JPH04500968A - ヌクレオシド誘導体 - Google Patents

ヌクレオシド誘導体

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JPH04500968A
JPH04500968A JP1510305A JP51030589A JPH04500968A JP H04500968 A JPH04500968 A JP H04500968A JP 1510305 A JP1510305 A JP 1510305A JP 51030589 A JP51030589 A JP 51030589A JP H04500968 A JPH04500968 A JP H04500968A
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リーセ,フローデ
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ニユコメド・アクシエセルカペト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヌクレオシド誘導体 本発明は抗ウィルス化合物、さらに詳しく云えばエイズ(AIDS)疾患を惹起 させるレトロウィルスであるヒト免疫不全ウィルス(IIIV)に対して活性で あるヌクレオシド誘導体のエステルおよびアミドに関する。
AIDSは比較的新しい病気である。それは1981年に発見され、それ以来該 疾患の数千例が診断されている。その数は翌2.3年のうちには少なくとも数十 刃に増加すると予想されている。その状況は中央アフリカのい(つかの国々では 特に重度である。エイズは死の病であり、診断された全症例の約40%が死亡し ている。3年以上前にエイズと診断された人々のうち、今日では約85%が死亡 していると見積もられている。
臨床的症状はT−細胞の損失による体重減少、慢性下痢、持続する熱および日和 見感染症であって、免疫系の全体的なバランスを(ずしてしまう。患者はAID Sでなければ大したことのない感染症を抑制し得る力を失ってしまう。
感染症抑制のためのいくつかの相異なる手法が今までに試みられている。それら の手法には免疫系の刺激および(第2次の)生命をおびやかす感染症の慣用的治 療がある。今までに最も有望な手法は、■IV−ウィルスの複製を攻撃すること にあった。複製を妨害する種々の化合物のい(つか例えばホスホノホルメート( Foscarnet)、スラミン、エバンズブルー(Evans Blue)、 3′−アジド−3′−デオキシチミジン(AZT)および2’ 、 3’−ジデ オキシヌクレオシド類が試みられている。
例えばヨーロッパ特許出願No、 0f96185AにはAIDSおよびAID S−関連複合体の治療に極めて有望なことが分かつている既知化合物のAZTを 含有する医薬組成物が記載されている。AZTは、レトロウィルスの生活環にお けるウィルス酵素である逆転写酵素を阻害することによって作用すると信じられ ている。
さらに、AZTの限界および欠点例えば骨髄抑圧、または比較的多量を頻繁に投 与する必要性を回避し得るかもしれない別の逆転写酵素阻害剤についての研究が なされており、とりわけ2’、3’−ジデオキシヌクレオシド類が示唆されてい る。
上記化合物の合成および活性は記載されており(llitsuya and B roder、 Proc、Natl、^cad、 Sci、 83゜1911  (1986)参照)そしておそら(対応するヌクレオチドへの生体内変換を可能 ならしめるためであろうが、5′−ヒドロキシ基は存在しなければならないが、 2′および3′の両位置は非置換でなければならないことが証明された。
ヨーロッパ特許出願No、 0206497Aにはシトシンまたはプリン塩基の 2’、3’−ジデオキシリボフラノシド誘導体が抗ウィルス化合物として開示さ れている。これらの化合物のエステルについては代謝プレカーサーとしての可能 性が述べられているが、エステルが元の5′−ヒドロキシ化合物と比較していず れかの有利な性質を有することは全く示唆されていないし、またエステルは具体 的に名づけられていないし、それらの合成も例示されてはいない。いずれかの対 応するチミジン化合物についてまたはN−アシル化アミノ基を有するいずれかの ヌクレオシド誘導体については何の言及もない。
本発明によれば、4−または5′−酸素のエステル化またはエーテル化および/ またはプリンまたはピリミジン環中に存在する環外または環内窒素原子のアミド 化は吸収、全体的な活性および作用部位に関して有意な利点を提供しうろことが 見出された。本発明者等の同時係属中のPCT出願であるPCT/GB8810 0224号には5′位または理外窒素にアシル基を担持しているこの種の型のあ る種のエステルおよびアミドが記載されている。本発明はその原則をより広い範 囲の関連化合物にまで拡大するものである。
本発明の1つの特徴によれば、式(1)〔式中、Zは水素原子またはアジド基で あり、Ylは水素原子であるかまたは式R’(0)nCO(OCR”R3)、l l−(ここでnは0または1であり、mは0または1でありモして1は場合によ り置換されたアルキルまたはアリール基であるか、またはnが0である場合には 水素原子でありモしてR2およびR8は独立して水素原子または低級アルキル基 である)を有する生理学的に許容しうる基であり、そして Xは下記の基 (A) (B) (C) (D) (E) (F) (ここで基Y2、Y3およびY4はylの定義を有しそしてYlとまたは互いに 同一または相異なることができ、R4は水素原子または基−NY’Y’ (ここ でY3およびY4は前記の定義を有する)でありモしてR5は水素原子または低 級アルキル基である)から選択される基であるが、但しa)基Yl、 Y2、Y 3およびY4のうちの少なくとも1つは水素以外である; b)Y”が存在しないかまたは水素原子でありそして存在するYl、Y3および Y4のいずれかの基が水素原子または基R’(0)ncO(OCR2R3)、、 l(ここでmは0である)のいずれかである場合にはZはアンド基である〕で示 される化合物および/またはその塩が提供される。
基Xのいくつか、例えばY2が水素原子である基は、基Xのその他の互変異性体 であって、それらと平行状態にあることが分かるであろう。
本発明のさらに別の特徴によれば、レトロウィルス感染症特に神経向性ウィルス および特にHIV感染症の治療または予防用組成物の製造における、前記定義を 有する式(I)の化合物および/またはその塩の使用が提供される。このような 組成物もま、た本発明の一部を形成する。
基RIは直鎖または分枝鎖状であることのできる、1〜20個の炭素原子を有す るアルキル基または6〜20個の炭素原子を有しかつ単環式または多環式である ことのできるアリール基であるのが好ましい。アルキル基R1上に存在し得る置 換基には、好ましくは6〜10個の炭素原子(アラルキル基中に)を有する了り −ル基、ヒドロキシ基およびカルボキシ基がある。アリール基としては複素環式 アリール基例えばピリジニル基およびチェニル基がある。アリール基上に存在し 得る置換基には例えば1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、ヒドロキシ基お よびカルボキシ基がある。このような基の例としてはメチル、エチル、プロピル 、t−ブチル、ペンチル、ステアリル、パルミチル、カルボキシエチルおよびベ ンジル基がある。
低級アルキル基R2、R3およびR8は1〜6個の炭素原子を有するのが好まし い。しかし、R2は水素原子を示すのが好ましい。R3は好ましくは水素原子、 より好ましくはメチル基である。R3は水素原子またはメチル基であるのが好ま しい。
本発明化合物は基Yl、 Yl、Y3およびY4の1つより多(を担持し得るこ とが注目されよう。式(I)D、E、IおよびJの各化合物において、基Y4中 のmは0(ゼロ)であルノカ好ましい。基Y2ハ式R’ 、 C0−1RIC0 ,0,CR”R”マタはR1,0,C00O,CR”R”−テア6(7)カ![ シイ。
式(I)の化合物の塩は有機酸または無機酸例えば塩酸、りん酸、メタンスルホ ン酸、エタンジスルホン酸、2−ナフチルスルホン酸、ピバリン酸およびバモイ ック(pamoic)酸との酸付加塩であることができる。抗ウィルス性対−イ オン例えばホスホノホルメートまたはスラミンも使用され得る。有機または無機 塩基塩は分子中に存在する酸性基で形成され得る。適当な対−イオンとしてはア ルカリ金属イオン例えばナトリウムイオンおよびカリウムイオン、二価イオン例 えばカルシウムイオンおよび亜鉛イオン並びに有機イオン例えばテトラアルキル アンモニウムおよびコリン、またはメグルミンまたはエチレンジアミンから誘導 されるイオンがある。本発明による塩は式(I)の化合物と適当な酸または塩基 との反応によって形成され得る。
本発明組成物はレトロウィルス感染症特に■IV感染症の治療および/または予 防法に使用することができ、該方法は本発明のさらに別の特徴を形成する。該組 成物は前記定義を有する式(I)の化合物1種以上を賦形剤および/または担体 と混合することによって慣用法で処方され得る。
式(I)の化合物それ自体は逆転写酵素阻害剤ではないが、しかし生体内におい て5−ヒドロキシ−2’ 、 3’−ジデオキシヌクレオシドに変換されると信 じられている。
それにもかかわらず、それぞれの〇−およびN−原子での置換が吸収および活性 持続の面において驚(べき利点をもたらす。式(I)の化合物は原化合物よりも 親油性であり、そのために胃腸管からの迅速かつ効率的吸収が可能になる。吸収 速度は、親油性および親水性の望ましいバランスを与える置換基を慎重に選択す ることによって最適化され得る。また式(1)の化合物の親油性はより容易に細 胞膜に浸透し得る力を与え、より高い細胞内濃度になって投与量/効果の割合を 改善する。化合物の一定した加水分解のために細胞内における活性化合物の濃度 が確実に維持され、そのために投与間の間隔を長くすることができて従来技術の 化合物例えば^ZTの有意な欠点が克服される。
最終的には、本発明化合物は血液−脳関門に浸透することができ、そのために神 経向性ウィルス例えばIIIVおよびレンチウィルスのようなレトロウィルスの 存在に関係すると認められている神経系疾患の治療を可能にする(Yarcho an et al、、 The Lancet、 January 17. 1 987゜page 132参照)。これは対応する非置換化合物またはその他の 抗ウィルス化合物に比べて有意な利点であり、例えばEP−^−0196185 号またはEP−A−0206497号のような従来技術のどこにも述べられては いない。これらの神経系疾患を^ZTで治療する試みは今までなされてきたが、 成功は限られていた。
すなわち、本発明はさらに神経向性ウィルスによる神経系疾患の患者に式(I) の化合物またはその塩の有効量を投与することからなる、該疾患の治療法を提供 する。
式(I)の化合物はいずれか慣用の方法で、例えば式(n) 〔式中、YlおよびZは前述の定義を有し、そしてxI′は基Yl、 Yl、Y 3およびY4のいずれかがそれぞれさらに保護基を示すことができることを除い てはXの前述の定義を有するが、但しYl、 Yl、Y3およびY4のうちの少 なくとも1つは水素原子である〕の化合物を、前記定義を有する基R’ (o) nco、 (OCR”R3)lll−を導入するのに適した試薬と反応させ、次 に必要によりいずれかの保護基および/または導入された望ましくない置換基を 除去することによって製造され得る。出発物質中、Yl、 Yl、Y3およびY 4のうちの1つのより多くが水素である場合には多種の反応の起る可能性がある ことに注目されよう。
Yl、 Yl、Y3およびY4のうちの1つより多くの基が水素原子として存在 して、アシル化またはアルキル化が確実に行われることが所望される場合には該 基をまず保護してYl、Yl、Y3およびY4のうちの1つより多くが保護基で ある式(I)の化合物を形成し、これら保護基を所望のアシルまたはエーテル基 導入後に除去するのが望ましい。
このような保護基は実際には慣用のN−または〇−保護基、例えば残したい基を そのままにして選択的に除去され得る基RI 0CO−であることができる。例 えばN−ベンジルオキシカルボニルは、環外アミノ基を保護するのに使用され得 そして残したい基が還元で除去され得る基ではない場合、例えば直鎖状アルコキ シカルボニル基の場合には該N−ベンジルオキシカルボニル基は水素および貴金 属触媒例えばパラジウムを用いて選択的に容易に除去され得る。トリ置換シリル 基もまた、特に5′−酸素原子のための保護基として使用され得る。これにはト リアルキルシリル例えばトリメチルシリル、ジメチル−1−ブチルシリル、およ びテキシルジメチルシリル基がある。
一般に、ylSy!、Y3およびY4のうち1つより多くが水素であって、化合 物の混合物が製造される場合には、個個の成分は例えばクロマトグラフィーによ り容易に分離され得る。
5′−〇−モノアルキル化を実施しようとする場合には(すなわちmが1である 基Y1の導入)、ヌクレオシドのジアニオンを形成しく例えば水素化ナトリウム との反応による)そしてそれを1当量のアルキル化剤と反応させることが特に有 効である。勿論、例えば核性窒素原子のアシル化によってヌクレオシドの保護さ れた形態を用い、次に水素化ナトリウムでの塩形成を行うことも可能である。
該反応に使用するのに適当なアシル化剤は式Ac−L (ここでLは離脱基であ る)を有する。アシル基Ac−がカルボン酸から誘導される場合、すなわち式R 1−C0−からなる場合には、適当なアシル化剤としては有利には塩基の存在下 での酸ハライドおよび酸無水物がある。アシル基が炭酸から誘導される場合、す なわち弐R1,0,Co−からなる場合には、アシル化剤としてはハロホルメー トエステルおよび反応性炭酸ジエステルがある。このような試薬において、ハロ ゲンは例えば塩素または臭素であることができる。前記酸ハライドまたは酸無水 物とともに該反応で用いる塩基は例えば複素環式塩基例えばピリジンまたは4− ジメチルアミノピリジンであることができる。後者は反応の速度を増加し、有利 にはピリジンと一緒に用いるのがよい。反応は通常、不活性溶媒例えば置換アミ ド溶媒例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドまたはハロゲン化炭 化水素例えばジクロロメタンの存在下で実施される。
一般に、本発明によれば基R’CO−を導入するのにアシル化剤として酸無水物 を用いると、5′−位での0−アシル化がN−アシル化よりも容易に行われるが 、酸ハライドを用いるとN−アシル化またはN−ジアシル化さえもが優勢になる ことが見出された。しかし、N−アシル基R’CO−は例えばp−メチルフェノ ールのようなフェノールとの反応により選択的に除去され得る。多置換を実施し ようとする場合には例えば水素化ナトリウムのようなより強い塩基が有利である 可能性がある。
本発明で用いるのに適当なアシルオキシアルキル化剤は一般に式R’C0,0, CR2R3LまたはR’0. Co、 0. CR2R3L (ここでLは離脱 基である)からなる。すなわち、基りは例えばハロゲン原子例えば塩素もしくは 臭素原子または炭化水素−スルホニルオキシ基例えばトシルオキシもしくはメシ ルオキシ基であることができる。
アルキル化反応は通常、塩基好都合には無機炭酸塩例えば炭酸カリウムまたはア ルカリ金属水素化物例えば水素化ナトリウムの存在下で実施される。アシル化に 用いられる塩基もまた有用であり得る。y+、 yt、 ysおよびY4が全て 水素原子である式(n)の出発化合物は文献に十分記載されている(例えばLi n et al、 J、 1led、 Chew、 3Q。
440(1987)参照)。YISY!、Y3およびY4のうちの1つより多く が水素以外である出発化合物は前記の各予備的反応によって製造することができ る。
本発明の医薬組成物は本技術分野でよく知られた手法によって慣用的に処方され 、いずれか都合のよい経路によって例えば経口的、直腸、膣内、静脈内または筋 肉内に投与され得る。適当な製剤の例としては錠剤およびカプセル剤、静脈注射 用の水性製剤および筋肉注射用の、油を基剤とする製剤がある。適当な投与量は 24時間当たり体重1kgにつき0.1〜100+gである。本発明組成物はま たその他の活性抗ウィルス剤例えばアサイクロビル、ホスホノホルメート、スラ ミン、エバンズブルー、インターフェロン類またはAZTを含有し得る。
以下に本発明を実施例により説明する(出発物質は知られた物質であるかまたは 本発明者等の同時継続中PCT出願のPCT/ GB88/ 00224号明細 書の記載に従って製造されるかのいずれかである)。カブスゲル(Capsug el)は商標である。
実施例 1 3−アセトキシメチル−2’ 、 3’−ジデオキシウリジン(式%式%) 乾燥N、N−ジメチルアセトアミド(20++jり中の2’、3’−ジデオキシ ウリジン(1ミリモル)および炭酸カリウム(0,8ミリモル)の混合物を周囲 温度で2時間撹拌し、乾燥N、N−ジメチルアセトアミド(5ml)中に溶解し たアセトキシメチルクロライド(0,7ミリモル)の溶液を撹拌下で滴加し、混 合物を周囲温度で36時間撹拌し、濾過し、濾液を蒸発しついで生成物を、酢酸 エチル二石油エーテルを用いるシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーに より精製した。
実施例 2 3.5’−0−ビス(アセトキシメチル)−2’、3’−ジデオキシウリジン( 式(I )ASYI=Y”=アセトキシメチル、R5=I’l)および0’、5 ’−0−ビス(アセトキシメチル−2’、3’−ジデオキシウリジン(式(I  )B 、 Yl=Y2=アセトキシメチル、R’=11) 乾燥DMF(50tl)中の2’ 、 3’−ジデオキシウリジン(1ミリモル )および水素化ナトリウム(2ミリモル)の混合物を周囲温度で2時間撹拌し、 乾燥DMF(10sl)中に溶解したアセトキシメチルクロライド(2ミリモル )の溶液を撹拌下で滴加し、混合物を周囲温度で24時間撹拌し、濾過し、濾液 を蒸発しついで生成物混合物を、酢酸エチル:石油エーテルを用いるシリカゲル でのフラッシュクロマトグラフィーにより分離した。
実施例 3 3−アセトキシメチル−5′−〇−バルミトイルー2’、3’−ジデオキシチミ ジン(式(I)A、Y2=アセトキシメチル、Yl=バルミトイル、ls=メチ ル)乾燥N、N−ジメチルアセトアミド(20mA’)中の5’ −0−バルミ トイル−2’、3’−ジデオキシチミジン(1ミリモル)および炭酸カリウム( 0,8ミリモル)の混合物を周囲温度で2時間撹拌し、乾燥N、N−ジメチルア セトアミド(5ml)中に溶解したアセトキシメチルクロライド(0゜7ミリモ ル)の溶液を撹拌下で滴加し、混合物を周囲温度で24時間撹拌し、濾過し、濾 液を蒸発しついで生成物を、酢酸エチル:石油エーテルを用いるシリカゲルでの フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
実施例 4 N’、5’ −0−ジ(ベンジルオキシカルボニル)−R4−ピバロイルオキシ メチル−2’ 、 3’−ジデオキシシチジン(式(I )CSY’=Y’=ベ ンジルオキシカルボニル、Y3=ピバロイルオキシメチル)および3−ピバロイ ルオキシメチル−N’、5’ −0−ジ(ベンジルオキシカルボニル)4−イミ ノ−3,4−ジヒドロ−2’ 、 3’−ジデオキシシチジン(式(I)D1Y 2=ピバロイルオキシメチル、YI=Y4=ベンジルオキシカルボニル) R4,5’ −0−ジ(ベンジルオキシカルボニル’) −2’、3’−ジデオ キシシチジン(1ミリモル)を乾燥DIIF (20諺l)中に溶解し、溶液を 0℃に冷却し、水素化ナトリウム(1,1ミリ肴ル)を加え、水素の泡立ちが停 止した時にその混合物を0℃で1時間撹拌し、乾燥DMF(10tI)中のピバ ロイルオキシメチルクロライド(1,1ミリモル)を滴加し、得られた混合物を 周囲温度で36時間撹拌し、溶媒の大部分をオイルポンプを用いて40℃以下で 除去し、残留物に水を加えついで混合物を酢酸エチルで抽出した。乾燥した(M gS04で)酢酸エチル溶液を蒸発し、残留物を石油エーテル:酢酸エチルを用 いるフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物を溶離した。
実施例 5 N4−ピバロイルオキシメチル−2’ 、 3’−ジデオキシシチジン(式(1 )C,Y’=Y’=H1y3=ピバロイルオキシメチル) エタノール(25tIり中に懸濁した5%パラジウム/木炭(25119)の懸 濁液にN’、 5’ −0−ジ(ベンジルオキシカルボニル)−N4−ピバロイ ルオキシメチル−2’ 、 3’−ジデオキシシチジン(0,2ミリモル)を加 え、空気を真空下で除去しついで混合物を水素化分解が完了するまで(約3時間 )大気圧で水素化した。次に混合物を濾過し、濾液を減圧で蒸発しついで生成物 をクロロホルム:エタノールを用いる中性シリカゲルでの濾過(クロマトグラフ ィー)により精製した。
実施例 6 3−ピバロイルオキシメチル−3′−デオキシチミジンi)3′−デオキシチミ ジン(0,044h、0.198ミリモル)およびイミダゾール(0,0328 9,0,482ミリモル)をDMF(0,5諺l)中に溶解した。テキシルジメ チルシリルクロライド(0,047諺/、 0.238ミリモル)を加え、反応 混合物を室温で19時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物にクロロホル ム(15■l)加え、水(5mJX2)で洗浄し、乾燥しくMgSO4で)つい で蒸発した。残留物を、酢酸エチル−ヘキサン(7: 3)を用いるシリカでの クロマトグラフィー処理に付して5′−〇−テキシルジメチルシリルー3′−デ オキシチミジン0.05789(79%)を白色粉末として得た。融点109〜 llO℃(未補正)。
III NMR(CDC7!3.300 MHz)δ: 0.14(s、 61 )、0.86〜0.90(m、 12tl)、1.64(m、 11)、1.9 1(s、 31)、1.93〜2.02(m、 3H)、2.26〜2.41( m、 11)、3.66〜3.96(ABx、 2H)、4.08〜4.17( m、 IH)、6.05(dd、 III)、7.51(d、 IH)、8.5 0(b、 1B)。
13CNMR(CDC/3) δ ニー3.51、−3.43、12.47、1 8.31.1g、41.20.12.20.32.25.32.25.38.3 2.30.33.91゜64、24.80.76.85.68.110.18. 135.53.150.14.163、59゜ 1f)5’−0−テキシルジメチルシリルー3′−デオキシチミジン(0,02 549,0,0689ミリモル)および炭酸カリウム(0,0111g、0.0 803ミリモル)をDMF (1ml>中に懸濁し、室温で1.5時間撹拌した 。混合物を0℃に冷却し、クロロメチルビバレート(0,013肩/、 0.0 895ミリモル)を加えた。混合物を室温で18時間撹拌し、溶媒を減圧下で蒸 発いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付して3−ピバロイルオキシメチル −5′−〇−テキシルジメチルシリルー3′−デオキシチミジン0.0319  (93%)をガラス状物質として得た。
IHN)IR(CDC/3.300 MHz)δ: 0.14(s、 6H)、 0.87〜0、90(■、 120)、1.17(s、 9H)、1.56〜1 .70(m、 1B)、1.94(d、3H)、1.95〜2.02(■、3H )、2.30〜2.44(m、IH)、3.67〜3.97(ABX、 2H) 、4.11〜4.17(m、 11)、5.90〜5.98(AB、 211) 、6.06(dd、 IH)、7.54(d、 1B)。
璽3CNMR(CD(J 3) δ ニー3.49 、−3.42 、13.0 9 、18.31.20、12.20.33.25.34.26.92.32. 37.33.91.38.7164、22.64.90.80.92.86.3 5.109.37.134.50.150.23.162.58.177.43 ゜ ff1) 3−ピバロイルオキシメチル−5′−O−テキシルジメチルシリルー 3′−デオキシチミジン(0,02h、0.061ミリモル)をTHF (0, 5tA’)中に溶解し、THF (0,5*+1)中に溶解したテトラブチルア ンモニウムフルオライドの0.25M溶液を加えた。混合物を30分間撹拌しつ いで溶媒を蒸発した。残留物をクロロホルム(7Nl)中に溶解し、水(1tA ’)で洗浄した。有機相を乾燥しくMg5O,で)、蒸発しついで残留物を調製 用TLCにより精製した。各プレートをジエチルエーテル(3X)で溶離し、生 成物をクロロホルム−メタノール(9: 1)によって主バンドから抽出して標 記化合物0.01709(83%)を白色固形物として得た。融点64〜66℃ (未補正) In NMR(CDC13、3001111z) δ 二 1.17(s、9■ ) 、 1.93(d。
3H)、1.95〜2.15Cm、41N)、2.32〜2.48Cも IH) 、3.72〜4.03(ABX、2■)、4.14〜4.21(m、11)、5 .90〜5.97(AB。
2H)、6.10(dd、11)、7.60(d、11)。
13c NMR(CD(J3) δ:13.12.24.9L 26.90.3 2.22.38.7L 63.42.64.89.81.10.86.73.1 09.62.135.04.150.26.162.5k 177.47゜実施 例 7 3、5’ −0−ジ(ピバロイルオキシメチル)−3′−デオキシチミジン 3′−デオキシチミジン(0,0509,0,221ミリモル)をDMF(1m l)中に溶解しついで0℃に冷却した。水素化ナトリウム(0,01479、油 中80%、0.49ミリモル)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌し次にクロロ メチルビバレートを加えた。混合物を0℃で1時間、次に室温で20時間撹拌し た。TLCによりジアルキル化生成物への部分変換が示されついでその混合物を 0℃に冷却し、水素化ナトリウム(0,0027g、油中80%、0.090ミ リモル)を加えた。
混合物を0℃で1時間撹拌し、クロロメチルビバレート(0,O]、:3+4. 0.090ミリモル)を加えた。混合物を0℃で1時間ついで室温で19時間撹 拌し、溶媒を減圧下で蒸発した。残留物にクロロホルム(10ml1)を加え、 混合物を飽和塩化ナトリウム(5tA’X2)および水(5m+1X2)で洗浄 した。クロロホルム相を乾燥しくmgso、で)、蒸発しついで残留物を調製用 TLCにかけた。各プレートをジエチルエーテル−ペンタン−メタノール(50 : 50 : 0.1)(7X)で溶離し、生成物をクロロホルム−メタノール により主バンドから抽出して0.0429 (42%)を無色油状物として得た 。
’HNMR(CDC/、、300 MHz)δ: 1.19(s、 9H)、1 .24(S。
9H)、 1.95〜2.10(■、 6■)、 2.30〜2.50(霞、  1■)、 3.74〜4.06(ABX、 2B)、4.20〜4.30(s、  IH)、5.33〜5.40(AB。
2H)、5.92〜5.99(八B、 21)、6.1θ〜6.16(M、 1 1)、7.66(d。
11)。
+3CNMR(CDC/3)δ:13.04.25.13.26.91.32. 51.3L 70.38.84.64.87.70.16.79.42.86. 40.88.49.109、44.134.83.150.24.162.53 .177、39.177、75゜実施例 8 5’ −0−ピバロイルオキシメチル−3′−デオキシチミジン DMF(0,5麿l)中における3′−デオキシチミジン(0,01039,0 ,046ミリモル)および水素化ナトリウム(0,00299、油中80%、0 .097 ミリモル)の混合物を0℃で1時間撹拌した。クロロメチルピバレー ト(0,007(1+/、 0.048ミリモル)を加え、混合物を0℃で3時 間撹拌した。塩化アンモニウムIM(3s+1)を加え、混合物をジエチルエー テル(3m/)で抽出した。エーテル抽出物を飽和塩化ナトリウム(3+wj! X2)で洗浄し、乾燥しくMgSO4で)ついで蒸発した。残留物をクロロホル ム−メタノールを用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付して0.006 8g(43%)をガラス状物質として得た。
IHNMR(CD(J、、300 麗Hz) δ : 1.23(s、9[1) 、 1.90〜2.18(■、6■)、2.30〜2.50(■、III)、3 .73〜4.05(ABX。
211)、4,18〜4.28(曽、1■)、5.33〜5.39(八〇、 2 11)、6.08〜6.14(m、111)、 7.62(d、III)、 8 .44(b、In)。
!”CNMR(CDCI’3)δ:12.59.25.29.27.03.32 .58.38、97、?0.33、?9.40.85.83.88.60.11 0.37.136.01.150、26.163.69.177、92゜実施例  9 5’ −0−ピバロイルオキシメチル−3′−アジド−3′−デオキシチミジン DIlF(1,5厘り中の3′−アジド−3′−デオキシチミジン(0,033 5g、0.125ミリモル)および水素化ナトリウム(0,00799、油中8 0%、0.263ミリモル)の混合物を0℃で1.5時間撹拌した。クロロメチ ルピバレート(0,020wjF。
0.138ミリモル)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌した。
酢酸(0,0072冨1.0.126ミリモル)を加え、溶媒を蒸発した。残留 物をクロロホルム−メタノールを用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付 して0.0319 (63%)を油状物として得た。
In NIIR(CD(J3.300 MHz)δ: 1.22(s、 91) 、1.94(d。
3H)、2.20〜2.50(a、 20)、3.76〜4.02(m、 31 )、4.22〜4.32(m、 l1l)、5.34(s、 2H)、6.23 (t、 111)、7.44(d、 III)、9.35(b、 IH)。
+3CNMR(CDC/3)δ:12.51.26.旧、37.7L 38.9 0.59、91.68.49.82.58.84.55.88.27.111. 32.135.39.150、38.163.88.177.88゜実施例 l o N4−ベンジルオキシカルボニル−5′−〇−ピバロイルオキシメチルー2’  、 3’−ジデオキシシトシンDMF (1,5mA’)中のN4−ベンジルオ キシカルボニル−2’、3’−ジデオキシシトシン(0,0229,0,063 7ミリモル)および水素化ナトリウム(0,00449、油中80%、0.14 7ミリモル)の混合物を0℃で1.5時間撹拌した。混合物を一50℃に冷却し 、クロロメチルビバレート(0,0102m/。
0、0702 ミリモル)を加えた。混合物を一50℃で3.5時間撹拌した。
飽和塩化アンモニウム(1m/)を加え、溶媒を蒸発した。残留物をクロロホル ム−メタノールを用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付して0.014 59(50%)を油状物として得た。
’II NMR(CDC/3.30011Hz) 6 : 1.24(s、 9 1)、1.80〜2.00(m、 2H)、2.10〜2.25(m、 II) 、2.42〜2.60(m、 IH)、3.73〜4.12(ABX、 2+1 )、4.22〜4.34(+s、11)、5.23(s。
2H)、5.27〜5.43(AB、 2■)、6.07(dd、 IH)、7 .15〜7.30(b、 l1l)、7.30〜7.48(m、 6H)、8. 32(d、 III)。
実施例 11 5’−0−ピバロイルオキシメチル〜2’、3’−ジデオキシシトシン エタノール(2ml)中に懸濁した5%Pd/木炭(5■g)の懸濁液にN4− ベンジルオキシカルボニル−5′−〇−ピバロイルオキシメチルー2’ 、 3 ’−ジデオキシシトシン(0,05ミリモル)を加えた。撹拌した懸濁液を、別 々の仕切り中で水素化ホウ素ナトリウムの溶液に3NH(Jを加えることによっ てH2−ガスが調節されて発生するブラウン(Brown)装置を用いて大気圧 で水素化分解に付した。
反応を室温で1時間行ない、混合物をセライト(Celite)の画法で濾過し 、濾液を蒸発しついで生成物を、溶離用としてCHC/、 : EtOfl(9 : 1 )を用いるシリカゲルカラムでのクロマトグラフィーにより精製した。
実施例 I2 3−ピバロイルオキシメチル−5’ −0−プロピオニル−3′−アジド−3′ −デオキシチミジン3′−アジド−3′−デオキシチミジン(0,05049, 0,189ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(0,00239,0 ,019ミリモル)をピリジン(2m/)中に溶解し、0℃に冷却した。無水プ ロピオン酸(0,0265冨A’、 0.206ミリモル)を加え、混合物を窒 素下において室温で24時間撹拌しついで溶媒を減圧下で蒸発した。トルエンを 加え、減圧下で蒸発しついで残留物を、クロロホルムおよびクロロホルム−メタ ノール(98:2)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィー処理に付して5 ′−〇−プロピオニルー3′−アジドー3′−デオキシチミジン0.0609( 98%)を無色油状物として得た。
5′−0−プロピオニル−3′−アジド−3′−デオキシチミジン(0,042 9,0,130ミリモル)および炭酸カリウム(0,01989,0,143ミ リモル)をDMF (1量l)中に懸濁し、窒素下で室温において1,5時間撹 拌した。混合物を0℃に冷却し、クロロメチルビバレート(0,0226m/、  0.156ミリモル)を加えた。混合物を0℃で30分次に室温で19時間撹 拌しついで溶媒を減圧下で蒸発した。残留物を、酢酸エチル−ヘキサン(4:  6)を用いるシリカでのカラムクロマトグラフィー処理に付して0.0459( 81%)を無色油状物として得た。
’HNMR(CDC/3.300 MHz)δ: 1.19(s)および1.1 9(t)(12月、1.96(d、 38)、2.29〜2.57(■)および 2.41(q) (41〕、4.06〜4.16(+、]、H)、4.16〜4 .25(Il、 1fl)、4.31〜4.42(八BX、 2H)、5.91 〜5.98(AB、 2H)、6.15(t、 1fl)、7.27(d。
■−6)。
”CNMR(CDC1s)δ: 9.03.13.27.27.02.27.4 3.37、73.38.84.60.54.63.19.64.95.81.9 1.86.10.110、49.134.10.150.04.162.27. 173.72.177、48゜実施例 13 3−α−(エチルオキシカルボニルオキシ)エチル−5′−〇−プロピオニルー 3′−デオキシチミジン3′−デオキシチミジン(0,03529,0,156 ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(0,00209,0,016ミ リモル)をピリジン(3ml>中に溶解し、0℃に冷却した。
無水プロピオン酸(0,0241mA’、 0.187ミリモル)を加え、混合 物を窒素下で室温において24時間撹拌しついで溶媒を減圧下で蒸発した。トル エンを加え、減圧下で蒸発しついで残留物を、クロロホルムおよびクロロホルム −メタノール(98:2)を用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付して 5′−〇−プロピオニルー3′−デオキシチミジン0.0435y (99%) を半固形物として得た。
5′−〇−プロピオニルー3′−デオキシチミジン(0,0639,0,223 ミリモル)および炭酸カリウム(0,03399,0,245ミリモル)をDM F(2+/)中に懸濁し、窒素下で室温において1.5時間撹拌した。混合物を 0℃に冷却し、1−クロロエチルカルボネート(0,03h+1.0.291ミ リモル)を加えた。混合物を0℃で30分次に室温で2時間撹拌した。
温度は60℃に上昇し、混合物を19.5時間撹拌しついで溶媒を減圧下で蒸発 した。残留物を、酢酸エチル−ヘキサン(50: 50)を用いるシリカでのク ロマトグラフィー処理に付して0.04779(54%)を油状物として得た。
RrO,17゜Ill NMR(CDC13,300MHz)δ: 1.18( t、 3fl)、1.29(t。
311)、1.70−1.87(m)および1.86(d) (4113,1, 94(d、3H)、1.97〜2.14(m、 2H)、2.35〜2.52( ■)および2.40(q) C3旧、4.12〜4.25(m、、2H)、 4 .26〜4.40(m、38)、 6.07〜6.12(rs、111)、7, 20〜7.28(m、 1B)、7.36(d、 111)。
13c NMR(CD(J3)δ: 9.09.13.23および13,3い、 14、15.17.86および17.94”、25.81および25.84寡、 27.48.32、25および32.35京、64.34.64.79.77、 49.78.46および78.56本、86..52および86.58”、10 9.81および109.84”、133、92および133.97”、 149 .82.153.81および153.85”、162、57および162.59 末。
本2種の鏡像異性体(−Cll(C113)−Hによる)の相異なるシフトが観 察された。
実施例 14 5′−〇−プロピオニルー3−α−(チェニルオキシカルボニルオキシ)エチル −3′−アジド−3′−デオキシチミジン 5′−O−プロピオニル−3′−アジド−3′−デオキシチミジン(0,051 9,0,158ミリモル)および炭酸カリウム(0,0249,0,174ミリ モル)をDMF中に懸濁し、窒素下で室温において1時間撹拌した。混合物を0 ℃に冷却し、1−クロロエチルカルボネート(0,0469,0,208ミリモ ル)を加えた。混合物を室温で17時間次に55℃で9時間撹拌した。溶媒を減 圧下で蒸発し、残留物を、クロロホルムおよびクロロホルム−メタノール(99 :1)を用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付した。フラクション含有 生成物、R,0,3(クロロホルム−メタノール(99:1))は2種のジアス テレオ異性体成分、Rro、18およびR,0,22(酢酸エチル−ヘキサン( 4:6))から成った。収量0.0509゜ 実施例 15 N6−ベンジルオキシカルボニル−5’−0−ピバロイルオキシメチル−2’  、 3’−ジデオキシアデノシン2’、3’−ジデオキシアデノシン(0,1ミ リモル)および4−ジメチルアミノピリジン(0,1ミリモル)をピリジン中に 溶解し、混合物を0℃に冷却した。ベンジルクロロホルメート(0,2ミリモル )を加え、得られた混合物を窒素下で室温において24時間撹拌した。4−ジメ チルアミノピリジン(0,1ミリモル)を加え、混合物を0℃に冷却した。ベン ジルクロロホルメート(0,2ミリモル)を加え、混合物を室温で24時間撹拌 した。4−ジメチルアミノピリジンおよびベンジルクロロホルメートの添加を、 各添加間の撹拌の下に24時間で3回繰返しついで溶媒を減圧下で蒸発した。残 留物を、クロロホルム、クロロホルム−メタノール(99:1)およびクロロホ ルム−メタノール(9:1)を用いるシリカでのクロマトグラフィー処理に付し てN6−ベンジルオキシカルボニル−2’ 、 3’−ジデオキシアデノシンを 得た。DilF (2mjl’)中におけるN11−ベンジルオキシカルボニル −2’ 、 3’−ジデオキシアデノシン(061ミリモル)および水素化ナト リウム(油中80%、0.21 ミリモル)を0℃で1時間撹拌した。混合物を 一50℃に冷却し、クロロメチルピバレート(0,1ミリモル)を加えた。混合 物を4時間撹拌し、酢酸(0,1ミリモル)を加えた。溶媒を減圧下で蒸発し、 残留物を、クロロホルムおよびクロロホルム−メタノール(99:1)を用いる シリカでのクロマトグラフィー処理に付して標記化合物を得た。
製剤例 A 経口用カプセル剤の調製 活性化合物 50諺9 トウモロコシデンプン(^mylu■maydis) 十分量上記粉末を混合し 、ハードゼラチンカプセル(Capsu−gel 5ize 00)中に充填し た。
製剤例 B 軟こうの調製 活性化合物 1゜ 流動パラフィン 1009 白色パラフィン 全体で10009になるまで白色パラフィンを溶融し、流動パ ラフィン中に混入しついで混合物が冷た(なるまで撹拌した。活性化合物をこの 基剤の一部分で摩砕し次に基剤の残りを徐々に混入させた。軟こうをラッカーが けのアルミニウム管中に充填しく209)ついで密封した。この軟こうは活性化 合物0.1%を含有した。
製剤例 C 非経口用懸濁剤の調製 活性化合物 200g ポリソルベート803g ソルビトール 4009 ベンジルアルコール 8g 水 を加えて1000肩lとする lNHCl 十分量 ポリソルベート(Polysorbate) 80、ソルビトールおよびベンジ ルアルコールを蒸留水50(1+/中に溶解した。活性化合物を0.15mm篩 にかけ、激しい撹拌の下で溶液中に分散した。lNHClの滴加によりpHを4 ,5に調整した。
水を加えて1000m/にし、その懸濁液を1mlバイアル中に充填した。バイ アルをγ−放射線により滅菌した。各バイアルは活性化合物200m+9を含有 した。
製剤例 D 活性化合物 200 ラクトース 85 ポリビニルピロリドン 5 デンプン 42 タルカムパウダー 15 ステアリン酸マグネシウム 3 活性化合物およびラクトースを0.15mm篩にかけ、10分間−緒に混合した 。混合された粉末をポリビニルピロリドンの水溶液で湿らせた。これを顆粒にし 、乾燥(40℃)した該顆粒をデンプン、タルカムパウダーおよびステアリン酸 マグネシウムとともに混合した。この顆粒を圧縮T11gでありそして各錠剤は 活性化合物20011gを含有した。
製剤例 E 直腸投与用懸濁剤の調製 メチルp−ヒドロキシベンゾエート(70m+9)およびプロピルp−ヒドロキ シベンゾニー) (15mg)を90℃で水(100t/)中に溶解した。30 ℃に冷却後、メチルセルロース(2g)を加えそして混合物を3時間振とうした 。活性化合物1gを0.15mm篩にかけ、激しい撹拌下で溶液中に分散した。
この懸濁液を100mf管中に充填した。該懸濁剤は1■l当たり10IIgの 活性化合物を含有した。
製剤例 F 活性化合物 10 カルボキシメチルセルロース 1.5 ソルビトール 200 ナトリウムベンゾエート 1.0 オレンジエツセンス 0.3 アプリコツトエツセンス 0.7 エタノール 50 水 236.5 カルボキシメチルセルロース、ソルビトールおよびナトリウムベンゾエートを水 中に撹拌下で2時間溶解した。
エタノール中に溶解した上記エツセンスの溶液を加えた。
活性化合物を0.15m5+篩にかけ、激し撹拌の下で溶液中に分散した。この 懸濁液(109)を20m1管中に充填した。6管は活性化合物200119を 含有した。
製剤例 G 注射溶液の調製 活性化合物10W9を0.9%塩化ナトリウムlQml中に溶解した。lNHC lでplTを4.5に調整した。溶液を滅菌濾過しついでl(1+1バイアル中 に充填した。この溶液は1ml当たり1りの活性化合物を含有した。
製剤例 H 錠剤(放出が調節された製剤) ダラム 活性化合物 500 ポビドン 30 ステアリン酸マグネシウム 5 活性化合物、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびラクトースを20分間 −緒に混合し、ポビドン溶液で顆粒にした。ステアリン酸マグネシウムを加え、 その混合物を圧縮して錠剤にした。錠剤の直径は13冨露であり、重量は700 すでありそして各錠剤は活性化合物500@9を含有した。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成3年4月4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、Zは水素原子またはアジド基 であり、Y1は水素原子であるかまたは式R1(O)nCO(OCR2R3)m −(ここでnは0または1であり、mは0または1でありそしてR1は場合によ り置換されたアルキルまたはアリール基であるか、またはnが0である場合には 水素原子でありそしてR2およびR3は独立して水素原子または低級アルキル基 である)を有する生理学的に許容しうる基であり、そして Xは下記の基 ▲数式、化学式、表等があります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼( B)▲数式、化学式、表等があります▼(C)▲数式、化学式、表等があります ▼(D)▲数式、化学式、表等があります▼(E)▲数式、化学式、表等があり ます▼(F)▲数式、化学式、表等があります▼(G)▲数式、化学式、表等が あります▼(H)▲数式、化学式、表等があります▼(I)▲数式、化学式、表 等があります▼(J){ここで基Y2、Y3およびY4はY1の定義を有しそし てY1とまたは互いに同一または相異なることができ、R4は水素原子または基 −NY3Y4(ここでY3およびY4は前記の定義を有する)でありそしてR5 は水素原子または低級アルキル基である}から選択される基であるが、但し a)基Y1、Y2、Y3およびY4のうちの少なくとも1つは水素以外である; b)Y2が存在しないかまたは水素原子でありそして存在するY1、Y3および Y4のいずれかの基が水素原子または基R1(O)nCO(OCR2R3)m( ここでmは0である)のいずれかである場合にはZはアシド基である〕で表され る化合物および/またはその塩。 2)R1が場合により置換されたC1〜20アルキル基およびC6〜20アリー ル基から選択される請求項1記載の式(I)の化合物。 3)基Y1、Y2、Y3およびY4のうちの少なくとも1つにおいてmが1を示 し;R2が水素原子であり、そしてR3が水素原子またはメチル基である請求項 1記載の式(I)の化合物。 4)活性成分としての前記請求項のいずれかに定義された式(I)の化合物1種 以上および/またはその無毒性塩を製薬担体または賦形剤と一緒に含有する医薬 組成物。 5)請求項1〜3のいずれかに定義された式(I)の化合物の製造において、式 (II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、Y1およびZは前記の定義 を有しそしてX8は基Y1、Y2、Y3およびY4のいずれかがそれぞれさらに 保護基を示すことができることを除いてはXの前記定義を有するが、但しY1、 Y2、Y3およびY4のうちの少なくとも1つは水素原子である〕の化合物を、 前記定義を有する基R1(O)nCO.(OCR2R3)mを導入するのに適し た試薬と反応させ、次に必要によりいずれかの保護基および/または導入された 望ましくない置換基を除去することからなる製造方法。 6)レトロウイルス感染症の治療または予防用医薬の製造における請求項1〜3 のいずれかに定義された式(I)の化合物および/またはその塩の使用。 7)請求項1〜3のいずれかに定義された式(I)の化合物またはその無毒性塩 の有効量をヒトまたは動物の患者に投与することからなるレトロウイルス感染症 の治療または予防方法。 8)レトロウイルス感染症がHIV感染症である請求項7記載の方法。
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