JPH04500793A - 圧力ガス容器を充てんする方法並びに圧力ガス容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 圧力ガス容器を充てんする方法並びに圧力ガス容器本発明は、圧力媒体を収容す るケーシングと、該ケーシング内に位置していて充てん物を収容するための少な くとも１つのフレキシブルな袋とから成っており、フレキシブルな袋の内室が、 ケーシングの開口の範囲に配置されている弁を用いて閉鎖されている形式の圧力 ガス容器を充てんする方法、並びに圧力ガス容器に関する。

しばしばエアゾール容器という名で呼ばれている圧力ガス容器が公知であり、こ のような圧力ガス容器では、充てん物と圧力媒体とが互いに混合され、互いの中 に溶解されかつ／又は分散されている。弁の操作後に、充てん物と圧力媒体とは 一緒に流出する。

さらに、圧力ガス容器をいわゆる２室・スプレシステムとして構成することも公 知であり、これによって、充てん物がケーシングと及び／又は圧力媒体と接触す ることを回避することができる。このようにして攻撃的なペースト状の充てん物 を、圧力媒体と混合させることなしに、金属ケーシング例えばブリキ缶に充てん すること及び金属ケーシングからスプレすること、発泡させること又は絞り出す ことが可能である。

２室・スプレシステムでは外側容器として金属ケーシング又はガラスケージ゛ン グが使用され、これらのケーシングは数十午前から、ボディローション、ヘアロ ーシラン、殺虫剤、含浸スプレ、技術的なエーロゾル及びこれに類したものを充 てんするために使用されている。充てん物を収容するために働く内側容器は、例 えば熱可塑性プラスチック又はアルミニウムのようなフレキシブルな材料から成 る袋である。圧力媒体の過圧下にある袋は、減圧時に押し縮められ、この場合光 てん物は弁の操作によってスプレの形で、７オーム又はストランドとして、圧力 ガス容器の弁開口から押し出される。

圧力媒体としては、すべての種類の圧縮されたガス、有利には環境に適した圧力 空気並びに圧力下で凝縮するガスが使用される。

これら公知のすべての２室・スプレシステムには、耐圧性のケーシングの底に開 口が設けられているという共通の欠点が存在する。フレキシブルな袋は押し潰し による閉鎖動作時に、ケーシングの開口縁部において懸吊される。そして内貸の 壁厚のためのスペースを得るためには、エアゾール容器に規格合わせて設けられ ている開口が拡大される。

充てん動作は次のように行われる。すなわちまず初め充てん物が、予めケーシン グ内にもたらされている空の袋に充てんされ、次いで、充てんされｊ；袋は装着 されｔ；弁と共にクリンチによってケーシングと結合される。特殊な装置を用い て底開口を通して圧力媒体がもたらされる。その後で底開口は、弾性的な栓体を 用いて閉鎖される。そして、弁を備えているケーシングには、必要なスプレヘッ ド又はペーストストランドヘッドが装着される。弁ヘッドの操作時に充てん物は 、内貸を負荷する圧力媒体の作用下でケーシングから流出する。

エアゾール容器において少し前まで一般に含有されていた噴射剤つまりフッ素化 塩素化炭化水素が、地球のオゾン層を破壊するという認識に基づいて、現在この ような噴射剤の代わりにほとんど危険のない凝縮可能なガスを使用する傾向又は 、このような噴射剤の使用を完全にあきらめる傾向がある。圧力空気を圧力媒体 としてひいては噴射剤として使用する２室・スプレシステムは、良好な択−性を 提供するが、しかしながらこの２室・スプレシステムには種々様々ば欠点がある 。すなわち底開口に挿入された弾性的な栓体は、長時開立てておいた場合に、開 口の不規則な構成及び／又は材料の疲労に起因してシール性が損なわれて圧力損 失を生ぜしめる。そしてこの圧力損失によって、容器の機能性は、まったく無に なるのではないにしろ、１１＠されたものになる。大量生産による開口の拡大及 びブリキ缶における底開口の形成は、通常、機械的にかつ程度の差こそあれコン トロールされずに行われるので、拡大時もしくは穿孔時における不規則な変形は 、回避することができない。さらにこのようにして加工された圧力容器は、ひな 型に関して官庁によって缶製造者に与えられた本来の許可に、もはや相当してい ない。しかもこのような容器の充てん過程は、時間がかかり、面倒でありかつコ ストを高めることが判明している。

上に述べた従来の技術を出発点とした本発明の課題は、上述の欠点を回避して、 菅順に述べた形式の方法及び圧力ガス容器を著しく改良して、任意の圧力媒体特 に空気を使用することが可能であり、市販の容器を使用することが可能であり、 しかも全光てん過程を比較的短時間でひいては相応に少ない手間と費用で実施す ることができる方法及び圧力ガス容器を提供することである。

この課題を解決するために本発明の方法では、フレキシブルな袋をケーシング内 に装入し、この際に袋の開口縁部とケーシングの開口との間に中間室を形成し、 袋の開口縁部とケーシングの開口との間の中間室を通して圧力媒体を充てんし、 袋の開口縁部を、ケーシングの開口を備えた弁と一緒に密に閉鎖し、袋の内室の 排気するために弁を操作し、弁の新たな操作後に、充てん物を圧力下で袋の中に 充てんするようにした。

袋の内室を完全に排気するためひいてはこの内室を完全に真空にするためには、 袋の内室に真空をかけると有利であることが判明している。

本発明はさらに、圧力媒体を収容するケーシングと、該ケーシング内に位置して いて充てん物を収容するための少なくとも１つのフレキシブルな袋とから成って おり、フレキシブルな袋の内室が、ケーシングの開口の範囲に配置されている弁 を用いて閉鎖されている形式の圧力ガス容器に関する。

そして本発明の構成では、このような形式の圧力ガス容器において、フレキシブ ルな袋がベローズとして構成されていて、該ベローズの折り目が内方に向かって 折り込まれている。このように構成されていると、圧力媒体を受容するために比 較的大きな内室を利用することが可能できる。

以下においては図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図〜第５図はエアゾール・ガラスびんを充てんする際の個々の方法段階を示 す図、第６図〜第１θ図はエアゾール・ブリキ缶を充てんする際の個々の方法段 階を示す図である。

第１図〜第５図に示された実施例では、ケーシングｌとしてガラスびんが使用さ れており、このガラスびんは、粉砕を防止するプラスチックシートによって取り 囲まれている。ケーシング】には、ベローズの形の袋２が挿入されている。袋２ は、熱可塑性の材料例えばポリエチレンから成っている。袋２は、その開口縁部 ３とケーシングｌの開口４との間に中間室５が存在するように、ケーシングｌに 挿入されている。このために袋２は、ケーシングｌの開口４を越えて突出してお り、この場合、カプセル弁の形の弁６は軽く持ち上げられている。いまや袋２の 開口縁部３とケーシングｌの開口４との間における中間室５を通して、圧力媒体 が、ケーシングｌの開口４に上から装着された充てんヘッドを介して充てんされ る。この充てんヘッドから圧力媒体は、ケーシングｌの内壁と袋２の外壁との間 における中間室に進入する。ケーシングｌにおいて所望の過圧が達成されると、 弁６によって袋２の開口縁部３はケーシングｌの開口４に沿って曲げられ、この 際に袋２の開口縁部３は、ケーシングｌの開口４と弁６との間において押し潰さ れる。この方法段階は第２図に示されている。弁６の操作によって（第３図）及 び有利には真空をかけることによって、袋２は完全に排気され、この結果袋は著 しく小さな容積に引き縮められ、袋２とケーシング１との間におけろ過圧は減じ られる。これによって、袋２の中にはもはや残留空気が存在しなくなる。

これらの方法段階によって準備された圧力ガス容器は、ストックされて売りに出 されるか又は、直接充てん物によって満たされることができる。圧力下における 充てん物の圧入によって（第４図）、袋２は充てん物の圧入時に過圧下で伸び、 この際に同時に、ケーシングｌ内における圧力媒体の圧力が上昇する。充てん過 程中に袋は、もたらされた充てん物によって広げられるが、しかしながらこの場 合気泡が進入することは不可能であるので、公知の２室・スプレシステムにおい てしばしば生じるスプレ噴流又はペースト状の充てん物の場合にはストランドの 短時間の中断が生じることは、流出する気泡によって、確実に回避される。

充てん物の容積と拡大される袋の容積との比には、大きな意味がある。袋は、充 てん物を一部分しか収容しないので、充てん物の残りの部分は、フレキシブルな 材料の膨張下において圧力媒体の機械的な圧力を受けながら強力に圧入される。

袋はそのフレキシビリティに基づいて、前に折り畳まれていた袋に比べて大きな 容積を占める。これによってケーシングと袋との間における中間室においては、 圧力媒体の過圧がコントロールされて高められる。袋のフレキシブルな材料有利 には熱可塑性材料のこの伸長によって、該材料の分子構造及び物理的な特性、特 に浸透性が改善される。

しかもこの場合、公知の折り畳まれていない袋において時間の経過と共に発生し た拡牧は、もはや行われないということが判明した。充てん物の充てん中におけ る袋の膨張によって、袋はケーシングの底及び／又はケーシングの壁と接触させ られ、これによってケーシング内において袋はしっかりと安定させられる。公知 の２室・スプレシステムではつまりしばしば次のようなことが欠点として現れる 。すなわち、公知の２室・スプレシステムでは袋がケーシング内において自由に 揺動し、ひいては搬送路において揺動によって、上部範囲における袋の壁厚が機 械的に薄くなることがあり、場合によっては袋が破裂してしまうことがある。こ のような欠点は本発明による充てん方法では回避されている。

弁の操作によって圧力ガス容器の袋２が空になる間に、袋２はその戻り変形傾向 によって並びにケーシングｌにおける空気圧によって再び引き縮められる（第５ 図）。

第６図〜第１Ｏ図に示された実施例にはエアゾール・ブリキ缶のケーシング１が 、挿入された袋２と皿形弁の形をした装着された弁３と共に示されている。

圧力媒体及び充てん物の充てんの個々の方法段階は、第１図〜第５図に示された 実施例におけると同じである。

ケーシングｌの内部において必要な過圧が得られた後で、袋２は弁６の皿形部材 と共にケーシングｌに押し込めれ、この場合シールはクリンチによって行われる 。この場合袋２の開口縁部３は、弁６のＩ形部材とケーシングｌの開口４との間 に位置している（第７図）。弁６を開放して真空をかけた後で、袋２は完全に排 気される（第８図）。圧力下における充てん物の圧入によって、袋２は膨張しく 第９図）、その内容物が空になった後では再び押し縮められた形状になる（第１ ０図）。

本発明による方法によって、公知の２室・スプレシステムとは異なり、以下に記 載のイ〜へが可能になる。すなわち、 イ、汎用のエアゾール容器を、開口及び／又は底をまったく変化させることなく 使用することができる。

口、ケーシングの内壁と袋の外壁との間における中間室へのガス注入を、その都 度の充てん物の特性とは無関係に簡単にすべての形式の圧力媒体によって、無関 係な作業動作において実施することができ、この結果内圧下にある空のケーシン グを中間ストック及び販売すること、又は次いで直ちに場合によっては後で充て ん物を供給するすることが可能である。

ハ、空気のない押し縮められた袋に伸長過程を実施することひいてはその物理的 な特性特に拡散耐性を改善することが可能である。

二、充てん速度を著しく高めることが可能である。

ホ、ガス注入された空ケーシングにおける比較的値かなかつ従って危険でない過 圧を、充てん物の充てん過程によって得ることができる。

へ、特別な場合には、スプレされて空になった容器を新鮮な充てん物によって簡 単に再び充てんすることができる。

エアゾール容器は規定によって使い捨て容器であり用されるケーシングが圧力ガ ス規定に抵触しなし１場合のためには、本発明による方法を用いて、この容器を 完全に空になった後でつまり使用後に、再び新鮮な充てん物によって満たすこと が可能である。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．圧力媒体を収容するケーシング（１）と、該ケーシング内に位置していて充 てん物を収容するための少なくとも１つのフレキシブルな袋（２）とから成って おり、フレキシブルな袋（２）の内室が、ケーシング（１）の開口（４）の範囲 に配置されている弁（６）を用いて閉鎖されている形式の圧力ガス容器を充てん する方法であって、フレキシブルな袋（２）をケーシング（１）内に装入し、こ の際に袋（２）の開口縁部（３）とケーシング（１）の開口（４）との間に中間 室（５）を形成し、袋（２）の開口縁部（３）とケーシング（１）の開口（４） との間の中間室（５）を通して圧力媒体を充てんし、袋（２）の開口縁部（３） を、ケーシング（１）の開口（４）を備えた弁（６）と一緒に密に閉鎖し、袋（ ２）の内室の排気するために弁（３）を操作し、升（６）の新たな操作後に、充 てん物を圧力下で袋（２）の中に充てんすることを特徴とする、圧力ガス容器を 充てんする方法。
2. ２．袋（２）の内室を排気するために、該袋に真空をかける、請求項１記載の方 法。
3. ３．圧力媒体を収容するケーシング（１）と、該ケーシング内に位置していて充 てん物を収容するための少なくとも１つのフレキシブルな袋（２）とから成って おり、フレキシブルな袋（２）の内室が、ケーシング（１）の開口（４）の範囲 に配置されている弁（６）を用いて閉鎖されている形式の圧力ガス容器、特に、 請求項１記載の方法によって圧力媒体と充てん物とを満たされている圧力ガス容 器において、フレキシブルな袋（２）がベローズとして構成されていて、該ベロ ーズの折り目が内方に向かって折り込まれていることを特徴とする圧力ガス容器 。