【発明の詳細な説明】
ブリ・スリット式注入部位のための差し込み固定カニユーレ鳳1J」1上り皿
本出願は1988年1月25日に出願された゛プリ・スリット式注入部位および
関連カニユーレ′という名称の、同時係続中で共に譲渡されている米国特許出願
系147゜414号の一部#!続出願である、1988年7月8日に出願されな
°プリ・スリット式注入部位及びテーパーの付いたカニユーレ°という名称の、
同時係続中で共に譲渡されている米国特許出願系217.004号の一部I!続
出願である。
五1五立五五立豆
本発明は1本の導管から別の導管への物質の移送に使用できる連結システムに関
連する。より特定的には、本発明は2部分からなる連結部材に関連し、第1の部
分はブリ・スリット(予めスリットを設けた)式セプタムを含み、第2の部分は
、少なくとも部分的に保護シールドにより囲まれる蝕針の(先の尖っていない)
カニユーレを含む。ブリ・スリット式セプタムは蝕針カニユーレを滑動可能状態
で受け入れ、連結を実施する。本システムは薬剤と体液を取り扱う医療分野にお
いて特に応用できる。
王1」し=1二
医療分野では、先の尖ったカニユーレに使用できる注入部位が長い間知られてき
た。たとえば、こうした部位は中に液流経路をもつハウジングを用いて形成でき
る。液流経路を閉ざすセプタムがハウジング内に配置される。
°注入部位′と題するZdebへの米国特許No、 4.412.573におい
て刺し込み形のカニユーレとともに使用できる1つの注入部位が開示されていゐ
。このZdebの特許は本発明の譲受人に談渡される。
先の尖ったカニユーレはハウジング内の液流経路と液流が連絡するようにセプタ
ム中に押し込むことができる。刺し込み形のカニユーレとともに使用できる周知
の注入部位は、鋭利なカニユーレにより生じる繰り返しの刺し込みにより物理的
に損傷することがある。8脱Mまたは裂傷として知られたこの損傷の結果、その
後に漏れが生じるおそれがある。
病原菌に関連する諸問題のため、こうした先の尖ったカニユーレの使用者は使用
時に多大の注意を払う。慎重かつ細心の行使にもかかわらず、事故が生じること
があり、こうした先の尖ったカニユーレの使用者は自分に針を刺してしまう。
蝕針カニエーレとともに使用できる注入部位も知られている。たとえば、′閉鎖
形尿道洗#部位°と題する。ギヤレッドらに対して与えられ、本発明の譲受人に
譲渡された米国特許11o、 4.197.848は、1つのこうした注入部位
を開示している。
この注入部位は比較的薄い成形シール部材を備えた比較的低圧の器具である。シ
ール部材の中には開口がある。
蝕針カニニーレはシール部材中に押し込むことができ、注入部位において液流経
路と液流が連結するようにカニユーレを配置することができる。
蝕針カニニーレとともに使用できる上記のタイプの注入部位はカニユーレが使用
者の皮膚に刺さらないという利点がある。他方、ブリ・スリット式注入部位は十
分な力で再シールを行うので、液体が注入部位から漏れず、また空気中の粒状物
、バク゛テリア、または薬びんの素材が中に入り込むことがないことが重要であ
る。
従って、各種の溶液とともに、かつ一定の液体圧力範囲にわたって使用できるブ
リ・スリット式注入部位に対する需要が継続する。さらに、蝕針カニユーレを多
回数挿入した後でも信頼性をもって再シールを行うようなブリ・スリット式注入
部位に対する需要が継続する。
こうした注入部位は再シールの障害を示さずに多回数のカニユーレ挿入を受け入
れることができなければならない。また、こうした注入部位は挿入時のカニユー
レの位置合わ−を改善するものでなければならない。位置合わせが改善されれば
、カニユーレの繰り返しの挿入後の注入部位の損傷が少なくなるだろう。また、
注入部位を先の尖ったカニユーレとともに使用できることも好ましい。さらに、
蝕針カニユーレとともに使用するブリ・スリット式注入部位は、鈍針カニユーレ
を看護人がただちに挿入できるが、セプタムとの接触部からカニユーレが容易に
落下または離脱しないように、妥当なレベルの挿入力を確保するのが好ましい。
王1里立l且
本発明に従い、差し込み固定カニユーレとともに使用できる容易に挿入可能なY
!!注入部位またはYB位が提供される。
差し込み固定カニユーレは、保護シールドにより囲まれる数種のデザインから成
る蝕針カニ二−レを含む。保護シールFは、差し込み固定を与える差し込みアー
みと差し込み8部を備えるアーチ状の壁を含む。差し込み固定カニユーレがY部
位に挿入されるときに、Y部位アームは差し込みアームとアーチ状の壁の間の隙
間を通過する。差し込み固定カニユーレとY部位の両方は、4つの干渉ゾーンを
生ずる寸法を有する。これらの干渉ゾーンは、YB位と差し込み固定カニニーし
な互いに適当に整列させ、その結果、貫通部材はYW6位七ブタムまたはシール
部材に対して垂直になるであろう。
注入部位は、それを通じる流体流路を形成するハウジングを含む。このハウジン
グは第1の端部と第2の端部を有する。
ハウジングは第1端をシールするための可撓性シール部材を備えている。シール
部材は中に再シール可能の開口を有する。また、シール部材は湾曲した外周面を
もつように形成されるので、蝕針カニニーレを開口中にシール状態で挿入でき、
液流経路と液流が連絡するようにカニユーレを配置できる。さらに、蝕針カニユ
ーレを開口から取り出すと、シール部材がハウジングと相互作用するので、開口
が再シールされる。
ハウジングはシール部材の下に位置する環状のみぞを含む第1端をもつようにも
形成できる。シール部材はハウジングの第1端のテーパー面により半径方向の力
を受ける。これらの力はシール部材の開口を再シールする傾向をもつ。
シール部材は円筒形のゴム部材とすることができる。ハウジングの第1t4には
、シール部材を受け入れ、シール部材に半径方向の力を加えるために内側のテー
パー面を含めることができる。
ハウジングの第18に備えられた保N部材を用いて、ハウジングとともにシール
部材を保持することができる。通常はこの保持部材はU形にできる。また、保持
部材はコイルばねとしても形成できる。
保持部材は軸方向の力をシール部材に加える。本発明の1つの実施例では、保持
部材はシール部材を反らせ、その上に湾曲した外周面を形成する。湾曲した外周
面は@易に挿入可能な表面となる。
保持部材は、上部および下部の周縁に軸方向の力を加える結果、それらの周縁を
反らせるか、ゆがめゐ。蝕針カニユーレをシール部材のスリットに挿入すると、
シール部材の環状の内側周辺部がさらに変形し、環状のみぞを少なくとも部分的
に満たす。
このように環状の周辺部が変形する結果、2.0〜5ポンドの範囲の挿入力が生
じる。この挿入力は約2.0ポンドの値をもつのが好ましい。
シール部材の再シール可能の開口はシール部材の全体に拡げることができろ。
また、再シール可能の開口は部材の一部にのみ止めることもできる。後者の実施
例では、蝕針カニニーレの端部を用いてシール部材の残りを破って貫通させる。
シール部材は2部分から形成できる。外側の円筒部は完全なスリットにできる。
蝕針カニユーレをはじめて中に挿入するまで、その部位をシールするために内側
にスリットなしの円筒部を紋けることができる。
第1端の内面は約5°〜20°の範囲のテーパーをもつように形成できる。この
内面は約12°のテーパーをもつのが好ましい。このテーパー面は円筒形のシー
ル部材の使用を可能にする。
漏れのない挿入ができるように、シール部材のスリットの長さは、中に挿入する
カニユーレの円周の172以下でなければならない。従って、スリットの長さは
挿入するカニユーレの産後を超えてもよい。また、シール部材の弾性限度が与え
られた場合、スリットの長さは挿入時の裂開を防止するのに十分な大きさでなけ
ればならない。
さらに、本発明に従えば、第1および第2の液流部材を一緒に連結するための連
結システムが提供される。この連結システムは第1の液流部材に取り付けられる
注入部位を含む。注入部位はハウジングを含む。ハウジングは中に液流経路を有
する。
ハウジングはシール部材を備えている。シール部材は中に再シール可能の開口を
有する。
ハウジングは環状の保持部材を備え、これはハウジングと共同で中のシール部材
を保持する。シール部材にはハウジングにより半径方向の力が加えられ、それに
より開口が再シール状態にされる。
第2の液流部材に取り付けられる蝕針カニニーレは中に液流経路を有する。カニ
ユーレがシール部材の開口中を進むと、カニユーレとハウジングが噛み合う。
この位置にある場合、2つの液流部材の液流が連絡する位置に置かれる。
以下の発明の詳細な説明と発明の実施例から、特許請求の範囲から、また発明の
詳細な説明箱書の一部として十全に開示される添付の図面から、本発明のその他
の多数の利点と特長がただちに明らかになるだろう。
図面の簡単な説明
図1は、先行技術のブリ・スリット式注入部位および関連する蝕針カニユーレの
側面図(一部は断面図)である。
図2は、本発明に従う容器、関連の溶液供給装置、及びブリ・スリット式注入Y
部位の概略図である。
圓3は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を備えるY部位連結器の縦断面
囚である。
図4は、スリットがセプタムの一部だけに延びるブリ・スリット式注入部位を備
える結合部材の拡大部分断面図である。
r!!:I5は、注入部位のブリ・スリット式セプタムに係合する前の、てこ固
定部材を有する蝕針カニユーレの斜視図である。
@6は、管に結合されたブリ・スリット式Y部位と差し込み固定カニユーレの斜
視図である。
図7は、管へのルア・ロック結合を有するブリ・スリット式Y部位と差し込み固
定カニユーレの斜視図である。
図8は、2つの差し込み固定部を有する差し込み固定カニユーレの透視図である
。
図9は、差し込み固定カニユーレの断面図である。
図10は、差し込み固定カニユーレを伴うブリ・スリット式VB位の部分断面図
である。
rjIJllは、差し込み固定カニユーレを伴うブリ・スリット式Y部位の側面
図である。
図12は、ルア・ロック連結を伴う差し込み固定カニユーレの上面図である。
I!113は、固定状態にある差し込み固定カニユーレを伴うブリ・スリット式
Y部位の断面図である。
図14は、蝕針カニニーレの第1実施例の断面図である。
図15は、GO14の蝕針カニエーレの上面図である。
図16は、蝕針カニユーレの第2実施例の断面図である。
図17は、図16の蝕針カニニーレの上面図である。
図18は、蝕針カニユーレの第3実施例である。
図19は、干渉のゾーンをマークされているブリ・スリット式Y部位と差し込み
固定カニユーレの(N分分解)11!面国である。
図20は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の一工程を示
す説明図である。
図21は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の他の工程を
示す説明図である。
図22は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の最終工程の
初期相を示す説明図である。
図23は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の最終工程の
中期相を示す説明図である。
図24は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の最終工程の
終期相を示す説明図である。
図25は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の別の工程の
初期相を示す説明図である。
図26は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の別の工程の
終期相を示す説明図である。
図27は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を製作する方法の更に別の工
程を示す説明図である。
図28は、本発明に従う注入部位の他の実施例の部分断面図である。
図29は、図28の29−29平面に沿う断面図である。
な jの 細な一
本発明は多くの種々の悪様の実施例が可能であるが、この開示が、本発明の原理
の例示として考慮されるべきであり、かつ図示された特定の実施例に本発明な限
定することを意図していないという理解に基づいて、その特定的な実施例が開示
され下記に詳細に説明されている。
従来のブリ・スリット式注入部位10と関連の蝕針カニユーレが図1に示されて
いる。従来の注入部位10は流体流路16を伴う円筒状のハウジング14を有し
ている。ハウジング14の第1端18は比較的薄いディスク形状の再シール可能
の部材20により閉鎖されている。部材20はその中に再シール可能な開口22
を有する。
部材20は集積的に形成されたM 20 mを伴う成型されたセプタムである。
緯20mは開口22を伴うセプタムの部分に対して略垂直に方向付けられている
。
カニユーレ12は、第1の端部に中空円筒状で鈍い貫通部材26を伴う本体部分
24を含む。カニユーレ12が注入部位10の第1jllB+:向かう方向2B
に動かされると、部材26は開口22に摺動自在に係合する。そのとき、シール
部材20は、−開口22に接近して変形し、部材26は流路16の中に延びる。
そのとき、カニユーレ12を通じる流体流路は、中空貫通部材26を介して流路
16と流体連通する。
図2及び図3は、第1及び第2の管38.40に各々連結されるY部位連結器も
しくはY部位36中のブリ・スリット式セプタム52を示している。[!12は
、構成要素としてブリ・スリット式Y部位36を含むことを除き、従来形の流体
供給装置42を示す。この装置42は、容器48の入り口46を貫通するように
設計された第1の端のスパイク連結具44を含む。装置42は、調整可能なりラ
ンプもしくはフィルターのような他の構成要素も含む。装置42の第2の端には
、例えば患者の腕の動脈を通じて、流体流を患者に連結する貫通部材50がある
。
図3に示されるように+Y部位36には、第1j@72を有する円筒状ハウジン
グ70と、第2端74及び一つのアーム76が形成されている。上述されたよう
に、第2端74は第2の管40に結合し、アーム76は第1の管38に結合して
いる。流体の第1の流れは、アーム76と第2474を通じて容、148がら患
者へ流れる。第2の容器、シリンジまたは他の医療器具(図示せず)からの第2
の流体流れは、第1端72及び第2端74を通じて患者に流れる。第1及び第2
の流体は、Y部位ハウジングの第2端74と第2の管40の中で混合される。
図3は、断面において、Y部位を更に詳細に図示する。再シール可能なセプタム
52がハウジング70の第1端72に伴われている。セプタム52は第1及び第
2の隔たった表面54と56を各々含む。表面54は、第1端72に伴われる環
状でU形状の成型された端部材58によってV−人形状に圧されている。ドーム
形状の表面54は第1f!iの表面72aを越えて延在することができる。これ
は表面54の洗浄を容易にする。
セプタム52は略円筒形状を有する。セプタム52はラテックスもしくは合成ゴ
ム材料で形成されている。代わりに、セプタムは熱可盟性の弾性材で形成され得
る。セプタムに使用される材料は、毒性がなく、例えば放耐線、蒸気または酸化
エチレンによって殺菌可能であるべきである。
セプタム52は略円筒形状であるため、シートから型抜きされるか、押し出され
たロッドを切断するか、型成型され得る。セプタム52は0.3インチのオーダ
ーの見本径を有し得る。セプタムの高さは、例えば0125インチのオーダーで
できる。
第1端72は、環状溝62に終端するテーパーの付いた内部表面60も形成され
る。テーパーの付いた内部表面60は、5から20度の範囲のテーパーを有して
いる。好ましくは、このテーパーは7度のオーダーにある。上述した例示セプタ
ム52の指示すイズと7度のテーパーを伴う、溝62に隣接するセプタム52の
直径方向の再シール圧縮率は30%のオーダーにある。
溝62は、セプタムを支持する畝52aを部分的に結合している。溝62は、典
型的には0.05−0.0フインチの範囲の深さを有している。
セプタム52の周囲表面64は、セプタム52が第1端72に摺入されるにつれ
て、テーパーの付いた内部表面60に摺動自在に係合する。セプタム52の内部
周囲表面64の下にある環状の溝62は、蝕針のカニユーレが開口66を通じて
挿入されるときセプタム52が変形するのを許容するように備えられている。
成型された端部材58は、セプタム52に対して軸方向の力を加えてドーム状の
外部周囲表面54をつくる。端部材58により加えられた軸方向の力は領域52
a、52bをわずかに変形させる。テーパーの付いた内部表面60は、セプタム
52に対し放射方向の力を加え、それにより開口66を再シール状態にさせる。
別の実施例では、表面54はドーム状の表面と反対に、平面状に形成され得る。
後述されるように、一度YH位に差し込み固定(bayonet 1ock)カ
ニユーレ82が固定的に係合されると、シール寄れたシステムは、流体がY部位
36中に注入され得ろように形成される。再シール可能なセプタム52は、差し
込み固定カニユーレ82が係合を解かれるとき、Y部位36を通じる流体流路を
閉鎖する。
参考として挙げた共にR続中の米国特許出願で説明されたように、注入部位及び
カニユーレは、ルアロック結合を伴うシリンジ、偏向レバー固定部材を伴う蝕針
のカニユーレ、または 溶液バッグのためのスパイク連結具を含む(限定はされ
ないが)種々の医療器具を伴う使用に適用できる。
図7−13の差し込み固定カニユーレ82とともに使用されることに加えて、本
発明のY部位は、図5の蝕針カニユーレまたは図14から18に示されるカニユ
ーレを含む他の種々のカニユーレとともに使用できる。
1i!15は、2つのバネ状偏向レバーアーム100a、100bに対して蝕針
カニユーレ86とともに使用されるブリ・スリット式注入部位を示す。レバ一部
材100a、100bの清白した端領域100cは、蝕針カニニーし86の貫通
部材98aが予め形成された開口を通じて押し通された後、Y部位36のオフセ
ット表面88に摺動して係合する。
111114−18に示されたカニユーレは、Y部位単独とともに使用されるか
、または差し込み固定カニユーレと共同して、後述されるように、固定された蝕
針刃ニューレ/Y部位結合を達成する。
図14と15は、Y部位36とともに使用されるか、または差し込み固定カニユ
ーレ82と共同する所の第1の実施例であるテーパーを付けられたカニユーレ構
造体104を図示する。このカニユーレは内部領域108を伴う基部儒末141
06を含む。内部領域108は、標準のルアテーパーを形成された内部の周囲壁
110によって部分的に結合している。テーパーを付けられたカニユーレ104
は、他の医療器具、例えばシリンジに解除可能に連結されるように、その末端に
ルア形式の結合フランジ112を形成されている。
円筒状の中間領域114と末端部材116を有する円筒管が、基W$雪末端10
6から延在している。末端部材116は、外部の側壁120を伴い伸長した略円
筒形状を有している。中心に位置した円筒状の内部流体流路118は、末端部材
116と中間領域114を通じて延び、内部領域108と流体連通する。端部材
116の末端はテーパーを付けられた外部表面122を有している。カニユーレ
104の挿入力を最小にするテーパーを付けられた外部表面122は、セプタム
のスリット、例えばセプタム52のスリット66により押圧されている。好まし
くは、表面122のテーパー角度は1から15崖の範囲にある。
末端部材116は、複数の伸長した溝124をも備えている。末11m材116
の外部壁の溝124は、カニユーレのYe位36に対する挿入の間のカニユーレ
/セプタム界面における接触表面積を減少させる。この減少した外部接触面積は
、挿入力の摩擦要素を減少させる。
一実施例では、テーパーの付けられた蝕針のカニユーレ104は、0.375イ
ンチのオーダーで、中間領域114及び端部材116の軸方向の長さに対応する
全挿入長さを有することが可能である。
別のカニユーレ構造が、を号130で概略的に、図16.17に示されている。
カニユーレ130は、内部領域134を形成し、かつ適当なつがい係合表面への
連結のためのルア型のフランジ136を有する基部Il!端部132を含む。
略円筒形状の中間領域137は、基部a端部132と末端領域138との間に延
在する。カニユーレ130のこの実施例は、実質的に円筒状の中間領域137を
備えることにより、キックパック、跳ね返しを最少にする。このデザインは、不
注意な引き抜きを少なくする引きの抵抗を増加させる。
略円筒状の内部流路140は、基部sui領域132の内部領域134と連通す
る端領域138と中間領域137を通じて延在する。端領域138は、テーパー
を付けられた表面142を備える。このデザインは、挿入力を最少にする非常に
/ノ1さなテーパーを許容する。
更にこのデザインは、ピークの挿入力を減少させる為に、カニユーレ130が小
さな先端直径、小さなテーパー角度、及び小さなカニユーレ直径を備えることを
許容する。
ブリ・スリット式注入Y部位の中に挿入するためのテーパーの付いた蝕針カニユ
ーレ挿入部材150を示す更に他の実施例が図18に示されている。このカニユ
ーレ150はテーパーの付いた外部表面(好ましい実施例では約8度である)を
備える末端領域152を有している。流体流のために形成された開口154は末
端領域152の端領域156に配置される。端領域156は、約0.01インチ
の半径を形成する偏心先端を含む。この偏心した先端は、挿入力を減少させ、ス
リットを注入部位に位置させるのを助け、加えてカニユーレの型穴を完全に満た
すことを@易にするという実際的な利点を有している。
末端領域152のテーパーの付いた表面は、好ましい実施例では約0.1インチ
の軸方向の長さを有している。末端領域152の後に注入部位に入り、それによ
り挿入の間のキックパックを減少させるための略円筒形状領域158が、テーパ
ーの付いた末端領域に隣接している。略円筒形状の領域158は、たとえば約1
72度の小さな設計角度を有している。
注入部位のセプタムの中に上記実施例のいずれかのテーパーの付いた蝕針カニユ
ーレを挿入するのに必要な力は、カニユーレ/セプタム界面の摩擦、カニユーレ
の直径、カニユーレのテーパー角度、及びセプタムの圧縮度、のような多くの要
因に依存している。カニユーレ/セプタム界面の摩擦は、潤滑性、材料特性及び
表面の仕上げに依存している。カニユーレ/セプタム界面の摩擦は、カニユーレ
により滑らかな表面仕上げを施す(例えば、カニユーレ外部表面を砂吹きするこ
とにより)かまたはつや消し仕上げを生ずるようにカニユーレを型成形すること
により、減少させることができるということが理解されるであろう。従来の潤滑
剤は、さらに摩擦を減少させ、それにより必要な挿入力を低下させるために使用
され得る。
セプタム52の変形は、スリットもしくは開口66を通じる貫通部材98の挿入
を容易にする。貫通部材98がY12注入部位またはY部位36に摺動自在に係
合するのに引き続き、差し込み固定カニユーレ82が連結されている管192の
内部領域は、蝕針貫通部材98の流路を介してY部位36の流路68と流体連通
する。
この係合状恵では、セプタム52は貫通部材84の回りを完全にシールする。
よって、外部ガス、液体、空気で運ばれる物質は、流路68から除去される。
差し込み固定カニユーレ82がら流体流路68に、従って患者に流体を注入する
のに引き続いて、シールドされたカニユーレ86と固定的に係合された差し込み
固定カニユーレ82は注入部位34から摺動自在に引き出される。この引き出し
に引き続き、セプタム52は開口またはスリット53を再シールする。
開口53は、貫通部材98が除去されるとき、もしセプタム材料特性の相互作用
により(セプタム中に)生じる圧力、及びハウジングにより供給される圧縮が中
に含まれる流体の応力を超える場合には、繰り返し再シールされるであろう。
蝕針カニユーレは、従来の針のように、偶然には芯を抜かず、引き裂かず、また
はスリット53のシール界面に損傷を与えず、それにより、繰り返しの再シール
性を許容する。しかしながら、セプタムの材料特性、厚さ、圧縮性は、有限数の
従来針の挿入のための再シール性を許容する。Y部位36はその注入前のシール
された状態に復帰する。
セプタム52を貫通するスリット66を形成する別法として、圓4に示されるよ
うに、スリット66mはセプタム52を部分的にのみ通ずるように形成され得る
。このような構造は、さらに、最初に使用されるまでセプタム52が完全にシー
ルされるという利点を有する。
セプタム52は、二つの部分に形成され得る。ひとつの部分は、例えば全体を貫
通して延びるスリット66のようなスリットを有する。第二の部分は、スリット
が形成されない。これらのふたつの部分は、注入部位の第1端72で互いに隣合
って配置され得る。
スリット66aは、セプタムの底よりも上部でより長くし得ろ。この特徴は、挿
入の際のスリットと蝕針カニユーレの整列を助け、臨界のスリットシール界面面
積を最少にすることにより再シール性を助ける。
本発明に従い、スリット66は、0.03から0.150インチのオーダーの範
囲の長さを有することができる。好ましくは、0.0フインチのオーダーのスリ
ット長のものが、0.1インチのオーダーの直径を有する蝕針カニユーレとの組
み合わせで使用され得る。
初めて使用されるときには、蝕針カニユーレ貫通部材98はスリット66aを通
じて押し通される。セプタム52の低い周辺表面が突き通され、流体流路68へ
の蝕針カニユーレ貫通部材98のための導入路が与えられる。
E20−24は、本発明に従うブリ・スリット式注入部位を作る方法を開示する
。第1の工程として、ハウジング200が提供される。このハウジング200は
、その第1i4に内部のテーパーの付いた表面202を有している。この内部の
周辺表面は、環状の溝204で終端する。円筒形状のセプタム206は、その端
200aにIII!接して傳えられる。
第2の工程では、セプタム206はハウジング200の端200cに押し入れら
れ、軸方向に動くダイ210を使ってテーパーの付いた周辺表面が若干変形を受
ける。ダイ210により配置されるとき、セプタム206は、環状の溝204の
境界をつける内部の環状リング212に隣接しで配置される。
第3の工程では、第2のダイ214がjl1200aを、セプタム206の外部
周辺表面206aに対して軸方向の力を加える螺旋形状のバネ状部材200bに
成形するために利用される。この軸方向の力は、図23に示されるように、平ら
な表面206を、ドーム状の外部周辺表面206bに成形する。
セプタム206をハウジング200中に固定しドーム状の外部周辺表面206b
を成形するためにM部材200aを成形すると同時に、セプタム206にスリッ
トを形成するためにナイフ216が使用され得る。代わりに、スリットは別の工
程で別のダイによりカプトされても良い。もしセプタム206が押し出し成形と
して成形されるならば、スリットは押し出し工程の間に作られ得る。もしセプタ
ム206がゴムシートから打ち抜き法によりセプタム成形されるならば、スリッ
トは打ち抜き工程の間にカットされ得る。もしセプタム206が圧縮成形により
成形されるならば、スリットは仕上げ工程の間にカットされ得る。
スリットをロッド中に押し出す潟に、平らなビン状の押し出し套管が使用できる
。トレイル(trailinりリボンが、套管に取り付けられている。このリボ
ンは、スリットを横切って材料を加硫することを妨げる。このリボンまたはワイ
ヤーはロフト核の中に配置され、後にスリットを歿して取り除かれるであろう。
シリコンオイルのような不活性な物質が、スリットを横切って加硫(硬化)する
のを妨げ、カニユーレ挿入の為の潤滑と可視目標を与えるために、ロフトの中心
に共に押し出される。 図25と26は、ハウジング200に対して軸方向に動
くダイ220が、環状のU形状領域200cと外部のドーム状の周辺表面206
cを形成するために端領域200mを成形する他の成形工程を図示する。
ダイ214または220は、図26にぶされるように、所望の端成形物の正確な
形状に依存する、他の種々の形状の成形表面224を形成され得る。成形操作に
おける全ての変形例は本発明の思想及び範囲内に在ることが理解されるであろう
。
注入部位の配置は、図面に記載された配置に限られる必要がない。むしろ、いく
つかの配置が、本発明の範囲から逸脱しないで構成されるであろう。そのような
配置のいずれも、蝕針カニユーレ貫通部材を置換されるときだけ、圧力に対する
シールとシール部材材料に対して接近可能な空虚領域をつくるための圧縮を与え
るハウジングのなかに保持される、柔軟なブリ・スリット式シール部材を提供す
るであろう。一つのそのような可能な配置は、図28と29に記載されている。
ここに記載されるカニユーレの実施例では、中間領域及びテーパーの付いた末j
!領域は、注入部位を貫く為の末端領域を有する管であって、その中に流体流路
を形成する少なくとも1つの管を形成するように特性化され得るだろう。
好ましい実施例では、末*a域の外部表面は1がら15度の間の小さいテーパー
角度を有することができる。
図6に示されるように、差し込み固定純針カニユーレ82は、中心に配置された
中空で伸長した円筒状の貫通部材98を取り囲む円筒状の中空保護シールド80
を含む。円筒状の純針貫通部材98は、完全な貫通を保証するようにセプタム5
2の厚さの3倍のオーダーの全長を有する。円筒状の純針貫通部材98は、セプ
タム52の直径の1/3のオーダーの直径を有する。円筒状の純針貫通部材98
は、セプタム52と摺動自在に係合し予め形成された開口66を通じて伸び帰国
13に示されるように、貫通部材98がセプタム52に摺動自在に係合し貫くと
き、領域52aは、環状溝62の少なくとも一部分に拡張しそれを満たすことに
より変形する。
図6に示される差し込み固定カニユーレ82は、保護シールド80に加えて、例
えば図16に示されるようなものと同様な純針カニユーレを含む。保護シールド
80は、8m166かty平うft 11面1681”C’約180−200度
延1るアーチ状の壁164を含む。このアーチ状の壁164は、貫通部材98が
ブリ・スリッド式セプタム52の中に挿入される前の接触汚染を防ぐことによっ
て無菌状慧にそれを維持するために、純針貫通部材98の実質的なシールドを提
供する。
保護シールド80は、開口または差し込み固定174を作るために差し込みあご
172で終端する差し込みアーム170も含む。差し込み固定カニユーレ82が
Y部位36に押し込まれるとき、Y部位アーム76は差し込みアームの端178
と側面168の間の隙間176を通過する。差し込みカニユーレ82がY部位に
できるだけ離して押し入れられるとき、Y部位は差し込み固定に関して回転し得
て、側面アーム76は差し込みあご172を越えて、差し込み固定174の中に
通る。
Y部位36は、流体を比較的長い時間患者へ供給する供給装置42の部分である
ため、漏れが少ないことが重要である。もし純針貫通部材が許容できる誤差以上
にY部位セプタム52と誤って整列させられているならば、漏れはY部位におい
て発生するかも知れない。そのような漏れは、医療的関係のためにがなり望まし
くない。
差し込み固定カニユーレ82及びYB位36は、正確な整列を提供するために、
3つの結合ゾーンを有している。これらの干渉ゾーンは図19に指摘されている
。
第1の干渉ゾーンは、[IU19のAl及びA2により示されている。差し込み
固定カニユーレ82がY部位36に動くにつれて、Y部位アーム76は差し込み
アームの端178と平らな側面168の間の隙間176を通過する。隙間176
はY部位アーム76の直径よりも小さい。例えば、隙間176が02インチに対
して、Y部位アームの直径は、側面につき0.010インチの積極的な干渉を作
るために0.220インチである。
第2の干渉ゾーンは4図19のBl及びB2により示されている。貫通部材98
がセプタム52の開口66を貫通し始めた後に、Y部位36のハウジングの肩部
182と保護シールド80の第1の内部中間領域184は係合して、この2つの
要素の間の付加的な干渉と方向案内をつくる。ハウジングの肩@182と第1の
内部中間領域184は、例えば、側面につき0.001インチまたはo o。
25インチの積極的な干渉を有するべきである。これら2つの領域間でo o。
4インチの最大の積極的干渉を有するべきであゐ。
Y部位36と差し込み固定カニニーし82の間の第3の干渉ゾーンは、図19の
01及びC2で示されるCゾーンである。差し込み固定カニユーレ82がYs位
36上を動き続けるにつれて、Y部位36を圧縮するセプタム52を保持する成
ram材5Bは保護シールド80の第2の内部中間領域と係合する。第2の内部
中間領域188は、外側の内部領域190のIT径よりも小さい直径を有する第
1の内部中間領域184よりも不さい直径を有する。成型部材58が第2の内部
中間領域188に接触するにつれて、注入部位は結合し差し込み固定174内に
係合する。
Y部位36は、差し込みあご172を通過し差し込み固定部174の中にY1位
アーA76を回転することにより係合し、それにより、DlとB2により示され
るような機械式ロックで係合する。lYs位36と差し込み固定カニユーレ82
の寸法は、セプタム52が成型部材58より高いとき、セプタム52が、Y部位
7−476を差し込みあご172を過ぎて回転させるためにカニユーレ82に対
して少しの最圧縮されなければならない所のものである。Y部位アーム76が差
し込み固定部174内に適当に配置されるとき、セプタム52は依然として少し
の最圧縮されている。セプタム52の圧縮とセプタム52に対するカニユーレ8
2からの章うllよ、Y部位36を係合し、差し込み固定部174がらY部位ア
ーム76を除去するために所定のトルクを要する。
干渉ゾーンをつくるのに使用される差し込み固定カニユーレ82とY部位36の
寸法は、差し込み固定部174からY部位36を係合、解除する靜、Y部位36
と差し込み固定カニユーレ174に隣接する要素が解除されるトルクはそれほど
大きくないので、注意深く計算されなければならない。GO6は管192に結合
した差し込み固定カニニーν82を示し、図7は管192に結合したルア・キャ
ップ196と番うルア・フィツト194を有する差し込み固定カニユーレ82を
示す。米国規格協会(American WationaI 5tandyds
In5titute)の規格は、ルア・フィツト固定は3インチ・オンスの力
がそれに付加されるまで解除されてはならないことを要求する。もし差し込み固
定174からの(への)Y部位アーム76の解除(連結)が3インチ・オンス以
上の力を要求するならば、ルア・キャップ196は偶然にもルア・フィツトから
解除されるがもしれない。
差し込み固定カニユーレ82の別の実施例が、W8において概略的に82mで示
される。差し込み固定カニユーレ82aは、2つの差し込みアーム170m。
170b;2つの差し込みあご部172m、172b;及び注入部位またはT部
位(図示せず)を備えるTJ連結器の2つのアームと番う2つの差し込み固定部
174m、174bを含む。
以上のことから、種々の変形または修飾が本発明の新規な概念の思想および範囲
から逸脱することなく達成され得ることが!!議されるであろう。ここに説明さ
れた特定の装置に関してなんらの限定も意図されておらず、推論されるべきでは
ない。勿論、添付の請求の範囲により、請求のIII囲内に在るような全ての変
形が保護されることは意図されている。
田!1g111審報告
11.Im、、A、−、、、N、 PCT/US 90106572国際調査報
告
US 9006572
5^ 42414