JPH0450462A - 燃料供給ポンプの制御装置 - Google Patents

燃料供給ポンプの制御装置

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JPH0450462A
JPH0450462A JP2160011A JP16001190A JPH0450462A JP H0450462 A JPH0450462 A JP H0450462A JP 2160011 A JP2160011 A JP 2160011A JP 16001190 A JP16001190 A JP 16001190A JP H0450462 A JPH0450462 A JP H0450462A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は燃料供給ポンプの制御装置に関する。
〔従来の技術〕
デユーティ比に応じて吐出量が制御せしめられる燃料供
給ポンプを具備し、燃料供給ポンプから吐出された高圧
燃料をリザーバタンク内に供給し、リザーバタンク内の
燃料圧と予め定められた目標燃料圧との差圧に基いてデ
ユーティ比の補正量を計算し、この補正量によりデユー
ティ比を補正することによりリザーバタンク内の燃料圧
を目標燃料圧に一致させるようにした燃料供給ポンプの
制御装置が公知である(特開昭63−117147号公
報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかじな゛がら燃料供給ポンプは回転数が低くなるほど
燃料を圧縮するのに要する時間が長くなるために燃料供
給ポンプ内における圧縮燃料の漏洩量が多くなり、斯く
して燃料供給ポンプの吐出効率が低下する。従ってリザ
ーバタンク内の燃料圧と目標燃料圧との差圧に基いてデ
ユーティ比の補正量を計算し、この補正量によりデユー
ティ比を補正しても燃料供給ポンプの回転数が低いとき
には燃料供給ポンプの吐出量がさほど増大成いは減少せ
ず、斯くしてリザーバタンク内の燃料圧が目標燃料圧と
なるのに時間を要するという問題がある。これに対して
燃料供給ポンプの回転数が低いときにリザーバタンク内
の燃料圧が急速に目標燃料圧に近づくようにデユーティ
比の補正量を大きくすると今度は燃料供給ポンプの回転
数が高いときにリザーバタンク内の燃料圧が目標燃料圧
を越えてしまい、斯くしてリザーバタンク内の燃料圧が
ハンチングするという問題を生ずる。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本発明によればデユーティ
比に応じて吐出量が制御せしめられる燃料供給ポンプを
具備し、燃料供給ポンプから吐出された高圧燃料をリザ
ーバタンク内に供給し、リザーバタンク内の燃料圧と予
め定められた目標燃料圧との差圧に基いてデユーティ比
の補正量を計算し、デユーティ比をこの補正量により補
正することによりリザーバタンク内の燃料圧を目標燃料
圧に一致させるようにした燃料供給ポンプの制御装置に
おいて、燃料供給ポンプの回転数に応じた吐出効率を用
いデユーティ比の補正量を補正して燃料供給ポンプ低回
転時には高回転時に比べてデユーティ比の補正量を大き
くするようにしている。
〔作 用〕
燃料供給ポンプ低回転時におけるデユーティ比の補正量
を大きくすることによって燃料供給ポンプ低回転時であ
ってもリザーバタンク内の燃料圧が急速に目標燃料圧に
一致せしめられる。
〔実施例〕
第1図に内燃機関の全体図を示す。第1図を参照すると
、1は機関本体、2は気筒、3は各気筒2に対して夫々
配置された燃料噴射弁、4はリザーバタンクを夫々示し
、リザーバタンク4は加圧燃料供給制御装置5および燃
料ポンプ6を介して燃料タンク7に接続される。燃料ポ
ンプ6は加圧燃料供給制御装置5に低圧の燃料を送り込
むために設けられている。この低圧の燃料は加圧燃料供
給制御装置5により高圧の燃料とされ、次いでこの高圧
の燃料はリザーバタンク4内に供給される。
リザーバタンク4内に蓄わえられた高圧の燃料は燃料配
分管8および各燃料噴射弁3を介して各気筒2内に噴射
される。リザーバタンク4内にはリザーバタンク4内の
燃料圧を検出する圧力センサ9が配置される。
第2図は加圧燃料供給制御装置5全体の側面断面図を示
す。この加圧燃料供給制御装置5は大きく別けると燃料
供給ポンプAと、燃料供給ポンプAの吐出量を制御する
吐出量制御装置Bとにより構成される。第3図は燃料供
給ポンプAの断面図を示しており、第4図は吐出量制御
装置Bの拡大側面断面図を示している。まず初めに第2
図および第3図を参照しつつ燃料供給ポンプAの構造に
ついて説明し、次いで第4図を参照しつつ吐出量制御装
置Bの構造について説明する。
第2図および第3図を参照すると、20は一対のプラン
ジャ、21は各プランジャ20によって形成される加圧
室、22は各プランジャ20の下端部に取付けられたプ
レート、23はタペット、24はプレート22をタペッ
ト23に向けて押圧する圧縮ばね、25はタペット23
により回転可能に支承されたローラ、26は機関によっ
て駆動されるカムシャフト、27はカムシャフト26上
に一体形成されたカムを夫々示し、ローラ25はカム2
7の面上を転勤する。従ってカムシャフト26が回転せ
しめられるとそれに伴なって各プランジャ20が上下動
する。
第2図を参照すると、燃料供給ポンプAの頂部には燃料
供給口28が形成され、この燃料供給口28は燃料ポン
プ6(第1図)の吐出口に接続される。
この燃料供給口28は燃料供給通路29および逆止弁3
0を介して加圧室21に接続される。従ってプランジャ
20が下降したときに燃料供給通路29から加圧室21
内に燃料が供給される。31はプランジャ20周りから
の漏洩燃料を燃料供給通路29へ返戻するための燃料返
戻通路を示す。一方、第2図および第3図に示されるよ
うに各加圧室21は対応する逆止弁32を介して各加圧
室21に対し共通の加圧燃料通路33に接続される。こ
の加圧燃料通路33は逆止弁34を介して加圧燃料吐出
口35に接続され、この加圧燃料吐出口35はリザーバ
タンク4 (第1図)に接続される。従ってプランジャ
20が上昇して加圧室21内の燃料圧が上昇すると加圧
室21内の高圧燃料は逆止弁32を介して加圧燃料通路
33内に吐出され、次いでこの燃料は逆止弁34および
燃料吐出口35を介してリザーバタンク4 (第1図)
内に送り込まれる。一対のカム27の位相は180度だ
けずれており、従って一方のプランジャ20が上昇行程
にあって加圧燃料を吐出しているときには他方のプラン
ジャ20は下降行程にあって燃料を加圧室21内に吸入
している。従って加圧燃料通路33内には一方の加圧室
21から必ず高圧の燃料が供給されており、従って加圧
燃料通路33内には各プランジャ20によって常時高圧
の燃料が供給され続けている。
加圧燃料通路33からは第2図に示すように燃料溢流通
路40が分岐され、この燃料溢流通路40は吐出量制御
装置已に接続される。
第4図を参照すると吐出量制御装置Bはそのハウジング
内に形成された燃料溢流室41と、燃料溢流通路40か
ら燃料溢流室41に向かう燃料流を制御する溢流制御弁
42とを具備する。溢流制御弁42は燃料溢流室41内
に配置された弁部43を有し、この弁部43によって弁
ポート44の開閉制御が行なわれる。また、吐出量制御
装置Bのハウジング内には溢流制御弁42を駆動するた
めのアクチュエータ45が配置される。このアクチュエ
ータ45は吐出量制御装置Bのハウジング内に摺動可能
に挿入された加圧ピストン46と、加圧ピストン46を
駆動するためのピエゾ圧電素子47と、加圧ピストン4
6によって画定された加圧室48と、加圧ピストン46
をピエゾ圧電素子45に向けて押圧する皿ばね49と、
吐出量制御装置Bのハウジング内に摺動可能に挿入され
た加圧ピン50とにより構成される。加圧ピン50の上
端面は溢流制御弁42の弁部43に当接しており、加圧
ピン50の下端面は加圧室48内に露呈している。
なお、燃料溢流室41内には加圧ピン50を常時上方に
向けて付勢する皿ばね51が配置される。溢流制御弁4
2の上方にはばね室52が形成され、このばね室52内
には圧縮ばね53が挿入される。溢流制御弁42はこの
圧縮ばね53によって常時下方に向けて押圧される。燃
料溢流室41は燃料流出孔54を介してばね室52内に
連通しており、このばね室52は燃料流出孔55、逆止
弁56および燃料流出口57を介して燃料タンク7 (
第1図)に接続される。この逆止弁56は通常燃料流出
孔55を閉鎖するチエツクボール58と、このチエツク
ボール58を燃料流出孔55に向けて押圧する圧縮ばね
59とにより構成される。
更に燃料溢流室41は燃料流出孔60、逆止弁61、ピ
エゾ圧電素子47の周囲に形成された燃料流出通路62
および燃料流出口63を介して燃料タンク7 (第1図
)に接続される。この逆止弁61は通常燃料流出孔60
を閉鎖するチエツクボール64と、このチエツクボール
64を燃料流出孔60に向けて押圧する圧縮ばね65と
により構成される。また燃料溢流室41は絞り通路66
および逆止弁67を介して加圧室48内に接続される。
この逆止弁67は通常絞り通路66を閉鎖するチエツク
ボール68と、このチエツクボール68を絞り通路66
に向けて押圧する圧縮ばね69とにより構成される。こ
の絞り通路66の断面積は燃料流出孔60の断面積より
も小さく形成されている。
また、一対の逆止弁56.61の開弁圧はほぼ一定に設
定されており、逆止弁67の開弁圧はこれら逆止弁56
,61の開弁圧よりも低く設定されている。即ち、逆止
弁56.61の圧縮ばね59,65のばね力はほぼ等し
く、逆止弁67の圧縮ばね69のばね力は圧縮ばね59
,65のばね力よりも小さく設定されている。
ピエゾ圧電素子47はリード線7oを介して電子制御ユ
ニット10(第1図)に接続されており、従ってピエゾ
圧電素子47は電子制御ユニッ)10の出力信号によっ
て制御される。ピエゾ圧電素子47は多数の薄板状圧電
素子を積層した積層構造をなしており、ピエゾ圧電素子
47に電荷をチャージするとピエゾ圧電素子47は軸方
向に伸長し、ピエゾ圧電素子47にチャージされた電荷
をディスチャージするとピエゾ圧電素子47は軸方向に
収縮する。燃料溢流室41および加圧室48は燃料で満
たされており、従ってピエゾ圧電素子47に電荷がチャ
ージされてピエゾ圧電素子47が軸方向に伸長すると加
圧室48内の燃料圧が上昇する。加圧室48内の燃料圧
が上昇すると加圧ピン50が上昇せしめられ、それに伴
なって溢流制御弁42も上昇せしめられる。その結果、
溢流制御弁42の弁部43が弁ボート44を閉鎖し、そ
の結果燃料溢流通路40から燃料溢流室41内への燃料
の溢流が停止せしめられる。従ってこのときプランジャ
20の加圧室21から加圧燃料通路33(第3図)内に
吐出された全ての加圧燃料はリザーバタンク4(第1図
)内に送り込まれる。
一方、ピエゾ圧電素子47から電荷がディスチャージせ
しめられてピエゾ圧電素子47が収縮すると加圧ピスト
ン46が下降するために加圧室48の容積が増大する。
その結果、加圧室48内の燃料圧が低下するために溢流
制御弁42および加圧ピストン50は圧縮ばね53のば
ね力により下降し、斯くして溢流制御弁42の弁体43
が弁ポート44を開弁する。このときプランジャ20の
加圧室21から加圧燃料通路33(第3図)内に吐出さ
れた全ての加圧燃料は燃料溢流通路40および弁ポート
44を介して燃料溢流室41内に送り込まれる。従って
このときにはリザーバタンク4 (第1図)内に加圧燃
料は供給されない。
燃料溢流通路40から燃料溢流室41内に溢流した燃料
は各燃料流出孔54,55.60および逆止弁5661
を介して燃料タンク7 (第1図)に返戻される。
ところで各逆止弁56,61の開弁圧は大気圧よりも高
い圧力に設定されており、従って燃料溢流室41内の燃
料圧は大気圧よりも高い一定圧力に保持される。前述し
たようにピエゾ圧電素子47にチャージされた電荷がデ
ィスチャージせしめられると加圧室48内の燃料圧が低
下し、加圧室48内の圧力が逆止弁67の開弁圧よりも
低下すれば逆止弁67が開弁じて燃料溢流室41内の燃
料が加圧室48内に供給される。なお、逆止弁67の開
弁圧がほぼ零となるように圧縮ばね69のばね力を極め
て弱くしておけば加圧室48内の圧力は燃料溢流室41
内の圧力とほぼ等しくなる。いづれにしても加圧室48
は加圧燃料によって満たされることになる。加圧室48
内の燃料が漏洩して加圧室48内に空間ができるとピエ
ゾ圧電素子47に電圧を印加したときに加圧室48内の
燃料圧が上昇せず、従って溢流制御弁42を上昇させる
ことができないという問題を生ずる。従って加圧室48
内は常時燃料で満たしておく必要があり、そのために燃
料溢流室41を大気圧以上に保持し、燃料溢流室41か
ら加圧室48に向けてのみ流通可能な逆止弁67を設け
ている。
第5図は第1図に示す燃料噴射弁3の拡大側面断面図を
示す。第5図を参照すると燃料噴射弁3はそのハウジン
グ80内に摺動可能に挿入されてノズル口81の開閉制
御をするニードル82と、ニードル82の円錐状受圧面
83周りに形成されたニードル加圧室84と、ハウジン
グ80内に摺動可能に挿入されたピストン85と、ハウ
ジング80とピストン85間に挿入されたピエゾ圧電素
子86と、ピストン85をピエゾ圧電素子86に向けて
付勢する皿ばね87と、ニードル82とピストン85間
に形成された圧力制御室88と、ニードル82をノズル
口81に向けて付勢する圧縮ばね89とを具備する。圧
力制御室88はニードル82周りに形成された絞り通路
90を介してニードル加圧室84に連結され、ニードル
加圧室84は燃料通路91および燃料分配管8(第1図
)を介してリザーバタンク4内に連結される。従ってニ
ードル加圧室84内にはリザーバタンク4内の高圧の燃
料が導かれ、この高圧燃料の一部は絞り通路90を介し
て圧力制御室88内に送り込まれる。斯くしてニードル
加圧室84内および圧力制御室88内の燃料圧はリザー
バタンク4内とほぼ同じ高圧となっている。
ピエゾ圧電素子86にチャージされた電荷がディスチャ
ージされてピエゾ圧電素子86が収縮するとピストン8
5が上昇するために圧力制御室88内の燃料圧が急激に
低下する。その結果、ニードル82が上昇し、ノーズル
ロ81からの燃料噴射が開始される。
燃料噴射が行われている間、ニードル加圧室84内の燃
料が絞り通路90を介して圧力制御室88に送り込まれ
るために圧力制御室88内の燃料圧は次第に上昇する。
次いでピエゾ圧電素子86に電荷がチャージされてピエ
ゾ圧電素子86が伸長するとピストン85が下降するた
めに圧力制御室88内の燃料圧が急激に上昇する。その
結果、ニードル82が下降してノズル口81を閉鎖し、
斯くして燃料噴射が停止せしめられる。燃料噴射が停止
されている間、圧力制御室88内の燃料が絞り通路90
を介してニードル加圧室84内に流出するために圧力制
御室88内の燃料圧は徐々に低下し、元の高圧に戻る。
第1図を参照すると、電子制御ユニット10はディジタ
ルコンピュータからなり、双方向性バス100によって
相互に接続されたROM(’J−ドオンリメモリ)10
1、RAM (ランダムアクセスメモリ)102、CP
U(マイクロプロセッサ)103、入力ポート104お
よび出力ポート105を具備する。圧力センサ9はリザ
ーバタンク4内の燃料圧に比例した出力電圧を発生し、
この出力電圧はAD変換器106を介して入力ポート1
04に人力される。また、入力ポート104には例えば
クランクシャフトが30度回転する毎に出力パルスを発
生するクランク角センサ107が接続され、このクラン
ク角センサ107の出力パルスから機関回転数が計算さ
れる。更に入力ポート104にはアクセルペダル108
の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ
109がAD変換器110を介して接続される。一方、
aカポート105は駆動回路111を介してアクチュエ
ータ45のピエゾ圧電素子47に接続される。
第6図にピエゾ圧電素子47を駆動するための駆動回路
111の回路図を示す。第6図を参照すると駆動回路1
11は定電圧源120と、定電圧源120によって充電
されるコンデンサ121と、充電制御用サイリスタ12
2 と、充電用コイル123 と、放電制御用サイリス
タ124 と、放電用コイル125からなる。
第7図に示すようにサイリスタ122がオンになるとコ
ンデンサ121にチャージされた電荷が充電用コイル1
23を介してピエゾ圧電素子47にチャージされる。そ
の結果、ピエゾ圧電素子47が伸長するために溢流制御
弁42が閉弁する。次いでサイリスタ124がオンにな
るとピエゾ圧電素子47にチャージされた電荷が放電用
コイル125を介してディスチャージされる。その結果
、ピエゾ圧電素子47が収縮するために溢流制御弁42
が開弁する。
前述したように溢流制御弁42が開弁せしめられるとプ
ランジャ20の加圧室21から加圧燃料通路33内に吐
出された全ての加圧燃料は溢流制御弁42を介して溢流
せしめられる。従ってこのときにはりザーバタンク4に
加圧燃料は供給されない。これに対して溢流制御弁42
が閉弁せしめられるとプランジャ20の加圧室21から
吐出された全ての加圧燃料がリザーバタンク4内に供給
され、その結果リザーバタンク4内の燃料圧は上昇せし
められる。
ところで各燃料噴射弁3から噴射される燃料量はリザー
バタンク4内の燃料圧と燃料噴射時間で定まり、リザー
バタンク4内の燃料圧は予め定められた目標燃料圧に維
持されている。一方、各気筒毎についてみると各気筒へ
は720クランク角の間に必要な量の燃料が噴射され、
従ってリザーバタンク4内の燃料は一定クランク角毎に
減少していくことになる。従ってリザーバタンク4内の
燃料圧を目標燃料圧に維持するには一定のクランク角毎
に加圧燃料をリザーバタンク4内に補給することが好ま
しく、斯くして第1図に示す実施例では一定クランク毎
に溢流制御弁42が閉弁せしめられてプランジャ20の
加圧室21から吐出された加圧燃料がリザーバタンク4
内に補給され、次いで再び溢流制御弁42が閉弁せしめ
られるまで溢流制御弁42は開弁状態に保持される。こ
の場合、一定クランク角度の間で溢流制御弁42が閉弁
しているクランク角度の割合が大きくなればリザーバタ
ンク4内に補給される加圧燃料の量が増大する。ここで
第7図に示されるように一定のクランク角度θ0の間で
溢流制御弁42が閉弁しているクランク角度θの割合、
即ち一定のクランク角度θ。の間でピエゾ圧電素子47
が伸長せしめられているクランク角度θの割合をデユー
ティ比DT(=θ/θ0)と称するとデユーティ比DT
が大きくなるほどリザーバタンク4内に補給される加圧
燃料の量が増大することになる。
第1図に示す実施例では燃料供給ポンプAは機関の17
2の回転速度で回転せしめられており、従って各プラン
ジャ20の加圧室21からの加圧燃料吐出率は第8図に
示すように360クランク角度(CA)毎に変動を繰返
す。この場合、溢流制御弁42を閉弁せしめる時期を燃
料供給ポンプAの吐出行程の末期に設定すると第8図に
示されるように溢流制御弁42は一定の360クランク
角度毎に閉弁せしめられる。
ところでリザーバタンク4内の燃料圧Pを目標燃料圧P
。に維持するための制御方法は種々の制御方法が考えら
れるが例えばデユーティ比DTを比例積分制御するよう
にした場合にはデユーティ比DTは次式で表わされる。
DT = DTP+ DT□ DTP=に、・ΔP DT、=DTI+に2・ΔP ここでDTPは比例項、DTr は積分項、ΔPはリザ
ーバタンク4内の燃料圧Pと目標燃料圧P。との差圧、
即ち(PO−P) 、 Kl・K2は係数を夫々示す。
即ち、差圧ΔPが生じると比例項DT、および積分項D
TIが変化するのでデユーティ比DTが変化せしめられ
る。従ってこの例では(DTP+[lT、)がデユーテ
ィ比DTの補正量を表わしており、従ってデユーティ比
DTはこの補正量(DT、+DT+)によって補正され
ることになる。
ところで第10図に示すようにリザーバタンク4内の目
標燃料圧P。がP。1からP。2に変化したとするとこ
のときにデユーティ比DTが応答性よく上昇してリザー
バタンク4内の燃料圧Pがオーバシュートすることなく
P。1からP。2まで急速に上昇させることが好ましい
。この場合、デユーティ比DTの変化、即ちリザーバタ
ンク4内の燃料圧Pの変化は比例項DTPの係数に、の
値、および積分項D T sの係数に2の値に依存して
おり、従って比例積分制御を行う場合にはリザーバタン
ク4内の燃料圧Pが第10図に示すようにオーバシュー
トすることなくP。1からP。2まで急速に上昇するよ
うにこれら係数に1およびに2の値が予め設定される。
ところが燃料を圧縮して圧縮した燃料を吐出する燃料供
給ポンプではポンプの形式にかかわらずに燃料供給ポン
プ内において圧縮燃料が漏洩し、この漏洩燃料量はポン
プ回転数が低くなるほど増大するのでポンプ回転数が低
くなるほどポンプの吐出効率が低下する。これは第2図
および第3図に示す燃料供給ポンプAにおいても同様で
あってポンプの回転数が低くなるほどプランジャ20に
よって加圧室21内の燃料を加圧している時間が長くな
るた緬にその間に加圧室21から漏洩する燃料量が増大
し、斯くしてポンプの吐出効率が低下することになる。
ところがポンプの吐出効率が低下すると差圧ΔPが生じ
たときにデユーティ比DTの補正量を(DT、+DTz
)  としても燃料供給ポンプAの吐出量がさほど増大
しないためにリザーバタンク4内の燃料圧Pかなかなか
上昇しない。燃料圧Pかなかなか上昇しないと積分項D
 T lが次第に大きくなるために第10図において破
線で示すようにデユーティ比DTが過度に大きくなる。
その結果第10図において破線で示すようにリザーバタ
ンク4内の燃料圧Pがオーバシュートしてハンチングし
てしまう。
そこで本発明では次式で示されるようにポンプの吐出効
率に依存した増大補正係数η9をデユーティ比DTの補
正量(DT、+DT、) に乗算することによってポン
プ回転数が低いときにはデユーティ比DTの補正量(D
T、+DT、)を増大させるようにしいてる。
DT=η9・(DT、+DTt) この増大補正係数η7はポンプ吐出効率の逆数であり、
従って第9図に示すような値となる。即ち、機関回転数
Nが200Or、 p1m以上のとき、言い換えると燃
料供給ポンプAの回転数が100Or、 p、 m以上
のときには増大補正係数η7は1.0とされ、燃料供給
ポンプAの回転数が100Or、 p、 m以下になる
と増大補正係数ηヶが1.0よりも大きな値とされる。
また、ポツプの吐出効率はりザーバタンク4内の燃料圧
Pの影響を受ける。即ち、リザーバタンク4内の燃料圧
Pが高くなると燃料供給ポンプAの吐出圧が高くなるた
めにそれだけ加圧燃料の漏洩量が増大し、ポンプの吐出
効率が低下する。従って第9図に示されるようにリザー
バタンク4内の燃料圧Pが高くなるにつれて(P4 >
P3 >P2 >PI)増大補正係数η1が増大せしめ
られる。第9図に示す増大補正係数η9と機関回転数N
、リザーバタンク4内の燃料圧Pとの関係は予めROM
 101内に記憶されている。
また、前述したように第1に示す実施例ではリザーバタ
ンク4内に加圧燃料が360クランク角度毎に補給され
る。従って360クランク角度の間において噴射される
燃料を予め供給するようにフィードホワード制御をして
おくと加速運転時のような過渡時においてもリザーバタ
ンク4内の燃料圧Pを急速に目標燃料圧P。に近づける
ことができる。このようなフィードホワード制御を取り
入れた場合にはデユーティ比DTは次式で表わされる。
DT=η9・(DTP+ [lT 、+ FF)FF=
に、−Q ここでFFはフィードホワード項、K、は予め定められ
たフィードホワード係数、Qは360クランク角度の間
における燃料噴射量である。
次に第11図および第12図を参照してピエゾ圧電素子
47の制御方法について説明する。第11図および第1
2図はピエゾ圧電素子47の制御ルーチンを示しており
、このルーチンは360クランク角度毎の割込みによっ
て実行される。
第11図および第12図を参照すると、まず初給にステ
ップ200において一気筒当りに供給される燃料噴射量
Qが計算される。この燃料噴射量0は第13FD (A
)に示されるようにアクセルペダル108の踏み込み量
りおよび機関回転数Nの関数として予めROI、l 1
01内に記憶されている。次いでステップ201では燃
料噴射量Qにフィードホワード係数Krを乗算すること
によってフィードホワード項FFが計算される。このフ
ィードホワード係数Krは360クランク角度の間にお
ける噴射回数によって変化し、例えば360クランク角
度の間において2回噴射が行われる場合には2回噴射に
対応したフィードホワード係数に、が予め定められてい
る。
次いでステップ202においてリザーバタンク4内の目
標燃料圧P。が計算される。この目標燃料圧P。は第1
3図(B)に示されるようにアクセルペダル108の踏
み込み量りおよび機関回転数Nの関数として予めROM
 101内に記憶されている。次いでステップ203で
は目標燃料圧P。から負圧センサ9により検出されたり
ザーバタンク4内の燃料圧Pを減算することによって差
圧ΔP(=Po−P)が計算される。次いでステップ2
04ではこの差圧ΔPから比例項DT、 (=に、・Δ
P)が計算され、ステップ205では積分項DTi(=
DTi +に2・△P)が計算される。次いでステップ
206では機関回転数Nおよびリザーバタンク4内の燃
料圧Pから第9図に示す関係に基いて増大補正係数η、
が計算される。次いでステップ207では次式からデユ
ーティ比DTが計算される。
DT=η7・(DTP+ DT l + FF)次いで
ステップ208ではデユーティ比DTが負になったか否
かが判別され、DT<Oであればステップ209に進ん
でデユーティ比DTが零とされ、ステップ212に進む
。一方、デユーティ比DTが正の場合にはステップ21
0に進んでデユーティ比DTが0.95よりも大きいか
否かが判別される。
DT >0.95であればステップ211に進んでデユ
ーティ比DTが0.95とされ、ステップ212に進む
。ステップ212では機関回転数Nから機関クランクシ
ャフトが360度回転するのに要する時間Tが計算され
る。次いでステップ213ではステップ212において
計算された時間Tにデユーティ比DTを乗算することに
よって時間で表したデユーティ比TDTが計算される。
次いでステップ214ではピエゾ圧電素子47が伸長せ
しtられている時間がこのデユーティ比TDTとなるよ
うにサイリスク122 、124の制御データが出力ボ
ート105に出力される。このようにしてリザーバタン
ク4内の燃料圧Pが目標燃料圧P。となるように制御さ
れる。
なお、リザーバタンク4内の燃料圧を急上昇せしめるた
めにはピエゾ圧電素子47に電荷をチャージし放しにし
ておき、溢流制御弁42を閉鎖状態に保持し続ければよ
いことになる。しかしながらピエゾ圧電素子47に電荷
をチャージし放しにしておくと電荷が次第にディスチャ
ージされてピエゾ圧電素子47が次第に収縮し、加圧室
48内の燃料圧が次第に低下する。また、加圧室48内
の燃料自体が漏洩するために加圧室48内の燃料圧が更
に低下する。
このように加圧室48内の燃料圧の低下を阻止するた約
にはピエゾ圧電素子47の電荷を周期的にディスチャー
ジしてやる必要があり、そのために第12図のステップ
210 、211においてデユーティ比DTの最大値を
0.95としている。
〔発明の効果〕
燃料供給ポンプの回転数にかかわらずにリザーバタンク
内の燃料をハンチングすることなく急速に目標燃料圧に
一致せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関の全体図、第2図は加圧燃料供給制御
装置の側面断面図、第3図は第2図の■■線に沿ってみ
た燃料供給ポンプの断面図、第4図は第2図の吐出量制
御装置の拡大側面断面図、第5図は燃料噴射弁の側面断
面図、第6図はピエゾ圧電素子の駆動回路図、第7図は
ピエゾ圧電素子および溢流制御弁の作動を示すタイムチ
ャート、第8図は溢流制御弁の作動および加圧室内の燃
料圧変化を示すタイムチャート、第9図は増大補正係数
を示す線図、第10図はデユーティ比、およびリザーバ
タンク内の燃料圧の変化を示す図、第11図および第1
2図はピエゾ圧電素子を制御するためのフローチャート
、第13図は燃料噴射量等を示す図である。 3・・・燃料噴射弁、  4・・・リザーバタンク、5
・・・加圧燃料供給制御装置、 9・・・圧力センサ、  A・・・燃料供給ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  デューティ比に応じて吐出量が制御せしめられる燃料
    供給ポンプを具備し、該燃料供給ポンプから吐出された
    高圧燃料をリザーバタンク内に供給し、リザーバタンク
    内の燃料圧と予め定められた目標燃料圧との差圧に基い
    てデューティ比の補正量を計算し、デューティ比を該補
    正量により補正することによりリザーバタンク内の燃料
    圧を目標燃料圧に一致させるようにした燃料供給ポンプ
    の制御装置において、燃料供給ポンプの回転数に応じた
    吐出効率を用い上記デューティ比の補正量を補正して燃
    料供給ポンプ低回転時には高回転時に比べて該デューテ
    ィ比の補正量を大きくするようにした燃料供給ポンプの
    制御装置。
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