JPH04505931A - 立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法 - Google Patents

立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法

Info

Publication number
JPH04505931A
JPH04505931A JP91502659A JP50265991A JPH04505931A JP H04505931 A JPH04505931 A JP H04505931A JP 91502659 A JP91502659 A JP 91502659A JP 50265991 A JP50265991 A JP 50265991A JP H04505931 A JPH04505931 A JP H04505931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
solvent
alkyl
reaction
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP91502659A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH066594B2 (ja
Inventor
ハンター,バイロン,エイ.
Original Assignee
ユニロイヤル ケミカル カンパニー インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニロイヤル ケミカル カンパニー インコーポレイテッド filed Critical ユニロイヤル ケミカル カンパニー インコーポレイテッド
Publication of JPH04505931A publication Critical patent/JPH04505931A/ja
Publication of JPH066594B2 publication Critical patent/JPH066594B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/141Esters of phosphorous acids
    • C07F9/145Esters of phosphorous acids with hydroxyaryl compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法発明の背景 本発明はメルカプトチアゾール誘導体又はヂチオカルバミン酸誘導体を触媒とし て使用するヒンダードアリールフォスファイトの新規製造法に関するものである 。さらに、とりわけ前記触媒の存在下で、オルト−ターシャリ−アルキルアリー ルフォスファイトをトリハロゲン化燐とオルト−ターシャリ−アルキルフェノー ル性化合物との反応によって製造するものである。
技術背景 アリールフォスファイト化合物はポリマーを変色させない安定剤として極めて価 値がある。米国特許2.733゜226に記載されている如き、トリス(P−ノ ニルフェニル)フォスファイトは広くゴム及びプラスチックの安定剤として用い られている。この化合物はP−ノニルフェノールと三塩化燐との反応によって製 造されている。
反応は穏やかな温度で非常に良く進み、液状フォスファイトが高い収率で比較的 低コストで容易に得られる。金属イオン封鎖剤である成る酸による生成物の特別 な処理は本物質の加水分解安定性を改良しそして商業的生産物は多くの用途に非 常に満足されてきたと考えられる。つい最近、加水分解に対しより大きい耐性を 育する、ある種の立体的ヒンダードアリールフォスファイトが開発され、そして 水や水蒸気に対しきわめて大きい抵抗が重要な用途に対し好まれて使用されてい る。特に興味ある点はターシャリ−アルキル基をフォスファイト結合に対しオル ト位に育している多くの固状のアリールフォスファイト化合物である。
オルトターシャリ−アルキルアリールフォスファイトの製造はより少ない妨害置 換基を含むフォスファイトの製造より更に困難である。事実、触媒の存在無しに はヒンダードアリールフォスファイトは高品質の許容される収率を得ることは不 可能であることが確かめられている。
オルトターシャリ−アルキルアリールフォスファイトの形成は次のように表され る。
オルトターシャリ−アルキル基(R1)の高い妨害効果は反応を著しく阻害し、 効果的な触媒が無いと反応は加熱時間を延長した後でさえ不完全なまま残ってし まい、そして生成物中にかなりの量の部分的に反応した中間物が残存する。この ような部分的に未反応の中間体は非常に好ましくな((特に加水分解安定性に関 連して)、このような製造法は意図する応用には価値が無い。
以前の仕事において、トリエチルアミンの如き塩基性物質を、化学量論的な量で 塩酸捕捉剤として用い(U。
S、3,533.989)、希望生成物の理論量の80%以上の高い収率を得た 事を示している。ナトリウムエチラート、ナトリウムアミドおよびリチウムブチ ラードの如き他の塩基性物質がトリス(2,4−ジターシャリ−オクチルフェニ ル)フォスファイトの製造に際し、好ましくは溶剤の存在無しに、触媒として提 案されている(U。
S、 4,321.218)。けれども、引用された発明者が引用されたフォス ファイト化合物の製造に際し、化学量論的な量のトリエチルアミンの使用の方を 好む事は注目すべき事である。
米国特許4,312,818および4,440.696はトリアリールフォスフ ァイトの製造に対し広い範囲の各種の触媒を公開している。これらはアミン、ア ンモニウム塩、カルボン酸およびチオカルボン酸そしてまた燐の酸素酸のアミド 、ヘテロ環をふくむ非芳香族窒素およびその塩、スルフォン、スルフォオキサイ ドおよびスルフオニウム塩、−級、二級および三級フォスフインおよびその塩、 フォスフインオキサイド、フォスフインサルファイドまたはリン酸のエステル類 を包含する。本発明の目的は高品質の高収率を得る、そしてこれまでに公開され た触媒によって起こる諸欠点、複雑性の無い立体的なヒンダードトリアリールフ ォスファイト製造の為の触媒を提供するものである。これらの目的は以下の記述 の中で明らかになり達成される。
発明の詳細な記述 本発明に従つて用いられる触媒はフォスファイトの製造の為の触媒として先に全 く記載されたことのない有機化合物の幾つかのクラスより成っている。
これらは中心炭素原子が硫黄原子および二つの他のへテロ原子に結合している属 性を共有している。次に触媒Z1はo、SまたはN 2!はNまたはS 勿論、Z、およびZ、は更に原子価に従って、説明例として提供している以下の 構造1−VII中にて説明されるように他の置換基と結合する事が出来る。
新規触媒の第一のグループはメルカプトチアゾール誘導体として正しく記述され る。これらの化合物は(I)に概要を示した炭素、窒素及び硫黄原子の分子配列 を存する。
窒素および二つの硫黄原子上の自由な結合は、本発明中で請求している化合物の リストの中で明らかにしているように、他の原子又は基と結合することができる 。例えば、以下の化合物が含まれる。
2−メルカプトベンゾチアゾール: 2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩 : ビス(ベンゾチアジル)ジサルファイド: N−ターシャリ−ブチルベンゾ チアゾール−2−スルフェンアミド; N−シクロへキシルベンゾチアゾール− 2−スルフェンアミド;N、N−ジシクロへキシルベンゾチアゾール−2−スル フェンアミド; N−モロフすクルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド; および 2−メルカプトチアゾール。
幾つかの化合物の構造を(A)に記す。
R4およびRsは個々に水素、C,−C,□アルキル、C2−C,の枝分かれ又 は線状アルキレン:R4およびR8は組み合わされて、ベンゾ、置換フェニル、 C2−C+sの技分かれ又は線状アルキレン;mが1の時、Yは水素、アルキル アミノ、シクロアルキルアミノ、−価の金属、モルフォリノ、C,−C,アルキ ル、フェニル、置換フェニル、又はベンジル;そしてmが2の場合、Yは一つの 結合、二価の金属、Ct−C*アルキレン、又はアルキレンジアミンである。
好ましい化合物はR4及びR6がチアゾール環の隣接炭素とともに組み合わされ て、ベンゾであり、モしてmが1又は2のものである。Yはmが2の時、一つの 結合である。m=1の場合、Yは水素、アルキルアミノ、シクロへキシルアミノ 、ジシクロへキシルアミノ、モルフォリノ、亜鉛である。
更に好ましくは、R4及びR5が隣接炭素とともに組み合わされてベンゾであり 、mが1、Yが水素またはシクロへキシルアミノであるものである。
本発明に含まれる触媒の第二のグループは一般に、構造(!I)に略述した炭素 、窒素および硫黄原子の分子配列を存するジチオカルバミン酸の誘導体として分 類することが出来る。 。
ここに再び、窒素および硫黄に結合する自由結合は化合物の以下のリスト中で明 確化されるような他の原子又は基である。
テトラメチルチウラムジサルファイド テトラエチルチウラムジサルファイド テトラブロピルチウラムジサルファイドテトラブチルチウラムジサルファイド テトラベンジルチウラムジサルファイドテトラメチルチウラムモノサルファイド テトラエチルチウラムモノサルファイドテトラブロビルチウラムモノサルファイ ドテトラブチルチウラムモノサルファイドテトラベンジルチウラムモノサルファ イド構造弐Bは前述の他の化合物の構造を示す。
ZはーS一、一S−S−、S一金属−S;n=0.1である。
nが1の時、R.,Rt.Rs.R.は各々水素、C+ C−の枝分かれ又は線 状アルキル、ベンゾ、フェニル及び置換フエニルから選ばれたものである。
nが00場合、R.,Rl.R.,Reは各々独立してC,−C.アルキル、ア ルキレン、又はアルコキシから選ばれ、そしてその中で結合したR6とR7はオ キシジアルキレンであることが出来る。最も好ましくはR.Rl及び/又はRs −R*は隣接窒素と共にモルフォリノ基を形成する。
構造(III), ([V), (V)は各々種々のメルカブトチアジンン、メ ルカブトベンゾイミダゾール及びメルカブトベンゾオキサドールを示す: 構造(II!)のメルカブトチアプリン誘導体:構造(mを含むメルカブトベン ゾイミダゾール;構造(V)を含むメルカブトベンゾ才キサゾール;種々のチオ カルバミルスルフエンアミド及びN一才キシジエチレンチ才カルバミルーN一才 キシジエチレンスルフェンアミドはまた触媒として使用することが出来る。
ゴムの化学者にとって、リスト化された多くの化合物は加硫促進剤としてよく知 られており、そして大部分は容易に適当なコストで入手可能であることが明らか である。しかし多くの化合物と共に、アリールフォスファイトの製造の為の触媒 として以前に提案されたケースは全く無い。
本発明の触媒のユニークなそして顕著な特性はヒンダードアルキルアリールフォ スファイトの調製に使用するに従い明らかになってくる。この発明のヒンダード アルキルアリールフォスファイトは望ましくは、式(1)のトリアリールフォス ファイトである。
RIIR21 およびR,の望ましい構造はt−ブチル:t−アミル:t一才ク チル:t−ノニル;t−ドデシル;ジメチルベンジルである。
PCI.が増分として反応物に加えることが出来る。R,はフェニル環において 酸素にオルト置換された第三級炭素原子を含まなければならない。好ましい置換 基はターシャリーアルキルであり、最も好ましくはC4−C1lアルキルである 。しかしながら、第三級炭素原子は一つの又はそれ以上の技分かれしたアルキル 、シクロアルキル又はアリール基で置換する事が出来るけれども、このようなバ ルキーな基の抵抗は市場の有益生及び反応速度に制限を与えると信じられる。最 も好ましいR1基はターシャリーブチル、ターシャリーオクチル及びターシャリ ーアミルである。
R2及びRよは独立してハロゲン、ヒドロキシ、C4一C,.ターシャリーアル キル、c,−C2。アルキル;シクロアルキル、アリール、アラルキル、アルコ キシから選ばれる。好ましくは、水素、ターシャリ−アルキル、及びヒドロキシ である。
構造式(1)のフォスファイトはトリハロゲン化リン式(2)のヒドロキシ置換 された芳香族化合物との溶剤の存在下又は不存在下での反応によって形成される 。
他の本発明の実施態様において、二つの異なった構造式(2)のタイプのヒドロ キシ−置換された芳香族化合物(即ち二種のアルキルフェノール)が引き続いて トリ/’%ロゲン化燐と、最初は化学量論的に少ない(トリハロゲン化燐1モル 当たり3モル以下)状態で反応される。第二の反応でトリハロゲン化物の置換が 完成される。かくて、(第一のアルキルフェノール)2−(第二のフェノール) lフォスファイトが形成される。
ヒドロキシ−置換された芳香族化合物は好ましくは、2−t−ブチルフェノール 、2,4−ジ−ブチル−フェノール、2,6−ジーt−ブチルフェノール、2−  (1゜1−ジメチルプロピル)フェノール、2−t−アミルフェノール、2. 4−ジ−t−アミルフェノール、2−を−オクチル−フェノール、ジーを一オク チルフェノール、t−ノニルフェノール、t−ドデシル−フェノール、2−(ジ メチルベンジル)フェノール、2,5−ジーターシャリーープチルハイドロキノ ン、2,5−ジーターシャリーーアミルヒドロキシンである。
反応 例えば、本発明の好ましい化合物はオルトターシャリ−アルキルフェノール、適 当な溶媒及び三塩化燐からなる準備の反応混合物と良く適合する。反応温度に温 められた時、混合成分は完全に溶解して透明溶液を形成し、結晶生成物(アルキ ルアリールフォスファイト)が反応の末期の段階で生成するまで溶液状態のまま である。事実、十分な量の適当な溶媒によって全ては、塩化水素が無くなるので 、透明な溶液を保っている。冷却すると完了した反応混合物は望みの結晶反応生 成物を沈殿させる。
結晶生成物は濾過分別することが出来、そして得られた濾過液は触媒を再使用可 能な状態で保存している。濾液を含む触媒は(洗浄溶剤と一緒に)反応器中に再 充填することが出来、そして新しいアルキルフェノールと三塩化燐の充填物を加 えることによって追加の触媒無しに、製造が繰り返される。これは多数の回数を 繰り返すことが出来る。直ちに溶解する本発明の触媒のその上の利点は、望まし くない汚染物としてフォスファイト生成物と一緒に触媒が分離して来ないと言う ことである。トリエチルアミンを触媒として用いる先行当業界の場合に於いては 、アミンは徐々に発生する塩化水素と反応し、結晶性のフォスファイト生成物を 汚染し、そしてその後除去しなければならない溶剤に不溶解性のアミンハイドロ クロライドを形成する。更に、トリエチルアミンは溶剤から移動し、新しいアミ ンをその後の製造のために加えなければならない。本発明が提起するすぐ溶ける 触媒を用いた固形ターシャリ−アルキルアリールフォスファイトを得る反応方式 及び後処理は採用する装置の修正を、適合するよう変えることが出来る。オルト アルキルフェノール、溶剤、三塩化リン及び触媒から成る適当な混合物を全ての 塩化水素を除去するため、そして生成物の熱溶媒溶液を得るために十分な時間加 熱する工程についてはすでに記載した。混合物を簡単に冷却することで(好まし くは攪拌しつつ)、濾別、適当な溶剤による洗浄、及び乾燥することが出来る固 状の結晶性生成物を得る。先に述べたごとく、濾液は溶剤を含みその後に続く製 造に再使用することが出来る。
上記手順の修正は、室温に冷却した後でも溶液から生成物を析出しないよう十分 な量の適当な溶剤を使用することを含む。溶液はそれから別な場所に移され、そ こで溶剤は粗製固状の生成物(まだ触媒、未反応のアルキルフェノールを含んで いる)を残すよう除去(通常減圧下で)される。粗製生成物を適当な溶剤(メタ ノール、エタノール、イソプロパツール、又は適当な炭化水素溶剤)で処理する ことによって不溶性の精製物を得ることが出来る。濾過は先に述べた工程と同様 、この方法に於いても必要な工程である。
数多くのいかなる溶剤もヒンダードアリールフォスファイトの製造に用いること が出来る。ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等がベンゼン、トル エン、キシレン、等と同様に使用することが出来る。他の溶剤もまた、使用する ことが出来る。アルコール類もまたある場合、生成物の後処理に好都合に使われ る。メタノール、エタノール、イソプロパツールは未反応の中間物を残った触媒 と一緒に洗浄、除去することが出来る。成る条件下で、ヒンダードアリールフォ スファイトは溶剤無しに作ることが出来る。このような場合、粗生成物にアルコ ールを使用するとフォスファイトの純度を上げることが出来る。
式(2)のアルキルフェノールのモル当たり触媒のモル百分率は約、005から 10モル%の間である。さらに好ましい範囲は、01から2モルパーセントであ る。最も好ましい範囲はアルキルフェノールのモル当たり、1から1モルパーセ ントである。
式(2)のヒドロキシ置換芳香族化合物のトリハロゲン化リンは2.5:1及び 4.5:1の間である。望ましくは化学量論的比率3:1の10%以上又はそれ 以下である。
溶剤の量は(もしあったら)広く変える事が出来、そして一般的に反応物の重量 の0.1から3倍の範囲である。
使用最少量は反応物を反応器の温度で液状に保つに必要な量である。
反応温度は反応物の還流温度で都合良く進められるが、他の固定した及び反応期 間全体に亘る可変の温度プロファイルが収量、分離性等を高めるため用いられる 。
勿論、トリハロゲン化リンは反応速度を確実に良くコントロールする為゛に、反 応時間全体にわたって1反応物に増量して加える事が出来る。
立体的なヒンダードアリールフォスファイト化合物の製造に於いて、新規触媒を 用いる方法は以下の実施例中で説明する。
温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 61.9g(0,3モル)の2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3gの2−メルカプトベンゾチアゾール及び100ccのヘキサンを加える。こ の混合物に(室温で)さらに13.7g(0,1モル)の三塩化リンを加える。
混合物は徐々に還流温度に一時間以上かけて加熱する。塩化水素ガスが急速に放 出する。加熱は合計8時間塩化水素ガスの発生が完全に終わるまで続けられる。
窒素ガスを透明溶液中に通し、残った塩化水素混合物を取り除く。ヘキサンをそ の後、蒸留除去(減圧)し反応フラスコに固形残渣を残す。この生成物にさらに 100ccのイソプロパツールを加える。
混合物を攪拌すると結晶粉末の白色懸濁液を形成する。
生成物を濾過し、少量のイソプロパツールで洗浄、乾燥する。収量=61.2g (理論の94%)。この物は181−182℃にて融解した。
実施例 2 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、103g(1,/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0 .3gの2−メルカプトベンゾチアゾール及び100ccのへブタンを加える。
23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。
混合物は還流温度で8時間加熱する。窒素ガスを熱い透明溶液中に通し、残った 塩化水素混合物を取り除く。攪拌機を取り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的に 10”C)する。そこで、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル) フォスファイトが白色結晶固体として分離する。濾別後、50ccのへブタンで 洗浄する。乾燥生成物は91.28g(理論値の85%)であった。この物質は 178−184℃にて融解した。
実施例 3 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、103g(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3gのビス(ベンゾチアジル)ブチルファイド及び100ccのヘキ加える。混 合物は還流温度で8時間加熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水 素を取り除く。撹拌機を取り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的にlOoC)す る。そこで、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイ トが白色結晶固体として分離される。濾別後、5occのへブタンで洗浄する。
乾燥生成物は83.87g(理論値の78%)であった。この物質は181−1 84℃にて融解した。
実施例 4 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、!03g(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3gのN−シクロへキシルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド及び100 ccのヘキサンを加える。23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。混 合物は還流温度で8時間加熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水 素を取り除く。攪拌機を取り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的に10℃)する 。そこで、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイト が白色結晶固体として分離される。濾別後、50ccのへブタンで洗浄する。乾 燥生成物は96.68g(理論値の90%)であった。この物質は178−18 4°Cにて融解した。
実施例 5 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、103g(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3gの2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩及び1oOccのヘキサンを加 える。23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。混合物は還流温度で8 時間加熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水素を取り除く。攪拌 機を取り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的に10”C)する。そこで、トリス (2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイトが白色結晶固体と して分離される。濾別後、50ccのへブタンで洗浄する。乾燥生成物は78. 35g(理論値の73%)であった。この物質は182−186°Cにて融解し た。
実施例 6 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、103g(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3gのモルフオリルーベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド及び100CC のヘキサンを加える。23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。混合物 は還流温度で8時間加熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水素を 取り除く。攪拌機を取り付は混合物を攪拌、冷却(最終的に10℃)する。そこ で、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイトが白色 結晶固体として分離される。濾別後、50CCのへブタンで洗浄する。乾燥生成 物は76.2g(理論値の71%)であった。この物質は179−180°Cに て融解した。
実施例 7 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500ID1三つロフラスコ中 に、103g(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0 .3gの2−メルカプトチアジンン及び100ccのヘキサンを加える。
23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。混合物は還流温度で8時間加 熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水素を取り除く。攪拌機を取 り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的に10℃)する。そこで、トリス(2,4 −ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイトが白色結晶固体として分離 される。濾別後、50ccのへブタンで洗浄する。乾燥生成物は87.6g(理 論値の81%)であった。この物質は180−184°Cにて融解した。
実施例 8 温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた500m1三つロフラスコ中に 、tosg(1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール、0. 3 gの2−メルカプトベンゾオキサゾール及び100ccのヘキサンを加える 。23.0g(1/6モル)の三塩化リンを加える。混合物は還流温度で8時間 加熱する。窒素ガスを熱い溶液中に通し、残った塩化水素を取り除く。攪拌機を 取り付け、混合物を攪拌、冷却(最終的にlOoC)する。
そこで、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイトが 白色結晶固体として分離される。
濾別後、50ccのへブタンで洗浄する。乾燥生成物は87.6g(理論値の8 1%)であった。この物質は180−182°Cにて融解した。
オスファイトの製造法(2−メルカプトベンゾチアゾール触媒) 117g(1/2モル)の2,4−ジ−ターシャリ−アミルフェノール、0.3 gの2−メルカプトベンゾチアゾール及び100ccのへブタンが500m1の 三つロフラスコに詰められる。23.0g(1/6モル)の三塩化リンが加えら れる。混合物は還流温度で7時間加熱される。
その時間の後、塩化水素の放出はほとんど終わる。窒素ガスが残存した塩化水素 を運び出すため溶液中に通される。透明溶液が真空蒸発器中に置かれ、ヘプタン が除去される。油状残存物質は129gであった。これは20乾燥した。得られ たトリス(2,4−ジ−ターシャリ−アミルフェニル)フォスファイトの重量は 98.4g(理論量の88%)であり、シャープに103°Cにて溶解した。炭 素、水素、窒素の分析にて次の結果を得た。
計算値 実測値 %C28,929,09 %H10,2710,11 %N 4.2 4.24 実施例 10−22 溶剤及び触媒の再使用最初の調製品(触媒を含む)からの 溶剤濾過液を反応容器に新しいヒンダードフェノール及び三塩化リンの充填と共 に再添加された場合、実験の幾つかのシリーズによって、優れた結果が観察され る例証を得た。
再使用シリーズ(A)N−シクロへキシルベンゾチアゾール−2−スルフェンア ミドが触媒として実施例1温度計、還流冷却器、マントルヒーターを設けた50 0m1三つロフラスコ中に、303g (1/2モル)の2゜4−ジ−ターシャ リ−ブチルフェノール、0.3gのN−シクロへキシルベンゾチアゾール−2− スルフェンアミド及び100CCのヘキサンを加える。23.0g(1/6モル )の三塩化リンを加える。混合物は8時間還流温度に加熱された。窒素ガスを熱 い溶液中に通し、残った塩化水素を取り除く。攪拌機を取り付は混合物を攪拌、 冷却(最終的に10°C)する。そこで、トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブ チルフェニル)フォスファイトが白色結晶固体として分離される。濾別後、5o ccのへブタンで洗浄する。乾燥生成物は80.4g(理論値の74%)であっ た。この物質は178−184°Cにて融解した。
実施例 11 上のlOからの合併した濾液及び洗浄液(触媒を含む)を反応フラスコの中に1 03gの2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール及び23.0gの三塩化リ ンと一緒に再充填した。還流温度で8時間加熱した後、溶液を攪拌、冷却した。
濾過生成物は50ccのへブタンで洗浄した。乾燥結晶性固体の重量は101. 67g、融点は183−184℃であった。
実施例 12 上の11からの濾液を反応フラスコの中に103gの2.4−ジ−ターシャリ− ブチルフェノール及び23gの三塩化リンと一緒に再充填した。8時間還流した 後、混合物を10°Cに冷却、濾過、50ccのへブタン洗浄による後処理を行 った。乾燥結晶性固体の重量は95.2 g、融点は183−185℃であった 。
実施例 13 上の12からの濾液を103gの2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール及 び23gの三塩化リンと8時間還流して加熱した。溶液を攪拌、冷却しつつ結晶 生成物を析出させ、5occのへブタンで生成物を洗浄(乾燥した時)、重量は 96.68g、そして182−185°Cで融解した。
再使用シリーズ(B)(触媒としてN、 N−ジシクロヘシリーズ(A)に概説 した一般的手順に従って、103gの2,4−ジターシャリ−ブチルフェノール 、0.3で処理し8時間還流温度で加熱した。生成物をヘキサンで洗浄、乾燥後 の重量は81.9 gであり、180−186℃の融点であった。
実施例 15 上記実施例14の濾過、洗浄液を103gの2,4−ジターシャリ−ブチルフェ ノールと23gの三塩化リンと還流して8時間加熱した。濾過、洗浄(50cc へブタン)した。乾燥生成物は88.7gであり、183−185℃にて融解し た。
実施例 16 上記実施例15の濾過、洗浄液を103gの2.4−ジターシャリ−ブチルフェ ノールと23gの三塩化リンとを再び加熱した。濾過、洗浄(50ccへブタン )した。
この場合の生成物は83.09gであり、183−185℃にて融解した。
上記実験において記載した条件を用いて、103gの2.4−ジターシャリ−ブ チルフェノール、0.3gのテトラメチルチウラムジサルファイド、100cc のへブタン及び、23gの三塩化リンを反応せしめ、78.29gの生成物を得 、その融点は179−185℃であった。
実施例 18 上記実施例17の濾過、洗浄液を新しく添加した1゜、 3gの2.4−ジター シャリ−ブチルフェノールと23gの三塩化リンと共に加熱する。生成物の重量 は91.63g、融点は182−184℃であった。
実施例 19 上記実施例18の濾過、洗浄液を新しく添加した103gの2,4−ジターシャ リ−ブチルフェノールと23゜0gの三塩化リンと共に加熱する。収量は89. 3 g、融点は180−183°Cであった。
実施例 20 上記記載の方法に従って、103gの2,4−ジターリンを反応せしめ、融点1 81−186°C5収量75.1gのトリス(2,4−ジターシャリ−ブチルフ ェニル)フォスファイトを得た。
実施例 21 上記、20の濾過、洗浄液を103gの2.4−ジターシャリ−ブチルフェノー ルと23.0gの三塩化リンと共に8時間還流した。濾過、洗浄した生成物は9 6.4gであり、181−184℃にて融解した。
上記、21の濾過、洗浄液を103gの2.4−ジターシャリ−ブチルフェノー ルと23.0gの三塩化リンと共に8時間還流加熱した。生成物の収量=88. 9g、融点は180−183℃であった。
実施例 23−51 トリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)フォスファイトの追加の製 造法は触媒としての2−メルカプトベンゾチアゾールの量を変え、本質的に実施 例1−9に述べた工程に従って行われる。反応条件および生成物の融点と共にこ れらの製造法の収量を表1に示す。
この表から高収量のトリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール)フォ スファイトは非常に少量の触媒を用いた成る反応条件下で得ることが出来ること が判る。
実施例52−63及び比較実験A、B、C再び、実施例1−9に概説した方法に 従って、さらにトリス(2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノール)フォスフ ァイトを本発明の範囲内の種々の触媒を用い、異なる反応条件下で調製した。ま た、比較実験A及びBは先行技術の触媒を用いて行った。比較実験Cは触媒を含 まない。
表Uは、高収量は非常に少量の触媒で得ることが出来そしてこれらの収量は代表 的先行技術の触媒より優れていることを明らかに示している。
トリス(2,5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フォスファ イト。
以下の物が500m1の3日フラスコ中に入れられる。
111g (1/2モル)の2,5−ジターシャリ−ブチルハイドロキノン、0 .3 gのメルカプトベンゾチアゾール、200cCトルエン、23g三塩化リ ン。
混合物を徐々に1時間以上81℃に加熱すると、塩化水素が放出される。混合物 を更に7時間、120°C近くに加熱する。−晩装置、室温に冷却した後生成物 が結晶化する。攪拌機を取り付け、混合物を100°C近辺に再加熱すると全て 溶液に変化する。窒素ガスの流れを溶液中に通し残存微量の塩化水素を除去する 。ヒーターを除去し混合物を攪拌、室温に冷却すると生成物が結晶化する。
結晶を濾過、100ccのトルエン及び5occへキサンで2回洗浄する。乾燥 生成物は102gの重さく理論量の88%)で、266−273℃で融解した。
分析結果: 計算量 実測値 %C72,6272,53 %H9,089,17 %P 4.47 4.66 実施例 65 トリス(2−ターシャリ−ブチル−4−ノニルフェニル)フォスファイト。
実施例64に記載の同一の設備を用いて、以下の組成物を500m1三ロフラス コに入れる:138g(1/2モル)の2−ターシャリ−ブチル−4−ノニルフ ェノール、 0.4gのメルカプトベンゾチアゾール23.0g(1/6モル)の三塩化リン 混合物を徐々に49°Cに加熱する。ここで混合物は甚だしく泡立つ。この点で 、100ccのへブタンを加える。
温度を徐々に96°Cに上げ、2時間以上の間加熱を継続する。塩化水素は抑制 できるように放出され、そして遭遇する泡は問題が無い。混合物はさらに10時 間、96°から110°Cの間で加熱される。加熱反応混合物中に窒素ガスを通 し、残存塩化水素を除去する。ヘプタンは混合物を減圧下で加熱する事により除 去する。得られた生成物は微着色粘凋液体である。収量は140グラム(理論量 の98.67%)であった。
実施例 67 2.4−ジ−ターシャリ−アミルフェノール(2/3モル)、及び2,4−ジタ ーシャリ−ブチルフェノール(1/3″″′L′)と5塩化り′。反応・ 5, 01/3モルの三塩化リン(46g)を’5−e’ m l三ロフラスコに入れ る。1oOccのトルエン及び0.2gのメルカプトベンゾチアゾールを加える 。それから、156g(2/3モル)の溶融2.4−ジ−ターシャリ−アミルフ ェノールを温度を55°と65°の間に保って、2時間以上かけて滴下する。温 度をその後2時間の間120−123°Cに上げる。窒素ガスを残存塩化水素を 除去するため、熱混合物中に通す。混合物は室温に週末の間、持続する。赤外分 光分析ではヒドロキシルを示さなかった。混合物を60°Cに温め、68.3. g(1/3モル)の固状2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェノールを加える。
徐々に127°Cに加熱(2時間以上)、その後その付近の温度でさらに3時間 加熱する。残存塩化水素を除去するため窒素ガスを熱混合物中に泡立てる。トル エンを減圧下で加熱して除去する。残存生成物は冷却時に、ガラス状に固まる透 明液体であった。300ccのメタノールを加え攪拌、60°Cに加熱する。生 成物は徐々に白色粉末に結晶化した。−晩メタノール中に室温で放置した後、固 状生成物を濾過、100ccのメタノールで洗浄した。乾燥し197.8g(理 論量の90%)を得た。此の物は89−93℃にて溶解した。
実施例 68 トリス(2,4−ジターシャリ−アミルフェニル)フォスファイト 117gの2,4−ジターシャリ−アミルフェノール(l/2モル) 、0.1  gのメルカプトベンゾチアゾール、50ccのキシレン及び24g(1/6モ ル+5%過剰)の三塩化リンを加熱マントル、温度計、還流冷却器及びガス放出 チューブを有する500m1三ロフラスコに詰める。徐々に72℃に加熱、塩化 水素が発生する。更に除徐に157°Cに加熱、合計8時間加熱をこの温度付近 に保つ。窒素ガスを残存塩化水素を除去するため熱い混合物中に通す。キシレン を減圧下で加熱して除去する。フラスコ中に残った固状生成物を100ccのメ タノールで処理する。濾過した生成物は102.4gであった。これは97.5 −105.5°Cにて溶融した。この生成物はそれから200ccの熱メタノー ルと共に加熱、濾過する。生成物の重量は101.5gで105−107.5℃ にて溶融した。
比較例り 触媒を添加しない以外は、実施例68゜収量−9,16g、融点102.5−1 07.5℃実施例及び記述の種々の変更、修正は以下に請求する発明から離れる こと無しに、当業者によって行うことが出来る。
補正書の翻訳文提出書(特許法側84条の8)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.R1がC4−C18のターシャリーアルキル、R2及びR3は独立して水素 、ヒドロキシ、C4−C18ターシャリーアルキル、C1−C20の直鎖又は枝 分かれしたアルキル、シクロアルキル、アリール及びアラルキル基から選ばれた 、式(1)のトリアリールフォスファイトを製造する方法であって、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)本方法は: a)トリハロゲン化リンを、式(2)に示すヒドロキシー置換された芳香族化合 物と、溶剤の存在又は不存在下、及びヒドロキシ−置換された芳香族化合物に対 し0.005から10モル%の、触媒の存在下反応させて反応混合物を形成する こと、▲数式、化学式、表等があります▼(2)b)前記トリアリールフォスフ ァイトを前記反応混合物から分離すること より成る方法であって; 前記触媒は、構造(I)を含むメルカプトチアゾール誘導体; ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造(II)を含むジチオカルバミン酸誘導体;▲数式、化学式、表等がありま す▼ 構造(III)のメルカプトチアゾリン誘導体;▲数式、化学式、表等がありま す▼ 構造(IV)を含むメルカプトペンズイミダゾール;及び ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造(V)を含むメルカプトベンゾオキサゾール▲数式、化学式、表等がありま す▼ から成るグループから選択される事を特徴とする方法。
  2. 2.反応工程(a)は溶剤の存在下で、そして分離工程である工程(b)は前記 溶剤及び実質的に前記触媒の全てを含む濾液を残すように行うことを特徴とする 請求範囲1に従う方法。
  3. 3.さらに、反応工程(a)における前記溶剤及び前記触媒の実質的に全てを、 前記濾液に置き換えて、引き続き反復多数回用いる、繰り返しの工程(a)及び (b)から成る請求範囲2に従う方法。
  4. 4.前記分離工程(b)が前記トリアリールフォスファイトを結晶化する事から 成る請求範囲1に従う方法。
  5. 5.前記分離工程(b)が前記トリアリールフォスファイトを結晶化する事から 成る請求範囲2に従う方法。
  6. 6.R4及びR5は各々水素、C1−C12アルキル、C2−C8枝分かれ又は 直鎖アルキレン;R4及びR5は組み合わされて、ベンゾ、置換フェニル、C2 −C18枝分かれ又は直鎖アルキレン;mが1である時、Yは水素、アルキルア ミノ、シクロアルキルアミノ、一価の金属、モルフォリノ、C1−C8アルキル 、フェニル、置換フェニル、又はベンジル;そしてmが2である時、Yは或る結 合、二価金属、C2−C8アルキレン、又はアルキレンジアミンである前記メル カプトチアゾール誘導体が式(A)の構造を有する請求範囲1に従う方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  7. 7.nは0又は1であり、Zは−S−,−S−S−,S−金属−S−;nが1の 場合R6,R7,R8,R9は独立して水素、C1−C8枝分かれ又は直鎖アル キル、ベンゾ、フェニル又は置換フェニルから選ばれ;nが0の時、R6,R7 ,R8R9はそれぞれ独立してC1−C8アルキル、アルキレン、アルコキシ、 そしてR6及びR7組み合わされてオキシジアルキレンである、前記ジチオカル バミン酸誘導体が式(B)の構造を有する請求範囲1に従う方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  8. 8.R4,R5が環の中の二つの隣接炭素原子と一緒に、組み合わされてベンゾ である請求範囲6に従う方法。
  9. 9.m=2の時、Yはある結合、そしてm=1の場合、Yは水素、アルキルアミ ノ、シクロヘキシルアミノ、ジシクロヘキシルアミノ、モルフォリノ、アルキル アミノ又は亜鉛である請求範囲8に従う方法。
  10. 10.mがlでYが水素またはシクロヘキシルアミノである請求範囲8に従う方 法。
  11. 11.前記触媒が2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチア ゾールの亜鉛塩、ビス(ベンゾチアジル)ジサルファイド、N−ターシャリーブ チルベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド、N−シクロヘキシルベンゾチア ゾール−2−スルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシルベンゾチアゾール− 2−スルフェンアミド、N−2−モルフォリルーベンゾチアゾール−2−スルフ ェンミド、2−メルカプトチアゾール、メルカプトベンゾオキサゾール、及び2 −メルカプトチアゾリンから成る群から選ばれた請求範囲1に従う方法。
  12. 12.前記触媒がテトラメチルチウラムジサルファイド、テトラエチルチウラム ジサルファイド、テトラプロピルチウラムジサルファイド、テトラブチルチウラ ムジサルファイド、テトラベンジルチウラムジサルファイド、テトラメチルチウ ラムモノサルファイド、テトラエチルチウラムモノサルファイド、テトラプロピ ルチウラムモノサルファイド、テトラブチルチウラムモノサルファイド、及びテ トラベンジルチウラムモノサルファイドから成る群から選ばれた請求範囲1に従 う方法。
  13. 13.ヒドロキシ−置換の芳香族化合物が2−t−ブチルフェノール、2,4− ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2−(1,1 −ジメチルプロピル)フェノール、2−t−アミルフェノール、2,4−ジ−t −アミルフェノール、2−t−オクチルフェノール、2,4−ジ−t−オクチル フェノール、2−t−ノニルフェノール、2−t−ドデシルフェノール、2−( ジメチルベンジル)フェノール、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2, 5−ジ−t−アミルハイドロキノンより成る群から選ばれた請求範囲1に従う方 法。
  14. 14.前記溶剤は工程(a)に於いて用いられ、飽和又は不飽和脂肪属、芳香族 及びアルキル置換芳香族、及びハロゲン化脂肪族から成る群から選ばれた請求範 囲2に従う方法。
  15. 15.前記溶剤がヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デセン、ベンゼン、 ナフサ、トルエン、キシレン及びこれらの混合物から成る群から選ばれた請求範 囲14に従う方法。
  16. 16.前記結晶化工程が前記反応混合物中にアルコールの添加を含む請求範囲5 に従う方法。
  17. 17.前記反応工程(a)に於いて、溶剤を使用せず、そして前記分離工程(b )は前記反応混合物中にアルコールの添加を含む請求範囲1に従う方法。
  18. 18.前記反応工程(a)は最初、式(2)のヒドロキシー置換芳香族化合物を 化学量論的により少ない量を用い、そして前記方法は、さらに第二のヒドロキシ 置換芳香族化合物を工程(a)の反応混合物中に加えて反応を完結すること以外 は、前記工程(a)と同一である第二の反応工程より成る請求範囲1に従う方法 。
  19. 19.トリス(2,4−ジターシャリーブチルフェニル)フォスファイトを製造 する方法において、a)実質的に化学量論的な量の2,4−ジターシャリーブチ ルフェノールを溶剤中でトリハロゲン化リンと混合する工程であって、前記2, 4−ジターシャリーブチルフェノールに対し0.005から10モルパーセント の触媒の存在下で混合する事から成り、その触媒が2−メルカプトベンゾチアゾ ール、N−オキシジエチレンベンゾチアゾールスルフェンアミド、テトラアルキ ルチウラムジサルファイド、テトラアルキルチウラムモノサルファイド、N−オ キシジエチレンチオカルバミル−N−オキシジエチレンスルフェンアミド、2− メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、ジアルキルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベ ンジルジチオカルバミン酸亜鉛、N−シクロアルキル−2−ベンゾチアゾールス ルフェンアミド;t−ブチルベシゾチアゾールスルフェンアミド、及びジ−シク ロヘキシルベンゾチアゾールスルフェンアミドより成る群から選ばれた触媒であ る工程; b)水素の発生が実質的に終了する迄還流温度に加熱する工程; c)反応混合物を残すため、前記溶剤を蒸留除去する工程; d)前記反応混合物にアルコールを添加する工程;e)前記トリス(2,4−ジ ターシャリーブチルフェニル)フォスファイトを結晶化する工程;そしてf)前 記触媒を含有する濾過液を残して前記トリス(2,4−ジターシャリーブチルフ ェニル)フォスファイトを濾過する工程; から成ることを特徴とする方法。
JP3502659A 1989-12-08 1990-11-13 立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法 Expired - Lifetime JPH066594B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US44798889A 1989-12-08 1989-12-08
US447,988 1989-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04505931A true JPH04505931A (ja) 1992-10-15
JPH066594B2 JPH066594B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=23778566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3502659A Expired - Lifetime JPH066594B2 (ja) 1989-12-08 1990-11-13 立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0504320B1 (ja)
JP (1) JPH066594B2 (ja)
KR (1) KR927003609A (ja)
AT (1) ATE111914T1 (ja)
CA (1) CA2069619A1 (ja)
DE (1) DE69012835T2 (ja)
ES (1) ES2059113T3 (ja)
WO (1) WO1991009040A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532653A (ja) * 2011-10-31 2014-12-08 ダウ テクノロジー インベストメンツ リミティド ライアビリティー カンパニー ポリ亜リン酸塩配位子の生産における結晶化溶媒の防止

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4440696A (en) * 1977-08-08 1984-04-03 Ciba-Geigy Corporation Process for producing triarylphosphites
EP0000757B1 (de) * 1977-08-08 1981-08-05 Ciba-Geigy Ag Verfahren zur Herstellung von Triarylphosphiten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532653A (ja) * 2011-10-31 2014-12-08 ダウ テクノロジー インベストメンツ リミティド ライアビリティー カンパニー ポリ亜リン酸塩配位子の生産における結晶化溶媒の防止

Also Published As

Publication number Publication date
KR927003609A (ko) 1992-12-18
ATE111914T1 (de) 1994-10-15
EP0504320B1 (en) 1994-09-21
JPH066594B2 (ja) 1994-01-26
EP0504320A1 (en) 1992-09-23
WO1991009040A1 (en) 1991-06-27
DE69012835T2 (de) 1995-02-16
DE69012835D1 (de) 1994-10-27
ES2059113T3 (es) 1994-11-01
CA2069619A1 (en) 1991-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5254709A (en) Method for preparing stearically hindered aryl phosphites
US3192243A (en) Phosphorous derivatives of pentaerythritol
US2792394A (en) Preparation of sulfenyl dithiocarbamates
US3232830A (en) Insecticidal (thio) phosphinic acid esters
US2471472A (en) Method of forming phosphonic and thiophosphonic acid chlorides
US6653494B2 (en) Processes for producing triaryl phosphite
US3346669A (en) Halo-phosphorus compounds and process for their preparation
JPH04505931A (ja) 立体的ヒンダードアリールフォスファイトの製造法
US2965666A (en) Method of producing nu-substituted derivatives of imidodi-phosphoric and-thiophosphoric acids
US2728791A (en) Tri(3-methyl-1-butyn-3yl) phosphite and method for preparing same
JPS603317B2 (ja) 塩化ホスフアイトの製造方法
US3104259A (en) Method of preparing phosphinic chlorides
US2892862A (en) 2-halo-2-oxo-1, 3, 2-dioxaphosphorinanes and process for their production
US4420437A (en) Preparation of a 2-aralkyl-5,5-dialkyl-1,3,2-dioxaphosphorinan-2-one from 2-aralkoxy-5,5-dialkyl-1,3,2-dioxaphosphorinane
US3064031A (en) Process for preparing dialkyl alkyl phosphonates
US2567154A (en) Tetra-alkylmonothionopyrophosphate and process of preparation
US2894016A (en) Heterocyclic phosphorus-containing compounds and their production
US3197497A (en) Allenic phosphorus derivatives
US2876245A (en) Production of heterocyclic dithiophosphate ketoesters
US2822374A (en) Preparation of organic phosphorothioic halides
US3636144A (en) Dithiophosphoric acid salts and process for making same
US3853909A (en) Process for preparing cyclicdicarboximido-substituted phosphonothioates
US2750399A (en) Process for alkyl phosphoryl dichlorides
US3131186A (en) Unsymmetrically substituted triazinyl alkyl phosphates
US2855423A (en) O-aryl o-lower alkyl phosphorohydrazidothioates