JPH04503082A - ある種のビスマレイミド樹脂用連鎖延長剤としての多価フェノール - Google Patents
ある種のビスマレイミド樹脂用連鎖延長剤としての多価フェノールInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
羽シ請1
近年、ポリイミドを、高性能用途での熱硬化性樹脂として、宇宙船およびミサイ
ルの強化複合材料用およびシンタクチックフオーム用マトリックス樹脂として、
並びに印刷回路板および他の電子工学用途での積層品に利用することが増加して
いる。ポリイミド樹脂を硬化させると、通常、それらはガラス転移温度が高い且
つ化学(環境)安定性に優れた、特に、高温度での耐湿性および耐酸化崩壊性が
十分であるポリマーを与える。しかしながら、硬化樹脂は、典型的に、広範囲に
架橋して、極めて脆い、すなわち、破壊靭性が低い製品となる。
多くのビスマレイミドで、モノマーの融点でまたは融点を僅かに上回る温度で重
合を開始するという、すなわち、融解温度、と重合開始温度との温度差が小さい
という不適当な性質が明らかにされている。結果として、未硬化樹脂を流動状態
で維持することは困難であり、それに伴って均一メルトを与えるのが困難である
ことにより、加工するのが困難であることが十分に実証される。米国特許第4.
464.520号明細書の特許権所有者は、この問題を提起し且つポットライフ
が増加し、したがって「一層大きい加工窓」のビスマレイミドの種類(BMIs
)を提供した。・シカルながら、その成形材料ではなお脆い硬化ポリマーが与え
られることが示された。
硬化製品の脆性は重合の際の広範囲の架橋から生じるので、硬化製品での架橋結
合密度を減少させて他の望ましい特性に悪影響を及ぼすことなく強化されたBM
Isを提供するための多くの努力が成された。エイチ・ディー・ステンツエンベ
ルガー(H,D、Ste、nzenberger)ら、19thInterna
tional SAMPE TechnicalConference、198
7年、10月13〜15日、372〜85頁を参照されたい、一つの一般的なア
プローチは、BMIモノマーを、活性水素を有するある種の反応性二官能性試薬
と反応させてミカエル付加物を提供することであった、この反応および得られる
ミカエル付加物は、反応性二官能性試薬としてジン゛ミンを用いて化Y〜1iJ
式に1.L−t’(俣楠Fすることができる、前記の化T反応式が示すように、
ミカエル付加物によってBMIモノマー(またはオリゴマー)の二重結合密度が
減少し、結果として、硬化製品での架橋結合密度は一層低くなる。ジアミンは更
に、架橋結合密度を減少させるその機能に加えて、連鎖延長削とし、て考えるこ
とができる。
概して、ミカエル付加は塩基で触媒される反応であり、塩基としてのアミンはそ
れら自体触媒として役立つので、これは、アミンがミカエル付加において通常極
めて反応性である一つの理由である。アルコールを用いる場合、窒素置換したマ
レイミドとの反応は、追加の成分として塩基触媒を必要とする[エイ・レナー(
A、RcnnerJ ら、 He lv、Cbim、Acta、、 61 、1
443(1978)]−これらの研究者は更に、典型的なりMIモノマーへの多
価フェノール(ビスフェノールA)のミカエル付加による反応の唯一の例を、別
個の塩基触媒を必要とする連鎖延長と一緒に示した。しかしながら、得られる製
品に、最終硬化樹脂の性能をかなり低下させると思われる成分としての触媒が残
るので、連鎖延長削である多価フェノールと一緒に触媒としての第三の成分を用
いることは、概して、望ましくない、ポリオールの重要な利点は、連鎖延長削と
して用いられる芳香族ジアミンが発癌性であることが多いのに、それらは非発癌
性であるということであるので、連鎖延長用塩基触媒をポリオールと一緒に用い
なければならないということは、特に不適当である。
横道
であるものを代表する、米国特許第4.464.520号明細書のビスマレイミ
ドは、マレイミドニ重結会の相対的ヒンダード性ゆえに、あったとしても、ミカ
エル11加が十分に行なわれないと予想された。全く意外にも、このような物質
でミカエル付加が行なわれるのみならず、実際に、それらは一層成応性が低い多
価フェノールと容易に反応することが見出された。しかし、多価フェノールは前
記の13Ml5と容易に反応するだけではなく、それらは非触媒反応において、
すなわち、塩基触媒不在で反応する。この全く意外な挙動は、性能を低下させる
成分を倉まない硬化樹脂を提供し且つ連鎖延長された硬化樹脂を代表するある種
の適切な性能特性を試験するのに役立った0本出願人は、原硬化樹脂に相対して
、慨して、連鎖延長は硬化樹脂の脆性を減少させ且つ靭性を改良し、その硬化樹
脂は漬れf、:3M電率および誘電損率および匹敵する熱ll1g率および耐薬
品性を有するとい・)ことを見出しなlも意外なことに、連鎖延長されたBMI
sは、原樹脂かまたはジアミンで連M延長されたBMIffl脂よりも広い加工
窓を有する。
光明Ω!わ
本発明の目的は、S価フェノールによって触媒不在で連鎖延長されたビスマレイ
ド樹脂を製造することである。一つの態様は、1.2−ビス(2−マレイミドフ
ェニルチオ)エタンによって例証されるある種のジ−オルト−it換BMIsと
、3価フェノールとを、触媒としての任意の第三の成分不在で反応させることか
ら成る5、更に具体的な態様において、多価フェノールは二価フェノールである
。なお−111R体的な態様において、二価フェノールはへキサフルオロビスフ
ェノールAである。もう一つの態様は、ある種のジーオル1−一!換ビスマレイ
ミド、例えば1.2−ビス(2−マレイミドフェニルチオ)エタンと、多価フェ
ノールとの連鎖延長された反応生成物であり且つ第三の成分を含まない熱硬化性
樹脂である。
更に別の態様は、前記の熱硬化性■脂の熱処理から得られる硬化樹脂である。f
l!1の1様は次の説明から明らかになる。
ル盟Ω説咽
本発明は、ある種のジ−オルト置換BMIsが、任意の第三の成分によって触媒
されない反応でμつ任意の塩基触媒不在で多価フェノールによるミカエル付加が
行なわれて、反応生成物として連鎖延長されたビスマレイミドを生成するという
前例のないfi察から生じている。連鎖延長されたBMIsは、延長したボット
ライフを有し、したがって、非延長BMIsに相対して増加した加工窓を有する
熱硬化性樹脂である。連鎖延長された完全硬化樹脂からのポリマーは、破壊靭性
が改良されているのみならず、一層好ましい誘電率および誘電損率を有し、どち
らもF測されない。
本発明の実緒で用いられるBMIモノマーは、米国特許第4,464,520号
明細書で示され且つ式
(式中、RおよびR6はそれぞれ独立に、水素、最大4個までの炭素原子を有す
るアルキル基若しくはアルコキシ基、塩素または臭素であり、またはRおよびR
が−絹に、縮合したらfjQ炭化水素芳香環を形成し、1旦し、RおよびR1)
II 1
はt、−ブチルまたはt−ブトキシではないという条件付きであり、Xは0、S
またはSeであり、lは1〜3であり、そしてアルキレン橋かけ基は、所望によ
り、1〜31IIのメチル基またはフッ素で置換されている)を有するものであ
る。好ましい態様において、具体的に、x=Sである場合、特に、X=8および
1=2である場き、FL =Ft =Hである。最も好ましい!1itlb
において、ビスマレイミドは1.2−ビス(2−マレイミドフェニルチオ)エタ
ンである。
ビスマレイミドモノマーを、触媒としての第三の成分不在で、連鎖延長剤として
作用する多価フェノールとミカエル付加によって反応させる。「多価フェノール
」とは、少なくとも1個の芳香環を有し且つ化合物中のその1個または複数個の
芳香環に結合した少なくとも2個のヒドロキシル基を有する化合物を意味する。
最も重要な種類の多価フェノールは二価フェノールの種類であり、この種類の中
で最も広く利用可能である組はレソルシノールの組であり、すなわち、芳香環上
に1個以上のアルキル基で任意に置換した1、3−ジヒドロキシベンゼンであり
、特に、そのアルキル基は1〜6個の炭素原子を有する0例として、2−メチル
レンルシノール、4−メチルレソルシノール、5−メチルレソルシノール、6−
メチルレソルシノール、4−エチルレソルシノール、4−プロビルレソルシノー
ル、5−ベンチルレソルシノール、5−へキシルレソルシノール、2.4−ジメ
チルレソルシノール、2,5−ジメチルレソルシノール、4,5−ジメチルレソ
ルシノール、4,6−シメチルレソルシノール等が挙げられる。
1.3−ジヒドロキシベンゼンは最も広範に利用可能な種類のジヒドロキシベン
ゼンであることができるが、それにもかかわらず、1.2−ジヒドロキシベンゼ
ン(ピロカテコール)および1.4〜ジヒドロキシベンゼン(ヒドロキノン)も
本発明の実施で適当な二価フェノールである。説明に役立つ例として、ピロカテ
コール、3−メチルピロカテコール、4−メチルピロカテコール、エチルピロカ
テコール、プロピルピロカテコール、ブチルピロカテコール、ペンチルピロカテ
コール、ヘキシルピロカテコール、ヒドロキノン、アルキル基が1〜6個の炭素
原子を有するアルキル置換ヒドロキノン、ジアルキル置換ヒドロキノン等が挙げ
られる。
もう一つの種類の二価フェノールは、ヒドロキシル基が同じであってもよいしま
たは異なるものであってもよいジしドロキシナフタレンの種類である。この種類
を構成するものの例として、1.2−ジヒドロキシナフタレン、1,3−ジしド
ロキシナフタレン、1.4−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナ
フタレン、1.6〜ジしドロキシナフタレン、1.7−ジヒドロキシナフタレン
、1.8−ジしドロキシナフタレン、2.3−ジヒドロキシナフタレン、2゜5
−ジヒドロキシナフタレン、2.6−ジしドロキシナフタレン等が挙げられる。
本発明で用いられるもう −ノのm要なmjiNの二価フェノールは、式(式中
、Y=(結合)、Cト夏 C=O,C(CH3) 2、C(CF3) 2.0.
2ゝ
s、so soであり、Rc、R4は水素または1〜6個の炭素原子を有する2
・
アノIAル基である)で与えられる!l類である0重要な組は、X−(結合)で
ある、ノなわち、2個の芳香環が直接接合している組である。この種類を構成す
るものは、4./l゛lジードロキシジフェニル、3.3′−ジヒドロキシジフ
ェニルおよび類似のジしドロキシジフェニルによって例示される。もう一つの重
要な組は、X=C(CH) またはC(CF3)2である組である。RC=R,
=Hである最も甲、純な場合、このような物質をビスフェノールAおよびヘキサ
フルオロビスフェノール八と呼ぶのが一般的である。前記の式によって包含され
る群を構成する他のものとして、4.4゛−チオジフェノール、ビス(ヒドロキ
シフェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(しド
ロキシフェニル)スルホンおよびビス(しドロキシフェニル)メタンが挙げられ
る。
少なくとも三価であるフェノールの中で、テトラフェノールエタン(1,1゜2
.2・−テトラキス(ヒドロキシフェニル)エタン)、1,1.1−トリス(ヒ
ドロキシフェニル)エタン、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン、テトラキス
(ヒドロキシフェニル)メタン、1.3.5−トリス(しドロキシフェニル)ベ
ンゼン、t、3.5−トリヒドロキシベンゼン、および市場でノルボラクスとし
を有するフェノール−ホルムアルデヒド縮合物を挙げることができる。
多価フェノールは、ビスマレイミドに相対して約0.05程度に小さい且つ約2
程度に大きいモル比で用いる。すなわち、連鎖延長されたBMIの製造で用いら
れる多価フェノールに対するBMIのモル比は20:1程度に大きくてもよいし
または0.5:1程度に小さくてもよい0モル比約1未満の多価フェノールを用
いる場合に得られる生成物にはほとんど変化が見られないことが極めて多く、1
を越えるモル比を用いる場合、ガラス転移温度に悪影響を及ぼされることが多い
、したがって、本発明の実施で好適であるBMIに相対する多価フェノールのモ
ル比は約0.1〜約1.0である。
連鎖延長反応はかなり単純に行われる。ビスマレイミドおよび多価フェノールを
モル比約20=1〜約1:1で混合し、流動溶融状態で徐々に反応させて均一性
を得る。流動溶融状態を得ることができるところでは、一層低温度が適当である
と思われるが、通常、約160〜170℃の温度で十分である0反応を完了した
ら、混合物を冷却し且つ凝固させてほぼ定量的収率の連鎖延長されたビスマレイ
ミドが提供される。
得られる連鎖延長されたBMIsは、約り70℃〜最大少なくとも250℃まで
の範囲での熱によって重合されることを開始する。しかしながら、重合は約り5
0℃〜最大少なくとも320℃までの温度で最高に達する。熱による硬化は、お
そらく最も好ましくは、不活性雰囲気中、例えば窒素中で行われる。
下記の実施例でのデータが示すように、本発明の連鎖延長されたBMIsの誘電
率および誘電損率は、非延長BMIl)′−または典型的なジアミンで連鎖延長
されたBMTのそれらよりも潰れている0本発明の連鎖延長された硬化BMIs
全部の熱膨張率は、水および塩化メチレン吸収特性と同様に、原BMIsまたは
ジアミンで3!!鋳延長されたBMIsに匹敵する0曲げデータは、多価フェノ
ールの連鎖延長により硬化樹脂の脆性が減少し且つ靭性が改良されて、非延長硬
化BMIのそれに優ることを示す0本発明の連鎖延長されたBMIsは更に、ジ
アミンで連鎖延長されたそれらの対応品よりも加工窓が広く、それらの融点と熱
重合開始温度の間に少なくとも100℃の差が示される。要約すると、本出願人
は、多価フェノールによる連鎖延長により、ジアミンで連鎖延長された対応品の
性質に匹敵するまたは優る性質を有するが、芳香族ジアミン毒性および発癌性に
ついての複雑な問題がないBMI樹脂が生ずることを実証した。
塞旌区
下記の一覧表はこの分野全体で用いられる略語である。
BPA=ビスフェノールA
6FBPA=ヘキサフルオロビスフエノールATCP=4.4’−チオジフェノ
ール
PG=フロログルシノール
TPE=1.1.2.2−テトラキス(ヒドロフェニル)エタンAPO−BMI
=2.2′−ビス(2−マレイミドフェニルチオ)エタノン −ルによるAPO
−BMIの゛
下記の実施例で、ジオールによるAPO−BMIの連鎖延長に用いられる一般的
な方法を例証する。2リツトルの樹脂重合がまに還流冷却器、機械的撹拌機、N
2人口、乾燥管、サーモカップルおよび加熱マントルを装備した。僅かに正のN
2流下、空の重合がまを120℃まで予熱した後、APO−BMIを435.1
gおよびBPAを64.9gの混合物(モル比3.5:1)を18分間にわたっ
て、機械的に撹拌して融解を促進させながら加えた。流動メルトを160〜17
0℃で12時間の間、N2下で撹拌しながら保持した。透明で均一な反応メルト
をエナメル加工したスチール製トレイに注入し、冷却し、そして凝固させた。樹
脂の収率は95%を上回った。
同じ方法、試薬および比率を用いることを変化させて、例証された各種の系AP
O−BMI/BPA、APO−BMI/TDPおよびAPO−BMI/6FBP
Aを製造した。
ジ −ルで゛ されたAPO−BMI のジオールで連鎖延長されたAPO−B
MI樹脂の少量(5〜10g)の試料を直径57mmのアルミニウム製秤量皿に
秤量した。試料をN2パージしたオーブンに入れ、175℃まで加熱し、そして
流動メルトを得た。試料をN2下175℃で24時間硬化させた後、温度を24
0℃まで上昇させ、そして試料をN2下のこの温度で更に24時間硬化させた。
これらの硬化時間は過剰であり且つ一層短い硬化時間を用いてもよいことが認め
られる。
ボ1−ルに るAPO−BMIの゛ おPGおよびTPEは多官能性であるので
、それらは不融性架橋ゲルを速やかに生じることが予想された。したがって、連
鎖延長および硬化を一つの段階に組み合わせた。これらの系のメルトの挙動につ
いての観察により、二つの段階を、しかしながら、別個に行なうことができたと
いうことが示唆される。TPEによる連鎖延長を記載している下記の方法が一般
的である。
モル比3.1:1のAPO−BMI (6,7g)およびTPF、(1,0g)
を直径57mmのアルミニウム製秤量皿で混合した。混合物をN2パージしたオ
ープンに入れ、加熱を開始した。130℃の温度で混合物は融解し始め、165
℃で透明な流動メルトが得られた。180℃で1時間後、樹脂は更に易流動性メ
ルトになった。11脂を180〜190℃で18時間硬化させた0m度を240
℃までN2下で8〜1/2時間上昇させ赳、これらの硬化時間は過剰であり且つ
一層短い硬化時間を用いてもよいことが認められる。
然北折
りSC(示差走査熱量分析法)およびTGA (熱重量分析法)を、デュポン(
DuPont)・モデル9900熱分析システムを用いて行なった。未硬化樹脂
のDSC分析はN 下、ΔT=5℃/分で行ない、硬化樹脂はN2下、ΔT=1
0℃/分で分析した。TGA分析はいずれも空気中、ΔT=10℃/分で行なっ
た。熱膨張率(CTE)は、メトラー(Mettler)TA−3000機械的
熱分析システムを用いて測定した。
虱2左近
誘電率(ε)および誘電損率(tanδ)を、IMHzおよび23℃でのゲイジ
ブリッジシステムを用いて測定した。試料は相対湿度O%および50%で予め平
衡にした後試験を行なった。
魚!咬化
樹脂配合物をビーカーに入れた後、N2でパージした真空オーブンに入れた。
試料を150〜160℃まで加熱して流動メルトを生成した。メルトを真空下1
60℃で30〜60分間脱泡した。真空を解除し、N2パージで置き換え、そし
て脱泡され融解した樹脂をシリコーンゴム曲げ弾性率用金型に注入した。樹脂を
充填した金型をN2パージしたオーブンに入れ、175℃まで予熱した。試料を
175℃で24時間硬化させた。試料を金型から取出し、N2下240℃で24
時間支持することな((free−standing)硬化させた。試料を室温
まで徐々に冷却してクラブキングを防止した。
負げ葺立
硬化APO−BMIおよびAPO−BMI/BPA(モル比3.5:1)の曲げ
特性を、ASTM−D790にしたがって、室温での4点曲げ試験によって測定
した。荷重スパン1.016″および支点スパン2.032″を用いた。
吸水牲
硬化樹脂の試料を、大過剰の還流蒸留水に24時間懸濁させる前および後に速硬
化樹脂の試料を、室温で保持された大過剰のCH2Cl2に72時間懸濁させる
前および後に秤量した。
表1〜4に、連鎖延長された樹脂およびそれらからの硬化樹脂についての顕著な
特性を要約する。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成 3年 8月 2日り刈
Claims (9)
- 1.多価フェノールによるビスマレイミドの触媒によらない連鎖延長方法であっ て、触媒不在で、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RaおよびRbはそれぞれ独立に、水素、最大4個までの炭素原子を有 するアルキル基若しくはアルコキシ基、塩素または臭素であり、またはRaおよ びRbが一緒に、縮合した6員炭化水素芳香環を形成し、但し、RaおよびRb はt−ブチルまたはt−ブトキシではないという条件付きであり、XはO、Sま たはSeであり、iは1〜3であり、そしてアルキレン橋かけ基は、所望により 、1〜3個のメチル基またはフッ素で置換されている)かち成る群より選択され るビスマレイミドを、モル比約0.05〜約2.0の多価フェノールと反応させ 且つ連鎖延長された生成物を回収することを特徴とする方法。
- 2.ビスマレイミドが1,2−ビス(2−マレイミドフェニルチオ)エタンであ る請求の範囲第1項に記載の方法。
- 3.多価フェノールが二価フェノールである請求の範囲第1項に記載の方法。
- 4.二価フェノールがレソルシノール類、ビロカテコール類、ヒドロキノン類、 ジヒドロキシナフタレン類および式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Yは(結合)、CH2、C=O、C(CH3)2、C(CF3)2、O 、S、SO2、SOから成る群より選択され、Rc、Rdは水素および1〜約1 0個の炭素原子を有するアルキル基またはアルコキシ基から成る群より独立に選 択される)を有するフェノールから成る群より選択される請求の範囲第3項に記 載の方法。
- 5.多価フェノールが少なくとも1種類の三価フェノールである請求の範囲第1 項に記載の方法。
- 6.多価フエノールが、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,1−ト リス(ヒドロキシフェニル)エタン、テトラキス(ヒドロキシフェニル)メタン 、1,3,5−トリス(ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,2,2−テト ラキス(ヒドロキシフェニル)エタン、およびノポラクスから成る群より選択さ れる請求の範囲第5項に記載の方法。
- 7.ビスマレイミドを、モル比約0.1〜約1.0の多価フェノールと反応させ る請求の範囲第1項に記載の方法。
- 8.請求の範囲第1項〜第7項に記載の方法の連鎖延長された反応生成物である 熱硬化性樹脂。
- 9.請求の範囲第8項に記載の熱硬化性樹脂を熱によって硬化させることから得 られるポリマー。
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---|---|---|---|
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US306,002 | 1989-02-02 |
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