウマチの原因となる形態のPLlhが単離されれば、抗炎 症薬の設計に役立つ重要な手段を提供することになる。消化および毒物PLA  、阻害因子に関する研究に基づいて、炎症性疾患の原因となるPLA、の形態に は、類似してはいるが、消化あるいは毒物PLA2の阻害因子が必ずしもインビ ボで後者の形態を阻害しないような構造上の相違があると考えられる。従って、 特異的阻害因子を効果的に設計するためには、慢性関節リウマチに関わる特異的 PLA2を、構造的に特性決定することのできる十分な量で単離することが必要 である。PLAzは、一般に1食品加工産業(DutilhとGroger、  1981゜Lと「ハ剋」肛江 井=451〜458)および魚の保存においても 有用である。Mazeaudと旧1inski(1976)J Fish Re s Boardqリー 狼: 1297〜1302)。
本発明によれば、以下層膜ホスホリパーゼA、(溝膜PLA zすなわち5PL Az )と称する。新しい族の哺乳類ホスホリパーゼA2が哺乳類のゲノム内に コードされており、それらはDNA配列およびアミノ酸配列がともに、既知のP LA、酵素と実質的に異なることが発見された。5PLAzの遺伝子のクローニ ングにより、これらの新しい酵素の構造的特性付けができ、そして精製された相 当量の酵素を製造する方法が提供される。従って本発明は、中でも、抗炎症薬の 設計に役立つ重要な手段を提供するものである。
一実施態様において1本発明は、非相同領域を含む二本鎖DNA構築物を含有す る組成物を提供する。該領域は哺乳類滑層ホスホリパーゼA2のコード配列を有 し、該組成物は、該非相同領域を含まない構築物を実質的に含有しない。このD NA構築物はレプリコン内に含まれるか、あるいは含まれない。
他の一実施態様において1本発明は9次の工程を包含する。
組換え体哺乳類滑脱ホスホリパーゼAtの製造方法を提供する:細胞内で機能し 得るレプリコンを含有する形質転換された細胞群を生産する工程、ここで;該レ プリコンは該細胞内で機能し得るプロモーターの制御下にあるコード配列を含み 、該コード配列は哺乳類滑層ホスホリパーゼA2をコードし、該細胞群は実質的 に他の細胞を含まない:哺乳類溝膜ホスホリパーゼを発現する条件下で該細胞群 を増殖させる工程:および該補乳類滑脱ホスホリパーゼA2を回収する工程。本 発明の方法は、適当な原核細胞あるいは真核細胞発現系を使用することができる 。
さらに他の実施態様において1本発明は、実質的に夾雑タンパクを含まない哺乳 類溝膜ホスホリパーゼA2を含有する組成物を提供する。
さらに他の実施態様において9本発明は抗哺乳類滑脱ホスホリパーゼA2抗体、 ならびに抗哺乳類滑脱ホスホリパーゼA2抗体を用いて炎症性疾患を治療する方 法を提供する。
置皿■説皿 第1図は2本発明の滑脱ホスホリパーゼと他のホスホリパーゼとのN末端アミノ 酸配列の比較を示す。hRASF−ピークAおよびビークBはヒト滑液から単離 した2種の滑層PLA Zである。NPは、同時継続中の米国特許出願第946 .557号に記述されている「非膵臓j型のPLA 、であり、ヒ)(h)、ブ タ(p)およびラント(r)形態を包含している。rhcln IOJで表わさ れる配列は、クローンλ5PLA2−10 (第4図)から誘導され。
5PLAz B型またはC型配列、あるいは異なるPLA2であろう。
いくつかの膵臓PLAzも図中に示す:ブタ腸PLAz(p Intestin e)。
ウサギ腹水PLAz(rab Ascit’es)、ラット血小板PLA、(r  platelet) ;および2種のヘビ毒物: Crotalus atr ox (C,atrox ) 、およびAqkistrodon pisciv orus (紅」n虹に−49)。
第2図は、酵素活性および光学密度プロフィールを表わす。
部分精製溝膜PLA2のC4逆相HPLCプロフイールである。
第3図は、溝膜PLAzクローンを同定するために使用された2種の50−me rオリゴヌクレオチドプローブのDNA配列を示す。
第4図は、2種のヒトPLへ2ゲノミッククローン、λ5PLA2−6およびλ 5PLA2−10のDNA配列を示す。これらは本文中に述べる2種のPLA  Z酵素のエクソンを含む。
第5図は、第1図に示す5PLA2A型のアミノ酸残基5〜24に一致するよう に合成され、クローンλ5PLA2−6のヌクレオチド配列に基づ< 60−m arオリゴヌクレオチドプローブを示す。
第6図は、λ5PLA2cDNA−4と称するヒト5PLAzA型のcDNAク ローン由来の、ヌクレオチド配列と推定されたアミノ酸配列を示す。
第7図は、ヒト5PLA2A型のゲノミッククローンλ5PLA2−6由来のエ クソン1〜5のヌクレオチド配列を示す。
第8図は、イー、コリにおける5PLAzの発現のための組換え体DNA構築物 に有用なオリゴヌクレオチドリンカーを示す。
第9図は、ヒト5PLAzA型遺伝子を含有する組換え体ワクシニアウィルスに よるCV−1細胞の感染中の、血清を含まない培地におけるPLA、酵素活性の 蓄積をグラフで示したものである。
■豊星説皿 本発明の実施には、特に記載がない限り、当業者の範囲内の従来の分子生物学、 微生物学、および組換えDNA技術を使用する。そのような技術は文献中に十分 に説明されている。
例えば、 Maniatis、 Fr1tschおよびSambrook、r分 子クローニング:実験室マニュアルJ (1982) rDNADNAセグメン ト的アプローチJ、r巻と■巻(D、N、 Glover)編、 1985)  ;「オリゴヌクレオチドの合成J (M、J、 Ga1t 編、 1984)  ; 「核酸ハイブリダイゼーションJ (B、D、 HamesとS、J、 H iggins編、 1985) ; r転写と翻訳」(B、D、 Hamesと S、J、 )Iigginsm。
1984) ; r動物細胞培養J (R,1,Freshney i、 19 86) ; ’固定化細胞および酵素」(IRL Press、 1986 )  ; B、 Perbal。
「分子クローニングの実践的手引J (1984)を参照のこと。
本発明を説明するにあたり1次の語句を以下に述べる定義に従って使用する。
「レプリコン」とは、インビボでDNA複製の自律単位として機能する。すなわ ち、自らの制御下で複製を行ない得る遺伝的要素(例えばプラスミド、染色体、 ウィルス)である。
「ベクター」とは、別の1つのDNAセグメントが結合し得。
結合したセグメントの複製を引きおこす、プラスミド、ファージあるいはコスミ ドのようなレプリコンである。
「二本鎖DNA分子」とは、正常な二本鎖らせん状の重合体形態のデオキシリボ ヌクレオチド(アデニン、グアニン、チミン、あるいはシトシン)を指す。この 語句は2分子の一次および二次構造のみを指し1分子を特定の三次形態に限定す るものではない。従って、この語句は、特に線形DNA分子(例えば制限断片) 、ウィルス、プラスミド、および染色体において認められる二本鎖DNAを包含 する。特定の二本鎖DNA分子の構造を検討するにあたり2本文中では、配列は 、転写されないDNA鎖(すなわちmRNAに相同な配列を持つ鎖)に沿って5 ゛末端から3°末端方向への配列のみを示す常法に従って記述される。
DNAの「コード配列」とは、適当な調節配列の制御下に置かれた場合、インビ ボで転写され、ポリペプチドに翻訳されるDNA配列である。コード配列の境界 は、5“(アミノ)末端の開始コドンと3゛(カルボキシ)末端の翻訳終止コド ンによって決定される。コード配列は、原核生物配列、真核生物rtrRNA由 来のcDNA、真核生物(例えば哺乳i) DNA由来のゲノムDNA配列、さ らには合成りNA配列をも包含し得るが、これらに限定されるものではない。ポ リアデニル化信号および転写終止配列は1通常コード配列の3°側に位置する。
「プロモーター配列」とは、細胞中でl?NAポリメラーゼと結合して、下流( 3′方向)のコード配列の転写を開始させることのできるDNA 調節領域であ る。本発明を定義するために。
プロモーター配列は、その3゛末端はコード配列の翻訳開始コドンまでとし、上 流(5′方向)は拡張されて、バックグラウンド以上の検出可能なレベルで転写 を開始するために必要な最小数の塩基あるいは要素を含む。プロモーター配列内 には。
転写開始部位(ヌクレアーゼS1でのマツピングにより都合よく決定される)、 およびRNAポリメラーゼの結合を支配するタンパク結合領域(コンセンサス配 列)が認められる。真核生物プロモーターは、常にでは、ないがしばしば、r  TA7A JボックスおよびrCAT 、Jボックスを含む。原核生物プロモー ターは、−10および−35コンセンサス配列に加えてシャイ、ン・ダルガーノ (Shine−Dalgarno)配列を含む。
プロモーター配列を結合しているRNAポリメラーゼがコード配列をmRNAに 転写し5次にコード配列によってコードされたタンパクに翻訳される場合、コー ド配列が細胞中でプロモーター配列の「制御下」にある。
外因性DNAが細胞壁内に導入された場合、細胞は外因性DNAによって「形質 転換」される。外因性DNAは、細胞のゲノムを構成する染色体DNAに組込ま れている(共有結合的に結合)場合と組込まれていない場合がある。原核生物お よび酵母においては9例えば、外因性DNAはプラスミドなどのエピソーム成分 上に保持されていると考えられる。真核細胞に関しては、安定して形質転換され る細胞は、外因性DNAが、染色体内に組込まれて、染色体の複製を通して娘細 胞に遺伝されるものである。この安定性は、外因性DNAを含有する娘細胞集団 からなる細胞系統、あるいはクローンを確立する。真核細胞の能力によって証明 される。「クローン」とは、単一細胞あるいは共通の祖先から有糸分裂によって 生じる細胞集団である。「細胞系統」は、何世代にもわたってインビトロで安定 な増殖を続けることができる一次細胞のクローンである。
一定の長さのDNA配列にわたってヌクレオチドの少なくとも約85%(約90 %以上が好ましく、約95%以上が最も好ましい)が一致している場合、2つの DNA配列は「実質的に相同である」。実質的に相同な配列は1例えばその特定 の系について定められている厳密な条件下で、サザーンハイプリダイゼーション 実験において同定することができる。適切なハイブリダイゼーション条件を定め ることは当業者の範囲内である。例えば、 Maniatisら、前出、DN八 へローニング、1巻と■巻、前出;核酸ハイブリダイゼーション、前出を参照の こと。
DNA構築物の「非相同」領域とは、より大きなりNA分子内にあり、天然では その大きな分子と結合した形では見出されない、同定可能なりNA上セグメント ある。従って、非相同領域が哺乳類遺伝子をコードする場合には、その遺伝子に は。
通常、起源生物のゲノムにおいては哺乳類のゲノムDNAに隣接しないDNAが 隣接している。非相同コード配列のもう1つの例は、コード配列自体が天然には 見出されない構築物である(例えば、ゲノムのコード配列がイントロンを含むc DNA 。
あるいは天然遺伝子とは異なるコドンを持つ合成配列)。対立遺伝子変異あるい は自然に発生する突然変異は9本文中で定義したようなりNAの非相同領域を生 じることはない。
組成物中のタンパクの少なくとも約75重量%が当該の特定タンパクである場合 、タンパク組成物は「実質的に夾雑タンパクを含まない」。好ましくは、このタ ンパクは9組成物中に少なくとも約90重量%の当該タンパク、最も好ましくは 少なくとも約99%の当該タンパクを含有する。実質的に夾雑タンパクを含まな いタンパク組成物は、当該タンパクの活性を有する単−分子量種のみを包含する ことが好ましい。
「溝膜ホスホリパーゼA2」(溝膜PLA !すなわち5PLAz)は。
PLA2活性を示し、慢性関節リウマチに罹患している(ヒトのような)@乳類 の滑液中に認められる哺乳類酵素の分類を1旨す。5PLA2酵素は、炎症を起 こした溝膜組織によって、あるいはおそらく滑液中の顆粒細胞またはマクロファ ージによって産生される。滑膜PLAz酵素は、ポリアクリルアミドゲル電気泳 動(PAGE) (12,5%ポリアクリルアミドゲル、0.1%SOS )に よって測定すると、約15±3KDの分子量を持つと特徴付けられている。この 酵素族の代表的なものは、 5PLAzA型。
B型、およびC型である。A型およびB型のN82末端アミノ酸配列を第1図に 示す。ヒ) cDNAクローンλPLAzcDNA−4から類推したA型の完全 なアミノ酸配列を第6図に示す。A型は。
検査されたすべてのタイプの関節炎由来の滑液中に存在する。
B型は、あるリウマチサンプルでは全く存在せず、別のサンプルでは総括性の約 33%を占めるというように、量的に変動がある。B型は9代表的には、リウマ チ患者からのサンプルよりも変形性関節症患者からの滑液サンプル中により高レ ベルで発現するが、やはりA型が5PLA、の大部分を占めている。
B型はまた。 0.5M Trisあるいは0.1%デオキシコール酸ナトリウ ムのいずれかの存在下でA型に比べ加水分解作用をかなり刺激する;A型は0. 5M Trisによって抑制される。
C型は、存在する場合でも、B型よりも2倍から5倍量が少ない。これらの細胞 外酵素は、(i)可溶性で、 (ii)カルシウム依存性、 (iii)皮内あ るいは関節内注射される場合1組織において前炎症(proinf 1asv+ atory)活性を有し、 (iv)ジパルミトイルホスファチジルコリンの旦 −2−アシルエステル結合に対して絶対的な特異性を示す。この特性は9合成5 PLAz 類似体および組換えs P L A z M (12体をも含む。こ れらの類似体では、アミノ酸配列の何らかの変化、欠失あるいは付加が上記の特 徴的活性に変化を及ぼさない。
第1図において比較した配列は、 5PLAzが14Cys残基の数および位置 に関して他のPLAZ配列、特にC,atrox PLA2を例とする r[型 」酵素に類似することを示している。溝膜PLAZも11位にCysを持たない 。これは高度に前炎症性のH型酵素(例えばクサリヘビ科のヘビの毒物形115 および同時継続中の米国特許出願第946,557号に述べられているPLA  2種)の特徴である。この比較は、 5PLIhが、特にカルボキシ末端近くの 可変領域において、他のすべての既知PLAN配列と異なることを示している。
細胞膜を超えた転座に典型的なシグナルを含む20残基のペプチド前駆体が、成 熟酵素配列の上流に存在しており、おそらく合成中あるいは合成後に開裂すると 考えられる。
5PLA2 A型をコードするゲノムDNAのクローン、λ5PLA2−6は、  1987年8月14日にアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(A TCC)(12301Parklawn Dr、 Rockville、 MD 、 U、S、A。
20852)に寄託され、受託番号40361を与えられた。コード配列(第4 図)はλ5PLA2−6から単離され得る404bp Alu I断片上にある 。5PLA、 B型あるいはC型の少なくとも1つのエクソンからのヒトゲノム 配列を表わし、λ5PLA2−10と呼ばれるもう1つのクローンも、 198 7年8月14日に受託番号40360としてATCCに受託された。このクロー ンにおけるコード配列は。
約460bpのAlu T断片上に含まれている。854bρのEcoRI断片 上にあるすべてのヒト5PLA2A型をコードし、λ5PLA2 cDNA−4 と称されるcDNAクローンは、 1988年5月27日に受託番号40456 としてATCCに寄託された。5PLAzコ一ド配列を含む発現ベクター、 p 86−1^(以下に述べる)も、 1988年6月27日に受託番号67735 としてATCCに寄託された。これらの寄託物はブタペスト条約により保存され る。λ5PLA2−6 、λ5PLA2−10およびλ5PLA2CDNA−4 の5PLAzコ一ド配列、ならびにpHNF36の発現カセット配列は1本文中 に参考として包含されている。
本文中に開示した配列と委託したクローンの配列との間に何らかの相違がある場 合には、クローンの配列に従う(con tro l l i ng)。
適当な組織7体液源由来の5PLAZを精製することも可能であるが(以下参照 )3組換え法によって5PLA2を産生することが好ましい。5PLAzをコー ドするDNA配列いくつかのアプローチのうちの1つによって単離され得る。こ れらの方法は。
部分的に、適当なオリゴヌクレオチドプローブを使用する核酸ハイブリダイゼー ションによる。そのようなプローブは。
本文中に開示されている5PLAz DNA配列またはアミノ酸配列に基づいて 合成的に構築され得るか、あるいは、やはり本文中に述べられているゲノム5P LAzクローンから単離することができる。
オリゴヌクレオチドプローブおよびDNAライブラリーの作製および核酸ハイブ リダイゼーションによるそれらのスクリーニングについての基本的ストラテジー は、当業者にとって公知である。例えば、 DNAクローニング:1巻(D、P 、GloverW、 1985) ;核酸ハイブリダイゼーション(B、D、  HamesとS、J。
Higgins Wit、 1985) ;オリゴヌクレオチド合成(M、J、  Gatem。
1984) ; T、Maniatisら1分子クローニング:実験室マニュア ル(1982) ; B、 Perbal 、分子クローニングの実践的手引き (1984)を参照のこと。まず、 DNAライブラリーを作製する。
ライブラリーは、ヒトなどの選択された哺乳類由来のゲノムDNAライブラリー から構成され得る。ヒトゲノムライブラリーは、当該技術分野で周知である。例 えば、 Maniatisら(1978)Cell 15:687〜701 ; Lawnら(1978)Cell 15 : 1157〜1174を参照のこと 。DNAライブラリーは逆転写によりポリ−^RNA (a+RN^)から調製 されたcDNAからも構築され得る。例えば、米国特許第4,446,325号 ;第4.440.859号;第4.433.140号;第4.431 、740 0号;第4,370,417号;第4.363,877号を参照のこと。上記m RNAは、溝膜組織あるいは滑液から単離した炎症性細胞などの、 5PLAz を発現すると考えられる細胞系統あるいは組織から単離される。cDNAライブ ラリー構築のための好ましいmRNA源は、滑脱性の関節組織である。ゲノムD NAあるいはcDNAを、ライブラリーの構築に好適なベクターにクローニング する。好ましいベクターは、いずれかのλファージなどのバクテリオファージベ クターである。適当なライブラリ出を参照のこと。
ライブラリーが構築されれば、オリゴヌクレオチドを用いてライブラリーをプロ ーブし5PLA2コ一ド配列を有するセグメントを同定することができる。一般 に、プローブは公知の核酸配列に基づくことが好ましい。しかし、核酸配列が未 知である場合には、精製された5PLAzから決定されたアミノ酸配列に基づく ことが望ましい。この場合には、アミノ酸配列をコードするコドンに対応するよ うにヌクレオチド配列を選択する。遺伝コードが冗長であるので2通常は、タン パクの特定領域をコードする可能性のあるヌクレオチド配列の全部あるいはその うちの妥当な数をカバーする。いくつかのオリゴヌクレオチドを合成することが 必要となる。したがって。
プローブの基礎とする領域を選択する際に、コドンが高度に変性しているアミノ 酸を、その領域が含まないことが一般的に好ましい。しかしながら、ライブラリ ーを作製した哺乳類においてめったに使用されないコドンを含むプローブは作製 する必要がないと考えられる。
一定条件において、かなり長いプローブおよび/または対応する核酸配列が極め て高度な冗長性を有するアミノ酸配列の領域を含むプローブを作製することが望 ましいことは、当業者に理解されるであろう。完全な遺伝子、あるいは遺伝子の 実質的な部分をカバーするプローブもまた。予想される相同性の度合いに依存す るが、適切である。PLJhの性質が種系統を超えて高度に保存されるため、ヒ トのクローンλ5PLA2cDNA−4などの1つの種由来の完全な長さの5P LA2 cDNAプローブは、他の1つの種から作製したライブラリーをスクリ ーニングするために容易に使用できる。その他の場合には、2組のプローブの各 々を遺伝子の異なる領域に同時に使用することが望ましいと考えられる。使用す るプローブの正確な長さは決定的ではないが、一般に、約14から約20塩基対 のプローブが通常有効であることは、当該技術分野において認識されている。約 25から約60塩基対という、より長いプローブも使用され得る。
当該技術分野において周知のように、標準的手法を用いて。
オリゴヌクレオチドプローブを放射性ヌクレオチドあるいはビオチンなどのマー カーで標識する。次に標識した一組のプローブをスクリーニングステップにおい て使用する。このステップは、標準的手法に従って、一本鎖のプローブをライブ ラリー由来の単離した5sDNAにハイブリダイズすることからなる。厳密なハ イブリダイゼーション条件あるいは寛容なハイブリダイゼーション条件のどちら かが、プローブの長さ。
プローブとライブラリーが同じ種由来のものであるかどうか。
そして種同士が進化的に近いか遠いかといったいくつかの要素に依存して用いら れ得る。これらの要素はこれらに限定されるものではない。相同な配列を単離し 、バックグラウンドのハイブリダイゼーションから検出しうるように、ハイブリ ダイゼーションの条件を最適化することは当業者の範囲内である。基本的に必要 なのは、ハイブリダイゼーション条件が十分に厳密で選択的なハイブリダイゼー ションが生じ得ることである;すなわち1選択的なハイブリダイゼーションとは 。
より低い度合の相同性による非特異的結合あるいはハイブリダイゼーションとは 異なり、最小限の核酸相同性(たとえば。
少なくとも約75%)によるハイブリダイゼーションである。
一般的には、「核酸ハイブリダイゼーション」前出を参照のこと。陽性ハイブリ ダイゼーションによってスクリーンされたライブラリー由来のクローンが同定さ れれば、制限酵素分析とDNAの配列決定によってクローンをさらに特性付けて 7特定のクローンが5PLAzのコード配列を含有することを確認することがで きる。
λ5PLAz40における5PLA2のエクソンのクローンなどの部分ゲノミン ククローンは、いくつかの手法の1つによって完全なりローンに拡張することが できる。「染色体ウオーキング(chromosome walking)J法 を用いてクローンを5゛または3゛方向に拡張し、遺伝子コード領域全体を包含 することを確認することができる。次いで、これらのクローンの制限断片が。
例えば、 5PLAz cDNAで、プローブされ得る。これらのエクソン内に 膵W4P L A zに対する十分な相同性が存在すれば、 5PLA2のその 他のエクソンもやはり膵臓5PLA2クローンによって同定されうる。非5PL Az cDNAプローブを使用する場合には、とくに保存される領域(例えばア ミノ酸残基44〜52)に対応するオリゴヌクレオチドでプローブすることが特 に好ましく、それによっておこり得る相違(例えばAsp、gがLVS a q へ変化する)が予測できる。
ゲラミッククローン中の他のコード領域は、新しいM13−ジデオキシ配列決定 法を用いて、クローニングしたエクソンの下流のDNAの直接塩基配列決定によ り容易に同定され得る。
次にその配列は、3つの読み取り枠すべてについて検索され。
オープンリーディングフレームが明らかになる。その他のエクソンはイントロン スプライシングシグナルによって両側が限定され、保存されたアミノ酸をコード するはずであるから。
その他のエクソンも明らかになるであろう。
さらに詳しくは、 5PLAz B型あるいはC型のエクソンの正しい遺伝子コ ード配列がわかれば、以下の手段の1つまたはそれ以上によって酵素のタンパク コード領域全体を得るために使用することができる。まず、エクソン自体だけを 含むDNAを大量に得、ハイブリダイゼーションプローブとして使用できるよう に、λクローンからエクソンを取り出し、 pBR322のようなより好ましい ベクターに組み込む。その代わりに。
コード領域の単一領域(例えば、アミノ酸残基6−25)に対応する6O−av erオリゴヌクレオチドを合成することもできる。
どちらも、腹膜細胞、膿、内皮組織、末梢血白血球、リンパ球、およびマクロフ ァージなどの様々な起源から得たmRNAのノーザンプロットのためのハイブリ ダイゼーションプローブとして使用できる。さらに1分化U−937および肛6 0などの各種細胞系統由来のmRNAも試験することができる。次に、検出しう るレベルの、ハイブリダイズするmRNAを含む何らかの組織あるいは細胞源を 使用してcDNAライブラリーを作製し、そのあと同じプローブ゛でスクリーニ ングして、 5PLAzをコードする完全な長さのcDNAを検出する。実際に 、以下に述べるように、このストラテジーは、クローンλ5PLA2 cDNA −4のような5PLAZ A型をコードする完全な長さのcDNAをクローン化 する。
その代わりとして、 llRNAのための良好な組織源がない場合には、B型あ るいはC型タンパクから内部配列を得ることが必要になるであろう。これは2例 えば、常法によって(以下に述べる)精製したビークA物質を5taph−VB でタンパク分解し1次に還元的アルキル化を行い、消化産物をHPLCによって 分離することにより実施されうる。分離された酵素断片に対応する溶出ピークは 前記のようにして配列決定される。あるいは、 cDNAクローンからの推定ア ミノ酸配列を使用してもよい。得られた配列から、オリゴヌクレオチドが設計さ れ得。
その他のエクソンを位置づけるためのハイブリダイゼーシヨンプローブとして使 用するために製造される。最後に、正しい成熟タンパクがコードされるように単 離したエクソンを互いに結合させる。
5PLAz遺伝子の最長の挿入部を含有する哺乳類ゲノミンククローン(部分あ るいは全体)は、ネオマイシンやメタロチオネイン耐性遺伝子などのマーカーを 含むプラスミドDNAとともに、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞に コトランスフエクトされ得る。−抗生物質G418およびCd”の存在下で選択 された生存細胞ならびに生存クローンは、抽出したRNAのノーザンプロットに おいて5PLAzハイブリダイジング転写物の存在に関して分析される。次いで 、所望の転写物を含有するクローンは、 cDNAライブラリー構築のためのm RNA起源として使用され得る。
溝膜PLA Zは、慢性関節リウマチあるいは乾廖に罹患した患者からのヒト滑 液より精製され得る。その精製のプロトコールは、以下に詳細に述べるが、十分 な量の天然5PLIhの精製を、正確なアミノ酸配列決定を行うのに十分な純度 で実施することを初めて可能にしたものである。精製した5PLA2から導かれ るアミノ酸配列は、天然5PLAzの核酸配列の単離において有用なプローブの 設計、あるいは5PLAzのアミノ酸配列をコードする合成核酸配列の設計を可 能にする。
(以下余白) 第1図のNH2末端に示されるようなアミノ酸残基の配列を有する合成5PLA zペプチドに対して、特異的抗血清あるいはモノクローナル抗体(後述)が調製 され得る。特に好ましいのは、1位から26位にまで伸びるペプチドである。こ れは該タンパクに独特な領域であり、それに対する抗体は1選択された組織、細 胞抽出物、あるいは体液中に存在する5PLA、のいずれをも免疫沈降させるた めに使用され得る。次いで、この供給源からの精製3PLA2は、配列決定し、 以下に述べるように特異的プローブを設計するための基礎として使用することが できる。既知のPLAzllからのその他の領域に対する抗体もまた使用され得 る。精製された天然あるいは組換え5PLAz もまた、抗原として有用である 。
上述したように、 5PLAzをコードするDNA配列はクローニングを行うよ りもむしろ合成により調製され得る。このDNA配列は、 5PLAzアミノ酸 配列についての適切なコドンによって設計され得る。一般に、その配列が発現の ために使用されるのであれば、所望する宿主においては、好適なコドンを選択す る。完全な配列は、標準的方法によって調製され、完全なコード配列中に組み込 まれた重複オリゴヌクレオチドから1299;ジェイら(Jay et al、 ) (1984) J BiolChem 259:6311を参照されたい。
合成りNA配列は、 5PLAzの類似体あるいは「変異タンパク」を発現する 遺伝子の節倹な構築を可能にする。あるいは、変異タンパクをコードするDNA は、天然5PLAZ遺伝子あるいはcDNAの部位特異的変異によって調製され 、そして、変異タンパクは従来のポリペプチド合成法を用いて直接調製すること ができる。変異タンパクの構築において特に興味深いのはA型における触媒的な (catalytic) His4s残基をGinのような他のアミノ酸に置換 することである。48位の変異タンパクは。
内因性の炎症性PLA !酵素に結合し、それによって不活性ダイマーを形成す ることにより、 PLA、抑制因子として働き得る。
変異のためのその他の潜在的標的にはN末端近く(7,10および16位)の3 つの塩基生残基が含まれ、それらは膜関連性基質との相互作用に関わると考えら れる。酸性残基(例えばGluあるいはAsp )の置換によって、これらの部 位のいずれか1つまたは全部が変化した変異タンパクは、膜結合性あるいは複合 基質に対する活性が低下し得る。
部位特異的変異は、限られたミスマツチを除いて、変異を起こさせる一本鎖ファ ージDNAに相補的なプライマー合成オリゴヌクレオチドを用いて行われ、所望 の変異が達成される。
簡単に述べると1合成オリゴヌクレオチドをプライマーとして使用してファージ に相補的なストランドの合成を指示し。
生じる2本鎖DNAをファージを保持する宿主細菌に形質転換する。形質転換細 菌の培養物を寒天培地にプレートし、ファージを有する単一の細胞からプラーク が形成される。
理論的には、新しいプラークの50%が、変異形態を一本鎖として有するファー ジを含む。50%は元の配列を有している。
生じたプラークは、正確な対合のハイブリダイゼーションを可能にするが1元の ストランドとのミスマツチのハイブリダイゼーションは妨げられるような温度に おいて、リン酸化された合成プライマーを用いてハイブリダイズさせる。そのあ とプローブとハイブリダイズしたプラークを取り出し、培養し、そしてDNAを 回収する。
5PLA 2についてのコード配列が調製され、あるいは単離されると、それは 適当なベクターまたはレプリコンにクローン化され、それによって5PLA2コ 一ド配列を持たないベクターを実質的に含まない(例えば、他のライブラリーの クローンを含まない)組成物中に保持され得る。数多くのクローニングベクター が当業者には既知であり、適当なりローニングベクターを選ぶことは選択の問題 である。クローニングのための組換えDNAベクターおよびそれらが形質転換し 得る宿主細胞の例は次のものを含む:種々のバクテリオファージスベクター(大 腸菌、 E、coli) 、 pBR322(大腸菌) 、 pAcYct77 (大腸菌) 、 pKT230 (グラム陰性細菌) 、 I)GV1106  (グラム陰性細菌) 、 I)LAFRI (グラム陰性細菌) 、 pME2 90 (非大腸菌グラム陰性細菌) 、 pHV14 (大腸菌および枯草菌B acillus 5ubtilis)。
pBD9 (バチルス属菌Bacillus)、 pIJ61 (ストレプトミ セス属5treptosyces) 、 pUc6 (ストレプトミセス属)、 アクチノファージ、φC31(ストレプトミセス属) 、 YIp5 (す・ン カロミセス属5accharo*yces)、 YCp19 (サツカロミセス 属)、およびウシ乳頭ウィルス(哺乳類細胞)。一般には、 DNAクローニン グ:1巻および■巻、前出;T、マニアティスら、前出;B、パーパル、前出、 を参照されたい。
本発明によれば、 5PLAzをコードするDNA配列を、この発現構築物を含 むベクターによって形質転換された宿主細胞中のRNAに転写するために、@乳 類s P L A zのコード配列は、プロモーター、リポソーム結合部位(細 菌発現のための)および、必要に応じて、オプレータ−(本文中ではまとめて「 調節」要素という)の制御下に置かれる。コード配列はシグナルペプチドあるい はリーダー配列を含む場合と含まない場合とがある。コード配列がシグナルペプ チドを含む場合には。
それは5PLAzシグナル配列であり得、あるいはそうではない。
例えば細菌においては、成熟5PLA2は、 5PLAzシグナルペプチドを含 まないコード配列の発現によるか、あるいは翻訳後のプロセッシングにおいて細 菌宿主により除去されるリーダー配列を含むコード配列の発現によって調製され ることが好ましい。例えば、米国特許第4,431,739号、 4,425, 437号;4.338,397号を参照されたい。
発現ベクターは、 5PLA2コ一ド配列が適切な調節配列によってベクター内 に位置づけられるように本発明により構築される。制御配列に関してのコード配 列の位置づけおよび方向性は、コード配列が制御配列の「制御」下で転写される (すなわち、制御配列の米でDNA分子に結合するRN^ポリメラーゼがコード 配列を転写する)ような位置づけおよび方向性である。制御配列は、上述したク ローニングベクターのように。
ベクターへの挿入前にコード配列に連結され得る。あるいは。
コード配列は既に制御配列と適当な制限部位を含む発現ベクターに直接クローン 化され得る。原核生物および酵母における5PLA2の発現の場合には、制御配 列は必然的にコード配列と非相同になる。宿主細胞が原核細胞であれば、コード 配列がイントロンを含まないことも必要である(例えばcDNA )。
選択された宿主細胞が哺乳類細胞であれば、制御配列は3PLA2コ一ド配列に 相同な場合と非相同な場合があり、コード配列はイントロンを含む゛ゲノムDN AあるいはcDNAのいずれでもよい。酵母においてはゲノムあるいはcDNA のいずれかのコード配列が発現され得る。
多くの原核性発現ベクターが当該技術において既知である。
例えば、米国特許第4,440.859号、 4,436,815号; 4,4 31,740号; 4,43L739号、 4,428.941号; 4,42 5,437号、 4,418,149号; 4.411,994号、 4,36 6.246号; 4,342,832号;さらに英国特許公開GB2.121  、054号、 GB2.008.123号、 GB2,007,675号;およ び欧州特許公開第103,395号を参照されたい。好ましい原核発現系は大腸 菌である。その他の好ましい発現ベクターは、真核発現系において使用するため のものである。例えば、 1985年12月16日出願の、同一出願人による米 国特許出願第809.163号を参照されたい。その開示内容をここに参考とし て引用する。好ましい真核性発現系はワタシニアウイルスを用いたもので、これ は当該技術分野では周知である。例えば、マケットら(Mackett et  al、)(1984) J Virol 49:857;r DNAクローニン グ」■巻、191〜211頁、前出、 PCT特許公開第一086107593 号を参照されたい。酵母発現ベクターは当該技術において公知である。例えば、 米国特許第4,446,235号; 4,443,539号; 4,430.4 28号を、さらに欧州特許公開第103.409号、 100,561号: 9 6,491号を参照されたい。もう1つの好ましい発現系は、ベクターpH51 であり、これはチャイニーズハムスター卵巣細胞を形質転換する。このベクター の使用は、 1985年12月4日出願の、ここにその開示内容が参考として含 まれている。 PCT特許公開第一087102062号および同一出願人によ る米国特許出願第804 、692号に開示されている。
発現系および選択する宿主に依存して、 5PLA!タンパクが発現される条件 下で、上述した発現ベクターによって形質転換された宿主細胞を増殖させること により、 5PLlhが生産される。次に、宿主細胞から酵素タンパクを分離し て精製する。
発現系が増殖培地中に酵素を分泌する場合には、細胞を含有しない培地から直接 タンパクを精製することができる。sPL/hタンパクが分泌されない場合には 、細胞溶解産物から分離する。適切な増殖条件および回収方法の選択は当該技術 の範囲内である。
天然1組換えあるいは合成5PLIhペプチド(完全長またはサブユニット)は 、ポリクローナルおよびモノクローナル抗体を生産するために使用することがで きる。ポリクローナル抗体が所望である場合には、精製した5PLlhペプチド を使用して選択した哺乳類(例えば、マウス、ウサギ、ヤギ、ウマなど)を免疫 し、後日免疫した動物から血清を採取し、既知の工程に従って処理する。5PL A2に加えて1種々の抗原に対するポリクローナル抗体を含む組成物が、免疫ア フィニティークロマトグラフィーにより、抗5PLAzではない抗体を実質的に 含まずに調製され得る。
モノクローナル抗5PLA2抗体もまた。開示内容から当業者により容易に生産 され得る。ハイブリドーマによってモノクローナル抗体を産生ずる一般的方法は 周知である。永久増殖性の抗体産生細胞系は、融合以外の手法1例えば、腫瘍D NAによるBリンパ球の直接形質転換、あるいはエプスタイン−バーウィルスに よるトランスフェクション、によっても創製され得る。例えば1M、シュライア −ら(M、5chreier et al、)「ハイプリドーマ技術J (19 80);ノ1マーリングら(Hammerlinget al−)+ ’モノク ローナル抗体およびT細胞ハイブリドーマ」(1981) ;ヶネットら(Ke nnett et al、)、 ’モノクローナル抗体J (1989)を参照 されたい。さらに、米国特許第4,341.761号; 4,399,121号 、 4,427.783号、 4,444,887号; 4.451.570号 ; 4,466.917号、 4,472,500号、 4,491,632号 ; 4,493.890号もまた参照されたい。
5PLAzペプチドに対して産生じたモノクローナル抗体のノぐネルは9種々の 特性(すなわち、アイソタイプ、エピトープ。
親和性など)に関してスクリーニングすることができる。特に興味深いのは5P LA、の活性を中和するモノクローナル抗体である。そのようなモノクローナル は、 PLA2活性の測定において容易に同定され得る。親和性の高い抗体は、 天然あるし1は組換え5PLIhの免疫アフィニティー精製においても有用であ る。
ヒト肺組織において発現される膵臓PL/hの発見は、膵臓PLAZが炎症性疾 患においてこれまで考えられていた以上の役割を果たし得ることを示している。
従って、ここで述べる他のむ鳥かなる形態のPLAzに対する抗体も(ポリクロ ーナルおよびモノクローナル)、炎症性疾患の治療のために使用され得る。
抗膵臓PLIh抗体が、抗5PLA、抗体に関してここで述べたように、産生さ れ得る。疾患が1例えば急性エンドトキシンショックであれば、適切な治療方法 は、従来の静脈内経路により。
有効用量の抗PLAz抗体(例えば抗滑脱PLAz)で患者を処置することであ る。局所的な急性炎症の治療では、抗5PLA、抗体による処置を、おそらく筋 肉内注射によって行うことが適切である。慢性関節リウマチ患者の関節のような 局所的慢性炎症は、抗5PLA2抗体の非経口的投与によって治療することが特 に好ましい。これらの組成物は、変形性関節症のような他の形態の関節炎を治療 する上でも有用であり得る。エンドトキシンショックはPLA、レベルの上昇を ひき起こすので、抗PLA z抗体を、グラム陰性病原菌およびそれらの毒素に 対する他の治療法(例えば抗LPS療法)と組み合わせて投与することが望まし いと考えられる。PL/hは肺、の界面活性物質の単層を攻撃することも知られ ているので、呼吸器系統の疾病(例えしf。
成人呼吸困難症候群)では2代替肺界面活性リン脂質であるジパルミトイルホス ファチジルコリンと組み合わせて、吸入により抗PLA z抗体を投与すること が望ましいと考えられる。
5PLAz変異タンパクのようなPLAz拮抗剤もまた。抗体の代わりに使用さ れ得る。
適切な治療方法(すなわち、用量、投与頻度、全身投与を行うか、あるいは局所 を行うか、など)の決定は当該技術の範囲内である。投与にあたっては、薬学的 に許容される非経口賦形剤を配合して、単位用量の注射形態(溶液、懸濁液。
乳剤など)に抗体を処方する。そのような賦形剤は通常、非毒性であり治療効果 を持たない。かがる賦形剤の例には、水。
生理食塩水、リンゲル液、ブドウ糖液、およびハンクス液がある。処理された油 やオレイン酸エチルのような非水性賦形剤もまた使用され得る。好ましい賦形剤 は、生理食塩水中の5%(重量/重量)ヒトアルブミンである。この賦形剤は。
等張性および化学的安定性を高める物質(例えば、緩衝剤および保存剤)のよう な、少量の添加物を含有してもよい。抗体は1代表的には、そのような賦形剤中 に約Iug/adlがら1゜μg/dの濃度で処方される。
抗5PLAz抗体は診断の用途においても有用である。例えば。
慢性関節リウマチ患者から分離した滑液は、全部ではないとしても、主としてA 視程のPLA 2を含むことを示す。これに対して、変形性関節症の患者からの サンプルは9代表的には、評価しうる量のB型ならびにA型を、 50@M T riSの存在下での活性を基準とすると9通常A型対B型を2:1の割合で含む 。
そのため1本発明は、ヒト(あるいは他の哺乳類)由来の滑液サンプルを提供し 、そして5PLAzのA型およびB型の量を検定において定量的に測定して比較 する方法、特に診断方法を意図する。例えば、定量的免疫学的検定において角型 あるいはB型に特異的な抗5PLAz抗体を使用すれば、2つのタイプの関節炎 を識別することができる。A型あるいはB型に特異的な抗体は、従来の免疫学的 検定の様式(例えば、同種あるいは異種の、放射免疫検定法あるいはELISA )に組み入れることができる。各種の様式は等業者に既知である。例えば。
「免疫学的検定:実践的手引きJ (D、W、チャン(Chang)およびM、 T、パールスタイン(Perlstein)編、 1987)を参照されたい。
この文献の開示内容は参考としてここに引用される。免疫学的検定以外の定量分 析法も、A型およびB型5PLAzの相対的レベルを測定するために使用され得 る。
一般に9Mi換え法による5PLAzの生産により、夾雑タンパクを実質的に含 まない酵素組成物が提供され得る。高レベルの純度を得るための能力は+ In  VIVOの供給源に比べて実質的な量の5PLA、を生産することができる組 換え発現系の結果である。従って1組換え培養に従来の手法を適用することによ り、現在非分解性および非毒物性供給源から入手しうる細胞系PLA 、組成物 よりも実質的に純度の高い5PLlh組成物が生産され得る。
本発明の精製5PLA2組成物はいくつかの面において有用である。まず最初に 、デューティルおよびグレガー(Dutilh &Greger)(1981)  J Sci Food Agric 32: 451〜458が述べているよ うに1食品加工技術において使用され得る。さらに。
5PLA2組成物は魚の酸敗の開始を遅らせ企ために使用され得る。例えば、マ ゾードおよびビリンスキー(Mazeaud & B111nski)(197 6) J Fish Res Board Can 333 : 1297〜1 302を参照されたい。
精製5PLA2は、しかし、炎症抑制剤の設計およびスクリーニングにおける手 段として特に有用である。まず9本発明によりミリグラム量の物質が得られ得る 。ミリグラム量は、結晶化することができ、X線回折およびコンピューター解析 を用いた三次元の研究を可能にする。これは9分子の形に関する波線を可能にし 、それによって5PLA2が通常示す酵素活性の抑制因子として使用しうる物質 の適当な形が決定され得る。
アンギオテンシンIからアンギオテンシン■への転換のための触媒である「転換 酵素」に関しては、既に阻害因子が設計されている。一般に、これらの拮抗物質 は「ジペプチド」であって2それらの転換酵素との相互作用は、転換酵素と特異 的に相互作用する「ジペプチド」の能力を高めるような、ペプチド結合に関与す る「残基」の修飾によって安定化される。
従ってペプチド結合は、特定の選ばれたカルボン酸およびアミン類(必ずしもア ミノ酸とは限らない)に結合する。これらの「ジペプチド」は、所望するターゲ ットである転換酵素の外形と相補するような三次元構造の立体配置を有する。同 様の鍵と鍵穴の空間配置は9本発明の結晶化5PLA2の表面外形に相補的に設 計された分子から生じ得る。「表面」が、内側に面七得る湾曲面を含むこと、特 に活性部位を含むことは明らかである。さらに、「相補的」という語句は、「適 合する」空間的立体配座に加えて、タンパクとその表面外形に対合する分子との 間の相互作用が誘引的かつ正であることを意味することが理解され得る。これら の相互作用は、水素結合。
イオン、あるいは疎水的親和性であり得る。
従って1本発明は1組換え5PLA2の表面の三次元外形に相補的な三次元外形 により特徴づけられる。 5PLA2に対してのペプチド拮抗物質(2〜15ア ミノ酸)を意図する。この明細書においては、ペプチドという語により、拮抗物 質が、残基数よりも少ない数に対応するカルボン酸アミド結合を含むことを意味 する。カルボン酸およびアミンに関連する物質はα−アミノ酸である必要はない 。
第2に、三次元構造決定の助けを得なくても9本発明の精製5PLA2は、評価 を行うための特別なアプローチとしてin vitr。
で5PLA2抑制因子をスクリーニングする際の試薬として重要である。現在入 手しうる不純な5PLA2調製物は、試験結果への夾雑物の影響のため、まぎら れしいデータを生じる。例えば、それ自体が5PLA2にとっての抑制物質、活 性化物質、あるいは基質となる夾雑物は、評価を妨害する。従って、 5PLA 2抑制物質についての現在のスクリーニング方法の実質的な改良は、精製された ヒ) 5PLA2タンパクを利用し得るか否かに左右される。
ここに記載されている5PLA2組成物は制癌剤としても有用であり得る。例え ば、悪性腫瘍内部あるいはその周囲へ5PLA2を直接注入し、および必要に応 じて腫瘍切除術と組み合わせて注入を行うことにより、高レベルの、マクロファ ージの強力な化学的誘引物質および活性化物質となる。次にこれらの活性化され たマクロファージは9局所的な腫瘍の抑制あるいは除去を促進し得る。
本発明による5PLA2は、さらにワクチン組成物にあけるアジュバントとして 適用される。ワクチンの処方は、当該技術において公知である。通常、ワクチン 処方物は、薬学的に許容される非経口賦形剤中に抗原(類)(例えば1弱毒化ウ ィルス、死滅ウィルス、ウィルスポリペプチドのサブユニット。
死滅菌、細菌性線毛など)を含む。本発明の改良されたワクチン組成物は、 5 PLA2アジユバントに加えて、付加的なアジュバントを含み得る。最終的なワ クチン処方物中の5PLAzの濃度は、当業者により容易に決定され得る。代表 的には、必ずしも常にではないが、 5PLA2の濃度は約1ng/meから約 1μg / mj2である。
以下に述べるのは9本発明の実施例であるこの実施例は。
本発明を説明するためにのみに示される。特許請求の範囲内での数多くの態様が 本発明の開示内容に照らして当業者にとり明白であるので、これらの実施例はい かなる意味においても本発明の範囲を制限することを意図するものではない。当 業者は9本願に引用され、その開示内容が参考として本文中に引用されている参 考文献に精通している(あるいは容易に理解しうる)と推定される。
(以下余白) 実施例 ゲル濾過および電気泳動のためのセファデックス■G−75゜CM−セファデッ クス@ C−50およびタンパク標準品をPharmaciaFine Che micalsから購入した。アクリルアミド、 N、 N、 N’ 、 N’  −テトラメチルエチレンジアミン、ブロモフェノールブルー。
ダマシーブリリアントブルーR1硫酸ドデシルナトリウム (SDS) 、脂肪 酸を含有しないウシ血清アルブミン(BSA) 、 ジパルミトイルホスファチ ジルコリン、およびローリ−タンパク検定キットをSigmaから入手した。銀 染色およびバイオ−ラッド(Bio−Rad)タンパク検定キットをBio−R ad Laboratoriesから購入した。
1− [”’C]オレイン酸(50mCi/mmo 1)をニューイングランド ニュークリア(New England Nuclear)から購入した。2− 〔1−”C〕−バルミトイル−1−バルミトイルホスファチジルコリン(59m Ci/mmo I)および2− [1−”C〕−リルオイル(1ino Ieo y l)ホスファチジルエタノールアミンをアパンティーポーラー・リピッズ( Avanti Po1ar Lipids) (バーミンガム、アラバマ州(A L))から供給した。分析用の焦点電気泳動のためのアンホリンPAGプレート 、 pH3,5〜9.5をLKBブロマ(Bromma)から購入した。プレコ ーティングした薄層クロマトグラフィー(TL[:)用シリカゲル60プレート は808から入手した。使用したすべての化学物質および試薬は分析用グレード のものであった。
滑液(SF)を、進行中の古典的なあるいは明確なリウマチ関節炎(RA)の患 者から関節穿刺によって採取した。この物質を4℃で遠心分離し、細胞と細胞破 砕物とを除去してプールし。
使用時まで一70℃でポリプロピレン管中に保存した。
精製工程はすべて4℃で実施した。プールした滑液(5LO献)を51緩衝液、  pH5,0に対して24時間透析した。生じた沈澱物は0.5Mアセテート緩 衝液、 pH5,00中に再溶解させ、同じ緩衝液であらかじめ平衡させておい たCMセファデックス■C50の200rn1カラムに入れた。このカラムを、 0.5Mアセテート緩衝液、 pH8,5; 0.2M Tris−HCl中0 .3M NaCl、 pH5,0;0、2MTr 1s−HCl中のM NaC 1,pt(8,5;および0.2M Tris HCI中3M NaC1,pH 8,5により連続的に溶出した。PLA2は後者の緩衝液中に溶出した。PLA 2活性を有する両分をプールし。
次いでこれを0.05M Tris−HCI、 pH8,5に対して透析して。
凍結乾燥した。凍結乾燥した残渣を、 0.05MTris−HCI緩衝液。
pH8−5中で、続いて2M NaC1で再構成し、そしてこれを同じ緩衝液で あらかじめ平衡させた。 1.6X68anのセファデックス■G75カラムで クロマトグラフィーされた。
カラムを20d/時で溶出し、 PLA2活性およびタンパク含量の測定のため に2−8−の両分を回収した。活性分画をプールし、 0.05M Tris− HCI、 pH8,5に対して透析して、凍結乾燥した。この残渣を、1%S口 Sと10%グリセロールとを含有する0、0625M Tris−HCl、 p H9,5に溶解し、37℃で1時間インキュベートし915%ポリアクリルアミ ドゲルに作用させた。
準備用電気泳動を30mAで4時間実施した。ゲルを0.5c+n細片に切り出 した。タンパクを破砕して、0.1M Tris−HE:I緩衝液、 pH7, 5で溶出した。PLA、活性を有する両分をプールし。
凍結乾燥した。精l!および濃縮の工程を表1にまとめて示す。
表1 滑液 21.930 18.717 0.85 1 100透析 6,528  13.702 2.09 2.5 73(J−セファ1フクス ■C−50163,388513,33603,918セフ7デフクス @G−75 1.0 2,046 2.046.00 2.407.1 11準 備用 5O3−PAGE 0.195 75g 3,887.18 4,573.2  4記載されているように、0.1%SO3の存在下、15%ポリアクリルアミド ゲル中でポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)を行なった。オバルブミ ン、炭酸脱水素酵素、トリプシン阻害物質、ふよびラクトアルブミンを分子量マ ーカーとして使用した。サンプルを、2%SO3と10%グリセロールを含有す る0、0625M Tris−tlcl、 pif 6.8中9分析用PAGE については5%2−メルカプトエタノール(2−ME)と共に1oot”で6分 間、準備用5OS−PAGEについては2−吐なしで37℃において1時間培養 し。
次いでこれらをゲルに作用させた。電気泳動を30mAで4時間行ない、タンパ クのバンドをクマシーブリリアントブルーまたはパイオーラッド銀染色によって 染色した。スイッツアー(Sw i tzerら(1975) Anal Bi ochiIm98 : 231〜237゜硫酸ドデシルナトリウムおよび2−メ ルカプトエタノールの存在下でポストG−75画分(1,5+++cg)のポリ アクリルアミドゲル電気泳動は9分子量17におよび15Kに対応する2つのタ ンパクのバンドの存在を示していた。同じPLA2調製物につぃ0 て同一の電 気泳動像が、ジスルフエート結合を減少させるこ3 となく、得られた。PLA 、活性は15におよび17にの両バンドと8 関連かあ・た・ 5OS−PAGEからの溶出液以外の、実施例LA、あるいはHl に記載され ているすべてのPLA2調製物のタンパク測定は、バ嘆 イ”−ラ・ド法によ− て実施した・ブタ・ドアオード(Br“6「°・d)(1976) Ar+al  Biochim 72: 248〜254 、5OS−PAGEから溶出した タンパクは、トリクロロ酢酸沈降反応させた後、ローグーの方法によって測定さ れた。ピーダーリン(Peterson) (1977)Anal Bioch im 83:346〜356゜両方の方法において、ウシ血清アルブミンをタン パク標準品として使用した。
B、最終精製 初期精製からの物質を逆相C−4HPLCカラム1ご充填し、0.1以下のC参 照)そして活性画分をプールして、ケイ素化ファルコン(siliconize d Falcon)Nu2059チューブ中で一晩凍結乾燥した。ピークA、B #よびCと称する活性ピークを通常の方法で得、それぞれをさらに精製したく第 2図)。凍結乾燥したピーク物質をPAGE充填緩衝液(2,3%SO5,50 mM Tris。
10%グリセロール)中に再懸濁し、これを90℃で3分間加熱して、12.5 %アクリルアミドミニゲルに充填した。次に。
40、000dpmの1251標識したブタのプロ膵11PLA2をオートラジ オグラフ用マーカーとしてサンプル中に含有させた。電気泳動後、ゲルを30分 間オートラジオグラフにかけ、そしてオートラジオダラムを切断のガイドとして 用いて、ゲルを1.0−切片に切断した。この切片を破砕し、 10mM N− エチルモルホリノアセテート、pH7,0中で1〜2日間、この活性を溶出させ た。37℃で60分間インキュベートした後、溶出液1.0μlについて測定を 実施し、活性のプロフィールを得たく第2図)。ピークA、BおよびCのいずれ もが、プロ膵臓マーカーの直前の9分子量15.000に対応する切片から溶出 した。活性画分を第四アミンガラスファイバーフィルター上に直接スポットして 、乾燥させた。同じ緩衝液中でフィルターを各5分間ずつ4回洗浄し、乾燥した 。アプライド・バイオシステムズ(Applied Biosystems)気 相シークエンサーでエドマン(Edman)分解により配列分析を実施した。5 PLA2A型(ビークA)および5PLA−(ビークB)のNH2末端配列を第 1図に示す。
最終精製工程のための標準測定条件は、 50mM Tris、 pH8,0゜ 150mM NaC1、5,0mM CaC]=、 0.04% デオキシコー ル酸ナトリウム(DOC)、および基質としての22nmo lの2−ステアロ イル−2−(1〜” C〕アラキトニル−L−3−ホスファチジルコリン(PC 、アマ−ジャム(Amersham)NCLCFA、 655 )からなり、3 7℃で30分間インキュベートした。2%DOCに、新たに粉末化したPCを溶 解させて基質を調製し9次にこれを測定バッファー中で適当な濃度に溶出した。
あらかじめ加温しておいた基質を添加して50μlの反応液で反応を開始させ、 10μlの8M 酢酸を加えて反応を停止させた。反応混合物50μlをワット マン(Whatman)薄層クロマトグラフィープレートにスポットして乾燥し 、クロロホルム:メタノール:酢酸(90:10:1)を溶媒として用いて、こ のプレートをクロマトグラフィーにかけた。乾燥したプレートを一晩X線フィル ムに曝すか、あるいはその代わりに生成物(アラキトネート)と基質(PC)に 対応するバンドを削り取り、このバンドをシンチレーション液中で計数した。
うにさらに特徴づけた。
で標識した大腸菌KI2CfiOO株を基質として使用し、フランソン(Fra nson)ら(1978)J Lipid Res 19 : 18〜23の修 正方法〔バダス(Vadas)ら(1980) Life Sci 26 :  1721〜1729]によって定量した。測定は、 4.120cPm/nmo l Uン脂質の比活性を有するリン脂質5.6%mo lに対応する。1回の測 定あたり2.8×108大腸菌を使用して、基質過剰で実施した。総容量1.5 献の標準反応混合物は、 long BSA、7mM CaCIz、0.1mM  Tris−HCI緩衝液、および〔14C〕オレイン酸で標識した大腸菌を含 有していた。37℃で30分間反応を進行させ、0.45μmのミリポア・フィ ルターを通して濾過することにより反応を停止させた。酵素活性を非酵素性加水 分解に関して修正した。基質過剰の条件下で、基質加水分解の速度は、30分ま では、基質濃度が酵素濃度の5倍の範囲内を越えるまで1反応時間と直線的であ る。
放射性標識した合成基質である。ジパルミトイルホスファチジルコリンおよび2 −リルオイルー1−バルミトイルホスファチジルエタノールアミンに対するホス ホリパーゼ活性の測定は、 Anal Biochim 114 :64〜70  (シャカール(Shakir)。
(1981))に記載されているようにして行われた。標準インキュベーション 混合物は、総容量400μ!中に750nmo lのリン脂質、2mM CaC l2. 2mMデオキシコール酸ナトリウム(DOC) 。
0−09% トリトンX−100、およびO,1mM Tris−HCI緩衝液 中の酵素タンパクを含有していた。インキュベーションは、振とう水浴中37℃ で1時間、至適pH(以下参照)において実施0、1 、 V/V/V) 2, 0rn1.を加えて反応を停止させた。遊離した脂肪酸をシャカール(Shak ir、(1981)Anal Biochim 114:64〜70)の方法に よって抽出した。PLA2活性は、遊離した脂肪酸(nmol)/タンパク(m g>/時間(h)で表わす。
ルミトイルホスファチジルコリンおよび1−バルミトイル−2−リルオイルホス ファチジルエタノールアミンに対して測定した。使用した緩衝液は一定のイオン 強度を有する緩衝液であった:0.1M酢酸ナトリウムー酢酸(pH5〜6)、 0.1MTris−H[:1 (pH7mg ) 、および0.1Mグリシン− NaOH(pt19〜10)。
精製したPLA2のpH依存性を、2つの合成リン脂質基質であるジパルミトイ ルホスファチジルコリンおよび2−リルオイルー1−バルミトイルホスファチジ ルエタノールアミンを用いてpH5〜10の範囲内において検討した。ホスファ チジルエタノールアミンは広範囲のρ)I(6〜10)内で加水分解され、至適 PLA2活性はpH7,5〜8.0において認められた。ホスファチジルコリン に対するPLA2活性はpH7,0で最大を示し、pf18〜10で活性が急に 低下した。
PLA2の比活性は分析した3つのリン脂質のいずれもに匹敵するものであった 。大腸菌の膜リン脂質は最も活発に加水分解され、一方ホスファチジルエタノー ルアミンおよびホスファチジルコリンは、大腸菌リン脂質の加水分解率に対して それぞれ41%および27%の割合で加水分解された。洗浄剤(特に非イオン性 トリトンx−too >は、同様の構造においてリン脂質を可溶化する不活性基 質として作用するので、認議されたホスファチジルエタノールアミンおよびホス ファチジルコリンの活性は直接此較し得るものである。ロバーツ(Robert s)リン脂質基質 (r+mol/μタンパク・時)大腸菌リン脂質 122. 5 ☆大腸菌膜リン脂質の組成:ホスファチジルエタノールアミン48.6%、ホス ファチジルグリセロール25.0%、および力Jレジオライピン11.1%;バ ダスとプルリンスキ−(Vadas & Pruzanski)。
精製した酵素の部位特異性を、■−バルミトイルー2− (1−14Cl −バ ルミトイルホスファチジルコリンを基質として用いて決定した。測定系は、総容 量400μβ中に2mM CaC1,、2++M DOC。
0.09%トリトンX−100、および100μ!の酵素調製物とを含有してい るO、 LM Tr 1s−H[:I緩衝液 pl−17,5に分散した放射性 ホスファチジルコリン750nmolを含有してG)だ。反応Oよ37℃で3. 5時間行われ、クロロホルム−メタノール(2: l。
V/V)8mMを加えることによって反応を停止した。脂質をフォルシュ(Fo lch) ら、(1957)J Biol Chem 226 : 497〜5 09の方法によって抽出し、これをクロロホルム−メタノール−酸−水( 65  : 25 : 8 : 4, V/V/V/V )中でTLCニよって分離し た。脂質スポットをヨウ素蒸気に曝すことによって可視イヒした。ヨウ素を昇華 した後,標品PC, IJゾ(lyso) PCおよび遊離脂肪酸標準品に対応 するスポットを削り取り,シンチレーション液10rnlを含有するシンチレー ションノイイアル(こ入れて。
液体シンチレーションスペクトロメーター(へ・ツクマン(Beckma口)L S7500)において放射能を測定した。1−アシル−2− [1−I’C]バ ルミトイルホスファチジルコリンを毒物であるPLA.、粗製の滑液または精製 した滑液PLA2と共にインキュベートし,反応生成物を薄層クロマトグラフィ ーによって分析した。
93%をこえる総基質がヒガシダイヤガラガラヘビ(Crotalus肪酸に結 合しており,この時放射性産物の2.8%だけがIJソルシチンと共に移動し,  sn−2位でエステJし化した脂肪酸の選択開裂と一致した。同様に,粗製の 滑液および精製したPLA調製物の両方が放射性標識した基質をsn−2の位置 で選択的1こ加水分解し、95%を越える+4c−脂肪酸を、および5%未満の 2− [:”C]バルミトイルホスファチジルコリンを産生じた。
PLA 、とりゾホスホリバーゼとの結合活性(combined acti− vities)を妨げるために、粗製の滑液および精製した滑液ホスホリパーゼ を、 1− 〔L−”C’ 3バルミトイルホスフアチジルコリンと共に上記の ようにインキュベートした。生成物の薄層クロマトグラフィー分析は、放射性標 識の99%がリゾリン脂質基質と結合したままであり、放射能の0.05%だけ が遊離脂肪酸に結合していることを明らかにし、検出しつるりゾホスソリパーゼ 活性が実質上存在しないことを示唆した。これらのデータは、滑液ホスホリパー ゼに対する完全な2−アシル特異性き一致する。
C,PLA2活性におけるSOSの影響高精製したPLA2によるホスファチジ ルコリンの加水分解率へのSDSの影響を、シャカール(Shakir)の方法 (前出)を用いて検討した。SO8はPLA2の活性を濃度依存的に阻害した。
PLA2の阻害は、1mg/rrL1および0.1mg/mfのSO36度にお いて各々初期酵素活性の94%および7%の割合であった。準備用5O3−PA GEの有用性の評価において、スラブ・ゲル(slab gel)からの酵素の 回収率は、−貫してゲルに作用した酵素全体の95%と100%との間であった 。しかしながら、高精製したPLA2を続いて凍結乾燥すると、その結果、活性 の損失(約64%の損失)はかなりであった。
滑液PLA2を、放射性免疫検定法によりウサギ抗ヒト膵11PLA2に対する 免疫反応性について試験した。スターンビー(Sternby)ら(1984)  Biochin+ Biophys Acta 789 : 164〜169  。8−7から31. Onmol/ mj2−分の範囲内のPLA、活性(大 腸菌リン脂質基質を用いて)を有する分画していないリウマチ性滑液の10標本 を試験した。すべての場合において、抗ヒト膵1IiPLA2との実質的な交叉 感受性はなく、酵素測定によるPLA2の定量とRIAによるPLA2の定量も 相関関係がなかった(ド0.134)。
同様に、この抗体は精製(ex−セファデックス■G75) した両分を認識で きなかったく表■)。滑液に添加したブタ膵臓PLA。
についてRIAと酵素の分析物の相関関係は有意であった。
(以下余白) 滑液 1 8.67 <0.8 2 30、55 0.8 3 23、00 0.8 4 18、23 0.8 5 11.62 <0.8 6 16、37 0.9 7 16、67 4.3 8 18、08 :l’、 1 9 30、73 2.0 10 31、02 2.3 滑液十 0 μg 膵II PLA2 38.48 <0.81Mg膵臓 PLA211 9.93 13.015Mg膵[I PLA2881.98 51030μg膵 II PLA2 1422.72 64.0滑液PLA2 ex−セフ7デフクス■ G−7581,82<0.8(以下余白) ■、滑滑脱LA2配列のクローニング 2つの50−merコドン選択オリゴをRASFピークA配列から設計し、以下 のようにしてアンビギュイティーを最小にした=(a)オリゴをアンビギュイテ ィーの最も少ないコドングループ上に集め、そして(b)G:T結合させる。第 3図に示すように。
そのオリゴはアプライド・バイオシステムズ(Applied Bio−sys tems)のオリゴヌクレオチドシンセサイザーにおいて合成された。
オリゴをγ−”P−ATPJ6よびポリヌクレオチドキナーゼで標識し、これを クローンチック社(C1onetech Inc、) (7ウンテンビユー、カ リフォルニア州(CA))から入手したEMBL3−ヒト白血球ゲノムライブラ リーについてのハイダイゼーションプローブとして使用した。次に106の総プ ラークを、細菌株NM538を用いてL−ブロスを含有する20個の150 m m寒天プレートにまいた。プラークをニトロセルロースフィルター上に写し、真 空の炉内で80℃で2時間熱変性させ、そして、プレハイブリダイゼーション溶 液5xデンハート液、20%ホルムアミド6 X S S C,5hM NaP O−、100u g/mlのサケ精子剪断DNA)中37℃で2時間プレハイブ リダイズした。プレハイブリダイゼーション液+10%硫酸デキストランおよび 2X IQ’cpmの標識プローブ中、37℃で一晩ハイブリダイゼーションを 行った。そのフィルターを1 xO,16M Na[”l、 0.016M ク エン酸ナトリウム(SSC)、 0.1%硫酸ドデシルナトリウム(SOS)中 25℃で2回洗浄し、さらに同じ溶液中50t’で1時間の間、フィルターを1 回洗浄して9次いでこれを一70tで一晩オートラジオグラフ用フィルムに曝し た。その後、同じフィルターを55℃で再洗浄し、再び曝した。
2種類のシグナルが認められ9両方のプローブとハイブリダイズしたシグナルが 7個、 2779プローブだけとハイブリダイズしたシグナルが4個であった。
11のシグナルのいずれもが、3回の精製工程を通してプラーク精製された。フ ァージDNAをクローンから調製し、その制限酵素消化物をアガロースゲル分離 によって分析すると、明らかなりローンの数は2個に減少した。以後、これをク ローン6およびクローン1oとした。オリゴ2779は、55℃で洗浄すると、 クローン6およびクローン10と強くハイブリダイズした;オリゴ278oは同 じ条件下でクローン6と弱くハイブリダイズした。
2つの独特なりローンからのDNAをエンドヌクレアーゼHaem、 Rsa  I、およびAlu Iで消化した。完全な消化産物をフェノール/クロロホルム で抽出して、エタノールで沈澱させた。乾燥したペレットを10mM Tris 、 pH8,0,1mMEDTA中に再懸濁し、そして1.0μlのアリクウォ ットを、あらかじめSma■で消化しておいたバクテリオファージM13m g に連結した。
形質転換した大腸菌、JM101株の細胞を150 mmのL−寒天プレートに プレートし、37℃で一晩インキユベートした。生じたM13組換えプラークを 取り、そのフィルターを上述のようにハイブリダイズした。ハイブリダイゼーシ ョンシグナルに一致するプラークを取り、これを用いて一本鎖M13DNA鋳型 を作製した。クローンの配列決定はジデオキシ/酵素的方法を用いて行い、得ら れた配列を整理して、これをインテリジエネティックス(Intelligen etics)プログラムSe4およびGe1(インテリコープ社) (Inte llicorp Incj 、 ?ランテンビュー。
カリフォルニア州(CA))を用いてVAC38500コンピューター(ディジ タル社) (Qigital Carp、)で解析した。この2つの独特なホス ホリパーゼクローン6および10のエクソンに関する得られたクローン配列を図 4に示す。これらの配列は404bρAlul断片(クローン6)および約46 0 bp Alu I断片(クローン10)内に含有されている。クローン6お よび10をそれぞれλ5PLA2−6およびλ5PLA2−10と名づけだ。
λ5PLA2−6における5PLA2コ一ド配列は1元来ヒトA型遺伝子A型の エクソン2であると考えられた。以下のIIl、 B。
において同定するcDNA配列を使用して、ゲノミッククローン′ 中に残って いるエクソンを同定した。遺伝子の5゛非コード領域に予想外のイントロンが存 在することを見い出した。このため9元来、エクソン2であると考えられたもの は、実際にはエクソン3である。エクソン1をコードする配列を図7に示す、  1016から1038までの塩基は、 cDNAクローンの8から27の塩基に 正確に相当する。厳密な転写開始部位は決定されなかったがその最も有望な位置 は塩基1012あるいはそのすぐ上流である。潜在的なrTATA」配列がヌク レオチド968から974において認められ得、推定上のrcAAT」配列はヌ クレオチド904から909に存在する。
B、cO〜Aクローニング 60−+werオリゴヌクレオチドプローブを、第4図に示すλ5PLA2−6 のヌクレオチド配列上対合し、第1図に示すアミノ酸残基5〜24のコドンに対 応するように合成した。このオリゴヌクレオチドプローブを使用して、以下のも のを含有する各種の起源からのRNAプロットをスクリーニングした:細胞株H L60およびU937. ヒト着膜細胞、ヒト腹腔炎症浸出液細胞、ヒト膿細胞 、ブタ空腸組礁、ブタ膵臓組織、ラット膵臓組織、およびラット肝臓組織。かな りのレベルのRNAが、ヒト腹腔細胞にあけるハイブリダイゼーションにより検 出され、ヒト着膜細胞ではそれより低いレベルのRNAが検出された。
ガプラーとホフマン(Gubler &Hoffman) (1983) Ge ne 25:263〜269の方法に従い、腹腔細胞RNA (prep)から のポリA+メツセージからcDNAライブラリーを構築した。そのライブラリー を60−marプローブでスクリーニングし、フィルターをIX SSC,(L 1%SO5中60℃で洗浄した後、17の独立(discrete)重複シグナ ルを得た。lOのクローンからのDNAをPAGEによって分析した。すべての クローンが800〜l、 0(10bρの挿入部を含有していた。クローン1.  4.11およびI4と称する4つのクローンを、バクテリオファージM13へ のサブクローニングのために、およびその後の標準的手法によるDNA配列分析 のために選択した。これらのクローンのうちの1つであるλ5PLA2cDNA −4が、 5PLA2A型配列全体をコードすることが決定された。第6図を参 照されたい。その他のクローンは同じ配列を含有するか、あるいは5“未満で長 さがわずかに異なっており、異なる長さのポリAの尾部を有していた。他の点で は。
このクローンは、277位でCがTに置換されている以外同一であった。アミノ 酸に関するサイレント変異(silent mutation)はコドンによっ て規定される。典型的な翻訳終止配列、 AATAAAが塩基116から始まる ことが認められ得る。λPLA2cDNA−4によってコードされた成熟ペプチ ド配列は124のアミノ酸を含有し、そして13.919ダルトンの計算された 分子量を有する。
活性な組換え5PLA2を、テ;ゲウス(de Geus)ら(1987) N uc le ieガラクトシダーゼ融合タンパクとして、大腸菌のような細菌中 に産生じた。この方法は次のように5PLA2に適用させた。
まず最初にC未満でヌクレオチド588に挿入したCからGへの単一の塩基変化 により、 TGA停止コドンの17塩基下流に)lindIII部位を創製した 。この変化は、標準的な分子生物学的方法を用いて、−木端M13DNAのオリ ゴヌクレオチド定方向部位特異的変異により実施した。この変異したクローンD NAをBclIおよび旧ndllIで消化すると、tL熟タンパクの最初の9個 のアミノ酸残基以外は5PLA2コ一ド領域全体を含有する。 370bρ断片 を産生じた。これら9個の残基を開裂可能な融合部位(Trp)およびEcoR 1部位と共に、第8図に示す2つのオリゴヌクレオチドリン力−によって置き換 えた。370bpBcll−HindDI断片を2つのオリゴヌクレオチドと共 に、あらかじめEcoRIと旧ndI[Iで切断してふいた発現ベクターpHN F36に連結することにより。
発現構築物p86− IAを得た。pHNF36ベクターは、 pBR322バ ックボーン;大腸菌トリプトファンプロモーター; リポソーム結合部位;6個 のThr残基が続(、大腸菌β−ガラクトシダーゼ遺伝子のアミノ末端部分の一 部をコードする配列; EcoRIと旧nd111部位:および2つの強力な大 腸菌転写終止シグナル5PLA2構築物を含有する発現ベクターを使用して9発 現のために大腸菌株W3110 (ATCC受託番号27325)を形質転換し た。
適当な個体群密度の形質転換細胞の培養を播種した後、培地中に3−8−インド ールアクリル酸を添加して発現を誘導した。
誘導培地で9時間増殖させた後、細胞の約90%において封入体が観察された。
細胞分断後、封入体をペレットし、これを50mMβ−メルカプトエタノールを 含有するゲル充填緩衝液中で5分間煮沸した。非誘導培養ふよび対照培養からの 類似の抽出物のゲルと比較してみると1発現構築物で形質転換した誘導培養にお いては顕著に15kdバンドが観察された。このバンドは精製封入体抽出物から 得られるゲル中にかなり多く。
準備用SO3−ポリアクリルアミドゲルから得られるこの融合タンパクを大規模 に分離した。このようにして調製した融合タンパクを、抗体産生のためにウサギ 、ラットおよびマウスに注入した。
精製した融合タンパク画分はデ・ハース(DeHaas)ら(1987)(前出 )が述べたまうなS−スルホン化方法により活性化し得る。活性化後、融合タン パクはTrp残基において開裂され得。
成熟ヒ) PLA2を放出する。その代わりに、逆の順序で2つの工程を行なう と、活性タンパクがより大きな収量で得られる。
来の精製工程を使用して、β−gal リーダー(β−gal 1eader) から5PLA2が分離され得る。
B、ワタシニアウイルス 組換え5PLA2ポリペプチドは、ワタシニアウイルス発現ベクターを使用して 、W乳類細胞においても提供し得る。このような発現ベクターは当該技術におい て公知である。例えば。
PCT特許公開第WO36/ 07593号(CB[: PO2)を参照された い。
例えば、チャクラバーチ4 (Chakrabarti) (1985)Mol  Ce1l Biol下の実験計画案(protoco 1)に従って使用した 。オリゴヌクレオチド部位特異的変異によって塩基127をAからGに変えて。
ATG開姶コドンから5bρ上流にSac 1部位を作製したこと以外は、上述 のようにして5PLA2コ一ド断片を調製した。従って、コード領域は469b p Sac I −H1ndIII断片上に含まれている。次に、この断片を、 あらかじめSma Iで切断したワタシニアベクターpSC−11に平滑末端連 結した。得られたDNAを回収し、これを用いて標準的手法で培養した哺乳類C V−を細胞のワタシニア感染単層をトランスフェクションした。得られたプラー クを数段階の感染を通して精製した。
第9図に示すように、細胞および培地の両方に存在するPLA2活性を測定する ことにより1時間経過と共に培地中にPLA2のかなりの蓄積が示された。同じ ようにして調製した培地が大量に得られ、このため、これらの細胞によって発現 される活性を有する組換えPLA2酵素が、標準的精製工程によって得られ得る 。さらに、これらの細胞から精製した感染ウィルスを使用して、活性酵素を認識 する抗体の産生のためにウサギおよびマウスに接種した。マウスにおいてかなり の力価に到達すると、酵素活性を阻害するモノクローナル抗体が同定され得る。
この同定は、上述したPLA2測定での活性を阻害する能力に関してハイブリド ーマクローンをスクリーニングすることにより行われる。
■、滑滑脱LA2に対する阻害抗体 ヒト着膜PLA2配列のセグメント: (i) 67〜85 (GTKFLSY KFSNSGSRITC)および(i i) 109〜132 (NKTTYN KKYQYYSNにH3RGSTPRC)に対応する2つのペプチドを合成し、 これらとグルタルアルデヒドを有するオバルブミンとを結合させて、これらを別 々にウサギを免疫するために使用した。
Elisa測定による測定で1 : 40.000の力価を有する両ペプチド複 合体に対する抗血清を得た。マツキンニー(McKinney)およびパーキン ソン(Parkinson) (J Immun Meth 96:271〜2 78、(1987)の方法により抗血清および対照血清からIgGを精測定のた めの滑層PLA2活性の起源は、ヒトメタロチオネインプロモーターの転写制御 下で滑層PLA2配列によりトランスフェクトした細胞からの、チャイニーズハ ムスター卵巣細胞馴化培地の部分精製した調製物であった。部分的な精製は。
イオン交換クロマトグラフィー(モノQカラム、 50mM Tris−HCI  、 pH8,0中0〜2 M Na(:]勾配)、透析および凍結乾燥によっ て達成された。
前に、37℃で1時間、測定緩衝液中でブレインキュベートするという変形を行 ったこと以外は上述のようにして行なった。
各ペプチドに対する抗体とブレインキュベートすると、対照1gGと比べて約5 0%の活性阻害を生じる。その結果を表■に示す: 表■ モノクローナル抗体によるPLA2の阻害試料 加水分解% 対照1gG 43% pepHgG 25% pep21gG 17% 本発明は、ある特定の実施態様によって上記のように例示され得るが、これらの 特定実施例は、添付の請求の範囲で述べられるような本発明の範囲を制限するこ とを意図するものではない。
FIG、2 五 分 ぐ ロロロロロロ0ロロロロロロロロ00oロ0ロロ0ロロロロロロ0ロロロロロL ) NINのωロ呼ザ!ロロロ1ψψへ〜〜ロロΦザすザロ0口1Dψ〜〜ロロ です1ψ−一一一一へI′+Iへ一門一一門一でマす!苛曾い一φ11ψQ―さ さ一^の口ψ ムー sPL^2違ft、iEl’J (L7ノン1−5)FIo、 7−1 FIG、 7−2 FIo 7−3 ワクシニア PLA2の藁稽 FIG、9 国際調査報告

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2(sPA2)のコード配列を有する非相同領 域を含む二本鎖DNA構築物を含有し,該非相同領域を含まない構築物を実質的 に含有しない,組成物。
  2. 2.請求項1に記載の組成物であって,前記コード配列は,成熟sPLA2 の アミノ酸配列をコードする。
  3. 3.請求項1に記載の組成物であって,前記コード配列は,酵素前駆体のアミノ 酸配列をコードする。
  4. 4.請求項1に記載の組成物であって,前記哺乳類はヒトである。
  5. 5.請求項1に記載の組成物であって,前記sPLA2は可溶性である。
  6. 6.請求項1に記載の組成物であって,前記sPLA2は,天然のsPLA2配 列におけるHis46に対応するアミノ酸がHisではない,変異タンパクであ る。
  7. 7.請求項6に記載の組成物であって,前記His46に対応するアミノ酸は, GIuまたはASpである。
  8. 8.請求項1に記載の組成物であって,前記DNA構造物は,さらにレプリコン を含む。
  9. 9.請求項8に記載の組成物であって,前記レプリコンは細菌プラスミドである 。
  10. 10.請求項8に記載の組成物であって,前記レプリコンは酵母プラスミドであ る。
  11. 11.請求項8に記載の組成物であって,前記レプリコンはバクテリオファージ である。
  12. 12.請求項8に記載の組成物であって,前記レプリコンは染色体である。
  13. 13.次の工程を包含する,組換え体哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2(sPLA 2)の製造方法: 細胞内で機能し得るレプリコンを該細胞内に含む形質転換細胞群を提供する工程 ,ここで該レプリコンは該細胞内で機能し得るプロモーターの制御下にあるコー ド配列を含み,該コード配列は哺乳類sPLA2をコードし,該細胞群は実質的 に他の細胞を含まない; 該哺乳類sPLA2を発現する条件下で該細胞群を増殖させる工程;および 該哺乳類sPLA2を回収する工程。
  14. 14.請求項13に記載の方法であって,該細胞は細菌細胞である。
  15. 15.請求項13に記載の方法であって,該細胞は酵母細胞である。
  16. 16.請求項13に記載の方法であって,該細胞は哺乳類細胞である。
  17. 17.請求項14に記載の方法であって,該レプリコンはプラスミドである。
  18. 18.請求項15に記載の方法であって,該レプリコンはプラスミドである。
  19. 19.請求項16に記載の方法であって,該レプリコンは染色体である。
  20. 20.請求項13に記載の方法であって,該哺乳類はヒトである。
  21. 21.実質的に夾雑タンパク質を含まない哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2(sP LA2)を含有する組成物。
  22. 22.請求項21の組成物であって,該sPLA2はsPLA2A型である。
  23. 23.請求項21の組成物であって,該sPLA2はsPLち2B型である。
  24. 24.請求項21の組成物であって,該sPLA2はsPLA2C型である。
  25. 25.請求項21の組成物であって,該sPLA2は,天然のspLA2におけ るHis46に対応するアミノ酸がHisではない,変異タンパクである。
  26. 26.請求項25の組成物であって,前記His46に対応するアミノ酸はGI uまたはAspである。
  27. 27.哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2に固有のエピトープを認識する抗体を含む 組成物。
  28. 28.炎症性疾患に罹患している哺乳類に,有効量の抗哺乳類滑膜ホスホリパー ゼA2抗体組成物を投与すること,を包含する治療方法。
  29. 29.哺乳類由来の滑液試料を提供すること,および定量分析において該試料中 の哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2(sPLA2)A型およびB型の量を測定する こと,を包含する方法。
  30. 30.請求項29の方法であって,前記定量分析は免疫学的検定法である。
  31. 31.抗原,薬学的に受容され得る非経口賦形剤,および少なくとも1種のアジ ュバントを含むワクチン組成物において,哺乳類滑膜ホスホリパーゼA2(sP LA2)をアジュバントとして使用すること。
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