JPH04506171A - 柔軟な超音波洗浄バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 柔軟な超音波洗浄バッグ 免豆立ｉ遣 本発明は、特に超音波洗浄器において、歯科又は医療用器具、入れ歯、光学レン ズ、めがね等を洗浄するための洗浄液を収容する容器及び斯かる物品を超音波洗 浄するための方法に関するものである。

超音波振動によフて歯科又は医療用器具を洗浄することはよく知られている。一 般に、斯かる器具は、トレー又はプレート上に置かれ洗剤等の洗浄溶液で満たさ れた複数のガラス製ビーカー内に入れられている。このトレー又はプレートは、 溶液（ｂａｔｈ）を含んだ超音波容器中に入れられる。この容器は、容器中の溶 液を激しく動かす超音波トランスデエーサーを備えている。その揚動によってガ ラス製ビーカーが振動して、それによって洗浄溶液が、この洗浄液に浸されてい る器具から汚れを除去する。この種の超音波装置は、既に知られている。この超 音波装置の一つが、米国特許第３．９３７．２３６号に開示されている。

他の点では申し分のない斯るビーカーにおける問題点は、それらが容易に壊れて しまうこと、それらを定期的に洗浄しなければならないこと、複数のビーカーを 互いに離間して位置させねばならないのでそれらが超音波容器にかなり広いスペ ースを要求することとなることである。加えて、これらガラス製ビーカーを支持 するための特殊なホルダーを超音波容器中に設けなければならないことである。

入れ歯を洗浄する必要がある場合に、従来、その入れ歯を同形のビーカー内に入 れ、そのビーカー内に特殊な入れ歯洗浄液を注ぎ込むようにしている。

そして、このビーカーを超音波洗浄器のホルダー内に挿入する。この超音波洗浄 器は、超音波装置が洗浄する物品によって損傷を受けない場合であっても超音波 装置を何等かの損傷から防ぐための負荷（ｌｏａｄ）として超音波装置において 役立つ特有な溶液を通常含んでいる。

歯科又は医療用器具の場合におけるように、入れ歯用のビーカーは、常に洗浄し なけらばならないかなり広いスペースを必要とし、壊れ易くまたこれらビーカー を単一のホルダーに支持しなければならないので、この超音波装置では、せいぜ い−個か二個のビーカーを保持することができるにすぎない。

そこで、超音波装置と共に用いることのできる、歯科又は医療用器具、入れ歯等 の洗浄用の処分自在な容器が必要となる。

え豆立鷹Ｉ 従って、本発明の目的は、超音波振動に晒される歯科又は医療用器具、入れ歯等 を保持し、洗浄液で満たされた処分自在なバッグを提供することにある。

本発明の別の目的は、歯科又は医壕用器具、入れ歯等を収容し、超音波装置に広 いスペースを取ることを要求しない洗浄液収容バッグを提供することにある。

本発明の更に別の目的は、超音波殺菌処理を受ける歯科又は医療用器具、入れ歯 等用の使い易い柔軟な容器を提供することにある。

本発明の更なる目的は、洗浄される歯科又は医療用器具、入れ歯等用の安価で簡 単に製造することのできる柔軟な容器を提供することにある。

簡潔に言って、本発明に依れば、超音波洗浄処理される入れ歯、歯科又は医療用 器具、その他の物品用の容器が提供される。この容器は、入れ歯又は器具を収容 する、閉鎖された封筒状の柔軟でやわらかくしなやかな入れ物にて構成されてい る。この入れ物的に洗浄液を入れるために注入口手段が設けられている。また、 この入れ物的に入れ歯又は器具を収容させて超音波洗浄中には閉鎖しておくため の開成自在なロック機構が設けられている。洗浄溶液を入れ物から排出するため に排液口手段を利用することができる。

実施例においては、入れ物の上部近くにスライドファスナータイプのクロージヤ ーが設けられており、このクロージヤーは入れ歯、器具を入れ物的に入れるため の開口として役立ち、入れ歯又は器具を入れた後に閉じられる。また、実施例に おいて、柔軟な入れ物はプラスチック製バッグである。

また、本発明に依れば、入れ歯、ｉ科又は医療用器具等を洗浄溶液中に入れて超 音波振動に晒すことによってこれら物品を洗浄する方法が提供される。

この方法は、閉鎮自在な柔軟でやわらかなプラスチック製バッグを少なくとも一 個用意し、そのバッグ内に入れ歯、器具等を収容し、バッグに設けられた注入口 を介してバッグに洗浄溶液を充填してバッグを閉鎮し、このバッグを超音波洗浄 器の溶液中に浸し、超音波洗浄器の溶液とこの溶液中に浸されているバッグに超 音波振動を付加して、この超音波振動を洗浄溶液に伝達することによって入れ歯 、器具等から汚れを振り落し除去し、バッグを超音波装置の溶液から取り出して 、バッグを空にするという工程により構成されている。

実施例においては、バッグに洗浄液を充填するのに用いられる注入バルブとバッ グから洗浄液を排出するのに用いられる排液バルブとが夫々プラスチック製バッ グに設けられている。

また、実施例においては、バッグに洗浄液を充填し、その後その洗浄液を排出す るのに用いられる単一の二方向バルブがプラスチック製バッグに設けられている 。

本発明の実施例において、バッグの下部コーナーの一個所に切り取りタブを設け ることができる。

本発明に依れば、プラスチック製バッグと超音波洗浄器との組み合せ体が同様に 提供され、多数個のプラスチック製バッグがａｌｌシて収容される目の細かいメ ツシュ状のトレーが提供される。このトレーは、超音波洗浄器の容器内に浸され 、そこにおいてトレーとバッグを超音波振動に晒してバッグ内の収納物を洗浄す る。

本発明の上述の目的、特徴、利点については、ある程度詳細に示され、本発明の 説明に欠くことのできない添付図面を参照してなされた以下の本発明のより詳細 な説明により多少なりとも明確になるであろう。

１１旦亙皇互１１ 第１図は、本発明の一実施例に依る歯科又は医療用器具又は入れ歯の洗浄用の処 分自在なプラスチック製バッグの側面図； 第２図は、第１図の２−２線断面図： ’ｆｓ３図は、別の実施例に依るプラスチック製バッグの側面図； 第４図は、本発明のバッグを支持しているトレーを備えた超音波装置の分解斜視 図； 第５図は、本発明の更に別の実施例に係る超音波洗浄バッグの側面図である。

ましい　施　の詳細な言 第１図に最も明瞭に示されているように、参照符号１０で示されている容器すな わちバッグは、プラスチック製フィルムで形成された曲がり易く柔らかかで柔軟 な封筒状の入れ物すなわち本体２と、クロージヤー（ｃｌｏｓｕｒｅ）　４とを 有し、好ましいジップ−ロック（商品名、Ｚｉｐ−１ｏｃｋ）クロージヤーとし てスライドファスナーが示されている。このバッグは、ユーザーがその中に歯科 又は医療用器具又は入れ歯等（図示せず）を詰め込んで、その後閉鎖される。

バッグの柔軟性に富んだ本体すなわち入れ物２の上部には、洗浄溶液をバッグ内 に注ぎ込むのに用いられる注入バルブ６が設けられている。

使用中には、これら入れ歯又は器具は、通常、当初乾燥したバッグ１０内に入れ られる。そして、本体の上部を閉じる。バルブ６は、洗浄液をバッグ内に注入す るために用いられるものである。このバルブは、バッグ１０を一杯に満した後に 、止められる。その後、以下に詳述する如く、バッグ１０をホルダー内に入れて 超音波洗浄器の液中に浸すか或いは単純に超音波装置の液中に直接入れる。入れ 歯又は器具等が洗浄された後に、バッグ１０を超音波装置から取り出して、その バッグの切り取りコーナ一部を切り取って洗浄液を排出させる。器具の場合には 、この器具をその後取り出すことができる。入れ歯を洗浄するのに用いた場合に は、その後このバッグをユーザーが保有してもよく、これによりユーザーが入れ 歯をバッグ内に保管し、必要に応じて入れ歯をバッグから取り出すことができる 。

本体の右下コーナ一部の切り取りタブ８には、使用後にバッグを空にするべくユ ーザーがこのコーナータブ８を容易に切り取れるようにするためのミシン目線又 は案内線１２を設けてもよい、バッグ１゜の右下コーナ一部９を切断するための ミシン目線１２は、第３図に示されている。

バルブ６は、バッグに洗浄液を注入するための一方向バルブであってもよく又は 二方向バルブを構成することによって洗浄液をバッグから排出するのにも用いる ことができる。第３図示の実施例においては、バルブ６は、プラスチック製バッ グ１ｏの土壁に形成された凹部又は窪み部１１内に配置されている。

本発明に依るバッグを構成するのに熱可盟性フィルム製の外皮を用いてもよい、 バッグの対向側壁の上部７には、スライドファスナー４が設けられている。然し ながら、他のタイプのクロージヤーであっても同様に有効に機能させることがで きる。

第５図の実施例においては、二個のバルブ６．１６が、バッグ１ｏの土壁に設け られている。これらバルブの一方をバッグ内に洗浄液を注入するのに用いた場合 には、他方のバルブをバッグから洗浄液を排出するのに用いることができる。上 述のバッグは、その中に収容された物品の汚染を防止し、洗浄液で満たされて超 音波振動に晒された時にバッグ内のこれら物品の完全なる殺菌を確実にする隔離 機構として構成されている。

第４図を参照すると、上述したタイプの複数個の柔軟性に富んだプラスチック製 バッグを、これら各バッグ１０を個々に収容し仕切り板２４で互いに仕切られた 複数の隔室２２を有する穴のあいた又は目の細かいメツシュ状のトレー２０内に 収容してもよいことが理解できるであろう、バッグはやわらかく柔軟性に富み、 互いに隣接した隔室内に収容できるので、バッグのサイズに応じて多数個のバッ グを各隔室２２内に収容してもよい、トレー２０の両側壁には、二つの取っ手２ ６が設けられている。洗浄液、器具又は入れ歯を収容し封止されたバッグ１０が 置かれたトレー２０を超音波装置３０の溶液中に容易に浸すことができるように するため又はトレーを超音波装置３０の容器の上縁から吊り下げて溶液中に容易 に浸すことができるようにするために、何等かの好適な支持ロッド又はフックを 取っ手２６に取り付けてもよい。バッグの上部が超音波装置の溶液からはみ出し ている時には、バッグは開かれたままで、それであフても不都合な汚染を避ける ことが特表平４−５０６１７１　（５） できることは理解されるべきである。

この超音波装置３０は、従来のタイプのもので、各柔軟なバッグ内の洗浄液に超 音波振動を伝達するための他方の液体として役立つ例えば水の如き何等かの好ま しい液体を収容するための例えばステンレス鋼製の容器３２を有している。容器 ３２は排液チューブ３４と、容器３２の使用中にこの容器３２を閉塞するための カバー（図示せず）とを有している。

柔軟性に冨んだプラスチック製バッグ１０内に収容された器具又は入れ歯に洗浄 作用を及ぼすために必要な超音波振動は、一般に知られたトランスデエーサーと 、例えば米国特許第２．８９６．６４９号、同第４．６９１，７２５号に開示さ れた関連の電気部品とによって発生させられる。超音波装置３０の側壁には、既 知の方法で超音波振動をコントロールするための電圧制御ノブ３６とタイマー３ ８が設けられている。

入れ歯、歯科又は医療用器具等を収容したバッグ１０が載置されたトレー２０を 容器３２内に下げて、超音波装置のトランスデエーサーに通常の方法で電力を付 加した時に、発生した超音波エネルギーが、容器３２を満たしている溶液を介し て伝えられ、振動しているトレーとバッグ１０の壁を介してプラスチック製バッ グ中の洗浄液に伝達される。

従来、器具や入れ歯を保持するのに別の剛直な容器に載置されたガラス製ビーカ ーが用いられていた。超音波トランスデユーサ−の振動を器具に伝達しなければ ならないので、剛直な容器が唯−申し分なく作用するものであると考えられてい た。何等かのやわらかい又は柔軟性に冨んだ材料では、振動を鈍らせると推測さ れていた。驚くべきことに、プラスチック製バッグ２０の壁は、超音波装置の容 器３２を溝たしている溶液中で発生した超音波振動を鈍らせることなく、現実に バッグの壁は振動した。これにより、バッグを容器３２の溶液中に沈めた時に、 バッグ内に収容されている洗浄液に斯かる振動が伝達されるのを可能にする。こ うして、器具、入れ歯は、効率の損失を伴なうことなく非常に満足のいくよう洗 浄される。それでも剛直なビーカーにおける問題は避けられる。バッグは損傷を 与えることなく積み重ねることができ、装置中により多くのバッグを収容するた めにバッグを相互に押しつけることができる。また、このバッグは、簡単に処分 することかで°きる。

洗浄が完了した後に、バッグ１０を伴なったトレー２０を超音波装置３０から取 り出す。バッグ１０内に収容されている入れ歯、器具等は、申し分なく洗浄され 、必要な時にバッグから取り出すことができる。

柔らかく柔軟性に富んだバッグが用いられるので、今まで取り扱われなかった多 くの物品をも含めて多数の物品を洗浄するのに超音波洗浄器を用いることができ る。例えば、コンタクトレンズを、洗浄液を含んだ小さなプラスチック製バッグ 内に収容することによって、洗浄することができる。このバッグを封止して超音 波洗浄器内に入れる。洗浄後に、コンタクトレンズが流れ出さない程度に小さく バッグに形成された穴又はバルブを介して、洗浄液を排出する。このプラスチッ ク製バッグを用いて、宝石類、装身具類、めがね、その他の物品を同様に洗浄す ることができる。

他の物品を洗浄するためのバッグの入りな超音波装置を、洗浄液と入れ歯又は器 具の入ったプラスチック製バッグを処理するのに用いることができる。

超音波装置の容器内の液体を加熱するためにヒーターを設けた場合には、バッグ １０内の歯科器具を殺菌することもできる。

本発明に依るプラスチック製バッグ、例えば、シイフィー（商品名、　Ｊｉｆｆ ｙ　）バッグには、セメント除去剤、入れ歯洗浄剤又は通常の洗浄液を入れるこ とができる。トレー２０の上に同時に載置した多数個のバッグ１０に夫々異なっ た溶液を入れて、夫々入れ歯又は器具を洗浄するために用いることができる。斯 る溶液の成るものは互いに有害なものであフてもよく、各々個別の溶液を収容し 離間され封止された複数のバッグを提供することによって、互いに全く隔離され た異なった溶液中で種々の物品を同時に取り扱うことができるようになる。

洗浄剤を、穴明は自在なキャップを夫々持った多数のボトルを具備したディスペ ンサーからバッグ１０内に注入することができる。これに代えて、注入バルブ６ のバルブ開口内に挿入自在な充填ノズルを有するディスペンサーを用いることも できる。入れ歯をそのようなプラスチック製バッグ内に保管することもできる。

これまでに本発明の特定の実施例について説明したが、それのより広い観点にお いて本発明を逸脱しない範囲内で変更、修正を加えてもよいことは当業者にとっ て明らかである。従って、後述の請求の範囲の目的は、本発明の現実の精神及び 範囲内に属する斯かる全ての変更及び修正を包含することにある。上述の記載及 び添付図面に示された事項は、隼に例示的なものであって、本発明の範囲を限定 するものではない０本発明の現実の範囲は、それを従来技術に基づいて後述の請 求の範囲の適切な全体像において考察した場合、後述の請求の範囲において限定 されるであろう。

国際調査報告

Claims (28)

【特許請求の範囲】
1. １．入れ歯，歯科又は医療用器具等の物品を超音波振動に晒して洗浄するのに用 いられる容器であって、被洗浄物を収容し超音波振動を伝達することのできる曲 り易く柔らかで柔軟な入れ物と、洗浄溶液を前記入れ物内に入れるための注入口 手段と、前記物品を入れ物内にそれを介して収容して前記入れ物を選択的に閉鎖 する開成自在なロック機構と、前記洗浄溶液を前記入れ物から排出させるための 排液口手段とを有し、それにより前記溶液で満たされた容器中に収納されて超音 波振動に晒された前記物品が、前記容器内で洗浄されるようになっていることを 特徴とする超音波洗浄用容器。
2. ２．前記入れ物が、プラスチック製バックであるところの請求の範囲第１項に記 載の客器。
3. ３．前記プラスチック製バッグが、その上部において封止されているところの請 求の範囲第２項に記載の容器。
4. ４．前記ロック機構が、スライドファスナーを含んでいるところの請求の範囲第 １項に記載の容器。
5. ５．前記スライドファスナーが、前記入れ物の側壁に設けられているところの請 求の範囲第４項に記載の容器。
6. ６．前記注入口手段が、前記入れ物に設けられたバルブを含み、このバルブが、 前記入れ物内に前記洗浄液を充填するために用いられるものであるところの請求 の範囲第１項に記載の容器。
7. ７．前記バルブが、一方向バルブであるところの請求の範囲第６項に記載の容器 。
8. ８．前記バルブが、二方向バルブであるところの請求の範囲第６項に記載の容器 。
9. ９．前記排液口手段が、洗浄液を前記入れ物から排出するために前記入れ物の下 部コーナーに設けられた切り取りタブを含んでいるところの請求の範囲第１項に 記載の容器。
10. １０．前記排液口手段が、前記入れ物に設けられた切り取りコーナー部を含み、 前記切り取りコーナー部が、洗浄液を前記入れ物から排出するために前記コーナ ー部を前記入れ物から除去し易くするための指示手段を備えているところの請求 の範囲第１項に記載の容器。
11. １１．前記排液口手段が、前記入れ物に設けられた排液バルブを含み、この排液 バルブが、前記入れ物から洗浄液を排出させるために用いられるものであるとこ ろの請求の範囲第１項に記載の容器。
12. １２．前記排液口手段が、前記入れ物に設けられた排液バルブを含み、この排液 バルブが、前記入れ物から洗浄液を排出させるために用いられるものであるとこ ろの請求の範囲第６項に記載の容器。
13. １３．前記入れ物が、その上壁に形成された窪み部を有し、前記バルブが、前記 窪み部内に配置されているところの請求の範囲第６項に記載の容器。
14. １４．前記入れ物が、その両側に二つの凹部を有し、これら凹部が前記注入バル ブと前記排液バルブとを夫々収容しているところの請求の範囲第１２項に記載の 容器。
15. １５．前記入れ物が、開口した上部とこの関口上部に設けられたクロージャー機 構とを有し、前記開口上部が、前記注入口手段及び排液口手段として機能すると 共に前記入れ物内に物品を収容するのにも用いられるところの請求の範囲第１項 記載の容器。
16. １６．洗浄のために超音波振動に晒される入れ歯，歯科用器具等用の容器であっ て、入れ歯，器具等を収容し超音波振動を伝達することのできる曲がり易く柔ら かなプラスチック製の閉成自在な封筒状バッグと、洗浄溶液を前記バッグ内に入 れるための注入口手段と、入れ歯，器具等を前記バッグ内に収容するのを可能に し前記バッグを閉鎖するための開成自在なロック機構と、前記洗浄溶液を前記バ ッグから排出させるための排液口手段とを有し、それにより前記溶液で満たされ た容器内に収容されて超音波振動に晒された入れ歯，器具等が容器を振り動かす ことなく洗浄されるようになっていることを特徴とする容器。
17. １７．前記ロック機構が、ジップーロック（商品名、Ｚｉｐ−ｌｏｃｋ）を含ん でいるところの請求の範囲第１６項に記載の容器。
18. １８．前記注入口手段及び前記排液口手段が、夫々一方向バルブを含んでいると ころの請求の範囲第１７項に記載の容器。
19. １９．洗浄のために超音波振動に晒される入れ歯，歯科又は医療用器具等用の容 器であって、入れ歯，器具等を収容し超音波振動を伝達することのできる曲がり 易く柔らかなプラスチック製の封筒状バッグと、前記バッグに設けられて洗浄溶 液を前記バック内に注入するのを可能にする注入バルブと、入れ歯，器具等を前 記バッグ内に収容するのを許容する開成自在な口を其備して前記バックを閉鎖す るべく閉成自在なスライドファスナーと、前記バッグのコーナーに設けられて前 記洗浄液を前記バッグから排出させるために切り取り可能な切り取りタブとを有 していることを特徴とする容器。
20. ２０．溶液を含んだ超音波洗浄器内で超音波洗浄される入れ歯，歯科又は医療用 器具等用の容器と前記超音波洗浄器との組み合せ体において、前記容器が、入れ 歯，器具等を収容する曲がり易く柔らかで柔軟性に富んだ入れ物と、洗浄溶液を 前記入れ物内に注入するための注入口手段と、前記入れ物内に入れ曲，器具等を 収容するべく開成され前記入れ物を封止するべく閉成されるクロージャー機構と 、前記洗浄溶液を入れ物から排出するための排液口手段とを有し、入れ歯，器具 等を収容し前記洗浄溶液で満された前記容器が、前記超音波洗浄器の溶液中に浸 され、それにより前記超音波洗浄器の作動中に前記超音波洗浄器の溶液中で惹起 される超音波振動が、前記入れ物の壁を介して前記洗浄溶液に伝達されて入れ歯 ，器具等から汚れを除去するようになっていることを特徴とする容器と超音波洗 浄器との組み合せ体。
21. ２１．前記入れ物が、プラスチック製バッグであるところの請求の範囲第２０項 に記載の組み合せ体。
22. ２２．前記超音波洗浄器の溶液中に浸される多数個の容器を保持するための手段 を更に有しているところの請求の範囲第２１項に記載の組み合せ体。
23. ２３．前記保持手段が、前記容器の少なくとも一個を夫々収容する複数個の隔室 を有するメッシュ状本体とその本体に設けられた取っ手とを有するトレーにて構 成されているところの請求の範囲第２２項に記載の組み合せ体。
24. ２４．前記メッシュ状本体が、前記隔室を相互に隔てるための複数の仕切り板を 有しているところの請求の範囲第２３項に記載の組み合せ体。
25. ２５．前記容器の夫々が、異なった洗浄溶液で満されているところの請求の範囲 第２２項に記載の組み合せ体。
26. ２６．前記容器が、前記注入口手段及び排液口手段として機構する開口された上 部を有し、前記クロージャー機構が、前記開口上部を閉鎖するようになっている ところの請求の範囲第２０項に記載の組み合せ体。
27. ２７．入れ歯，歯科又は医療用器具等を洗浄溶液中に入れて超音波振動に晒すこ とによってこれら物品を洗浄する方法であって、柔軟でやわらかなプラスチック 製バッグを少なくとも一個用意し、このバッグ内に入れ歯，器具等を収容して前 記バッグを閉鎖し、前記バッグに設けられた注入口手段を介して前記バッグ内に 洗浄溶液を注入し、前記バッグを超音波洗浄器の溶液中に浸し、前記超音波洗浄 器の溶液及びその溶液中に浸された前記バッグに超音波振動を付加して前記洗浄 溶液に伝達することによって前記入れ歯，器具等から汚れを除去し、前記超音波 洗浄器の溶液から前記バッグを取り出して、前記バッグを空にすることを特徴と する入れ歯，歯科又は医療用器具等の洗浄方法。
28. ２８．保持手段を用意し、洗浄溶液で満たされて夫々器具又は入れ菌等を収容し た複数個の容器を前記保持手段内に収容し、前記複数個の容器が置かれた前記保 持手段を前記超音波洗浄器の溶液中に浸すことを特徴とする請求の範囲第２７項 に記載の入れ歯，歯科又は医療用器具等の洗浄方法。