JP2007319283A - 医療用バッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】包装の際に嵩張ることがなく、かつ薬液充填時の操作が容易になる医療用バッグを提供すること。
【解決手段】可撓性の軟質材料からなる裏面部と表面部とで構成されるバッグ本体10の上部側部分に、開閉式の薬液投入口14を線状に形成した。そして、表面部における薬液投入口14の近傍に、薬液投入口14の周縁部に沿って延びるアルミ二ウムからなる変形可能な線状部材17を設け、線状部材17を変形して湾曲させたときに、薬液投入口14が開口した状態に維持され、線状部材17を変形して略直線状にしたときに、薬液投入口14が略直線状になって閉じた状態に維持されるようにした。また、バッグ本体10の上端側部分に吊下用穴部12aを設け、バッグ本体10下端部に、軟質材料からなる薬液取出部材20を着脱可能に連結した。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の体内に点滴、栄養剤等の薬液を供給するために用いられる医療用バッグに関する。
従来から、例えば、患者の体内にカテーテルの先端部を留置して医薬品、栄養剤等の薬液を供給することが行われている。このような場合に、カテーテルの後端部に医療用バッグを接続して、医療用バッグ内に収容した薬液をカテーテルを介して患者の体内に供給している(例えば、特許文献1参照)。この医療用バッグ(輸液容器)は、熱可塑性樹脂からなる容器本体と、容器本体と一体に設けられた内容物充填部と、内容物充填部と隣接して容器本体と一体に設けられた内容物取出部と、吊下げ用開口が形成されたシート状部とで構成されている。そして、内容物充填部は医療用バッグ内に薬液を充填する際に用いられ、内容物取出部は医療用バッグ内の薬液を外部に取り出すために用いられるもので、内容物充填部と内容物取出部とは、それぞれ略円筒状の開口部で構成されている。
特開平6−98922号公報
しかしながら、前述した従来の医療用バッグでは、内容物充填部と内容物取出部とを型崩れしないやや硬質の材料で構成してそれぞれの開口部が開いた状態を維持するようにしている。このため、この医療用バッグを製造したのちに包装する際、嵩張ってしまうという問題がある。また、略円筒状の内容物充填部と内容物取出部とを成形しなければならないため、医療用バッグの形状が複雑になり製造コストが高くなるという問題もある。
このため、線状の溝部と突条を着脱自在にして開閉するチャック式の薬液投入口を備えた医療用バッグも使用されている。しかしながら、このチャック式の薬液投入口を備えた医療用バッグによると、医療用バッグ内に薬液を充填する際には、一方の手で薬液投入口を開いた状態に維持しながら他の手で薬液が入った容器を操作して容器内の薬液を医療用バッグ内に移し替えなければならないため、薬液を医療用バッグ内に充填するための操作が煩雑になるという問題が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は、包装の際に嵩張ることがなく、かつ薬液充填時の操作が容易になり、さらに製造コストを上げることなく製造できる医療用バッグを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る医療用バッグの構成上の特徴は、可撓性の軟質材料からなる袋部材の上部側部分に、開閉式の薬液投入口が線状に形成された医療用バッグであって、袋部材の表面部および裏面部の少なくとも一方における薬液投入口の近傍に、薬液投入口の周縁部に沿って延びる変形可能な細長部材を設け、細長部材を変形して湾曲させたときに、薬液投入口が開口した状態に維持され、細長部材を変形して略直線状にしたときに、薬液投入口が略直線状になって閉じた状態に維持されるようにしたことにある。
前述したように構成した本発明の医療用バッグでは、薬液投入口を線状に形成された開閉式の開口部で構成し、その薬液投入口の近傍に、薬液投入口の周縁部に沿って延びる変形可能な細長部材を設けている。このため、薬液投入口を開けて薬液投入口から薬液を入れる際には、細長部材を変形させて薬液投入口が開いた状態を維持することができる。例えば、細長部材を袋部材の表面部と裏面部との双方に設けた場合に、細長部材の形状が略リング状になるように細長部材を変形させると、薬液投入口の周縁部は細長部材によって略リング状に開いた状態に維持される。
また、細長部材を袋部材の表面部または裏面部の一方だけに設けた場合に、細長部材の形状が略半円状になるように細長部材を変形させ、薬液投入口の周縁部における細長部材が設けられていない部分を細長部材から離して薬液投入口を開くようにしても、薬液投入口の周縁部は細長部材によって略リング状に開いた状態に維持される。この場合、薬液投入口の周縁部における細長部材が設けられていない部分も細長部材の形状と対称の湾曲形状に変形するため、薬液投入口は開いた状態に維持される。
このため、薬液投入口を開いた状態に維持するために、薬液投入口の周縁部を手で押さえる等の操作が不要になり、医療用バッグ内に薬液を充填するための操作が容易になる。また、袋部材が可撓性の軟質材料からなるとともに、薬液投入口が線状に形成されているため、医療用バッグを包装する際に折り畳んでも嵩張ることなくコンパクトに包装することができる。この場合の薬液投入口としてはチャック式の開閉開口を用いることができ、これによると医療用バッグの製造が容易になるとともに、安価につく。また、細長部材としては、変形可能であるとともに、その変形した形状を維持して薬液投入口の開口を形成できる細長い部材であればよく、細長い板状、棒状、細い線状等種々の形状のものを用いることができる。
また、本発明に係る医療用バッグの他の構成上の特徴は、細長部材をアルミ二ウムからなる線状部材で構成したことにある。これによると、薬液投入口の形状を軽量で強固な部材で形成することができる。また、細長部材を安価な材料で構成することができる。
また、本発明に係る医療用場バッグのさらに他の構成上の特徴は、細長部材を袋部材の表面部または裏面部に設け、薬液投入口の近傍における細長部材が設けられていない裏面部または表面部に可撓性の湾曲部材を薬液投入口の周縁部に沿って設けたことにある。これによると、薬液投入口を開けた状態を維持するときには、細長部材を湾曲部材の湾曲方向と逆方向に変形することにより、薬液投入口が開口した状態を確実に維持することができる。また、湾曲部材としてはプラスチック製の細長い板体等を用いることができる。
また、本発明に係る医療用バッグのさらに他の構成上の特徴は、袋部材の上端側部分に吊下用穴部を設け、袋部材の下端部に、軟質材料からなる薬液取出用チューブを連結したことにある。これによると、薬液を取り出すための取出口を小さくできるため医療用バッグをコンパクトに形成することができる。また、吊下用穴部が袋部材の上端側に設けられているため、医療用バッグをイルリガートル台に吊るした状態で、薬液投入口を開き、医療用バッグ内に薬液を充填することができる。このため、医療用バッグ内に薬液を充填するための操作がさらに容易になる。
以下、本発明に係る医療用バッグの一実施形態を図面を用いて詳しく説明する。図1は、同実施形態に係る医療用バッグMBを示している。この医療用バッグMBは、患者の体内に医薬品や栄養剤等の薬液を供給するために使用されるもので、鼻部、喉頭部、食道等を通じて患者の胃や腸等に留置されるカテーテル(図示せず)に接続されカテーテルを介して患者の体内に薬液ML(図6参照)を供給する。この医療用バッグMBは、透明の軟質フィルムからなる本発明の袋部材としてのバッグ本体10と、バッグ本体10に着脱可能に取り付けられる薬液取出部材20とを備えている。
バッグ本体10は、図2に示したように、中央部分11が縦長の四角形に形成され、その上部および下部にそれぞれ上方または下方に突出する略三角形の突出部分12,13が形成された略六角形の袋状に形成されている。そして、バッグ本体10の上部の突出部分12における中央に、吊下用穴部12aが形成され、バッグ本体10の中央部分11の上端部における両側部分に、それぞれ手で持つための把持用穴部11a,11bが形成されている。
また、バッグ本体10は、図3に示した裏面部10aと、図4に示した表面部10bとの周縁部を熱溶着により接合して形成されている。すなわち、裏面部10aは、正面視がバッグ本体10と略同形のフィルムで構成され、表面部10bは、裏面部10aから上部側の突出部分12に対応する部分を除いた形状に形成されている。そして、表面部10bを裏面部10aに重ね合わせ、表面部10bの上端縁部を除いた周縁部を熱溶着により接合して線状の接合部10cを形成することにより、裏面部10aと表面部10bとは袋状に形成されている。
また、裏面部10aにおける表面部10bの上端縁部と対向する部分と、表面部10bの上端縁部とで本発明に係る線状の薬液投入口14が構成されている。そして、裏面部10aの内面(表面部10bと対向する面)における表面部10bの上端縁部近傍と対向する部分に、上下に並んで水平方向に延びる溝部と突条とからなる線状係合部15a形成され、表面部10bの内面(裏面部10aと対向する面)における上端縁部近傍には、上下に並んで水平方向に延びる突条と溝部とからなる線状被係合部15b形成されている。
この線状係合部15aと線状被係合部15bとがそれぞれ備える溝部と突条とは互いに係合可能になっており、この線状係合部15aと線状被係合部15bとを係合させることにより、バッグ本体10は密閉され、線状係合部15aと線状被係合部15bとの係合を解除することにより、バッグ本体10の薬液投入口14は開口する。また、表面部10bの上部側部分における線状被係合部15bの下方近傍部分には、線状被係合部15bと平行して延びる細長の密閉収容部16が形成され、この密閉収容部16内に、アルミニウムからなる本発明の細長部材としての線状部材17が収容されている。
この線状部材17は、可撓性を備えており、手で曲げると容易に曲がって、図5に示したように、その曲がった状態を維持する。したがって、薬液投入口14を開口する場合には、線状部材17を円弧状に湾曲させることにより薬液投入口14を開口した状態に維持でき、線状部材17を直線状に延ばすことにより、薬液投入口14を閉じた状態にすることができる。また、バッグ本体10における突出部分13の下端部には、薬液取出部材20を取り付けるための円筒状の取付部18が固定されている。
この取付部18は、軟質材料で構成されており、バッグ本体10の内部と外部とを連通した状態で裏面部10aと表面部10bとの下端部間に固定されている。また、バッグ本体10(表面部10b)の表面には、バッグ本体10内に収容された薬液MLの容量を示すための目盛り19が印刷されている。なお、バッグ本体10は、裏面部10aと表面部10bとの下端部間に取付部18を設置した状態で表面部10bを裏面部10aに重ね合わせ、表面部10bの上端縁部を除いた周縁部を熱溶着により接合したのちに、吊下用穴部12aおよび把持用穴部11a,11bを形成して構成されている。また、このバッグ本体10を構成する線状部材17以外の部分はすべて塩化ビニルで構成されている。
薬液取出部材20は、チューブ21と、チューブ21の上流側(バッグ本体10側)部分に設けられた流量確認装置22と、チューブ21の下流側部分に設けられた流量調整装置23と、チューブ21の下流端に設けられた連結部24とで構成されている。流量確認装置22は、チューブ21よりも直径の大きな容器状の略円筒体で構成されており、チューブ21内を上流側から下流側に流れる薬液MLが液滴となって内部で上部から下部に落下していくように構成されている。このため、流量確認装置22内で落下する液滴の時間当たりの落下数をカウントすることによりチューブ21内を流れる薬液MLの流量を確認することができる。
また、流量調整装置23は、チューブ21を挿通させる樋状の本体部分23aと、本体部分23a内で移動可能になったローラ部23bとで構成されている。ローラ部23bは、本体部分23aの底面との間隔を変更可能な状態にして本体部分23aの内側面に形成されたガイド部に沿って移動できるように構成されている。このため、本体部分23aに対するローラ部23bの位置を変更することにより、チューブ21の穴部の面積を変えてチューブ21内を流れる薬液MLの流量を変更することができる。
また、連結部24は、カテーテルに連結可能になっており、カテーテルを介して、例えば鼻の穴から患者の体内にチューブ21から送られてくる薬液MLを供給する。なお、流量調整装置23は、チューブ21における流量確認装置22と取付部18との間の部分に取り付けてもよい。この場合、チューブ21またはチューブ21と流量確認装置22を栄養補給用のポンプ(図示せず)にセットして薬液MLの流量を調整する。
この構成において、医療用バッグMBを用いて患者の体内に薬液MLを供給する場合には、まず、バッグ本体10の線状係合部15aと線状被係合部15bとの係合を解除して薬液投入口14を開ける。ついで、線状部材17を円弧状に湾曲させて、図5に示したように、薬液投入口14を開口した状態にする。これによって、線状係合部15aと線状被係合部15bとは互いに離れる方向に湾曲して薬液投入口14は開口した状態に維持される。つぎに、薬液MLが収容された容器内の薬液を薬液投入口14からバッグ本体10内に入れる。
そして、バッグ本体10内に所定量の薬液MLが充填されると、線状係合部15aと線状被係合部15bとを係合させて、図6の状態にする。ついで、この医療用バッグMBを、吊下用穴部12aを介してイルリガートル台(図示せず)に吊るし、連結部24を、カテーテルに連結する。そして、カテーテルの先端部を患者の体内に留置して、流量調整装置23を操作することにより、バッグ本体10内の薬液MLを薬液取出部材20およびカテーテルを介して患者の体内に供給する。
この場合、流量確認装置22内で落下する液滴によりチューブ21内を流れる薬液MLの流量を目視により確認できるとともに、バッグ本体10の表面の目盛り19によりバッグ本体10内の薬液MLの残存容量を確認することができる。そして、バッグ本体10内の薬液MLが無くなって、薬液MLを補充する場合には、医療用バッグMBをイルリガートル台に吊るしたままの状態で薬液投入口14を開口し、バッグ本体10内に薬液MLを入れることができる。
このように、本実施形態に係る医療用バッグMBでは、線状に形成された薬液投入口14の近傍における表面部10b側に密閉収容部16を形成し、この密閉収容部16内にアルミ二ウムからなる線状部材17を設けている。このため、薬液投入口14を開けて薬液投入口14から薬液MLを入れる際には、線状部材17を変形させて薬液投入口14を開いた状態に維持することができる。このため、薬液投入口14を手で押さえて開口させる等の操作が不要になり、バッグ本体10内に薬液MLを充填するための操作が容易になる。
また、バッグ本体10を可撓性を有する軟質材料で構成するとともに、薬液投入口14を線状に形成しているため、医療用バッグMBを包装する際に折り畳んでも嵩張ることがなくなり、医療用バッグMBをコンパクトに包装することができる。さらに、線状部材17をアルミ二ウムで構成するとともに、薬液投入口14の開閉を、それぞれ溝部と突条からなる線状係合部15aと線状被係合部15bとで構成したため、医療用バッグMBの製造が容易になるとともに、安価につくようになる。
また、バッグ本体10の上端側部分に吊下用穴部12aを設けたため、医療用バッグMBをイルリガートル台に吊るした状態で、薬液投入口14を開き、バッグ本体10内に薬液MLを充填することができる。このため、バッグ本体10内に薬液MLを充填するための操作がさらに容易になる。さらに、バッグ本体10の下端部に設けられた取付部18に対して薬液取出部材20のチューブ21を着脱可能にしたため、薬液MLを取り出すための取出口を小さくできるようになり医療用バッグMBをコンパクトに形成することができる。
また、図7は、本発明の他の実施形態に係る医療用バッグが備える裏面部30を示している。この裏面部30は、正面視が前述した裏面部10aと同形に形成され、裏面部10aの線状係合部15aが設けられた場所と同じ場所に、線状係合部15aと同一構造からなる線状係合部35が形成されている。そして、裏面部30における線状係合部35の下方部分に細長の密閉収容部36が形成され、その密閉収容部36内に湾曲部材37が収容されている。この湾曲部材37は、細長いプラスチック製の板で構成されており、図7における中央側部分よりも両側部分が前側に位置するように湾曲している。この裏面部30のそれ以外の部分の構成は、裏面部10aと同一である。また、この実施形態に係る医療用バッグの裏面部30以外の部分の構成については、前述した医療用バッグMBと同一である。
このように構成したため、薬液投入口を閉じる場合には、表面部10bの線状部材17を湾曲部材37に沿わせるように変形させて、線状係合部35と線状被係合部15bとを係合させる。また、薬液投入口を開ける場合には、線状係合部35と線状被係合部15bとの係合を解除した状態で、線状部材17の中心側部分を湾曲部材37の中心側部分から離すようにして線状部材17を湾曲させる。この線状部材17と湾曲部材37との反対方向への湾曲によって薬液投入口は大きく開口した状態を維持する。この実施形態に係る医療用バッグのそれ以外の作用効果は、前述した医療用バッグMBと同一である。
また、本発明に係る医療用バッグは、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態に係る医療用バッグMBでは、線状部材17を表面部10bだけに設けたが、この線状部材17は、表面部10bと裏面部10aとの双方に設けてもよい。これによると、薬液投入口14を確実に開いた状態に維持することができる。また、前述した実施形態では、細長部材としてアルミ二ウムからなる線状部材17を用いているが、この線状部材17に代えて、棒状部材や板状部材を用いることもできる。
また、線状部材17を構成する材料としては、アルミ二ウムに代えて、銅や鉛等の変形可能な金属や他の材料を用いることもできる。さらに、線状部材17を構成するアルミ二ウム等や、細長部材を構成する棒状部材や板状部材の表面を樹脂製のチューブで覆うこともできる。また、薬液投入口14等の開閉操作をし易くするために、バッグ本体10における線状被係合部15bの近傍に、手で掴むための把持片を設けることもできる。さらに、前述した実施形態では、裏面部10aと表面部10bまたは裏面部30と表面部10bとでバッグ本体10等を構成しているが、このバッグ本体10等は円筒状の部材の下端部を溶着して構成することもできる。また、医療用バッグを構成するそれ以外の部分についても適宜変更して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る医療用バッグを示した正面図である。 バッグ本体を示した正面図である。 バッグ本体の裏面部を示した正面図である。 バッグ本体の表面部を示した正面図である。 バッグ本体の薬液投入口を開口した状態を示した斜視図である。 医療用バッグ内に薬液を充填した状態を示した正面図である。 本発明の他の実施形態に係る医療用バッグが備える裏面部を示した正面図である。
符号の説明
10…バッグ本体、10a…裏面部、10b,30…表面部、12a…吊下用穴部、14…薬液投入口、15a,35…線状係合部、15b…線状被係合部、17…線状部材、20…薬液取出部材、21…チューブ、37…湾曲部材、MB…医療用バッグ、ML…薬液。

Claims (4)

  1. 可撓性の軟質材料からなる袋部材の上部側部分に、開閉式の薬液投入口が線状に形成された医療用バッグであって、
    前記袋部材の表面部および裏面部の少なくとも一方における前記薬液投入口の近傍に、前記薬液投入口の周縁部に沿って延びる変形可能な細長部材を設け、前記細長部材を変形して湾曲させたときに、前記薬液投入口が開口した状態に維持され、前記細長部材を変形して略直線状にしたときに、前記薬液投入口が略直線状になって閉じた状態に維持されるようにしたことを特徴とする医療用バッグ。
  2. 前記細長部材をアルミ二ウムからなる線状部材で構成した請求項1に記載の医療用バッグ。
  3. 前記細長部材を前記袋部材の表面部または裏面部に設け、前記薬液投入口の近傍における前記細長部材が設けられていない裏面部または表面部に可撓性の湾曲部材を前記薬液投入口の周縁部に沿って設けた請求項1または2に記載の医療用バッグ。
  4. 前記袋部材の上端側部分に吊下用穴部を設け、前記袋部材の下端部に、軟質材料からなる薬液取出用チューブを連結した請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の医療用バッグ。
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