JPH04506328A - 液面調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は概して缶充填システムに関し、特に缶内に充填される液体の量を正確に 調整するための手段を備えた缶充填システムに関する。

発明の背景 飲料用缶等の飲料用容器は、シーマ機で缶の上部を処理する直前に、缶充填機内 でビール、清涼飲料等の飲料を充填される。生産性と生産速度を高めるために、 缶充填機は高速で作動するように設計されてきた。代表的な高速缶充填機では、 毎分約１８００缶の速度で缶を充填することができる。州及び連邦基準に合致す るように、缶充填機を通過する多缶は少なくとも借上に記載された液量オンス数 で充填される必要がある。これを達成するために、多缶に製品を溢れでるほどに 充填し、その後、塩ブレーカ及びアンダーカバーガスアを用いた泡立てにより余 分な製品を除去することが一般に行われている。

これは、製品の損失に繋がる。缶が１２液量オンス用であってその製品がある特 定のブランドのビールである特定の操業において、適正に充填された缶の重量は ３７４グラムである。充填される缶の数が極端に多いことを考えると、この余計 に充填する量をできるだけ少なくすることが経済的にも望まれる。容器毎にビー ルの１グラムの節約になる調整は極めて重要である。従って、缶充填機の各缶充 填ユニットにより缶内に充填される液体の液面を正確に調整することが大いに望 まれる。缶充填ユニットの１つの類型においては、缶に充填される液体の液面を 調整するために、スターラップに取り付けたベント管を用いているが、液面を調 整するためには、スターラップを除去し、機械作業を行い、再びスターラップを 取り付ける必要がある。別の類型の缶充填ユニットでは、ボールケージレベル調 整装置の位置を調整するためにシムを用いているが、このシステムは不便であり 手間がかかる。

発明の詳細な説明 本発明は、各缶充填ユニット内に取り付けられた液面調節器を適正に位置決めし て缶の充填を正確に行うための調節手段を備えた缶充填機の各缶充填ユニットを 提供するものである。

本発明の好ましい実施例は、各缶充填ユニットのハウジング内に液面調節器を備 えた従来の缶充填機に用いられる。缶に充填される液体の液面は液面調節器によ り調節され、この液面調節装置はハウジング内を上方に延びるように、ハウジン グに取り付けたチューリップに設けている。、本発明に従えば、液面調節器をチ ューリップに取り付けて液面調節器とチューリップとの間に相対的な直線摺動を 付与する取り付は手段を設けている。調節手段はチューリップの外部表面に取り 付けられ、チューリップを通って延び且つ取り付は手段に接続された部分を有し ている。その結果、調節手段の動作により液面調節器とチューリップとの間に相 対的な直線摺動が生じ、それにより缶内に充填される液体の液面を調節する。取 り付は手段は、概してＬ字形の、一端に液面調節器を支持する支持体を有し、他 端にチューリップの内表面の一部に直線的に延びる溝において直線的な摺動を行 うための機械加工された表面を有する長尺部材より成っている。

調節手段は、チューリップの側壁を通って延びる開口部内に回動可能に設けられ た軸を有している。軸は、その一端部に、径方向に延びるスロットを形成した径 が拡大された頭部を備えている。軸は、その他端部に軸を回転させるための操作 手段を備えている。長尺部材の他端部には、長尺のスロットが形成され、そこか ら外方向に延びるピンを備えている。調節手段の組み立ては、長尺部材の他端部 を溝内に設置し、ピンを頭部内の溝に嵌合するように軸を長尺のスロット、更に はハウジングの開口部を貫通させ、軸の回転が溝の長尺部材の他端部の摺動を引 き起こすように操作手段を軸に固定することにより行われる。指示手段はハウジ ング内の液面調節器の位置を指示するために設けられている。

特表千４−５０６３２８　（３） 図面の簡単な説明 本発明を分かりやすく解説するため、現在のところ好ましい実施例を添付図面に 示す。ここで、図１は従来技術の缶充填ユニットの各部を断面で示した正面図、 図２は本発明の好ましい実施例の各部を断面で示した正面図、 図３は図２の左側から見た部分側面図、図４は本発明の取り付は手段の分解斜視 図、図５は図４の正面図、 図６は図３の線６−６の横断面図である。

発明の詳細な説明 図１において、従来の缶充填システムの缶充填ユニット２の下部を示す。缶充填 ユニット２は、缶に液体を充填する装置を収容するハウジング４を有している。

チューリップ６がハウジング４に摺動自在に取り付けられ、封止手段８がハウジ ング４とチューリップ６との間に設けられている。ハウジング４は充填される缶 の長手方向軸線と一致する長手方向軸線１０を有する。封止部材１２がチューリ ップ６の凹部に設けられ、充填作業の間、缶の頂部と接触するようになっている 。スターラップ１４は、その一方の端部１８にベント管等の液面調節装置２０を 保持する支持手段１６を備えている。調節装置２０は缶充填操作により供給され る液体の量を調整して缶内の液面を調節する。他方の端部２２は開口部２８を貫 通するねじ付きボルト２６により内部表面２４に取り付けられ、ねじ付きボルト ２６と係合するナツト３２により側壁３０に固定されている。

図２に示す缶充填ユニット４０の下部は、図１に対応して同じ参照符号を付され た多くの部品を有している。

液面調節装置２０を移動可能に支持する取り付は手段は、図４乃至図６に詳しく 示すように、開口したＵ字形スロット４８を有する支持手段４４をその一方の端 部４６に備えた概してＬ字形の長尺部材４２よりなる。液面調節装置２０は、ハ ウジング４内に上向きに延びるように支持手段４４に取り付けられている。Ｌ字 形長尺部材４２の他方の端部５０は一対の離隔した側壁５４を有する支持アーム ５２を備え、この側壁５４は概して平面で直線的に延びる平行な表面を有してい る。調節手段は支持アーム５２に形成された直線的に延びるスロット５６を有し 、ピン５８が以下に述べる目的のために表面６０から外方向に突出している。図 ６には、直線的に延びる側壁６６を有する溝６４がチューリップ６の内部表面２ ４に形成され、支持アーム５２が摺動できるように側壁５４を受容するようにな っている。

調節手段は更に、チューリップ６の側壁３０内の開口部７４を貫通し概Ｉ−で円 筒状の外部表面７２を有する軸７０を備えている。開口部７４は外部表面７２の 概して円筒状の部分の直径より僅かに大きい直径を有する概して円筒状の内部表 面を備えているので、軸７０は開口部７４内で回転できる。軸７０の一方の端部 に一体形成された径の大きい頭部７６は、概して円筒状の外部表面７８を有し、 後述する理由のために径方向に延びる開口したスロット８０をその内部に形成し ている。軸７０の他方の端部は側壁３０から外側に突出するねじ部８２を有する 。側壁３０とワッシャ８６との間に位置する封止材８４は、その間で相対的な回 動ができるように軸７０に取り付けられている。ねじ部８２には対向する平坦部 ８８を設けることにより、開口部９２を有する指示板９０をその上に取り付けて 一体的に回転させ、指示板９０と軸の他方の端部との間の相対的な回動を防止す るための回転防止手段を形成してもよい。この場合、開口部９２は、対向する平 坦部を有するねじ部８２の横断面形状に類似した横断面形状を備えている。図３ において、指示板９０は側壁３０のマーク９６と共働する表示９４を有し、液面 調節装置２０の位置を示している。ナツト９８はねじ部８２と螺合して、支持ア ーム５２と溝６４との間に摩擦力を付与し、支持アーム５２を溝６４内の所望の 調整位置に保持している。

操作中、支持アーム５２は溝６４内に設置され、軸７０のねじ部８２はスロット ５６を貫通して開口部７４内に延びる。軸７０の動作は、径が大きくなった頭部 ７６が表面６０と接触し、ビン５８がスロット８０に嵌合するまで継続される。

封止材８４、ワッシャ８６、指示板９０、及びナツト９８がねじ部８２上に取り 付けられ、ナツト９８は支持アーム５２が溝６４と係合するように締め付けられ る。ナツト９８の締め付けの間、指示板９０と軸７０は回転にしないように維持 されるので、指示板９０はマーク９６に対して適正位置に置かれる。平坦部８８ 、スロット８０、及びビン５８は、指示板９０がねじ部８２上にありゼロ表示が マーク９６に対向するとき液面調節装置２０が作動位置にくるように、互いに位 置決めされている。液面調節装置２０の位置を変えたい場合には、ナツト９８を 緩めて指示板９０をプラス又はマイナスの方向に回転し、ナツト９８を締めつけ て軸７０を調整位置に維持する。従って、指示板９０は、その回転が軸７０を回 転させて指示アーム５２と調整手段の摺動を生じさせるような作動手段として機 能する。軸７０の回転は径の大きい頭部７６を回転させるので、径方向溝を画成 する壁はビン５８を支持し、支持アーム５２を溝６４内で直線方向に移動させて いる。支持アーム５２の直線方向の動作は、長手方向軸線１０と平行である。

缶充填ユニット４０が全て缶充填機に取り付けられると、機械が作動して缶充填 ユニット４０により充填される缶内の液面は従来の装置により測定される。その 後、各缶充填ユニット内の各液面調節装置２０は測定値に従って特表平４−５０ ｆ；３２８　（４） 調整される。

以上、本発明を分かりやすく説明するために現在のところ好ましい実施例を説明 してきたが、本発明の進歩的な概念は別の態様で種々具現且つ実施され得ること 、並びに、添付請求の範囲が従来技術により限定されない限りそのような変形例 を包含するものであることは理解されよう。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の７第戸の平成３年８月２日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．長手方向の軸線を有するハウジング内に缶充填装置を設置するとともに缶内 に充填される液体のレベルをハウジング内に設置した液面調節器により調整する 缶充填作業において用いられる液面調節装置であって、前記液面調節器を前記ハ ウジング内に取り付け、前記液面調節器と前記ハウジングとの間に相対移動を付 与する取り付け手段と、前記ハウジングに摺動可能に取り付けられ、充填する缶 の頂部と接触する部分を有するチューリップと、前記チューリップの外部表面に 取り付けられ、前記チューリップを通って延び前記取り付け手段に接続された部 分を有する調節手段であって、この調節手段の動作により前記液面調節器と前記 ハウジングとの間に前記相対移動を生じさせ、それにより前記缶に充填される前 記液体の液面を調節する調節手段と、を備えたことを特徴とする液面調節装置。
2. ２．前記液面調節器と前記ハウジングとの間の前記相対移動が直線方向であるこ とを特徴とする請求の範囲第１項記載の液面調節装置。
3. ３．前記取り付け手段が、概してＬ字形の長尺部材と、前記長尺部材の一方の端 部に設けられ、前記液面調節器を支持する支持手段と、前記長尺部材の他方の端 部に設げられ、概して平坦な表面を有する平行に離隔した一対の側壁を備えた支 持アームと、前記チューリップの内部表面の一部に形成されて直線的に延びる側 壁を有し、前記支持アームの前記側壁を受容してその内部で直線的に摺動させる 溝と、を備え、前記調節手段が前記溝の所望の位置に前記支持アームを保持して 前記溝内の前記支持アームに前記直線的な摺動動作を行わせる力を付与すること を特徴とする請求の範囲第２項記載の液面調節装置。
4. ４．前記調節手段が、前記チューリップの側壁を通って径方向に延びる閉口部と 、前記開口部を通って延びその内部に回動自在に取り付けられる軸と、前記軸の 一方の端部に設けられた径が拡大された頭部と、前記径が拡大された頭部内で直 線的に延びるスロットと、前記支持アーム内に設けられ、前記軸は貫通するが前 記径の拡大された頭部は貫通できないように寸法決めされた閉じたスロットと、 前記支持アームから外側に突出し、前記径が拡大された頭部内の前記直線的に延 びるスロット内に嵌合するピンと、前記軸の他方の端部に固定され、その回転に より前記軸と前記拡大された頭部を回転させて前記支持アームと前記調節手段の 摺動動作を生じさせるように前記チューリップの外側に設けられた操作手段と、 を備えたことを特徴とする請求の範囲第３項記載の液面調節装置。
5. ５．前記径の拡大された頭部が概して円筒状の外部表面を有し、更に、前記直線 的に延びるスロットが径方向に延びることを特徴とする請求の範囲第４項記載の 液面調節装置。
6. ６．前記溝が前記ハウジングの前記長手方向軸に平行な方向に延びることを特徴 とする請求の範囲第５項記載の液面調節装置。
7. ７．更に、前記軸の前記他方の端部に取り付けられ、固定マークと共働して前記 ハウジング内の前記液面調節器の位置を指示するための表示を有する指示板を設 けたことを特徴とする請求の範囲第４項記載の液面調節装置。
8. ８．更に、前記指示板と前記軸の前記他方の端部との間に相対的な回転を防ぐた めの回転防止手段を備えたことを特徴とする請求の範囲第７項記載の液面調節装 置。
9. ９．前記操作手段が、前記軸の前記他方の端部に設けたねじ部と、前記ねじ部に 設けた対向する平坦部と、前記指示板内に設げ、前記指示板と前記軸の前記他方 の端部との間に相対的な回転動作が生じないように、前記ねじ部の前記横断面の 形状に対応する横断面の形状を有する開口部と、前記ねじ部と螺合するナットで あって、これを締め付けると前記軸と指示板が回転しないように維持されるとと もに前記支持アームが前記溝に固定的に維持される一方、これを緩めると前記支 持板の回転が前記軸を回転させて前記支持アームを所望の直線的な方向に移動さ せるナットと、を備えたことを特徴とする請求の範囲第８項記載の液面調節装置 。
10. １０．前記平坦部、前記径の拡大された頭部の前記スロット及び前記ピンは、前 記指示板上のゼロ表示が前記マークに対向するとき前記液面調節器が前記ハウジ ング内の操作位置にくるように互いに位置決めされていることを特徴とする請求 の範囲第９項記載の液面調節装置。