JPH0450200A - 3―5族化合物結晶のエッチング方法およびエッチング液 - Google Patents

3―5族化合物結晶のエッチング方法およびエッチング液

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JPH0450200A
JPH0450200A JP16008990A JP16008990A JPH0450200A JP H0450200 A JPH0450200 A JP H0450200A JP 16008990 A JP16008990 A JP 16008990A JP 16008990 A JP16008990 A JP 16008990A JP H0450200 A JPH0450200 A JP H0450200A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ ニの発明は、InPおよびGaAsなどの■−■族化合
物結晶をエツチングする方法およびエツチング液に関す
るものである。
[従来の技術] たとえば、m−v族化合物結晶であるInPの場合、表
面処理または素子製作のために、化学エツチング液が使
用されている。このような用途に用いられる化学エツチ
ング液としては、J、Electrochem、Soc
、:5OLID−3TATE  5CIENCE  A
ND  TECHNOLOGY、   Vol、129
.No、5.  “Chemical  Ething
  of  InGaAsP/InP  DHWafe
r  (1982)P、1053に示されるように、H
Cl系のエツチング液、HC1+HNO3系のエツチン
グ液、HBr系のエツチング液、CH30H系のエツチ
ング液、およびH2SO4系のエツチング液がある。特
に大きなエツチング速度を必要とする場合ニハ、HCl
系またはHc1+HNO3系ノエッチング液が使用され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの従来のエツチング液を用いたエ
ツチングでは、たとえばInPをエツチングする場合、
結晶方位や結晶欠陥あるいは表面酸化物等のために、エ
ッチピットやエツチングむらを生じ、平滑化された完全
な鏡面を得ることができないという問題があった。また
、従来のエツチング液よりもエツチング速度の速いもの
が要望されていた。
この発明の目的は、このような従来の問題点を解消し、
完全な鏡面を得たり、あるいは従来よりも速いエツチン
グ速度を得ることのできる工・ソチング方法およびエツ
チング液を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の■−V族化合物結晶のエツチング方法は、濃
硝酸に対する濃塩酸の体積比HCl/HNO3が1以下
になるように調製された混合液に、プラチナ以外の貴金
属および亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも1種の
金属を添加して溶解させ、これをエツチング液としてm
−v族化合物結晶をエツチングする方法である。
また、この発明の■−■族化合物結晶のエツチング液は
、濃硝酸に対する濃塩酸の体積比HCl/HNO3が1
以下になるように調製された混合液に、プラチナ以外の
貴金属および亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも1
種の金属を添加して溶解させたことを特徴ととしている
この発明で用いられる濃硝酸は、たとえば市販の約70
%HNO3を用いることができ、また濃塩酸は市販の約
36%HClを用いることができる。
[作用] 本発明者は、従来からのHC1+HNO3系の混合エツ
チング液に金属を添加することにより、従来にはないエ
ツチング液の性質が得られることを見出し、この発明を
なすに至った。このエツチング液に添加し溶解させる金
属としては、この混合エツチング液に溶解するものであ
れば、いかなる金属の添加によってもエツチング液の性
質を変えることを見出だした。したがって、プラチナの
ように混合エツチング液に溶解しない金属以外であれば
、すべての金属が使用できる。中でも特に貴金属または
亜鉛を添加し溶解させることにより、従来にはない著し
く優れたエツチングを行なうことを見出だした。
金属は、線材、塊、あるいは板など種々の形態のものを
添加することができ、添加した金属の表面が溶解して残
りの部分はエツチング液中に残存した状態で用いること
ができる。したがって、この残存した金属は、エツチン
グ終了後、取出し、再度使用することができる。
また、金属を添加し溶解させた後に、この金属を取除い
た状態のエツチング液でも同様の効果を示す。したがっ
て、混合エツチング液中に溶解した金属により、この発
明の技術的な作用効果が発揮されるものと思われる。
濃硝酸に対する濃塩酸の体積比HCl/HNO3は、1
以下であることが好ましい。特に■−v族化合物結晶と
してInPをエツチングする場合この体積比が好ましく
、体積比が1よりも大きくなると平滑な鏡面を得ること
ができにくくなる。
混合エツチング液に金属を添加する量は、混合エツチン
グ液数十CCに対し、数百mgであることが好ましい。
■−■族化合物結晶としてInPをエツチングする場合
には、濃塩酸IQccと濃硝酸25CCの混合エツチン
グ液に対し金属Au10mgの添加でも、この発明の作
用効果を得ることができる。この場合においても、添加
した金属Auは完全に溶解しておらず、溶解し得るAu
量はかなり少量と思われる。
また、この発明のエツチング方法によれば、たとえば約
3μm/minのような速いエツチング速度を得ること
ができる。このため、この発明のエツチング方法および
エツチング液は、研摩等による半導体表面のダメージ層
を除去する用途にも使用することができる。
[実施例] 実施例1 濃塩酸と濃硝酸の体積比HCl/HNO3が215とな
るように、濃塩酸10ccと濃硝酸25CCを混合し、
この混合液に100mgの金属AUを添加し、このエツ
チング液にInPウェハを入れ攪拌しながらエツチング
した。使用したInPウェハは、縦および横が約15m
mで、表面がいわゆるアズカット、すなわち切り出した
後未処理の状態のものを用いた。
このエツチングを10分間ずつ繰返し行なった。
エツチングのたびに表面が平滑化され、3回エツチング
した後には、その表面がほぼ完全な鏡面となった。また
、このときのエツチング速度は約3μm/分であった。
得うれたInPウェハのエツチングの表面を、段差計を
用いて測定した。測定結果を第1図に示す。
比較例1 また、比較として従来のHC1+HN○3系エツチング
液を用いて、InPウェハをエツチングした。得られた
InPウェハのエツチング表面を同様にして段差計によ
り測定し、その結果を第2図に示した。
第1図および第2図の比較から明らかなように、比較の
従来のエツチングのものは約1μm程度の表面の段差を
生じているか、この発明に従いエツチングされたInP
ウェハの表面は、著しく平滑化されていることがわかる
実施例2 濃塩酸と濃硝酸の体積比HC1/HNO3か3/4とな
るように、濃塩酸15CCと濃硝酸20ccとを混合し
、この混合液に金属Auを100mgを添加し、これに
実施例1と同様のInPウェハを入れて攪拌しながらエ
ツチングした。10分間ずつのエツチングを3回繰返し
たところ、その表面はほぼ完全な鏡面となった。
比較例2 濃塩酸と濃硝酸の体積比HCl/HNO3が4/3とな
るように、HCl20ccとHNO315ccを混合し
、これに金属Auを100mg添加し、実施例1と同様
のInPウェハを入れ攪拌しながらエツチングした。
10分間のエツチングを3回繰返したところ、表面がス
プーンカットされた状態となり、完全な鏡面は得られな
かった。
したがって、この発明に従うことにより、エツチング速
度とのコントロールを行なうことが可能である。
以上の実施例1および2ならびに比較例1および2のエ
ツチング条件および鏡面化効果について、以下の表1に
まとめた。
(以下余白) 実施例3 濃塩酸と濃硝酸の体積比が215となるように、それぞ
れを10ccと25CC混合した混合液においてもGa
Asのウェハ表面はエツチングされたが、このエツチン
グ液に金属Znを0.6g添加しエツチングした場合に
は、非常に激しい反応が起こり、十数秒後にウェハが溶
解した。このことから、金属Znの添加により非常にエ
ツチング速度が速くなったことが確認された。
実施例4 実施例1と同様にして濃塩酸およ濃硝酸の混合液を調製
し、これに実施例1と同量の金属Auを添加した後、こ
の金属Auを取出し、このエツチング液を用いてInP
ウェハをエツチングした。
この10分間のエツチングを3回繰返したところ、実施
例1と同様の完全に鏡面化されたエツチング表面か得ら
れた。
このことから、エツチング液中には必ずしも金属を存在
させておく必要はなく、金属をイオンとして溶解させれ
ばよいことがわかった。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に従えば、結晶方位に影
響されない、すなわち異方性のないまたエッチピットの
ないエツチングが可能となる。この発明に従えば、エツ
チング後の表面が鏡面となることから、この発明は半導
体発光素子との光放射面の加工や、メサエッチング等に
有効なものとなる。
また、この発明に従えば、大きなエツチング速度を得る
ことができるため、結晶表面に存在する変質層等を容易
に除去することができる。このため、ウェハの研摩や、
あるいは物理的研削等の後の表面変質層の除去に、この
発明を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に従いエツチングされたInPウェ
ハのエツチング表面の段差針による測定結果を示す図で
ある。 第2図は、従来のエツチング液を用いエツチングしたI
nPウェハのエツチング表面の段差針による測定結果を
示す図である。 特許出願人 住友電気工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)濃硝酸に対する濃塩酸の体積比HCl/HNO_
    3が1以下になるように調製された混合液に、プラチナ
    以外の貴金属および亜鉛からなる群より選ばれる少なく
    とも1種の金属を添加して溶解させ、これをエッチング
    液としてIII−V族化合物結晶をエッチングする、III−
    V族化合物結晶のエッチング方法。
  2. (2)濃硝酸に対する濃塩酸の体積比HCl/HNO_
    3が1以下になるように調製された混合液に、プラチナ
    以外の貴金属および亜鉛からなる群より選ばれる少なく
    とも1種の金属を添加して溶解させたことを特徴とする
    、III−V族化合物結晶のエッチング液。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000070130A1 (fr) * 1999-05-18 2000-11-23 Takaya Watanabe Procede d'attaque acide et article obtenu par ce procede

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000070130A1 (fr) * 1999-05-18 2000-11-23 Takaya Watanabe Procede d'attaque acide et article obtenu par ce procede

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