JPH04506333A - 荷物運搬装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 荷物運搬装置 本発明は装置のケースに旋回可能に枢着された荷物フックと、荷物ローブのため の接続部と、フックの口のためのラッチと、遠隔制御により荷物フックを旋回し 、それと共に荷物フックから荷物をおろすためにフックの口を開放する装置とを 備えた荷物運搬装置に関する。

上記の公知の荷物運搬装置は特にヘリコプタ−向けに市販されている。この種の 用途においては荷物を場合によっては荷物フックから投下できることが重要であ る。フックの口にあるラッチは通常ばねが負荷されており、正常な飛行時の要求 に対して十分である。

しかしヘリコプタ−が荷物と共に突然失速すると、荷物ローブがゆるんで、ばね によりロッキング位置にあるラッチを外側から変位させると共にフックの口を開 放し、こうして危険な状態が生じることになる。

この発明は上述の欠点を回避することができる荷物運搬装置を提供することを目 的とする。

本発明に基づく荷物運搬装置は、装置のケース内で往復動可能であって、ロッキ ング位置がフックの口を開放するラッチの運動路にある、フックの口の開放防止 のためのロッキングバーを特徴とする。

本発明に基づくこのロッキングバーによって、ロッキング位置にあるラッチがロ ッキング位置に確実拘束的に保持される。

図面に本発明の実施例を示す。第１ｒＩＩＪは荷物ローブを除いた荷物運搬装置 の下部の一部切欠いた側面図、第２図は荷物ローブを略図で示した第１図に示す 装置の９０″回転して示した拡大詳細図、第３図は装置のケースを垂直方向に開 き、ラッチと除いた第１図と同様の図を示す。

荷物運搬装置は外形輪郭２を有する装置ケース１を備えている。ケース１には、 荷物フック３が軸４を中心に旋回し得るように枢着されている。荷物フック３は 操作アーム５に相対的に回転せぬように連結されている。従って操作アーム５（ 第３図）も軸４を中心に旋回可能である。装置は荷物ローブ７（第２図）のため の、略図で示す接続部６を有する。５１１図で明らかなようにフックの中にラッ チ９があって、図示しないばねによってフックの口８を閉じる第１図の閉鎖位置 に押し込まれ、その際ラッチ９は部位１０を中心に旋回可能である。第１図及び 第３図で荷物フック３は作動位置にある。即ちこの位置で荷物フック３は荷物を 担持することができる。遠隔制御で荷物フック３を旋回するための図示しない装 置は不作動状態にある。

該装置が駆動されるとフックの口８が開放され、荷物が荷物フック３から外され る。　□ 上記の装置は公知であり、図示及び詳細な説明は省略する。この点については遠 隔制御を介して電気信号が磁石に送られ、磁石がロッキングロッドを動かし、予 め振れ止めとして操作アーム５に矢印Ａ（第３図）の方向に働くロッキング部材 を引き外すとだけ述べて置く。そこでこの振れ止めＡが外れると、荷物フック３ が時計回りに旋回し、操作アーム５が鎖線の位置５′を取る。操作アーム５のこ の運動は空気ばね１１の力に抗して行なわれる。次にこの空気ばねが弛緩するこ とによって荷物フックが再び図示の作動位置に戻る。

荷物運搬装置の上述の構造は既に公知である。

第１図で明らかなように、ロッド１２の形の往復動可能なロッキングバーが装置 のケース１の中にある。

このロッドは軸方向に移動可能であり、第１図の実線は不作動位筐を、鎖線は作 動位置１２′を示す。ロッド１２はばね１３により軸方向に負荷されている。ば ね１３はロッド１２を第１図で右に、ロッキング位置１２′　（使用位置）に押 しやろうとする。このようにしてこのばね１３は一端がロッド１２に、他端がね じ付きビン１４を介してケース１に支えられる。ロッドは環状溝１５を有する。

第１図と第２図に示すように、保持Ｊ％１６のばね仕掛の突出部１７がこの環状 溝に係止される。保持具１６は下部の遊動軸１８及び荷物ローブ７の接続部６の ための上部の二叉状端１９を有する。保持具１６は遊動軸１８と二叉状端１９の 間に円筒部２０を有する。円筒部２ｏは軸線２１を中心に回転し得るように装置 のケース１に支承される。このため２個のころがり軸受２２及び２３がある。こ ろがり軸受２２の下に弾性リング２４があり、更にスペーサリング２５とシール リング２６がある。保持具１６と接続部６は装置のケース１に対して第２のばね ２７（さらばねセット）の力に抗して垂直方向即ち軸２１の方向に移動し得るよ うに支承され、その際第２図の円筒部２０がころがり軸受２２から上へ遊離する 。この場合保持具１６はナツト２８ところがり軸受２３を介してさらばねセット ２７に支えられる。遊動軸１８の下端にピン状に形成された突出部１７があり、 ばね２９により下に向けてブシュ３０に押し付けられる。

このようにして遊動軸１８は第２のばね２７（さらばねセット）の中にある。２ 個のころがり軸受２２及び２３により装置のケース１は荷物ローブ接続部６に対 して、またそれと共に保持具１６に対して軸線２１を中心に回転自在である。ま た装置のケース１はさらばねセット２７により荷物ローブ接続部６に対して縦軸 ２１に弾支られる。

装置のケース１に歯車３１が回転可能に支承され、歯車３１につめの形の駆動部 材３２が取り付けられている。歯車の一方の回転方向では歯車は駆動部材３２と 回転不能に連結され、他方の回転方向では歯車３１と駆動部材とは相対的に自由 に回転することができるとして作用する。

ロッド１２は第１図に示すラック部分３３を有する。ラック部分３３は歯車３１ とかみ合う。第３図で明らかなように操作アーム５はローラ３４を担持する。

駆動部材３２が位置３２′にあれば、ローラ３４は後述のように駆動部材３２と 係合する。操作アーム５が位１５’にあれば、ローラ３４は第３図の位Ｒ３４′ にある。

上述の装置による操作は次の通りである。

装置の作動位置で荷物フック３は第１図及び第３図の図示の位置にある。荷物フ ック３にまだ荷物が吊されてないので荷物ローブ７はまだ負荷されないがら、全 ｉ＊は第１図の位置にある。即ち保持具１６の突出部１７が環状溝１５の中にあ るので、ばね１３はロッド１２を第１図の位１’１２’へ押しやることができな いから、ロッド１２は不作動位置（非ロッキング位置）にある。従ってラッチ９ を第１図で左へ旋回することができるから、荷物をフック３に引掛けるためのフ ックの口８は開放されている。次にラッチ９は再びばねが負荷されて第１図に示 す位置に戻る。そこでフック３に吊した荷物がヘリコプタ−で地面から引き上げ ると、この荷物がさらばねセット２７を圧縮するような規模のものであるときは 、保持具１６の突出部１７が第１図で上方へ移動され、ロッド１２との係合は開 放される。今度はばね１３はロッド１２をロッキング位置１２′へ押しやる。従 ってラッチ９は位置１２′にあるロッドに衝接するので該ラッチは第１図で上方 へ旋回することはできない。従ってフックの口８は閉じたままである。上記のよ うにして、ヘリコプタ−がフック３に吊した荷物を所望の場所へ運搬すると、そ の際荷物は装置のケースと共にころがり軸受２３により荷物ローブ接続部６に対 して所望の方向に自由に回転することができる。この場合保持具１６の円筒部２ ０はころがり軸受２２から引き離されている。そこでヘリコプタ−が突然失速し て、荷物ローブ７がもはや荷重を受けない場合は、さらばねセット２７が弛緩し 、保持具１６は装置のケース１に対して降下し、突出部１７がロッド１２の外周 面に出会い、ばね２９との合力により内側へ片寄ることができる。従って、保持 具１６はロッド１２に密接しない。またロッド１２は位ｆ１２′にあるから、フ ック３に吊した荷物（及びたるんだ荷物ローブ７）が外からフックの口８に進入 することもできないし、また荷物がフック３から離脱することもない。ヘリコプ タ−の失速と荷物及び荷物運搬装贋の６由落下を、さらばねセットにより弾力的 に吸収することができ、その際別の方向の衝撃も弾性リング２４で吸収すること ができる。

上記動作ではロッド１２は依然としてロッキング位置１２′にある。それはロッ ドはばね１３によって、この位置に押しやられているがらであり、その際ラック 部分３３が歯車３１を回転したから駆動部材３２は位置３２′にあるのである。

即ちこの操作で歯車３１と駆動部材３２とは相対的に回転しないように結合され ている。

今度は、ヘリコプタ−が遠隔制御により、荷物を荷物フック３から外す場合を説 明する。このときは、冒頭で説明したように遠隔制御により荷物フック３を第１ 図及び第３図で時計回りに旋回してフックの口８を開き、荷物とフック３の係合 を解除する。そのときフック３は下方へ旋回するので、操作アーム５は位置５′ に達する。駆動部材３２の位置３２′はローラ３４の運動路にある。この回転方 向では歯車３１は駆動部材３２に対して自由に回転するフリーホイールとして作 用するので、駆動部材３２はこの場合歯車３１を動かさずに逆時計回りに旋回す る。ローラ３４が位置３４′に達する。このときロッド１２は引続きロッキング 位置１２′にある。荷物をおろした後、空気ばね１１は操作アーム５、及びそれ と共に荷物フック３をｆｆ１３図に実線で示す位置に再び押しやる。このときロ ーラ３４が位置３２′にある駆動部材３２に衝接し、該駆動部材３２は実線で示 す位置に旋回する。この場合駆動部材３２と歯車３１の間に回転不能な結合があ るから、こうして歯車３１が回転され、ロッド１２がばね１３の力に抗して不作 動位置へ移動させられる。

ロッド１２として形成されたロッキングバーがこうして不作動位置へ移動され、 荷物フック３は作動位置へ移動される。第１図のロッド１２の不作動位置で荷物 が外されると、保持具１６の突出部１７が再び第１図の環状溝１５に係合する。

フックの口８が全開するまで１４１図のラッチ９を上へ旋回することができるの で、荷物フック３は今や新らしい荷物を受け取ることができる。

国際調査報告 国際調査報告 ＣＨ９０００１８５ Ｓ＾　３８７９７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．装置のケース（１）に旋回可能に枢着された荷物フック（３）と、荷物ロー プ（７）のための接続部（６）と、フックの口（８）のためのラッチ（９）と、 遠隔制御により荷物フック（３）を旋回し、それと共に荷物フック（３）から荷 物をおろすためにフックの口（８）を開放する装置を備えた荷物運搬装置におい て、装置ケース（１）の中で往復動可能であって、ロッキング位置（１２′）が フックの口（８）を開放するラッチ（９）の運動路に設けられ、フックの口（８ ）の開放の防止のためのロッキングバー（１２）を有すること、を特徴とする装 置荷物運搬装置。 ２．ロッキングバーがばね仕掛のロッドとして構成されており、ばね（１３）は ロッド（１２）をロッキング位置（１２′）へ移動させようとし、またロッドに 作用する荷重依存性の保持具（１６，１７）があって、第２のばね（２７）を介 して装置のケース（１）に垂直（２１）に支えられること、を特徴とする請求項 １に記載の装置。 ３．第２のばね（２７）がさらばねセットであり、その一端が装置のケース（１ ）に、他端が荷物ロープ（７）のための接続部（６）に支えられて装置のケース （１）を荷物ロープ接続部（６）に対して弾支すること、を特徴とする請求項２ に記載の装置。 ４．保持具（１６）が第２のばね（２７）の内部にある遊動軸（１８）を有し、 この遊動軸が荷物ロープ（７）の接続部（６）を担持し、また装置のケース（１ ）を荷物ロープ（７）接続部（６）に対して回転自在に支承するために、遊動軸 （１８）が縦軸を中心に回転し得るように装置のケース（１）に支承されること 、を特徴とする請求項１又は２に記載の装置。 ５．旋回可能な荷物フック（３）が操作アーム（５）を有し、荷物フック（３） が作動位置に旋回すると共にロッキングバーを不作動位置に移動するために、往 復動可能なロッキングバー（１２）のための駆動部材（３２）が操作アーム（５ ）の運動路にあること、を特徴とする請求項１に記載の装置。 ８．ロッド（１２）が歯車（３１）とかみ合うラック部分（３３）を有し、歯車 （３１）が一方の回転方向で互に相対に回転不能に駆動部材（３２）と連結され 、他方の回転方向で歯車（３１）と駆動部材（３２）の間にフリーホイールが働 くこと、を特徴とする請求項２及び５に記載の装置。 ７．保持具（１６）の遊動軸（１８）にばね仕掛のピン（１７）が設けられ、保 持具（１６）のばね仕掛の突出部を形成することを特徴とする請求項２及び４に 記載の装置。 ８．保持具（１６）の遊動軸（１８）がころがり軸受（２２，２３）を介して装 置のケース（１）に回転可能に支えられていること、を特徴とする請求項４に記 載の装置。 ９．遊動軸（１８）が荷物ロープ（７）の接続部（６）のための二又状上端部（ １９）を有すること、を特徴とする請求項４，７又は８に記載の装置。 １０．ロード（１２）がロッキング位置（１２′）に移動するのを防止するため に、ロッド（１２）が環状溝（１５）を有し。保持具（１６，１７）がこの環状 溝に係止されること、を特徴とする請求項２又は６に記載の装置。