JPH04506056A - ペプチド組合せ組成物及びその用法 - Google Patents

ペプチド組合せ組成物及びその用法

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JPH04506056A
JPH04506056A JP2503427A JP50342790A JPH04506056A JP H04506056 A JPH04506056 A JP H04506056A JP 2503427 A JP2503427 A JP 2503427A JP 50342790 A JP50342790 A JP 50342790A JP H04506056 A JPH04506056 A JP H04506056A
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ザスロフ,マイケル
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マゲイニン サイエンセス インコーポレーテッド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ペプチド組合せ組成物及びその用法 この発明は、生物的活性を有するペプチドに関し、特に、生物的活性を有するペ ブタイドを組合せた組成物及びその用法に関する。
この発明の第1の目的は、(a)マゲイニンペプチド(magainin pe ptide或はそのアナログ或は誘導体、および(b)(i)PGLaペプチド 或はそのアナログ或は誘導体、および(i 1)XPFペプチド或はそのアナロ グ或は誘導体から成るグループから選ばれた少なくとも1つの成分を含有する組 成物を提供することである。PGLaペプチド或はそのアナログ或は誘導体、お よびXPFペプチド或はそのアナログ或は誘導体、およびマゲイニンベブチド或 はそのアナログ或は誘導体は、その末端がアミノ基で終るか或はカルボキシル基 で終る。
この発明の第2の目的は、(a)マゲイニンベブチド或はそのアナログ或は誘導 体、および(b)(i)PGLaペプチド或はそのアナログ或は誘導体、および (i 1)XPFペプチド或はそのアナログ或は誘導体から成るグループから選 ばれた少なくとも1つの成分、の両方を投与対象生物体に投与する方法を提供す ることである。この投与方法の第1は、上記(a)および(b)の成分を、各々 別個の組成物として、投与対象生物体に投与する方法である。投与方法の第2は 、(a)および(b)の成分を、併用した単一の組成物として、投与対象生物体 に投与する方法である。なお、(a)および(b)の成分は、後に述べる投与対 象生物体の生育を阻止するのに充分な量、投与対象生物体に投与される。
如何なる理論もこの発明を制限することはあり得ないが、マゲイニンベブチドを 、P G T−aペプチドあるいはXPFペプチドと組合せることによって、投 与対象生物体の生育の阻止において、相乗作用が得られる。この投与対象生物体 とは、例えばバクテリア、菌類、原虫類、ビールス感染細胞、癌細胞、あるいは 投与対象生物体の正常な精子細胞と比較の上での異常な精子細胞である。上記の 生物体に対する生育阻止における相乗作用は、投与後に生じ、それは上記ペプチ ドの2量体の様な新規重合複合体の生成に起因するものと推定され、この場合、 この重合複合体の対象生物体の細胞膜に対する結合性の顕著な増加が認められる 。また、この発明において用いられる2種のペプチドから生成する複合体は、細 胞膜を破壊する特性を有することは、確かである。なお、この発明において用い られるペプチドは、対象生物体の細胞膜組織中へ組み込まれて、その結果、細胞 の機能を阻害する作用を発現することは、確かなことである。
通常、マゲイニンベブチド或はそのアナログ或は誘導体の計画的継続投与の場合 の投与量は、投与対象生物体の体重IKgあたり約1mgないし約100mgで ある。マゲイニンペプチドを一時投与する場合の投与対象生物体に対する濃度は 、約0.05重量%ないし0.50重量%である。
PGLaペプチド或はそのアナログ或は誘導体の計画的継続投与の場合の投与量 も、投与対象土の体重IKgあたり約1mgないし約100mgである。PGL aペプチドを一時投与する場合の投与対象生物体濃度も、約0.05重量%ない し0.50重量%である。XPFペプチド或はそのアナログ或は誘導体の計画的 継続投与の場合の投与量も、投与対象生物体の体重IKgあたり約1mgないし 約100mgである。XPFペプチド或はそのアナログ或は誘導体を一時投与す る場合の投与対象生物体に対する濃度も、約0.05重量%ないし0.50重量 %である。
この発明の言うペプチドの組み合せ組成物は、一種の抗生物質としての効力を有 するので、バクテリア、菌類、ビールス等の微生物の生育あるいは増殖を阻1. 1:、防止、あるいは破壊するのに用いられる。同様に、上記ペプチド組み合せ 組成物は、一種の抗ビールス剤として用いられ、ビルースの生育あるいは増殖を 阻止、防止、あるいは破壊する。
このペプチド組み合せ組成物は、一種の殺精子剤として用いられ、精子の生存を 阻止、防止、あるいは破壊する。
このペプチド組み合せ組成物は、一種の制癌剤として用いられ、癌組織の増殖を 阻止し、あるいは破壊する。
このペプチド組み合せ組成物は、グラム陽性およびグラム陰性バクテリア、菌類 、原虫類なと複数の種類の微生物に対する広範囲の抗生物質作用を有する。この ペプチド組み合せ組成物は、この組成物に感受性の微生物が原因の微生物感染症 を治療し、あるいは抑制するのに用いられる。この用法は、微生物感染症に罹病 したか、あるいは併発した投与対象生物体に対して、マゲイニンペプチド或はそ のアナログ或は誘導体、PGLaペプチド、あるいはXPFペプチドを、感染微 生物の生育を抑制する量、投与することによって行われる。
このペプチド組み合せ組成物は、微生物に汚染され易い物材に対する保存料ある いは殺菌料として用いられる。
この発明において用いられるマゲイニンペプチドは、例えばマゲイニン■、■、 ■などのマゲイニン或はそのアナログ或は誘導体である。このマゲイニンペプチ ドは、好ましくは、下記のペプチド構造X12を、その基本構造としてもつ。
−R11−R11−R12−R13−R11−R14−R12−R11−R14 −R12−R11−R11−R11−R14a−fR151n−R14a−R1 4−−上記の構造において、R11は、疎水性アミノ酸;R12は。
親水性塩基性アミノ酸、R13は、疎水性アミノ酸、親水性中性アミノ酸、ある いは親水性塩基性アミノ酸、R14およびR14aは、疎水性アミノ酸あるいは 親水性塩基性アミノ酸; R15は、グルタミン酸あるいはアスパラギン酸、あ るいは疎水性アミノ酸あるいは親水性塩基性アミノ酸であって、nは、0ないし 1である。かつ、好ましい具体例としては、R13は、疎水性アミノ酸あるいは 親水性中性アミノ酸、R14aは、疎水性アミノ酸、およびR15は、グルタミ ン酸あるいはアスパラギン酸である。
ここにおいて、疎水性アミノ酸は、Ala 、 Cys 、 Phe 、 Gl ylle 、 Leu 、 Met 、 Vat 、 Trp 、およびTyr から成るグループから選ばれる。親水性中性アミノ酸は、Asn 、 Gin  、 Ser 、およびThrから成るグループから選ばれる。親水性塩基性アミ ノ酸は、Lys 、 Arg 、およびHis 、 0rnithineから成 るグループから選ばれる。
マゲイニンペプチドは、少なくとも17個のアミノ酸を含有するのが通常であり 、また最も多くても、アミノ酸の個数は、40迄である。したがって、上述のマ ゲイニン ペプチドの基本構造は、そのアミノ末端あるいはカルボキシル末端、 あるいはその両方において、付随アミノ酸を含有する。
それ故、例えば、マゲイニンペプチドの構造は、以下の構造ここにおいて、X1 2は、上述した基本ペプチド構造であ(i i ) R14a−R12 (i i i ) R11−Rl4a−R12(i v ) R14−Rll− R14a−R12ここにおいて、R11、R12、R14、およびR14aは、 すでに定義されたものである。
また、マゲイニンペプチドは、以下の構造も有する。
−X12−212− ここにおいて、X12は、すでに定義されたものであり、212は:(i)R1 6、ここにおいて、R16は、親水性塩基性アミノ酸あるいはアスパラギンある いはグルタミンである。
(i i ) R16−Rl7 、ここにおいて、R17は、親水性中性アミノ 酸、疎水性アミノ酸、あるいは親水性塩基性アミン酸であって、好ましくは、R 17は、親水性中性アミノ酸である。
また、マゲイニンベブチドは、以下の構造も有する。
(Y121a−X12−(2121b ここにおいて、X12 、 Y12 、および212は、すでに定義されたもの であり、かつaは、0ないし1、かつbは、0ないしlである。
また、マゲイニンペプチドは、以下の基本ペプチド構造X13も含有するニ ー−R14−R11−R14a−R12−R11−R11−R12−R13−R 11−R14−R12−R11−R11−R12−ここにおいて、R11、R1 2、R13、R14、F114aは、上述したアミノ酸である。また、マゲイニ ンペプチドは、以下の構造 X13−213 もとり得る。ここにおいて、X1 3は、上述の基本ペプチド構造であって、213は: (Rlll n−(Rlll n−(R111n−(R14al n−(R15 1n−R14al n−fR141n−(R161n−(R171n ここにおいて、R11、R14、R14a、 R15、R16、およびR17は 、上述のごとく定義されたものであって、かつnは、Oないし1、かつ各nは、 同数か或は異なる数である。
マゲイニンベブチドは、少なくとも17個のアミノ酸を含有するのが通常であり 、また最も多くても、アミノ酸の個数は、40迄である。マゲイニンベブチドは 、好ましくは、23個ないし24個のアミノ酸を有する。したがって、上述した マゲイニンペプチドの基本構造は、そのアミン末端あるいはカルボキシル末端、 あるいはその両方において、付随アミノ酸を含有する。
その様なマゲイニンペプチドの代表例としては、以下の一次結合鎖(アミノ酸は 、1字コードにて記す)を有するペプチド、及びその適切なアナログおよび誘導 体が挙げられる。
(a) (NHil GIGKFLH3AGKFGKAFVGEIMKS (O H)或は(NH,+(Magainin) (b) (NH,) GIGKFLHSAKKFGKAFVGEIMS (OH )或は(NHxl(Magainin) (c ) (NHxl GIGKFLH3AKKFGKAFVGEIMN (O H)或は(NHtl(lllagaininl 以下は、マゲイニンの基本構造のペプチド誘導体あるいはアナログの例である。
(d) (NH,l IGKFLH3AKKFGKAFVGEIMNS (OH )或は(NHil(e) (NH2) GKFLH5AKKFGKAFVGEI IINS (OH3或ハ(Nl(、)(f) (N)!、) KFLH5AKK FGKAFVGEIMNS (OH)或は(N)1.1マゲイニンペプチドは、 Proc、 Natl、 Acad Sci、 Vol 84pp、 5449 −53 (Aug、 871に記載されている。この発明において言う”?グイ ニンベブチド@ (magainin peptidesl”という言葉は、基 本マゲイニン構造を有するペプチド、及びその誘導体およびアナログを指し、上 記の代表的誘導体あるいはアナログを含むが、それらに限定されるものではない 。
マゲイニンベブチドに組み合わせて用いるペプチドとして、PGLaペプチドあ るいはXPFペプチドがある。
PGLaペプチドは、PGLa或はそのアナログ或は誘導体の中のいずれかであ る。好ましくは、このPGLaペプチドは、以下の基本構造X]、4を含有する :R11−Rl7−R12−R11−R14−R14−R11−R11−R14 −R12−R11−R11−R12−R11−R11−R11−R12− ここにおいて、R11、R12、R14、およびRI7は、すでに定義されたも のである。
このPGLaペプチドは、少なくとも17個のアミノ酸を含有するのが通常であ り、また、40個のアミノ酸を含有してもよい。したがって、上述したPGLa ペプチドの基本構造は、そのアミノ末端あるいはカルボキシル末端、あるいはそ の両方において、付随アミノ酸を含有する。
それ故、例えば、PGLaペプチドの構造は、以下の構造をここにおいて、X1 4は、すでに定義されたものであり、Y14は: (i)R11: (i f ) R14−Rll ここにおいては、R11およびR14ば、すでに定義されたものである。
例えば、PGLaペプチドは、また以下の構造も有する。
−X14−214−ここにおいて、X14すでに定義されたものであり、かツ2 14は: (i) R11,あるいは(i i ) R11−Rll、ここにお いて、R11は、すでに定義されたものである。
PGLaペプチドは、また以下の構造も有する:(Y141 a−X14− ( 2141bここにおいて、X14 、Y14および214は、すでに定義された ものであり、かつaは、0ないし1、かっbは、0ないし1である。
XPFペプチドは、XPF或はそのアナログ或は誘導体の中のいずれかである。
好ましくは、このXPF様ペジペプチド以下の基本構造X16を含有する: R11−1117−812−1’111−R14−R18−R17−R11−1 1114−1?12−Rll−)111−1112−R11−R11−R11− R12−(RI51n−R11−−ここにおいて、R11、RI2 、R15、 およびRI7は、すでに定義されたものであり、R18は、グルタミンあるいは アスパラギン、あるいは親水性塩基性アミノ酸、あるいは疎水性アミノ酸であっ て、かつnは、0ないし1である。
このXPFペプチドは、少な(とも19個のアミノ酸を含有するのが通常であり 、また、最も多くてもアミノ酸の個数は、40迄である。したがって、上述した XPFペプチドの基本構造は、そのアミノ末端あるいはカルボキシル末端、ある いはその両方に、付随アミノ酸を含有する。
それ故、例えば、XPFペプチドの構造は、以下の構造を含むニ ーY16−X16− ここにおいて、X16は、すでに定義されたものであり、Y16は: (i)R 11あるいは (L i l R14−Rll ここにおいて、R11およびR14は、すでに定義されたものである。
また、XPFペプチドは、以下の構造も有するニーX16−216− ここにおいて、X16は、すでに定義されたものであり、216は、 (i)R 11;あるいは (i i ) R11−Rl8 ;あるいは(i i i ) R11−Rl8 −Proline ;あるいは(i v ) R11−Rl8−Proline −R12また。XPFペプチドは、以下の構造も有する:(Y161a−X16 − (2161bここにおいて、X16 、YI6 、および216は、すでに 定義されたものであり: aは、0ないしl、およびbは、OないしIである。
XPFベブタイドあるいはPGLaベブタイドとしては、各々以下の一次アミノ 酸結合鎖(アミノ酸は、−字コードにて記す)を含有することを特徴とするもの が、好ましい;P G L a : GMASKAGAIAGKIAKVALK AL (NHxlX P F : GWASKIGQTLGKIAKVGLKE LIQPKXPFおよびPGLaについての総説が、Hoff+man et  al。
EMBOJ、 2: 711−714.1983; Andreu et al 、 J、 Btochem、 149:531−535.1985; Gibs on et al、、J、 Biol、 CheIl、 261: 5341− 5349、1986.およびGiovanni et al、 Bichen+  J、 241: 113−120、1987に掲載されている。
この発明について、以下の実施例を用いて、更に説明するが、それにより、この 発明の内容が制限されることはない。
実施例 1 約10’バクテリア/ml液を、少量のルリア(Luria )肉培地(ブロス )に摂種した。マゲイニン2 (MGN2)、PGLaペプチド、あるいはMG N2およびPGLa L:1(モル比)混合液を、継時的に、該ブロスに添加し た。24時間で培養において、微生物の生育を完全に阻止した濃度(最小阻止濃 度)を下記の第1表に示す。
第1表 PGLa及びマゲイニン2組み合せ物の抗バクテリア活性バクテリア  最小阻止濃度(μg/m 1 )MGN2 PGLa PGLa/MGN2(モ ル比 1:1) S、 aureus >500 >500 10P、 aeruginosa  250 250 10C,albicans 250 240 10M1cro coccus 125 125 10Diphtheroids 125 12 5 10E、 coli 50 50 10 第1表の結果は、マゲイニン2とPGLaペプチドをモル比1:1にて組み合わ せて、培養ブロスに添加した場合の抗バクテリア活性は、いずれのペプチドの単 独添加の場合よりも高いことを示している。
実施例 2 この実施例では、マゲイニン2溶液、PGLa溶液、およびマゲイニン2とPG Laのモル比1:1組み合せ物溶液について、夫々、1100LL/ml添加し た時の、S、 aureusの死滅1度を調べた。その結果、マゲイニン2を1 00μg / m l添加した時のS、 aureusの死滅濃度は、10バク テリア/ m 1であって、S、 aureusを完全には死滅せしめ得ないこ とが判った。ところが、PGLaを添加した場合も同様の結果であった。マゲイ ニン2とPGLaのモル比1:1組み合せ物を添加した場合のS、 aureu s死滅濃度は、10′′バクテリア/mlであって、S、 aureusを完全 には死滅せしめ得た。故に、マゲイニン2とPGLaのモル比1:1組み合せ物 は、いずれのペプチド単独に比べて10’倍以上のバクテリア死減作用を有した 。
実施例 3 ルリアブロス1mlあたり約103バクテリアになるように、S、 aureu s 、摂種した。マゲイニンに対するPGLaの組み合せモル比(+mole  PGLa / mole MGN2 )を変化させたペプチド溶液を、継時的に 、ブロスに添加した。各々の溶液について、24時間培養時点で、バクテリアの 生育を完全に阻止した濃度(MIC)測定した。得られた結果を、第2表に示す 。
第2表 Mo1e PGLa / Mo1e MGN2 M I Cvs、S、aure us [ug/m1110 / Q >500 第2表の結果は、PGLaとマゲイニン2の等モル混合溶液を、S、 aure usの培養液に添加した場合において、最大のバクテリア死滅活性が、得られる ことを示している。 また、これらのペプチドの組み合せ溶液は、いずれのモル 比においても、各々の単独溶液より高いバクテリア死滅活性を示すことが判る。
この発明によれば、この発明のペプチド組み合せ物は、広い種類の生物体に対す る投与剤として用いられる。好ましい具体例としては、投与生物体は動物であり 、その動物は、人間あるいは人間以外の動物である。マゲイニンペプチドおよび PGLaペプチドおよび/あるいはXPFペプチドは、−緒に組み合わせ単一の 組成物として用いるのがよい。
マゲイニンベブチドおよびPGLaペプチドおよび/あるいはXPFペプチドは 、薬剤の成分である無毒の基剤あるいは溶剤、例えば、増量剤、無毒の緩衝液、 あるいは生理食塩水と配合して、広い範囲の薬組成物に用いられる。この様な薬 組成物は、一時投与あるいは継続投与に用いられ、また、その投与形状は投与に 適切であればよく、例えば、液体、固体、半固体、注射液、錠剤、塗り薬、ロー ション、ペースト、カプセルなどである。マゲイニンベブチドおよびPGLaペ プチドおよび/あるいはXPFペプチドの投与方法は多様であって、その配合が 、原虫やビールスなどを含む有害微生物が原因の感染症を抑制する上で、適切あ るいは有利であるならば、マゲイニンペプチドおよびP G T−aペプチドお よび/あるいはXPFペプチドは、補助薬、プロテアーゼ、阻害薬、あるいは、 きっ抗薬と併用される。
この発明のペプチドは、投与対象生物体、とくに動物に、抗生物質的効果および /あるいは抗癌剤的効果および/あるいは抗ビールス剤的効果および/あるいは 抗微生物的効果および/あるいは殺精子剤的効果を発現するのに充分な鳳を、投 与される。
以上の、この発明に関する記述の開示により、無数の付加的方法および変法の発 明が、可能となる。それ故に、以下に記す、この発明の請求の範囲において、そ の記述とは違った発明が、容易に為し得るのである。
マゲイニンベブチド、或はそのアナログ或は誘導体;およびPGLaペプチド或 はそのアナログ或は誘導体、およびXPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導 体から成るグループの中から選ばれた少なくとも1つの成分から構成される組成 物。この組成物は、医薬として用いられる。
国際調査報告

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)マゲイニンペプチド、或はそのアナログ或は誘導体:および (b)(i)PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体、(ii)XPF ペプチド、或はそのアナログ或は誘導体から成るグループの中から選ばれた少な くとも1つの成分;から構成されることを、特徴とする組成物。
  2. 2.上記(a)および(b)の成分が、その投与対象生物体細胞の増殖を阻止す る量、存在していることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 3.(b)の成分は、PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体であるこ とを特徴とする請求項1記載の組成物。
  4. 4.(b)の成分は、XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体であること を特徴とする請求項1記載の組成物。
  5. 5.投与対象生物体に対して、(a)マゲイニンペプチド、或はそのアナログ或 は誘導体、および(b)(i)PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体 、(ii)XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体から成るグルーブの中 から選ばれた少なくとも1つの成分、の両方を、投与することから成ることを、 特徴とするペプチド投与方法。
  6. 6.(a)および(b)の成分は、別個の組成物として、投与されることを特徴 とする請求項5記載のペプチド投与方法。
  7. 7.(a)および(b)の成分は、単一の組成物として、投与されることを特徴 とする請求項5記載のペプチド投与方法。
  8. 8.(a)および(b)の成分は、その投与対象生物体の増殖を阻止するのに有 効な量を投与されることを特徴とする請求項5記載のペプチド投与方法。
  9. 9.マゲイニンペプチド或はそのアナログ或は誘導体は、計画的に分割投与され ることを特徴とする請求項8記載のペプチド投与方法。
  10. 10.マゲイニンペプチド或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体の体 重1Kgあたり、約1mgないし約100mg量、投与されることを特徴とする 請求項9記載のペプチド投与方法。
  11. 11.マゲイニンペプチド或はそのアナログ或は誘導体は、一時投与されること を特徴とする請求項8記載のペプチド投与方法。
  12. 12.マゲイニンペプチド或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体に対 して、0.05重量%ないし0.50重重%投与されることを特徴とする請求項 11記載のペプチド投与方法。
  13. 13.(b)の成分は、PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体である ことを特徴とする請求項8記載のペプチド投与方法。
  14. 14.PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、計画的に分割投与さ れることを特徴とする請求項13記載のペプチド投与方法。
  15. 15.PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体の体 重1Kgあたり、約1mgないし約100mg量、投与されることを特徴とする 請求項14記載のペプチド投与方法。
  16. 16.PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、一時投与されること を特徴とする請求項13記載のペプチド投与方法。
  17. 17.PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体に対 して、0.05重量%ないし0.50重量%投与されることを特徴とする請求項 16記載のペプチド投与方法。
  18. 18.(b)の成分は、XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体であるこ とを特徴とする請求項8記載のペプチド投与方法。
  19. 19.XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、計画的に分割投与され ることを特徴とする請求項18記載のペプチド投与方法。
  20. 20.XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体の体重 1Kgあたり、約1mgないし約100mg量、投与されることを特徴とする請 求項19記載のペプチド投与方法。
  21. 21.XPFペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、一時投与されることを 特徴とする請求項18記載のペプチド投与方法。
  22. 22.PGLaペプチド、或はそのアナログ或は誘導体は、投与対象生物体に対 して、0.05重量%ないし0.50重量%投与されることを特徴とする請求項 21記載のペプチド投与方法。
  23. 23.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、バクテリア である。
  24. 24.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、菌類である 。
  25. 25.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、原虫類であ る。
  26. 26.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、癌細胞であ る。
  27. 27.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、ビールス感 染細胞である。
  28. 28.請求項8記載のペプチド投与方法における投与対象生物体は、精子細胞で ある。
JP2503427A 1989-01-30 1990-01-25 ペプチド組合せ組成物及びその用法 Pending JPH04506056A (ja)

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