JPH0450560A - メタルシール弁及びその製造方法 - Google Patents
メタルシール弁及びその製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
なメタルシール弁とその製造方法に係り、特にスリーブ
により摺動自在に保持されたスブールを往復動させなが
らスリーブ外周側に位置する弁本体の流体通路の切換え
動作を行うメタルシール弁とその製造方法に関する。
ルを往復動させながら流体通路の切換え動作を行う電磁
切換弁は公知であり、この種の切換弁は例えば第7図に
示すように、等間隔に穿設した流体通路A−Eに連通ず
る環状溝A′〜E″を内周面に形成した円筒状の弁本体
と、前記環状溝A −E’と対応する部位に周方向に沿
って複数の通孔103を穿設すると共に、外周面側に環
装したOリング104を利用して隣接する環状溝A′〜
E′間を気密的に封止可能に前記弁本体内周面に嵌装さ
せたスリーブ105と、該スリーブ105内に摺動自在
に嵌装させたスプール21、該スプール21に背面側よ
りバネ力を付勢するコイルバネ20及び蓋体23と、該
蓋体23の反対側に配置し、前記スプール21より突設
する接触子21aに当接する可動鉄心22aを駆動させ
るソレノイド22からなり、前記ソレノイド22の0N
10FF作動によりスプール21を往復動させながら弁
本体102側の流体通路A−Hの切換え動作を行う様に
構成している。
弁においては、前記通孔103に供給/排出される流体
の通過量の増大に対応させるためには、その通過面積、
特にスリーブ105の通孔103直径を大にするか若し
くは各環状溝A″〜E″に沿って周方向に穿設した通孔
103数量を大にする必要があるが、スプール21の移
動量はソレノイド22のストロークに依存するものであ
る為に、スリーブ105の通孔103直径を少なくとも
前記ストローク長より/l)に設定しなければ円滑な流
体通路A−Eの切換えが不可能になり、この為、前記ス
リーブ105の通孔103直径の拡大には限界がある。
径が決っている以上限界がある。
28号においては、前記通孔103を周方向に長円状に
した技術が開示されているが、このように構成すると前
記長円間に形成されるリブ数が少なくなり、結果として
その分リブ幅を大にしなければならず、結果としてそれ
ほどの有効断面積の拡大につながらない。
05の強度性を低下させる事なく、容易に前記有効断面
積の拡大を図る事の出来るメタルシール弁とその製造方
法を提供する事を目的とする。
動自在に保持するスリーブ105を1の部材で形成する
事なく、同軸上に所定間隔存して配列した複数のスリー
ブリング2により形成した点、前記夫々のスリーブリン
グ2を、弁本体1側の隣接する流体通路A−E間に挟ま
れる区域に配設した点、前記スリーブを弁本体lに一体
的に固着させた点を特徴とするメタルシール弁を提案す
る。
手段は後記実施例に示すように、樹脂成形が好ましいが
、これのみに限定されず接着剤や熱溶着により固定して
もよい。
為に、スリーブリング2は金属材で形成する必要がある
が、弁本体lにおいては該スリーブと同種又は異種の金
属材で形成しても又後記実施例に示すように樹脂材で形
成してもよい。
グ2として分割して形成し、而も夫々のスリーブリング
2を、弁本体l側の隣接する流体通路A−E間に挟まれ
る区域に配設したために、前記隣接するスリーブリング
2間の環状空隙を弁本体1側に形成される流体通路A−
E(環状溝A′〜E’)と連通させる事が出来、言い換
えれば従来の通孔103に対応する通路A−Eをリング
2状に形成する事が出来る。
置に比較して周方向に空気の流通を制約するリブ等の部
材が存在しない為に、有効断面積が飛躍的に増大する。
着させているために、該リング2を同軸上に位置決め保
持されスプール21の摺動自在性を容易に保証し得る。
グ2を同軸上に位置決め保持する事が前提となるが、分
割したリング2を個々に弁本体1側に固着させる製法を
採用すると、その位置決め固着が中々困難である。
を同軸上に精度よく弁本体1に固着させる事の出来る製
造方法を提案する。
リング2を金属材で夫々形成すると共に、前記弁本体l
の樹脂成形時に前記スリーブリング2を弁本体1に一体
的に固着させる事を特徴とするものである。
為に軽量化が達成されるとともに、樹脂成形により複数
のスリーブリング2を同時に一体的に弁本体1に固着す
るものである為に、容易にスリーブリング2の同軸性を
維持出来る。
を櫛歯状に立設して形成される第1の型治具4と、スプ
ール21挿通六を形成する第2の型治具12とを有し、
前記第1の型治具4の隣接する櫛歯間に配設した複数の
スリーブリング2を前記第2の型治具12により一体的
に位置保持させた状態で樹脂成形を行う事により、複数
のスリーブリング2を同時に且つ同軸に一体的に弁本体
1に固着する出来る。
状に密着保持する油圧マンドレルにより形成する事によ
り樹脂成形後のスリーブリング2の脱離を容易に行う事
が出来る。
説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記
載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する
趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
との差異を中心に説明するに、スリーブは6本のスリー
ブリング2に分割され、隣接する流体通路A−E間にき
っちり嵌合可能に該通路A−E間幅と同一に設定してい
る。又前記流体通路A−Hの反対側に位置する半円状の
環状溝A′〜E′はその両側周縁部に半円状の鍔部1b
を設け、該鍔部1bにより前記リング2を挟持可能に構
成する。
ーブリング2を一体的に固着させている。
lの製造方法を示す。
第1の型治具4で、底板5の両端側に一対の側板6を対
向して立設すると共に、該側板6間に流体通路型7を櫛
歯状に立設する。
E′に対応する半円部7bを設け、該手内部7b両周縁
7cを僅かに段差状に削成して前記鍔部型を形成する。
体通路A−E間を貫通する穴8を設けると共に、該貫通
穴8の直径をスリーブリング2内径と同一に設定する。
、外径がスリーブリング2内径と等しい円柱型をなし、
本体16と殻部材16との間の空隙に油を注入し、締め
付けねじ18を締め付けて発生する油圧により薄肉の殻
部材16が拡径する、いわゆる油圧マンドレルとして機
能する。
具で、前記第1の型治具4の流体通路型7間に挿入可能
に横方向に延設する櫛歯状をなし、その底部をL字状に
削成して第1の型治具4の底板5側端面に当接して位置
決めする為の段差部N。
ング2外径と同一曲率の円弧状に形成する。
繞閉塞させる外枠13である。
説明する。 先ず治具9の櫛歯を第1の型治具4の流体
通路型7間に挿入してその底部段差部10を底板5側端
面5aに当接して位置決めする。
間に落とし込むと、該リング2の外径が治具9の円弧部
11に当接してスリーブリング2の内径2aと第1の型
治具4の貫通穴8はの軸心が一致して実質的に1つの六
となる。
、締め付けねじ18を締め付けると各スリーブリング2
の内径2aと殻部材16が完全に密着して夫々のスリー
ブリング2の六2aが同軸状に保持される。
ーブがセットされた状態となる。この状態で外枠13に
より前記第1の型治具4の外周囲を囲繞閉塞させた後、
固定ねじ15により両者間の固定を行う。
た後、前記各型治具を取除くとスリーブリング2がイン
サート成形された弁本体lが得られる。
正するために、該リング2内面のホーニング加工とラッ
ピング加工を施した後、前記電磁切換弁内に組込む事に
より洩れのない又本発明の作用効果を円滑に達成し得る
弁本体1を得る事が出来る。
発明を適用した場合について説明したが、これのみに限
定される事なく、パイロット型の切換弁でも適用でき、
又流体通路A−4の数も特に限定されない。
(環状溝)に連通ずるスリーブの通孔が全周が開口され
たリング状通路となる為に、有効断面積を飛躍的に増大
でき、より大きなアクチュエータの駆動が可能となると
共に、同じ有効断面積で前記リング状通路の幅厚を従来
に比して小に設定する事が可能となるために、弁本体1
自体を短縮化出来、その全装置の小型化と省取り付はス
ペース化につながる。
ーク、言い換えればソレノイドのストロークを短くする
事が出来るために、消費電力を少なくする事が出来る。
のではなく、両者が一体的に形成されているために、両
者間を気密封止するための0リング等が不要になるため
に部品点数の削減と、組み付は時間の短縮及び構成の簡
単化につながる。
且つスリーブリングを一体成形する構成を取ると、気密
性の一層の向上とスリーブリングの同軸化の維持、及び
軽量化が達成される。
した発明により一層容易に且つ精度よく弁本体の製造が
可能となる。
7図は従来技術に係る電磁切換弁の断面図、第2図は流
体通路型を櫛歯状に立設して形成される第1の型治具の
正面図、第3図はスプール挿通穴を形成する第2の型治
具の断面図、第4図は各型治具の組立て前の配置状態を
示す分解斜視図、第5図はその組み立て後の状態を示す
正面図、第6図は外枠を取り付けた状態を示す側面図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)スリーブにより摺動自在に保持されたスプールを往
復動させながら、スリーブ外周側に位置する弁本体の、
スプール移動方向に沿って配設された複数の流体通路の
切換え動作を行うメタルシール弁において、前記スプー
ルを摺動自在に保持するスリーブを、同軸上に所定間隔
存して配列した複数のスリーブリングにより形成すると
共に、該夫々のスリーブリングを、弁本体側の隣接する
流体通路間に挟まれる区域に位置せしめた状態で、該ス
リーブリングと弁本体とを一体的に固着させた事を特徴
とするメタルシール弁 2)所定間隔存して同軸上に配設した複数のスリーブリ
ングにより摺動自在に保持されたスプールを往復動させ
ながら、前記スリーブリング外周を囲繞する弁本体側に
形成した複数の流体通路の切換え動作を行うメタルシー
ル弁の製造方法において、前記弁本体を樹脂体で、前記
スリーブリングを金属材で夫々形成すると共に、前記弁
本体の樹脂成形時に前記スリーブリングを弁本体に一体
的に固着させる事を特徴とするメタルシール弁の製造方
法 3)前記流体通路型を櫛歯状に立設して形成される第1
の型治具と、スプール挿通穴を形成する第2の型治具と
を有し、前記第1の型治具の隣接する櫛歯間に配設した
複数のスリーブリングを前記第2の型治具により一体的
に位置保持させた状態で樹脂成形を行う事を特徴とする
請求項2)記載のメタルシール弁の製造方法 4)前記第2の型治具が、スリーブリングを同軸状に密
着保持する油圧マンドレルからなる請求項3)記載のメ
タルシール弁の製造方法
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---|---|---|---|
JP15863290A JP2825185B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | メタルシール弁及びその製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450560A true JPH0450560A (ja) | 1992-02-19 |
JP2825185B2 JP2825185B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=15675954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15863290A Expired - Fee Related JP2825185B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | メタルシール弁及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2825185B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017146260A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | バルブ部品、及びバルブ部品の製造方法 |
US10118601B2 (en) | 2016-04-25 | 2018-11-06 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Brake hose support structure of vehicle |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP15863290A patent/JP2825185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017146260A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | バルブ部品、及びバルブ部品の製造方法 |
CN108700213A (zh) * | 2016-02-25 | 2018-10-23 | 爱信艾达株式会社 | 阀部件以及阀部件的制造方法 |
US10118601B2 (en) | 2016-04-25 | 2018-11-06 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Brake hose support structure of vehicle |
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JP2825185B2 (ja) | 1998-11-18 |
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