JPH04501109A - ポリラクチド組成物 - Google Patents

ポリラクチド組成物

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JPH04501109A JP1510110A JP51011089A JPH04501109A JP H04501109 A JPH04501109 A JP H04501109A JP 1510110 A JP1510110 A JP 1510110A JP 51011089 A JP51011089 A JP 51011089A JP H04501109 A JPH04501109 A JP H04501109A
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マードツク,ジヨセフ・リチヤード
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 月22日出願の出願番号第06/944.588号の分割出願であるところの、 現在米国特許第4.766.182号である1987年10月15日出願の出願 番号第07/108.531号の分割出願である、1988年4月28日出願の 一部継続出願第187,350号である。
本発明は新規なポリラクチド組成物例えばポリ(S−ラクチド類)セグメント相 互嵌合(interlocked) L/たポリ(R−ラクチド類)セグメント を含有するポリマー及び生物学的活性成分の制御された分配(delivery )系におけるそれらの利用に関する。
関連技術の説明 ポリ(d、 l−ラクチドーコーグリコリド)微細球からの薬物の制御された放 出並びにかかるラクチドの使用についての一般的状況は、エル・エム・サンダー スら(L、 M、 5anders et al、)、ジェー・オブ−7アーム ・サイ(J、 of Pharm、 Sci、)、73、No、 9.9月(1 984)の文献“ポリ(d、 l−ラクチドーコーグリコリド)微細球からのル テナイジングホルモン放出性ホルモン類縁体の制御された放出(Control led Re1ease of a Luteinizing Hormone −Releasing Hormone Analogue froIIPol y(d 、 l−1actide−co−glycolide)1−1acti de−co−”に議論されている。
1973年11月20日発行の米国特許第3.773.919号はポリラクチド 類からの薬物の制御された放出について開示し、且つそれに関する先行技術を論 議している。
光学活性エナンチオマー(対車体)L−乳酸(S−乳酸)及びD−乳酸(R−乳 酸)、並びにそれらの対応環状ジエステル類、L−及びD−(S−及びL−)ラ クチド類は公知であり、該対掌性酸又はより高分子量のために好ましくはそれら のラクチド類を、それぞれ主としてカチオン性開始剤例えば錫、アンチモン、鉛 、亜鉛の化合物を用いて、以下ここでポリ(R−ラクチド)及びポリ(S−ラク チド)と引用される対本性開鎖(open−chain)ポリマーに重合する方 法も同様である。シー・ラベリーら(C,Lavellee et al、)、 ブロモ。インド、シンポ、オン、アドブ、イン、ポリマー、シン、 (Proc 、 Int、 Symp、 on Adv、 in Po1y+werSyn、  )、8月26−31.1984、ブレナム(Plenu園) 1985、第4 41−461頁はラセミ体及び光学活性体置換ポリ(ベータープロピオラクトン 類)の製造法及び性質を論議している。これらポリ−R−及びポリ−8−ラクト ン類(1: 1)の配合物は、個々のアイソタクチックな対車体が164℃であ るのに比べて203℃の結晶性融点を有し、且つ異なる結晶構造とモホロジーを 有する“構造複合体(stereocomplex)”を形成することが報告さ れた。いずれかの対掌体を過剰に含有する二元混合物は、高融A相をも含有した 。該著者はポリ(L−ラクチド)及びポリ(D−ラクチド)は高度に結晶性であ り約180℃で融けるのに対し、ポリ(D、 L−ラクチド)は非晶質であると 記している。各々のポリ(ラクチド)対車体の配合物(ブレンド)については述 べられなかった。これらの方法によりラセミ単量体から製造されたラセミポリラ クチド類は非晶質であるか或いはいくらか結晶性であって、約130°〜140 ℃で溶融するのに対し、純粋な対掌体から製造されたポリマーは光学活性、アイ ソタクチック及び結晶性であり、約140’〜215℃の範囲で溶融する。対掌 性ラクチド類の共重合体は一方の対車体が90%以上存在するときのみ報告の如 く結晶性であり、融点は組成が純対車体から8%コモノマー(反対対掌体)に変 化するにつれて約173℃から124℃に低下する。ポリラクチド対掌体類は縫 合糸や他の補綴部を含む種々の外科的及び薬学的適用において、並び制ガン剤や 他の薬物の如き生物学的活性物質のための制御放出用カプセル材として用いられ る。
ビー・カルブら(B、 Kalb et al、 )、ポリ?−(PolyII ler) ”l L、607(1980)は、ジラクチドの陽イオン性開環重合 により製造されたポリ(L−ラクチド)の結晶化挙動について記載している。生 体吸収性であり、生物分解性であり且つ生体適応性であると記載された該ポリマ ーは、約21.5℃の平衡融点、約55℃のTg及びクロロホルム中で測定して 約550,000の粘度平均分子量を有することが見出された。グリセリンとエ タノールとの混合物を用いてクロロホルム溶液からポリ(L−ラクチド)を沈殿 させると0.1〜0,6ミクロン径の孔を有する多孔質繊維を形成した。
ディー・エル・ワイズら(D、 L、 Wise et al、)は“ドラッグ  キャリャーズ インバイオロジー アンド メデイシン(Drug Carr iers in Biology and Medicine)”、ジー・ダレ ボリアディス編(Ed、 G、 Gregoriadis) :^cad、 P ress、 N、 Y、、237 270 (1979)で、D−及び■7−乳 酸及びそれらのジラクチド類の重合について論じ、前者は低分子量ポリマーを与 えるだけである。アルキル亜鉛、アルミニウム又は錫の如き有機金属触媒を用い てD−1L−及びり、L−ラクチド類から高分子量ポリマーを製造する方法が記 載されている。溶融または溶液紡糸法で形成された縫合糸が低収縮性であるが故 に、個々の対本体ラクチド類からのポリマーの方がラセミ体からのものより好ま しい。ジラクチドとグリコリドとの共重合体並びに種々の生体薬学的応用におけ るそれらの利用についても記載されている。
米国特許第4.417.077号は、D、L−乳酸、D(−)乳酸、I7(+) 乳酸のポリマー、又は他のオキシカルボン酸とそれらとの共重合体から微多孔質 粉末が得られると記載している。多孔質粉末は、ポリマー(例えばポリーD−ラ クチド)の熱キシレン溶液を冷却し、沈殿したポリマーを濾過し、そして真空乾 燥することにより製造される。例示された粉末は55%の孔体積で“内部連結し た孔(interconnecting pore)”を有し、粒子径は大部分 100〜400ミクロンの範囲にあった。該粉末は分散を制御するために、薬剤 、栄養剤、食物生長調節剤、香料等と調合することができる。該特許はポリマー が混合されることを教示しているが、どのような割合の混合物についても何らの 実施例も利点も帰されていない。
他のラクトン類や複素環モノマー、例えばベータープロピオラクトン類、アルキ レンオキサイド類及びアルキレンスルフィド類の開環重合は既知でありイオン的 に又は配位化合物により開始され、それらのうちのいくつかの配位化合物は立体 特異的であり、またある場合には重合の間の光学活性化合物のラセミ化を避ける ことができる。立体特異的開始を用いてラセミ単量体から得られた成るポリマー は報告の如く光学活性であり、一方の対掌体のみが重合していることを示してい る。ディー・グレニエら(D、Grenier et al、)、ジュー。ポリ 、サイ、ポリ、フィシ。
ニド、(J、Po1y、Sci、Po1y、Phys、Ed、)、22.577  (1984);(アルファーメチル−アルファーエチル−ベータープロピオラ クトン)のD−(R十)及びL−(S−)対掌体の製造方法及びラセミ体ラクト ンからのラセミ体ポリマーの製造方法を開示している。重合対車体の配合物は溶 液中で製造され、配合物の特性が個々のポリマーのものと比較された。後者はそ れぞれ約160℃の結晶性融点を有したが、一方はぼ1:1(同−又は0.5以 下の比)配合物はすべて約202℃で溶融した。高い対掌性過剰の配合物は、そ れぞれ約202℃と160℃の2つの融点を示した。いわゆる高融点複合体は個 々の対掌重合体とは異なるモホロジーと異なる物性を有することがわかった。
チー11ハタダら(K、 Hatada et al、)、ポリマー・ジx−( Polymer J、 )、1旦(8) 、811 (1981)は228−2 30℃で溶融する明瞭な結晶性のポリ(メチルベンジルメタクリレート)のR〜 及びS一対掌体の1:1配合物を開示しており、該個々の対掌体ポリマーはほと んど又は全く結晶性を有さす且つ約160℃以下で液化した。
エッチ・マツバヤシら(H,Matsubayashi et al、 )、マ クロモルキューセミ体単量体を重合してそれぞれ光学活性及びラセミ体のポリ( t−ブチルエチレンスルフィド)を製造する方法を開示している。該ラセミ体及 び光学活性重合体はそれぞれ210℃と162℃の結晶性融点を有し、異なる結 晶構造とモホロジーを有していた。
エッチ・サカキハラら(H,5akakihara et al、)、マクロモ ルキューフレズ(Macromolecules)2. (5) 、515 ( 1969)はラセミ体及び光学活性ポリ(プロピレンスルフィド)の製造方法( 前者は立体特異的開始による)を開示している。X線回折研究によりラセミ体及 び光学活性重合体の結晶構造は両者とも同じであるとの結論が得られた。
所与の化合物の対車体の融点は同じであり、他方に対して一方の対車体を徐々に 加えてゆ(と融点の低下をもたらすことが知られている。通常最低融点(共晶融 点)に達し、第2の対車体の更なる添加で融点は上昇する。D−及びL−酒石酸 の古典的例を含めていくつかの例では最高融点はほぼ1:1組成で到達する。こ の最高値は個々の対掌体のそれより高かったり、又は低かったりしようが、いず れの場合においても新しい結晶相(D−及びL一体の“分子化合物”)を反映し ていると考えられる。他の例では最高値が得られない。結晶相がいくらかでも更 に複雑であるポリマー中に放置された、非ポリマー状の対掌体ペアーの挙動を予 測するための信頼すべき方法はない。
該技術は対掌選択的ポリ(アルキレンスルフィド類)、ポリ(アルキレンオキサ イド類)、ポリ(メチルベンジルメタクリレート類)及びベータープロピオラク トン類の製造方法を開示している。立体特異的配位重合によりラセミ体単量体か ら又は対車体から製造されたポリ(メチルエチレンスルフィド)は両方とも約6 0℃で溶融し、同じ触媒を用いて製造されたt−ブチルエチレンスルフィドの対 掌体又はラセミ体ポリマーは両者とも結晶性であり、それぞれ約160℃と20 5℃で溶融する。
高融点のラセミ体ポリマーは報告されている如くD−及びL一対車体の混合物で ある。イオン性触媒を用いてラセミ体対掌体から製造されたラセミ体ポリ(t− ブチルエチレンスルフィド)は非晶質である。対車体単量体から製造されたポリ (メチルベンジルメタクリレート)の対掌体は本質的に非晶質であるが、重合体 対掌体の1:1配合物は228〜230℃で溶融する高度に結晶性の“複合体” を形成する。
ベータープロピオラクトン、特にベータメチル−又はトリフルオロメチルベータ ープロピオラクトンの開環重合は詳細に研究された。対本体単量体の配位重合は 164℃で溶融するアイソタクチック対車体ポリマーを形成する。これら対車体 の配合物(1: 1)は約203℃で溶融し、成分ポリマーとは結晶モホロジー 及び構造において相違する。更に該新規相は1:45の高度の過剰対車体を含有 する配合物中でも持続する。
(高融点)複合体の形成は、報告されているように必ずしもアイソタクチック対 掌体ポリマーの混合の結果ではなく、ベーターブチロラクタム、プロピレンオキ サイド又はメチルチイイラン(メチルエチレンスルフィド)のアイソタクチック 対掌体ポリマーの等モル混合物は対応する個々のポリマーと同じ熱的特性と結晶 構造を示す。
米国特許第3.797.499号(1974)はポリ(L−ラクチド)又はL− ラクチドとグリコリドから得られた高張力、加水分解挙動及び吸収性の吸収性外 科縫合糸を開示している。ポリーL一対車体が入手性及び高融点の故に好ましい 。
ディ・ケー・ギルディングら(D、に、Gilding et al、)ポリ? −(Polymer) 2す、1459 (1979)はポリ(L−ラクチド) 、ポリ(D、 L−ラクチド)及びグリコリドとラクチドの共重合体をアンチモ ン、亜鉛、鉛又はスズ触媒、好ましくはオクタン酸第−錫を用いて製造する方法 を報告している。ポリ(L−ラクチド)は約37%結晶であり、ポリ(D。
L−ラクチド)は非晶質であった。米国特許第4.279.249号は90%以 上の対車体純度を有するポリ−D−又はポリ−L−乳酸から製造しうる生体吸収 性補綴(骨合成)部品を開示している。後者は融点175℃の結晶性を有する。
米国特許第4.419.340号はL (+)−1D(−)−及びり、L−乳酸 類のポリマー及びそれらの共重合体を包含する生分解性ポリマーからの抗ガン剤 の制御された放出を開示している。米国特許第3,636.956号は対車体ポ リ(ラクチド類)、ポリ(D、 L−ラクチド)及び共重合体から製造された吸 収性縫合糸を開示している。融点と抗張力は個々の対掌体ポリ(ラクチド類)よ り高いと報告されている。ディー・エル・ワイズら(D、 L、 Wise e t al、)ジエー、ファルム、ファルマク、 (J、 Pharts、Pha rmac、)、30,686 (1978)はポリ−L(+)ラクチド又はそれ とり、L−ラクチド又はグリコリドとの共重合体からの抗マラリャ薬の持続性放 出について記載している。
高分子量ポリ−D−及びポリーL−ラクチド類及びそれらの1−99〜99−1 の割合の混合物の製造、配合物中の高融点相の形成および外科用糸、人工靭帯な どを包含する種々の医学用途は、日本特許出願公開昭61−036321号公報 に開示されている。
上に論述したようにポリ(ラクチド類)は生物学的適用のためには多(の望まし い特性を有している。しかし結晶対本体ポリ(ラクチド類)でさえ、その融点、 加水分解速度、溶媒感受性、ポリマー強度等がラセミ体ポリラクチドより優れて いるとはいえ、多くの適用について限界又は不十分であるが故にその利用は限定 されている。
エム・グツドマン(M、 Goodman et al、)、ポリマーレターズ (PolymerLetters) 5.515 (1967)は光学活性線S (+)乳酸かララクチドを経由して光学活性高結晶性ポリ(ラクチド)を合成す る方法を記載している。クロロホルム、アセトニトリル、トリフルオロエタノー ル及びトリフルオロ酢酸に溶解した重合体の溶液特性が研究された。
フイーザー・アンド・フイーザ−(Fieser & Fieser)“オルガ ニックケミストリー(Organic Chemistry)−1第3班Re1 nhold 1956、第267〜269頁は非重合体光学活性化合物及び反対 対車体の混合物の溶融挙動について記載しており、そこにはそれらの化学的性質 に依り個々の対車体より高温又は低温で溶融するが、1つの対掌体をその反対対 車体に添加したときに形成される共晶融点より常に高温で溶融する“D。
L−化合物”の形成も含まれている。
ポリラクチド微細球は低分子量合成薬物、ペプチド及び蛋白の分配のために製造 された。エル・エム・サンダースら(L、 M、 5anders et al 、)、ジエー、ファルム、サイ、 (J、 Phars、 Sci、)、73. 1294 (1984)はポリ(d、 l−ラクチドーニーグリコリド)微細球 からのルテナイジングホルモン放出性ホルモン(LHRH)の制御された放出に ついて記載した。ジー・ニー・ボズウエルら(G、^、 Boswell et  al、)、米国特許第3,773,919号は種々のポリラクチド−薬物混合 物について記載している。
生物学的に活性な薬剤の精確な分配を許容する特性をもつ、生分解性重合体から 製造された生分解微細球分配系は、非常に望ましいものであろう。
発明の概要 本発明は、ポリ(R−ラクチド)セグメントがポリ(S−ラクチド)セグメント によって相互嵌合された(interlocked)ものが内在する担体組成物 を用いた、薬物や殺有害生物剤などの生物学的活性成分を制御して放出するため の系(システム)に関する。該セグメントは該セグメントが少くともいくらかの 相互嵌合(fnterloeking)を許容するように配置している限り、ラ ンダム、ブロック及びグラフト共重合体を包含するモノ−又はコポリマー類中に 存在することができる。該セグメントは99:1〜1:99、好ましくは約工: 9〜約9=1、より好ましくは約1=1のモル比で存在することができる。少く とも1つのホモポリ(ラクチド)を含有してなる組成物が好ましい。セグメント としての相互嵌合(seg+1ental interlocking)はいず れの成分よりも高い結晶性融点をは有する新規な結晶相を製造することができる 。好ましい組成物ではこの相が全結晶性のほとんどをうけもつ。
カプセル、繊維、フィルム及び他の成型物品の形状の組成物も本発明の範囲内で ある。
本発明は上記系の製造方法例えば、予め製造された重合体成分と生物学的活性化 合物又は適当な溶媒中の或いは溶融状態の該化合物とを混合及び合体させること を包含する。
該発明は生体内で用いられる吸収性縫い糸、骨板、人工鍵、人工靭帯、人工血管 、投薬のための経時放出担体(time release carriers) 、農業での栽培用フィルム、繊維、ローブ、農薬の経時放出用担体、及び工業用 途の離型フィルムを製造するのに採用することができる。
注射可能な微細球、移植可能なフィルム、繊維、その他を利用して薬剤の非経口 的分配のための経時放出担当としての利用が特に重要である。
発明の詳細な説明 乳酸及びラクチドの光学活性R−及びS一対車体は商業的に入手可能であり、オ クタン酸第−錫の如きイオン性触媒を用いて一般に乾燥した不活性雰囲気中での 塊(共)重合の如き公知方法によってホモ重合又は共重合させることができる。
得られる対掌体ポリ(ラクチド類)は、例えばメチレンクロライドやクロロホル ムの如き適当な溶媒の溶液から、ジエチルエーテルの如き非溶媒を添加して沈殿 させることにより精製した後は、173℃〜177℃の結晶性融点を有する。ラ クチド共重合体はラクチド含量に依存して一般により低い結晶性融点を有するで あろうし、非晶質でもありうる。ここで用いられる“コポリマー”という言葉は 、R−又はS−ラクチドと少くとも1つの非ラクチド共単量体からのものと同様 にR−及びS−ラクチドの混合物から得られた重合体も包含すると理解されねば ならない。好適な非ラクチドが共単量の具体例には、ラクチド又は乳酸と縮重合 可能なもの、即ち、ニブシロン−カプロラクトン、ベータープロピオラクトン、 アルファ、アルファージメチル−ベータープロピオラクトン、デルタ−バレロラ クトン、アルファー、ベーター又はガンマ−メチル−ニブシロン−カプロラクト ン、3,3.5−1−リメチル〜ニブシロンーカプロラクトン、ドデカノラクト ンの如きラクトン類;ラクタム類;グリコール酸の如き他のオキシ酸類;アミノ 酸類、等が含まれる。成る非晶質ラクチドコポリマー類も新規な相を反映する結 晶性溶融転移(crystalline melting transitio n)を示すが、手術に適したコポリマー類は一般に該コポリマーがラクチドの結 晶性溶融転移特性を示す位十分長いラクチドブロックを含有するであろう。特に 有用な熱可塑性弾性体組成物は、それぞれ反対対掌的配置のラクチドブロックと ポリエーテル、ポリエステル又は他の同様な重合体の“ソフビブロックとを含有 する2ブロツクコポリマー類を有してなる。本組成物は非ラクチドポリマー類、 充填材及び他の既知の添加剤を含有することができる。
本発明のポリマーにおけるポリ(R−ラクチド)セグメント(seg+ment )はポリ(S−ラクチド)のセグメントにegment)相互嵌合されている。
“相互嵌合された”又は“相互嵌合”はここではポリラクチドセグメントによっ て反対配置のセグメント上に及ぼされる独立運動の相互抑制を意味する。この意 味では該セグメントは相互作用し、又は相互作用していると考えることができる が、架橋しているポリマー鎖に比べられるほど堅く結合してはいない。相互嵌合 (インターロック)したときは、ポリ(ラクチド)鎖又はセグメントの相互嵌合 部の相互鎖距離(interchain distance)は、分離した(非 07りの=unloeked)ポリ(ラクチド)鎖の相互鎖距離よりも小さいこ とを、X線回折が示した。本発明の利益を実現するためにはポリマーセグメント のほんの一部が相互嵌合されることが必要であり、即ちポリ(R−ラクチド)及 び/又はポリ(S−ラクチド)はブロックコポリマーの部分であり得、又はラン ダムコポリマー中の反復セグメントとして存在することができる。少くとも(R −及びS−)単位はより一致し難く、それにより相互嵌合又は相互作用の可能性 ある部位を提供するという理由で、後者においては相互嵌合の程度が相当に低下 すると理解される。分岐も相互嵌合を邪魔するであろう。
相互嵌合は例えば高融点相の形成および独特のX線回折、即ち個々の非嵌合セグ メントに関連したよりきつい螺線(tighter helix)と変化したセ ル寸法に一致した間隔の低減した層線(layer 1ine)で証明できる。
本発明の組成物はいくつかの方法で製造でき、それは所望の対掌比の適当な組合 せ(pairs)の対掌体ホモポリマー及び/又はコポリマーを少くとも約1w t%、好ましくは約IQwt%〜約2Qwt%の濃度で、撹拌下、溶媒の液体又 は流動範囲の温度、例えば−100〜300℃、好ましくは10〜100℃で、 減圧又は加圧下、メチレンクロライド又はクロロホルムの如き適当な溶媒に溶解 し、次いで溶媒を蒸発させることを含む。好ましくは個々の対車体を別々に溶解 し、その溶液を均一になるまで撹拌して一緒に混合する。本発明の組成物を製造 するのに好適な溶媒には、クロロホルム、メチレンクロライド及び塩化エタン類 の如き塩素化溶媒類、スルホラン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ ド、テトラヒドロフラン、ブチロラクトン、トリオキサン及びヘキサフルオロイ ンプロパツールが含まれる。
別法として、該対掌体ラクチド重合体は溶融状態で混合してもよい。
溶融組成物を拡げ、急冷して通常の寸法の成形粉とし、又は例えば射出成形によ る如き当業者公知の方法で最終目的物に加工することができる。
更に詳細には、溶解又は溶融組成物を適当な基体上に流延又は押出しし、フィル ム、成形物又は(溶液から)ゲルとして成形及び回収することができる。
一般的に化合物放出のためには、ポリマー系(システム)に望ましい物性を付与 し、カプセル化するために、少くとも約300、好ましくは70.000〜90 .000の数平均分子量を有するセグメントを用いるのが好ましい。
ゲルは少くともlit%の配合ポリ(ラクチド)対車体類、好ましくは少くとも 5wt%のそれを含有する溶液から、約り5℃〜約30℃、好ましくは室温で、 撹拌して自然に形成することができる。ゲル化の低濃度限界は用いられる溶媒に 依存する。ゲル形成の速度は一般的にポリマー濃度、ポリマー分子量、撹拌速度 の増加及び過剰対車体の減少によって増大する。30℃よりかなり高い又は15 ℃よりかなり低い温度ではゲル化速度は低減するであろう。ゲルの形成は高融点 結晶相の溶解度の減少を反映していると思われる。該ゲルは約80℃以上の温度 で高沸点溶媒に再溶解させることができ、これはそれらが共有結合的に架橋して いないことを示す。
1又はそれ以上のコポリマーを含有するものは3又はそれ以上の結晶性溶融転移 を示し得るのに、相互嵌合ホモポリ(ラクチド類)は通常示差熱天秤(Diff erential Scanning Calorimetry) (DSC) で2つの結晶性溶融転移を示す。低い方の溶融転移は個々の成分ポリマーの溶融 転移に本質的に等価な温度でおこり、該成分ポリマーの低溶点結晶性相持性(l ower−melting crystalline phases char acteristic)を反映している。低い方の転移の最高のものより約り0 ℃〜約60℃高温でおこる高溶融転移は、ここで“高融A相”とも引用される前 記の新規高融点結晶性相を反映し、そしてそれは更に特異なX線回折パターンと 物性で特徴づけられる。
本発明組成物中に存在する高−及び低−融点相の相対量は、一部はラクチド対掌 体バランス即ち存在するR−及びS−ラクチドセグメントの相対モル量により、 一部は組成物の熱履歴により決定される。高−と低融点相の割合は、それぞれの DSC発熱の下の面積から概算することができる。本発明組成物を短時間溶融し 、室温以下に急冷すると、高融A相の存在量の増加をもたらす。反対の対本体ラ クチドセグメントがほぼバランスしている、即ちR−及びS−ラクチドセグメン トの相対モル量がほぼ等しい組成物中では、この熱処理によって存在する結晶の 本質的に全部を高融A相に帰することができる。
高融A相の割合は、該組成物を長時間例えば数時間、最高結晶性融点より約り0 ℃〜約30℃高い温度で熱処理し、次いで室温までゆっくり冷却することにより 、減少させることができる。溶融状態から急激に冷却することにより、結晶性溶 融転移を示さない非晶質ポリマーの量の増加をもたらすこともできる。対車体バ ランスと熱処理とを注意して選定することにより、選択された用途のための望ま しい特性バランスを達成すべく、高−及び低−融点結晶相の所望の割合並びに非 晶質含量をあつらえることができる。ゲル化を経由して製造されたもののように 、結晶が主として高融A相から誘導された組成物が好ましい。前記の観点から、 溶融加工において採用された条件のいくつかが、高融A相の割合を相当変化させ ることが、今や明白であろう。
また組成物中のポリマーは本発明から逸脱することな(分子量において異なるこ とができることも見出された。
前述し、また実施例で示される如く、高融点結晶相の存在は、望ましい生化学的 特性と生体適合性は維持したまま、引張り強さ、靭性、伸度、加水分解安定性及 び熱安定性の如き成る物性を増大させる。これらへの適用は当業界で十分述べら れているが、例えば人工的補欠具においてしばしば強靭性、耐久性のある強い重 合体が必要とされ、従ってこれらの物性が著るしく高められた本発明の組成物が 利益を与える。一方本高融点、高性能組成物により、所望の物性において必要以 上の妥協をすることなく、ポリ(グリコール酸)の如き低コスト適合性重合体で 大幅に希釈することができる。
本発明のラクチド含有重合体ゲルは、泡の崩壊が避けられる条件下で溶媒を除去 することにより、低密度の多孔質構造(泡= foams)に転換することがで きる。優れた構造的完全さを有する泡は、上記の如くして製造されたゲルを段々 と低い表面張力を有する2又はそれ以上の液体で順次抽出し、空気乾燥すること により製造することができる。該泡は、成分である対掌体が簡単に溶解する溶媒 に対して約80℃以下では不溶であり、本質的に膨潤しない。
該相互嵌合ポリラクチド類は、薬物を含有する生分解性微細球の製造のためにも 有用である。微細球の製造は溶媒蒸発法又は液滴形成法(コアセルベーション) により達成できる。
蒸発法では薬物担持微細球は、メチレンクロライドの如き溶媒にポリラクチドを 溶解し、且つ活性成分を溶解又は懸濁させることにより製造することができる。
該薬剤/重合体/溶媒はポリビニルアルコールの5%水溶液中で乳化される。そ こではポリビニルアルコールは乳化剤として働き、撹拌される薬剤/重合体/溶 媒の液滴径の制御を可能とする。
所望の液滴径になったら該乳化液を一定の速度で撹拌して系からメチレンクロラ イドを蒸発させる。蒸発は大気圧又は減圧工種々の温度でおこる。相当部分の溶 媒が蒸発したら、一部固化した微細球を沈降させるため撹拌を止めることができ る。随意ポリビニルアルコール水溶液を水で置換することもでき、いくらかの残 存溶媒は蒸発を続けて除去することができる。蒸発が完結したら、該球を単離し 乾燥することができる。有機溶媒、蒸発温度、有機相/水相の体積、水相中の乳 化剤の性質と量、重合体の構造と分子量、及びカプセル化される薬剤の溶解度を 包含する数多くの変数が溶媒蒸発法から製造される微細球の製品品質に影響を与 える。
液滴形成法では低温相分離を誘起させることができる。この系ではポリマーを溶 媒に溶解し、薬剤粒子は該溶液に分散させ、ポリラクチドと和合性のない重合体 をその系に添加する。該ポリラクチドは相分離し、薬剤粒子を自然に巻き込んだ 分散相中で濃縮される。そして該ポリラクチド−リッチ相を脱溶媒し、系に非溶 媒を添加して固化する。非溶媒の添加は凝集を避けるため低温で実施される。そ して該微細球を分離し、乾燥する。
本発明の重合体に担持することができる生物学的活性成分には、例えばモルフイ ネの如き麻酔剤;ナロキソン(naloxone)の如き麻酔頷頗剤;モリンド ン(■olindone)の如き抗精神病薬;ソジウムペンタバルビタール、タ ロルブロマジン(chlorpromazine)の如き抗不安薬;イミブラミ ン塩酸塩の如き抗うつ剤;メチルフエニデート(methyl plenida te)の如き興奮剤ニオキシモルフオン(oxymorphone) 、メペリ ジン(meperfdine)の如き鎮痛剤;及び食欲抑制剤のような中枢神経 系に作用する薬が包含される。
他の生物学的に活性な物質又は薬物には、メチルドーパ(methydopa) やクロニジン(clonidine)の如き抗高血圧剤:イソソルビドジナイト レイト(isosrbidedinitrate)の如き抗狭心症薬;及びセオ フィリン(theophylline)の如き肺疾患の薬が含まれる。アマンタ ジン(amantadine)やイドクスリジン(idoxuridine)の 如き抗菌剤:イミダゾール類やサリチル酸の如き抗カビ剤;メトトレキセート、 フルオロウラシル、ステロイド類及び生物学的関連化合物の如き代謝不順に効く 薬剤:バシトラシン(bacitracin)やポリミキシンB (poly+ myxin B)の如きポリペプチド及び蛋白;ヒト成長ホルモン、エスラジオ ールジプロビオネート。
プロゲステロンの如き天然及び合成ホルモン;チオマレイン成金ナトリウムやハ イドロコルチゾン酒石酸ナトリウムの如きステロイド系及び非ステロイド系抗炎 症剤;ジピリダモールやスルフィンピラゾンの如き自害に効く薬剤:ビタミンB の如きビタミン類;フェニトイン(phenytoio)の如き抗てんかん薬; 等を包含する化学療法剤も本発明を用いて分配(deliver)できる。
殺有害生物薬には除草剤、殺カビ剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺ウイルス 剤、アルジサイド(algici、des) 、殺菌剤、植物成長調節剤、落葉 剤、昆虫誘引剤及び忌避剤並びに前記のものと特に和合性のある組み合わせが含 まれる。好ましい除草剤はスルホンアミド系除草剤である。
前記したものは説明のためのものであり、本発明の重合体によって担持される生 物学的に活性な物質を制限するものではない。
以下の実施例は説明のためであり、本発明を制限するものではない。
特にことわらない限り、「部」と「パーセンテージ(%)」は重量基準であり、 温度は「℃」である。例示された組成物の熱転写は示差熱天秤(differe ntial scanning ealoriietry (D S C))で 測られた。重量−並びに数−平均分子量(it及びun)はゲル透過クロマトグ ラフィー(Gpc)で測定された。重合体多分散度(polymer poly dispersity (D))はyw/xn比で定義される。“過剰対掌体”  (e e)は下記式%式%) ここでElとE2は過剰側の対車体とその反対側の非過剰対車体のモル数をそれ ぞれ表わす、 のパーセントで与えられる。固有粘度(η1ak)は下記式%式% こでηI1.は相対粘度を表わし、Cは溶媒100g中の重合体0.2〜1.5 g範囲の濃度を表わす、で定義される。相対粘度(η1、)はキャピラリー粘度 計で60℃で測定された濃度Cの溶液の流動時間を純溶媒の流動時間で割ったも ので定義される。
[α]否は25℃で100−71!ベンゼン中1g重合体溶液中でのナトリウム D線の光学回転である。繊維及びフィルムの引っ張り強さは、ASTM法:繊維 (単繊維)D−2101;フィルム、インストロン試験機[インストロン・エン ジニャリング・コープ(Instron Engineering Corp、  )、 Canton、 Mass、]でASTM D−882:を用いて測定 した。密度は泡(foams)を除きASTM法D−1505の方法で測定した 。泡密度は25℃で泡の秤量部分を水銀に浸漬し、置換された水銀の重さを測定 し、それから体積を計算することにより推定した。泡の孔部体積は周知のBET  [ブルナーーエメットアンドテラ−(Brunauer、 Emmett a nd Te1ler) ]窒素吸着法で定めた。直径約600オングストローム 以上の孔はBET法では勘定されず、水銀侵入ボロジメトリーという公知方法で 測定される;例えばウィンスロー(finslow) 、ジエー・コロイド・ア ンド・インターフェース・サイエンス(J、 Co11oid and Int erface 5cince) 、67、N011.42 (1978)参照。
実施例19と20に示されるものを除き、実施例で用いられたポリ(R−ラクチ ド)及びポリ(S−ラクチド)は以下の一般的方法で製造された。単量体のR− ラクチドとS−ラクチドはトルエンから再結し、重合前に真空乾燥した。
機械的撹拌機、血漿ストッパー及び乾燥窒素雰囲気に維持するためのガス導入口 を具備した500+sl樹脂釜に、はぼ372gのR−又はS−ラクチドを投入 した。該樹脂釜を200℃に維持されたオイルバス中に設置し、ラクチドが完全 に溶融するまで急速に撹拌した(約5分)。モしてオクタノン酸第−錫(0,1 60g)と1−ドデカノール(0,085g)を注射器で添加し、最初の30分 間一定に撹拌しながら釜内の内容物を40分間200℃に維持した。30分後向 容物は粘稠すぎて撹拌でなくなった。該釜をオイルバスから取り出し、室温まで 自然に冷却し、そして反応混合物を釜から取り出し、はぼ2000aeJ2のメ チレンクロライドに溶かした。得られた溶液を濾過し、そして高速で運転し、且 つメチレンクロライド溶液の3倍の体積のメタノールを含有しているワーリング ブレンダー(faring blender)にゆっくりと添加した。得られた 沈殿ポリ−8−ラクチドを濾過して単離し、雰囲気温度で真空下−晩乾燥した。
該重合体は固有粘度0.977(クロロホルム)、融点171℃、[α]W=− 193°、Mw198.000 (gpc)及び密度1.2739g/ccであ った。上記手順に従って等量のポリ(R−ラクチド)を製造した。それは固有粘 度1.029(クロロホルム)、融点166℃[α]倉=+191°、MW20 5.000 (gpc)及び密度1.2739g/ccであった。
実施例1 全量0.5gのポリ(ラクチド)を50−ρのメチレンクロライドに室温で48 時間急速に撹拌して溶解することにより、種々の割合のボリーR−/ポリー8− セグメント、即ち110(比較例) 、3/1.1/1.1/3.0/1(比較 N)を含有するポリ(ラクチド)フィルムを、製造した。該メチレンクロライド を減圧上蒸発させると容器中に強靭な透明フィルムが残り、それは1つの対掌体 だけを含有するフィルムを除いて約174℃と220℃の溶融転移を有し、後者 は約174℃に唯一の溶融転移を有することがDS、Cでわかった。再溶融し、 室温以下に急冷することにより、混合対車体組成物中の低及び高溶融転移は低温 側に変位しく240℃に加熱した試料は2〜3℃、270℃に加熱した試料は1 0〜15℃、並びに270℃以上で溶融した試料はそれ以上)、低溶融転移は一 般に消失して高溶融転移だけが残った。この結果は、ポリ−8−ラクチドセグメ ントで相互嵌合されたポリーR−セグメントを含有する組成物が、いずれの成分 の融点よりも約45℃高い融点をもつ新しい結晶相を形成することを示している 。
10/90及び1/99のポリーR−セグメント/ポリー8−セグメント比を有 し、上記の如く製造されたフィルムは、同様に2つの溶融転移を示し、低い方が 約177℃で、高い方がそれぞれ約2146と218°であった。
実施例2 適当なR−及びS−ラクチド類の10%W/Vクロロホルム溶液の等量を混合し 、周囲温度で溶媒をゆっくり蒸発させることにより、異なる分子量の光学活性ポ リラクチド組成物(A−H)を製造した。これらの物質のDSC融点は、下表I に示される如(、ポリ−R(Ar−HR)及びポリ−8−ラクチド類(AS−H 3)のそれぞれの分子量が釣り合ってな(でも高融点結晶相が形成されることを 示している。
表 I S−280223 R−270 S−11323O R−280 S−13023O R−231 S−113232 R−133 S−23223O R−231 S−280220 実施例3 ポリ−R−及びポリ−8−ラクチドのクロロホルム溶液(10% W/w)を室 温で混合し、均一になるまで撹拌した。該溶液をガラス板上に流況し、数日間乾 燥させた。その後読フィルムを70℃で1時間焼きなおし、かみそりの刃で細長 く切断した。引っ張り特性を表IIに示した。
表II 比較例t:o 4.5±2.0 265±203土1O01±0.053:3  5.3±0.2 281± 8 10±51:1 7.3±0.9 340±4 0 12±3 0.6±0.3比較例0:1 4.3±0.2 259±253 ±1破壊応力(stress−to−break)は、純粋な対車体に比べて5 0150組成物から得られたフィルムが約60%高い。引張りモジュラス(te nsilemodulus)、破断伸度(elongation−at−bre ak)及び靭性(toughness)も同様に配合物では改善されている。
本発明の組成物(1:1)及び比較例のものを含む上記の如く製造されたポリラ クチドフィルムの試料を、230℃で210分間加熱し、重量減を追跡した。表 r■■に示された結果は、l:lフィルムが純粋対掌体のフィルムよりも熱的に 安定であることを示している。
時間(分) 但 槽 魁 7 96.8 97.3 98.3 57 96.5 95.5 96.7 107 96.4 93.9 94.3157 96.3 92.4 91.6 217 96.2 90.5 88.7シングレツトロス(singlet 1 oss)の他に、該ポリペプチド試料は210分加熱の後出発重合体に比べて重 量平均分子量においてもいくらか減少し、それも表IVに示すごとく1:1相互 嵌合ポリ(R−及びS−ラクチド)が最も耐性であった。
1 : 1 237 204 110(比較例) 220 102 011(比較例) 239 95 上記の如(して、ポリーR−ラクチドからと、ポリ〜R−及びポリ−8−ラクチ ドの1:1配合物からポリラクチドフィルムを製造した。後者は高融点相を含ん でいた。該フィルムの試料(200+g)をp)110の2Mリン酸塩緩衝溶液 45m1中37℃でインキュベートし、可溶性ラクチドの量を標準の酵素アッセ イ[エッチ・ブイ・ベルブマイヤー(HlV、 Berg■er)、メソッド・ オブ・エンライ−マチック・アナリシス(lleth]ds of Enzym atic Analysis)、第3版、Verlag Chemie旦、58 8(1984)]で一定時間毎に追跡し、可溶性ラクチドに転換した重合体%で 表わした。結果を表Vに示す。
0 0.00 0.00 14 0.05 0.46 28 0.28 0.90 42 0.28 1.13 72、 0.56 3.06 87 0.62 3.86 i20 0.84 7.67 127 1.07 9.01 137 1.41 10.6 142 1.86 11.4 145 2.37 11.8 148 2.65 12.6 上記結果は、高融点相を含有する1:1フイルムは単に1種の対掌体しか含有し ないフィルムよりも加水分解に対して約6倍耐性であることポリ−R−とポリ− 8−ラクチドの溶液(10%)を等量で混合し、室温下均−になるまで撹拌した 。得られた溶液を注射器に入れ、そして20ゲージの針からメタノール中に射出 した。該ポリラクチドは細い糸を形成し、それを溶液から取り出し、室温下、張 力をかけて一晩乾燥した。該繊維は4゜I Kpsi(MP a/ 6.9)の 靭性(tenacity)、72%の伸度、306Kpsi (MPa/6.9 )のモジュラス及び2.7Kpsi(MPa/6.9)の強度(toughne ss)を示した。
実施例5 等モル量のR−及びS一対掌体を含有するポリ(ラクチド)組成物の試料を、相 異なる温度で熱棒上で溶融し、延伸して繊維にした。結果を表Vlに示す。
表VI 靭性 最大延伸 モジュラス 強度 Kpsi での変形 Kpsi Kpsi延料 (llPa/6.9) (MP a/6.9) (MPa/6.9) (T:)^ 9.6 37% 366 2 .6 241B 4.5 2 138 0.05 255C3,062470, 07238 D 2.3 〈1298 0.01 267実施例6 純粋の対車体のクロロホルム溶液を混合し、それによる相互嵌合重合体をメタノ ール中で沈殿させることにより、ポリ−R−及びポリ−8−ラクチドの1・1組 成物を製造した。該重合体を空気乾燥し、そして100℃で一晩真空乾燥した。
該重合体を5000psi (35,4MPa)、150℃で3分間圧縮成形し てプラグを形成し、また2×の紡糸伸張、230℃でキャピラリー(0,30m m直径、0.69+++m長)を通して紡糸した。
紡糸直後の繊維を2個の“グラハム゛ ドライブ(“Grapham’ dri ves)の間に置いたホットシ:s、 −(hot 5hoe)上で延伸し、9 0℃で9.8Xの最大延伸が得られた。熱処理と延伸倍率で変化する引張特性を 表■に示す。
A 紡糸直後 42.8 1.4 3374B 75℃で2X 146 54  4837C75℃で2.5X 214 97 4837E 75℃で4X 11 1 58 4499F 90℃で4X 180 55 4727G 90℃で9 .4X 525 23 7424セツト 上記の如くして製造された紡糸直後の繊維は、62℃のガラス転移温度、96〜 100℃の結晶化転移、乃び低−及び高−融点相に対応する溶融転移を示す。T gと結晶転移はいくらかの非晶質相を暗示している。
X線回折測定により、215℃でのヒートセットで得られたものを除き、全ての 繊維に低−及び高−融点相の両方が示された。前者は高融点結晶相のみを含有し ていた。
実施例7 固体のポリ−R−及びポリ−8−ラクチドの等モル量をクロロホルムに溶解しく 15%w/w、全ポリラクチド)、室温で数時間撹拌することにより、堅いゲル を得た。該ゲルはスパチュラで小片にカットでき、それは10%(w/w)に希 釈後もまた48時間撹拌しても崩壊も液化もしなかった。
実施例8 50m1クロロホルム中10.0 gポリ−R−ラクチド溶液と、50mRクロ ロホルム中10.0gポリ−8−ラクチド溶液とを、別々に調製した。それら溶 液を完全に混合し、密封し、そして2週間周囲部度で放置したところ、該溶液は スパチュラで小片にカットできるワックス状のゲルになり、フラスコから取り出 された。該ゲルはへキザフロロイソブロパノールに可溶であった同様のゲルは約 140℃に加熱したとき1゜1、2.2−テトラクロロエタン(TCE)に可溶 であり、室温に冷却すると再形成された。これらの試験は該ゲルが不可逆的に架 橋されていないことを示す。他の試験で、ゲル化工程を開始し、制御するために は剪断速度が重要であること、並びに堅いゲルを形成するのに必要な時間は撹拌 時間について逆方向に変化することが示される。
実施例9 30gのTCEを3gのポリラクチドと混合し、そして95℃で加熱撹拌するこ とにより、ポリ−8−ラクチドとポリーR−ラクチドの別々の溶液を調製した( 9%W/W)。2つの溶液を室温まで冷却し、それぞれからの5gの溶液を混合 し、撹拌した。該溶液は少(とも24時間は流動性を維持したが、48時間内で 固体状均一ゲルに変化した。
該ゲルはTCEの沸点近傍(149℃)で溶解し、外観が清澄な溶液を与えた。
25℃に冷却したら該溶液は再び固化して清澄なゲルになった。
ポリーR−及qポリー8−ラクチドの1=1の組成物のゲルを、ジメチルホルム アミドとN−メチルピロリドン中で約1%強の重合体濃度で、同じ様に製造した 。
実施例10 56.67gのクロロホルムに10gの重合体を溶かしてポリ−R−及びポリ− 8−ラクチドの別々の貯蔵溶液を調製した。該溶液を(R/S)比で2=1.1 :1.1 : 2 (w/w)で混合し、それぞれ33%eeポリーR−10% ee及び33%eeポリー8−ラクチドを含有する15%W/W溶液を得た。該 溶液を室温で7分間撹拌したが、ゲル化はほとんど直ちに生起した。
実施例11 実施例8に記載した一般的手順に従い、100mf溶媒中に全量20gのポリ( ラクチド) 1 : 1 (R/S)を含有するクロロホルム溶液(12%)か らポリ(ラクチド)ゲルを調整し、そして24時間ソックスレー装置中で四塩化 炭素で抽出した。そして溶媒を1.2−ジクロロ−1、1,2,2−テトラフル オロエタンに変え、更に24時間抽出をつづけた。抽出されたゲル小片を3時間 空気乾燥し、それから24時間真空(50トール)下に置いた。得られた多孔質 、無溶媒材料はBET窒素吸収法で測定して152m”/gの表面積、0.42 m1/gの孔体積及び111オングストロームの平均孔径を示した。最大セル径 (SEM)及び泡の推定密度はそれぞれ約1ミクロンと<Q、51g/meであ った。
実施例8の一般的手順に従い、クロロホルム溶液(10%)から得られたゲルを 、順次四塩化炭素で4時間、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオ ロエタンで4時間抽出した。該ゲルは堅いゴム状の堅牢性を有していた。空気乾 燥で相当の収縮がおこった。泡の推定密度はく0゜54g/mlであった。BE T分析で、40〜120オングストロームの直径の孔から導かれた孔体積が90 %である、80〜90オングストローム近傍に中心をもつ狭い孔径分布が示され た。最大セル径は約0゜5ミクロン(SEM)であった。
この実施例は、大きい孔(100〜1000オングストローム)は、溶媒抽出を 1.2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンの後で終了したとき 、選択的に崩壊することを示す。1,2−ジクロロ−1゜1、2.2−テトラフ ルオロエタンより表面張力の高い溶媒で抽出工程を終えると、孔径分布の最大値 をより小さい孔径に変位させ、最大値について孔径分布を狭くすることができる 。1.2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタンより小さい表面張 力の溶媒については逆の効果が期待される。
クロロホルム中10%ゲルから製造された泡の、パーフルオロヘキサン中で洗浄 した後の推定密度は<0.28g/rl!であった。
実施例12 実施例9に記載された如くして9%TCE溶液から製造されたゲルを四塩化炭素 に浸漬し、24時間放置した。得られたゲルは半透明、堅固・ゴム状であった。
該ゲルを四塩化炭素(4回洗浄Ll、2−ジクロロー1、1.2.2−テトラフ ルオロエタン(5X)で順次洗浄し、一定重量になるまで空気乾燥した。乾燥中 、ゲルは収縮し、孔構造の部分的崩壊が示された。乾燥ゲルを四塩化炭素で再溶 媒和すると、それは元の寸法に近づいた。洗浄工程を、1,2−ジクロロ−1, 1,2,2−テトラフルオロエタンで繰返し、次いでパーフルオロヘキサン(2 X)で行い、そして一定重量まで空気乾燥した。該泡はわずかに目に見える収縮 を示し、0.49g/mI!の推定密度、182m”/gの表面積、1.05m 1!/gの孔体積、230.7オングストロームの平均孔径(BET吸収法)及 び約0.75ミクロンの最大セル径(SEM)を有していた。
実施例13 5%スルホラン溶液から製造されたゲル(実施例10)を室温で24時間へブタ ン(ゲル対ヘプタン比は1 : 5W/V)中に浸漬した。ヘプタンの3分の1 をジエチルエーテルで置換し、24時間かけて平衡化した。
その後溶媒を全部純ジエチルエーテルで置換し、24時間かけて平衡化し、この プロセスを3回繰返した。そしてジエチルエーテルを1.2−ジクロロ−1,1 ,2,2−テトラフルオロエチレンで4回交換し、各交換後には24時間の平衡 化時間をつけた。最終的に1.2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロ エタンをパーフルオロヘキサンで4回交換し、再び各交換後に24時間の平衡化 時間を設けた。一定重量まで空気乾燥したら、該溶媒混和ゲルは< 0.1 g /mj2の密度を示した。
SEMでの分析で約1ミクロンの最大セル径の開放・マイクロセル状構造とわか った。BET分析で138.5m”/gの表面積、0.53mjl’/gの孔体 積、及び151.7オングストロームの平径孔径が示された。
該スルホランゲルを最初へブタンの代りにヘキサン、ペンタン又はシクロヘキサ ンに浸漬した際にも、非常に似た結果が得られた。
トリオキサン、NMP及びジメチルホルムアミド中で形成されたゲルからも泡を 製造した。溶媒抽出をパーフルオロヘキサンの如き低表面張力溶媒で終了すると いう条件で、それぞれの場合において最小の収縮で低密度、高多孔質構造が得ら れた。
実施例14 実施例10(10%溶液)からのポリラクチドゲルを、実施例13の手順に従っ て四塩化炭素(5X)、1.2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエ タン(5×)及びパーフルオロヘキサン(7X)で順次洗浄した。3試料(33 %eeR,0%■、33%eeS)のDSCはTg又は結晶化転移を示さず、2 20〜330℃に単一の溶融転移を示した。BETと水銀侵入測定で次の孔質デ ータが得られた:表 ■ 試料 表面積 孔体積 平均孔径 密度(ee) (m”/g) (mj2/g ) (オングストローム)(g/mυ33%R1750,4296− 0% 187 0.57 121 0.2333%S 178 0.57 12 9 0.21ゲル形成の間にクロロホルム溶液(10%)が撹拌される程度が、 泡の孔質(porosity)に影響することが判った。実施例8における如く 製造されたゲルを色々な時間で撹拌し、そして実施例13に記載されている様に 順次洗浄し、空気乾燥した。得られた泡をBET及び水銀侵入ボロジメトリーで 分析し、次の結果が得られた。
撹拌時間 表面積 孔体積 平均孔径 密度−)かム (閣”/g) (mj! /g) (オングストローム)j摸υ0 199 0.37 75 15 190 0.65 137 0.3130 198 0.61 123  0.2460 195 0.75 153 実施例15 可能性のある人工骨の製造の説明の為に、多孔質カルシウムホスフェート/カー ボネートセラミック小片を、1:1ポリ−R−及びポリ−8−ラクチドの10% クロロホルム溶液に85℃〜90℃で5時間浸漬した。該溶液を一晩放置し、セ ラミックを簡単に洗い、実施例13に記載されている様に洗浄し、空気乾燥した 。該セラミックは重量で約5%増加し、セラミック空隙の約30〜40%はポリ ラクチド配合物で充填された。セラミックの元のぜい弱さは消失し、破壊に対す る耐性が奢るしく増加した。
実施例16 指定された量のラクチドとカプロラクトン(いずれの場合も全量40g)を、各 々19mgのオクタン酸第−錫と13mgのn−ドデカノールとともに、重壁化 (heavy−walled)重合管に入れた。読管を反応混合物が溶融するま で約100℃に加熱腰部しく撹拌して均一とし、そして定温化オイルバスに浸漬 し、190℃で1時間保持した。得られた共重合体をメチレンクロライドに溶解 し、メタノール又はエーテル中に沈澱させた。プロトンNMRで測定された組成 は以下のとおりであった。
表X A R20,020,0メタノール B R32,08,0エーテル CR36,04,0エーテル D S 20.0 20.0 メタノールE S 32゜0 8.0 エーテル F S36.04.0 エーテル コポリマーり対掌異性体に反対の組合せ(pain)をそれぞれのコポリマーの 所望量をメチレンクロライドに溶解し、撹拌し、メタノール中で沈澱させること により比率1:1で配合した。真空乾燥した組成物は以下の特性を有していた。
16−I A 6g、9 130.7 198K 130K 113 17D  67.8 −135.9221に137K 118 9 1131662416 −2 B 86.5 172.5 308K 180K 144 49F 87 .6 −178.5 304K 186K 144 46 146192−16 3−3 C93,5183,2na na 151 50F 91.5 −17 9.8 307K 163K 161 152199−310に’ 183に+ na=未分析 l=配合物 低−と高へ融点形の間の融点差(49℃±5℃)は、67〜100%の範囲に亙 すラクチドのwt%とは無関係である。
実施例17 ポリ(R−ラクチド)又はポリ(S−ラクチド)ホモポリマーとラクチド含量が 反対の配置である、光学活性ラクチド/カプロラクトンコポリマーとの組成物を 、適切なポリマー類のメチレンクロライド溶液を撹拌下混合することにより調製 し、しかるのぢ該溶媒が周囲条件下ゆっ(り蒸発するままにした。得られた無溶 媒配合物の融点をDSCで測定した。ポリマー成分は、ホモポリマー中の反対配 置のラクチドに対するコポリマー中のラクチドのモル比が1=]であるように選 ばれた。
表] A 69R/31 100 S 69 190B 69S/31 100 R6 9192C87R/13 100 S 87 203D 87S/13 100  R87208E 95R15100S 95 205F 95S15 100  R95212各々の場合において、コポリマーとホモポリマー成分の特徴であ る2つの低溶融転移が観測された。実施例16と17の結果は、新規な高融点相 は対掌性的にバランスしたラクチドコポリマーとラクチドホモポリマーの配合体 並びに対掌性的にバランスしたラクチドコポリマーとラクチドホモポリマーとの 配合体において得られることを示している。
実施例18 90℃で紡糸された、ポリ(S−ラクチド)の繊維(A)とポリ(R−ラクチド )とポリ(S−ラクチド)の1=1配合体の繊維(B)とを、1.90℃3分間 で緊張下ヒートセットした。別の、90℃で紡糸された1:l配合物の繊維を、 約220℃で唯一の融点が観測されるまで215℃で緊張下ヒートセットした( C)。
繊維(A)は約175℃で溶融した。繊維(B)は約175℃及び約220℃の 2つの融点を示した。
繊維の各々の組をX線回析で分析した。繊維(A)の回折パターンは、10モノ マー単位で繰返すポリラクチド鎖螺旋と一致する2、793nmの間隔の層線を 示した。繊維(C)は、3モノマー単位で繰返す非常にきつい層線と一致する0 、815nmの間隔の層線を示し、非常に異なる単位セル寸法を示した。繊維( B)は繊維(A)と(B)の両方の特徴を示した。
時々、濃縮されたポリ(ラクチド)溶液(即ち15〜20% W/W)及び、上 記の如く調製された、それらから単離された重合体は、いくらか黄色い色をして いる。望むならば、クロロホルム中の15〜20%ポリ(ラクチド)溶液を急激 に撹拌しなから11のエーテルに添加し、それにより該重合体を、解体し分散さ せることができる糸状フィラメントのもつれた球として沈澱させることにより、 この色を実質的に低減させることができる。更に色を低減せしめるに、この分散 体に更に151のエーテルを添加した後−晩装置し、それから重合体を集め真空 下乾燥させることができる。この方法によりいくらかの低分子量重合体を除去す ることもできる。上記した如(処理されたポリーR−ラクチドの典型的特性は、 MP=155.6℃、Mn=139.000、Mw=208゜000、D=1. 5であり、一方未処理のポリーR−ラクチドの特性は前記の通りである。上記処 理の施されたポリ(S−ラクチド)の典型的特性はMP=174.7℃、Mn= 139.000、Mw=214,000であり、一方未処理のポリ(S−ラクチ ド)の特性は上記の通りである。
実施例19 上記一般的手順を用いて得られたほぼ3グラムのポリ(R−ラクチド)(富n= 298.000)を、25m1のメチレンクロライドに溶解し、それに0.75 グラムのナルトレキソン(naltrexone)を添加し溶解した。
・ 他の溶液として、25m1のメチレンクロライドに3グラムのポリ(S−ラ クチド)(Mn=289.000)を溶解し、それに0.75グラムのナルトレ キソン塩基を添加した。該両溶液を一緒に混合し、室温で30秒間撹拌し、続い て、得られた溶液を、4gのポリビニルアルコール(Mowio1■18−88 )、0.015gのナルトレキソン塩基及び0゜5mJのポリオキシエチレン・ ソルビタン・モノオレエート界面活性対(7ween■80)を含有する0、2 MpH8,0リン酸塩緩衝溶液600m1中に撹拌上注入した。該混合物を室温 下−晩撹拌し、メチレンクロライドを蒸発させて球を形成させた。
平均薬剤担持量は8.4%であり、それは1gの微細球を0.IHCj7中にお いて定めた。溶は出た薬剤量は高圧液クロで決定した。
実施例20 上記の一般的方法で製造されたrvn=84.500のポリ(R−ラクチド)と Mn=78.700のポリ(S−ラクチド)を用いて、実施例19の手順を繰返 した。平均薬剤担持量は6.3%であった。
解実験を、該微細球からの薬剤の放出速度を測定するために実施した。
本測定は、ニー:ニス・ファルマコビア(U、 S、 Pharmacopei a)XXI、1243頁(1985)に記載された手順を採用して実施し、水に 浸漬され、37℃の一定温度に維持された11ガラス容器を用いた。適当な溶解 媒体(0,1NHC1SpH7,4リン酸塩緩衝液)及び蒸留水を該ガラス容器 に仕込み、該微細球を添加した。該容器は溶解手続の間一定速度で撹拌した。1 定時間毎に試料を採取し、模擬媒体中への薬剤の放出速度を定めるために高圧液 クロで分析した。
実施例20の球からのナルトレキソンの放出は、すべての溶解媒体中で400時 間強に亙り持続したようであった。溶解傾向は酸及び緩衝液溶解については27 1次のように見え、蒸留水溶解については0次のように見えた。
実施例19の球からのナルトレキソンの放出は、水、酸及び緩衝液中の溶解につ いて、それぞれ200.230及び240時間の遅延時間でおくれだ。遅延の後 、薬剤放出は450時間まで0次であり、pH7゜4緩衝液、酸及び水それぞれ において35%、48%及び46%の薬剤放出であった。
該微細球の走査電顕試験でそれらの大きさは実施例19の球については200〜 300μm範囲、実施例20の球については50〜100μmり範囲にあること がわかった。
国際調査報告 国際調査報告 LIS 8903876 S^ 31156

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリ(S−ラクチド)セグメントで相互嵌合されたポリ(R−ラクチド)セ グメントを有してなる重合体組成物で生物学的活性成分が保持されている。生物 学的活性成分の制御された分配のための糸。
  2. 2.R−ラクチド単位対S−ラクチド単位のモル比が約1:99〜991の範囲 内にある請求項1記載の組成物。
  3. 3.R−ラクチド単位対S−ラクチド単位のモル比が約1:9〜9:1の範囲内 にある請求項2記載の組成物。
  4. 4.モル比が約1:1である請求項3記載の組成物。
  5. 5.本質的にポリ(R−ラクチド)セグメントとポリ(S−ラクチド)セグメン トからなり、それぞれのセグメントが少くとも約300の数平均分子量を有する 請求項2記載の組成物。
  6. 6.数平均分子量が約70,000〜90,000の範囲内にある請求項5記載 の組成物。
  7. 7.生物学的活性成分かせカプセル化により保持されている薬剤である請求項1 記載の組成物。
  8. 8.生物学的活性成分がカプセル化により保持されている薬剤である請求項6記 載の組成物。
  9. 9.組成物がセグメントのいずれよりも高温で溶融する請求項7記載の糸。
  10. 10.生物学的活性化合物の存在下で、最高溶融相の溶融温度より低い温度で、 相互嵌合が生起するまで、ポリ(R−ラクチド)セグメントとポリ(S−ラクチ ド)セグメントを緊密に接触せしめることからなる、ポリ(R−ラクチド)とポ リ(S−ラクチド)の相互嵌合セグメント中に生物学的活性成分をカプセル化す るための方法。
  11. 11.固体状のポリ(R−ラクチド)、ポリ(S−ラクチド)及び生物学的活性 化合物を混合し、最低溶融棺の溶融温度より高い温度で該組合せ物を加熱するこ とにより、該セグメントを相互嵌合させる請求項10記載の方法。
  12. 12.セグメントと生物学的活性化合物を、それぞれ溶媒に溶解させることによ り接触せしめる請求項11記載の方法。
  13. 13.ポリ(R−ラクチド)セグメント、ポリ(S−ラクチド)セグメント及び 生物学的活性化合物を別々の溶媒に溶解し、そして次いで別々の溶液を溶媒を蒸 発させる前に合体せしめる請求項12記載の方法。
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